JPH11113264A - サイリスタ変換器 - Google Patents

サイリスタ変換器

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JPH11113264A
JPH11113264A JP9269453A JP26945397A JPH11113264A JP H11113264 A JPH11113264 A JP H11113264A JP 9269453 A JP9269453 A JP 9269453A JP 26945397 A JP26945397 A JP 26945397A JP H11113264 A JPH11113264 A JP H11113264A
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thyristor
voltage
side arm
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current
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JP9269453A
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Osamu Higa
修 比嘉
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイリスタ変換器と並列に短絡サイリスタを
設けることなく、停止時に出力電圧の過電圧を防止す
る。 【解決手段】 停止時にサイリスタ変換器を構成する同
一相の高圧側アームと低圧側アームのサイリスタに同時
に1/4サイクル以上の期間連続したゲートパルスを印
加し直流電流を環流することにより、出力電圧の過電圧
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオゾン発生器等の進
相性の負荷に電力を供給するサイリスタ変換器、特に、
短絡サイリスタを有することなく停止制御が行えるサイ
リスタ変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に従来のサイリスタ変換器の停止
制御装置の構成図を示す。図11において、サイリスタ
変換器1は高圧側アームのサイリスタ11、13と低圧
側アームのサイリスタ12、14とから構成され、出力
側には進相性の負荷2、例えば、コンデンサ21と抵抗
22の等価回路で現されるオゾン発生器が接続される。
【0003】サイリスタ変換器1の入力側には、サイリ
スタ整流器3が設けられ、直流リアクトル4を介してサ
イリスタ変換器1に直流電流が供給される。また、サイ
リスタ変換器保護用の短絡サイリスタ5が設けられてい
る。
【0004】サイリスタ整流器3の制御回路は、出力電
流の基準値を設定する電流基準値設定器31と、直流電
流を検出する直流電流変流器6と、この直流電流変流器
6で検出された直流電流を制御回路にとって適切な値に
変換する電流検出回路32と、上記電流基準値設定器3
1で設定された電流基準値と上記電流検出回路32で検
出された出力電流検出値を図示の極性で加算する加算器
33と、サイリスタ整流器の出力電流を調整する電流制
御調整器34と、この電流制御調整器34の出力を基に
サイリス夕整流器3にゲート信号を与える位相制御回路
35とから構成される。
【0005】サイリスタ変換器1の制御回路は、サイリ
スタ変換器の運転周波数の2倍のパルス数を発振するパ
ルス発振器41と、サイリスタ変換器1を構成するサイ
リスタ11と14にゲート信号を与えるゲート制御回路
42と、サイリスタ変換器1を構成するサイリスタ12
と13にゲート信号を与えるゲート制御回路43と、短
絡サイリスタ5にゲート信号を与えるゲー卜制御回路4
4と、運転停止信号を発生する操作回路51とから構成
される。
【0006】サイリスタ変換器の動作を図12を用いて
説明する。図12に示すAの時点では、電流が高圧側ア
ームのサイリスタ11一進相性負荷2一低圧側アームの
サイリスタ14を介して流れている。
【0007】Bの時点で、パルス発振器41がパルスを
出力し、ゲート制御回路43の作用により低圧側アーム
のサイリスタ12と高圧側アームのサイリスタ13にゲ
ート信号が与えれると、コンデンサ21には図示の極性
で充電されているため、進相性負荷2のコンデンサ21
の電圧、即ちサイリスタ変換器の出力電圧がサイリスタ
11とサイリスタ14に逆電圧として印加され、サイリ
スタ11からサイリスタ12、サイリスタ14からサイ
リスタ13への転流動作が行われる。
【0008】また、サイリスタ12とサイリスタ13が
導通しているときにも、上記と同様な転流動作が行われ
る。従って、かかるサイリスタ変換器のサイリスタ11
〜14には図12に示すように、サイリスタ11と14
にゲート信号G1とG4、サイリスタ12と13にゲー
ト信号G2とG3を180゜毎に与えられるので、サイ
リスタ変換器の出力電流は矩形波状の波形となる。
【0009】ここで、負荷が軽い状態、即ち負荷を等価
回路でコンデンサ21と抵抗22で表したときに、抵抗
22の抵抗値が大きい状態について考えると、負荷に流
れる変換器の出力電流はほとんどコンデンサ21に流れ
るため、サイリスタ変換器1の出力電圧は直線状に上昇
し、その大きさは直流電流の大きさに依存する。コンデ
ンサ電圧は電流の積分値であるので、正確に言えば、コ
ンデンサに流れる電流と時間の積に依存する。
【0010】サイリスタ整流器3の出力電流を制御する
ため、電流検出回路32で検出された直流電流検出値と
電流基準値設定器31で設定された電流基準値との偏差
が加算器33の作用により電流制御調整器34に入力さ
れる。電流制御調整器34の出力は直流電流検出値の偏
差を受けて、位相制御回路35に直流電流が電流基準値
より小さい場合にはサイリスタ整流器3の制御遅れ角を
進めて、直流電流を増加させるように、逆に大きい場合
にはサイリス夕整流器3の制御遅れ角を遅らせて、直流
電流を減少させるように作用する。サイリスタ変換器1
の出力電圧はこの直流電圧と進相性負荷2のインピーダ
ンスの積となる。
【0011】この様な構成においてサイリスタ変換器1
を停止するため単にゲートブロックを行うと転流動作が
なくなり直流リアクトル4の電流はコンデンサ21を一
方向に充電するため、サイリスタ変換器の出力電圧は直
線状に上昇し、ついには過電圧に至る。
【0012】従来はかかる過電圧を防止するために短絡
サイリスタ5を設け図12に示すようにCの時点で発生
した停止信号51−1をゲート制御回路44に入力し任
意の期間、短絡サイリスタ5ヘゲート信号G5を与え
る。
【0013】停止信号51−1とパルス発生器41とは
非同期であるので図12に示すように直流電圧が負の期
間に停止信号51−1が発生することがある。直流電圧
が負の期間は短絡サイリスタ5は点弧しないのでゲート
信号G5の期間は少なくとも1/4サイクル以上必要で
ある。図12では一例として電気角度で180゜以上の
場合について述べてある。
【0014】時点Dに至り直流電圧が正となり短絡サイ
リスタが点弧するに充分な電圧値に達すると短絡サイリ
スタが点弧し、直流リアクトル4の電流は直流リアクト
ル4−短絡サイリスタ5一直流電流変流器6−サイリス
タ整流器3のループで環流しコンデンサ21への出力電
流は遮断されるため図示の様に減衰する。コンデンサ2
1の電荷は抵抗22を介して放電するため図示の様に徐
々に減衰し過電圧は発生しない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明したよう
に、従来のサイリスタ変換器の停止制御方式では、サイ
リスタ変換器と並列に短絡サイリスタ5を設け停止時に
短絡サイリスタ5を点弧し出力電圧の過電圧を防止して
いる。
【0016】しかしながら、従来の方式では、短絡サイ
リスタ5を設ける分コストが高くなる等の欠点があっ
た。よって、本発明の目的は、前述の欠点を解決するた
めになされたものであって、短絡サイリスタを設けるこ
となしにサイリスタ変換器の停止時に出力電圧の過電圧
を防止することができるサイリスタ変換器の停止制御方
式を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るサイリスタ変換器では、停
止時にサイリスタ変換器を構成する同一相の高圧側アー
ムと低圧側アームのサイリスタに同時に1/4サイクル
以上の期間連続したゲートパルスを印加し直流電流を環
流することにより、出力電圧の過電圧を防止することが
できる。
【0018】本発明の請求項2に係るサイリスタ変換器
では、停止時にサイリスタ変換器を構成する同一相の高
圧側アームと低圧側アームのサイリスタに同時に1/4
サイクル以上の期間、キャリアパルスを印加し、これに
より図示しないパルストランスのパルス幅は請求項1の
それより少なくてすみパルストランスを小型化すること
ができるとともに、直流電流を環流することにより出力
電圧の過電圧を防止することができる。
【0019】本発明の請求項3に係るサイリスタ変換器
では、停止時にサイリスタ変換器を構成する同一相の高
圧側アームと低圧側アームのサイリスタに同時に、位相
が電気角度で90度から180度相当の期間の信号と停
止信号との論理積をとり任意の期間ゲートパルスを印加
し直流電流を環流することにより、出力電圧の過電圧を
防止することができる。
【0020】本発明の請求項4に係るサイリスタ変換器
では、停止時にサイリスタ変換器を構成する同一相の高
圧側アームと低圧側アームのサイリスタに同時に、直流
電圧の正信号と停止信号との論理積をとり、これにより
サイリスタ変換器のアーム構成を複数個直列接続する場
合サイリスタに印加される逆電圧期間中のゲート信号を
禁止し電圧分担を均等化するとともに、サイリスタに順
方向電圧が印加された時点より任意の期間ゲートパルス
を印加し直流電流を環流することにより、出力電圧の過
電圧を防止することができる。
【0021】本発明の請求項5に係るサイリスタ変換器
では、停止時にサイリスタ変換器を構成する同一相の高
圧側アームと低圧側アームのサイリスタに同時に、高圧
側アームまたは低圧側アームのサイリスタに印加される
順方向電圧信号と停止信号との論理積をとり、これによ
りサイリスタ変換器のアーム構成を複数個直列接続する
場合サイリスタに印加される逆電圧期間中のゲート信号
を禁止し電圧分担を均等化するとともに、サイリスタに
順方向電圧が印加された時点より任意の期間ゲートパル
スを印加し直流電流を環流することにより、出力電圧の
過電圧を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態の構成図であり、図9に示した従来の構成と同
一要素については同一符号を付し説明を省略する。
【0023】図1において、図9に示した従来の構成と
異なる点は、短絡サイリスタ5を省いた点と、ゲート制
御回路42の出力とゲート制御回路44の出力との論理
和を取るオア回路421と、ゲート制御回路43の出力
とゲート制御回路44の出力との論理和を取るオア回路
431が設けられた点である。
【0024】第1の実施の形態の動作について図2を用
いて説明する。サイリスタ11のゲート信号G1は、ゲ
ート制御回路42の出力信号42−1とゲート制御回路
44の出力44−1との論理和をとるオア回路421の
出力で、サイリスタ12のゲート信号G2は、ゲート制
御回路43の出力信号43−1とゲート制御回路44の
出力44−1との論理和をとるオア回路431の出力
で、サイリスタ13のゲート信号G3は、ゲート制御回
路43の出力信号43−1で、サイリスタ14のゲート
信号G4は、ゲート制御回路42の出力信号42−1で
ある。
【0025】図2に示すAの時点では、電流が高圧側ア
ームのサイリスタ11一進相性負荷2一低圧側アームの
サイリスタ14を介して流れている。Bの時点で、パル
ス発振器41が出力パルス41−1を出力し、ゲート制
御回路43の作用により出力信号43−1が出力される
と、低圧側アームのサイリスタ12と高圧側アームのサ
イリスタ13にゲート信号が与えれる。コンデンサ21
には図示の極性で充電されているため、進相性負荷2の
コンデンサ21の電圧、即ちサイリスタ変換器の出力電
圧がサイリスタ11とサイリスタ14に逆電圧として印
加され、サイリスタ11からサイリスタ12、サイリス
タ14からサイリスタ13への転流動作が行われる。
【0026】また、サイリスタ12とサイリスタ13が
導通しているときにも、上記と同様な転流動作が行われ
る。通常は、上述のように運転されているが、運転を停
止させるために図2に示すCの時点で操作回路51が停
止信号51−1を出力すると、ゲート制御回路44は任
意の期間の信号を出力する。ゲート制御回路44の出力
は、オア回路421とオア回路431に入力され、サイ
リスタ11とサイリスタ12にゲート信号が与えられ
る。つまり、同一相の高圧側アームと低圧側アームのサ
イリスタに同時にゲートパルスが与えられる。
【0027】このとき、パルス発信器41と操作回路5
1とは非同期であるので図2に示すように直流電圧が負
の期間に停止信号51−1が発生することがある。直流
電圧が負の期間はサイリスタは点弧しないので、ゲート
制御回路44の出力は少なくとも1/4サイクル以上必
要である。図2では一例として電気角度で180゜以上
の場合について述べてある。
【0028】時点Dに至り直流電圧が正となりサイリス
タ11、サイリスタ12が点弧するのに充分な値に達す
るとそれぞれのサイリスタが点弧し直流リアクトル4の
電流は、直流リアクトル4−サイリスタ11、サイリス
タ12一直流電流変流器6−サイリスタ整流器のループ
で環流し、コンデンサ21への出力電流は遮断されるた
め図示の様に減衰する。コンデンサ21の電荷は抵抗2
2を介して放電するため図示の様に徐々に減衰し過電圧
は発生しない。
【0029】これにより、短絡サイリスタを別に設ける
ことなく、サイリスタ変換器の停止時に出力電圧の過電
圧を防止することができる。次に、本発明の第2の実施
の形態について説明する。
【0030】図3は、本発明の第2の実施の形態の構成
図であり、図1に示した第1の実施の形態と同一要素に
ついては同一符号を付し説明を省略する。図3におい
て、図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、ゲー
ト制御回路44の入力信号を、パルス発信器41の出力
41−2と操作回路51の出力51−1との論理積を取
るアンド回路52の出力とした点である。
【0031】先ず、パルス発信器41について、図4、
図5を用いて説明する。パルス発信器41は、クロック
411と第1のバイナリカウンタ412と第2のバイナ
リカウンタ413と第3のバイナリカウンタ414とア
ンド回路415とからなる。クロック411は、高周波
発信を行うクロックで、例えば16KHzの発信を行
う。第1のバイナリカウンタ412は、クロック411
の発信周波数16KHzを1/2の周波数8KHzに分
周する。同様にして、第2のバイナリカウンタ413は
4KHzに分周し、第3のバイナリカウンタ414は2
KHzに分周する。アンド回路415は、クロック41
1と第1のバイナリカウンタ412と第2のバイナリカ
ウンタ413と第3のバイナリカウンタ414の出力の
論理積をとり、この結果をパルス発信器41の出力パル
ス41−1として出力する。また、第2の実施の形態の
パルス発信器では、もう1つの出力41−2として、ク
ロック411の出力を出力する。
【0032】次に、第2の実施の形態の動作について図
6を用いて説明する。先ず、通常運転時は、操作回路5
1から停止信号51−1は出力されないので、パルス発
信器41の出力であるキャリアパルス41−2と操作回
路51の出力である停止信号51−1の論理積は、”
0”であるので、ゲート制御回路44は動作しない。よ
って、この場合は第1の実施の形態と同様の動作が行わ
れる。
【0033】次に、操作回路51から停止信号51−1
が出力された場合は、パルス発信器41の出力であるキ
ャリアパルス41−2と操作回路51の出力である停止
信号51−1の論理積に応じてゲート制御回路44が動
作する。
【0034】つまり、Cの時点で操作回路51が停止信
号51−1を出力すると、アンド回路52は、パルス発
信器41の出力であるキャリアパルス41−2と操作回
路51の出力である停止信号51−1の論理積をとり、
ゲート制御回路44はアンド回路52の出力に従って信
号を出力する。ゲート制御回路44の出力は、オア回路
421とオア回路431に入力され、サイリスタ11と
サイリスタ12にゲート信号が与えられる。つまり、同
一相の高圧側アームと低圧側アームのサイリスタに同時
にゲートパルスが与えられる。
【0035】このとき、パルス発信器41と操作回路5
1とは非同期であるので図2に示すように直流電圧が負
の期間に停止信号51−1が発生することがある。直流
電圧が負の期間はサイリスタは点弧しないので、ゲート
制御回路44の出力は少なくとも1/4サイクル以上必
要である。
【0036】時点Dに至り直流電圧が正となりサイリス
タ11、サイリスタ12が点弧するのに充分な値に達す
るとそれぞれのサイリスタが点弧し直流リアクトル4の
電流は、直流リアクトル4−サイリスタ11、サイリス
タ12一直流電流変流器6−サイリスタ整流器のループ
で環流し、コンデンサ21への出力電流は遮断されるた
め図示の様に減衰する。コンデンサ21の電荷は抵抗2
2を介して放電するため図示の様に徐々に減衰し過電圧
は発生しない。
【0037】これにより、短絡サイリスタを別に設ける
ことなく、サイリスタ変換器の停止時に出力電圧の過電
圧を防止することができる。また、第1の実施の形態に
比べパルス幅が小さくなるので、図示しないパルストラ
ンスを小形化することができる。
【0038】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態の構成図
であり、図3に示した第2の実施の形態と同一要素につ
いては同一符号を付し説明を省略する。
【0039】図7において、図3に示した第2の実施の
形態と異なる点は、アンド回路44の一方の入力を、パ
ルス発信器41の出力41−1を時間遅れ回路53によ
り電気角度で90度から180度相当の期間の信号とし
た点である。
【0040】時間遅れ回路53は、パルス発信器41か
らの信号41−1より位相が電気角度で90度から18
0度相当の期間の信号53−1を発生する。この時間遅
れ回路53の出力は、図8にあるように直流電圧が正の
期間に”1”となる。
【0041】停止時には、この信号53−1と停止信号
51−1との論理積をとり、ゲート制御回路44により
任意の期間サイリスタ11、サイリスタ12ヘゲートパ
ルスを印加すると、それぞれのサイリスタが点弧し直流
リアクトル4の電流は、直流リアクトル4−サイリスタ
11、サイリスタ12一直流電流変流器6−サイリスタ
整流器のループで環流し、コンデンサ21への出力電流
は遮断されるため図示の様に減衰する。コンデンサ21
の電荷は抵抗22を介して放電するため図示の様に徐々
に減衰し過電圧は発生しない。
【0042】これにより、短絡サイリスタを別に設ける
ことなく、サイリスタ変換器の停止時に出力電圧の過電
圧を防止することができる。また、停止信号発生後、サ
イリスタが点弧可能な直流電圧が正の期間にのみ、直流
電流還流のためのゲートパルスを印加することができ
る。
【0043】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図9は、本発明の第4の実施の形態の構成図
であり、図3に示した第2の実施の形態と同一要素につ
いては同一符号を付し説明を省略する。
【0044】図9において、図3に示した第2の実施の
形態と異なる点は、分圧抵抗器71、72からなる電圧
変成器7と電圧検出回路73を設け、電圧検出回路73
の出力を、パルス発信器41のキャリアパルス41−2
の代わりに、アンド回路52の一方の入力とした点であ
る。
【0045】電圧検出回路73は、直流電圧を検出し、
図10のように直流電圧が正の期間に”1”を出力す
る。停止時には、この電圧検出回路73の出力73−1
と停止信号51−1との論理積をとり、ゲート制御回路
44により任意の期間サイリスタ11、サイリスタ12
ヘゲートパルスを印加すると、それぞれのサイリスタが
点弧し直流リアクトル4の電流は、直流リアクトル4−
サイリスタ11、サイリスタ12一直流電流変流器6−
サイリスタ整流器のループで環流し、コンデンサ21へ
の出力電流は遮断されるため図示の様に減衰する。コン
デンサ21の電荷は抵抗22を介して放電するため図示
の様に徐々に減衰し過電圧は発生しない。
【0046】これにより、短絡サイリスタを別に設ける
ことなく、サイリスタ変換器の停止時に出力電圧の過電
圧を防止することができる。また、停止信号発生後、サ
イリスタが点弧可能な直流電圧が正の期間にのみ、直流
電流還流のためのゲートパルスを印加することができ
る。
【0047】また、ここでは、直流電圧を検出し停止信
号との論理和を取るようにしたが、直流電圧の代わりに
サイリスタ11、サイリスタ12の順方向電圧を検出し
この信号と停止信号との諭理積をとり、ゲート制御回路
44により任意の期間サイリスタ11、サイリスタ12
ヘゲートパルスを印加すると、それぞれのサイリスタが
点弧し直流リアクトル4の電流は、直流リアクトル4−
サイリスタ11、サイリスタ12一直流電流変流器6−
サイリスタ整流器のループで環流し、コンデンサ21へ
の出力電流は遮断されるため減衰する。コンデンサ21
の電荷は抵抗22を介して放電するため徐々に減衰し過
電圧は発生しない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
進相性の負荷に接続されたサイリスタ変換器において、
停止時にサイリスタ変換器を構成する同一相の高圧側ア
ームと低圧側アームのサイリスタに同時にゲートパルス
を印加し直流電流を環流することにより、出力電圧の過
電圧を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の動作説明図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の構成図。
【図4】 本発明のパルス発信器の構成図。
【図5】 本発明のパルス発信器の動作説明図。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の動作説明図。
【図7】 本発明の第3の実施の形態の構成図。
【図8】 本発明の第3の実施の形態の動作説明図。
【図9】 本発明の第4の実施の形態の構成図。
【図10】 本発明の第4の実施の形態の動作説明図。
【図11】 従来のサイリスタ変換器の構成図。
【図12】 従来のサイリスタ変換器の動作説明図。
【符号の説明】 1・・・サイリスタ変換器 2・・・進相性負荷
(オゾン発生器) 3・・・サイリスタ整流器 4・・・直流リアク
トル 5・・・短絡サイリスタ 6・・・直流電流変流器 7・・・電圧変成器 11〜14・・・サイリスタ 21・・・コンデンサ 22・・・抵抗 31・・・電流基準値設定器 32・・・電流圧検
出回路 33・・・加算器 34・・・電流制御
調整器 35・・・位相制御回路 41・・・パルス発
振器 42〜44・・・ゲート制御回路 421,431・・
・オア回路 51・・・操作回路 52・・・アンド回
路 53・・・時間遅れ回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサイリスタから構成される高圧側
    アームと低圧側アームを有し、進相性の負荷に接続され
    るサイリスタ変換器において、運転停止時には前記高圧
    側アームと前記低圧側アームの同一相のサイリスタに直
    流電圧サイクルの1/4サイクル以上の期間、ゲートパ
    ルスを印加することを特徴とするサイリスタ変換器。
  2. 【請求項2】 複数のサイリスタから構成される高圧側
    アームと低圧側アームを有し、進相性の負荷に接続され
    るサイリスタ変換器において、運転停止時には前記高圧
    側アームと前記低圧側アームの同一相のサイリスタに直
    流電圧サイクルの1/4サイクル以上の期間、所定の間
    隔で任意のパルス幅のゲートパルスを印加することを特
    徴とするサイリスタ変換器。
  3. 【請求項3】 複数のサイリスタから構成される高圧側
    アームと低圧側アームを有し、進相性の負荷に接続され
    るサイリスタ変換器において、前記サイリスタへのスイ
    ッチング指令より位相が電気角度で90度から180度
    相当の期間の時間遅れ信号を生成し、運転停止時には前
    記時間遅れ信号と運転停止信号との論理積が成り立つと
    前記高圧側アームと前記低圧側アームの同一相のサイリ
    スタに任意のパルス幅のゲートパルスを印加することを
    特徴とするサイリスタ変換器。
  4. 【請求項4】 複数のサイリスタから構成される高圧側
    アームと低圧側アームを有し、進相性の負荷に接続され
    るサイリスタ変換器において、直流電圧を検出し、運転
    停止時には前記直流電圧の正信号と運転停止信号との論
    理積が成り立つと前記高圧側アームと前記低圧側アーム
    の同一相のサイリスタに任意のパルス幅のゲートパルス
    を印加することを特徴とするサイリスタ変換器。
  5. 【請求項5】 複数のサイリスタから構成される高圧側
    アームと低圧側アームを有し、進相性の負荷に接続され
    るサイリスタ変換器において、前記サイリスタに印加さ
    れる電圧を検出し、運転停止時には前記サイリスタに印
    加される順方向電圧信号と運転停止信号との論理積が成
    り立つと前記高圧側アームと前記低圧側アームの同一相
    のサイリスタに任意のパルス幅のゲートパルスを印加す
    ることを特徴とするサイリスタ変換器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010039138A (ko) * 1999-10-29 2001-05-15 이구택 단상전파 위상제어정류기의 에스씨알 게이트 트리거 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010039138A (ko) * 1999-10-29 2001-05-15 이구택 단상전파 위상제어정류기의 에스씨알 게이트 트리거 방법

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