JP4501415B2 - ストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ - Google Patents

ストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ Download PDF

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Description

本発明は、車両の液圧ブレーキ装置に供されるマスタシリンダに関し、特に、ストロークシミュレータを内蔵したマスタシリンダに係る。
ストロークシミュレータを備えた液圧ブレーキ装置として種々の構成のものが知られているが、液圧源を含む液圧制御手段により、ブレーキ操作部材の操作に応じて液圧源の液圧を調圧しホイールシリンダに供給すると共に、マスタシリンダとホイールシリンダとの連通を遮断し、液圧制御手段の異常時においてはマスタシリンダとホイールシリンダを連通させ、マスタシリンダのマスタ液圧室から、ブレーキ操作部材の操作力に応じた液圧をホイールシリンダに供給するように構成されたものがあり、例えば下記の特許文献1に開示されている。
一般的に、ストロークシミュレータは、液圧制御手段の正常時には、即ち、マスタシリンダとホイールシリンダとの連通路が遮断されているときには、ブレーキ操作部材に対しブレーキ操作力に応じたストロークが生ずるように構成されている。そして、特許文献1に記載のブレーキ制御装置においては、ストロークシミュレータはブレーキ操作部材とマスタピストンとの間に介装されており、液圧制御手段の異常時に、即ち、マスタシリンダからホイールシリンダに液圧が供給されるときに、ストロークシミュレータのストロークに応じて、ブレーキペダルを大きくストロークさせることが必要となることに鑑み、マスタピストンの動きに応じてシミュレータ室と大気圧室との連通を遮断する連通遮断手段が設けられている。この連通遮断手段としては、シリンダ本体の内面に部分的に密着したスリーブを付設すると共に、シール部材をマスタピストンに付設することによって、マスタシリンダからホイールシリンダに液圧が供給されるときにはストロークシミュレータのストロークを抑えることとしている。
特開平11−59349号公報
然し乍ら、前掲の特許文献1に記載の液圧ブレーキ装置においては、例えば液圧制御手段の異常時には、ストロークシミュレータのストロークを極力抑えるべく、マスタ液圧室と大気圧室との連通を遮断する所謂ポートアイドルに対し、これを僅かに超えてマスタピストンが前進移動したときに、シミュレータ室と大気圧室との連通を遮断することが望ましい。このため、マスタピストンに形成されるポートや、シール部材が装着される溝、前述のスリーブに形成されるポート等の位置設定に際し、高い寸法精度が要求されるので、高価な装置となる。しかも、特許文献1に記載の液圧ブレーキ装置においては、ポートアイドルは、液圧制御手段の異常時にブレーキ操作部材のストロークを増大させる所謂無効ストロークとなるので、ポートアイドルを極力小さくすべく、シリンダハウジング、カップ状ばね受け、軸部材等の設定にも、高い寸法精度が要求されるので、高価な装置となる。
そこで、本発明は、車両の液圧ブレーキ装置の構成要素として使用されるストロークシミュレータを内蔵したマスタシリンダにおいて、マスタ液圧室からホイールシリンダに液圧が供給されるときにはブレーキ操作部材のストロークを抑えると共に、マスタピストンが前進移動したときにはシミュレータ室と大気圧室との連通を適切に遮断し得る安価なストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダを提供することを課題とする。尚、前掲の特許文献1においては連通遮断手段としているが、これと対比される手段に関し、本発明では連通制御手段とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、請求項1に記載のように、シリンダハウジングのシリンダ孔内に摺動自在に収容され前方にマスタ液圧室を形成するマスタピストンを備え、該マスタピストンが初期位置にあるときには前記マスタ液圧室を大気圧室に連通し、前記マスタピストンが初期位置から第1のストローク以上前方に移動したときには前記マスタ液圧室と前記大気圧室との連通を遮断するように形成すると共に、前方にシミュレータ室を形成し、ブレーキ操作部材に連動して前後動するシミュレータピストンと、該シミュレータピストンに対し前記ブレーキ操作部材の操作力に応じたストロークを付与する弾性部材とを有し、該弾性部材及び前記シミュレータピストンを介して前記ブレーキ操作部材の操作力を前記マスタピストンに伝達するストロークシミュレータと、前記マスタピストンが初期位置にあるときには前記シミュレータ室を前記大気圧室に連通し、前記マスタピストンの移動に応じて前記シミュレータ室と前記大気圧室との連通を遮断する連通制御手段とを備えたストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダにおいて、前記連通制御手段は、前記マスタピストンと前記弾性部材との間に介装した補助ピストンを備え、該補助ピストンが初期位置から前記第1のストロークより所定距離だけ大の第2のストローク以上前方に移動したときに前記シミュレータ室と前記大気圧室との連通を遮断するように構成し、前記マスタピストンと前記補助ピストンとの間に、前記マスタピストンと前記補助ピストンとの距離を調整して前記所定距離を設定する遮断ストローク設定手段を備えることとしたものである。
前記遮断ストローク設定手段は、請求項に記載のように、前記遮断ストローク設定手段は、前記マスタピストンと前記補助ピストンとの間に介装するロッドを備えたものとすることができる。このロッドは数種類の寸法のロッドの中から適切なものを選択することとしてもよいし、前記マスタピストンと前記補助ピストンとの間の距離を調整して所定距離の位置で固定することとしてもよい。尚、ロッドの固定手段としては、例えば、螺合、圧入、変形固定(かしめ)がある。
更に、請求項に記載のように、前記マスタピストン及び前記補助ピストンの少なくとも一方の初期位置を調整して前記第1のストロークを設定するポートアイドル設定手段を備えたものとしてもよい。
前記ポートアイドル設定手段としては、請求項に記載のように、前記マスタピストン及び前記補助ピストンの少なくとも一方の初期位置を調整して前記シリンダハウジングに対し固定されるストッパを備えたものとすることができる。このストッパとしては、前記前記シリンダハウジングの後端の開口に固定する環状のストッパがあり、その固定手段としては、例えば、螺合、圧入、変形固定(かしめ)がある。
更に、請求項に記載のように、前記補助ピストンの後方に開口する凹部を有し、該凹部内に前記弾性部材及び前記シミュレータピストンを収容するように構成することができる。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の装置においては、前述の連通制御手段が、マスタピストンと弾性部材との間に介装された補助ピストンが、初期位置から第1のストロークより所定距離だけ大の第2のストローク以上前方に移動したときにシミュレータ室と大気圧室との連通を遮断するように構成されると共に、遮断ストローク設定手段によりマスタピストンと補助ピストンとの間の距離を調整して前記所定距離が設定されるように構成されており、ポートアイドル(第1のストローク)を僅かに超えてマスタピストンが前進移動したときに、シミュレータ室と大気圧室との連通が遮断されるように、容易に設定することができるので、安価な装置となる。そして、遮断ストローク設定手段として請求項に記載のようにロッドを備えたものとし、マスタピストンと補助ピストンとの間の距離を適切に調整するように構成することができる。
更に、請求項及びに記載のように、ポートアイドル設定手段を備えたものとすれば、マスタピストン及び補助ピストンの少なくとも一方の初期位置を適切に調整し、容易に第1のストロークを設定することができ、ポートアイドルを容易に小さくすることができるので、安価な装置となる。
また、請求項に記載のように、補助ピストン内に弾性部材及びシミュレータピストンを収容するように構成すれば、構成が容易で安価なものとなり、しかも、マスタシリンダの全長を短縮することができるので、小型化が可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態におけるマスタシリンダMCは、図1に示すように、ストロークシミュレータSMと一体的に構成され、ハウジングHS内に、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2が摺動自在に収容され、更に、補助ピストンMP2内にシミュレータピストンSPが摺動自在に収容されている。ハウジングHSは前方(図1の左方)が閉塞された有底筒体で、凹部B1と小径孔B2及び大径孔B3の段付孔から成るシリンダ孔(シリンダボア)が形成されると共に、後方の開口端部B4の内面に螺子溝が形成されている。更に、小径孔B2の内面にシール用の環状溝G1が形成されると共に、大径孔B3の内面に、軸方向に所定幅を有する環状溝G2が形成されている。環状溝G1には断面カップ形状の環状のシール部材S1が保持される。そして、ハウジングHSの側面には、凹部B1に開口するポートP1と、小径孔B2近傍の大径孔B3に開口するポートP2が形成されている。
尚、上記の凹部B1、小径孔B2、大径孔B3、開口端部B4、並びに環状溝G1及びG2は、ハウジングHSの軸に沿って中ぐり加工を行うことによって形成することができるので、ハウジングHSは単一の金属部品で構成することができる。
一方、マスタピストンMP1は、前方に開口する凹部M1が形成された有底筒体で、補助ピストンMP2は後方に開口する凹部が形成された有底筒体で、両者の底部が衝合するように配置されている。補助ピストンMP2の凹部には小径孔M2及び大径孔M3の段付孔から成るシリンダボアが形成されると共に、大径孔M3の開口端近傍の内面に環状溝MGが形成されている。また、マスタピストンMP1の側面には、凹部M1に開口するポートP3が形成され、補助ピストンMP2の側面には、小径孔M2に開口するポートP4が形成されている。そして、補助ピストンMP2の前方部外周にランド部L1が形成されると共に、後方部外周にランド部L2が形成されており、これらのランド部の各々に形成された環状溝に断面カップ形状の環状のシール部材S2及びS3が夫々保持される。
シミュレータピストンSPは、補助ピストンMP2の大径孔M3内に摺動自在に収容される大径のピストン部SP1と、その後方に延出する小径の軸部SP2から成り、ピストン部SP1に形成された環状溝に断面カップ形状の環状のシール部材S4が保持される。尚、軸部SP2は、ブレーキ操作部材たるブレーキペダルBPに連結される。尚、シール部材S1及びS2は、その断面カップ形状の開放側から閉塞側へのブレーキ液の流れを阻止し閉塞側から開放側への流れを許容する逆止弁機能を有しており、例えばシール部材S2は前方側(図1の左側)から後方側への流れを許容し、逆方向の流れを阻止する。
上記の構成になる各部品を組付手順例に沿って説明すると共に、本実施形態の連通制御手段について説明する。先ず、補助ピストンMP2の小径孔M2及び大径孔M3内に、シミュレータ用の弾性部材として機能する圧縮スプリングE2が収容された後、シール部材S4が装着されたシミュレータピストンSPが大径孔M3内に液密的摺動自在に収容され、ピストン部SP1の前方にシミュレータ室C4が形成される。このようにピストン部SP1が大径孔M3内に収容された状態で、補助ピストンMP2の環状溝MGにCリングCRが嵌合される。シミュレータピストンSPは圧縮スプリングE2の付勢力によって後方に移動可能であるが、そのピストン部SP1の後端がCリングCRに当接するとシミュレータピストンSPの後退作動が阻止されるので、補助ピストンMP2に対するシミュレータピストンSPの後退限度が規定される。そして、補助ピストンMP2のランド部L1及びL2に夫々シール部材S2及びS3が装着される。
次に、ハウジングHSの環状溝G1にシール部材S1が装着され、ハウジングHSの凹部B1及びマスタピストンMP1の凹部M1内に、復帰スプリングとして機能する圧縮スプリングE1が収容され、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2が小径孔B2及び大径孔B3内に嵌合される。これにより、本発明の弾性部材たる圧縮スプリングE2とマスタピストンMP1との間に補助ピストンMP2が介装された形となり、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2はシール部材S1及びシール部材S3を介して液密的摺動自在に収容される。
このようにマスタピストンMP1及び補助ピストンMP2がハウジングHSの小径孔B2及び大径孔B3内に収容された状態で、外周面に螺子溝(外螺子)が形成されたナット形状のストッパNHが、ハウジングHSの開口端部B4内に螺合される。而して、ストッパNHによって、圧縮スプリングE1の付勢力によるマスタピストンMP1及び補助ピストンMP2の後退作動が阻止され、後述するように初期位置が設定される。このため、初期位置の調整後に、ハウジングHSの開口端部B4前端とストッパNHとの間には、図1に示すように間隙gが残っている。
上記のように組み付けられると、マスタシリンダMC内には、マスタピストンMP1の前方にマスタ液圧室C1が形成され、ポートP1から(後述する電磁開閉弁NOを介して)ホイールシリンダWCに連通するように構成されている。また、ハウジングHSの内周面の、シール部材S1とシール部材S2との間に環状の大気圧室C2が形成されると共に、シール部材S2とシール部材S3との間に環状室C3が形成されて、大気圧室C2はポートP2を介して大気圧リザーバRS(以下、単にリザーバRSという)に常時連通するように構成されている。従って、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2が図1に示す初期位置にあるときには、マスタ液圧室C1はポートP3を介して大気圧室C2に連通し、ひいてはポートP2を介して大気圧下のリザーバRSに連通する。一方、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2が初期位置から第1のストローク以上前方に移動したときにはポートP3の開口部がシール部材S1によって遮蔽され、マスタ液圧室C1と大気圧室C2及びリザーバRSとの連通が遮断されるように構成されている。
また、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2が図1に示す初期位置にあるときには、大気圧室C2と環状室C3はシール部材S2と環状溝G2との間の間隙CLを介して連通しており、シミュレータ室C4はポートP4を介して環状室C3及び大気圧室C2に連通し、ポートP2を介してリザーバRSに連通するように構成されている。そして、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2が初期位置から(第1のストロークより大の)第2のストローク以上前方に移動したときには、シール部材S2と大径孔B3の内面によって環状室C3ひいてはシミュレータ室C4と大気圧室C2との連通が遮断されるように、本発明の連通制御手段が構成されており、以下、その具体的一態様について説明する。
先ず、補助ピストンMP2に関し、図1に示すマスタピストンMP1との当接する先端面から、前方のシール部材S2が装着される溝までの寸法dxが異なる数種類のピストン部材を予め用意しておく。この場合において、図1に示すように補助ピストンMP2の先端に突起部を形成する構成とし、その高さを調整することによって寸法dxを設定することが望ましい。次に、ハウジングHSのシール部材S1が装着される溝G1の後端から環状溝G2までの寸法d0と、マスタピストンMP1のポートP3から後端面(補助ピストンMP2との当接部)までの寸法d2に応じて、上記の数種類のピストン部材の中から補助ピストンMP2として適合するものを選択する。即ち、マスタピストンMP1が初期位置から前進しマスタ液圧室C1と大気圧室C2との連通を遮断するまでの第1のストローク(d1)より、補助ピストンMP2が初期位置から前進し、シミュレータ室C4と大気圧室C2との連通を遮断するまでの第2のストローク(dy)が所定距離(k)だけ大の値となる(dy−d1=k)ように、d2+dx−d0=kとなるピストン部材を選択する。
あるいは、シミュレータピストンSPが組み付けられていない補助ピストンとして標準ピストン部材(図示せず)を用意し、ハウジングHSのリザーバRSへの接続ポートP2から空気を供給しながら、標準ピストン部材及びマスタピストンMP1を初期位置から前進移動させることにより、マスタ液圧室C1と大気圧室C2との連通が遮断された後、シミュレータ室C4と大気圧室C2との連通が遮断されるまでの移動量(dy−d1)を測定し、その測定結果に応じて補助ピストンMP2に適合するピストン部材を選択することとしてもよい。また、ハウジングHSのリザーバRSへの接続ポートP2から空気を供給し、マスタ液圧室C1と大気圧室C2との連通が遮断されるまでストッパNHを前進移動させ、その位置から僅かに後退移動させることにより、ポートアイドル(第1のストローク(d1))を設定することができる。尚、ストッパNHの位置決めについては後述する。
上記のように構成されたストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダは、図2に示すように接続されて車両用液圧ブレーキ装置が構成される。図2において、マスタシリンダMCのマスタ液圧室C1は常開の電磁開閉弁NOを介して各車輪のホイールシリンダ(代表してWCで表わす)に接続されており、この電磁開閉弁NOとホイールシリンダWCとの間の液圧路に、運転者のブレーキ操作とは無関係に所定の液圧を発生し出力する液圧源PGが接続されている。
上記液圧源PGは、電子制御装置ECUによって制御される電動モータMと、この電動モータMによって駆動される液圧ポンプHPを備え、その入力側がリザーバRSに連通接続され、出力側がアキュムレータACに連通接続されている。本実施形態では出力側に圧力センサSpsが接続されており、電子制御装置ECUによって圧力センサSpsの検出圧力が監視される。この監視結果に基づき、アキュムレータACの液圧が所定の上限値と下限値の間の圧力に維持されるように、電子制御装置ECUにより電動モータMが制御される。
そして、電磁開閉弁NOとホイールシリンダWCとの間の液圧路に対し、常閉型の第1の比例電磁弁SV1を介してアキュムレータACが接続され、液圧源PGの出力液圧が調圧されてホイールシリンダWCに供給されるように構成されている。また、電磁開閉弁NOとホイールシリンダWCとの間の液圧路は、常閉型の第2の比例電磁弁SV2を介してリザーバRSに接続され、ホイールシリンダWCの液圧が減圧されて調圧されるように構成されている。而して、液圧源PG、第1及び第2の比例電磁弁SV1及びSV2、電子制御装置ECU、並びに以下のセンサ等によって液圧制御手段PCが構成される。
本実施形態においては、マスタシリンダMCと電磁開閉弁NOとの間の液圧路に圧力センサSmcが接続されると共に、電磁開閉弁NOとホイールシリンダWCとの間の液圧路に圧力センサSwcが接続されている。また、ブレーキペダルBPには、そのストロークを検出するストロークセンサBSが配置されており、これらの検出信号が電子制御装置ECUに入力するように構成されている。これらのセンサにより、マスタシリンダMCの出力液圧、ホイールシリンダWCのブレーキ液圧、及びブレーキペダルBPのストロークが監視される。更に、アンチロック制御等の種々の制御に供される車輪速度センサ、加速度センサ等のセンサ(代表してSNで表わす)が設けられており、これらの検出信号も電子制御装置ECUに入力するように構成されている。
上記の構成に成る本実施形態のストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダを備えた液圧ブレーキ装置の作動について説明する。先ず、液圧制御手段PCが正常時には、図2の電磁開閉弁NOがオンとされてマスタシリンダMCとホイールシリンダWCとの間の連通が遮断され、ストロークセンサBS及び圧力センサSmcの検出値に基づきブレーキ操作量に応じた液圧が液圧源PGからホイールシリンダWCに供給される。即ち、圧力センサSwcによって検出されたホイールシリンダ液圧が目標ホイールシリンダ液圧となるように、第1の比例電磁弁SV1及び第2の比例電磁弁SV2への出力電流が適宜制御される。而して、ホイールシリンダWCには、液圧制御手段PCによってブレーキペダルBPの操作に応じた液圧が供給される。
この場合のマスタシリンダMCにおいては、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2は、マスタ液圧室C1と大気圧室C2との連通を遮断した位置(第1のストロークの位置)からほとんど前進しないため、シール部材S2とハウジングHSに形成された環状溝G2との間の間隙CLを介してシミュレータ室C4と大気圧室C2(ひいてはリザーバRS)とが連通し、シミュレータ室C4は大気圧下にある。従って、ブレーキペダルBPの操作に応じてシミュレータピストンSPに付与されるブレーキ操作力が圧縮スプリングE2の取り付け荷重以上になると、圧縮スプリングE2が圧縮され、シミュレータピストンSPにブレーキ操作力に応じたストロークが生じる。
これに対し、液圧源PG等の液圧制御手段PCに異常が生じたときには、電磁開閉弁NOが非励磁(OFF)とされて開位置とされ、図2に示すようにマスタシリンダMCとホイールシリンダWCとが連通した状態となる。また、第1の比例電磁弁SV1及び第2の比例電磁弁SV2も非励磁(OFF)とされて閉位置とされ、ホイールシリンダWCに対し液圧源PGからは液圧が供給されない状態となる。この状態でブレーキペダルBPが操作され、ブレーキペダルBPの操作に応じてマスタピストンMP1及び補助ピストンMP2が第2のストローク以上前進すると、シール部材S2が、ハウジングHSに形成された大径孔B3に当接し、シミュレータ室C4と大気圧室C2との連通が遮断される。従って、この後のブレーキペダルBPの操作に応じて圧縮スプリングE2が圧縮されることなくマスタピストンMP1が前進し、マスタ液圧室C1からホイールシリンダWCに液圧が供給される。
この場合において、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2の前進によりシミュレータ室C4と大気圧室C2との連通が遮断された状態にあっても、前述のようにシール部材S2は逆止弁機能を有しているので、ブレーキペダルBPの操作中(即ち、ストロークシミュレータSMのストローク時)に液圧制御手段PCに異常が発生した場合には、ブレーキペダルBPを戻すことにより、シミュレータ室C4と大気圧室C2とがシール部材S2を介して連通し、ストロークシミュレータSMは速やかに初期位置に戻る。即ち、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2に対するシミュレータピストンSPの位置が初期位置となる。従って、更にブレーキペダルBPを操作した場合における無効ストロークを確実に抑えることができる。
また、シミュレータ室C4と大気圧室C2との連通が遮断された状態から急激にブレーキペダルBPが戻された場合でも、シミュレータピストンSPはCリングCRに当接する位置までしか後退しない。換言すれば、ブレーキ非操作時におけるシミュレータピストンSPの補助ピストンMP2に対する位置を後退限度として、シミュレータピストンSPの後退作動がCリングCRによって規制されているので、シミュレータ室C4の作用により補助ピストンMP2の後退が規制されることはない。従って、補助ピストンMP2は、その後端がストッパNHに当接するまで後退し得るので、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2は初期位置まで後退し、マスタ液圧室C1を確実にリザーバRSに開放することができる。
図3乃至図6は本発明の連通制御手段に供する遮断ストローク設定手段を示すもので、マスタピストンMP1と補助ピストンMP2との間の距離を調整して所定距離を設定する(dy−d1=k)遮断ストローク設定手段として、マスタピストンMP1と補助ピストンMP2との間に介装するロッドがあり、図3は、寸法が異なる数種類のロッドから適切なロッドRDを選択するように構成されている。ロッドRDは、図3に示すように、マスタピストンMP1の後端面に形成された凹部M0と補助ピストンMP2の前端面に形成された凹部M4との間に介装されている。
図4は、上記の遮断ストローク設定手段として、マスタピストンMP1と補助ピストンMP2との間の距離を調整して所定距離の位置で固定する態様の一例を示すもので、補助ピストンMP2の前端からマスタピストンMP1の凹部M0内に突出するように形成された筒状の凸部M5に、調整用ロッドA1が螺合され、その先端がマスタピストンMP1の凹部M0内面に当接するように構成されている。従って、マスタピストンMP1と補助ピストンMP2との間の距離は、調整用ロッドA1の凸部M5への螺合深さを調整することによって、適切な値に設定することができる。尚、ハウジングHSの開口端部B4に対するストッパNHの固定状態、及び補助ピストンMP2に対する調整用ロッドA1の固定状態を確実なものとするため、例えば、図9に示すように、雄螺子Tm(ストッパNH及び調整用ロッドA1側)の谷径Rtmを雌螺子Tf(ハウジングHS及び補助ピストンMP2側)の内径Rtfよりやや大きく設定しておき、雄螺子Tm側が容易に回転しないように強固に螺合することが望ましく、これによって、確実に位置決めすることができる。
図5及び図6も、上記の遮断ストローク設定手段として、マスタピストンMP1と補助ピストンMP2との間の距離を調整して所定距離の位置で固定する態様の他の例を示すもので、図4の調整用ロッドA1が螺合によって固定するものであるのに対し、図5の調整用ロッドA2は筒状の凸部M5内に圧入することによって固定することとしている。また、図6の調整用ロッドA3は筒状の凸部M6内に収容された状態で変形固定(かしめ)することとしている。
一方、ポートアイドル設定手段として、マスタピストンMP1及び補助ピストンMP2の少なくとも一方の初期位置を調整してハウジングHSに対し固定されるストッパを備えたものとすることができる。そして、図1乃至図6の実施形態においては、内面に螺子溝が形成されたハウジングHSの開口端部B4に、ストッパNHを螺合する構成としており、ハウジングHSのポートP2から空気を供給し、マスタ液圧室C1と大気圧室C2との連通が遮断されるまでストッパNHを前進移動させ、その位置から僅かに後退移動させて固定することによって、ポートアイドル(d1)を設定することができる。
これに対し、図7に示すように、ハウジングHSの開口端部B6内にストッパNLを変形固定(図7に示すかしめ部CKを形成)することによって、上記と同様に固定することもできる。あるいは、図8に示すように、ハウジングHSの開口端部B5内にストッパNKを圧入することによって固定する構成としてもよい。この場合、ストッパとして僅かに外径の小さい(圧入されない)標準ストッパ部材(図示せず)を用意し、上記と同様にストッパの軸方向位置を決定し、その位置となるようにストッパNKを圧入することによって、ポートアイドル(d1)を設定することができる。尚、上記の各実施形態におけるマスタシリンダMCは、タンデムマスタシリンダとしてもよい。
本発明の一実施形態に係るストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダの断面図である。 本発明の一実施形態に係るストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダを備えた車両用液圧ブレーキ装置の概要を示す構成図である。 本発明の連通制御手段に供する遮断ストローク設定手段の一例としてロッドを備えたストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダの一部の断面図である。 本発明の遮断ストローク設定手段の一例の調整用ロッドを備えたストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダの一部の断面図である。 本発明の遮断ストローク設定手段の他の例の調整用ロッドを備えたストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダの一部の断面図である。 本発明の遮断ストローク設定手段の更に他の例の調整用ロッドを備えたストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダの一部の断面図である。 本発明のポートアイドル設定手段の一例のストッパを備えたストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダの一部の断面図である。 本発明のポートアイドル設定手段の他の例のストッパを備えたストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダの一部の断面図である。 図1のストッパの螺合部及び図4の調整用ロッドの螺合部を示す断面図である。
符号の説明
MC マスタシリンダ
SM ストロークシミュレータ
HS ハウジング
BP ブレーキペダル
MP1 マスタピストン
MP2 補助ピストン
SP シミュレータピストン
E1,E2 圧縮スプリング
RD ロッド
A1,A2,A3 調整用ロッド
NH,NK,NL ストッパ
C1 マスタ液圧室
C2 大気圧室
C3 環状室
C4 シミュレータ室
PG 液圧源
RS リザーバ
NO 電磁開閉弁
SV1 第1の比例電磁弁
SV2 第2の比例電磁弁

Claims (5)

  1. シリンダハウジングのシリンダ孔内に摺動自在に収容され前方にマスタ液圧室を形成するマスタピストンを備え、該マスタピストンが初期位置にあるときには前記マスタ液圧室を大気圧室に連通し、前記マスタピストンが初期位置から第1のストローク以上前方に移動したときには前記マスタ液圧室と前記大気圧室との連通を遮断するように形成すると共に、前方にシミュレータ室を形成し、ブレーキ操作部材に連動して前後動するシミュレータピストンと、該シミュレータピストンに対し前記ブレーキ操作部材の操作力に応じたストロークを付与する弾性部材とを有し、該弾性部材及び前記シミュレータピストンを介して前記ブレーキ操作部材の操作力を前記マスタピストンに伝達するストロークシミュレータと、前記マスタピストンが初期位置にあるときには前記シミュレータ室を前記大気圧室に連通し、前記マスタピストンの移動に応じて前記シミュレータ室と前記大気圧室との連通を遮断する連通制御手段とを備えたストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダにおいて、前記連通制御手段は、前記マスタピストンと前記弾性部材との間に介装した補助ピストンを備え、該補助ピストンが初期位置から前記第1のストロークより所定距離だけ大の第2のストローク以上前方に移動したときに前記シミュレータ室と前記大気圧室との連通を遮断するように構成し、前記マスタピストンと前記補助ピストンとの間に、前記マスタピストンと前記補助ピストンとの距離を調整して前記所定距離を設定する遮断ストローク設定手段を備えたことを特徴とするストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ。
  2. 前記遮断ストローク設定手段は、前記マスタピストンと前記補助ピストンとの間に介装するロッドを備えたことを特徴とする請求項記載のストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ。
  3. 前記マスタピストン及び前記補助ピストンの少なくとも一方の初期位置を調整して前記第1のストロークを設定するポートアイドル設定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ。
  4. 前記ポートアイドル設定手段は、前記マスタピストン及び前記補助ピストンの少なくとも一方の初期位置を調整して前記シリンダハウジングに対し固定されるストッパを備えたことを特徴とする請求項記載のストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ。
  5. 前記補助ピストンの後方に開口する凹部を有し、該凹部内に前記弾性部材及び前記シミュレータピストンを収容することを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ。
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