JPH11114153A - 遊戯機 - Google Patents

遊戯機

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JPH11114153A
JPH11114153A JP29170097A JP29170097A JPH11114153A JP H11114153 A JPH11114153 A JP H11114153A JP 29170097 A JP29170097 A JP 29170097A JP 29170097 A JP29170097 A JP 29170097A JP H11114153 A JPH11114153 A JP H11114153A
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JP
Japan
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electric motor
electromagnetic waves
game machine
shielding member
shielding
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Withdrawn
Application number
JP29170097A
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English (en)
Inventor
Makoto Nakamura
誠 中村
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊戯機から発生する電磁波を遮蔽することに
より電磁波の漏洩を防止し、電磁波の人体への悪影響を
防止できる遊戯機を提供する。 【解決手段】 玉を発射するための交流電動モータ7は
取付枠19を介して基盤15に取着されている。交流電
動モータ7と取付枠19との間には遮蔽板21が挟装さ
れている。遮蔽ボックス23は交流電動モータ7を覆う
ように遮蔽板21に固定されている。遮蔽板21及び遮
蔽ボックス23は導電性を有する素材、例えば鉄、金、
銀、アルミニウムからなる。あるいは、パーマロイ、珪
素鋼等の高透磁率の素材からなる。これにより電動モー
タから発生する電磁波のうち、電場はほぼ全て、磁場に
ついても大幅に減衰させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、遊戯機におい
て内部の機器、特に電動モータから発生する電磁波を遮
蔽することにより、電磁波の漏洩を防止できる遊戯機に
関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、自身から発生する電磁波の漏洩
を防止する手段を備えた遊戯機はなく、僅かに他の機器
が発する電磁波が影響して誤作動が生じないようにする
ために動作基盤の集積回路に電磁波遮蔽機能を備えるよ
うにした技術が存在するだけであった(特開平9−21
9597号)。この従来技術では、例えばパチンコ機の
窓(前面)に使用されている2枚の透明板(ガラス板
等)の相対向する2面の少なくとも1面に、合成樹脂フ
ィルムからなる透明導電膜を展張することにより、パチ
ンコ機周囲の電磁波(電場)を遮蔽するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、従来の遊戯
機は誤作動を防止することをその目的とするため、遊戯
機自身から発生する電磁波の漏洩を防止するものではな
かった。今日、電磁波の及ぼす影響は機器の誤作動を引
き起こすという物理的な影響にのみとどまらず、人体に
対する健康上の影響も大きな問題となっている。電磁波
は送電線からだけでなく身近な電気製品からも漏洩し、
凡そ電気を使用する機器全てが電磁波を発生させる。こ
こで問題となっているのは50〜60Hzの低周波の電
磁波、特に磁場の方である。従来、レーダ光線や電子レ
ンジのマイクロ波のような高周波の電磁波は照射された
ものが発熱をするのでその危険性は周知されていた。し
かし、わが国において使用されている交流電力のような
50〜60Hzの低周波の電磁波は発熱効果がないので
人体に悪影響はないと考えられていた。ところが、19
79年に米国・ワルトハイマー博士らによって「配電線
の近くで小児白血病の増加率が3倍」という論文が発表
され、さらに、1987年に米国コロラド大学のサビッ
ツ博士によって「配電線の近くで小児白血病の増加率は
2.75倍、脳腫瘍が1.94倍、リンパ腫瘍が3.3
0倍、全ガンで2.20倍」という論文が発表されるに
至り、低周波の電磁波も人体に悪影響を及ぼすことが次
第に周知されることとなった。スウェーデンでは、政府
機関や電力会社等の協力により送電線近くに住む約45
万人を対象に大々的な疫学調査が行われ、その結果が1
992年に報告されている。その内容は「3ミリガウス
(磁場)以上の被爆で小児白血病の増加は3.8倍、2
ミリガウス以上で2.7倍」というものだった。その結
果に基づき、スウエーデンでは1993年から2〜3ミ
リガウスを目安に公共施設の移転や送電線の撤去などが
開始されている。パチンコ機等の遊戯機も電動モータや
電子回路が組み込まれた基盤を内蔵しており、特に電動
モータはその構造上からも強い低周波の電磁波を発生さ
せ、遊戯者を被爆させる。パチンコ機等の遊戯機の場
合、遊戯者が長時間、しかも遊戯機と接近して使用する
ため電磁波の人体への影響は深刻である。この発明はこ
のような事情に鑑みてなされたものであって、その目的
はパチンコ機等の遊戯機から発生する電磁波を遮蔽する
ことにより電磁波の漏洩を防止し、電磁波の人体への悪
影響を防止できる遊戯機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、電動モータの駆動力
により玉を発射するようにした遊戯機において、当該電
動モータの周囲に導電性を有する遮蔽部材を配置するこ
とにより当該モータから発生する電磁波の漏洩を減衰さ
せるようにしたことをその要旨とする。また、上記の目
的を達成するために、請求項2に記載の発明は、電動モ
ータの駆動力により玉を発射するようにした遊戯機にお
いて、当該電動モータの周囲を導電性を有する遮蔽部材
で覆うことにより当該モータから発生する電磁波の漏洩
を減衰させるようにしたことをその要旨とする。また、
上記の目的を達成するために、請求項3に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、前記遮蔽部材は比
初透磁率(μsi)が100以上の素材からなることをそ
の要旨とする。また、上記の目的を達成するために、請
求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明におい
て、前記遮蔽部材はパーマロイであることをその要旨と
する。上記の構成によればいずれも、電動モータから発
生する強力な電磁波を遮蔽部材を通過させることにより
大幅に減衰させることができる。
【0005】
【発明の効果】 請求項1に記載の発明では、電動モー
タの周囲に導電性を有する遮蔽部材を配置したので遮蔽
部材の配置された側への電磁波を減衰させることができ
る。また、遮蔽部材が導電性を有するので、電動モータ
から発生する電磁波のうち電場をほとんど遮蔽すること
ができる。請求項2に記載の発明では、電動モータの周
囲を遮蔽部材で覆っているので、電動モータから全方向
へ放射される電磁波を減衰させることができる。また、
遮蔽部材が導電性を有するので、電動モータから発生す
る電磁波のうち電場をほとんど遮蔽することができる。
請求項3に記載の発明では、遮蔽部材は比初透磁率(μ
si)が100以上の素材からなるので電場のみならず、
磁場をも減衰させることができる。請求項4に記載の発
明では、遮蔽部材はパーマロイであり、比初透磁率(μ
si)が600以上であるので電場のみならず、磁場も大
幅に減衰させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の遊戯機を具体化
した実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1
〜図3に示すように、遊戯機としてのパチンコ機1の正
面側の右下部には発射ツマミ3及び発射レバー5が取着
されている。発射ツマミ3及び発射レバー5の取着され
た位置に対応するパチンコ機1の裏側の位置には玉を発
射するための交流電動モータ7が取着されている。図
2,図3に示すように発射ツマミ3及び発射レバー5に
は軸9が嵌装され、軸9は枠11及び基台13を貫通
し、その先端は基盤15に取着されたスイッチ17に嵌
装されている。
【0007】交流電動モータ7は取付枠19に取着さ
れ、取付枠19は基盤15に取着されている。交流電動
モータ7と取付枠19との間には遮蔽部材としての遮蔽
板21が挟装されている。遮蔽板21には、図示しない
がモータ軸が当接する部分には孔が設けられている。遮
蔽部材としての遮蔽ボックス23は交流電動モータ7を
覆うように遮蔽板21に固定されている。遮蔽ボックス
23は遮蔽板21に図示しないボルト及びナットにより
固定されている。遮蔽板21及び遮蔽ボックス23は薄
板からなり、その素材は導電性を有する金属であること
が必要である。これらの素材としては鉄、銀、金、アル
ミニウム等が考えられる。さらには、高透磁率の材料で
あることが望ましい。これらの素材には珪素鋼、Niを
35〜80%を含むFe−Ni合金であるパーマロイが
ある。パーマロイの中でもミュー・メタル(Ni78
%,Cr2%,Cu5%を含むFe合金)やスーパーマ
ロイ(Ni79%,Mo5%,Mn0.3%を含むFe
合金)は特に高透磁率の素材である。ミューメタルは比
初透磁率(μsi)が45000、スーパーマロイは10
0000である。
【0008】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。パチンコ機1の交流電動モータ7を駆動させると、
強力な低周波の電磁波が発生し、外部に放射される。交
流電動モータ7は遮蔽板21及び遮蔽ボックス23によ
りモータ軸を除いてその周囲を覆われているので交流電
動モータ7から発生する電磁波が遮蔽板21及び遮蔽ボ
ックス23により遮られ、外部に放射される電磁波が減
衰される。
【0009】このように構成することにより本実施の形
態は以下のような効果を奏する。 ・遮蔽板21及び遮蔽ボックス23を導電性を有する素
材、例えば、鉄、金、銀等で構成した場合には、電磁波
のうち電場をほぼ完全に遮蔽することができる。 ・遮蔽板21及び遮蔽ボックス23を高透磁率の材料、
例えば珪素鋼、パーマロイ等で構成した場合には、電磁
波の電場をほぼ完全に遮蔽するとともに磁場も大幅に減
衰させることができる。
【0010】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、次のように変更して具体化すること
も可能である。 ・交流電動モータの周囲を完全に覆うのではなく、交流
電動モータと発射ツマミとの間に遮蔽板を設けるだけで
もよい。本実施の形態の場合、遮蔽板21だけを設け、
遮蔽ボックス23を設けないでもよい。この場合には、
交流電動モータの遮蔽板がない方向へは電磁波が放射さ
れるが、遮蔽板の方向への電磁波は遮蔽できるので遊戯
者は電磁波の被爆から防御される。 ・遮蔽板及び遮蔽ボックスをプラスチック等の合成樹脂
板で構成し、鉄等の導電性を有する素材及びパーマロイ
等の高透磁率の素材を箔状にして前記合成樹脂板の内側
又は外側に貼付してもよい。このようにすれば、高透磁
率の素材は高価であるため、遊戯者の方向の側には高透
磁率の素材を貼付し、その他の部分には安価な素材を貼
付することにより、効率的に電磁波を遮蔽できる。 ・遮蔽板のみパーマロイ等の高透磁率の素材で形成し、
遮蔽ボックスは鋼等で形成してもよい。このようにすれ
ば、遊戯者の方向への電磁波が磁場も含めて大幅に減衰
される。即ち、高透磁率の素材は高価であるため、効率
的に電磁波を遮蔽できる。 ・遮蔽板を円盤状に形成し、遮蔽ボックスを円筒状に形
成する等、交流電動モータの形状に応じて遮蔽板及び遮
蔽ボックスの形状を変更してもよい。 ・変圧器を内蔵している遊戯機においては、変圧器から
も電磁波が発生するので変圧器も交流電動モータと同様
に周囲に遮蔽部材を配置、又は周囲を遮蔽部材で覆うこ
とにより電磁波を遮蔽することができる。 本発明について上記実施の形態から把握できる技術的思
想について以下に記載する。 ・前記遮蔽部材は合成樹脂に電導性を有する金属板を貼
付したものである請求項1又は請求項2に記載の遊戯
機。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のパチンコ機の正面図。
【図2】実施の形態のパチンコ機の電動モータ等の組付
状態を示す分解斜視図。
【図3】実施の形態のパチンコ機の発射ツマミの位置に
おける部分断面図。
【符号の説明】 1…遊戯機としてのパチンコ機、7…交流電動モータ、
21…遮蔽部材としての遮蔽板、23…遮蔽部材として
の遮蔽ボックス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの駆動力により玉を発射する
    ようにした遊戯機において、当該電動モータの周囲に導
    電性を有する遮蔽部材を配置することにより当該モータ
    から発生する電磁波の漏洩を減衰させるようにしたこと
    を特徴とする遊戯機。
  2. 【請求項2】 電動モータの駆動力により玉を発射する
    ようにした遊戯機において、当該電動モータの周囲を導
    電性を有する遮蔽部材で覆うことにより当該モータから
    発生する電磁波の漏洩を減衰させるようにしたことを特
    徴とする遊戯機。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽部材は比初透磁率(μsi)が1
    00以上の素材からなる請求項1又は請求項2に記載の
    遊戯機。
  4. 【請求項4】 前記遮蔽部材はパーマロイである請求項
    1又は請求項2に記載の遊戯機。
JP29170097A 1997-10-07 1997-10-07 遊戯機 Withdrawn JPH11114153A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005270320A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006326103A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Samii Kk 遊技機の制御装置
JP4720006B2 (ja) * 2001-04-25 2011-07-13 豊丸産業株式会社 パチンコ機
JP2016123500A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社三共 遊技機
US11206751B2 (en) 2019-11-27 2021-12-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Magnetic field shielding structure

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Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061115