JPH11112301A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH11112301A
JPH11112301A JP27117097A JP27117097A JPH11112301A JP H11112301 A JPH11112301 A JP H11112301A JP 27117097 A JP27117097 A JP 27117097A JP 27117097 A JP27117097 A JP 27117097A JP H11112301 A JPH11112301 A JP H11112301A
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JP
Japan
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circuit
coil
auxiliary switch
bridge circuit
energy
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Takahide Iida
隆英 飯田
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチを備える電源回路においてそのスイ
ッチのオン損失を低減させることにより電源回路全体の
損失を低減させる。 【解決手段】 整流器2は、交流電源1の出力を整流す
る。整流器2にコイルLが接続され、さらにそのコイル
Lに直列にHブリッジ回路3が接続されている。Hブリ
ッジ回路3にはトランス5が接続され、そのトランス5
の2次側に整流器6が設けられている。整流器6の出力
がDC出力である。Hブリッジ回路3に並列に補助スイ
ッチ21を設ける。制御回路22は、補助スイッチ21
およびHブリッジ回路を構成する各スイッチング素子を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源回路に係わ
り、特に、交流電源から得られる電力を利用して大容量
のバッテリを充電する電源回路に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用機器、電気自動車、家電機
器、OA機器などの様々な分野においてパワーエレクト
ロニクス技術が広く利用されている。これら機器等は、
商用の交流電源から得られる電力を用いて搭載している
バッテリを充電したり、あるいは商用の交流電源から変
換した直流電圧を用いて内部回路を動作させることが多
い。一例として、商用の交流電源を用いてバッテリを充
電する充電器を採り上げてその構成を説明する。
【0003】図6は、従来の電源回路の一例として採り
上げた充電器の構成図である。この充電器は、制御回路
4の制御に従ってバッテリ11に供給する電力を調整し
ながらバッテリ11を充電する。
【0004】交流電源1は、商用の交流電源であり、5
0/60Hzの周波数の交流を出力する。整流器2は、
交流電源の出力を整流(たとえば、全波整流)する。H
ブリッジ回路3は、制御回路4の制御に従ってトランス
5に流す電流を変化させる。なお、Hブリッジ回路3
は、4つのスイッチング素子ch1〜ch4を含み、各
スイッチング素子は、制御回路4により生成される制御
信号に従ってオン/オフ制御される。制御回路4は、バ
ッテリ11の仕様、充電状態、または充電方法などに基
づいてバッテリ11を充電する際の電力(あるいは、電
流)を決定し、それに従ってHブリッジ回路3を構成す
る各スイッチング素子を制御するための制御信号を生成
する。トランス5は、その巻線比に従って1次側の電力
を2次側に伝える。そして、整流器6がトランス5の出
力を整流して出力する。この出力がバッテリ11に供給
される。
【0005】Hブリッジ回路3の動作を説明する。Hブ
リッジ回路3は、基本的に、以下の3つの状態をとる。 状態A:スイッチング素子ch1〜ch4が全てオン状
態 状態B:スイッチング素子ch1およびch4がオン状
態であり、かつスイッチング素子ch2およびch3が
オフ状態 状態C:スイッチング素子ch1およびch4がオフ状
態であり、かつスイッチング素子ch2およびch3が
オン状態 制御回路4は、Hブリッジ回路3に状態A→状態B→状
態A→状態C→状態Aという遷移をサイクリックに繰り
返させるための制御信号を出力する。Hブリッジ回路3
を状態Aにすると、すべてのスイッチング素子ch1〜
ch4に電流が流れ、コイルLにエネルギーが蓄積され
る。このとき、各スイッチング素子の特性が同じである
ものとすると、点Pの電位と点Qの電位とが互いに同じ
になり、トランス5の1次側コイルには電流は流れな
い。続いて、Hブリッジ回路3を状態Bにすると、コイ
ルLに蓄えられているエネルギーは、スイッチング素子
ch1、トランス5の1次側コイル、スイッチング素子
ch4を介して流れる電流として放出される。
【0006】この後、Hブリッジ回路3を再び状態Aに
することにより、コイルLにエネルギーを蓄積する。そ
して、Hブリッジ回路3を状態Cして、コイルLに蓄え
られているエネルギーを、スイッチング素子ch3、ト
ランス5の1次側コイル、スイッチング素子ch2を介
して流れる電流として放出させる。すなわち、Hブリッ
ジ回路3が状態B、状態Cのときは、トランス5の1次
側コイルには互いに反対方向の電流が流れ、また、状態
Aのときは、トランス5の1次側コイルには電流が流れ
ない。
【0007】このように、制御回路4およびHブリッジ
回路3は、バッテリ11に供給する電力を制御する役割
を担うとともに、交流電源1から供給される交流を異な
る周波数の交流に変換する役割も担っている。
【0008】上述のようにしてトランス5の1次側に交
流電流が供給されると、そのエネルギーはトランス5の
2次側に放出される。そして、整流器6がそのトランス
5の出力を整流(平滑化)することによりDC電圧を出
力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の充電器にお
いては、コイルLにエネルギーを蓄積する工程、すなわ
ちHブリッジ回路3を状態Aにする工程は必須である。
ところが、Hブリッジ回路3を状態Aとすると、全ての
スイッチング素子ch1〜ch4に電流が流れ、それら
全てのスイッチング素子において損失(オン損失)が発
生するので、Hブリッジ回路3における消費電力が大き
くなってしまう。
【0010】このような問題点は、上記構成の充電器の
みに発生するものではなく、エネルギーを蓄積するため
のコイル、およびそのコイルへのエネルギー蓄積とその
コイルからのエネルギー放出とを切り換えるスイッチを
備える電源回路において発生し得る。
【0011】本発明の課題は、電源回路の損失を低減さ
せることであり、詳しくは、スイッチを備える電源回路
においてそのスイッチのオン損失を低減させることによ
り電源回路全体の損失を低減させることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電源回路は、エ
ネルギーを蓄積するためのコイルを有する構成を前提と
し、複数のスイッチを含み上記コイルに接続されるスイ
ッチ回路と、そのスイッチ回路に並列に設けられる補助
スイッチと、上記スイッチ回路および上記補助スイッチ
を互いに同期させながらスイッチングさせる制御回路と
を有する。そして、この制御回路が、上記コイルにエネ
ルギーを蓄積する期間には上記補助スイッチをオン状態
とする。
【0013】このような構成とすれば、スイッチ回路の
状態に係わらず、補助スイッチをオン状態にすることに
より上記コイルにエネルギーを蓄積することがでる。こ
のため、スイッチ回路において電力を消費することなく
上記コイルにエネルギーを蓄積できる。
【0014】スイッチ回路をHブリッジ回路とした場
合、制御回路は、補助スイッチをオフ状態にする期間に
は、そのHブリッジ回路を短絡させないように制御す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照しながら説明する。以下では、本発明の電源回路の
一実施形態として、電気自動車などに搭載される大容量
のバッテリを充電する充電器を採り上げてその構成およ
び動作を説明する図1は、本実施形態の充電器の構成図
である。図1において使用する符号のうち、図6におい
ても使用した符号は同じものを指す。図1に示す本実施
形態の充電器は、図6に示した従来の充電器と比較する
と、Hブリッジ回路3に並列に補助スイッチ21を設け
た点が異なっている。補助スイッチ21は、たとえば、
パワートランジスタであり、ここでは、その制御端子に
「H」レベルが印加されたときにオン状態になるものと
する。また、補助スイッチ21を設けたことに伴って、
従来の充電器と本実施形態の充電器とでは、その制御回
路の構成も異なっている。
【0016】この充電器では、コイルLにエネルギーを
蓄積する際には、補助スイッチ21をオン状態にするこ
とにより補助スイッチ21を介して電流を流す。このと
き、Hブリッジ回路3には、殆ど電流が流れない。すな
わち、例えば、スイッチング素子ch1〜ch4および
補助スイッチ21のオン電圧が互いに同じであるものと
すると、補助スイッチ21がオン状態になると、Hブリ
ッジ回路3に印加される電圧は、補助スイッチ21のオ
ン電圧を同じ電圧になる。ところが、Hブリッジ回路3
は、スイッチング素子が2つずつ直列に接続された構成
であるので、各スイッチング素子ch1〜ch4に印加
される電圧は、補助スイッチ21のオン電圧よりも小さ
な電圧(基本的には、補助スイッチ21のオン電圧の半
分)となるので、それら各スイッチング素子ch1〜c
h4は、オン状態となることはない。従って、補助スイ
ッチ21をオン状態にすると、Hブリッジ回路3には殆
ど電流が流れず、結果として、トランス5の1次側コイ
ルにも電流が流れない。
【0017】このコイルLに蓄積されたエネルギーをト
ランス5の1次側コイルに流す際には、補助スイッチ2
1をオフ状態にする。そして、Hブリッジ回路3におい
て、第1のスイッチング素子組(ch1、ch4)また
は第2のスイッチング素子組(ch2、ch3)のうち
の一方の組の各スイッチング素子をオン状態、他方の組
の各スイッチング素子をオフ状態にする。すなわち、ス
イッチング素子ch1およびch4をオン状態にすると
共にスイッチング素子ch2およびch3をオフ状態に
すれば、トランス5の1次側コイルには、矢印Aで示す
方向に電流が流れ、反対に、スイッチング素子ch1お
よびch4をオフ状態にすると共にスイッチング素子c
h2およびch3をオン状態にすれば、トランス5の1
次側コイルには、矢印Bで示す方向に電流が流れる。
【0018】本実施形態の充電器では、上述したコイル
Lにエネルギーを蓄積する工程と、トランス5の1次側
コイルの所定の方向に電流を流す工程とを適切に組み合
わせることにより、トランス5の1次側コイルに交流を
供給する。このようにしてトランス5の1次側に交流電
流が供給されると、そのエネルギーはトランス5の2次
側に放出される。そして、整流器6がそのトランス5の
出力を整流(平滑化)することによりDC電圧を出力す
る。
【0019】図2は、制御回路22により生成される制
御信号、及びその制御信号に従ってトランスに流れる電
流を説明する図である。補助スイッチ21への制御信号
(以下、制御信号a)は、この充電器の出力電圧、出力
電流、及びバッテリ11の充電状態等によって決まるデ
ューティを持ったパルス信号である。スイッチング素子
ch1およびch4は、制御信号bにより制御され、ス
イッチング素子ch2およびch3は、制御信号cによ
り制御される。制御信号bおよびcは、制御信号aが
「L」レベルである期間に、一方が「H」レベル、他方
が「L」レベルとなるように制御される。このとき、制
御信号bおよびcは、制御信号aが「L」レベルとなる
毎に互いに「H」レベルと「L」レベルとを交互に繰り
返すように制御される。なお、制御信号a〜cは、制御
信号aが「L」レベルとなっている期間には、制御信号
bおよびcが同時に「H」レベルにならないように制御
される。即ち、時刻T1 〜T2 および時刻T3 〜T4 に
おいて制御信号aが「L」レベルとなる場合には、制御
信号bは、時刻T1 よりも早い時刻である時刻T5 に
「H」レベルから「L」レベルに切り替わり、時刻T2
よりも遅い時刻である時刻T6 に「L」レベルから
「H」レベルに切り替わる。同様に、制御信号cは、時
刻T3 よりも早い時刻である時刻T7 に「H」レベルか
ら「L」レベルに切り替わり、時刻T4 よりも遅い時刻
である時刻T8 に「L」レベルから「H」レベルに切り
替わる。
【0020】上記制御信号a〜cが生成されたときのH
ブリッジ回路3の動作およびトランス5に流れる電流を
説明する。時刻T0 において制御信号aが「H」レベル
になると、補助スイッチ21がオン状態になる。補助ス
イッチ21がオン状態になると、コイルLにエネルギー
が蓄積されていく。なお、上述したように、補助スイッ
チ21がオン状態の期間は、Hブリッジ回路3の各スイ
ッチング素子ch1〜ch4は、制御信号bおよびcに
係わらず実質的にオフ状態となっている。したがって、
トランス5の一次側コイルには電流は流れない。
【0021】時刻T1 において、制御信号aが「L」レ
ベルになり、補助スイッチ21がオフ状態になると、H
ブリッジ回路3は、制御信号bおよびcに従って電流を
流すことによってコイルLに蓄積されたエネルギーを放
出する。ここでは、時刻T1〜T2 において制御信号b
が「L」レベル、制御信号cが「H」レベルになってい
るので、スイッチング素子ch1およびch4がオフ状
態となると共に、スイッチング素子ch2およびch3
がオン状態になる。この結果、トランス5の一次側コイ
ルには、図1の矢印Bで示す方向に電流が流れる。
【0022】時刻T2 〜T3 においては、時刻T0 〜時
刻T1 と同様に、補助スイッチ21がオン状態になるこ
とによってコイルLにエネルギーが蓄積されていく。ま
た、この間、Hブリッジ回路3の各スイッチング素子c
h1〜ch4は実質的にオフ状態となり、トランス5の
一次側コイルには電流は流れない。
【0023】時刻T3 〜T4 においては、時刻T1 〜T
2 と同様に、Hブリッジ回路3が制御信号bおよびcに
従って電流を流すことによってコイルLに蓄積されてい
るエネルギーを放出する。但し、この期間は、制御信号
bが「H」レベル、制御信号cが「L」レベルになって
いるので、スイッチング素子ch1およびch4がオン
状態となると共に、スイッチング素子ch2およびch
3がオフ状態になり、トランス5の一次側コイルには、
図1の矢印Aで示す方向に電流が流れる。そして、時刻
T4 以降は、時刻T0 〜T4 の動作を繰り返す。
【0024】図3(a) は、制御回路22の要部構成図で
ある。発振器31は、所定周波数のパルス信号を出力す
る。このパルス信号のデューティは、たとえば、50パ
ーセントである。三角波生成回路32は、上記パルス信
号を使用して三角波を生成する。コンパレータ33は、
この充電器の出力電圧、出力電流、及びバッテリ11の
充電状態などによって決まる電位レベルと、上記三角波
のレベルとを比較し、その比較結果に従ってパルス信号
を出力する。遅延回路34は、コンパレータ33の出力
を遅延させる。オア回路35は、コンパレータ33の出
力と遅延回路34の出力との論理和を出力する。アンド
回路36は、コンパレータ33の出力と遅延回路34の
出力との論理積を出力する。上記回路上のいくつかの点
における信号を図3(b) に示す。
【0025】制御回路22の出力である制御信号a〜c
は、以下のようにして得る。制御信号aは、オア回路3
5の出力をそのまま使用する。制御回路bおよびcは、
アンド回路36の出力信号の立上りエッジおよび立下り
エッジを利用して生成する。すなわち、アンド回路36
の出力信号の1組の立上りエッジおよび立下りエッジを
制御信号bおよびcに対して交互に割り当てるようにし
てそれら制御信号bおよびcを生成する。
【0026】図4は、本実施形態の構成および従来の構
成における消費電力を比較する図である。ここでは、コ
イルLにエネルギーを蓄積する期間における消費電力を
比較する。本実施形態の構成を図4(a) に、従来の構成
を図4(b) に示す。
【0027】本実施形態の構成では、コイルLにエネル
ギーを蓄積する際には、補助スイッチ21をオン状態に
する。このとき、補助スイッチ21には、30Aの電流
が流れるものとする。ところが、補助スイッチ21をオ
ン状態にすると、上述したように、Hブリッジ回路3に
は電流は流れない。すなわち、Hブリッジ回路3におい
ては、電力は消費されない。したがって、コイルLにエ
ネルギーを蓄積する際の消費電力は、補助スイッチ21
のオン抵抗を2Vとすると、60Wとなる。
【0028】一方、従来の構成では、コイルLにエネル
ギーを蓄積する際には、Hブリッジ回路3を構成する全
てのスイッチング素子ch1〜ch4を同時にオン状態
にしていた。従って、各スイッチング素子ch1〜ch
4のオン抵抗を補助スイッチ21と同じ2Vとすると、
消費電力は、全体として120Wとなる。
【0029】このように、本実施形態の構成を導入する
ことにより、コイルLにエネルギーを蓄積する際の消費
電力を小さくすることができる。なお、上述の例の場
合、補助スイッチ21では60Wを消費するが、従来の
構成の各スイッチング素子ch1〜ch4の消費電力
は、それぞれ30Wであるので、補助スイッチ21の容
量を従来の構成の各スイッチング素子ch1〜ch4の
容量よりも大きくする必要がある。ただし、本実施形態
では、コイルLにエネルギーを蓄積する際にHブリッジ
回路3には電流が流れないこと、および各スイッチング
素子ch1〜ch4の損失をほとんど0にできることに
より、各スイッチング素子ch1〜ch4の容量を従来
の構成における各スイッチング素子ch1〜ch4の容
量よりも小さくすることができる。このことは、部品コ
ストの低下に寄与する。
【0030】図5(a) は、補助スイッチ21およびHブ
リッジ回路3を制御するための制御信号の変形例を示す
図である。図5に示す方式では、スイッチング素子ch
1およびch4に対する制御信号(制御信号b’)およ
びスイッチング素子ch2およびch3に対する制御信
号(制御信号c’)は、互いにその論理が反転させられ
た信号である。そして、これらの制御信号b’および
c’が「L」レベルから「H」レベル、或いは「H」レ
ベルから「L」レベルに変化するタイミングは、補助ス
イッチ21に対する制御信号(制御信号a’)が「H」
レベルである期間内とする。このような制御信号a’〜
c’は、たとえば、図5(b) に示すような回路により生
成される。なお、分周器37は、適当なタイミングで発
振器31の出力を2分周する。このように、図5に示す
方式では、制御回路の構成を簡略化できる。
【0031】なお、上記実施形態では、本発明の電源回
路を適用する対象の装置として充電器を採り上げている
が、本発明は、これに限定されるものではなく、エネル
ギーを蓄積するためのコイルを有し、スイッチを用いて
そのコイルへのエネルギー蓄積およびそのコイルからの
エネルギー放出を制御する電源回路に広く使用すること
ができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、エネルギーを蓄積する
ためのコイルを有する電源回路において、そのコイルか
らのエネルギー放出を制御する主スイッチに並列に補助
スイッチを設け、そのコイルにエネルギーを蓄積する際
に補助スイッチをオン状態にすることによって主スイッ
チに電流を流さないようにしたので、消費電力を小さく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の充電器の構成図である。
【図2】制御回路により生成される制御信号、及びその
制御信号に従ってトランスに流れる電流を説明する図で
ある。
【図3】(a) は、制御回路の要部構成図であり、(b)
は、この回路上の信号を示す図である。
【図4】本実施形態の構成および従来の構成における消
費電力を比較する図である。
【図5】(a) は、本発明の変形例の制御信号を示す図で
あり、(b) は、その制御信号を生成する回路の例を示す
図である。
【図6】従来の電源回路の一例として採り上げた充電器
の構成図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2、6 整流器 3 Hブリッジ回路 5 トランス 11 バッテリ 21 補助スイッチ 22 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギーを蓄積するためのコイルを有
    する電源回路であって、 複数のスイッチを含み、上記コイルに接続されるスイッ
    チ回路と、 そのスイッチ回路に並列に設けられる補助スイッチと、 上記スイッチ回路および上記補助スイッチを互いに同期
    させながらスイッチングさせる制御回路と、 を有する電源回路。
  2. 【請求項2】 上記制御回路は、上記コイルにエネルギ
    ーを蓄積する期間には上記補助スイッチをオン状態とす
    る請求項1に記載の電源回路。
  3. 【請求項3】 上記スイッチ回路はHブリッジ回路であ
    り、 上記制御回路は、上記補助スイッチをオフ状態にする期
    間には、そのHブリッジ回路を短絡させないように制御
    する請求項1に記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 交流電源から得る電力を用いてバッテリ
    を充電する充電器であって、 交流電源の出力を整流する整流器と、 上記整流器の出力に接続され、エネルギーを蓄積するコ
    イルと、 そのコイルに接続され、第1〜第4のスイッチを備える
    Hブリッジ回路と、 そのHブリッジ回路に並列に接続される補助スイッチ
    と、 上記Hブリッジ回路に1次側コイルが接続されるトラン
    スと、 そのトランスの2次側出力を平滑化して上記バッテリに
    供給する整流器と、 上記コイルにエネルギーを蓄積する期間には、上記補助
    スイッチをオン状態にする制御信号を出力し、上記コイ
    ルからエネルギーを放出させる期間には、上記補助スイ
    ッチをオフ状態にすると共に上記第1および第4のスイ
    ッチまたは上記第2および第3のスイッチのいずれか1
    組をオン状態にする制御信号を出力する制御回路と、 を有する電源回路。
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