JPH11113892A - 画像再構成装置 - Google Patents

画像再構成装置

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JPH11113892A
JPH11113892A JP9275864A JP27586497A JPH11113892A JP H11113892 A JPH11113892 A JP H11113892A JP 9275864 A JP9275864 A JP 9275864A JP 27586497 A JP27586497 A JP 27586497A JP H11113892 A JPH11113892 A JP H11113892A
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data
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は投影データ収集時における角度ピッチ
の不均一性を起因として発生する偽像による再構成画像
の劣化を、処理時間を大幅に増やすことなく効果的に抑
制し得る画像再構成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】再構成部7は、離散化された再構成領域の
再構成演算を実施する際に、X線の照射角度の不均一性
により生じる再構成画像の劣化を抑制する抑制手段を備
えている。この抑制手段は、投影データに対しフィルタ
ー補正逆投影法に係るコンボリューションフィルタを掛
けた後、投影角度間隔の不均一性に伴うパワーの差異を
補正するための補正係数を掛けて逆投影する。これによ
りパワーの差異に起因するアーチファクトを低減するこ
とができ、再構成画像の劣化を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体内部のX線
の吸収係数に応じた分布画像を、異なる角度からの複数
の投影データに基づいて再構成する画像再構成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】被検体を透過した放射線の線量分布を複
数方向で計測した投影データから、被検体のX線吸収係
数の分布画像を再構成する方法としては、参考文献
(「医用画像工学ハンドブック」日本医用画像工学会監
修、日本医用画像工学会・医用画像工学ハンドブック編
集委員会編集、篠原出版、I.基礎論理、第5章、画像
再構成)に幾つか紹介されている。その中でも直接的
(解析的)再構成法の1つであるフィルター補正逆投影
法(Filtered Backprojection )がよく知られている。
【0003】現在のCT(コンピュータ断層撮影)装置
において適用される画像再構成法は、ハードウェア化を
容易にするために多少の近似が行われていたり、空間フ
ィルターを補正フィルターに加味している等の相違点を
有しているが、基本的にはこののような方法を採用して
いる。
【0004】この画像再構成法は、投影データが等角度
間隔、すなわち各々が等しいピッチで収集されることを
前提としている。しかしながら、X線を用いて画像再構
成を行う装置として最もメジャーなCT装置において
も、X線管球の回転速度あるいはX線の照射角度にはX
線管球の重み等に起因する微小なブレが生じるため、現
実には不等角度間隔で投影データが収集される場合が起
こり得る。さらに、近年話題になっている三次元CT
を、回転アーム機構を有する循環器X線撮影装置によっ
て実現する場合においては、このような影響は顕著とな
る。具体的に言えば、回転開始から加速している期間及
び減速から回転終了までの期間においては、回転速度が
動的に(ダイナミックに)変化する。ところがX線曝射
間隔は常に等時間間隔である。このため投影データ収集
の角度ピッチがこの間にダイナミックに変化してしま
う。
【0005】また、たとえ回転速度がほぼ一定であって
も、X線管球や検出器の重さによる回転速度への直接的
な影響や、回転アームのたわみ等による間接的な影響に
よって、投影データ収集の角度ピッチが変化することも
考えられる。
【0006】したがって、このような投影データ収集に
おける角度ピッチの不均一性により、フィルター補正逆
投影法による再構成処理により得られた再構成像が著し
く劣化してしまうという問題点がある。
【0007】上記した三次元CTに係る画像再構成法に
参考文献(L.A.Feldkamp他著、"Practical cone-beam a
lgorithm" 、J. Opt. Soc. Am. A, No.6, 612-619(198
4) )あるいは(大石 悟他著、「コーンビーム投影系
を用いた三次元再構成」、Med.Imag.Tech.,Vol.8, No.
2, 127-130(1990) )に記載のFeldkampのフィルター補
正逆投影法がある。この方法は、Feldkamp等によって提
案され、三次元再構成法において最も有名で且つ実用的
な方法の一つとされており、投影データに対してコンボ
リューションフィルターを掛けた後、コーンビームの広
がり補正を行いながら三次元的な逆投影演算を行うもの
である。
【0008】しかしながらこのFeldkampのフィルター補
正逆投影法においても上述した問題は解消されることな
く、投影データ収集における不均一な角度ピッチが再構
成像を劣化させるように働いてしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
を考慮してなされたものであり、その目的とするところ
は、投影データ収集時における角度ピッチの不均一性を
起因として発生する偽像(アーチファクト)による再構
成画像の劣化を、処理時間を大幅に増やすことなく効果
的に抑制し得る画像再構成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために本発明は以下の手段を備えている。 (1)本発明の画像再構成装置は、被検体に対し多方向
からX線を照射することによって所定の投影角度間隔に
おける複数の投影データを収集する収集手段と、前記被
検体内部のX線吸収係数分布を表す画像を、前記投影デ
ータに基づいて再構成する再構成手段と、前記投影角度
間隔の不均一性により生じる前記再構成画像の劣化を抑
制する抑制手段と、を具備する。
【0011】このため投影角度間隔の不均一性により生
じる再構成画像の劣化を抑制できる。 (2)本発明の画像再構成装置は、上記(1)に記載の
装置であって、且つ前記抑制手段は、前記再構成手段に
おいて行われる逆投影演算に際し、前記投影角度間隔の
不均一性に応じたパワーの差異を補正するための補正係
数を各々の逆投影データに掛ける手段を具備することを
特徴とする。
【0012】このため投影角度間隔の不均一性に応じた
パワーの差異を補正して逆投影演算を行うことができ
る。 (3)本発明の画像再構成装置は、上記(2)に記載の
装置であって、且つ前記補正係数は、基準となる投影角
度間隔に対する所定の投影角度における投影角度間隔の
比に基づいて算出されることを特徴とする。
【0013】このため、各々の投影角度毎の補正係数を
算出できる。 (4)本発明の画像再構成装置は、上記(1)に記載の
装置であって、且つ前記抑制手段は、前記収集手段によ
り収集された不等角度間隔の投影データを補間処理する
ことにより等角度間隔の投影データを作成する補間手段
を具備し、前記再構成手段は、前記補間手段により作成
された投影データに基づいて前記画像を再構成すること
を特徴とする。このため、投影角度間隔の不均一性を再
構成演算前に改善できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の画像再構成装置の実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1及び図2は、本発明による画像再
構成装置の第1実施形態に係る循環器用X線診断システ
ムの構成を示す外観図及びブロック図である。図1に示
すX線管球1からコーンビーム状に照射されたX線は図
示しない被検体を透過し、二次元検出器2に入射する。
この二次元検出器2は被検体を透過した透過X線の強度
分布を検出する。X線管球1と二次元検出器2とは、C
型の回転アーム3に接続されており、この回転アーム3
を回転させながらX線を複数回曝射(又は連続的に曝
射)することにより、被検体の周囲多方向からの投影デ
ータを収集するように構成されている。
【0015】回転アーム3をスライド回転可能に支持す
るホルダ3aは、駆動機構3b(不図示)を備えてお
り、これにより回転アーム3は矢印R1の方向にスライ
ド回転される。また、ホルダ3aは天井に対し回転可能
に支持されており、駆動機構3c(不図示)によって矢
印R2の方向に回転駆動される。なお、これら駆動機構
3b、3cは別途設けられた制御装置(不図示)によっ
て制御されるものとなっている。
【0016】図2の(a)に示すように、本実施形態の
X線診断システムはデータ収集部4、A/D変換器5、
投影データ用メモリ6、再構成部7、画像メモリ8、D
/A変換器9、そしてモニタ10を具備している。なお
データ収集部4は回転アーム3の二次元検出器2を備え
ている。また、図2の(b)は再構成部7の内部構成を
示すブロック図であって、この再構成部7は歪補正部7
1、対数(log)変換部72、フィルタリング部7
3、係数補正部74、そして逆投影部75から構成され
ている。
【0017】図3は、アーム3の回転速度に伴い投影デ
ータの収集角度間隔が変化している様子を示す図であ
る。アーム3の回転速度は厳密には一定ではなく、この
ためX線の照射角度間隔も一定ではない。したがって、
投影データの収集角度間隔はアーム3のスライド回転の
始まりから終わりまでの間でダイナミックに変化する。
例えば0度〜15度においてはアーム3の回転速度は比
較的遅く、このときの収集角度間隔はΔθ1であり、1
45度〜160度においてはアーム3の回転速度は比較
的速く、このときの収集角度間隔はΔθ2 である。な
お、図3は理解のためにΔθ1 とΔθ2 の差を誇張
して示したものであって、実際にはΔθ1 とΔθ2
の差はわずかである。
【0018】投影データを収集する場合、制御装置は駆
動機構3bに対し、回転アーム3をスライド回転させる
ように制御信号を出力する。二次元検出器2は、このス
ライド回転中に一定の時間間隔で周期的にX線像を撮影
してこれを出力する。
【0019】さて、以上述べたような回転アーム機構に
よるX線曝射により、例えば二次元検出器2に対する1
20パターン分の投影に応じた180度分の投影データ
が収集された場合を考える。実際には180度分の投影
データだけでは完全な再構成像を得ることは出来ない。
しかし回転アームを回転機構として有するこのような装
置では、180度以上回転することは難しいことが多
い。一方、このような再構成処理の目標は血管等の形状
を観察したり計測したりすることであり、その内部のC
T値分布までを正確に求めることではない。従ってこの
ような不十分な投影データの影響によるアーチファクト
(偽像)の発生は、例えば閾値処理等によって無視する
ことができる。
【0020】二次元検出器2により検出された120パ
ターン分の投影データは、イメージインテンシファイア
を含むTV系でアナログ信号に変換され、データ収集部
4に送られた後、A/D変換器5によってディジタル信
号に変換され、投影データ用メモリ6に格納される。
【0021】再構成部7は、投影データ用メモリ6に格
納された投影データを読み出して再構成処理を行う。こ
こでは、フィルター補正逆投影法による画像再構成を行
うこととする。なお、再構成領域は全投影方向のX線束
に内接する円筒若しくは球として定義される。
【0022】再構成部7は、X線管球1の回転軸と垂直
をなす平面内において、例えば二次元検出器2の1つの
検出素子の幅に投影される再構成領域中心部における長
さdによる離散化を行い、これにより得られる離散点の
データの集合によって表される再構成像を得る。なお、
離散間隔は特定の長さdに限定されるものではなく、装
置やメーカーによって相違する。したがって、原則とし
て装置毎で定義された離散間隔を用いる。さらに、二次
元検出器の1素子の(回転軸方向の)幅を考慮し、回転
軸方向について断層像内と同様の離散化を行う。かくし
て再構成領域は三次元の格子状に離散化される。この格
子状に離散化されたデータの各素子は、一般にボクセル
と称される。
【0023】ここで、再構成部7における再構成処理を
より詳細に説明する。再構成部7は、二次元検出器2か
ら得られた120フレームの投影データに対しフィルタ
ー補正逆投影法のための例えばShepp & Logan やRamach
andranのような適当なフィルターを掛けてコンボリュー
ションし、かかるコンボリューション結果に対し逆投影
演算を行うことにより再構成データを得る。より具体的
には、歪補正部71によるイメージインテンシファイア
の歪補正および対数(log)変換部72による投影デ
ータの対数変換を行い、フィルタリング部73により、
投影データに対しフィルター補正逆投影法に係る補正フ
ィルタを用いてコンボリューションし、係数補正部74
により、コンボリューション結果に対し後述するパワー
補正のための補正係数を掛ける。逆投影部75は、補正
係数が掛け合わされた投影データを逆投影して画像を再
構成する。なお、TV系としてイメージインテンシファ
イアを具備しない場合、歪補正部71は不要である。
【0024】特に本実施形態の再構成部7は、離散化さ
れた再構成領域の再構成演算を実施する際に、投影デー
タの収集角度間隔の不均一性により生じる再構成画像の
劣化を抑制する抑制手段を備えている。
【0025】この抑制手段は、投影データに対しフィル
ター補正逆投影法に係るコンボリューションフィルタを
掛けた後、投影角度間隔の不均一性に伴うパワーの差異
を補正するための補正係数を掛けて逆投影を行う。これ
によりパワーの差異に起因するアーチファクトを低減す
ることができ、再構成画像の劣化を防止できる。
【0026】投影角度によっては、逆投影されるデータ
のパワーは異なる。例えば説明を簡単にするために、図
4に示すようにΔθ1 =Δθ(Δθ 0)間隔の投影
データとΔθ2 (=Δθ/2)間隔の投影データとが
混在する場合を考える。360度すべてがΔθ間隔で収
集されたデータであればアーチファクトは発生しない。
しかしながら、Δθ/2間隔で収集された任意の方向N
・Δθ(Nは整数)近傍においては、本来Δθ間隔で収
集された場合の次の方向のデータ(N+1)・Δθ以外
に、(N+1/2)・Δθが存在する。ここでΔθ 0
であるから、(N+1/2)・ΔθのデータはN・Δθ
のデータとほぼ等しいと考えられる。このことからN・
Δθと(N+1/2)・Δθのデータを逆投影すること
は、N・Δθ投影データを2倍して逆投影することに等
しく、言い替えれば投影角度N・Δθにおいて本来の投
影データの2倍のデータが収集されたことになる。この
ように不等角度間隔で収集された投影方向では、その投
影角度間隔によってパワーの異なる投影データが収集さ
れていることと等しくなっているので、アーチファクト
が生じる。
【0027】そこで本実施形態は、逆投影演算に際し、
投影角度間隔dθの差異によるパワーの変化を補正する
ために、以下のような補正係数を逆投影データに掛けた
後に逆投影演算を行うものとなっている。
【0028】 W(dθ)=dθ/dθ0(dθ0は基準となる投影角度間隔)…(1) 上記(1)式を適用することにより、投影角度間隔がΔ
θ0/2で収集された投影データには、逆投影演算に際
し基準投影角度との比に応じた補正係数すなわち1/2
が掛けられることになる。したがって、不均一な投影収
集角度に起因して2倍となったパワーを適切な値に補正
できる。
【0029】なお、投影角度間隔dθは、投影データ収
集のたびに回転アーム3のスライド回転量から収集角度
を検出するなどして計測により求めてもよいし、事前に
計測された収集角度に基づいて各投影データの間の値を
固定値としてテーブル等に記憶しておき既知の値として
用いても良い。
【0030】次に、逆投影演算により得られた再構成デ
ータをコントラストスケールで正規化する。一般には逆
投影により得られた再構成データを投影方向数N(一例
として挙げると120)で除算するが、特に本実施形態
においては、次式(2)で示されるようなNdで除算す
る。
【0031】Nd=θa/dθ0 …(2) ここで、θaは投影データを収集した角度であって、本
実施形態では例えば180度である。
【0032】再構成部7における画像再構成処理によっ
て得られた画像、すなわち被検体の断層像は画像メモリ
8に送られて記憶保持される。この断層像はモニタ10
に表示させることもできるし、また図示しない他の画像
処理装置において閾値処理等により血管領域を抽出し、
血管の表面画像に対する陰影付けのためのシェーディン
グ処理等を行うことにより、任意の方向から観察した血
管の表面画像を表示できる。
【0033】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、投影角度間隔の不均一性に応じたパワーの差異を補
正しながらフィルター補正逆投影法に係る再構成処理を
行うので、例えば代数的再構成法(ART:algebraic
reconstruction technique)のような逐次近似法に比べ
て処理時間を大幅に増加させることなく短時間で、且つ
効果的に再構成画像の劣化を抑制できる。
【0034】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態を説明する。第2実施形態は上述した第1実施形態の
変形に係り、循環器用X線診断システムにおいてディジ
タル・サブトラクション・アンギオグラフィ(DSA:
Digital Subtraction Angiography )と称される撮影手
法を実施するものである。図4は本実施形態の構成を示
すブロック図である。
【0035】本実施形態では、被検体に対し造影剤を注
入しながらX線撮影を行う。例えば血管のみを表す画像
の再構成を行う場合は、投影データの収集を造影剤の注
入前と注入後の2回行い、それぞれを第1(マスク像)
の投影データ用メモリ111、第2(ライブ像)の投影
データ用メモリ112に記憶する。双方のメモリに所要
のデータが蓄積されると、サブトラクション処理部12
においてサブトラクション(差分化)処理が行われる。
すなわち、マスク像の投影データとライブ像の投影デー
タとをそれぞれlog(対数)変換した後、log変換
結果同士を減算処理する。
【0036】サブトラクション処理結果は再構成部7に
送られる。再構成部7における画像の再構成処理は第1
実施形態のものとほぼ同様であるが若干異なっている。
すなわち、サブトラクション処理部12において既にl
og変換が施されているので、本実施形態の再構成部7
はlog変換部72を備えない。
【0037】そして本実施形態は、第1実施形態と同様
に、離散化された再構成領域の再構成演算を実施する際
に、投影データの収集角度間隔の不均一性により生じる
再構成画像の劣化を抑制する抑制手段を備えており、フ
ィルタリング部73により投影データに対しフィルター
補正逆投影法に係る補正フィルタを用いてコンボリュー
ションし、係数補正部74により、コンボリューション
結果に対し投影データの収集角度間隔の不均一性に伴う
パワーの差異を補正するための補正係数を掛ける。逆投
影部75は補正係数が掛け合わされた投影データを逆投
影して画像を再構成する。
【0038】したがって第2実施形態によれば、血管の
みが抽出された画像(サブトラクション像)を得ること
ができるとともに、パワーの差異に起因するアーチファ
クトを低減することができ、再構成画像の劣化を防止で
きる。
【0039】(第3実施形態)次に本発明の第3実施形
態を説明する。上記第1及び第2実施形態では、投影角
度間隔の不均一性に起因する再構成画像の劣化を抑制す
るために、コンボリューション結果に対し投影角度間隔
の差異に伴うパワーの変化を補正するための補正係数を
掛けて逆投影するという再構成処理の構成について説明
した。これに対し第3実施形態の画像再構成装置は、投
影角度間隔が均等な投影データを補間演算によって求
め、この補間により得られた投影データをコンボリュー
ションして逆投影する。その他の構成については、第1
実施形態のものと同様でありその詳細な説明は省略す
る。
【0040】図6は本発明の第3実施形態の概略構成を
示すブロック図である。図6(a)に示すように、投影
データ20と再構成部21との間に、補間処理部20が
設けられている点において第1実施形態のものとは構成
が異なっている。補間処理部20の具体的な構成及び動
作については後述する。なお、本実施形態の再構成部2
1は、図6(b)に示すように、第1実施形態に係る再
構成部7の係数補正部74を具備していない。
【0041】フィルター補正逆投影法において用いられ
る逆投影フィルターは、高周波強調フィルターであっ
て、ディラックのδ関数を再構成する場合を考えると、
当該δ関数が存在する位置以外においては、高周波強調
フィルターのあらゆる方向からの逆投影によって正負が
打ち消されて零になる。例えばある方向からは正の値が
逆投影され、また別の方向からは負の値が逆投影される
ことになる。
【0042】しかしながら、不等角度間隔の投影データ
に対する逆投影においては、逆投影時に加算される正負
のバランスが崩れてしまい、その結果、アーチファクト
を生じてしまう。すなわち逆投影フィルターが掛かるバ
ランスが崩れている。
【0043】そこで本実施形態においては、逆投影フィ
ルターが掛かるバランスの適切化を図るために、不等角
度間隔で収集された投影データから等角度間隔の投影デ
ータを補間演算により作成する。
【0044】特に本実施形態においては、補間処理部2
0が1次補間を実施する場合について説明する。ここ
で、θ=θ0の時点においてNフレーム目のデータが収
集され、θ=θ1の時点において(N+1)フレーム目
のデータが収集されているとする。そして現在、θ=θ
2(θ0≦θ2≦θ1)の時点における投影データを補間に
よって作成する場合、θ=θ2の時点における投影デー
タp(x,y,θ2)は次式(3)に従って算出され
る。
【0045】 p(x,y,θ2)=m×p(x,y,θ0)+n×p(x,y,θ1)… (3) ここで、(x,y)は画像上の任意のピクセルを示す座
標系を示し、m,nは次式(4)および(5)によって
与えられる。
【0046】 m=(θ1−θ2)/(θ1−θ0) …(4) n=(θ2−θ0)/(θ1−θ0) …(5) このような補間により新たに作成された等角度間隔の投
影データは、再構成部21に送られる。この実施形態で
は、補間関数として一次補間関数を用いた例を紹介した
が、本発明は一次補間のみに限定されるものではなく、
例えば三次のB-Spline関数のような高次関数を用いても
良い。
【0047】再構成部21における再構成処理では、離
散化された再構成領域の再構成を行う。ここでの再構成
処理は、当該処理が第1実施形態の係数補正処理を行わ
ない点を除いては、第1実施形態の再構成処理と同様で
ある。
【0048】以上述べたように第3実施形態は、不等角
度間隔で収集された投影データから等角度間隔の投影デ
ータを補間演算により作成するものであり、逆投影フィ
ルターが掛かるバランスの適切化を図ることができる。
このため投影角度間隔の不均一性を再構成演算前に改善
できる。したがって、第1実施形態と同様に短時間で、
且つ効果的に再構成画像の劣化を抑制できる。
【0049】(第4実施形態)次に本発明の第4実施形
態を説明する。第4実施形態は上述した第3実施形態の
変形に係り、上述したDSAを実施するものである。図
7は本実施形態の構成を示すブロック図である。
【0050】本実施形態では、被検体に対し造影剤を注
入しながらX線撮影を行う。例えば血管のみを表す画像
の再構成を行う場合は、投影データの収集を造影剤の注
入前と注入後の2回行い、それぞれを第1(マスク像)
の投影データ用メモリ111、第2(ライブ像)の投影
データ用メモリ112に記憶する。双方のメモリに所要
のデータが蓄積されると、サブトラクション処理部12
においてサブトラクション(差分化)処理が行われる。
すなわち、マスク像の投影データとライブ像の投影デー
タとをそれぞれlog(対数)変換した後、log変換
結果同士を減算処理する。
【0051】サブトラクション処理結果は補間処理部2
0に送られる。補間処理部20における補間処理の内容
及び、再構成部21における画像の再構成処理は第3実
施形態のものとほぼ同様であるが若干異なっている。す
なわち、サブトラクション処理部12において既にlo
g変換が施されているので、本実施形態の再構成部7は
第3実施形態のlog変換部72を備えない。
【0052】そして補間処理部20は、第3実施形態と
同様に、逆投影フィルターが掛かるバランスの適切化を
図るために、不等角度間隔で収集された投影データから
等角度間隔の投影データを補間演算により作成する。こ
のため投影角度間隔の不均一性を再構成演算前に改善で
きる。したがって、短時間で、且つ効果的に再構成画像
の劣化を抑制してサブトラクション像を得ることができ
る。
【0053】(第5実施形態)上記した第1乃至第4の
実施形態では、現在開発段階にある三次元CT装置にお
いて、撮影系として回転アーム(Cアームなど)からな
る循環器用X線撮影装置を用いてデータ収集を行った
後、画像再構成する場合について説明した。一般に普及
している二次元CT(被検体の断面毎に撮影を行う)
や、被検体の周囲でX線管球を回転させながら寝台を移
動することにより、図8のように被検体を螺旋状にスキ
ャンするヘリカルスキャンCT(スパイラルスキャンC
T、螺旋スキャンCTとも呼ばれる)等に対しても本発
明は実施可能である。
【0054】前者、すなわちヘリカルスキャンを行わな
いCTの場合、再構成領域は、全投影方向のX線束に内
接する円として定義され、第1実施形態と同様に断面内
における離散化を行なう。また後者の場合も、寝台の天
板の移動方向に垂直な断面内での再構成空間は二次元C
Tと同様に定義され、離散化も同様に行われる。ヘリカ
ルスキャンCTは、基本的には任意のスライス位置にお
ける断面像を再構成することができる。
【0055】そして何れの場合においても第1乃至第4
実施形態と同様に投影角度間隔の不均一性によって生じ
る再構成画像の劣化を抑制できる。再構成方法の具体例
としては、ヘリカルスキャンCTでは参考文献(東木
祐介他著、「ヘリカルスキャンに於ける補間再構成法の
検討」、Med.Imag.Tech.,Vol.8, No.3, 253-254(199
0))に示されている対向ビーム補間法や360度補間法
により投影データを補間し、ファンビーム再構成法と同
様の方法で再構成を行えば良い。
【0056】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、種々変形して実施可能である。例えば、本発明は
図1に示した循環器用X線診断システムのみに限定され
るものではなく、被検体周辺を回転しながらX線像の収
集を行うことができる種々の循環器用X線診断システム
に適用可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、投影データ収集時にお
ける角度ピッチの不均一性を起因として発生する偽像
(アーチファクト)による再構成画像の劣化を、効果的
に、且つ処理時間を大幅に増やすことなく抑制し得る画
像再構成装置を提供できる。
【0058】したがって、実際の再構成装置あるいは実
用段階の実験装置等で使用されているフィルター補正逆
投影法(Feldkamp法のような三次元再構成法を含む)に
おいて発生するアーチファクトを、演算時間をほとんど
増やすことなく抑止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像再構成装置の第1実施形態に係る
循環器用X線撮影システムの回転アームの外観を示す
図。
【図2】画像の再構成部を含む上記第1実施形態の構成
を示すブロック図。
【図3】上記第1実施形態に係り、投影データの収集角
度間隔が変化している様子を示す図。
【図4】上記第1実施形態に係り、投影データのパワー
の差異を説明するための模式図。
【図5】本発明の画像再構成装置の第2実施形態に係
り、DSAを実施する場合の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の画像再構成装置の第3実施形態の構成
を示すブロック図。
【図7】本発明の画像再構成装置の第4実施形態に係
り、DSAを実施する場合の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の第5実施形態に係るヘリカルスキャン
方式を説明するための図。
【符号の説明】 1…X線管球 2…二次元検出器 3…回転アーム 4…データ収集部 5…A/D変換器 6…投影データ用メモリ 7…再構成部 8…画像メモリ 9…D/A変換器 10…モニタ 71…歪補正部 72…対数(log)変換部 73…フィルタリング部 74…係数補正部 75…逆投影部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に対し多方向からX線を照射する
    ことによって所定の投影角度間隔における複数の投影デ
    ータを収集する収集手段と、 前記被検体内部のX線吸収係数分布を表す画像を、前記
    投影データに基づいて再構成する再構成手段と、 前記投影角度間隔の不均一性により生じる前記再構成画
    像の劣化を抑制する抑制手段と、 を具備することを特徴とする画像再構成装置。
  2. 【請求項2】 前記抑制手段は、前記再構成手段におい
    て行われる逆投影演算に際し、前記投影角度間隔の不均
    一性に応じたパワーの差異を補正するための補正係数を
    各々の逆投影データに掛ける手段を具備することを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記補正係数は、基準となる投影角度間
    隔に対する所定の投影角度における投影角度間隔の比に
    基づいて算出されることを特徴とする請求項2に記載の
    画像再構成装置。
  4. 【請求項4】 前記抑制手段は、前記収集手段により収
    集された不等角度間隔の投影データを補間処理すること
    により等角度間隔の投影データを作成する補間手段を具
    備し、 前記再構成手段は、前記補間手段により作成された投影
    データに基づいて前記画像を再構成することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像再構成装置。
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