JP2010137617A - ストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ - Google Patents

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Abstract

【課題】シミュレータ液圧室とリザーバを連通・遮断させる構成の改善と、マスタシリンダピストンに作用する摺動抵抗の低減を共に図ること。
【解決手段】シリンダ内孔10aの前方部位に、マスタシリンダピストン31,41とこれを後方に付勢するスプリング32,42が組付けられている。シリンダ内孔10aの後方部位に、ストロークシミュレータピストン21と、これを後方に付勢するスプリング22,23と、マスタシリンダピストン31の初期位置を規定する位置決め機構50が組付けられている。シリンダボディ10には、シミュレータ液圧室25とリザーバRを連通させる連通路(11e)が設けられていて、マスタシリンダピストン31,41が初期位置から所定量前進してマスタ液圧室35,45がリザーバRとの連通を遮断されたとき、位置決め機構50のホルダ52に組付けたカット部材80が連通路(11e)の開口から軸方向に設定量離間している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の液圧ブレーキ装置において採用されるマスタシリンダ、特に、ストロークシミュレータを内蔵したマスタシリンダに関する。
ストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダを採用した車両の液圧ブレーキ装置は、例えば、下記特許文献1または下記特許文献2に示されていて、外部液圧源(例えば、液圧ポンプ)を含む液圧制御装置により、その正常時においては、マスタシリンダのマスタ液圧室(シリンダボディのシリンダ内孔に形成されている)とホイールシリンダとの連通を遮断するとともに、ブレーキ操作部材の動きに応じて、外部液圧源から供給される液圧を調圧して、ホイールシリンダへ供給し、また、液圧制御装置の異常時においては、マスタシリンダのマスタ液圧室とホイールシリンダとを連通させ、ブレーキ操作部材の操作力に応じた液圧をマスタシリンダのマスタ液圧室からホイールシリンダに供給するように構成されている。
特開2004−359215号公報 特開2005−170361号公報
上記した特許文献1に記載されている液圧ブレーキ装置において、ストロークシミュレータは、マスタシリンダピストンの軸心に設けた内孔(シリンダボディのシリンダ内孔に対して同軸的に形成されている内孔)に軸方向に移動可能に組付けられて前方にシミュレータ液圧室を形成しブレーキ操作部材の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストンと、シミュレータ液圧室に設けられてストロークシミュレータピストンを後方に付勢するシミュレータ部スプリングを備えている。
このストロークシミュレータにおいては、液圧制御装置の正常時、すなわち、マスタシリンダのマスタ液圧室とホイールシリンダとの連通が遮断されているとき、ブレーキ操作部材の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストンの前進に伴って、マスタシリンダピストンが初期位置から所定量(アイドルストローク量)前進してマスタ液圧室がリザーバに対して連通を遮断された後にも、マスタシリンダピストンに設けられてシミュレータ液圧室に常時連通する連通路と、シリンダボディに設けられてリザーバに常時連通する連通路を通して、シミュレータ液圧室がリザーバに連通するように設定されていて、ストロークシミュレータピストンがシミュレータ部スプリングに抗して前方に移動することで、ブレーキ操作部材に対しブレーキ操作力に応じたストロークが発生するように構成されている。
一方、上記した特許文献2に記載されている液圧ブレーキ装置において、ストロークシミュレータは、マスタシリンダピストンの軸心に設けた内孔(シリンダボディのシリンダ内孔に対して同軸的に形成されている内孔)に軸方向に移動可能に組付けられて前方にシミュレータ液圧室を形成しブレーキ操作部材の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストンと、シミュレータ液圧室に設けられてストロークシミュレータピストンを後方に付勢するシミュレータ部スプリングを備えている。
このストロークシミュレータにおいては、液圧制御装置の正常時、すなわち、マスタシリンダのマスタ液圧室とホイールシリンダとの連通が遮断されているとき、ブレーキ操作部材の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストンの前進に伴って、マスタシリンダピストンが初期位置から所定量(アイドルストローク量)前進してマスタ液圧室がリザーバに対して連通を遮断された後にも、マスタシリンダピストンに設けられてシミュレータ液圧室に常時連通する連通路と、マスタシリンダピストンとシリンダボディ間に形成した環状の連通路と、シリンダボディに設けられてリザーバに常時連通する連通路を通して、シミュレータ液圧室がリザーバに連通するように設定されていて、ストロークシミュレータピストンがシミュレータ部スプリングに抗して前方に移動することで、ブレーキ操作部材に対しブレーキ操作力に応じたストロークが発生するように構成されている。
ところで、上記した特許文献1に記載されているストロークシミュレータでは、種々な利点があるものの、マスタ液圧室とリザーバの連通・遮断が、マスタシリンダピストンに設けられてマスタ液圧室に常時連通する連通路(第1連通路)と、シリンダボディに設けられてリザーバに常時連通する連通路(第2連通路)と、シリンダボディのシリンダ内孔に組付けられてマスタシリンダピストンの軸方向移動に応じて第1連通路と第2連通路間を連通・遮断する環状シール部材によって行われるように構成されている。また、シミュレータ液圧室とリザーバの連通・遮断が、マスタシリンダピストンに設けられてシミュレータ液圧室に常時連通する連通路(第3連通路)と、上記した第2連通路と、シリンダボディのシリンダ内孔に組付けられてマスタシリンダピストンの軸方向移動に応じて第3連通路と第2連通路間を連通・遮断する環状シール部材によって行われるように構成されていて、環状シール部材が兼用されている。
このため、マスタシリンダピストンの軸方向移動に応じて、第1連通路の径方向外端が上記した環状シール部材の内周部に係合しながら通過するとともに、第3連通路の径方向外端が上記した環状シール部材の内周部に係合しながら通過することとなり、上記した環状シール部材の内周部に(第1または第3)連通路の径方向外端が係合しながら通過する頻度が高くて、上記した環状シール部材の内周部が傷つきやすい。
一方、上記した特許文献2に記載されているストロークシミュレータでは、種々な利点があるものの、シミュレータ液圧室とリザーバの連通・遮断が、マスタシリンダピストンとシリンダボディ間に形成した環状の連通路と、マスタシリンダピストンの外周に組付けられてマスタシリンダピストンの軸方向移動に応じて上記した環状の連通路を開閉可能な環状シール部材によって行われるように構成されている。このため、上記した環状の連通路が環状シール部材によって閉じられている状態では、環状シール部材がシリンダボディのシリンダ内孔に摺動可能に係合していて、シリンダボディと環状シール部材間に生じる摺動抵抗によってマスタシリンダピストンの移動が害されるおそれがある。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、ストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダが、車体に組付けられてシリンダ内孔を有するシリンダボディと、このシリンダボディにおける前記シリンダ内孔の前方部位にてシリンダ軸方向に移動可能に組付けられて前方にリザーバに対して連通・遮断されるマスタ液圧室を形成するマスタシリンダピストンと、前記シリンダボディにおける前記シリンダ内孔の後方部位にてシリンダ軸方向に移動可能に組付けられて前記マスタシリンダピストンとの間に前記リザーバに対して連通・遮断されるシミュレータ液圧室を形成しブレーキ操作部材の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストンと、前記マスタ液圧室に設けられて前記マスタシリンダピストンを後方に付勢するマスタシリンダ部スプリングと、前記シミュレータ液圧室にて前記マスタシリンダピストンと前記ストロークシミュレータピストン間に介装されて前記ストロークシミュレータピストンを後方に付勢するシミュレータ部スプリングと、前記シミュレータ液圧室内に介装されて前記マスタシリンダピストンの初期位置を規定する位置決め機構を備えていて、前記シリンダボディには、前記シミュレータ液圧室と前記リザーバを連通させる連通路が設けられていて、前記ストロークシミュレータピストンの前進に伴って、前記マスタシリンダピストンが初期位置から所定量前進して前記マスタ液圧室が前記リザーバに対して連通を遮断されたときには、前記マスタシリンダピストンと一体的に移動するカット部材が前記連通路のシミュレータ液圧室側開口から軸方向に設定量離間していることに特徴がある。この場合において、前記マスタシリンダピストンの受圧面積を前記ストロークシミュレータピストンの受圧面積に比して大きく設定することも可能である。
本発明によるストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダを採用した車両の液圧ブレーキ装置では、外部液圧源を含む液圧制御装置により、その正常時に、マスタシリンダのマスタ液圧室とホイールシリンダとの連通を遮断するとともに、ブレーキ操作部材の動きに応じて、外部液圧源から供給される液圧を調圧して、ホイールシリンダへ供給し、また、液圧制御装置の異常時に、マスタシリンダのマスタ液圧室とホイールシリンダとを連通させ、ブレーキ操作部材の操作力に応じた液圧をマスタシリンダのマスタ液圧室からホイールシリンダに供給するように構成される。
また、本発明によるストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダにおいては、ストロークシミュレータが、シリンダボディにおけるシリンダ内孔の後方部位にてシリンダ軸方向に移動可能に組付けられてマスタシリンダピストンとの間にリザーバに対して連通・遮断されるシミュレータ液圧室を形成しブレーキ操作部材の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストンと、前記シミュレータ液圧室にて前記マスタシリンダピストンと前記ストロークシミュレータピストン間に介装されて前記ストロークシミュレータピストンを後方に付勢するシミュレータ部スプリングを備えている。
また、シリンダボディに、シミュレータ液圧室とリザーバを連通させる連通路が設けられていて、ブレーキ操作部材の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストンの前進に伴って、マスタシリンダピストンが初期位置から所定量前進してマスタ液圧室がリザーバに対して連通を遮断されたときには、マスタシリンダピストンに対して係合・離脱可能な位置決め機構の一構成部材に組付けられてマスタシリンダピストンと一体的に移動するカット部材が前記連通路のシミュレータ液圧室側開口から軸方向に設定量離間している。
このため、液圧制御装置の正常時、すなわち、マスタシリンダのマスタ液圧室とホイールシリンダとの連通が遮断されているときには、マスタシリンダピストンが初期位置から所定量前進してマスタ液圧室がリザーバに対して連通を遮断された状態で、カット部材が前記連通路のシミュレータ液圧室側開口から軸方向に設定量離間していて、前記連通路を通してシミュレータ液圧室とリザーバが連通している。したがって、マスタシリンダピストンが前方に移動不能な状態でも、ストロークシミュレータピストンが前方に移動可能であり、ストロークシミュレータピストンがシミュレータ部スプリングに抗して前方に移動することで、ブレーキ操作部材に対しブレーキ操作力に応じたストロークが発生するように構成されている。
一方、液圧制御装置の異常時、すなわち、マスタシリンダのマスタ液圧室とホイールシリンダが連通されているときには、ブレーキ操作部材の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストンの前進に伴って、マスタシリンダピストンが初期位置から所定量前進してマスタ液圧室がリザーバに対して連通を遮断された後にも、マスタ液圧室がホイールシリンダに連通していて、マスタシリンダピストンが前方に移動可能であり、また、前記連通路を通してシミュレータ液圧室とリザーバが連通していて、ストロークシミュレータピストンが前方に移動可能である。
かくして、マスタシリンダピストンが初期位置から所定量前進した後に更に設定量前進すると、マスタシリンダピストンと一体的に移動するカット部材が前記連通路のシミュレータ液圧室側開口に当接して、同開口を閉じることで、シミュレータ液圧室とリザーバの連通が遮断される。したがって、その後は、シミュレータ液圧室がリザーバとの連通を遮断されて密閉された状態で、ストロークシミュレータピストンの前進に伴ってマスタシリンダピストンが前進して、ブレーキ操作部材の操作力に応じた液圧がマスタシリンダのマスタ液圧室からホイールシリンダに供給される。
ところで、本発明では、マスタシリンダピストンに対して係合・離脱可能な位置決め機構の一構成部材に組付けられてマスタシリンダピストンと一体的に移動するカット部材が、シリンダボディに設けられてシミュレータ液圧室とリザーバを連通させる連通路のシミュレータ液圧室側開口に軸方向に当接して、同開口を閉じることで、シミュレータ液圧室とリザーバの連通が遮断されるように構成されている。このため、カット部材は連通路が設けられているシリンダボディに対して摺動することがなくて、カット部材が連通路のシミュレータ液圧室側開口によって傷つけられ難く、その機能が長期間安定して得られる。
また、本発明では、液圧制御装置の異常時において、カット部材によってシミュレータ液圧室がリザーバとの連通を遮断されて密閉された状態で、ストロークシミュレータピストンの前進に伴ってマスタシリンダピストンが前進するとき、マスタシリンダピストンは、位置決め機構の一構成部材から前方に離脱し、シミュレータ液圧室内の液圧によって前方に押動される。したがって、カット部材がマスタシリンダピストンに摺動抵抗を与えることがなくて、マスタシリンダピストンの移動がカット部材によって害されることがない。
また、本発明の実施に際して、マスタシリンダピストンの受圧面積をストロークシミュレータピストンの受圧面積に比して大きく設定した場合には、マスタシリンダピストンの受圧面積をストロークシミュレータピストンの受圧面積に比して小さくまたは等しく設定した場合に比して、マスタシリンダピストンがシミュレータ液圧室内の液圧によって前方に押動されることによって、マスタシリンダのマスタ液圧室にて生じる液圧を高めることが可能であり、当該ストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダに助勢機能(増圧機能)を持たせることが可能である。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明によるストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダSMC(以下、実施形態においては、単にマスタシリンダSMCという)を採用した車両の液圧ブレーキ装置を概略的に示していて、この液圧ブレーキ装置は、マスタシリンダSMCと、各車輪を制動するための4個のブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4を備えるとともに、マスタシリンダSMCと各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4間に設けた液圧制御装置100を備えている。
マスタシリンダSMCは、図1および図2に示したように、車体VBに組付けられて段付のシリンダ内孔10aを有するシリンダボディ10と、このシリンダボディ10におけるシリンダ内孔10aの後方部位(図示右方)に組付けられたストロークシミュレータピストン21と、シリンダボディ10におけるシリンダ内孔10aの前方部位(図示左方)に組付けられた一対のマスタシリンダピストン31,41を備えるとともに、ストロークシミュレータピストン21を後方に付勢する大小一対のシミュレータ部スプリング22,23と、後方のマスタシリンダピストン(マスタシリンダ第1ピストン)31を後方に付勢するマスタシリンダ第1スプリング32と、前方のマスタシリンダピストン(マスタシリンダ第2ピストン)41を後方に付勢するマスタシリンダ第2スプリング42を備えている。
シリンダボディ10は、ブレーキ液を収容するリザーバRに接続される接続ポート11a,11bを有するとともに液圧制御装置100の管路111,112に接続されるアウトレットポート11c,11dを有するメインボディ11と、このメインボディ11の後方にOリング12を介して液密的に組付けられてCリング13によって抜け止めされたガイドスリーブ14によって構成されている。
ストロークシミュレータピストン21は、シリンダ内孔10aの後方部位(ガイドスリーブ14内)にプレッシャーカップ24を介して液密的かつシリンダ軸方向に移動可能に組付けられていて、前方(マスタシリンダ第1ピストン31との間)にシミュレータ液圧室25を形成している。このストロークシミュレータピストン21は、前端部外周に形成したフックにてガイドスリーブ14の前端部に前方へ離脱可能に係合していて、ロッド91を介してブレーキ操作部材としてのブレーキペダル92に連結されており、ブレーキペダル92の動きに応じて前後動するように構成されている。なお、ブレーキペダル92の動きは、ストロークセンサSSによって検出されて電気制御装置ECUに入力されるように構成されている。
小径のシミュレータ部スプリング22は、ストロークシミュレータピストン21とリテーナ51間に介装されていて、セット荷重がf22に設定されている。大径のシミュレータ部スプリング23は、リテーナ51とホルダ52間に介装されていて、セット荷重がf23(f23>f22)に設定されている。
シミュレータ液圧室25は、シリンダボディ10のメインボディ11に設けた軸方向の連通孔11eと接続ポート11aを通してリザーバRに連通する液圧室であり、大小一対のシミュレータ部スプリング22,23が介装されるとともに、マスタシリンダ第1ピストン31の初期位置を規定する後方位置決め機構50が介装されている。後方位置決め機構50は、ガイドスリーブ14に対して係合・離脱可能に組付けたリテーナ51と、マスタシリンダ第1ピストン31に対して係合・離脱可能に組付けたホルダ52と、ホルダ52に対して固定されリテーナ51を図示位置から前方に所定量移動可能に支持するロッド53によって構成されている。
マスタシリンダ第1ピストン31は、シリンダ内孔10aの中間部位にプライマリーカップ33とプレッシャーカップ34を介して液密的かつシリンダ軸方向に移動可能に組付けられていて、前方に第1マスタ液圧室35を形成し、プライマリーカップ33とプレッシャーカップ34間に大気圧室36を形成している。
マスタシリンダ第1スプリング32は、第1マスタ液圧室35に設けられていて、中央位置決め機構60のリテーナ61とストッパ62間に介装されており、セット荷重がf32に設定されている。中央位置決め機構60は、マスタシリンダ第1ピストン31とマスタシリンダ第2ピストン41間の初期離間距離を規定するものであり、第1マスタ液圧室35内に介装されていて、マスタシリンダ第1ピストン31に組付けたリテーナ61と、マスタシリンダ第2ピストン41と係合するストッパ62と、リテーナ61に対して固定されストッパ62に対して図示位置から前方に所定量移動可能に組付けられたロッド63によって構成されている。
第1マスタ液圧室35は、図示状態にてマスタシリンダ第1ピストン31に設けた径方向の連通孔31aを通して大気圧室36に連通する液圧室であり、マスタシリンダ第1ピストン31が図示初期位置から前方に所定量移動して、連通孔31aと大気圧室36の連通がプライマリーカップ33によって遮断されることにより、大気圧室36との連通が遮断されて密閉されるように構成されている。大気圧室36は、接続ポート11aに常時連通する液圧室であり、リザーバRに常時連通している。
マスタシリンダ第2ピストン41は、シリンダ内孔10aの前方部位にプライマリーカップ43とプレッシャーカップ44を介して液密的かつシリンダ軸方向に移動可能に組付けられていて、前方に第2マスタ液圧室45を形成し、プライマリーカップ43とプレッシャーカップ44間に大気圧室46を形成している。このマスタシリンダ第2ピストン41は、マスタシリンダ第1スプリング32と中央位置決め機構60を介してマスタシリンダ第1ピストン31に係合していて、ブレーキペダル92の動きに応じてマスタシリンダ第1ピストン31とともに前後動するように構成されている。なお、マスタシリンダ第2ピストン41の受圧面積は、マスタシリンダ第1ピストン31の受圧面積と同じに設定されている。
マスタシリンダ第2スプリング42は、第2マスタ液圧室45に設けられていて、前方位置決め機構70のリテーナ71とストッパ72間に介装されており、セット荷重がf42(f42=f32)に設定されている。前方位置決め機構70は、マスタシリンダ第2ピストン41の初期位置を規定するものであり、第2マスタ液圧室45内に介装されていて、マスタシリンダ第2ピストン41に組付けたリテーナ71と、メインボディ11と係合するストッパ72と、リテーナ71に対して固定されストッパ72に対して図示位置から前方に所定量移動可能に組付けられたロッド73によって構成されている。
第2マスタ液圧室45は、図示状態にてマスタシリンダ第2ピストン41に設けた径方向の連通孔41aを通して大気圧室46に連通する液圧室であり、マスタシリンダ第2ピストン41が図示初期位置から前方に所定量移動して、連通孔41aと大気圧室46の連通がプライマリーカップ43によって遮断されることにより、大気圧室46との連通が遮断されて密閉されるように構成されている。大気圧室46は、接続ポート11bに常時連通する液圧室であり、リザーバRに常時連通している。
ところで、このマスタシリンダSMCにおいては、後方位置決め機構50の一構成部材であるホルダ52の前面に、環状でゴム製のカット部材80が固着されている。カット部材80は、ホルダ52がマスタシリンダ第1ピストン31に係合していてマスタシリンダ第1ピストン31と一体的に移動するとき、マスタシリンダ第1ピストン31と一体的に移動するものであり、ストロークシミュレータピストン21の前進に伴って、両マスタシリンダピストン31,41が図示初期位置から所定量前進して各マスタ液圧室35,45がリザーバRに対して連通を遮断されたときには、連通孔11eのシミュレータ液圧室側開口(後端)から軸方向に設定量離間するように(連通孔11eと接続ポート11aからなる連通路を通してシミュレータ液圧室25とリザーバRが連通するように)設定されている。
また、このマスタシリンダSMCにおいては、小径のシミュレータ部スプリング22のセット荷重f22が大径のシミュレータ部スプリング23のセット荷重f23に比して小さく、また、大径のシミュレータ部スプリング23のセット荷重f23が両マスタシリンダ部スプリング32,42のセット荷重f32,f42に比して大きく設定され(f23>f32=f42>f22)、両マスタシリンダピストン31,41とストロークシミュレータピストン21がブレーキペダル53の動きに応じて前後動するように構成されている。また、両マスタシリンダピストン31,41の受圧面積(マスタシリンダピストン31,41が組付けられる部分のシリンダ内孔10aの直径)がストロークシミュレータピストン21の受圧面積(ストロークシミュレータピストン21が組付けられる部分のシリンダ内孔10aの直径)に比して大きく設定されている。
液圧制御装置100は、それ自体公知のものであり、マスタシリンダSMCと各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4を接続する2系統のブレーキ液圧回路110(管路111,112)を備えるとともに、一対の分離弁V1,V2、外部液圧供給源P、圧力制御弁装置Voおよび電気制御装置ECUを備えている。
一方の分離弁V1は、常開型の2ポート2位置開閉弁であり、マスタシリンダSMCの第1マスタ液圧室35と両ブレーキホイールシリンダHC1,HC2間を接続する管路111に介装されていて、管路111を連通・遮断可能であり、電気制御装置ECUによって開閉作動を制御されている。他方の分離弁V2は、常開型の2ポート2位置開閉弁であり、マスタシリンダSMCの第2マスタ液圧室45と両ブレーキホイールシリンダHC3,HC4間を接続する管路112に介装されていて、管路112を連通・遮断可能であり、電気制御装置ECUによって開閉作動を制御されている。
外部液圧供給源Pは、両分離弁V1,V2が遮断状態にあるときに圧力制御弁装置Voを介して各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4に液圧を供給可能なものであり、電気制御装置ECUによって作動を制御される電気モータ121、この電気モータ121によって駆動される液圧ポンプ122およびこの液圧ポンプ122から吐出される圧液を貯えるアキュムレータ123を備えている。
圧力制御弁装置Voは、両分離弁V1,V2が遮断状態にあるときに外部液圧供給源Pから各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4に供給される液圧をそれぞれ制御する各種の制御弁(図示省略)を有していて、これらの制御弁が電気制御装置ECUによって作動を制御されることにより、通常ブレーキコントロール、アンチスキッドコントロールまたはトラクションコントロールがなされる。なお、電気制御装置ECUには、通常ブレーキコントロール、アンチスキッドコントロールまたはトラクションコントロールに必要な種々な検出信号が入力されるように構成されている。
上記のように構成したこの実施形態においては、通常ブレーキコントロール時、液圧制御装置100が正常であれば、ブレーキペダル92が踏み込まれると、電気制御装置ECUによって両分離弁V1,V2が遮断状態とされて、ブレーキペダル92の動きに応じて、外部液圧源Pから供給される液圧が圧力制御弁装置Voによって調圧されて、各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4へ供給される。
また、通常ブレーキコントロール時、液圧制御装置100が異常であれば、ブレーキペダル92が踏み込まれると、電気制御装置ECUによって両分離弁V1,V2が連通状態とされて、ブレーキペダル92の操作力に応じた液圧がマスタシリンダSMCの各マスタ液圧室35,45から各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4に供給される。
ところで、この実施形態のマスタシリンダSMCにおいては、ストロークシミュレータが、シリンダボディ10におけるシリンダ内孔10aの後方部位にてシリンダ軸方向に移動可能に組付けられて前方にシミュレータ液圧室25を形成しブレーキペダル92の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストン21と、シミュレータ液圧室25にてマスタシリンダ第1ピストン31とストロークシミュレータピストン21間に介装されてストロークシミュレータピストン21を後方に付勢するシミュレータ部スプリング22,23を備えている。
また、シリンダボディ10に、シミュレータ液圧室25とリザーバRを連通させる連通路(接続ポート11a,連通孔11e)が設けられていて、ブレーキペダル92の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストン21の前進に伴って、両マスタシリンダピストン31,41が初期位置から所定量前進して各マスタ液圧室35,45がリザーバRに対して連通を遮断されたときには、マスタシリンダ第1ピストン31に対して係合・離脱可能なホルダ52に組付けられてマスタシリンダ第1ピストン31と一体的に移動するカット部材80が連通孔11eのシミュレータ液圧室側開口から軸方向に設定量離間していて、連通路(接続ポート11a,連通孔11e)を通してシミュレータ液圧室25とリザーバRが連通している。
このため、液圧制御装置100の正常時、すなわち、マスタシリンダSMCの各マスタ液圧室35,45と各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4との連通が両分離弁V1,V2によって遮断されているときには、両マスタシリンダピストン31,41が初期位置から所定量前進して各マスタ液圧室35,45がリザーバRに対して連通を遮断された状態で、連通路(接続ポート11a,連通孔11e)を通してシミュレータ液圧室25とリザーバRが連通していて、両マスタシリンダピストン31,41が前方に移動不能な状態でも、ストロークシミュレータピストン21が前方に移動可能であり、ストロークシミュレータピストン21がシミュレータ部スプリング22,23に抗して前方に移動することで、ブレーキペダル92に対しブレーキ操作力に応じたストロークが発生するように構成されている。
一方、液圧制御装置100の異常時、すなわち、マスタシリンダSMCの各マスタ液圧室35,45と各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4が連通されているときには、ブレーキペダル92の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストン21の前進に伴って、両マスタシリンダピストン31,42が初期位置から所定量前進して各マスタ液圧室35,45がリザーバRに対して連通を遮断された後にも、各マスタ液圧室35,45が各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4に連通していて、両マスタシリンダピストン31,42が前方に移動可能であり、また、連通路(接続ポート11a,連通孔11e)を通してシミュレータ液圧室25とリザーバRが連通していて、ストロークシミュレータピストン21が前方に移動可能である。
かくして、両マスタシリンダピストン31,41が初期位置から所定量前進した後に更に設定量前進すると、マスタシリンダ第1ピストン31と一体的に移動するカット部材80が連通孔11eのシミュレータ液圧室側開口に当接して、同開口を閉じることで、シミュレータ液圧室25とリザーバRの連通が遮断される。したがって、その後は、シミュレータ液圧室25がリザーバRとの連通を遮断されて密閉された状態で、ストロークシミュレータピストン21の前進に伴って両マスタシリンダピストン31,41が前進して、ブレーキペダル92の操作力に応じた液圧がマスタシリンダSMCの各マスタ液圧室35,45から各ブレーキホイールシリンダHC1,HC2,HC3,HC4に供給される。
ところで、この実施形態では、マスタシリンダ第1ピストン31に対して係合・離脱可能な後方位置決め機構50のホルダ52に組付けられてマスタシリンダ第1ピストン31と一体的に移動するカット部材80が、シリンダボディ10に設けられてシミュレータ液圧室25とリザーバRを連通させる連通孔11eのシミュレータ液圧室側開口に軸方向に当接して、同開口を閉じることで、シミュレータ液圧室25とリザーバRの連通が遮断されるように構成されている。このため、カット部材80は連通路(接続ポート11a,連通孔11e)が設けられているシリンダボディ10に対して摺動することがなくて、カット部材80が連通孔11eのシミュレータ液圧室側開口によって傷つけられ難く、その機能が長期間安定して得られる。
また、この実施形態では、液圧制御装置100の異常時において、カット部材80によってシミュレータ液圧室25がリザーバRとの連通を遮断されて密閉された状態で、ストロークシミュレータピストン21の前進に伴って両マスタシリンダピストン31,41が前進するとき、マスタシリンダ第1ピストン31は、後方位置決め機構50のホルダ52から前方に離脱し、シミュレータ液圧室25内の液圧によって前方に押動される。したがって、カット部材80が両マスタシリンダピストン31,41に摺動抵抗を与えることがなくて、両マスタシリンダピストン31,41の移動がカット部材80によって害されることがない。
また、この実施形態では、両マスタシリンダピストン31,41の受圧面積をストロークシミュレータピストン21の受圧面積に比して大きく設定したため、マスタシリンダピストン(31,41)の受圧面積をストロークシミュレータピストン(21)の受圧面積に比して小さくまたは等しく設定した場合に比して、両マスタシリンダピストン31,41がシミュレータ液圧室25内の液圧によって前方に押動されることによって、マスタシリンダSMCの両マスタ液圧室35,45にて生じる液圧を高めることが可能であり、当該マスタシリンダSMCに助勢機能(増圧機能)を持たせることが可能である。
上記した実施形態においては、マスタシリンダピストン31,41の受圧面積がストロークシミュレータピストン21の受圧面積に比して大きく設定されている場合について説明したが、本発明の実施に際しては、マスタシリンダピストンの受圧面積がストロークシミュレータピストンの受圧面積と同一に設定されていてもよく、また、マスタシリンダピストンの受圧面積がストロークシミュレータピストンの受圧面積に比して小さく設定されていてもよい。
また、上記した実施形態においては、シミュレータ液圧室25に設けた小径のシミュレータ部スプリング22と大径のシミュレータ部スプリング23によってストロークシミュレータピストン21を後方に付勢するように構成して実施したが、ストロークシミュレータピストン21を後方に付勢するシミュレータ部スプリングの構成(個数、形状、配置)は適宜変更可能であり、上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、マスタシリンダピストンと、マスタシリンダ部スプリングと、位置決め機構がそれぞれ一対であるタンデムマスタシリンダに本発明を実施したが、本発明はマスタシリンダピストンと、マスタシリンダ部スプリングと、位置決め機構がそれぞれ単一であるシングルマスタシリンダにも同様にあるいは適宜変更して実施することが可能である。
本発明によるストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダを採用した車両の液圧ブレーキ装置を概略的に示した全体構成図である。 図1に示したストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダの縦断側面図である。
符号の説明
10…シリンダボディ、10a…シリンダ内孔、11a,11e…接続ポート,連通孔(連通路)、21…ストロークシミュレータピストン、22,23…シミュレータ部スプリング、25…シミュレータ液圧室、31,41…マスタシリンダピストン、32,42…マスタシリンダ部スプリング、35,45…マスタ液圧室、50,60,70…位置決め機構、52…ホルダ、80…カット部材、92…ブレーキペダル(ブレーキ操作部材)、R…リザーバ、VB…車体

Claims (2)

  1. 車体に組付けられてシリンダ内孔を有するシリンダボディと、このシリンダボディにおける前記シリンダ内孔の前方部位にてシリンダ軸方向に移動可能に組付けられて前方にリザーバに対して連通・遮断されるマスタ液圧室を形成するマスタシリンダピストンと、前記シリンダボディにおける前記シリンダ内孔の後方部位にてシリンダ軸方向に移動可能に組付けられて前記マスタシリンダピストンとの間に前記リザーバに対して連通・遮断されるシミュレータ液圧室を形成しブレーキ操作部材の操作力に応じて前方に押動されるストロークシミュレータピストンと、前記マスタ液圧室に設けられて前記マスタシリンダピストンを後方に付勢するマスタシリンダ部スプリングと、前記シミュレータ液圧室にて前記マスタシリンダピストンと前記ストロークシミュレータピストン間に介装されて前記ストロークシミュレータピストンを後方に付勢するシミュレータ部スプリングと、前記シミュレータ液圧室内に介装されて前記マスタシリンダピストンの初期位置を規定する位置決め機構を備えていて、
    前記シリンダボディには、前記シミュレータ液圧室と前記リザーバを連通させる連通路が設けられていて、前記ストロークシミュレータピストンの前進に伴って、前記マスタシリンダピストンが初期位置から所定量前進して前記マスタ液圧室が前記リザーバに対して連通を遮断されたときには、前記マスタシリンダピストンに対して係合・離脱可能な前記位置決め機構の一構成部材に組付けられて前記マスタシリンダピストンと一体的に移動するカット部材が前記連通路のシミュレータ液圧室側開口から軸方向に設定量離間しているストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ。
  2. 請求項1に記載のストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダにおいて、前記マスタシリンダピストンの受圧面積が前記ストロークシミュレータピストンの受圧面積に比して大きく設定されていることを特徴とするストロークシミュレータ内蔵マスタシリンダ。
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