JPH11114030A - プラスチック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法 - Google Patents

プラスチック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法

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JPH11114030A
JPH11114030A JP9290517A JP29051797A JPH11114030A JP H11114030 A JPH11114030 A JP H11114030A JP 9290517 A JP9290517 A JP 9290517A JP 29051797 A JP29051797 A JP 29051797A JP H11114030 A JPH11114030 A JP H11114030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清涼飲料用などのいわゆるPETボトル
(ペットボトル)その他の任意の形状のプラスチック空
容器Pを高速度かつ連続して電子線殺菌を行い、かつ殺
菌処理の速度を適正に制御して、清潔なプラスチック空
容器Pを供給可能なプラスチック空容器の電子線殺菌装
置および殺菌方法を提供すること。 【解決手段】 ターンテーブル17などにそれぞれのプ
ラスチック空容器Pを相対的に固定した状態で移動さ
せ、移動の途中で電子線を照射することに着目したもの
で、プラスチック空容器Pを真空吸引しプラスチック空
容器Pを周回させるターンテーブル機構6(移動機構)
と、ターンテーブル機構6の途中でプラスチック空容器
Pに電子線を照射する電子線照射機構7と、移動機構6
を冷却する冷却機構8と、電子線照射済みのプラスチッ
ク空容器Pを排出する排出機構9と、を有することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチック空容器
の電子線殺菌装置および殺菌方法にかかるもので、とく
に清涼飲料水用などのいわゆるPETボトル(ペットボ
トル)その他のプラスチック空容器に電子線を照射して
これを殺菌するプラスチック空容器の電子線殺菌装置お
よび殺菌方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラスチック空容器の洗浄殺菌に
は、薬品洗浄工程および水洗浄工程を用いることもあっ
たが、排水処理施設が大型化することから環境汚染への
配慮が求められている。こうした配慮による電子線によ
る殺菌処理は、排水処理施設が不要であり、連続的なシ
ート状の被殺菌物について多く行われている。一方、プ
ラスチック空容器のような小さなサイズの被殺菌物につ
いては、その単独あるいは複数を梱包および包装した状
態で、電子線の照射を行って殺菌することが一般的であ
るが、照射量管理を高速度で行うことが困難である。た
だし単なる材料改質など、清潔環境を要求しない被照射
物についてはこれを梱包あるいは包装せずに照射する場
合がある。
【0003】細菌および塵埃の混入を防止した雰囲気
で、かつ梱包および包装をしない状態で、プラスチック
空容器を電子線照射して殺菌する例として、たとえば特
開昭60−58666号においては、重力を利用して円
筒状容器をらせん軌道上に転がすか、あるいはすべらせ
て電子線照射部分に供給している。しかしながら、この
装置においては、容器が照射部分を通過する姿勢や時間
などの諸条件を管理することが困難で、照射不足あるい
は過多により容器の殺菌不十分あるいは容器材料の損傷
を生じるおそれがあるという問題がある。
【0004】他の例として、特開平8−169422号
においては、円筒状容器を回転させながら電子線照射部
分を通過させ、容器の断面形状に沿って至近距離から低
エネルギーの電子線を照射することにより殺菌してい
る。しかしながら、この装置においては、電子線線量の
過不足からおこる容器の殺菌不十分あるいは容器材料の
損傷のおそれはないと思われるが、容器の形状が円筒状
に制限されることにより汎用性に欠けるという問題があ
る。さらに、照射部分において容器を転倒および回転さ
せながら通過させる必要があるため、構造が複雑にな
り、殺菌処理速度の向上には限界がある。
【0005】また、近年の清涼飲料水の製造工程におい
ては、その生産速度として300〜600ボトル/分程
度が標準となってきている。搬送手段としてたとえば、
テーブルトップチェーンコンベアによる搬送では、プラ
スチック空容器の転倒防止のために各プラスチック空容
器を密接させて搬送する。この搬送の際に、プラスチッ
ク空容器とテーブルトップチェーンコンベアとの間の摩
擦を極力小さくなるようにして搬送している。通常の搬
送状況では、後工程の運転状況によりテーブルトップチ
ェーンコンベアは動いているがプラスチック空容器が静
止する場合や、静止しないまでも互いに相対速度を持つ
場合がある。こうした場合においてテーブルトップチェ
ーンコンベアとプラスチック空容器との間の摩擦を低減
するため、潤滑剤(たとえば石鹸水、その他の液体)を
散布することがよく行われている。潤滑剤を使わない場
合には、テーブルトップチェーンコンベアの材質を自己
潤滑性のあるプラスチック性としている例もある。した
がって、プラスチック空容器の搬送速度を確実に管理す
ることが困難である。
【0006】そのほか、プラスチック空容器の高速度の
搬送例としては、プラスチック空容器の上部を空気流で
押すニューマティックネックハンギングコンベアがあ
る。このニューマティックネックハンギングコンベア
は、容器搬送の駆動源が空気流となっているため、基本
的に搬送速度の制御を行うことができないという問題が
ある。
【0007】したがって、従来のテーブルトップチェー
ンコンベアあるいはニューマティックネックハンギング
コンベアなどを用いる搬送手段では、被搬送物の速度を
厳密には制御することができず、前述した特開昭60−
58666号と同じ理由から精密な照射線量の管理を行
うことができないため、電子線照射下のプラスチック空
容器の搬送手段としては適当ではない。
【0008】また、容器が互いに密接している部分や容
器と転倒防止ガイドとが密接している部分は電子線の影
になりやすく、照射線量の分布が不均一になるおそれが
ある。照射線量の分布を適正とするためには、より高い
エネルギーの電子線を必要とし、電子線発生装置および
放射線遮蔽構造体のための費用が増大するという問題が
ある。さらに、潤滑剤や自己潤滑性のプラスチック部品
などを電子線照射下で常時使用すると、放射線によるそ
れら材料の劣化や分解生成物の発生などが起こるため、
清潔かつ清浄であることが求められる用途では採用する
ことができない。
【0009】なお、プラスチック空容器を1本づつ単独
で搬送することは、容器の転倒の問題があることから採
用が困難で、ほとんど行われていない。通常、制御可能
なプラスチック空容器単独の搬送速度(15メートル/
分)では、200〜300ボトル/分の高速充填を行う
ためには複数の電子線照射ラインが必要となる。この場
合には、後工程で複数ラインのプラスチック空容器の合
流部が生じ、搬送トラブルの多い不安定な製造ラインと
なってしまう。
【0010】さらに、従来の電子線照射殺菌装置におい
ては、何らかの理由で電子線照射殺菌処理に異常が発生
した場合に、照射部近傍の被照射物を不合格品とするこ
とにより対応している。しかしながら、未殺菌のプラス
チック空容器が後工程に流れていくことを確実に防止す
ることが困難で、製品に付着している細菌類の流出およ
び後工程設備の汚染については何の考慮もなされていな
い。清潔度の要求が高度である場合には、後工程の排出
装置、搬出装置、後工程装置その他各種の装置の殺菌処
理がその都度必要となり工程稼働率の低下を招くという
問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、清涼飲料用などのい
わゆるPETボトル(ペットボトル)その他のプラスチ
ック空容器を高速度かつ連続して電子線殺菌を行い、次
工程に供給することができるプラスチック空容器の電子
線殺菌装置および殺菌方法を提供することを課題とす
る。
【0012】また本発明は、電子線照射によるプラスチ
ック空容器の殺菌処理の速度を適正に制御可能なプラス
チック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法を提供す
ることを課題とする。
【0013】また本発明は、電子線に関する精密な照射
線量の管理を行うことが可能で、適正な線量の照射を行
うとともに、容器が互いに密接している部分や容器と転
倒防止ガイドなどとが密接している部分における電子線
の影になりやすい部位にも適切な照射を可能としたプラ
スチック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法を提供
することを課題とする。
【0014】また本発明は、電子線照射線量を均一に制
御することが可能なプラスチック空容器の電子線殺菌装
置および殺菌方法を提供することを課題とする。
【0015】また本発明は、任意の形状のプラスチック
空容器に電子線を照射してこれを殺菌することができる
プラスチック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法を
提供することを課題とする。
【0016】また本発明は、後工程の製造ラインを複雑
化することなく、清潔なプラスチック空容器を供給可能
なプラスチック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法
を提供することを課題とする。
【0017】また本発明は、殺菌処理中に万が一異常が
発生しても、その対応処理が容易なプラスチック空容器
の電子線殺菌装置および殺菌方法を提供することを課題
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ター
ンテーブルやベルトコンベアなどにそれぞれのプラスチ
ック空容器を相対的に固定すること、このターンテーブ
ルやベルトコンベアによるプラスチック空容器の移動の
途中で電子線を照射するようにすることに着目したもの
で、第一の発明は、プラスチック空容器に電子線を照射
して殺菌を行うプラスチック空容器の電子線殺菌装置で
あって、前記プラスチック空容器を供給する供給機構
と、供給されたこのプラスチック空容器の互いの相対間
隔を維持するとともに、この相対間隔を維持した状態の
当該プラスチック空容器を移動させる移動機構と、この
移動機構の途中において前記プラスチック空容器に前記
電子線を照射する電子線照射機構と、前記移動機構を冷
却する冷却機構と、電子線照射済みの前記プラスチック
空容器を排出する排出機構と、を有することを特徴とす
るプラスチック空容器の電子線殺菌装置である。
【0019】前記移動機構は、前記プラスチック空容器
を真空吸引して固定するとともに、この固定した状態の
当該プラスチック空容器を周回させるターンテーブル機
構であることができる。
【0020】前記移動機構は、前記プラスチック空容器
の互いの相対間隔を維持するとともに、この相対間隔を
維持した状態の当該プラスチック空容器を移動させるベ
ルトコンベア機構であることができる。
【0021】前記移動機構は、その途中に、電子線の照
射不良の前記プラスチック空容器を除去可能な除去部を
設けることができる。
【0022】前記プラスチック空容器を所定の間隔をあ
けて前記移動機構に供給することができる。
【0023】第二の発明は、プラスチック空容器に電子
線を照射して殺菌を行うプラスチック空容器の電子線殺
菌方法であって、前記プラスチック空容器を供給する供
給工程と、供給されたこのプラスチック空容器の互いの
相対間隔を維持するとともに、この相対間隔を維持した
状態の当該プラスチック空容器を移動させる移動工程
と、この移動の途中において前記プラスチック空容器に
前記電子線を照射する電子線照射工程と、前記移動工程
を行う移動機構を冷却する冷却工程と、電子線照射済み
の前記プラスチック空容器を排出する排出工程と、を有
することを特徴とするプラスチック空容器の電子線殺菌
方法である。
【0024】前記移動工程は、前記プラスチック空容器
を真空吸引して固定するとともに、この固定した状態の
当該プラスチック空容器を周回させる周回工程であるこ
とができる。
【0025】なお、前記周回工程における前記プラスチ
ック空容器の周回とともに、各プラスチック空容器を自
転させながら前記電子線照射を行うことができる。
【0026】前記移動工程は、前記プラスチック空容器
の互いの相対間隔を維持するとともに、この相対間隔を
維持した状態の当該プラスチック空容器を移動させるコ
ンベア工程であることができる。
【0027】本発明によるプラスチック空容器の電子線
殺菌装置および殺菌方法においては、たとえばターンテ
ーブルやベルトコンベアなどの移動機構にそれぞれのプ
ラスチック空容器を互いの相対間隔を維持するように固
定するとともに、このターンテーブルの回転あるいはベ
ルトコンベアによる移動の途中でプラスチック空容器に
電子線を照射するようにしたので、複数本のプラスチッ
ク空容器を連続的に、かつ一列に供給することが可能で
あるとともに、それぞれのプラスチック空容器が移動機
構により互いの相対間隔を維持するように相対的に固定
されているので、移動機構による移動にともなうプラス
チック空容器の供給量を確実に把握してその搬送量ない
し搬送速度を管理することが容易であり、単位時間あた
りの電子線照射量を確実に制御し、電子線照射によるプ
ラスチック空容器の殺菌処理を所定の効率で実行するこ
とができる。
【0028】したがって、従来のような速度管理ないし
照射線量の管理が不安定かつ不確実ということを回避
し、安定して次の工程に連続して清潔なプラスチック空
容器を供給することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の第1の実施の形態
によるプラスチック空容器の電子線殺菌装置1をその殺
菌方法とともに図1ないし図4にもとづき説明する。図
1は、プラスチック空容器の電子線照射装置1の概略垂
直断面図、図2は、同、概略水平断面図であって、プラ
スチック空容器の電子線照射装置1は、プラスチック空
容器Pの解梱機構2と、搬入機構3と、遮蔽構造体4
と、供給機構5と、ターンテーブル機構6(移動機構)
と、電子線照射機構7と、冷却機構8と(図4)、排出
機構9と、搬出機構10と、を有し、搬出機構10から
後工程機構11に至る。
【0030】プラスチック空容器Pは、清涼飲料水用な
どのいわゆるPETボトル(ペットボトル)その他、電
子線が透過可能な任意の形状のプラスチック空容器であ
る。
【0031】解梱機構2は、放射線管理区域外にこれを
設け、パレット積みのプラスチック空容器Pを解梱し、
搬入機構3にプラスチック空容器Pを一列に並べて供給
する。
【0032】搬入機構3は、プラスチック空容器Pをエ
アーリンスして内部の比較的大きなゴミを除去するとと
もに、解梱機構2から遮蔽構造体4内の供給機構5まで
供給する。この搬入機構3は、強い放射線環境下にはな
いので、従来使用されているテーブルトップチェーンコ
ンベアやニューマティックネックハンギングコンベアな
どをそのままもしくは若干の改造を行った上で使用する
ことができる。
【0033】遮蔽構造体4は、鉄筋コンクリートなどか
らこれを構成し、電子線照射機構7からの電子線および
制動X線を放射線管理区域外で許容線量以下とする。
【0034】図3は、ターンテーブル機構6および電子
線照射機構7さらにその周辺の各機構の平面図、図4
は、同、側面図である。供給機構5は、ターンテーブル
機構6にプラスチック空容器Pを供給および停止するも
ので、供給用コンベア12と、スクリューフィーダー1
3と、供給側スターホィール14と、を有する。なお、
この供給機構5は電子線照射の近傍部分にあって強い放
射線雰囲気にあるため、耐放射線性および耐オゾン性を
考慮する必要がある。
【0035】供給用コンベア12は、搬入機構3からの
プラスチック空容器Pを受けてターンテーブル機構6に
供給するとともに、供給停止時にプラスチック空容器P
をこの上で滞留させるアキュームコンベアの機能も有す
る。
【0036】スクリューフィーダー13は、供給用コン
ベア12により供給されてきたプラスチック空容器Pを
互いの間に所定間隔(一定ピッチ)をあけた状態で供給
側スターホィール14に供給し、供給側スターホィール
14はこの間隔を詰まらせないように、つまり互いに接
触させないようにしてひとつづつ一列かつ均一にターン
テーブル機構6に供給する。スクリューフィーダー13
の表面材質は、潤滑性および耐放射線性を考慮し、PE
EK樹脂などの耐放射線性プラスチックあるいは研磨ス
テンレススチールなどを採用する。スクリューフィーダ
ー13と供給側スターホィール14とは、互いに同期し
て動作し、プラスチック空容器Pのかみ込みがないよう
にこれを調整する。
【0037】ターンテーブル機構6は、ターンテーブル
駆動部15と、ターンテーブル駆動軸16と、円環状の
ターンテーブル17と、ターンテーブル17に設けたプ
ラスチック空容器固定部18と、除去部19と、を有す
る。ターンテーブル機構6と供給機構5とは、同期して
動作するようにこれを運転し、ターンテーブル17の適
切な位置(後述する真空吸引口22)にプラスチック空
容器Pが載せられるようにする。なお、このターンテー
ブル機構6は電子線が直接照射される部分であるため、
耐放射線性および耐オゾン性を考慮し、主構造材は、ス
テンレススチールからこれを構成する必要がある。
【0038】ターンテーブル駆動部15は、ターンテー
ブル駆動軸16のまわりにターンテーブル17を、一定
照射条件のもとで所定周速度(たとえば30メートル/
分)で回転させる。この周速度は、電子線照射機構7の
電流値と同期させて電子線の照射量を常時一定とするよ
うにしている。
【0039】プラスチック空容器固定部18は、真空排
気ユニット20と、真空配管21(図4)と、ターンテ
ーブル17の円周部に所定均一間隔で開口形成した真空
吸引口22と、を有する。供給側スターホィール14に
よってターンテーブル17に至ったプラスチック空容器
Pは、その底部を真空吸引口22の部分で真空吸引され
て固定され、互いの相対間隔を一定に維持した状態でタ
ーンテーブル17の回転にともなって円周上を所定周速
度で周回可能となる。この相対間隔は、各プラスチック
空容器Pを均一な間隔で周回させるためのもので、各プ
ラスチック空容器Pが互いに接触している場合(つまり
相対間隔がゼロの場合)も含むものとする。なお、プラ
スチック空容器Pの形状に応じてその正立状態でその側
面部分を真空吸引する構成としてもよい。さらに、プラ
スチック空容器Pを横倒し状態でその底部を真空吸引す
る構成とすることもできる。いずれの構成の場合にも、
プラスチック空容器Pの姿勢に応じて電子線照射機構7
を適宜配置することにより所定の方向から電子線を照射
可能とすればよい。
【0040】また、ターンテーブル機構6によるプラス
チック空容器Pの周回とともに、各プラスチック空容器
Pを自転させながら電子線照射を行って、より均一な電
子線照射を実現することもできる。たとえば、図示は省
略するが、回転可能な台状部材に真空吸引口22を形成
して、この台状部材にプラスチック空容器Pを固定し、
ターンテーブル17の所定の部位に台状部材が至ったと
きにこの台状部材を回転可能とする機構を採用すること
ができる。
【0041】除去部19は、ターンテーブル機構6から
排出機構9への接続部分のわずかに上流側にこれを配置
し、回動軸23と、回動アーム24と、を有し、回動ア
ーム24が外方(図中反時計方向)に回動することによ
り、電子線が照射不良であるプラスチック空容器Pをプ
ラスチック空容器の電子線照射装置1における流れの外
部に除去可能としてある。
【0042】電子線照射機構7は、電子線発生部25
と、電子線照射エリア26と、クリーンブース27(図
4)と、このクリーンブース27の天井部分に張ったチ
タン箔28と、を有し、正立した状態のプラスチック空
容器Pを上部から0.5〜5MeVのエネルギーの電子
線を照射し、その裏側まで十分に透過、照射することに
より殺菌する。なおクリーンブース27は、ターンテー
ブル17の外周に沿ってあるいは全体を覆うようにこれ
を設置するとともに、このクリーンブース27に外部か
らクリーンエアを供給することにより、ターンテーブル
17上を清潔な環境に保持して、プラスチック空容器P
への塵埃などの異物の付着を防止する。
【0043】冷却機構8は、とくに図4に示すように、
とくに電子線照射エリア26におけるターンテーブル1
7の底部に設けた水冷ジャケット29と、供給側配管3
0と、戻り側配管31と、を有し、電子線照射にともな
うターンテーブル機構6(とくにターンテーブル17)
の温度上昇を防止する。
【0044】なお、前記プラスチック空容器固定部18
の真空配管21、ならびに冷却機構8の供給側配管30
および戻り側配管31は、ターンテーブル駆動軸16の
ロータリージョイント32にこれを接続し、このロータ
リージョイント32によりターンテーブル機構6内外の
流体の取り合いを行っている。
【0045】排出機構9は、ターンテーブル機構6から
搬出機構10側にプラスチック空容器Pを排出するもの
で、排出側スターホィール33と、排出側コンベア34
と、を有する。なお、この排出機構9も電子線照射の近
傍部分にあって、強い放射線雰囲気にあるため、耐放射
線性および耐オゾン性を考慮する必要がある。
【0046】搬出機構10は、プラスチック空容器Pを
排出機構9から後工程機構11に搬送する。この搬出機
構10も搬入機構3と同様に、強い放射線環境下にはな
いので、従来使用されているテーブルトップチェーンコ
ンベアやニューマティックネックハンギングコンベアな
どをそのままもしくは若干の改造を行った上で使用する
ことができる。なお、排出機構9および搬出機構10に
は、ターンテーブル機構6のクリーンブース27と同様
のクリーンブース(図示せず)を設置してプラスチック
空容器Pへの塵埃などの異物の付着を防止する。
【0047】後工程機構11は、殺菌済みのプラスチッ
ク空容器Pを無菌的に搬送し、充填装置などにより内容
物の充填などを行う。
【0048】こうした構成のプラスチック空容器の電子
線照射装置1において、プラスチック空容器Pを解梱機
構2において解梱などを行い、一列として搬入機構3に
搬送する。プラスチック空容器Pは、さらに供給機構5
によってターンテーブル機構6に供給される(供給工
程)。
【0049】ターンテーブル機構6においては、電子線
照射機構7および後工程機構11の稼働状況に応じてプ
ラスチック空容器Pの供給あるいは停止を行う。すなわ
ち供給時には、各プラスチック空容器Pはスクリューフ
ィーダー13により一定ピッチに整えられて供給側スタ
ーホィール14を経由して1本づつ独立にターンテーブ
ル機構6のターンテーブル17に供給される。
【0050】供給側スターホィール14からターンテー
ブル機構6のターンテーブル17に載り渡ったプラスチ
ック空容器Pは、ターンテーブル17の上面の真空吸引
口22の位置に一定間隔で相対的に固定された状態で、
周回するように搬送され(周回工程すなわち移動工
程)、電子線照射エリア26を通過するときに電子線を
照射される(電子線照射工程)。
【0051】電子線の照射を完了したプラスチック空容
器Pは、排出機構9の排出側スターホィール33により
排出側コンベア34に乗り移り(排出工程)、さらに搬
出機構10を介して、放射線管理区域外の後工程機構1
1に輸送される。
【0052】後工程機構11が停止した場合には、搬入
機構3および供給機構5を停止してプラスチック空容器
Pの供給を停止するとともに、ターンテーブル機構6、
電子線照射機構7および排出機構9の運転を継続し、電
子線照射済みのプラスチック空容器Pを速やかに電子線
照射エリア26から排出されるようにする。
【0053】電子線照射そのものの異常が発生した場合
には、ターンテーブル機構6へのプラスチック空容器P
の供給を停止し、さらに真空吸引口22のバルブ(図示
せず)を操作して照射不良のプラスチック空容器Pの固
定状態を解除するとともに除去部19を作動させ、ター
ンテーブル17上のプラスチック空容器Pが後工程機構
11に流出して照射不良品が混入することを防止する。
【0054】何らかの理由で電子線照射工程に異常が発
生した場合には、ターンテーブル機構6へのプラスチッ
ク空容器Pの供給を停止し、ターンテーブル17上にあ
るプラスチック空容器Pを上述と同様にして除去部19
により除去し、後工程機構11への照射不良品の混入を
防止する。
【0055】プラスチック空容器の電子線照射装置1の
再立ち上げ時には、ターンテーブル機構6だけを運転し
た状態で電子線照射機構7により電子線を照射してター
ンテーブル17を殺菌し、そののちプラスチック空容器
Pの供給を開始することにより、照射部(電子線照射エ
リア26)以降への細菌類の持ち込みがなくなり、後工
程機構11の清潔度管理を容易にすることができる。
【0056】具体的な実施例として、エネルギー2Me
Vの電子線加速器(電子線発生部25)を用い、電流値
60mAの条件において予定線量25kGyでPETボ
トル(プラスチック空容器P)の上部から電子線を照射
した場合、プラスチック空容器Pの内外面に塗布した指
標菌を十分に殺菌することができる。なお、線量25k
Gy程度であれば樹脂様臭などの品質低下は認められな
いが、より高線量を照射する場合にも、電子線照射前に
プラスチック空容器P内に窒素ガスを充填することによ
り、樹脂様臭などの発生を抑えることができる。プラス
チック空容器Pについて物理的強度の低下や、キャップ
適合性の変化も見られないことを実験的に確認した。
【0057】エネルギー0.5〜5MeVの電子線をP
ETボトルに照射した場合、60kGyまでの照射量で
あれば、強度などの材質的ダメージは抑制することが可
能であることを実験的に確認した。なお、図示の形状の
PETボトルの上部から電子線を照射した場合には、均
一な照射線量分布を得るために、電子線のエネルギーは
1.0MeV以上は必要であることを実験的に確認し
た。さらに、より高線量を照射する場合に、照射前にP
ETボトルに窒素ガスを充填することにより、照射によ
る樹脂様臭の発生を抑制することができ、PETボトル
の品質的ダメージも抑制することが可能であることを実
験的に確認した。
【0058】上述の実施例においては断面矩形状のPE
Tボトルを用いたが、断面円形状のプラスチック空容器
Pなどの場合には、スクリューフィーダー13、供給側
スターホィール14および排出側スターホィール33の
部品を交換するだけで対応可能である。
【0059】つぎに本発明の第2の実施の形態によるプ
ラスチック空容器の電子線殺菌装置40を図5ないし図
8にもとづき説明する。ただし、図1ないし図4と同様
の部分には同一の符号を付し、その詳述はこれを省略す
る。図5は、プラスチック空容器の電子線照射装置40
の概略垂直断面図、図6は、同、概略水平断面図であ
り、プラスチック空容器の電子線照射装置40は、プラ
スチック空容器Pの前記解梱機構2(図1、図2)と、
前記搬入機構3(図1、図2)と、前記遮蔽構造体4
(図1、図2)と、前記供給機構5(図3、図4)に相
当する供給機構41と、ベルトコンベア機構42(移動
機構)と、前記電子線照射機構7(図1、図4)に相当
する電子線照射機構43と、前記冷却機構8(図4)に
相当する冷却機構44と(図7、図8)、前記排出機構
9(図3)に相当する排出機構45と、前記搬出機構1
0(図1、図2)と、を有し、搬出機構10から前記後
工程機構11(図1、図2)に至る。
【0060】図7は、ベルトコンベア機構42および電
子線照射機構43さらにその周辺の各機構の平面図、図
8は、同、側面図である。供給機構41は、ベルトコン
ベア機構42にプラスチック空容器Pを供給および停止
するもので、前記供給用コンベア12(図3、図4)
と、左右一対の前記スクリューフィーダー13(図3、
図4)と、を有する。なお、この供給機構41は電子線
照射の近傍部分にあって強い放射線雰囲気にあるため、
耐放射線性および耐オゾン性を考慮する必要がある。
【0061】ベルトコンベア機構42は図7に示すよう
に、供給機構41から直線上に延びており、コンベア駆
動部46と、ベルトコンベア47と、ベルトコンベア4
7に設けたプラスチック空容器固定部48と、除去部4
9と、を有する。ベルトコンベア機構42と供給機構4
1とは、同期して動作するようにこれを運転し、ベルト
コンベア47に連続してプラスチック空容器Pが載せら
れるようにする。なお、このベルトコンベア機構42は
電子線が直接照射される部分であるため、耐放射線性お
よび耐オゾン性を考慮し、ベルトコンベア47およびサ
ポートコンベア50(後述)などは、ステンレススチー
ルからこれを構成する必要がある。
【0062】コンベア駆動部46は、一定照射条件のも
とで所定移動速度(たとえば30メートル/分)でベル
トコンベア47を駆動する。この移動速度は、電子線照
射機構43の電流値と同期させて電子線の照射量を常時
一定とするようにしている。
【0063】プラスチック空容器固定部48は、プラス
チック空容器Pの移送方向左右一対のサポートコンベア
50を有する。このサポートコンベア50は、ベルトコ
ンベア47の速度に連動させ、プラスチック空容器Pの
転倒を防止する。スクリューフィーダー13によってベ
ルトコンベア47に至ったプラスチック空容器Pは、そ
の両側面部をサポートコンベア50の部分で押圧されて
転倒を防止した正立状態に固定され、ベルトコンベア4
7の回転にともなってベルトコンベア47上を所定移動
速度で移送可能となる。
【0064】除去部49は、ベルトコンベア機構42か
ら排出機構45への接続部分のわずかに上流側にこれを
配置し、回動軸51と、回動アーム52と、を有し、回
動アーム52が外方(図中反時計方向)に回動すること
により、電子線が照射不良であるプラスチック空容器P
をプラスチック空容器の電子線照射装置40における流
れの外部に除去可能としてある。なお、一対のサポート
コンベア50の一方(図7中下側)は、他方(図7中上
側)よりわずかに短くこれを構成して、除去部49にお
ける回動アーム52の部分でプラスチック空容器Pをこ
の一方のサポートコンベア50側に除去しやすいように
している。
【0065】電子線照射機構43は、電子線発生部53
と、電子線照射エリア54と、クリーンブース55(図
8)と、このクリーンブース55に張ったチタン箔56
と、を有し、正立した状態のプラスチック空容器Pを上
部から0.5〜5MeVのエネルギーの電子線を照射
し、その裏側まで十分に透過、照射することにより殺菌
する。なおクリーンブース55は、ベルトコンベア47
に沿ってあるいは全体を覆うようにこれを設置するとと
もに、このクリーンブース55に外部からクリーンエア
を供給することにより、ベルトコンベア47上を清潔な
環境に保持して、プラスチック空容器Pへの塵埃などの
異物の付着を防止する。
【0066】冷却機構44は、とくに電子線照射エリア
54におけるベルトコンベア47およびサポートコンベ
ア50の側面部にそれぞれ設けた第1の空気吹出し部5
7と、第2の空気吹出し部58と、送風機59と、を有
しており、電子線照射にともなうベルトコンベア機構4
2(とくにベルトコンベア47およびサポートコンベア
50)の温度上昇を防止する。なお、これらベルトコン
ベア47およびサポートコンベア50を固定駆動するプ
ーリーを水冷することにより、間接的に冷却する構成と
しても十分な冷却作用は可能である。
【0067】排出機構45は、図7に示すように、ベル
トコンベア機構42の除去部49からわずかに折れ曲が
って直線的に延びており、搬出機構10側にプラスチッ
ク空容器Pを排出するもので、排出側コンベア60を有
する。なお、この排出機構45も電子線照射の近傍部分
にあって、強い放射線雰囲気にあるため、耐放射線性お
よび耐オゾン性を考慮する必要がある。
【0068】搬出機構10は、プラスチック空容器Pを
排出機構45から後工程機構11に搬送する。この搬出
機構10も搬入機構3と同様に、強い放射線環境下には
ないので、従来使用されているテーブルトップチェーン
コンベアやニューマティックネックハンギングコンベア
などをそのままもしくは若干の改造を行った上で使用す
ることができる。なお、排出機構45および搬出機構1
0には、ベルトコンベア機構42のクリーンブース55
と同様のクリーンブース(図示せず)を設置してプラス
チック空容器Pへの塵埃などの異物の付着を防止する。
【0069】こうした構成のプラスチック空容器の電子
線照射装置40において、プラスチック空容器Pを解梱
機構2において解梱などを行い、一列として搬入機構3
に搬送する。プラスチック空容器Pは、さらに供給機構
41によってベルトコンベア機構42に供給される。
【0070】ベルトコンベア機構42においては、電子
線照射機構43および後工程機構11の稼働状況に応じ
てプラスチック空容器Pの供給あるいは停止を行う。す
なわち供給時には、各プラスチック空容器Pはスクリュ
ーフィーダー13により一定ピッチに整えられて1本づ
つ独立に、すなわち、互いの相対間隔を一定に維持した
状態で、かつ正立状態でベルトコンベア機構42のベル
トコンベア47に供給される(供給工程)。
【0071】ベルトコンベア機構42のベルトコンベア
47に載り渡ったプラスチック空容器Pは、ベルトコン
ベア47の両側面のサポートコンベア50により一定間
隔に相対的に固定された状態でガイドかつ搬送され(移
動工程)、電子線照射エリア54を通過するときに電子
線を照射される(電子線照射工程)。なお、プラスチッ
ク空容器Pへの電子線照射に対し、サポートコンベア5
0により影ができる可能性も十分考えられるが、このサ
ポートコンベア50の厚さが0.2mm以下の場合には
その影響を考慮する必要がないことを試験的に確認して
いる。
【0072】電子線の照射を完了したプラスチック空容
器Pは、排出機構45における排出側コンベア60に乗
り移り(排出工程)、搬出機構10を介して、放射線管
理区域外の後工程機構11に輸送される。
【0073】後工程機構11が停止した場合には、搬入
機構3および供給機構41を停止してプラスチック空容
器Pの供給を停止するとともに、ベルトコンベア機構4
2、電子線照射機構43および排出機構45の運転を継
続し、電子線照射済みのプラスチック空容器Pを速やか
に電子線照射エリア54から排出されるようにする。
【0074】電子線照射そのものの異常が発生した場合
には、ベルトコンベア機構42へのプラスチック空容器
Pの供給を停止し、さらに除去部49を作動させ、ベル
トコンベア47上のプラスチック空容器Pが後工程機構
11に流出して照射不良品が混入することを防止する。
【0075】何らかの理由で電子線照射工程に異常が発
生した場合には、ベルトコンベア機構42へのプラスチ
ック空容器Pの供給を停止し、ベルトコンベア47上に
あるプラスチック空容器Pを上述と同様にして除去部4
9により除去し、後工程機構11への照射不良品の混入
を防止する。
【0076】プラスチック空容器の電子線照射装置40
の再立ち上げ時には、ベルトコンベア機構42だけを運
転した状態で電子線照射機構43により電子線を照射し
てベルトコンベア47を殺菌し、そののちプラスチック
空容器Pの供給を開始することにより、照射部(電子線
照射エリア54)以降への細菌類の持ち込みがなくな
り、後工程機構11の清潔度管理を容易にすることがで
きる。
【0077】具体的な実施例として、エネルギー2Me
Vの電子線加速器(電子線発生部53)を用い、電流値
60mAの条件において予定線量25kGyでPETボ
トル(プラスチック空容器P)の上部から電子線を照射
した場合、プラスチック空容器Pの内外面に塗布した指
標菌を十分に殺菌することができる。なお、より高線量
を照射する場合に、電子線照射前にプラスチック空容器
P内に窒素ガスを充填することにより、樹脂様臭などの
発生を抑えることができる。プラスチック空容器Pにつ
いて物理的強度の低下や、キャップ適合性の変化も見ら
れないことを実験的に確認した。
【0078】エネルギー0.5〜5MeVの電子線をP
ETボトルに照射した場合、60kGyまでの照射量で
あれば、強度などの材質的ダメージは抑制することが可
能であることを実験的に確認した。なお、図示の形状の
PETボトルの上部から電子線を照射した場合には、均
一な照射線量分布を得るために、電子線のエネルギーは
1.0MeV以上は必要であることを実験的に確認し
た。さらに、より高線量を照射する場合に、照射前にP
ETボトルに窒素ガスを充填することにより、照射によ
る樹脂様臭の発生を抑制することができ、PETボトル
の品質的ダメージも抑制することが可能であることを実
験的に確認した。
【0079】上述の実施例においては断面矩形状のPE
Tボトルを用いたが、断面円形状のプラスチック空容器
Pなどの場合には、スクリューフィーダー13の部品を
交換するだけで対応可能である。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プラスチ
ック空容器をたとえばターンテーブルやベルトコンベア
などの移動機構に相対的に固定した状態で移動させると
ともに単一のプラスチック空容器ごとに電子線を照射す
ることとしたので、プラスチック空容器の形状にかかわ
らず、照射領域、照射線量および照射速度を確実に管理
した上でプラスチック空容器を移送することができ、高
速度で照射線量の管理が可能で、後工程機構への細菌類
の持ち込みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるプラスチック
空容器の電子線殺菌装置1の概略垂直断面図である。
【図2】同、概略水平断面図である。
【図3】同、ターンテーブル機構6および電子線照射機
構7さらにその周辺の各機構の平面図である。
【図4】同、側面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるプラスチック
空容器の電子線殺菌装置40の概略垂直断面図である。
【図6】同、概略水平断面図である。
【図7】同、ベルトコンベア機構42および電子線照射
機構43さらにその周辺の各機構の平面図である。
【図8】同、側面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック空容器の電子線照射装置(第1の実施
の形態、図1、図2) 2 解梱機構 3 搬入機構 4 遮蔽構造体 5 供給機構 6 ターンテーブル機構(移動機構、図3) 7 電子線照射機構 8 冷却機構(図4) 9 排出機構 10 搬出機構 11 後工程機構 12 供給用コンベア 13 スクリューフィーダー 14 供給側スターホィール 15 ターンテーブル駆動部 16 ターンテーブル駆動軸 17 ターンテーブル 18 プラスチック空容器固定部 19 除去部 20 真空排気ユニット 21 真空配管 22 真空吸引口 23 回動軸 24 回動アーム 25 電子線発生部 26 電子線照射エリア 27 クリーンブース 28 チタン箔 29 水冷ジャケット 30 供給側配管 31 戻り側配管 32 ロータリージョイント 33 排出側スターホィール 34 排出側コンベア 40 プラスチック空容器の電子線殺菌装置(第2の実
施の形態、図5、図6) 41 供給機構 42 ベルトコンベア機構(移動機構、図7) 43 電子線照射機構 44 冷却機構 45 排出機構 46 コンベア駆動部 47 ベルトコンベア 48 プラスチック空容器固定部 49 除去部 50 左右一対のサポートコンベア 51 回動軸 52 回動アーム 53 電子線発生部 54 電子線照射エリア 55 クリーンブース 56 チタン箔 57 第1の空気吹出し部 58 第2の空気吹出し部 59 送風機 60 排出側コンベア P プラスチック空容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐 啓志 東京都田無市谷戸町二丁目1番1号 住友 重機械工業株式会社田無製造所内 (72)発明者 北村 和久 茨城県北相馬郡守谷町緑1−1−21 アサ ヒ飲料株式会社飲料研究所内 (72)発明者 安部 寛 茨城県北相馬郡守谷町緑1−1−21 アサ ヒ飲料株式会社飲料研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック空容器に電子線を照射し
    て殺菌を行うプラスチック空容器の電子線殺菌装置であ
    って、 前記プラスチック空容器を供給する供給機構と、 供給されたこのプラスチック空容器の互いの相対間隔を
    維持するとともに、この相対間隔を維持した状態の当該
    プラスチック空容器を移動させる移動機構と、 この移動機構の途中において前記プラスチック空容器に
    前記電子線を照射する電子線照射機構と、 前記移動機構を冷却する冷却機構と、 電子線照射済みの前記プラスチック空容器を排出する排
    出機構と、 を有することを特徴とするプラスチック空容器の電子線
    殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記移動機構は、前記プラスチック空
    容器を真空吸引して固定するとともに、この固定した状
    態の当該プラスチック空容器を周回させるターンテーブ
    ル機構であることを特徴とする請求項1記載のプラスチ
    ック空容器の電子線殺菌装置。
  3. 【請求項3】 前記移動機構は、前記プラスチック空
    容器の互いの相対間隔を維持するとともに、この相対間
    隔を維持した状態の当該プラスチック空容器を移動させ
    るベルトコンベア機構であることを特徴とする請求項1
    記載のプラスチック空容器の電子線殺菌装置。
  4. 【請求項4】 前記移動機構は、 その途中に、電子線の照射不良の前記プラスチック空容
    器を除去可能な除去部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のプラスチック空容器の電子線殺菌装置。
  5. 【請求項5】 前記プラスチック空容器を所定の間隔
    をあけて前記移動機構に供給することを特徴とする請求
    項1記載のプラスチック空容器の電子線殺菌装置。
  6. 【請求項6】 プラスチック空容器に電子線を照射し
    て殺菌を行うプラスチック空容器の電子線殺菌方法であ
    って、 前記プラスチック空容器を供給する供給工程と、 供給されたこのプラスチック空容器の互いの相対間隔を
    維持するとともに、この相対間隔を維持した状態の当該
    プラスチック空容器を移動させる移動工程と、 この移動の途中において前記プラスチック空容器に前記
    電子線を照射する電子線照射工程と、 前記移動工程を行う移動機構を冷却する冷却工程と、 電子線照射済みの前記プラスチック空容器を排出する排
    出工程と、 を有することを特徴とするプラスチック空容器の電子線
    殺菌方法。
  7. 【請求項7】 前記移動工程は、前記プラスチック空
    容器を真空吸引して固定するとともに、この固定した状
    態の当該プラスチック空容器を周回させる周回工程であ
    ることを特徴とする請求項6記載のプラスチック空容器
    の電子線殺菌方法。
  8. 【請求項8】 前記周回工程における前記プラスチッ
    ク空容器の周回とともに、各プラスチック空容器を自転
    させながら前記電子線照射を行うことを特徴とする請求
    項7記載のプラスチック空容器の電子線殺菌方法。
  9. 【請求項9】 前記移動工程は、前記プラスチック空
    容器の互いの相対間隔を維持するとともに、この相対間
    隔を維持した状態の当該プラスチック空容器を移動させ
    るコンベア工程であることを特徴とする請求項6記載の
    プラスチック空容器の電子線殺菌方法。
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