JPH11113791A - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JPH11113791A
JPH11113791A JP28162997A JP28162997A JPH11113791A JP H11113791 A JPH11113791 A JP H11113791A JP 28162997 A JP28162997 A JP 28162997A JP 28162997 A JP28162997 A JP 28162997A JP H11113791 A JPH11113791 A JP H11113791A
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竜三 久良
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和弘 安本
Manabu Fukano
学 深野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化を招くことなく騒音の低減が可能の手
乾燥装置を得る。 【解決手段】 外部に向って開口した挿入口28から手
を抜き差しできる処理空間3を有し、この処理空間3の
挿入口28近傍において処理空間3に挿入される手に対
して高圧空気発生部1により生成される作動気流を吹き
当てて、作動気流の運動エネルギーにより手に付着した
水分を払拭するように構成した手乾燥装置について、そ
の高圧空気発生部1への空気の吸込み経路又は吹出し経
路の少なくとも一方をスクロール通路10として構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は洗浄後の濡れた手
を衛生的かつ迅速に乾燥させるための手乾燥装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】手を衛生的な状態に保全するには手の洗
浄処置とともに、洗浄後の乾燥処置も衛生的に行なわれ
る必要があり、そのために洗浄によって濡れた手を直接
乾燥させる、例えば特開平2―23918号公報に開示
されているような手乾燥装置が用いられている。上記公
報に示されている従来の手乾燥装置は、誘導電動機とこ
れにより回転する羽根とからなる送風手段と、電気ヒー
ターによる加熱手段とにより構成されている。送風手段
はシロッコタイプの羽根の回転により、手乾燥部に吹き
出す空気流を形成し、電気ヒーターは送風手段で形成さ
れる空気流を加熱し、手乾燥部に吹き出す空気流を熱風
とする。
【0003】上記構成の手乾燥装置では、熱風の吹き出
している手乾燥部に濡れた手をかざすことにより手を衛
生的に乾燥させることができる。即ち、熱風に当たった
手の水分は熱により蒸発し、手から除去されることにな
る。しかしながら、この種のものは、風速を遅く熱風を
高温にして水分を風で吹き飛ばすのではなく、熱で蒸発
させる方式であり、乾燥処理にけっこう時間がかかり、
使用にあたり煩わしさが伴う。
【0004】こうした問題は、蒸発によらず気流の運動
エネルギーを利用して手に付着した水分を吹き飛ばす方
式の例えば、特開昭63―154138号公報や特開平
5―293055号公報に示されているような手乾燥装
置の開発によって解消されている。この種のものは手を
抜き差しできる処理室の挿入口の近傍に、挿入口から処
理室にかざされる手に高い運動エネルギーを持つ高速空
気流をノズルにより噴出するように構成されている。挿
入口から処理室に濡れた手を入れるとノズルから高速空
気流が噴出し、挿入口から手を引き抜くと手に付着した
水分が気流以外とは非接触のまま手から極短時間に吹き
飛ばされ衛生的に乾燥処理がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高速空気流により手に
付着した水分を吹き飛ばす方式の上記した従来の手乾燥
装置においては、高速空気流を生成するための送風機を
高速で回転させるため送風機からの騒音が大きいといっ
た問題点がある。騒音対策としては吸気経路や排気経路
を長くして外部への伝播する音を減衰させる仕方が有効
ではあるが、吸気経路や排気経路を長くすると、装置が
大型化してしまうといった別の問題が生じる。
【0006】また、この種の装置は洗面所等の壁面に取
付板を介して装着する構成が採られているものが多い
が、装置本体の背面を取付板の板面に密着させて取付け
るため、本体背面と壁面との間に隙間ができ、取付板の
周囲が見えてしまうため装着状態での外観性が悪いとい
った問題点の他、装置の性質上、清掃の頻度が多くなる
が、汚れ易い箇所を効果的かつ扱い易く清潔で衛生的に
維持することが難しいといった問題点もある。
【0007】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたもので、本発明のうちの請求項1の発明の課題
とするところは、大型化を招くことなく騒音の低減が可
能の手乾燥装置を得ることであり、請求項2の発明の課
題とするところは、装着状態での外観性の良い手乾燥装
置を得ることであり、請求項3の発明の課題とするとこ
ろは、清掃しやすく手軽に取扱うことができる手乾燥装
置を得ることであり、請求項4〜請求項7の発明の課題
とするところは、その手乾燥装置の故障原因の回避や、
性能の向上を推進することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、外部に向って開口した挿入口から
手を抜き差しできる処理空間を有し、この処理空間の挿
入口近傍において処理空間に挿入される手に対して高圧
空気発生部により生成される作動気流を吹き当てて、作
動気流の運動エネルギーにより手に付着した水分を払拭
するように構成した手乾燥装置について、その高圧空気
発生部への空気の吸込み経路又は吹出し経路の少なくと
も一方をスクロール状に構成し、当該経路の流路の長さ
を長く構成する手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、外部に向って開口した挿入口から手を抜き差しでき
る処理空間を有し、この処理空間の挿入口近傍において
処理空間に挿入される手に対して高圧空気発生部により
生成される作動気流を吹き当てて、作動気流の運動エネ
ルギーにより手に付着した水分を払拭するように構成し
た本体を、その背面において設置部の壁面等に取付板を
介して固定するようにした手乾燥装置について、その本
体の背面に取付板が収まる凹部を設け、この凹部に取付
板を嵌合する状態に取付け得るようにする手段を採用す
る。
【0010】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、外部に向って開口した挿入口から手を抜き差しでき
る処理空間を有し、この処理空間の挿入口近傍において
処理空間に挿入される手に対して高圧空気発生部により
生成される作動気流を吹き当てて、作動気流の運動エネ
ルギーにより手に付着した水分を払拭するように構成し
た手乾燥装置について、その処理空間を上部の高圧空気
発生部と下部の水受け部とにより画成される空間となす
とともに、高圧空気発生部と水受け部を分離した構成と
し、連結手段により分離可能に連結するようにする手段
を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項3に係る前記手段における高圧空気発生部と
水受け部との連結不連結を検知する検知手段を設け、水
受け部が不連結の状態では高圧空気発生部の運転が実施
できないようにする手段を採用する。
【0012】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項4に係る前記手段における検知手段の機能を
高圧空気発生部と水受け部との連結を行なう連結手段に
兼備させる手段を採用する。
【0013】前記課題を達成するために請求項6の発明
は、請求項1〜請求項5までのいずれかに係る前記手段
における高圧空気発生部に、作動気流を温風にするヒー
ターを設け、処理空間に吹出した作動気流を積極的に高
圧空気発生部に吸込ませ空気の一部を循環させるように
する手段を採用する。
【0014】前記課題を達成するために請求項7の発明
は、請求項6に係る前記手段における処理空間に吹出し
た作動気流を水滴除去構造を経て高圧空気発生部に吸込
ませるようにする手段を採用する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 実施の形態1.図1〜図5はこの実施の形態1の手乾燥
装置を示したものである。図1に示すように、この手乾
燥装置本体は上部の高圧空気発生部1と、下部の水受け
部2とからなり、高圧空気発生部1と水受け部2の間が
処理空間3として画成され、取付板4を介して本体背面
において洗面所等の壁面に取付け得るようになってい
る。高圧空気発生部1は、箱型容器構造のケーシング5
にモーター6とこれにより回転されるターボファンとか
らなるブロアー7が組込まれて構成されている。ブロア
ー7は吸込側を背面側にして排気側を前方にしてブロア
ーケース8内に収められている。ブロアー7の吸込側
は、高圧空気発生部1の背面側に画成された上下方向に
連なる通気路9の上部に構成されたスクロール通路10
の中央部分に連絡している。この通気路9は、下端が接
続口11として下向きに開口し、上部のスクロール通路
10を経てブロアー7の吸込側に連絡している。スクロ
ール通路10はブロアー7の吸込口の中心線上にその中
心を配置した渦巻き板により通気路9内に形成され、外
側部分において当該部の通気路9と連絡している(図3
参照)。
【0016】高圧空気発生部1のケーシング5の両側に
は15mm程度の把手形状の凹部12が形成されてい
る。この凹部12は把手として手を掛けて持ち運んでも
荷重に耐えうるように、ケーシング5の他の部分より高
強度に構成され、その片方の内底にヒーター運転用のス
イッチ13等の電装部品が、他方の内底には運転用スイ
ッチがそれぞれ配設されている。このような凹部12を
構成することにより、持ち運びがし易く電装部品の損傷
も防止できるとともに、持ち運びの際の手掛け位置も特
定されるため、ケーシング5の他の箇所に手掛けて扱か
われることもなくなるので、他の部分の強度を高く設定
する必要がなくなり、コストの低減を推進することがで
きる。
【0017】ブロアー7の排気側のブロアーケース8の
前側下部には吹出口が開設され、この吹出口にブロアー
7により生成された高圧空気を作動気流としての高速空
気流に変換する気流噴出ノズル14が装着されている。
気流噴出ノズル14の噴出口はケーシング5の下面前部
に横方向にやや円弧をなして下向きに開口するスリット
又は小孔で構成され、処理空間3の奥側に5度〜30度
の角度をもって斜め下向きに向けられている。ブロアー
ケース8の吹出口と気流噴出ノズル14との間には、こ
こを通過する高圧空気を昇温するヒーター15が組み込
まれている。また、高圧空気発生部1の下面の噴出口の
奥寄りには、手感知センサー16を構成する発光素子と
受光素子とが横並びに取付けられ、発光素子の反射光の
受光により手の在不在が検知できるように構成されてい
る。
【0018】ブロアーケース8の上方には回路基板17
が板金カバーで被覆されて組込まれている。この板金カ
バーの背面側は開放していて、回路基板17に装着され
た放熱フィンが開放部分に臨んで配置されている。板金
カバーのこの開放部近くには、ケーシング5の背面側と
前面側との合わせ部18があり、この合わせ部18を内
側において跨ぎ、開放部を外側から隙間をもって覆う庇
状の防水部材19が取付けられている。この防水部材1
9により万一、合わせ部18から水が入り込んでも回路
基板17への水の侵入は防止されるので、ケーシング5
の合わせ部18に対するシリコン塗布やパッキンを介在
させるなどの防水対策が不要になる。なお、防水部材1
9は高圧空気発生部1の背面部材38と一体に構成して
もよい。
【0019】水受け部2は、背面構造20の下部に前方
に突出するタンク受21を有する略L字形をなす基体
と、この基体のタンク受21に着脱可能に受承されるド
レンタンク22とから構成され、電気部品や電気系統の
構成を一切持たず背面構造20の上端において高圧空気
発生部1の通気路9の接続口11に連結ねじ23により
分離可能に接続されている。水受け部2の背面構造20
の内部は上下に連通する通気路24として構成され、高
圧空気発生部1の接続口11への接続により一連の通気
路9,24が形成されている。この水受け部2の通気路
24の下端は吸込口25として開口し、係脱可能のエア
ーフィルターが装着されている。
【0020】ドレンタンク22は上面の開放した容器体
であり、その背面には上部に突起を持つ係止片が突き出
していて、底面をタンク受21上に載せて押し込むこと
により、タンク受21の上部奥側に設けられた押えバネ
(図示しない)が係止片の突起に掛止まることによりタ
ンク受21に装着される。突起と押えバネはラッチアン
ドストライクと称される係止装置に代えてもよい。ドレ
ンタンク22の上面の開放部分の周縁には、内側へ向っ
て5mm〜15mmの張出し量で緩い上り勾配を持つ辺
縁部26が一体に成形され、その内側において開放部分
がドレンタンク22内に連絡するドレン口を有する係脱
可能のタンクカバー27により閉蓋されている。タンク
カバー27にはドレン口に水を流下させるための勾配が
付けられている。
【0021】処理空間3は、高圧空気発生部1の下面
と、水受け部2の背面構造20とドレンタンク22の上
面に装着されたタンクカバー27とにより画成され、タ
ンクカバー27の上面が底面となる広い空間であり、手
を挿入する大きく開口した挿入口28となる前面と、そ
れに続く両側の開放した自由に手を差し出し得る開放空
間として使い易く構成されている。この処理空間3に上
から下に向って正面から奥側に斜めに高圧空気発生部1
からの作動気流が噴出される。
【0022】この手乾燥装置は通常、人が対面したとき
自然に差し出した手の位置に処理空間3が位置する高さ
に洗面所等の壁面に対して取付けられるが、上から回路
基板17、ブロアー7、水受け部2が中心軸上に縦に配
置されているため、横幅の寸法も少なくバランスが良
く、扱い易く取付け易い。このように取付けられた、手
乾燥装置の挿入口28から濡れた手を処理空間3に差し
出すと、手感知センサー16が手の存在を検知し、ブロ
アー7及びヒーター15が動作し、温風の作動気流が処
理空間3に吹出される。処理空間3に差し出した手に付
着している水分は、挿入口28近傍に形成される作動気
流により処理空間3の奥側へ吹き飛ばされ、タンクカバ
ー27の上面に受止められ、やがてはドレン口からドレ
ンタンク22内に貯溜される。このとき、タンクカバー
27の上面はドレンタンク22の庇状に張出した辺縁部
26に囲まれているので、周囲への水の飛び跳ねは防止
され、床や使用者の衣服を濡らしたりすることはない。
こうして濡れた手は迅速に乾燥処理される。乾燥処理の
完了した手を処理空間3から引出せば、手感知センサー
16により手の不在検知がなされ、ブロアー7及びヒー
ター15は停止し、手乾燥装置は待機状態になる。
【0023】ブロアー7への給気は、水受け部2の下部
の吸込口25から行なわれ、吸込口25から吸込まれた
空気は、エアーフィルターにより塵埃を除去され清浄化
されて水受け部2の通気路24を経て高圧空気発生部1
の通気路9に至り、スクロール通路10を経てブロアー
7に吸込まれ、昇圧されてブロアーケース8に排気され
る。ブロアーケース8に排気された高圧空気は、ブロア
ーケース8の吹出口から出たところでヒーター15によ
り加温され、気流噴出ノズル14により作動気流として
の高速空気流に変換され処理空間3に吹出される。処理
空間3に吹出される作動気流は、処理空間3の奥側に5
度〜30度の角度をもっているため、手の水分を処理空
間3の奥側へ向って吹き飛ばすことになり、これによっ
ても挿入口28から外部への水の飛散が回避される。ス
クロール通路10は経路を長くとってブロアー7から発
生する騒音を低減するための構成であり、図4に示すよ
うに排気側に設けることも可能である。ただ単に経路を
長くすると装置が大型化することになるが、スクロール
通路10にすることにより大型化せずに経路を十分に長
くすることができる。
【0024】この手乾燥装置では、気流噴出ノズル14
の直上部分にヒーター15を配置し、これをセラミック
ヒーターとすることにより、加熱された空気をそのまま
作動気流として吹出させることができる。作動気流を最
初から温風化するには、蓄熱式のヒーターを採用するこ
とが多いが、蓄熱時には無風状態であるためヒーターの
周囲温度が高温になる。そのため板金や断熱材でヒータ
ーの周囲を囲まなければならず、装置が大型化する。ま
た、非運転時にもヒーターに通電しているため消費電力
が多くなる。こうした蓄熱式の難点をセラミックヒータ
ーの採用により解消することができる。
【0025】水受け部2は、吹き飛ばされた水滴などで
汚れ易く清潔に保つには清掃の頻度が多くなるが、この
手乾燥装置では高圧空気発生部1から水受け部2を容易
に切り離すことができ、電気部品を含まないので水受け
部2全体を水洗いして清掃することができ、水受け部2
を清潔に保持することができる。
【0026】実施の形態2.この実施の形態2は、実施
の形態1で示した手乾燥装置の取付けに関する構造に工
夫を講じたもので、それ以外の構成及び機能は実施の形
態1のものと同じである。従って、実施の形態1のもの
と同じ部分については実施の形態1のものと同一の符号
を用い、それらについての説明は省略する。
【0027】実施の形態1の手乾燥装置は、図5に示す
ように洗面所等の壁面に取付板4を装着し、この取付板
4に高圧空気発生部1をその背面において上部両側と下
部両側の四箇所からねじ締め固定して取付けられ、固定
された高圧空気発生部1に水受け部2が連結ねじ23に
より連結される。しかし、取付状態で高圧空気発生部1
の背後に隙間ができ、取付板4が外部から見えてしま
い、外観性が良くないうえ高圧空気発生部1の背後の隙
間に汚れが付着し易く清掃もし難い。そこで、この実施
の形態2の手乾燥装置は、図6に示すように高圧空気発
生部1の背面に取付板4が収まる凹部29を設け、この
凹部29に取付板4が嵌合する状態に取付け得るように
構成したものである。これにより取付状態で背後に隙間
ができなく、取付板4も見えなくなり外観性が向上す
る。また、図7に示すように凹部29の下部に接続口1
1を被冠する山形の庇39を設けることにより、接続口
11にシール材等を設けなくても接続口11からの水の
侵入を防止でき、装置の信頼性が向上する。庇39は図
に破線で示すように凹部29の上部の電源線の引出口を
被冠する位置にも設けてもよく、これにより引出口から
の水の侵入も防止できる。これ以外の構成は、実施の形
態1のものと同じである。
【0028】実施の形態3.この実施の形態3は、実施
の形態1で示した手乾燥装置の高圧空気発生部1と水受
け部2との連結に関する構成に工夫を講じたもので、そ
れ以外の構成及び機能は実施の形態1のものと同じであ
る。従って、実施の形態1のものと同じ部分については
実施の形態1のものと同一の符号を用い、それらについ
ての説明は省略する。
【0029】この手乾燥装置は図8,9に示すように、
高圧空気発生部1と水受け部2との連結不連結を検知す
る検知手段を設け、水受け部2が不連結の状態では高圧
空気発生部1の運転が実施できないようにしたものであ
る。水受け部2が連結されていないままや、連結が不完
全なままで運転されると、ブロアー7に塵埃や水分を含
んだ空気が吸込まれ、故障原因になる。これを回避する
ために、高圧空気発生部1と水受け部2との連結不連結
を検知する検知手段が設けられている。検知手段は、高
圧空気発生部1側に設けられたねじ固定部材30に設け
た検知素子31と、水受け部2側からねじ固定部材30
にねじ締めして水受け部2を連結する連結ねじ23から
なり、連結ねじ23は、正規な連結状態では検知素子3
1に対する検知針として働く。検知素子31としては例
えば、フォトカプラーや発光ダイオードとフォトトラン
ジスタの組合わせ等を適用すればよい。これにより、少
ない部品点数で確度の高い連結不連結の検知が可能にな
る。これ以外の構成は実施の形態1のものと同じであ
る。
【0030】実施の形態4.この実施の形態4は、実施
の形態1で示した手乾燥装置に熱効率を高める工夫を講
じたもので、それ以外の構成及び機能は実施の形態1の
ものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ
部分については実施の形態1のものと同一の符号を用
い、それらについての説明は省略する。
【0031】この実施の形態4の手乾燥装置は、図10
に示すように処理空間3に吹出した作動気流を水受け部
2の背面構造20に開設した吸込開口32により積極的
に高圧空気発生部1に吸込ませ、空気の一部を循環させ
るようにしたものである。吸込開口32は作動気流の到
達箇所に設けられ、通気路24に水滴除去構造を経て連
絡している。水滴除去構造は、吸込開口32を内側にお
いて庇状に覆う障壁33で構成され、この障壁33によ
り吸込開口32と通気路24との間が迷路状の経路で連
絡され、障壁33により進路を阻まれた水滴をドレンタ
ンク22に滴下させドレンタンク22に収容する。
【0032】このように作動気流を再度ブロアー7に吸
込ませることにより、ブロアー7で発生する熱や、ヒー
ター15による熱も循環させることができ、空気の加熱
効率を高め、小入力で十分な温度の作動気流が得られ
る。これ以外の構成は実施の形態1のものと同じであ
る。
【0033】実施の形態5.この実施の形態5は、実施
の形態1で示した手乾燥装置に水受け部2の係脱操作の
簡易性を高める工夫を講じたもので、それ以外の構成及
び機能は実施の形態1のものと同じである。従って、実
施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1の
ものと同一の符号を用い、それらについての説明は省略
する。
【0034】この実施の形態5の手乾燥装置は、図1
1,12に示すように取付板4の下部に保持突起34を
設け、水受け部2の背面構造20の下部に取付板4の保
持突起34に掛け止めうる掛止構造35が設けられてい
る。保持突起34は膨出した頭部36に首部37が一体
に形成され、抜け止め状態に掛止構造35を掛止めるこ
とができる。水受け部2を高圧空気発生部1に連結する
際には、保持突起34に掛止構造35を挿通させて水受
け部2を保持突起34に保持させておいて上方に持ち上
げて高圧空気発生部1に連結ねじ23でねじ締めして連
結する。水受け部2を取り外すには、水受け部2を保持
しながら連結ねじ23をはずせば、水受け部2は落下す
ることなく保持突起34に保持されるので、専用の工具
を使うことなく水受け部2の係脱が実施できる。これ以
外の構成は実施の形態1のものと同じである。
【0035】
【発明の効果】以上、実施の形態による説明からも明ら
かなように、請求項1の発明によれば、大型化を招くこ
となく騒音の低減の可能な手乾燥装置が得られる。
【0036】請求項2の発明によれば、装着状態での外
観性の良い手乾燥装置が得られる。
【0037】請求項3の発明によれば、清掃しやすく手
軽に取扱うことができる手乾燥装置が得られる。
【0038】請求項4の発明によれば、請求項3に係る
前記効果とともに故障原因になる運転形態を回避するこ
とが可能になる。
【0039】請求項5の発明によれば、請求項4に係る
前記効果とともに検知手段の構成を簡素化することがで
きる。
【0040】請求項6の発明によれば、請求項1〜請求
項5までのいずれかに係る前記効果とともに効果的に作
動気流を温風化でき、装置の小型化が可能になる。
【0041】請求項7の発明によれば、請求項6に係る
前記効果とともに水の吸込みを防止でき、故障原因を除
去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の手乾燥装置の分解斜視図であ
る。
【図2】 実施の形態1の手乾燥装置の縦断側面図であ
る。
【図3】 実施の形態1の手乾燥装置のスクロール通路
に関する説明図である。
【図4】 実施の形態1の手乾燥装置の他のスクロール
通路に関する説明図である。
【図5】 実施の形態1の手乾燥装置の取付構造を示す
略体斜視図である。
【図6】 実施の形態2の手乾燥装置の取付構造を示す
略体斜視図である。
【図7】 実施の形態2の手乾燥装置の他の取付構造を
示す略体背面斜視図である。
【図8】 実施の形態3の手乾燥装置の構成を示す要部
についての構成図である。
【図9】 実施の形態3の手乾燥装置の検知素子部分の
拡大斜視図である。
【図10】 実施の形態4の手乾燥装置の構成を示す要
部についての構成図である。
【図11】 実施の形態5の手乾燥装置の構成を示す要
部についての構成図である。
【図12】 図11の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 高圧空気発生部、 2 水受け部、 3 処理空
間、 4 取付板、 7ブロアー、 10 スクロール
通路、 11 接続口、 14 気流噴出ノズル、 1
5 ヒーター、 23 連結ねじ、 29 凹部、 3
0 ねじ固定部材、 31 検知素子、 32 吸込開
口、 33 障壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀井 智彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に向って開口した挿入口から手を抜
    き差しできる処理空間を有し、この処理空間の上記挿入
    口近傍において上記処理空間に挿入される手に対して高
    圧空気発生部により生成される作動気流を吹き当てて、
    作動気流の運動エネルギーにより手に付着した水分を払
    拭するように構成した手乾燥装置であって、上記高圧空
    気発生部への空気の吸込み経路又は吹出し経路の少なく
    とも一方をスクロール状に構成し、当該経路の流路の長
    さを長く構成した手乾燥装置。
  2. 【請求項2】 外部に向って開口した挿入口から手を抜
    き差しできる処理空間を有し、この処理空間の上記挿入
    口近傍において上記処理空間に挿入される手に対して高
    圧空気発生部により生成される作動気流を吹き当てて、
    作動気流の運動エネルギーにより手に付着した水分を払
    拭するように構成した本体を、その背面において設置部
    の壁面等に取付板を介して固定するようにした手乾燥装
    置であって、上記本体の背面に上記取付板が収まる凹部
    を設け、この凹部に上記取付板を嵌合する状態に取付け
    得るようにした手乾燥装置。
  3. 【請求項3】 外部に向って開口した挿入口から手を抜
    き差しできる処理空間を有し、この処理空間の上記挿入
    口近傍において上記処理空間に挿入される手に対して高
    圧空気発生部により生成される作動気流を吹き当てて、
    作動気流の運動エネルギーにより手に付着した水分を払
    拭するように構成した手乾燥装置であって、上記処理空
    間を上部の高圧空気発生部と下部の水受け部とにより画
    成される空間となすとともに、上記高圧空気発生部と上
    記水受け部を分離した構成とし、連結手段により分離可
    能に連結するようにした手乾燥装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の手乾燥装置であって、
    高圧空気発生部と水受け部との連結不連結を検知する検
    知手段を設け、水受け部が不連結の状態では上記高圧空
    気発生部の運転が実施できないようにした手乾燥装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の手乾燥装置であって、
    検知手段の機能を高圧空気発生部と水受け部との連結を
    行なう連結手段に兼備させた手乾燥装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5までのいずれかに記
    載の手乾燥装置であって、高圧空気発生部に作動気流を
    温風にするヒーターを設け、処理空間に吹出した作動気
    流の一部を積極的に上記高圧空気発生部に吸込ませ空気
    を循環させるようにした手乾燥装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の手乾燥装置であって、
    処理空間に吹出した作動気流を水滴除去構造を経て高圧
    空気発生部に吸込ませるようにした手乾燥装置。
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JP2008000211A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Mitsubishi Electric Corp 手乾燥装置

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