JPH11112742A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH11112742A JPH11112742A JP9268658A JP26865897A JPH11112742A JP H11112742 A JPH11112742 A JP H11112742A JP 9268658 A JP9268658 A JP 9268658A JP 26865897 A JP26865897 A JP 26865897A JP H11112742 A JPH11112742 A JP H11112742A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像読取装置において、コストアップなしに
簡単かつ高い精度が得られる光学調整手段と、光学調整
中装置内部へのほこりの侵入を防ぐ手段を提供する。 【解決手段】 画像読取装置において、光学調整用の工
具を画像読取装置の基台の底面外側から挿入する構成と
する。また画像読取措置内のレンズ及びイメ−ジセンサ
を支持する部品と基台が接する構成とする。
簡単かつ高い精度が得られる光学調整手段と、光学調整
中装置内部へのほこりの侵入を防ぐ手段を提供する。 【解決手段】 画像読取装置において、光学調整用の工
具を画像読取装置の基台の底面外側から挿入する構成と
する。また画像読取措置内のレンズ及びイメ−ジセンサ
を支持する部品と基台が接する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ等の画像読取装置に関するものである。
ミリ等の画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の画像読取装置の概略構成
を表したものである。106はCCDなどのイメ−ジセ
ンサで、画像読取装置本体100内に配設されている。
装置本体上面には原稿載置ガラス101が設けられ、こ
れに載置された原稿Pを画像走査手段102によって走
査して、前記イメ−ジセンサ106上に画像を露光す
る。イメ−ジセンサ106内にはR,G,Bのフィルタを
各々装着した3列のセンサが配設されており、原稿上の
画像を色分解読取する。前記画像走査手段102は、原
稿載置ガラス101に平行に移動走査するランプユニッ
ト103、ミラ−ユニット104、及び装置本体100
内に固定載置されたレンズ105により構成されてい
る。
を表したものである。106はCCDなどのイメ−ジセ
ンサで、画像読取装置本体100内に配設されている。
装置本体上面には原稿載置ガラス101が設けられ、こ
れに載置された原稿Pを画像走査手段102によって走
査して、前記イメ−ジセンサ106上に画像を露光す
る。イメ−ジセンサ106内にはR,G,Bのフィルタを
各々装着した3列のセンサが配設されており、原稿上の
画像を色分解読取する。前記画像走査手段102は、原
稿載置ガラス101に平行に移動走査するランプユニッ
ト103、ミラ−ユニット104、及び装置本体100
内に固定載置されたレンズ105により構成されてい
る。
【0003】ランプユニット103は原稿Pを照明する
白色光源L1と、光源L1によって照射された原稿P面の
画像反射光をミラ−ユニット104側に反射する第1の
ミラ−M1により構成され、ミラ−ユニット104は第1
のミラ−M1によって反射された画像光をイメ−ジセン
サ106に向けて折り返す第2,第3ミラ−M2,M3によ
り構成されている。ここで画像読取り領域全域において
光路長を一定に保つべく、ランプユニット103はミラ
−ユニット104の2倍の速度で移動走査するようにな
っている。このため本構成の光学系は通常2:1光学系
と呼ばれる。これらのユニット103,104はパルス
モ−タなどの駆動源(不図示)を動力として、イメ−ジ
センサ106の読取り周期と同期して走査(副走査)す
る。
白色光源L1と、光源L1によって照射された原稿P面の
画像反射光をミラ−ユニット104側に反射する第1の
ミラ−M1により構成され、ミラ−ユニット104は第1
のミラ−M1によって反射された画像光をイメ−ジセン
サ106に向けて折り返す第2,第3ミラ−M2,M3によ
り構成されている。ここで画像読取り領域全域において
光路長を一定に保つべく、ランプユニット103はミラ
−ユニット104の2倍の速度で移動走査するようにな
っている。このため本構成の光学系は通常2:1光学系
と呼ばれる。これらのユニット103,104はパルス
モ−タなどの駆動源(不図示)を動力として、イメ−ジ
センサ106の読取り周期と同期して走査(副走査)す
る。
【0004】図5は、原稿上の画像がイメ−ジセンサ1
06の受光部に結像する様子を模式的に描いたものであ
る。イメ−ジセンサ106の受光部の周囲には、受光部
が光電変換した電荷を蓄積する部分や信号を出力段に転
送する部分が隣接しているため、3色の受光部106
R,106G,106Bは所定の間隔を開けて並んでい
る。イメ−ジセンサ106のR,G,Bの受光部が原稿上
の画像の同じ位置を読むために、受光部どうしの間隔
は、受光部の幅の整数倍になっている。RG間がmライ
ン、GB間がnラインの間隔を持つ場合、原稿上のある1
ラインのGの画像信号はRの画像信号に対してmライン
分、Bの画像信号はm+nライン分遅れて読取られる。
06の受光部に結像する様子を模式的に描いたものであ
る。イメ−ジセンサ106の受光部の周囲には、受光部
が光電変換した電荷を蓄積する部分や信号を出力段に転
送する部分が隣接しているため、3色の受光部106
R,106G,106Bは所定の間隔を開けて並んでい
る。イメ−ジセンサ106のR,G,Bの受光部が原稿上
の画像の同じ位置を読むために、受光部どうしの間隔
は、受光部の幅の整数倍になっている。RG間がmライ
ン、GB間がnラインの間隔を持つ場合、原稿上のある1
ラインのGの画像信号はRの画像信号に対してmライン
分、Bの画像信号はm+nライン分遅れて読取られる。
【0005】図6は、この画像読取装置106による読
取画像デ−タ処理ブロック図である。イメ−ジセンサ1
06が読み取った各色の画像デ−タは、それぞれ増幅器
121R,121G,121Bに送られて増幅された後、A
/Dコンバ−タ122R,122G,122Bによりディ
ジタル画像信号に変換される。各A/Dコンバ−タ12
2R,122G,122Bは、そのビット数分にイメ−
ジセンサのダイナミックレンジ(原稿上の真白部と真黒
部の読取出力差)を分割して、原稿上の画像の明るさに
応じて階調数を割り当てる。例えば、分解能8bitの
A/Dコンバ−タを使用している場合は白から黒に至る
間を256の階調レベルに、10bitA/Dコンバ−
タは1024の階調レベルに識別することができる。し
たがって、RGB各色8bitのA/Dコンバ−タを用
いた画像読取装置では、24bit=約1670万色、
各色10bitの場合は30bit=約10億7400
万色を識別できる。
取画像デ−タ処理ブロック図である。イメ−ジセンサ1
06が読み取った各色の画像デ−タは、それぞれ増幅器
121R,121G,121Bに送られて増幅された後、A
/Dコンバ−タ122R,122G,122Bによりディ
ジタル画像信号に変換される。各A/Dコンバ−タ12
2R,122G,122Bは、そのビット数分にイメ−
ジセンサのダイナミックレンジ(原稿上の真白部と真黒
部の読取出力差)を分割して、原稿上の画像の明るさに
応じて階調数を割り当てる。例えば、分解能8bitの
A/Dコンバ−タを使用している場合は白から黒に至る
間を256の階調レベルに、10bitA/Dコンバ−
タは1024の階調レベルに識別することができる。し
たがって、RGB各色8bitのA/Dコンバ−タを用
いた画像読取装置では、24bit=約1670万色、
各色10bitの場合は30bit=約10億7400
万色を識別できる。
【0006】上述のようにイメ−ジセンサの各色の受光
部は測定間隔を開けて並んでいるので、画像信号が画像
処理回路124に入力される前に位相を合わせるため、
A/Dコンバ−タ122Rの後段にはm+nライン分
の、A/Dコンバ−タ122Gの後段にはnライン分の
バッファメモリ123R,123Gが設けられ、一番最
後に読取られるB信号に合わせて出力される。画像処理
回路124では入力された画像信号に色補正の演算や二
値処理などの処理を施す。
部は測定間隔を開けて並んでいるので、画像信号が画像
処理回路124に入力される前に位相を合わせるため、
A/Dコンバ−タ122Rの後段にはm+nライン分
の、A/Dコンバ−タ122Gの後段にはnライン分の
バッファメモリ123R,123Gが設けられ、一番最
後に読取られるB信号に合わせて出力される。画像処理
回路124では入力された画像信号に色補正の演算や二
値処理などの処理を施す。
【0007】上記画像処理回路124から出力された画
像信号は、インタフェ−ス回路125を介してパソコン
などの機器300に出力される。
像信号は、インタフェ−ス回路125を介してパソコン
などの機器300に出力される。
【0008】画像読取装置の画像信号の出力形態は数種
類あり、読取った画像の用途によってそれに適した出力
形態を選択することができる。文章を読取ってその内容
をOCRにかける場合やモノクロの線画を読取る場合に
は、モノクロ二値の画像が適しており、上述のRGBの
画像信号のうちたとえばG信号を使用してこれを画像処
理回路124において、あるしきい値で二値化した画像
デ−タが選ばれる。写真などの画像を読み取ってモノク
ロプリンタに出力する目的で画像を読取る場合には、同
じくG信号を使用してディザ法や誤差拡散法といった中
間調処理を用いて二値化した画像デ−タが用いられる。
カラ−画像の処理を行う場合には、多値(24bit
etc.)画像デ−タが適している。
類あり、読取った画像の用途によってそれに適した出力
形態を選択することができる。文章を読取ってその内容
をOCRにかける場合やモノクロの線画を読取る場合に
は、モノクロ二値の画像が適しており、上述のRGBの
画像信号のうちたとえばG信号を使用してこれを画像処
理回路124において、あるしきい値で二値化した画像
デ−タが選ばれる。写真などの画像を読み取ってモノク
ロプリンタに出力する目的で画像を読取る場合には、同
じくG信号を使用してディザ法や誤差拡散法といった中
間調処理を用いて二値化した画像デ−タが用いられる。
カラ−画像の処理を行う場合には、多値(24bit
etc.)画像デ−タが適している。
【0009】画像読取装置に用いられるA/Dコンバ−
タ122には、接続されるコンピュ−タ300の画像処
理能力と等価な分解能のものが用いられる場合が多い
(24bit画像の処理が可能なコンピュ−タ用の画像
処理装置にRGB各色8bitのA/Dコンバ−タを用
いる)が、さらに高精細な階調を得るために、コンピュ
−タの処理能力よりも分解能の高いA/Dコンバ−タを
用いたものもある。このような画像読取装置、たとえば
RGB各色10bitのA/Dコンバ−タ122を用い
たものでは、各色10bit分の階調レベルに分けられ
た信号を、前記画像処理回路124にて各色8bitに
変換して出力する。
タ122には、接続されるコンピュ−タ300の画像処
理能力と等価な分解能のものが用いられる場合が多い
(24bit画像の処理が可能なコンピュ−タ用の画像
処理装置にRGB各色8bitのA/Dコンバ−タを用
いる)が、さらに高精細な階調を得るために、コンピュ
−タの処理能力よりも分解能の高いA/Dコンバ−タを
用いたものもある。このような画像読取装置、たとえば
RGB各色10bitのA/Dコンバ−タ122を用い
たものでは、各色10bit分の階調レベルに分けられ
た信号を、前記画像処理回路124にて各色8bitに
変換して出力する。
【0010】次に、図7に原稿上の画像を鮮明に読み取
るために、レンズ105及びイメ−ジセンサ106が適
切な位置にするための調整方法を示す。
るために、レンズ105及びイメ−ジセンサ106が適
切な位置にするための調整方法を示す。
【0011】イメ−ジセンサ106はその受光面が光軸
に対し垂直になるように回転調整(矢印A)が、さらに
レンズ105及びイメ−ジセンサ106はピント及び倍
率が最適になるように光軸方向(矢印B及びC)の位置
調整が必要とされる。ここで、イメ−ジセンサ106は
駆動回路を介してオシロスコ−プやコンピュ−タなどの
認識手段(不図示)に繋がれている。
に対し垂直になるように回転調整(矢印A)が、さらに
レンズ105及びイメ−ジセンサ106はピント及び倍
率が最適になるように光軸方向(矢印B及びC)の位置
調整が必要とされる。ここで、イメ−ジセンサ106は
駆動回路を介してオシロスコ−プやコンピュ−タなどの
認識手段(不図示)に繋がれている。
【0012】まず、原稿載置ガラス101に対応する位
置に光学調整用チャ−トCHを置き、これを光源にて照
射し、照射された調整用チャ−トCHからの光はミラ−M
1,M2,M3及びレンズ105によりイメ−ジセンサ10
6上に結像される。そして、このときにこのときにイメ
−ジセンサ106から出力された画像信号を前記認識手
段によって検出し、レンズ105及びイメ−ジセンサ1
06の位置の調整状況を判断する。べ−スフレ−ム10
7には装置上方より調整工具T1及びT2を挿入する穴
があり、その穴に調整工具T1又はT2を挿入しそれを
回転させることにより調整機構(不図示)がレンズ10
5及びイメ−ジセンサ106を最適な位置に調整する。
置に光学調整用チャ−トCHを置き、これを光源にて照
射し、照射された調整用チャ−トCHからの光はミラ−M
1,M2,M3及びレンズ105によりイメ−ジセンサ10
6上に結像される。そして、このときにこのときにイメ
−ジセンサ106から出力された画像信号を前記認識手
段によって検出し、レンズ105及びイメ−ジセンサ1
06の位置の調整状況を判断する。べ−スフレ−ム10
7には装置上方より調整工具T1及びT2を挿入する穴
があり、その穴に調整工具T1又はT2を挿入しそれを
回転させることにより調整機構(不図示)がレンズ10
5及びイメ−ジセンサ106を最適な位置に調整する。
【0013】そして、レンズ105及びイメ−ジセンサ
106はベ−スフレ−ム107に固定する。
106はベ−スフレ−ム107に固定する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記調整方式の画像読
取装置では、調整用チャ−トCHからイメ−ジセンサ1
06に至る光路を遮る位置に調整工具T1、T2が挿入
されるため、S1及びS2に示すようにチャ−トCHから
の画像光が遮断され、認識手段に送られるチャ−トの画
像の一部が欠けてしまうという問題が生じる。このよう
な画像の欠けは精密さが要求される画像読取装置の光学
調整において、必要な精度を得ることを妨げる大きな要
因になる。
取装置では、調整用チャ−トCHからイメ−ジセンサ1
06に至る光路を遮る位置に調整工具T1、T2が挿入
されるため、S1及びS2に示すようにチャ−トCHから
の画像光が遮断され、認識手段に送られるチャ−トの画
像の一部が欠けてしまうという問題が生じる。このよう
な画像の欠けは精密さが要求される画像読取装置の光学
調整において、必要な精度を得ることを妨げる大きな要
因になる。
【0015】また、べ−スフレ−ム107は、調整工具
T1,T2を挿入するための穴があるため、挿入前後に
おいてこの穴からほこりが入ってレンズ105やイメ−
ジセンサ106を汚してしまうことがあった。
T1,T2を挿入するための穴があるため、挿入前後に
おいてこの穴からほこりが入ってレンズ105やイメ−
ジセンサ106を汚してしまうことがあった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記発明を解
決するためになされたもので請求項1により、原稿上の
画像を読み取る読取手段と、前記読取手段を位置決め保
持する基台と、前記基台の底面に設けられ前記読取手段
の位置を前記基台の底面外側から調整するための調整手
段とを備えたことを特徴とする。
決するためになされたもので請求項1により、原稿上の
画像を読み取る読取手段と、前記読取手段を位置決め保
持する基台と、前記基台の底面に設けられ前記読取手段
の位置を前記基台の底面外側から調整するための調整手
段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本発明の第1の実施の形態
を示す。
を示す。
【0018】図1は、本発明を実施した画像読取装置2
0の概略構成図である。この画像読取装置20の構成と
しては外装を兼ねるべ−スフレ−ム7(基台)があり、
この上に光源L、走査系である第1ミラ−台3、第2ミ
ラ−台4、第1のミラ−N1によって反射された画像光を
イメ−ジセンサ6に向けて折り返す第2,第3ミラ−N
2,N3、これら第1、第2ミラ−台3,4を原稿台ガラ
ス1に対して平行に走査可能に支持するレ−ル(不図
示)、前記走査系の走査駆動源であるパルスモ−タ(不
図示)、その回転を走査系に伝達するギア列(不図
示)、第1ミラ−台3上の光源Lにより照射された原稿
Pからの反射光をイメ−ジセンサ6に結像するレンズ
5、結像された画像光を電気信号に変換するイメ−ジセ
ンサ6、そしてこれらの動作を制御する制御回路などを
含む電装部(不図示)などが設置されている。これらレ
ンズ5及びイメ−ジセンサ6により読取手段が構成され
る。
0の概略構成図である。この画像読取装置20の構成と
しては外装を兼ねるべ−スフレ−ム7(基台)があり、
この上に光源L、走査系である第1ミラ−台3、第2ミ
ラ−台4、第1のミラ−N1によって反射された画像光を
イメ−ジセンサ6に向けて折り返す第2,第3ミラ−N
2,N3、これら第1、第2ミラ−台3,4を原稿台ガラ
ス1に対して平行に走査可能に支持するレ−ル(不図
示)、前記走査系の走査駆動源であるパルスモ−タ(不
図示)、その回転を走査系に伝達するギア列(不図
示)、第1ミラ−台3上の光源Lにより照射された原稿
Pからの反射光をイメ−ジセンサ6に結像するレンズ
5、結像された画像光を電気信号に変換するイメ−ジセ
ンサ6、そしてこれらの動作を制御する制御回路などを
含む電装部(不図示)などが設置されている。これらレ
ンズ5及びイメ−ジセンサ6により読取手段が構成され
る。
【0019】次に、レンズ5及びイメ−ジセンサ6の光
学調整について図2を用いて説明する。
学調整について図2を用いて説明する。
【0020】イメ−ジセンサ6は、その受光部をレンズ
5の光軸に対し垂直に置くための回転調整(矢印A方
向)が、さらにレンズ5及びイメ−ジセンサ6はピント
及び倍率が最適になるように光軸方向の位置調整(矢印
B方向、矢印C方向)が必要とされる。そのため、これ
らは調整用のレンズブラケット8及びセンサブラケット
9を介してべ−スフレ−ム7に載置されている。又、べ
−スフレ−ム7には、レンズブラケット8及びセンサブ
ラケット9に対応する位置に調整工具挿入用の穴7a,
7b(調整手段、穴部、取付部)が設けられている。
5の光軸に対し垂直に置くための回転調整(矢印A方
向)が、さらにレンズ5及びイメ−ジセンサ6はピント
及び倍率が最適になるように光軸方向の位置調整(矢印
B方向、矢印C方向)が必要とされる。そのため、これ
らは調整用のレンズブラケット8及びセンサブラケット
9を介してべ−スフレ−ム7に載置されている。又、べ
−スフレ−ム7には、レンズブラケット8及びセンサブ
ラケット9に対応する位置に調整工具挿入用の穴7a,
7b(調整手段、穴部、取付部)が設けられている。
【0021】前記位置調整は、以下の手順によってなさ
れる。レンズ5とこれを固定載置したレンズブラケット
8とからなるレンズユニット58及びイメ−ジセンサ6
とこれを固定載置したセンサブラケット9とからなるセ
ンサユニット69に、べ−スフレ−ム上の穴7a、7b
から電磁マグネットを用いたレンズチャック21及びセ
ンサチャック22(調整工具)を取り付ける。そして、
電磁マグネットに通電することによりそれぞれのユニッ
ト58,69はチャック21,22に固定される。レン
ズチャック21は光軸方向前後の移動(矢印C方向)
が、センサチャック22は同方向の移動(矢印B方向)
及び、光軸に平行な面内での回転(矢印A方向)が可能
である。なおイメ−ジセンサ6は駆動回路を介してオシ
ロスコ−プやコンピュ−タなどの認識手段に接続され
る。
れる。レンズ5とこれを固定載置したレンズブラケット
8とからなるレンズユニット58及びイメ−ジセンサ6
とこれを固定載置したセンサブラケット9とからなるセ
ンサユニット69に、べ−スフレ−ム上の穴7a、7b
から電磁マグネットを用いたレンズチャック21及びセ
ンサチャック22(調整工具)を取り付ける。そして、
電磁マグネットに通電することによりそれぞれのユニッ
ト58,69はチャック21,22に固定される。レン
ズチャック21は光軸方向前後の移動(矢印C方向)
が、センサチャック22は同方向の移動(矢印B方向)
及び、光軸に平行な面内での回転(矢印A方向)が可能
である。なおイメ−ジセンサ6は駆動回路を介してオシ
ロスコ−プやコンピュ−タなどの認識手段に接続され
る。
【0022】次に、図7の従来例と同様に原稿台ガラス
1に対応する位置に光学調整用チャ−トCHを置き、こ
れを光源にて照射すると、そのときのセンサ106の出
力を見ることで前記認識手段により調整状況を判断する
ことができる。これにしたがってレンズユニット58及
びセンサユニット69の位置を調整する。また各チャッ
ク21,22の移動及び回転の駆動源としてモ−タなど
の手段を用い、前記認識手段からのフィ−ドバック制御
を行うことにより自動調整を行うことが可能である。
1に対応する位置に光学調整用チャ−トCHを置き、こ
れを光源にて照射すると、そのときのセンサ106の出
力を見ることで前記認識手段により調整状況を判断する
ことができる。これにしたがってレンズユニット58及
びセンサユニット69の位置を調整する。また各チャッ
ク21,22の移動及び回転の駆動源としてモ−タなど
の手段を用い、前記認識手段からのフィ−ドバック制御
を行うことにより自動調整を行うことが可能である。
【0023】位置調整が完了すると、各ユニット58,
69の固定ねじ10,11を装置上方よりドライバ−に
よって固定する。以上の動作によって光学調整が完了す
る。
69の固定ねじ10,11を装置上方よりドライバ−に
よって固定する。以上の動作によって光学調整が完了す
る。
【0024】本実施の形態では、調整工具21,22を
光路と干渉しない底面側から挿入するので、図7の従来
例で述べたような、調整チャ−トCHの画像の一部が調
整工具21,22にて遮られるという不具合が生じな
い。また、ユニット58,69の固定時にはドライバ−
が光路を遮るが、この時点ではレンズ5およびイメ−ジ
センサ6の位置決めは終了しているので、これが支障を
きたすことがない。
光路と干渉しない底面側から挿入するので、図7の従来
例で述べたような、調整チャ−トCHの画像の一部が調
整工具21,22にて遮られるという不具合が生じな
い。また、ユニット58,69の固定時にはドライバ−
が光路を遮るが、この時点ではレンズ5およびイメ−ジ
センサ6の位置決めは終了しているので、これが支障を
きたすことがない。
【0025】なおレンズブラケット8及びセンサブラケ
ット9がべ−スフレ−ム7に対して接するようにするこ
とにより、調整工具挿入穴7a,7bはレンズブラケッ
ト8及びセンサブラケット9によって蓋をされる状態に
なるので、この穴からほこりが入ってレンズ5やイメ−
ジセンサ6を汚すようなことは起こらない。レンズブラ
ケット8及びセンサブラケット9にはそれぞれレンズチ
ャック21及びセンサチャック22を固定するための穴
23a,23bがあるが、この穴23a,23bは小さ
くほこりは入りにくい。また、レンズブラケット8及び
センサブラケット9の下の調整工具挿入穴7a,7bの
範囲内でレンズ及びイメ−ジセンサの位置調整が可能で
ある。
ット9がべ−スフレ−ム7に対して接するようにするこ
とにより、調整工具挿入穴7a,7bはレンズブラケッ
ト8及びセンサブラケット9によって蓋をされる状態に
なるので、この穴からほこりが入ってレンズ5やイメ−
ジセンサ6を汚すようなことは起こらない。レンズブラ
ケット8及びセンサブラケット9にはそれぞれレンズチ
ャック21及びセンサチャック22を固定するための穴
23a,23bがあるが、この穴23a,23bは小さ
くほこりは入りにくい。また、レンズブラケット8及び
センサブラケット9の下の調整工具挿入穴7a,7bの
範囲内でレンズ及びイメ−ジセンサの位置調整が可能で
ある。
【0026】また、基本的な構成は従来方式と変わらな
いので、本発明を実施するのにコストが余計にかかるこ
とは一切ない。
いので、本発明を実施するのにコストが余計にかかるこ
とは一切ない。
【0027】なお、本実施の形態のべ−スフレ−ム7は
外装の機能をも兼ねるものとして説明したが、例えばプ
リンタの上に本発明における画像読取装置20を取り付
けてマルチファンクション機器とするなど、本発明にお
ける画像読取装置20をひとつのユニットとして装置内
部に組み込む形態を取ることも可能である。
外装の機能をも兼ねるものとして説明したが、例えばプ
リンタの上に本発明における画像読取装置20を取り付
けてマルチファンクション機器とするなど、本発明にお
ける画像読取装置20をひとつのユニットとして装置内
部に組み込む形態を取ることも可能である。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態を示す。
【0029】図3は、レンズユニット58及びセンサユ
ニット69の固定をべ−スフレ−ム7の外側から行うよ
うにした図である。固定用ねじ穴8a,9aがレンズブ
ラケット8及びセンサブラケット9に設けられており、
固定用ねじ10',11'はべ−スフレ−ム7の外側から
挿入できる構成にしている。
ニット69の固定をべ−スフレ−ム7の外側から行うよ
うにした図である。固定用ねじ穴8a,9aがレンズブ
ラケット8及びセンサブラケット9に設けられており、
固定用ねじ10',11'はべ−スフレ−ム7の外側から
挿入できる構成にしている。
【0030】このようにすることにより、光路を遮るこ
とが一切なく調整完了までいたることができる。
とが一切なく調整完了までいたることができる。
【0031】また、固定する場合に、固定用のドライバ
−はレンズチャック21やセンサチャック22と同一の
工具台上に設けることが可能となり、ねじ締結工程をも
自動化することが可能になる。これにより同一の工具台
によって調整開始から完了までの工程をすべて自動化す
ることができる。
−はレンズチャック21やセンサチャック22と同一の
工具台上に設けることが可能となり、ねじ締結工程をも
自動化することが可能になる。これにより同一の工具台
によって調整開始から完了までの工程をすべて自動化す
ることができる。
【0032】なお固定ねじの頭部を通常の+形状や−形
状でない特殊なものにしておくことで、ユ−ザ−が不用
意にこれをゆるめて調整を狂わせてしまうのを未然に防
ぐことができる。
状でない特殊なものにしておくことで、ユ−ザ−が不用
意にこれをゆるめて調整を狂わせてしまうのを未然に防
ぐことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像読取
装置は原稿上の画像を読み取る読取手段と、前記読取手
段を位置決め保持する基台と、前記基台の底面に設けら
れ前記読取手段の位置を前記基台の底面外側から調整す
るための調整手段とを備えたことにより、調整中に画像
光を遮ることがなく、調整の精度が向上する。
装置は原稿上の画像を読み取る読取手段と、前記読取手
段を位置決め保持する基台と、前記基台の底面に設けら
れ前記読取手段の位置を前記基台の底面外側から調整す
るための調整手段とを備えたことにより、調整中に画像
光を遮ることがなく、調整の精度が向上する。
【図1】本発明を実施した画像読取装置の概略図。
【図2】第1の実施の形態を示す図。
【図3】第2の実施の形態を示す図。
【図4】従来の画像読取装置の概略図。
【図5】従来の画像読取装置の受光部周辺の断面図。
【図6】カラ−イメ−ジセンサによる読取画像デ−タ処
理ブロック図。
理ブロック図。
【図7】従来の画像読取装置の光学調整を示す図。
5 レンズ 6 イメ−ジセンサ 7 べ−スフレ−ム 8 レンズブラケット 9 センサブラケット 10 レンズブラケットの固定用ねじ 10’ レンズブラケットの固定用ねじ 11 センサブラケットの固定用ねじ 11’ センサブラケットの固定用ねじ 21 レンズチャック 22 センサチャック 58 レンズユニット 69 センサユニット
Claims (14)
- 【請求項1】 原稿上の画像を読み取る読取手段と、 前記読取手段を位置決め保持する基台と、 前記基台の底面に設けられ前記読取手段の位置を前記基
台の底面外側から調整するための調整手段と、を備えた
ことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記調整手段は、前
記読取手段の位置を調整するための調整工具を取り付け
るための取付部を前記基台の底面に有することを特徴と
する画像読取装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記取付部として前
記基台の底面に穴部を有することを特徴とする画像読取
装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記穴部から前記調
整工具を挿入して前記読取手段に取り付けることを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記調整工具を前記
読取手段に磁力によって取り付けることを特徴とする画
像読取装置。 - 【請求項6】 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に
おいて、前記読取手段は光を結像するレンズを有し、前
記調整手段は前記レンズの位置を調整することを特徴と
する画像読取装置。 - 【請求項7】 請求項6において、さらに前記読取手段
は前記レンズを固定載置するためのレンズブラケットを
有し、前記調整手段は前記レンズブラケットの位置を調
整することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項8】 請求項7において、前記調整工具は電磁
マグネットを用いたレンズチャックであり、前記電磁マ
グネットに通電することによって前記レンズブラケット
と前記レンズチャックを取り付けることを特徴とする画
像読取装置。 - 【請求項9】 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に
おいて、前記読取手段は光を電気信号に変換するイメ−
ジセンサを有し、前記調整手段は前記イメ−ジセンサの
位置を調整することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項10】 請求項9において、さらに前記読取手
段は前記イメ−ジセンサを固定載置するためのセンサブ
ラケットを有し、前記調整手段は前記センサブラケット
の位置を調整することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項11】 請求項10において、前記調整工具は
電磁マグネットを用いたセンサチャックであり、前記電
磁マグネットに通電することによって前記センサブラケ
ットと前記センサチャックを取り付けていることを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項12】 請求項1において、前記基台の前記底
面と前記読取手段をねじによって前記読取手段を前記基
台に対しその底面方向から固定することを特徴とする画
像読取装置。 - 【請求項13】 請求項12において、前記読取手段に
は前記基台の前記底面に対向する面にねじ穴を、前記基
台の前記底面には前記読取手段の前記ねじ穴に対応する
位置に貫通穴を設けることによって固定することを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項14】 請求項1において、前記読取手段の底
面と前記基台の内面とが接することを特徴とする画像読
取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9268658A JPH11112742A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9268658A JPH11112742A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11112742A true JPH11112742A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17461618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9268658A Withdrawn JPH11112742A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11112742A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8451551B2 (en) | 2010-03-31 | 2013-05-28 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image reading apparatus and image forming apparatus provided therewith |
-
1997
- 1997-10-01 JP JP9268658A patent/JPH11112742A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8451551B2 (en) | 2010-03-31 | 2013-05-28 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image reading apparatus and image forming apparatus provided therewith |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |