JPH11115724A - マスターシリンダ - Google Patents

マスターシリンダ

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JPH11115724A
JPH11115724A JP28575997A JP28575997A JPH11115724A JP H11115724 A JPH11115724 A JP H11115724A JP 28575997 A JP28575997 A JP 28575997A JP 28575997 A JP28575997 A JP 28575997A JP H11115724 A JPH11115724 A JP H11115724A
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JP
Japan
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piston
chamber
master cylinder
pressure generating
supply chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP28575997A
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English (en)
Inventor
Akihito Kusano
野 彰 仁 草
Hiroshi Toda
田 啓 戸
Hiroaki Aizawa
澤 博 昭 相
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全長が短く、適度の大きさのヒステリシスを
有するストロークシミュレータ付マスターシリンダを提
供する。 【解決手段】 シリンダボデー15F内に、シール部材
15G、15Hを具備させたピストン15I、シール部
材15Jを具備させたピストン15K、シール部材15
Lを具備させたピストン15Mを嵌合して2個の圧力発
生室15A、15Bと3個のサプライ室15C、15
D、15Eを形成する。サプライ室15Cおよびコンペ
ンサーティングポート15Wを開閉電磁弁21を介して
リザーバと連通させ、このサプライ室15C内にストロ
ークシミュレート用スプリング15Sを設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、車両の液
圧ブレーキ装置の構成要素として使用されるマスターシ
リンダに関し、特に、ストロークシミュレータを内蔵し
たマスターシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の液圧ブレーキ装置として様々な
構成のものが知られているが、パワー液圧源を具備し、
このパワー液圧源の正常時においてはパワー液圧源から
車輪ブレーキへブレーキペダル踏力に対応した高さの液
圧などの必要な液圧を供給し、パワー液圧源の異常時に
おいてはブレーキペダルと作動的に連結したマスターシ
リンダから車輪ブレーキに必要な液圧を供給するように
構成されたものがあり、例えば特開昭57−84249
号公報に記載されている。
【0003】このように構成された液圧ブレーキ装置に
おいては、パワー液圧源の正常時においてブレーキペダ
ル踏力に応じたブレーキペダルストロークが発生するよ
うにストロークシミュレータが設置される。上記特開昭
57−84249号公報に記載の液圧ブレーキ装置にお
いては、1つのストロークシミュレータをタンデムタイ
プのマスターシリンダに内蔵させ、1つのシミュレータ
を2系統ブレーキの各系統に共用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
57−84249号公報に記載の液圧ブレーキ装置にお
いては、前後2つの圧力発生室のうちの前方の圧力発生
室の前側に、ピストン、このピストンにより形成され且
つパワー液圧源の異常時に閉じられる開閉弁を介してリ
ザーバに連通される液室、およびこの液室内に設置され
るストロークシミュレート用スプリングを主たる構成要
素とするストロークシミュレータが設置されており、上
記ピストンには上記液室と前方の圧力発生室との間のブ
レーキ液の移行を阻止するシール部材を具備させる必要
がある関係上、ペダル踏力とストロークとの関係におけ
るヒステリシスが過大になるか、あるいはマスターシリ
ンダの全長が長くなるという問題がある。
【0005】つまり、マスターシリンダの全長を短くす
るために1個のシール部材でブレーキ液の移行を阻止し
ようとした場合にはシール部材によるピストンの摺動抵
抗が大きくなり、ペダル踏力とストロークとの関係にお
けるヒステリシスが過大になる。また、ペダル踏力とス
トロークとの関係におけるヒステリシスが過大になるこ
とを避けるためにはシリンダボデーと摺動するリップを
有したシール部材を使用した場合にはシール部材を2個
具備させならず、マスターシリンダの全長が長くなる。
【0006】この出願の発明は、上記問題を解消したマ
スターシリンダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、シリンダボデーと、前記シリンダボデー内に前進
および後退自在に嵌合されていてその前側に第1の圧力
発生室を形成する第1のピストンと、前記シリンダボデ
ー内に前進および後退自在に且つ前記第1のピストンに
対して前進および後退自在に嵌合されていて前記第1の
ピストンとの間に前記圧力発生室の後側に位置し且つ開
閉弁を介してリザーバに連通される第1のサプライ室を
形成するとともにこのサプライ室の後側に位置し且つ前
記リザーバと常時連通される第2のサプライ室を形成す
る第2のピストンと、前記第1の圧力発生室内に設置さ
れた第1のピストンリターン用スプリングと、前記第2
のピストンに付与された前進力を前記第1のピストンに
伝達するとともに前記前進力に応じた距離だけ前記第2
のピストンを前進させるため前記第1のサプライ室内に
設置されたストロークシミュレート用スプリングとを備
えたことを特徴とするマスターシリンダである。
【0008】この出願の請求項2の発明は、請求項1に
記載のマスターシリンダであって、前記第1のピストン
は、前記シリンダボデーの内周面と摺動するリップを有
していて前記第1の圧力発生室から前記第1のサプライ
室へのブレーキ液の移行を阻止するシール部材を具備
し、前記第2のピストンは、前記シリンダボデーの内周
面と摺動するリップを有していて前記第1のサプライ室
から前記第2のサプライ室へのブレーキ液の移行を阻止
するシール部材を具備していることを特徴とするマスタ
ーシリンダである。
【0009】この出願の請求項3の発明は、請求項1に
記載のマスターシリンダであって、前記シリンダボデー
内に前進および後退自在に嵌合されていて前記第1の圧
力発生室の前側に位置し且つ前記リザーバと常時連通さ
れる第3のサプライ室を形成するとともにこの第3のサ
プライ室の前側に位置する第2の圧力発生室を形成する
第3のピストンと、前記第2の圧力発生室内に設置され
た第2のピストンリターン用スプリングとを備えたこと
を特徴とするマスターシリンダである。
【0010】この出願の請求項4の発明は、請求項1に
記載のマスターシリンダであって、前記シリンダボデー
内に前進および後退自在に嵌合されていて前記第2のサ
プライ室の後側に位置する第2の圧力発生室を形成する
とともにこの第2の圧力発生室の後側に位置し且つ前記
リザーバと常時連通される第3のサプライ室を形成する
第3のピストンと、前記第2の圧力発生室内に設置され
た第2のピストンリターン用スプリングを備えたことを
特徴とするマスターシリンダである。
【0011】この出願の請求項5の発明は、請求項2に
記載のマスターシリンダであって、前記シリンダボデー
には、前記開閉弁を介して前記リザーバと連通されてい
て前記第1のピストンがその後退限位置に位置する際に
前記第1の圧力発生室に連通しているが前記第1のピス
トンがその後退限位置から前進する際に前記第1のピス
トンが具備する前記シール部材により前記第1の圧力発
生室から遮断される第1のコンペンセーティングポート
が形成されていることを特徴とするマスターシリンダで
ある。
【0012】この出願の請求項6の発明は、請求項3ま
たは請求項4に記載のマスターシリンダであって、前記
第3のピストンは、前記シリンダボデーの内周面と摺動
するリップを有していて前記第2の圧力発生室から前記
第3のサプライ室へのブレーキ液の移行を阻止するシー
ル部材を具備し、前記シリンダボデーには、記リザーバ
と常時連通されていて前記第3のピストンがその後退限
位置に位置する際に前記第2の圧力発生室に連通してい
るが前記第3のピストンがその後退限位置から前進する
際に前記第3のピストンが具備する前記シール部材によ
り前記第2の圧力発生室から遮断される第2のコンペン
セーティングポートが形成されていることを特徴とする
マスターシリンダである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る発明の実施
形態について図を参照して説明する。
【0014】図1はこの出願の発明に係るマスターシリ
ンダが適用される液圧ブレーキ装置の概略構成を示す
図、図2はこの出願の発明に係るマスターシリンダの第
1実施形態の縦断面図、図3はこの出願の発明に係るマ
スターシリンダの第2実施形態の縦断面図である。
【0015】図1において、液圧ブレーキ装置10は2
系統式の液圧ブレーキ装置であり、4個の車輪ブレーキ
のうちの2個の車輪ブレーキ11、12が属する一方系
統は、液室13A,13Bを有する2系統用リザーバ1
3と、車輪ブレーキ11、12に供給する液圧を発生す
るためのパワー液圧源14と、2個の圧力発生室15
A、15Bを有しておりパワー液圧源14の故障時に車
輪ブレーキ11、12に供給する液圧を発生するための
タンデムタイプのマスターシリンダ15と、車輪ブレー
キ11に液圧を給排制御するための制御弁16と、車輪
ブレーキ11の液圧を検出するための圧力センサ17
と、車輪ブレーキ12に液圧を給排制御するための制御
弁18と、車輪ブレーキ12の液圧を検出するための圧
力センサ19とで構成されている。図示されない2個の
車輪ブレーキが属する他方系統は、一方系統と同様に、
2系統用リザーバ13と、パワー液圧源14と実質的に
同一構成であって2個の車輪ブレーキに供給する液圧を
発生するパワー液圧源(図示省略)と、このパワー液圧
源の故障時に2個の車輪ブレーキに供給する液圧を発生
するためのマスターシリンダ15と、制御弁16と実質
的に同一構成であって一方の車輪ブレーキに液圧を給排
制御するための制御弁(図示省略)と、制御弁18と実
質的に同一構成であって他方の車輪ブレーキに液圧を給
排制御するための制御弁(図示省略)と、一方の車輪ブ
レーキの液圧を検出するための圧力センサ(図示省略)
と、他方の車輪ブレーキの液圧を検出するための圧力セ
ンサ(図示省略)とで構成されている。
【0016】マスターシリンダ15はブレーキペダル2
0と作動的に連結されている。
【0017】パワー液圧源14は、アキュームレータ1
4Aと、リザーバ13の一方系統用液室13A内のブレ
ーキ液を吸入し昇圧してアキュームレータ14Aに供給
する液圧ポンプ14Bと、この液圧ポンプ14Bを駆動
する電気モータ14Cとで構成されている。
【0018】制御弁16は、アキュームレータ14Aか
ら車輪ブレーキ11への液圧の供給を制御するための常
閉タイプの開閉電磁弁16Aと、車輪ブレーキ11から
リザーバ液室13Aへの液圧の排出を制御するための常
閉タイプの開閉電磁弁16Bと、マスターシリンダ15
と車輪ブレーキ11との連通を開閉制御するための常開
タイプの開閉電磁弁16Cとで構成されている。
【0019】制御弁18は、アキュームレータ14Aか
ら車輪ブレーキ12への液圧の供給を制御するための常
閉タイプの開閉電磁弁18Aと、車輪ブレーキ12から
リザーバ液室13Aへの液圧の排出を制御するための常
閉タイプの開閉電磁弁18Bと、マスターシリンダ15
と車輪ブレーキ12との連通を開閉制御するための常開
タイプの開閉電磁弁18Cとで構成されている。
【0020】尚、他方系統のパワー液圧源においてはポ
ンプがリザーバ液室13Bのブレーキ液を吸入し、また
制御弁は車輪ブレーキの液圧をリザーバ液室13Bに廃
疾するものである。
【0021】マスターシリンダ15は圧力発生室15A
のためのサプライ室15C,15Dと圧力発生室15B
のためのサプライ室15Eを有しており、そのサプライ
室15Cと圧力発生室15Aは常開タイプの開閉電磁弁
21を介してリザーバ液室13Aと連通され、サプライ
室15Dはリザーバ液室13Aと常時連通され、サプラ
イ室15Eはリザーバ液室13Bと常時連通され、圧力
発生室15Bはリザーバ液室13Bと連通される。
【0022】電気モータ14Cと開閉電磁弁16A、1
6B、16C、18A、18B,18C、21は電気制
御装置22によりオン(作動)、オフ(非作動)制御さ
れる。この電気制御装置22には、ブレーキペダル20
に加えられる踏力を検出する踏力センサ23の検出出
力、ブレーキペダル20のストロークを検出するストロ
ークセンサ24の検出出力、圧力センサ17、19と図
示しない2個の圧力センサの各検出出力、車輪ブレーキ
11がブレーキ力を加える車輪の回転速度を検出する車
輪速度センサ25の検出出力、車輪ブレーキ12がブレ
ーキ力を加える車輪の回転速度を検出する車輪速度セン
サ26の検出出力、および図示しない2個の車輪ブレー
キがブレーキ力を加える各車輪の回転速度を検出する2
個の車輪速度センサの各検出出力が入力される。
【0023】電気制御装置22は、車両のエンジン始動
直後に一方系統のパワー液圧源14の電気モータ14C
をオン(作動)にし、ポンプ14Bの作動によりアキュ
ーレータ14Aの液圧を上昇させると共に、他方系統の
パワー液圧源の電気モータをオンしてそのアキュームレ
ータの液圧を上昇させる。電気制御装置22は、電気モ
ータ14Cに流れる電流値からアキュームレータ14A
の液圧を推定し、アキュームレータ14Aに所定の液圧
が蓄積したならば電気モータ14Cをオフ(非作動)と
する。他方系統の電気モータについても同様に電気モー
タに流れる電流値からアキュームレータの液圧を推定
し、アキュームレータに所定の液圧が蓄積したならば電
気モータをオフ(非作動)とする。また、電気制御装置
22は、各電気モータに流れる電流値やその変化などか
ら各パワー液圧源の故障の有無を判別する。電気制御走
装置22は、2個のパワー液圧源が正常であると判定し
た場合において、上記の各種センサの検出出力に基づき
4個の車輪ブレーキのうちの1個以上に液圧を供給すべ
き状態であると判定した場合、例えば踏力センサ23、
ストロークセンサ24の検出出力に基づき4個の車輪ブ
レーキにブレーキペダル踏力にする対応する高さの目標
液圧を供給すべきと判定した場合、開閉電磁弁16C,
18Cとこれらの開閉電磁弁に対応する他方系統の2個
の開閉電磁弁をオン(閉)として4個の車輪ブレーキと
マスターシリンダとの連通を遮断する。そして、開閉電
磁弁16A,18Aをオン(開)にしてパワー液圧源1
4のアキュームレータ14Aから液圧を車輪ブレーキ1
1、12に供給すると共に、これら開閉電磁弁に対応す
る他方系統の2個の開閉電磁弁をオン(開)にして他方
系統のパワー液圧源のアキュームレータから液圧を2個
の車輪ブレーキに供給する。車輪ブレーキ11の液圧が
目標液圧に到達したとき電気制御装置22が開閉電磁弁
16Aをオフ(閉)として液圧の上昇を停止させ、車輪
ブレーキ12の液圧が目標液圧に到達したとき電気制御
装置22が開閉電磁弁18Aをオフ(閉)として液圧の
上昇を停止させる。また、他方系統の2個の車輪ブレー
キの各々についてもの液圧が目標液圧に到達したとき、
電気制御装置22が開閉電磁弁をオフ(閉)として液圧
の上昇を停止させる。
【0024】電気制御装置22は、2個のパワー液圧源
に何れかでも故障と判定した場合において、ブレーキペ
ダル20が踏込まれた場合には、開閉電磁弁21をオン
(閉)とするとともに開閉電磁弁16A,16B,16
C、18A、18B,18Cとこれら開閉電磁弁に対応
する他方系統の開閉電磁弁のオンを禁止する。
【0025】上述のように、2個のパワー液圧源が共に
正常な場合においては、ブレーキペダル20が踏込まれ
た場合に4個の車輪ブレーキにはパワー液圧源から液圧
が供給されるものであり、マスターシリンダ15の圧力
発生室15A,15Bから車輪ブレーキへの液圧供給は
行わない。その際にブレーキパダル20に適当なストロ
ークを発生させるため、マスターシリンダ15にはスト
ロークシミュレータが組込まれている。
【0026】マスターシリンダ15は、図2に示すよう
に、シリンダボデー15Fを有する。このシリンダボデ
ー15Fの内部には、シール部材15G、15Hを具備
したピストン15Iと、シール部材15Jを具備したピ
ストン15Kと、シール部材15Lを具備したピストン
15Mとが夫々前進および後退自在に嵌合されており、
シリンダボデー15Fの前端とピストン15Iとの間に
圧力発生室15Bが形成され、ピストン15Iの小径部
外周に環状のサプライ室15Eが形成され、ピストン1
5Iとピストン15Kとの間に圧力発生室15Aが形成
され、ピストン15Kとピストン15Mとの間にサプラ
イ室15Cが形成されている。ピストン15Mはシリン
ダボデー15Fが具備するシール部材15Nおよびピス
トンガイド部材15Oの内径側を摺動可能に貫通してシ
リンダボデー15F外へ突出する小径部を有しており、
ピストン15Mの小径部の外周に環状のサプライ室15
Dが形成されている。
【0027】ピストン15I、15K、15Mの摺動抵
抗を小さくするため、シール部材15G、15H、15
J、15Lにはシリンダボデー15Fの内周面と摺動す
るリップを有するものが使用され、シール部材15Nに
はピストン15Mの小径部の外周面と摺動するリップを
有するものが使用されている。
【0028】圧力発生室15B内にはピストンリターン
用スプリング15Qが設置され、圧力発生室15A内に
はピストンリターン用スプリング15Rが設置され、サ
プライ室15C内にはストロークシミュレート用スプリ
ング15Sが設置されている。ストロークシミュレート
用スプリング15Sは、ピストン15Mに対し所定距離
だけ摺動し得るようにピストン15Mに連結されており
且つピストン15Kに対し当接および離間可能なリテー
ナ15Tとピストン15Mとの間に圧縮状態で介装され
ている。ピストンリターン用スプリング15Rは、ピス
トン15Kに対し所定距離だけ摺動し得るようにピスト
ン15Kに連結されており且つピストン15Iに対し当
接および離間可能なリテーナ15Uとピストン15Kと
の間に圧縮状態で介装されている。ピストンリターン用
スプリング15Qはシリンダボデー15Fの前端壁とピ
ストン15Iとの間に圧縮状態で介装されている。
【0029】ストロークシミュレート用スプリング15
Sのバネ定数は、ピストンリターン用スプリング15Q
のバネ定数およびピストンリターン用スプリング15R
のバネ定数よりも大きい。
【0030】図2の状態はブレーキペダル20が踏まれ
ていない状態、つまりピストン15Mに前進力が加えら
れていない状態を示しており、ピストン15Iはシリン
ダボデー15Fに固定されたストッパ15Vに当接した
後退限に保持され、ピストン15Kは同ピストン15K
から最大に離間したリテーナ15Uがピストン15Iに
当接した後退限に保持され、ピストン15Mは同ピスト
ン15Mから最大に離間したリテーナ15Tがピストン
15Kに当接した後退限に保持される。この状態では、
圧力発生室15Aはシリンダボデー15Fに設けられた
コンペンセーティングポート15Wと連通し、また圧力
発生室15Bもシリンダボデー15Fに設けられたコン
ペンセーティングポート15Xと連通する。コンペンセ
ーティングポート15Wはサプライ室15Cと共に開閉
電磁弁21を介してリザーバ液室13Aと連通され、コ
ンペンセーティングポート15Xサプライ室15Eと共
にリザーバ液室13Bと常時連通される。
【0031】開閉電磁弁21は、一方系統のパワー液圧
源14および他方系統のパワー液圧源が共に正常な場合
には電気制御装置22によりオフ(開)にされ、両パワ
ー液圧源の何れか一方でも故障した場合には電気制御装
置22によりオン(閉)にされるものである。
【0032】開閉電磁弁21がオフの場合においては、
ブレーキペダル20が踏込まれるとピストン15M、ピ
ストン15Kおよびピストン15Iが一体に前進する
(図2で左方へ摺動する)。これにより、ピストン15
Iのシール部材15Gにより圧力発生室15Bとコンペ
ンセーティングポート15Xとの連通が遮断されるとと
もに、ピストン15Kのシール部材15Jによりと圧力
発生室15Aとコンペンセーティングポート15Wとの
連通が遮断される。圧力発生室15A、15Bは車輪ブ
レーキとの連通を遮断されているので、圧力発生室15
A、15Bが密封状態となり、ピストン15I,15K
の前進が停止する。これに対してサプライ室15Cはリ
ザーバ液室13Aに連通しているので、ピストン15M
は前進可能であり、ピストン15Mはブレーキペダル2
0から入力される前進力とストロークシミュレータ用ス
プリング15Sの荷重とが釣り合う位置へと摺動する。
つまり、ピストン15Mにはストロークシミュレートス
プリング15Sの弾性変形によってブレーキペダル20
から入力される前進力の大きさに対応した前進距離が発
生するのである。
【0033】一方系統のパワー液圧源14および他方系
統のパワー液圧源の何れか一方でも故障したことにより
電気制御装置22が開閉電磁弁21をオン(閉)に且つ
開閉電磁弁16C、18Cとこれら開閉電磁弁に対応す
る他方系統の開閉電磁弁をオフ(開)に維持した場合に
おいては、サプライ室15Cおよびコンペンセーティン
グポート15Wがリザーバ室13Aとの連通を遮断され
てサプライ室15Cが密封状態となり、ピストン15K
に対するピストン15Mの前進が阻止される。圧力発生
室15A,15Bと車輪ブレーキとの連通が開かれてい
るので、ピストン15Kがピストン15Mと一体に前進
されて圧力発生室15Aに圧力が発生し、ピストンリタ
ーン用スプリング15Rと圧力発生室15Aの圧力とに
よりピストン15Iが前進されて圧力発生室15Bに圧
力が発生し、マスターシリンダ15から車輪ブレーキに
液圧が供給される。この場合においては、マスターシリ
ンダ15はストロークシミュレータを備えていない一般
的なマスターシリンダと同様に作動し、圧力発生室15
A,15Bの短縮によってブレーキペダルストロークが
発生するものである。尚、サプライ室15Dは、開閉電
磁弁21がオンにされている状態の下において圧力発生
室15A、サプライ室15Cに対するサプライ室として
機能する。
【0034】図2に示すマスターシリンダ15は、ピス
トン15K、15Mとの間に形成したサプライ室15C
にストロークシミュレート用スプリング15Sを設置し
たものであり、ピストン15K、15Mにはシリンダボ
デー15Fと摺動するリップを有するシール部材15
J、15Lを1個具備させることで済み、マスターシリ
ンダの全長を短くすることができるとともに、ピストン
15Mの摺動抵抗が小さく、ピストン15I、15Kの
摺動抵抗がストロークシミュレート用スプリング15S
が伸縮に影響しないので、ペダル踏力とストロークとの
関係におけるヒステリシスを小さくすることができる。
【0035】図3に示すマスターシリンダ115は、ス
トロークシミュレート用スプリング115Sを設置する
サプライ室115Cをピストン115Iとピストン11
5Kとの間に形成したものである。
【0036】図3において、シリンダボデー115Fの
内部には、シール部材115Gを具備したピストン11
5Iと、シール部材115J、115Hを具備したピス
トン115Kと、シール部材115Lを具備したピスト
ン115Mとが夫々前進および後退自在に嵌合されてお
り、シリンダボデー115Fの前端とピストン115I
との間に圧力発生室115Bが形成され、ピストン11
5Iとピストン115Kとの間にサプライ室115Cが
形成され、ピストン115Kの小径部外周に環状のサプ
ライ室115Eが形成され、ピストン115Kとピスト
ン115Mとの間に圧力発生室115Aが形成されてい
る。ピストン115Mはシリンダボデー115Fが具備
するシール部材115Nおよびピストンガイド部材11
5Oの内径側を摺動可能に貫通してシリンダボデー11
5F外へ突出する小径部を有しており、ピストン115
Mの小径部の外周に環状のサプライ室115Dが形成さ
れている。
【0037】シール部材115G、115H、115
J、115Lにはシリンダボデー15Fの内周面と摺動
するリップを有するものが使用され、シール部材115
Nにはピストン115Mの小径部の外周面と摺動するリ
ップを有するものが使用されている。
【0038】圧力発生室115B内にはピストンリター
ン用スプリング115Qが設置され、圧力発生室115
A内にはピストンリターン用スプリング115Rが設置
され、サプライ室115C内にはストロークシミュレー
ト用スプリング115Sが設置されている。ストローク
シミュレート用スプリング115Sは、ピストン115
Kに対し所定距離だけ摺動し得るようにピストン115
Kに連結されており且つピストン115Iに対し当接お
よび離間可能なリテーナ115Zとピストン115Kと
の間に圧縮状態で介装されている。ピストンリターン用
スプリング115Rは、ピストン115Mに対し所定距
離だけ摺動し得るようにピストン115Mに連結されて
おり且つピストン115Kに対し当接および離間可能な
リテーナ115Tとピストン115Mとの間に圧縮状態
で介装されている。ピストンリターン用スプリング11
5Qはピストン115Iに対し所定距離だけ摺動し得る
ようにピストン115Iに連結されており且つストッパ
115Vによりシリンダボデー115Fに固定されたリ
テーナ115Yとピストン115Iとの間に圧縮状態で
介装されている。
【0039】ストロークシミュレート用スプリング11
5Sのバネ定数は、ピストンリターン用スプリング11
5Qのバネ定数およびピストンリターン用スプリング1
15Rのバネ定数よりも大きい。
【0040】以上に説明した構成の図3のマスターシリ
ンダ115においても図2もマスターシリンダ15と同
様の作用、効果を得ることができる。
【0041】尚、以上に説明したタンデムタイプのマス
ターシリンダにおいては、ブレーキペダル20が踏まれ
ていない状態では圧力発生室15A、15B(115
A、115B)がシリンダボデー15F(115F)に
形成されたコンペンセーティングポート15W,15X
(115W、115X)を介してリザーバ液室13A,
13B(113A、113B)に連通するように構成さ
れているが、コンペンセーティングポート15W,15
X(115W、115X)を設ける代わりに、ピストン
15I、15K(115I、115M)の軸芯部にサプ
ライ室15C、15E(115C、115D)と圧力発
生室15A、15B(115A、115B)とを連通す
る孔を形成すると共に圧力発生室15A、15B(11
5A、115B)内にはピストン15I、15K(11
5I、115M)の前進、後退に連動してピストン15
I、15K(115I、115M)の軸芯部の上記孔を
閉鎖、開放する弁を設置することとしても良い。
【0042】また、以上に説明したマスターシリンダは
タンデムタイプのマスターシリンダであるが、圧力発生
室が1個のシングルタイプのマスターシリンダとして実
施することもできる。
【0043】
【発明の効果】この出願の発明に係るマスターシリンダ
は、ストロークシミュレータをサプライ室に配設したこ
とにより、マスターシリンダの全長を短くでき、ペダル
踏力とストロークとの関係におけるヒステリシスを適度
の大きさにできる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明に係るマスターシリンダが適用
される液圧ブレーキ装置の概略構成を示す図である。
【図2】この出願の発明に係るマスターシリンダの第1
実施形態の縦断面図である。
【図3】この出願の発明に係るマスターシリンダの第2
実施形態の縦断面図である。
【符号の説明】
13・・・リザーバ 15、115・・・マスタシリンダ 15A、15B、115A、115B・・・圧力発生室 15C,15D、15E、115C、115D、115
E・・・サプライ室 15F、115F・・・シリンダボデー 15I、15K、15M、115I、115K、115
M・・・ピストン 15G、15H,15J、15L、115G、115
H、115J、115L・・・シール部材 15Q、15R、115Q、115R・・・ピストンリ
ターン用スプリング 15S、115S・・・ストロークシミュレート用スプ
リング 21・・・開閉電磁弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボデーと、前記シリンダボデー
    内に前進および後退自在に嵌合されていてその前側に第
    1の圧力発生室を形成する第1のピストンと、前記シリ
    ンダボデー内に前進および後退自在に且つ前記第1のピ
    ストンに対して前進および後退自在に嵌合されていて前
    記第1のピストンとの間に前記圧力発生室の後側に位置
    し且つ開閉弁を介してリザーバに連通される第1のサプ
    ライ室を形成するとともにこのサプライ室の後側に位置
    し且つ前記リザーバと常時連通される第2のサプライ室
    を形成する第2のピストンと、前記第1の圧力発生室内
    に設置された第1のピストンリターン用スプリングと、
    前記第2のピストンに付与された前進力を前記第1のピ
    ストンに伝達するとともに前記前進力に応じた距離だけ
    前記第2のピストンを前進させるため前記第1のサプラ
    イ室内に設置されたストロークシミュレート用スプリン
    グとを備えたことを特徴とするマスターシリンダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマスターシリンダであ
    って、前記第1のピストンは、前記シリンダボデーの内
    周面と摺動するリップを有していて前記第1の圧力発生
    室から前記第1のサプライ室へのブレーキ液の移行を阻
    止するシール部材を具備し、前記第2のピストンは、前
    記シリンダボデーの内周面と摺動するリップを有してい
    て前記第1のサプライ室から前記第2のサプライ室への
    ブレーキ液の移行を阻止するシール部材を具備している
    ことを特徴とするマスターシリンダ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のマスターシリンダであ
    って、前記シリンダボデー内に前進および後退自在に嵌
    合されていて前記第1の圧力発生室の前側に位置し且つ
    前記リザーバと常時連通される第3のサプライ室を形成
    するとともにこの第3のサプライ室の前側に位置する第
    2の圧力発生室を形成する第3のピストンと、前記第2
    の圧力発生室内に設置された第2のピストンリターン用
    スプリングとを備えたことを特徴とするマスターシリン
    ダ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のマスターシリンダであ
    って、前記シリンダボデー内に前進および後退自在に嵌
    合されていて前記第2のサプライ室の後側に位置する第
    2の圧力発生室を形成するとともにこの第2の圧力発生
    室の後側に位置し且つ前記リザーバと常時連通される第
    3のサプライ室を形成する第3のピストンと、前記第2
    の圧力発生室内に設置された第2のピストンリターン用
    スプリングを備えたことを特徴とするマスターシリン
    ダ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のマスターシリンダであ
    って、前記シリンダボデーには、前記開閉弁を介して前
    記リザーバと連通されていて前記第1のピストンがその
    後退限位置に位置する際に前記第1の圧力発生室に連通
    しているが前記第1のピストンがその後退限位置から前
    進する際に前記第1のピストンが具備する前記シール部
    材により前記第1の圧力発生室から遮断される第1のコ
    ンペンセーティングポートが形成されていることを特徴
    とするマスターシリンダ。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4に記載のマスタ
    ーシリンダであって、前記第3のピストンは、前記シリ
    ンダボデーの内周面と摺動するリップを有していて前記
    第2の圧力発生室から前記第3のサプライ室へのブレー
    キ液の移行を阻止するシール部材を具備し、前記シリン
    ダボデーには、記リザーバと常時連通されていて前記第
    3のピストンがその後退限位置に位置する際に前記第2
    の圧力発生室に連通しているが前記第3のピストンがそ
    の後退限位置から前進する際に前記第3のピストンが具
    備する前記シール部材により前記第2の圧力発生室から
    遮断される第2のコンペンセーティングポートが形成さ
    れていることを特徴とするマスターシリンダ。
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