JPH11114486A - 木質化粧板の表面仕上げ方法 - Google Patents

木質化粧板の表面仕上げ方法

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JPH11114486A
JPH11114486A JP28414797A JP28414797A JPH11114486A JP H11114486 A JPH11114486 A JP H11114486A JP 28414797 A JP28414797 A JP 28414797A JP 28414797 A JP28414797 A JP 28414797A JP H11114486 A JPH11114486 A JP H11114486A
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JP
Japan
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wooden
board
woody
polishing
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP28414797A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Kawabata
成人 川畑
Takashi Goto
高史 後藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑らかな塗装表面を有した木質化粧板が得ら
れる木質化粧板の表面仕上げ方法を提供する。 【解決手段】 研摩工程Kを経た後に塗装工程Tへと至
る木質化粧板の表面仕上げ方法において、研摩工程Kの
最終段階で木質板1の表面にこの木質板1の移送方向x
と同方向に摺接するサンダー2によって研摩を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質板の表面に研
摩を施した後で塗装を行う木質化粧板の表面仕上げ方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示す如く、研摩工程K
を経た後に塗装工程Tへと至る木質化粧板の表面仕上げ
方法は知られている。この場合、木質板1はコンベア3
上に載設されてx方向に移送されるもので、研摩工程K
において、該木質板1の表面にサンダー2によって研摩
が施され、その後、塗装工程Tにおいて、同木質板1の
研摩された表面に塗装装置7によって塗装が施され、表
面に塗膜層8を有する木質化粧板9が得られる。なお、
サンダー2は、サンドペーパー5を圧接ロール6で回動
させながら木質板1の表面に摺接させて同表面を研摩す
るものであり、塗装装置7は、木質板1の表面にロール
塗装、スプレー塗装等によって塗膜層8を形成するもの
である。
【0003】又、図6に示す如く、上記の木質化粧板の
表面仕上げ方法にあって、研摩工程Kと塗装工程Tとの
間に浮造り工程Uを介設し、該浮造り工程Uにおいて、
木質板1の表面にワイヤーブラシロール4によってブラ
ッシング加工を施すようにした木質化粧板の表面仕上げ
方法も知られている。この場合、木質板1がその表面に
春材部と秋材部とでなる木目を有し、浮造り工程Uにお
いて、比較的柔軟な春材部がブラッシング加工によって
深く切削されて該春材部の表面は凹所10として形成さ
れ、比較的硬質な秋材部は残存して該秋材部の表面が凸
所11として形成され、得られた木質化粧板9の表面に立
体感のある木目が現出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの従来の技術にあっても、研摩工程Kにおいて、木
質板1の表面に該木質板1の移送方向xと逆方向(リバ
ース方向)に摺接するサンダー2によって研摩が施され
るため、同木質板1の研摩された表面にはケバ立ちが発
生し易く、その後、同表面に塗装が施されると、得られ
た木質化粧板9の塗膜層8の表面はザラザラとなり、表
面が滑らかな木質化粧板9は得られないものであった。
【0005】特に、図6に示す如く、研摩工程Kの後に
浮造り工程Uにおいて、木質板1の表面にブラッシング
加工を施すようにした場合には、該木質板1の表面にケ
バ立ちが多大に発生して、得られた木質化粧板9の塗膜
層8の表面は相当にザラザラとなてって艶がなくなり、
該木質化粧板9の表面には自然感を有する木目が現出さ
れないものであった。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、すなわち、その
課題は、滑らかな塗装表面を有した木質化粧板が得られ
る木質化粧板の表面仕上げ方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
木質化粧板の表面仕上げ方法は、研摩工程を経た後に塗
装工程へと至る木質化粧板の表面仕上げ方法において、
研摩工程の最終段階で木質板の表面に該木質板の移送方
向と同方向(ナチュラル方向)に摺接するサンダーによ
って研摩を施すことを特徴とする。
【0008】したがって、この場合、塗装工程の前工程
となる研摩工程の最終段階で、木質板の表面に該木質板
の移送方向と同方向に摺接するサンダーによって研摩が
施されるため、研摩工程で逆立てられたケバが押さえつ
けられて寝かされ、ケバ立ちの発生が抑えられて、次の
塗装工程で同表面に塗装が施されると該塗装表面は滑ら
かとなる。
【0009】本発明の請求項2記載の木質化粧板の表面
仕上げ方法は、上記請求項1記載の木質化粧板の表面仕
上げ方法において、研摩工程の最終段階の前段階で木質
板の表面に該木質板の移送方向と逆方向に摺接するサン
ダーによって研摩を施すことを特徴とする。
【0010】したがって、この場合は特に、研摩工程の
最終段階よりも前段階で、木質板の表面に該木質板の移
送方向と逆方向に摺接するサンダーによって研摩が施さ
れるため、研摩工程できつく擦られて効果的に研摩が施
され、その際に発生したケバはその後の研摩工程の最終
段階で寝かされて、塗装表面の滑らかな木質化粧板が支
障なく得られる。
【0011】本発明の請求項3記載の木質化粧板の表面
仕上げ方法は、上記請求項1又は2記載の木質化粧板の
表面仕上げ方法において、研摩工程の前工程として木質
板の表面にブラッシング加工を施す浮造り工程を経過さ
せることを特徴とする。
【0012】したがって、この場合は特に、浮造り工程
で木質板の表面にブラッシング加工が施されて、該表面
には立体感のある木目が現出され、しかも、その後の研
摩工程の最終段階でケバ立ちの発生が抑えられて、同木
目は艶のある自然感を有するものとなって現出される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の請求項1〜
3全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の木質
化粧板の表面仕上げ方法は、研摩工程Kを経た後に塗装
工程Tへと至る木質化粧板の表面仕上げ方法において、
研摩工程Kの最終段階で木質板1の表面に該木質板1の
移送方向xと同方向に摺接するサンダー2によって研摩
を施すことを特徴とするものである。
【0014】該実施形態の木質化粧板の表面仕上げ方法
においては、研摩工程Kの最終段階の前段階で木質板1
の表面に該木質板1の移送方向xと逆方向に摺接するサ
ンダー2によって研摩を施しており、又、同研摩工程K
の前工程として木質板1の表面にブラッシング加工を施
す浮造り工程Uを経過させてもいる。
【0015】木質板1は基材合板に木質単板を貼着して
なるもので、該木質単板はその表面に春材部と秋材部と
でなる木目を有している。該木質板1はコンベア3上に
載設されてx方向に移送されるもので、浮造り工程Uに
おいて、木質板1の表面にワイヤーブラシロール4によ
ってブラッシング加工が施され、次に、研摩工程Kにお
いて、該木質板1の表面にサンダー2によって研摩が施
され、その後に、塗装工程Tにおいて、同木質板1の研
摩された表面に塗装装置7によって塗装が施され、表面
に塗膜層8を有する木質化粧板9が得られる。
【0016】浮造り工程Uにおいては、比較的柔軟な春
材部がブラッシング加工によって深く切削されて該春材
部の表面は凹所10として形成され、比較的硬質な秋材部
は残存して該秋材部の表面が凸所11として形成され、得
られた木質化粧板9の表面に立体感のある木目が現出さ
れる。この場合、ブラッシング加工におけるワイヤーブ
ラシロール4は、木質板1の移送方向xと逆方向に回転
している。
【0017】研摩工程Kでは二つのサンダー2によって
順に研摩が施されるもので、先のサンダー2は木質板1
の表面に該木質板1の移送方向xと逆方向に摺接され、
後のサンダー2は同木質板1の表面にその移送方向xと
同方向に摺接される。この場合、両サンダー2はいずれ
も、サンドペーパー5を圧接ロール6で回動させながら
木質板1の表面に摺接させて同表面を研摩するものであ
り、先のサンダー2のサンドペーパー5として#180
のものが使用され、後のサンダー2のサンドペーパー5
として#240のものが使用されている。又、後のサン
ダー2の圧接ロール6の周速は木質板1の移送速度より
も速く設定されており、該圧接ロール6と同調してサン
ドペーパー5が回動される。
【0018】塗装工程Tにおける塗装装置7は、木質板
1の研摩された後の表面にロール塗装、スプレー塗装等
によって塗膜層8を形成するものである。
【0019】したがって、該実施形態の木質化粧板の表
面仕上げ方法においては、塗装工程Tの前工程となる研
摩工程Kの最終段階で、木質板1の表面に該木質板1の
移送方向xと同方向に摺接する後のサンダー2によって
研摩が施されるため、研摩工程Kの先のサンダー2で逆
立てられたケバが押さえつけられて寝かされて、ケバ立
ちの発生が抑えられ、次の塗装工程Tで同表面に塗装が
施されると該塗装表面は滑らかとなる。
【0020】又、該実施形態の木質化粧板の表面仕上げ
方法においては、研摩工程Kの最終段階よりも前段階
で、木質板1の表面に該木質板1の移送方向xと逆方向
に摺接する先のサンダー2によって研摩が施されるた
め、研摩工程Kできつく擦られて効果的に研摩が施さ
れ、その際に発生したケバはその後の研摩工程Kの最終
段階で後のサンダー2によって寝かされて、塗装表面の
滑らかな木質化粧板9が支障なく得られる。更に、浮造
り工程Uで木質板1の表面にブラッシング加工が施され
て、該表面には立体感のある木目が現出され、しかも、
その後の研摩工程Kの最終段階でケバ立ちの発生が抑え
られて、同木目は艶のある自然感を有するものとなって
現出される。
【0021】図3、4は、本発明の請求項1、2に対応
する一実施形態を示し、該実施形態の木質化粧板の表面
仕上げ方法においては、上記実施形態の木質化粧板の表
面仕上げ方法における浮造り工程Uが省略されており、
それ以外は上記実施形態の木質化粧板の表面仕上げ方法
と全く同様である。したがって、該実施形態の木質化粧
板の表面仕上げ方法においては、請求項1、2に係る作
用効果が上記実施形態の木質化粧板の表面仕上げ方法に
おけると同様に奏される。
【0022】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の木質化粧板
の表面仕上げ方法においては、木質板の移送方向と同方
向に摺接するサンダーによってケバ立ちの発生が抑えら
れ、塗装表面の滑らかな木質化粧板が得られる。
【0023】又、請求項2記載の木質化粧板の表面仕上
げ方法においては、特に、木質板の移送方向と逆方向に
摺接するサンダーによって効果的に研摩が施された後に
ケバ立ちの発生が抑えられ、塗装表面の滑らかな木質化
粧板が支障なく得られる。
【0024】又、請求項3記載の木質化粧板の表面仕上
げ方法においては、特に、浮造り工程で木質板の表面に
立体感のある木目が現出され、しかも、その後にケバ立
ちの発生が抑えられて、同木目は艶のある自然感を有す
るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である木質化粧板の表面仕
上げ方法を示す概略工程図。
【図2】同実施形態における要部工程を示す(a)は概
略工程図、(b)は同要部工程における各木質板を示す
概略断面図。
【図3】別の実施形態である木質化粧板の表面仕上げ方
法を示す概略工程図。
【図4】同実施形態における要部工程を示す(a)は概
略工程図、(b)は同要部工程における各木質板を示す
概略断面図。
【図5】従来例である木質化粧板の表面仕上げ方法を示
す概略工程図。
【図6】別の従来例である木質化粧板の表面仕上げ方法
を示す概略工程図。
【符号の説明】
1 木質板 2 サンダー K 研摩工程 T 塗装工程 U 浮造り工程

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研摩工程を経た後に塗装工程へと至る木
    質化粧板の表面仕上げ方法において、研摩工程の最終段
    階で木質板の表面に該木質板の移送方向と同方向に摺接
    するサンダーによって研摩を施すことを特徴とする木質
    化粧板の表面仕上げ方法。
  2. 【請求項2】 研摩工程の最終段階の前段階で木質板の
    表面に該木質板の移送方向と逆方向に摺接するサンダー
    によって研摩を施すことを特徴とする請求項1記載の木
    質化粧板の表面仕上げ方法。
  3. 【請求項3】 研摩工程の前工程として木質板の表面に
    ブラッシング加工を施す浮造り工程を経過させることを
    特徴とする請求項1又は2記載の木質化粧板の表面仕上
    げ方法。
JP28414797A 1997-10-17 1997-10-17 木質化粧板の表面仕上げ方法 Pending JPH11114486A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2394433A (en) * 2002-10-24 2004-04-28 Coyle John E A polishing line
CN104190584A (zh) * 2014-09-19 2014-12-10 苏州承源光电科技有限公司 一种led灯散热器用涂导热硅脂装置

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GB2394433B (en) * 2002-10-24 2005-06-29 Coyle John E A polishing line
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