JPH11115518A - プロペラシャフトの保護装置 - Google Patents

プロペラシャフトの保護装置

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JPH11115518A
JPH11115518A JP28360097A JP28360097A JPH11115518A JP H11115518 A JPH11115518 A JP H11115518A JP 28360097 A JP28360097 A JP 28360097A JP 28360097 A JP28360097 A JP 28360097A JP H11115518 A JPH11115518 A JP H11115518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propeller shaft
rear axle
differential gear
height
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP28360097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Baba
靖雄 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車内床面高さを低く設計した低床バスに対し
容易に採用し得るプロペラシャフトの保護装置を提供す
る。 【解決手段】 低床バスにおけるタイヤ2中心xより低
い位置に下げたリヤアクスル1に対しディファレンシャ
ルギヤ1aを介して連結されるプロペラシャフト4の保
護装置に関し、プロペラシャフト4のディファレンシャ
ルギヤ1a側の端部の直下を通過して車輌幅方向に延び
る保護バー10の両端部を、リヤアクスル1の両端部に
設けられた回転軸高さ変換用サイドギヤボックス3後面
下端に対し、リヤアクスル1後方のエアスプリング7を
支持するサポートビーム8の基端部と共に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車内床面高さを低
くした低床バスにおけるプロペラシャフトの保護装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバスにおいて、リヤアクスルにデ
ィファレンシャルギヤ(差動歯車装置)を介し連結され
て前記リヤアクスルより後方のエンジンから駆動トルク
を伝達するプロペラシャフトは、シャシフレームのクロ
スメンバに設けた貫通部を通して配置されるようになっ
ており、万一、跳ね石等によりプロペラシャフトが破損
しディファレンシャルギヤから外れるような事態が起こ
っても、プロペラシャフトの端部が地面まで落下しない
ように考慮されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た如きプロペラシャフトの保護装置では、近年において
開発されてきた低床バスに対し採用することが困難であ
り、該低床バスに容易に採用し得るような新たなプロペ
ラシャフトの保護装置の提供が望まれている。
【0004】更に詳述すれば、低床バスとは、老人や子
供の乗降を容易ならしめる為に、車内床面高さ、特に車
輌幅方向中央の通路部の床面高さを、従来における通常
バスよりも大幅に低く設計し、通路部の床面と乗降口ス
テップ面との高低差を少なくしたものであるが、このよ
うに設計した場合には、通路部の床面を支えるシャシフ
レームも大幅に下げた位置に配置しなければならず、同
時に必要最小限の地上高も確保しなければならないの
で、クロスメンバ自体の配置スペースが非常に狭い範囲
に限定されてしまうことになり、しかも、シャシフレー
ムがリヤアクスルに対しエアスプリングを介して弾性支
持されていることにより、走行時にシャシフレーム側と
リヤアクスル側とが上下方向に相対変位してもプロペラ
シャフトにクロスメンバが干渉しないよう十分なクリア
ランスを確保して貫通部を形成しなければならないこと
を考慮すると、クロスメンバに十分な大きさの貫通部を
形成するようなスペース的な余裕がなくなってしまうの
である。
【0005】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、車内床面高さを低く設計した低床バスに対し容易に
採用し得るプロペラシャフトの保護装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、低床バスにお
けるタイヤ中心より低い位置に下げたリヤアクスルに対
しディファレンシャルギヤを介して連結されるプロペラ
シャフトの保護装置であって、プロペラシャフトのディ
ファレンシャルギヤ側の端部の直下を通過して車輌幅方
向に延びる保護バーの両端部を、リヤアクスルの両端部
に設けられた回転軸高さ変換用サイドギヤボックス後面
下端に対し、リヤアクスル後方のエアスプリングを支持
するサポートビームの基端部と共に取付けたことを特徴
とするものである。
【0007】従って本発明では、シャシフレームのクロ
スメンバに貫通部を形成して該貫通部にプロペラシャフ
トを通すような比較的広い配置スペースを要する構造を
採用せずに、狭い配置スペースに容易に配置可能な保護
バーによりディファレンシャルギヤから脱落したプロペ
ラシャフトの端部を受け止めることが可能となり、しか
も、この保護バーは、リヤアクスルの両端部に設けられ
たサイドギヤボックス後面下端に取付けられているの
で、走行時にエアスプリングのストローク作動によりシ
ャシフレーム側とリヤアクスル側とが上下方向に相対変
位しても常にリヤアクスル側と一体に変位することにな
り、該リヤアクスルに連結されたプロペラシャフトの端
部に対する相対的な位置関係が変化しないので、地上高
のみを考慮して極めて容易に配置することが可能とな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0009】図1〜図4は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図1は本形態例を車輌後方から見た正面
図、図2は図1のII−II方向の矢視図、図3は本形
態例を斜め上方から見た斜視図、図4は図3の保護バー
を単体で示した斜視図である。
【0010】図中1は低床バスのリヤアクスルを示し、
該リヤアクスル1は、タイヤ2の中心x(図1参照)よ
り低い位置に下げられており、その両端部に設けられた
回転軸高さ変換用サイドギヤボックス3を介し前記タイ
ヤ2に駆動トルクが伝達されるようになっている。
【0011】また、4は前記リヤアクスル1のディファ
レンシャルギヤ1aにユニバーサルジョイント5を介し
て連結されているプロペラシャフトを示し、図示する例
では、通路部6(図1参照)の直下を避けるようプロペ
ラシャフト4をディファレンシャルギヤ1aと共に車輌
幅方向の右寄り(乗降口がある左側と反対側)にオフセ
ット配置した構造となっており、これによって、通路部
6の床面高さをタイヤ2の中心xと略同じ高さまで下げ
得るようにしてある。
【0012】更に、左右のサイドギヤボックス3の後面
には、リヤアクスル1後方のエアスプリング7を支持す
るサポートビーム8の基端部が夫々ボルト締結されてお
り、該各サポートビーム8の先端部に取付けられた左右
のエアスプリング7によりクロスメンバ9が懸架される
ようになっている。
【0013】ここで、前記左右のサイドギヤボックス3
の後面下端には、ディファレンシャルギヤ1aから万
一、脱落した際のプロペラシャフト4の端部を受け止め
得るよう該端部の直下を通過して車輌幅方向に延びる保
護バー10の両端部が、前記各サポートビーム8の基端
部と共にボルトで共締めされて取付けられており、特に
図2、図3及び図4に示されている如く、前記保護バー
10は、その両端部の近傍部分を後方へ屈曲してから車
輌幅方向に延びるようにした弓形形状として形成してあ
る。
【0014】即ち、左右のサイドギヤボックス3の後面
と、ディファレンシャルギヤ1aに連結されたプロペラ
シャフト4の端部とは、車輌前後方向に若干位置ずれし
ている為、保護バー10に弓形形状を付して、該保護バ
ー10が前記プロペラシャフト4の端部の直下を通過し
得るようにしているのである。
【0015】一方、左右のサイドギヤボックス3の前面
にも、前述と同様にしてリヤアクスル1前方のエアスプ
リングを支持するサポートビームの基端部が夫々ボルト
締結されていると共に、該各サポートビームの先端部に
取付けられた左右のエアスプリングによりクロスメンバ
が懸架されており、更には、リヤアクスル1及び両サイ
ドギヤボックス3の上下方向の相対的な変位のみを許容
して前後方向及び左右方向には変位しないようシャシフ
レーム側から拘束するラジアスロッドが配置されること
になるが、このようなリヤサスペンション構造は従来周
知のものであり、図示ではプロペラシャフト4との関連
性のあるリヤアクスル1の後方構造のみを図示して前方
構造を省略してある。
【0016】尚、特に図1及び図3に示されている如
く、前記エアスプリング7により懸架されるクロスメン
バ9は、その車輌幅方向中央部分の通路部6に相当する
範囲を一段下げた構造としてあり、この一段下げた部分
の上面に通路部6の床面を成す床板11が組付けられ、
該床板11の両端には通路部6の側面を成す隔壁12が
組付けられており、該隔壁12の上端には通路部6の両
側に形成されるべき座席部13の床面を成す床板14が
組付けられるようになっている。
【0017】ただし、図1においては、タイヤハウスの
ある位置を断面で示しているので、座席部13の床板1
4がタイヤ2上端より高く図示されているが、タイヤハ
ウスを除いた位置においては、クロスメンバ9の一段高
く形成された両側部分の上面に座席部13の床板14が
組付けられることになる。
【0018】而して、以上に述べた如き保護バー10に
よるプロペラシャフト4の保護装置を採用すれば、シャ
シフレームのクロスメンバ9に貫通部を形成して該貫通
部にプロペラシャフト4を通すような比較的広い配置ス
ペースを要する構造を採用せずに、狭い配置スペースに
容易に配置可能な保護バー10によりディファレンシャ
ルギヤ1aから脱落したプロペラシャフト4の端部を受
け止めることが可能となり、しかも、この保護バー10
は、リヤアクスル1の両端部に設けられたサイドギヤボ
ックス3後面下端に取付けられているので、走行時にエ
アスプリング7のストローク作動によりシャシフレーム
側とリヤアクスル1側とが上下方向に相対変位しても常
にリヤアクスル1側と一体に変位することになり、該リ
ヤアクスル1に連結されたプロペラシャフト4の端部に
対する相対的な位置関係が変化しないので、地上高のみ
を考慮して極めて容易に配置することが可能となる。
【0019】従って上記形態例によれば、シャシフレー
ムのクロスメンバ9に貫通部を形成して該貫通部にプロ
ペラシャフト4を通すような比較的広い配置スペースを
要する構造を採用することなく、狭い配置スペースに容
易に配置可能な保護バー10により万一、跳ね石等によ
りプロペラシャフト4が破損してディファレンシャルギ
ヤ1aから脱落した場合でもプロペラシャフト4の端部
を受け止めることができ、しかも、プロペラシャフト4
の端部に対する保護バー10の相対的な位置関係が変化
しないことにより、地上高のみを考慮して保護バー10
を配置することができるので、車内床面高さを低く設計
した低床バスに対し容易に採用し得てプロペラシャフト
4の脱落を確実に防止することができる。
【0020】尚、本発明のプロペラシャフトの保護装置
は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】上記した本発明のプロペラシャフトの保
護装置によれば、シャシフレームのクロスメンバに貫通
部を形成して該貫通部にプロペラシャフトを通すような
比較的広い配置スペースを要する構造を採用することな
く、狭い配置スペースに容易に配置可能な保護バーによ
り万一、跳ね石等によりプロペラシャフトが破損してデ
ィファレンシャルギヤから脱落した場合でも、プロペラ
シャフトの端部を受け止めることができ、しかも、プロ
ペラシャフトの端部に対する保護バーの相対的な位置関
係が変化しないことにより、地上高のみを考慮して保護
バーを配置することができるので、車内床面高さを低く
設計した低床バスに対し容易に採用し得てプロペラシャ
フトの脱落を確実に防止することができるという優れた
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を車輌後方から見
た正面図である。
【図2】図2は図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図3は本形態例を斜め上方から見た斜視図であ
る。
【図4】図4は図3の保護バーを単体で示した斜視図で
ある。
【符号の説明】 1 リヤアクスル 1a ディファレンシャルギヤ 2 タイヤ 3 サイドギヤボックス 4 プロペラシャフト 7 エアスプリング 8 サポートビーム 10 保護バー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低床バスにおけるタイヤ中心より低い位
    置に下げたリヤアクスルに対しディファレンシャルギヤ
    を介して連結されるプロペラシャフトの保護装置であっ
    て、プロペラシャフトのディファレンシャルギヤ側の端
    部の直下を通過して車輌幅方向に延びる保護バーの両端
    部を、リヤアクスルの両端部に設けられた回転軸高さ変
    換用サイドギヤボックス後面下端に対し、リヤアクスル
    後方のエアスプリングを支持するサポートビームの基端
    部と共に取付けたことを特徴とするプロペラシャフトの
    保護装置。
JP28360097A 1997-10-16 1997-10-16 プロペラシャフトの保護装置 Pending JPH11115518A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28360097A JPH11115518A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 プロペラシャフトの保護装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP28360097A JPH11115518A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 プロペラシャフトの保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11115518A true JPH11115518A (ja) 1999-04-27

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ID=17667612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28360097A Pending JPH11115518A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 プロペラシャフトの保護装置

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JP (1) JPH11115518A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001233073A (ja) * 2000-02-24 2001-08-28 Mitsubishi Motors Corp バス構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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