JPH1111454A - 真空断熱材用の金属製容器 - Google Patents

真空断熱材用の金属製容器

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JPH1111454A
JPH1111454A JP9168370A JP16837097A JPH1111454A JP H1111454 A JPH1111454 A JP H1111454A JP 9168370 A JP9168370 A JP 9168370A JP 16837097 A JP16837097 A JP 16837097A JP H1111454 A JPH1111454 A JP H1111454A
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JP
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shaped
tool
plate
bar
metal container
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JP9168370A
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English (en)
Inventor
Izumi Ochiai
和泉 落合
Kazuo Momiyama
和雄 籾山
Shoji Suzuki
照二 鈴木
Takashi Miseki
隆 三関
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一方の面から他の面の板へ側面を通って熱が伝
わるのを極小にする構造を有し、かつ成形加工や気密溶
接が容易な真空断熱材用の金属製容器の提供にある。 【解決手段】浅い箱状に絞り形成した外板の箱状部に、
繊維状や粉末状の非連続体スペーサーを置き、別の外板
で蓋をし、重ね合わせた外板のフランジ部を全周にわた
り気密溶接した後、内部を真空にして封止する真空断熱
材において、外板の浅い箱状の絞りの側壁部を、先端が
球状の棒状工具を用いた逐次成形法を用いて、他の部分
の板厚に対し25%以上薄くなるようにした真空断熱材
用の金属製容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫,極低温装
置,炉などに用いられる平板状の真空断熱材用の金属製
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭58−138844号公報において、ステ
ンレス鋼鈑からなる、浅い箱状に形成した絞り外板の凹
部に、繊維状や粉末状の非連続体スペーサーを置き、平
板状外板で蓋をし、平板の外周部と絞り外板のフランジ
を全周にわたり気密溶接後、内部を真空にした、真空断
熱材が記載されている。また、その容器の箱状の絞りの
成形は、プレスと金型を用いて行われている(従来技術
1)。
【0003】また、特開昭61−241595号公報において、
両側に平板を配し、それにU字型断面を持つロの字型に
曲げた側面板を気密溶接して成るステンレス鋼鈑からな
る真空断熱材用の容器が記載されている(従来技術
2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1の場合に
は、真空断熱材用の金属製容器に熱伝導のしにくいステ
ンレス鋼板を用いても、熱が容器の絞り側壁を通って平
板側に回り込んで伝わるため、絞りを有する側の板の厚
みは0.2mm 以下で、出来るだけ薄くする必要があっ
た。このような厚みの金属板では、プレス絞りに際して
皺が発生し、絞り加工が困難であるとともに、プレス成
形出来ても残留する皺の影響で気密溶接が困難でコスト
高になるという課題を有していた。またプレス絞りに際
し皺の発生を防止する精密な金型が必要となり型が高価
となるという問題があった。
【0005】従来技術2においては、両側の平板部の厚
みを0.2mm とし、U字型断面を持つロの字型に曲げた
側面板の厚みを0.08mm と極く薄くすることで、他の
面の板から他の面の板へ側面板を通って熱が伝わるのを
少なくすることが出来、曲げ構造であるため絞り型も必
要ないが、溶接線の長さが従来技術1の場合の2倍以上
になるうえ、側面板の板厚と平板部の板厚の差が大きく
なり、側面板と平板部の気密溶接が困難であるととも
に、側面板の突き合わせ部でも困難な極薄板の溶接が必
要となるという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、加工が容易で、性能の良い真空断熱材用の金属容
器を提供することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、絞り側壁部分の
板厚が、他の部分に比較して30%以上薄い真空断熱材
用の金属容器を実現することにある。
【0008】また本発明の他の目的は、断熱性能上板厚
が極めて薄いことが必要な断熱容器の側壁部分に、溶接
線のない真空断熱材用の金属容器を実現することにあ
る。
【0009】また本発明の他の目的は、板面に絞り側壁
部が薄く輪郭形状に凹凸のある浅い箱状の絞り成形を有
し、かつ、皺の発生のない真空断熱材用の金属容器を実
現することにある。
【0010】また本発明の他の目的は、0.2mm 以下の
ステンレス鋼板からなり側壁部の更に薄い浅い絞り成形
が有りかつ溶接接合面に皺の発生のない真空断熱材用の
金属容器を提供することにある。
【0011】また本発明の他の目的は、多種少量生産に
適した真空断熱材用の金属容器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、浅い箱状に絞り形成した外板の箱状部
に、繊維状や粉末状の非連続体スペーサーを置き、別の
外板で蓋をし、蓋の外板の外周部と絞り成形した外板の
フランジ部を全周にわたり気密溶接したのち、内部を真
空にして封止する真空断熱材において、外板の浅い箱状
の絞りの側壁部を、他の部分の板厚に対し30%以上薄
くなるようにした真空断熱材用の金属製容器である。
【0013】また本発明は、上記の真空断熱材におい
て、外板の素材を0.2mm 以下のステンレス鋼鈑とした
真空断熱材用の金属製容器である。
【0014】また本発明は、真空断熱材用の金属製容器
の、絞り形状を有する外板の製作に当たり、絞り形状の
輪郭の穴型を持ったダイスに金属薄板材を乗せ、外周を
クランプし、先端が球状の棒状工具をダイス穴型内周に
近接して被加工材に浅く押し込んだ後、ダイス内型輪郭
に沿って一周させ、次に棒状工具を、深さ方向に、また
必要によってはダイス内型から離れた方向にも、少し送
り、その位置でダイス内型輪郭に沿って一周させ、さら
に同様な操作を繰り返す逐次成形により、金属薄板を所
定の深さまで浅い箱状に成形した真空断熱材用の金属製
容器である。
【0015】また本発明は、真空断熱材用の金属製容器
の絞りを有する外板の製作に当たり、絞り形状の輪郭の
男型に金属薄板材を乗せ、外周をクランプし、先端が球
状の棒状工具を男型外周に近接して被加工材に浅く押し
込んだ後、男型輪郭に沿って一周させ、次に工具を深さ
方向に、また必要によっては男型から離れた方向にも、
少し送り、その位置で男型輪郭に沿って一周させ、さら
に同様な操作を繰り返す逐次成形により、金属薄板を所
定の深さまで浅い箱状に成形した真空断熱材用の金属製
容器である。
【0016】また本発明は、真空断熱材用の金属製容器
の絞りを有する外板の製作に当たり、金属薄板材を外周
でクランプし、先端が球状の棒状工具で被加工材を裏面
から支えるとともに、表面側から別の先端が球状の棒状
工具を、裏面側の棒状工具の内側に近接して被加工材に
浅く押し込んだ後、裏面側を支える棒状工具と共に必要
な輪郭に沿って一周させ、次に表面側の棒状工具を、深
さ方向に、また必要によっては裏面側の棒状工具から離
れた方向にも、少し送り、その位置で表裏の棒状工具を
共に輪郭に沿って一周させ、さらに同様な操作を繰り返
す逐次成形により、金属薄板を所定の深さまで浅い箱状
に成形した真空断熱材用の金属製容器である。
【0017】また本発明は、上記の真空断熱材用の金属
製容器の絞りを有する外板の製作に当たり、先端が球状
の棒状工具の押し込み、絞り輪郭に沿った移動等の逐次
成形の操作を数値制御により行い、金属薄板を所定の深
さまで浅い箱状に成形した真空断熱材用の金属製容器で
ある。
【0018】また本発明は、上記の真空断熱材用の金属
製容器の絞りを有する外板の製作に当たり、先端が球状
の棒状工具の押し込み、絞り輪郭に沿った移動等の逐次
成形の動作を、カムを利用した機械的機構により行い、
金属薄板を所定の深さまで浅い箱状に成形した真空断熱
材用の金属製容器である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の断面
図。図2は、図1の実施例の外観図。図3は、実施例の
外板の外観図。図4は、従来の技術の一例を示す断面
図。図5は、他の実施例を示す外観図。図6は、加工法
を示す断面図。図7は、加工法の例を示す平面図。図8
は、図7の例の断面図。図9は、他の加工法の例を示す
断面図。図10は、他の加工法の例を示す断面図であ
る。
【0020】先ず、図1により、本発明の構成を説明す
る。図1は、本発明の一実施例の断面である。断熱材1
は、浅い箱状に絞り形成した板厚0.2mm のステンレス
鋼鈑からなる外板2の箱状部に、ガラス繊維の非連続体
スペーサー3を置き、同じ材料からなる別の外板4で蓋
をし、蓋の外板4の外周部と絞り成形した外板2のフラ
ンジ部5を全周にわたりシーム溶接6で気密溶接したの
ち、接続パイプ7より吸気して内部を高真空にした後、
パイプ7を封止してある。
【0021】本発明の真空断熱材1においては、外板2
の浅い箱状の絞りの側壁部8は、球面部を持った棒状工
具による逐次成形により他の部分の板厚0.2mm から板
厚0.08mm にまで薄くしてあるので、A面側の熱が側
壁部8を伝わってB面側に伝わる量は、同じ板厚の側壁
をもつ従来の容器に対して40%しかない。もちろん、
スペーサー3部を通っては、ガラス繊維間の接触抵抗
と、高真空の効果により、A面からB面へ熱がほとんど
伝わらないので、側壁部の薄肉化の断熱性能上の効果は
大きい。
【0022】図2にその断熱材1の外観図を示す。実際
には、パイプ7は、封止後、極めて短いものとなる。
【0023】図3は、浅い箱状に絞り形成した真空断熱
用の絞り容器外板の外観図である。絞り側壁部8の厚み
を、真空断熱用の容器に必要な素材板厚に対して30%
以上薄いものにするのは、従来の金型によるプレス成形
では不可能で、球面部を持った棒状工具による逐次成形
法が必要となる。
【0024】図4は、従来技術による同様な性能を持つ
真空断熱材9の断面図を示す。両側にある0.2mm厚の
ステンレス鋼鈑の外板10と、厚さ0.08mmのステン
レス鋼鈑をU字型断面に曲げさらにロの字型に曲げ、突
き合わせ溶接で筒状にした側面板11を、断熱スペーサ
ー12を入れた後、溶接線13で気密溶接した構造であ
る。
【0025】この場合、溶接線13は上下にあり、その
長さは図1の例の2倍となるうえ、外板10と側面板1
1の板厚差が大きいため溶接は困難となる。また困難な
極薄板の溶接となる側面板11の縦方向の突き合わせ溶
接も必要である。
【0026】図5は、他の実施例の真空断熱材用の、浅
い箱状の絞りを持つ、板厚0.2mmのステンレス鋼鈑か
らなる外板14を示すが、箱状の絞り側壁部8が薄いほ
か凹輪郭部15を有している。真空断熱材用の板厚の薄
いこのような凹輪郭のある絞り形状の容器は、従来のプ
レス加工では皺や割れが発生して製作不可能である。
【0027】図6は、先端に球面を持った棒状工具によ
る逐次成形の特性を示す図で、絞り輪郭形状の穴を持っ
たダイ16に被加工金属板17を乗せ、クランプ18で
外周をクランプして、先端に球面部を持つ棒状工具19
を図の一点鎖線で示すように深さ方向にz寸法だけ浅く
押し込んだ後、ダイス内型輪郭に沿って一周させ、次に
棒状工具を、深さ方向にz、またダイス内型から離れた
方向にも、少し送り、その位置でダイス内型輪郭に沿っ
て一周させ、さらに同様な操作を繰り返し逐次成形す
る。
【0028】このような成形では、絞られた板17の、
フランジ部と底部の板厚は変わらず、側壁部8の板厚の
みが薄くなって成形される。その際、棒状工具を、深さ
方向とダイス内型から離れた方向に少し送ることにより
側壁と深さ方向とがなす角、図に示すθができるが、逐
次成形の研究では、側壁部の成形後の板厚は、元の板厚
掛けるSinθとなることが知られており、これを用い
て側壁部の板厚を真空断熱材において必要となる元の板
厚より30%以上薄い任意の厚みに加工することが出来
る。したがって側壁部の板厚を30%以上薄くするに
は、図のθを45°以下にして成形すれば良い。
【0029】また、図6の加工においては、一周当たり
の工具押し込み量を小さく取ることにより、フランジ部
に皺を発生させない絞りが可能で気密溶接の障害となる
フランジ部皺の発生を防ぐことが出来る。
【0030】また、図6の加工においては、棒状工具の
球面の接点のみで成形が行われるので、図5のような輪
郭形状でも凹部も凸部とも変わり無い変形となるので、
プレスと金型を用いる加工と異なり、輪郭による皺や割
れは発生しない。
【0031】図7は、図6で説明した、内側に輪郭形状
を有するダイと、棒状工具により図2に示した真空断熱
材用の容器を加工する装置の一例を示した平面図であ
る。外板材2の外周は一部のみを分割されたクランプ装
置20により保持する。そのためクランプ20の位置は
クランプ保持台21とハンドル22で容易に調節出来る
ので、板の大きさを変え易い。
【0032】また、棒状工具19が押し付けられる板材
2の裏側の面に設置した輪郭形状を構成するダイ23
を、複数の単純な工具の組み合わせで構成し、寸法変化
に対する対応を簡単にしている。
【0033】図8は、図7の装置の断面を示したもので
ある。台板24は、4箇所のクランプを同一平面に保つ
ための台で、並行に上下するようガイドピン25でガイ
ドされている。またそれをシリンダー26で保持してい
る。
【0034】図9は、外側に輪郭形状を有する男型27
と、棒状工具19により図2に示した真空断熱材用の容
器を加工する別の例の装置の断面を示したものである。
先端が球状の棒状工具19を男型27外周に近接して被
加工材2に浅く押し込んだ後、男型輪郭に沿って一周さ
せ、次に工具を深さ方向に、また必要によっては男型か
ら離れた方向にも、少し送り、その位置で男型輪郭に沿
って一周させ、さらに同様な操作を繰り返す。
【0035】棒状工具19が一周毎に押し下げられるに
伴い、台板24は、4箇所のクランプを同一平面に保っ
て、ガイドピン25でガイドされながら下降する。本装
置によっても、図6で説明したのと同じ、真空断熱材用
の容器に必要な加工上の効果が得られる。
【0036】図10は、断熱材容器用の他の成形装置の
断面図を示す。本装置では、板材2を外周でクランプ
し、先端が球状の棒状工具28で板材2を裏面から支え
るとともに、表面側から先端が球状の棒状工具19を、
裏面側の棒状工具28の内側に近接して被加工材に浅く
押し込んだ後、裏面側を支える棒状工具28と共に必要
な輪郭に沿って一周させ、次に表面側の棒状工具19
を、深さ方向に、また必要によっては裏面側の棒状工具
28から離れた方向にも少し送り、その位置で表裏面の
棒状工具を共に輪郭に沿って一周させ、さらに同様な操
作を繰り返す逐次成形により真空断熱材用の容器を逐次
成形加工する。
【0037】棒状工具28は一周毎に、台板24,ガイ
ドピン25等を乗せた台板29に対し、移動するので、
台板29には、棒状工具28の移動範囲より大きい穴3
0が設けてある。本装置によっても、図6で説明したの
と同じ、真空断熱材用の容器に必要な加工上の効果が得
られる。
【0038】上記の例はいずれも動作を数値制御で行わ
せるが、図8,図9の台板29を数値制御フライス盤の
テーブルに乗せ、棒状工具19を主軸に取り付けること
により、図8,図9の加工は、既存の数値制御フライス
盤で行うことが出来る。しかし、図10の方式は専用の
数値制御装置が必要となる。
【0039】また、大量生産が必要なときには、上記の
動作を高速で行わせる専用機として、図8,図9の棒状
工具の動作を、カムを用いた機械的な機構で作動させる
装置を使用して行うことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、真空断熱材用の金属容
器の絞り加工に、球面部を持った棒状工具による逐次成
形を適用することにより、次のごとき効果が得られる。
【0041】(1)絞り側壁部分の板厚が、他の部分に
比較して30%以上薄い伝熱性能に優れた真空断熱材を
実現することができる。
【0042】(2)断熱性能上板厚の薄いことが必要な
断熱容器の側壁部分に、溶接線のない真空断熱材を実現
することができる。
【0043】(3)絞り側壁部が薄く輪郭形状に凹凸の
ある浅い箱状の絞り成形を有し、かつ皺の発生のない真
空断熱材用の金属容器を実現することができる。
【0044】(4)0.2mm 以下の薄板からなり、側壁
部のさらに薄い浅い絞り成形部を有し、かつ溶接接合面
に皺がないので溶接が容易な真空断熱材用の金属容器を
提供することができる。
【0045】(5)高価な金型が不要なので、多種少量
生産に適した真空断熱材用の金属容器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1の外観図である。
【図3】本発明の一実施例の外板の外観図である。
【図4】従来の技術の一例を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す外観図である。
【図6】本発明の加工法を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例の加工法を示す平面図であ
る。
【図8】図7の断面図である。
【図9】本発明の一実施例の加工法を示す平面図であ
る。
【図10】本発明の他の成形装置の断面図である。
【符号の説明】
1,9…断熱材、2,4,10,14,17…外板、
3,12…スペーサー、5…フランジ部、6…シーム溶
接、7…パイプ、8…側壁部、11…側面板、13…溶
接線、15…凹輪郭部、16,23…ダイ、18,20
…クランプ、19,28…棒状工具、21…クランプ
台、22…ハンドル、24,29…台板、25…ガイド
ピン、26…シリンダー、27…男型、30…穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三関 隆 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浅い箱状に絞り形成した外板の箱状絞り部
    に、繊維状や粉末状の非連続体スペーサーを置き、別の
    外板で蓋をし、蓋の外板の外周部と絞り成形した外板の
    フランジ部を全周にわたり気密溶接したのち、内部を真
    空にして封止する真空断熱材において、浅い箱状の絞り
    形状側壁部を、他の部分の板厚に対し30%以上薄くな
    るように成形したことを特徴とする真空断熱材用の金属
    製容器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の真空断熱材の金属製容器
    において、容器素材を0.2mm 以下の厚さのステンレス
    鋼鈑としたことを特徴とする真空断熱材用の金属製容
    器。
  3. 【請求項3】絞り形状の輪郭形状の穴型を持ったダイス
    に金属薄板材を乗せ、外周をクランプし、先端が球状の
    棒状工具を、ダイス穴型内周に近接して被加工材に浅く
    押し込んだ後、ダイス内型輪郭に沿って一周させ、次
    に、棒状工具を深さ方向に、また必要によってはダイス
    内型から離れる方向にも少し送り、その位置でダイス内
    型輪郭に沿って一周させ、一周後さらに同様な操作を繰
    り返す逐次成形により、金属薄板に所定の深さまで浅い
    箱状絞りを成形したことを特徴とする真空断熱材用の金
    属製容器。
  4. 【請求項4】絞り形状の輪郭形状を外周に持つ男型に金
    属薄板材を乗せ、外周をクランプし、先端が球状の棒状
    工具を男型外周に近接して被加工材に浅く押し込んだ
    後、男型輪郭に沿って一周させ、次に棒状工具を深さ方
    向に、また必要によっては男型から離れる方向にも少し
    送り、その位置で男型輪郭に沿って一周させ、一周後さ
    らに同様な操作を繰り返す逐次成形法により、金属薄板
    に所定の深さまで浅い箱状絞りを成形したことを特徴と
    する真空断熱材用の金属製容器。
  5. 【請求項5】金属薄板材を外周でクランプし、先端が球
    状の棒状工具の先端で被加工材を裏面から支えるととも
    に、表面から先端が球状の棒状工具を、裏面の棒状工具
    の内側に近接して被加工材に浅く押し込んだ後、裏面の
    支え棒状工具と共に必要な輪郭に沿って一周させ、次に
    表面の棒状工具を、深さ方向に、また必要によっては裏
    面の棒状工具から離れる方向にも少し送り、その位置で
    表裏の棒状工具を共に輪郭に沿って一周させ、さらに同
    様な操作を繰り返す逐次成形により、金属薄板に所定の
    深さまで浅い箱状絞りを成形したことを特徴とする真空
    断熱材用の金属製容器。
  6. 【請求項6】請求項3,4または5において、先端が球
    状の棒状工具の押し込み、絞り輪郭に沿った移動等の逐
    次成形の操作を数値制御により行い、金属薄板に所定の
    深さまで浅い箱状絞りを成形したことを特徴とする真空
    断熱材用の金属製容器。
  7. 【請求項7】請求項3または4において、先端が球状の
    棒状工具の押し込み、絞り輪郭に沿った移動等の逐次成
    形の動作を、カムに沿う棒状工具の動きにより行い、金
    属薄板に所定の深さまで浅い箱状絞りを成形したことを
    特徴とする真空断熱材用の金属製容器。
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