JPH11111814A - 基板検知装置 - Google Patents

基板検知装置

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JPH11111814A
JPH11111814A JP27261597A JP27261597A JPH11111814A JP H11111814 A JPH11111814 A JP H11111814A JP 27261597 A JP27261597 A JP 27261597A JP 27261597 A JP27261597 A JP 27261597A JP H11111814 A JPH11111814 A JP H11111814A
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JP27261597A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Shimada
隆一 島田
Akishige Kikuchi
秋繁 菊地
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な検知感度を確保したまま、光の廻り込
みによる誤動作を低減するようにする。 【解決手段】 カセットにおける基板の収容状態を検知
する場合、複数の基板収容スロットのすべてに基板を収
容した場合は、図1(d)に示すように、基板が存在す
る部分と存在しない部分との両方でロウレベルL(基板
有り)の検知出力S21が得られ、複数の基板収容スロ
ットに1つおきに基板を収容した場合は、図1(e)に
示すように、基板が存在する部分では、ロウレベルL
(基板有り)の検知出力S22が得られ、基板が存在し
ない部分では、ハイレベルH(基板無し)の検知出力S
22が得られるような感度で検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板収容体におけ
る基板の収容状態を検知する基板検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、基板に成膜処理等の処理を施す
基板処理装置においては、処理すべき基板は、カセット
と呼ばれる基板収容体に収容された状態で搬入されるよ
うになっている。このカセットは、通常、複数の基板収
容スロットを有し、各スロットに1つの基板を収容する
ようにして、複数の基板を同時に収容可能となってい
る。
【0003】また、この基板処理装置においては、基板
が収容されたカセットが搬入されると、このカセットに
おける基板の収容状態を検知し、この検知結果に基づい
て、その後の処理を進めるようになっている。したがっ
て、この基板処理装置においては、カセットにおける基
板の収容状態を検知する基板検知装置が必要になる。な
お、カセットにおける基板の収容状態とは、各基板収容
スロットにおける基板の有無をいう。すなわち、基板の
収容パターンをいう。
【0004】カセットにおける基板の収容状態を検知す
る基板検知装置としては、通常、光反射方式の基板検知
装置が用いられる。この光反射方式の基板検知装置は、
光センサと反射板との間にカセットを配置するともに、
光センサでカセットを走査し、基板の収容状態によって
光センサの受光量が変化することを利用して基板の収容
状態を検知するものである。
【0005】この基板検知装置により基板の収容状態を
検知する場合、検知感度を所定の感度に設定する必要が
ある。この検知感度として、従来は、すべての基板収容
スロットに基板を収容した場合、基板が存在する部分で
は、基板有りとの検知結果が得られ、基板が存在しない
部分では、基板無しとの検知結果が得られるような感度
を用いるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、検知感度が高いため、光の廻り込みによ
る誤動作が生じる場合が多いという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、良好な検知感度を確保
した状態で、光の廻り込みによる誤動作を低減すること
ができる基板検知装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の基板検知装置は、複数の基板収納スロ
ットを有し、各基板収容スロットに1つの基板を収容す
るようにして複数の基板を平行に収容可能な基板収容体
における基板の収容状態を検知する装置において、複数
の基板収容スロットのすべてに基板を収容した場合は、
基板が存在する部分と存在しない部分との両方で基板有
りとの検知結果が得られ、複数の基板収容スロットに1
つおきに基板を収容した場合は、基板が存在する部分で
は基板有りとの検知結果が得られ、前記基板が存在しな
い部分では基板無しとの検知結果が得られるような検知
感度で、基板の収容状態を検知するようにしたものであ
る。
【0009】すなわち、請求項1記載の基板検知装置
は、基板収容体に対してこの基板収容体に収容されてい
る基板にほぼ平行な光を投射する投光手段と、この投光
手段により投光され、基板収容体を通過してきた光を反
射する反射手段と、投光手段により投射され、反射手段
により反射された光を受ける受光手段と、投光手段と受
光手段とによって基板収容体が基板の配列方向に走査さ
れるようにする走査手段と、複数の基板収容スロットの
すべてに基板を収容した場合は、基板が存在する部分と
存在しない部分との両方で基板有りとの検知結果が得ら
れ、複数の基板収容スロットに1つおきに基板を収容し
た場合は、基板が存在する部分では基板有りとの検知結
果が得られ、基板が存在しない部分では基板無しとの検
知結果が得られるような検知感度で、受光手段の受光出
力に基づいて基板の収容状態を検知する基板検知手段と
を備えたことを特徴とする。
【0010】この基板検知装置では、基板検知時、カセ
ットに対して投光手段から光が投射される。また、カセ
ットが投光手段と受光手段とにより基板の配列方向に走
査される。この場合、投光部から投射された光は、基板
が存在する部分では、この基板により遮られる。これに
対し、基板が存在しない部分では、カセットを通過して
反射手段に当たり、この反射手段により反射された後、
受光手段により受光される。そして、この受光手段の受
光出力に基づいて、基板の収容状態が検知される。
【0011】この場合、基板の収容状態は、複数の基板
収容スロットのすべてに基板を収容した場合は、基板が
存在する部分と存在しない部分との両方で基板有りとの
検知結果が得られ、複数の基板収容スロットに1つおき
に基板を収容した場合は、基板が存在する部分では、基
板有りとの検知結果が得られ、基板が存在しない部分で
は、基板無しとの検知結果が得られるような感度で検知
される。これにより、良好な検知感度を確保したまま、
光の廻り込みによる誤動作を低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施の形態の要部の構
成を説明するための信号波形図である。ここで、この図
1を用いて、本発明の一実施の形態の要部の構成を説明
する前に、図2を用いて本実施の形態の基板検知装置の
全体的な構成を説明する。図2は、この基板検知装置の
全体的な構成を示す図である。
【0014】図示の基板検知装置は、投光機能と受光機
能とを有する光センサ11と、この光センサ11から投
射された光を反射するための反射板12と、カセットC
を基板Wの配列方向に移動させることによりカセットC
が光センサ11により基板Wの配列方向に走査されるよ
うにするカセット移載機13と、光センサ11の受光出
力S1に基づいてカセットCにおける基板Wの収容状態
を検知する基板検知部14とを有する。
【0015】なお、カセット移載機13は、本来は、カ
セットCの移載に使用されるものであるが、本実施の形
態では、上記のごとく、光センサ11によるカセットC
の走査にも使用されている。
【0016】ここで、カセットCの移載とは、処理すべ
き基板を基板処理装置に搬入する場合、図示しないカセ
ットステージに載置されたカセットを図示しないカセッ
ト棚に載置したり、処理の終了した基板を基板処理装置
から搬出する場合、カセット棚に載置されたカセットを
カセットステージに載置することをいう。ここで、カセ
ットステージとは、カセットCの搬入、搬出を行う場合
に、カセットCが一時的に載置される台をいう。また、
カセット棚とは、例えば、カセットCとボートとの間
で、基板Wの受け渡しを行う場合に、カセットCが一時
的に載置される棚をいう。
【0017】上記光センサ11は、カセットCに光を投
射するための投光部111と、この投光部111から投
射された後、反射板12により反射された光を受光する
ための受光部112とを有する。
【0018】上記カセット移載機13は、カセットCが
載置されるカセット載置台131と、このカセット載置
台131を垂直方向に昇降駆動するための駆動軸132
とを有する。上記反射板12は、カセット移載機13の
カセット載置台131に垂直に起立するように取り付け
られている。これに対し、光センサ11は、カセット載
置台131以外の部分に固定されている。
【0019】上記カセットCは、光センサ11と反射板
12との間に位置するようにして、カセット載置台13
1に載置される。このカセットCは、複数の基板収容ス
ロットを有する。各基板収容スロットには、1つの基板
Wが収容される。これにより、カセットCには、複数の
基板Wを収容可能となっている。この場合、複数の基板
Wは平行に収容される。また、カセットCは、基板Wが
水平になるようにして、カセット載置台131に載置さ
れる。光センサ11の投光部111から投射される光
は、この基板Wにほぼ並行となるように設定されてい
る。
【0020】上記構成において、カセットCにおける基
板Wの収容状態を検知する基板検知動作を説明する。
【0021】基板検知動作の開始時、カセットCは、最
下段の基板収容スロットが光センサ11と対向するよう
に位置決めされている。この状態で、基板検知動作を開
始すると、光センサ111からカセットCに対して光が
投射される。また、カセット載置台131が下方に移動
させられる。これにより、カセットCも下方に移動させ
られる。その結果、カセットCが、基板Wの配列方向に
沿って下端部から上端部に向かって光りセンサ11によ
り走査される。
【0022】この場合、光センサ11の投光部111か
ら投射された光は、基板Wが存在しない部分では、図3
(a)に示すように、カセットCを通過して反射板12
に当たる。そして、反射板12に当たった光は、この反
射板12により反射された後、受光部112により受光
される。この場合、反射板12に当たった光は、この反
射板12により反射される場合、90度位相を変換され
る。受光部112は、受けた光のうち、この位相変換さ
れた光だけを取り込む。これにより、受光部112で
は、反射板12により反射された光のみが取り込まれ、
反射板112以外の部分で反射された光は取り込まれな
い。
【0023】これに対し、基板Wが存在する部分では、
図3(b)に示すように、投光部111から投射された
光は、基板Wにより遮られ、カセットCを通過しない。
これにより、基板Wが存在する部分と存在しない部分で
は、受光部112の受光量に差がでる。基板検知部13
は、これ利用して、カセットCにおける基板Wの収容状
態を検知する。
【0024】すなわち、受光部112の受光出力S1
は、基板検知部14に供給される。基板検知部14は、
この受光出力S1に基づいて、予め定めた検知感度で基
板Wの収容状態を検知する。この検知処理は、例えば、
受光部112の受光出力S1と予め定めた閾値Tとを比
較することにより行われる。この場合、閾値Tの大きさ
が検知感度に対応する。なお、基板Wが存在しない部分
には、基板Wが存在しない基板収容スロットだけでな
く、隣接する2つの基板の間も含む。
【0025】以上が、本実施の形態の全体的な構成であ
る。次に、本実施の形態の要部の構成を説明する。
【0026】本実施の形態は、基板検知部13の検知感
度(検知用の閾値)に特徴を有する。
【0027】すなわち、従来の基板検知装置では、上記
のごとく、カセットCのすべての基板収容スロットに基
板Wを収容した場合、基板Wが存在する部分では、基板
有りとの検知出力が得られ、基板Wが存在しない部分で
は、基板無しとの検知出力が得られるような感度で、基
板Wの収容状態を検知するようになっていた。
【0028】これを図4を用いて説明する。図におい
て、No.は、基板収容スロットの番号を示す。図に
は、25の基板収容スロットが存在する場合を示す。実
線は、基板Wが収容されていることを示す。図には、2
5個の基板収容スロットすべてに基板Wが収容されてい
る場合を示す。S2は、基板検知部14の検知出力を示
す。ここで、ハイレベルHは、基板Wが無いことを示
し、ロウレベルLは、基板Wが有ることを示す。
【0029】図示のごとく、従来の基板検知装置では、
検知感度として、すべての基板収容スロットに基板を収
容した場合、基板Wが存在する部分では、検知出力S2
のレベルがロウレベルLとなり、基板Wが存在しない部
分では、検知出力S2のレベルがハイレベルHとなるよ
うな感度が設定されていた。
【0030】しかしながら、このような構成では、基板
Wの検知感度が高いため、光の廻り込みによる誤動作が
発生する場合があるという問題があった。
【0031】すなわち、すべての基板収容スロットに基
板Wを収容すると、基板Wが存在しない部分であって
も、受光部112の受光量が少なくなる。したがって、
この部分で、基板Wが無いとの検知出力S2を得るため
には、検知感度を高める必要がある。検知感度を高める
ためには、検知用の閾値Tを小さくする必要がある。
【0032】一方、受光部112の受光量は、現在の走
査位置に基板Wが存在する場合であっても、実際には零
ではなく、ある値を示す。これは、光の廻り込みが存在
するからである。ここで、光の廻り込みとは、投光部1
11から投光された光が走査位置の周囲を通って反射板
12に到達し、この反射板12により反射された後、走
査位置の周囲を通って受光部112に到達することをい
う。
【0033】この光の廻り込みによる受光部112の受
光量は、現在の走査位置の周囲における基板Wの収容状
態に大きく左右される。すなわち、現在の走査位置の周
囲に基板Wが存在しなければ、受光量が多くなり、基板
Wが存在する場合は、受光量が少なくなる。
【0034】これを図5を用いて説明する。図5(a)
は、現在、基板収容スロットn(n=2,3,…,2
4)を走査しているとした場合において、この基板収容
スロットnとその両隣の基板収容スロット(n−1),
(n+1)のいずれにも基板Wが存在する場合を示す。
これに対し、図5(b)は、現在走査中の基板収容スロ
ットnには基板Wが存在するが、その両隣の基板収容ス
ロット(n−1),(n+1)には、基板Wが存在しな
い場合を示す。
【0035】図5(a)の場合、廻り込んだ光が基板収
容スロット(n−1),(n+1)に収容されている基
板Wによって遮られる。これにより、この場合は、受光
部112における受光量が少なくなる。これに対し、図
5(b)の場合は、廻り込んだ光が、基板収容スロット
(n−1),(n+1)で遮られることがない。これに
より、この場合は、受光部112における受光量が多く
なる。
【0036】このように現在走査中の基板収容スロット
nに基板Wが存在するにもかかわらず、その周囲に基板
Wがないために、受光部112の受光量が多くなると、
この受光量が検知用の閾値Tを越えてしまうことがあ
る。このような状態になると、現在の走査位置に基板W
が存在するにもかかわらず、基板無しとの検知出力が得
られてしまう。
【0037】これを図1を参照しながら説明する。図1
(a)において、S11は、25個の基板収容スロット
のすべてに基板Wを収容した場合の受光部112の受光
出力S1を示し、S12は、25個の基板収容スロット
に対して1つおきに基板Wを収容した場合の受光部11
2の受光出力S1を示す。図には、偶数番目の基板収容
スロットに基板Wを収容する場合を示す。T1は、従来
の基板検知装置における検知用の閾値Tを示し、T2
は、本実施の形態の基板検知装置における検知用の閾値
Tを示す。なお、受光出力S11,S12は、実際に
は、例えば、なまった台形波信号となるが、(a)で
は、図を簡単にするために、矩形波信号で示す。
【0038】図1(a)に示すごとく、閾値T1は、受
光出力S11の最大値M1maxより小さい値に設定さ
れる。これは、基板Wが存在しない部分で、基板無しと
の検知結果が得られるようにするためである。これによ
り、受光出力S11と閾値T1との比較により得られる
検知出力S21は、図1(b)に示すような矩形波信号
となる。すなわち、基板Wが存在する部分では、ロウレ
ベルLとなり、基板Wが存在しない部分では、ハイレベ
ルHとなるような矩形波信号となる。
【0039】一方、受光出力S12の値は、全体的に受
光出力S11の値より大きくなる。これは、基板Wを2
5個の基板収容スロットに1つおきに収容した場合は、
すべてに収容した場合より光の廻り込みによる受光量が
多くなるからである。
【0040】このように光の廻り込みによる受光量が大
きくなると、受光出力S12の最小値M2minが閾値
T1より大きくなる場合がある。図1(a)は、このよ
うな場合を示す。このような状態になると、受光出力S
12と閾値T1との比較により得られる検知出力S22
は、図1(c)に示すように、常時、ハイレベルHとな
るような信号となる。これにより、基板Wの収容状態が
検知できないことになる。
【0041】そこで、本実施の形態では、図1(a)に
示すように、検知用の閾値T2を受光出力S11の最大
値M1maxと受光出力S12の最大値M2maxとの
間に設定するようにしたものである。
【0042】このような構成によれば、受光出力S12
と閾値T2との比較により得られる検知出力S22は、
図1(e)に示すように、基板Wが存在する部分では、
ロウレベルLとなり、基板Wが存在しない部分では、ハ
イレベルHとなるような矩形波信号となる。これによ
り、基板Wの収容状態が検知されることになる。
【0043】なお、このような構成では、受光出力S1
1と閾値T2との比較により得られる検知出力S21
は、図1(d)に示すように、常時ロウレベルLとなる
ような信号となる。これにより、基板Wが存在しない部
分でも、基板有りとの検知結果が得られてしまう。しか
しながら、この場合は、「どの基板収容スロットに基板
Wが存在し、どの基板収容スロットに基板が収容しない
か」ということを問わない場合であるので、問題はな
い。
【0044】また、このような構成では、基板Wを25
個の基板収容スロットに2つおき以上で収容した場合
は、光の廻り込みによる誤動作が生じる場合がある。し
かしながら、基板Wを1つおきに収容した場合に誤動作
が生じないようにした分だけ、従来の基板検知装置より
光りの廻り込みによる誤動作を低減することができる。
【0045】図6は、25個の基板収容スロットすべて
に基板Wを収容した場合の検知出力S21を図4と同じ
ようにして示す信号波形図である。同様に、図7は、基
板Wを25個の基板収容スロットに1つおきに収容した
場合の検知出力S22を図4と同じようにして示す信号
波形図である。ここで、破線は、基板Wが無いことを示
す。
【0046】以上が、本実施の形態の要部の構成であ
る。次に、本実施の形態の閾値T2の設定方法(調整方
法)の一例を説明する。
【0047】この場合、まず、閾値Tを最小値に設定す
る(検知感度を最大感度に設定する)。次に、25個の
基板収容スロットのすべてに基板Wを収容して、基板検
知動作を実行する。この状態で、閾値Tを徐々に大きく
する(検知感度を徐々に下げる)。そして、検知出力S
21が図1(b)に示すような矩形波信号から図1
(d)に示すようなロウレベル信号に変化したとき、基
板検知動作と閾値調整操作(検知感度調整操作)とを停
止する。このときの閾値TをTaとする。
【0048】次に、25個の基板収容スロットに1つお
きに基板Wを収容し、基板検知動作を再開する。この状
態で、再び閾値TをTaから徐々に大きくする(検知感
度を徐々に下げる)。そして、検知出力S22が図1
(e)に示すような矩形波信号からロウレベル信号に変
化したとき、基板検知動作と閾値調整操作(検知感度調
整操作)とを停止する。このときの閾値TをTbとす
る。
【0049】次に、閾値Tを、例えば、TbとTaとの
間くらいまで戻す。これにより、閾値T2が設定された
ことになる。以上が、本実施の形態の閾値T2の設定方
法の一例である。
【0050】なお、以上の説明では、閾値T2を設定す
る場合、閾値Tを徐々に大きくすることによって設定す
る場合を説明した。しかしながら、本実施の形態では、
閾値Tを徐々に小さくすることによって設定するように
してもよい。この場合は、最初、閾値Tを最大値に設定
すればよい。また、基板検知動作を行う場合は、まず、
複数の基板収容スロットに基板Wを1つのおきに収容し
た場合の基板検知動作を実行し、次に、すべての基板収
容スロットに基板Wを収容した場合の基板検知動作を実
行するようにすればよい。
【0051】以上詳述した本実施の形態によれば、受光
部112の受光出力S1に基づいて基板Wの収容状態を
検知する場合、複数の基板収容スロットのすべてに基板
Wを収容した場合は、基板Wが存在する部分と存在しな
い部分との両方で基板有りとの検知結果が得られ、複数
の基板収容スロットに1つおきに基板を収容した場合
は、基板Wが存在する部分では、基板有りとの検知結果
が得られ、基板Wが存在しない部分では、基板無しとの
検知結果が得られるような感度で検知するようにしたの
で、良好な検知感度を確保したまま、光の廻り込みによ
る誤動作を低減することができる。
【0052】以上、本発明の一実施の形態を詳細に説明
したが、本発明は、上述したような実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、先の実施の形態では、本発
明を、カセットCを移動させることにより、光センサ1
1でカセットCを走査する構成の基板検知装置に適用す
る場合を説明した。しかしながら、本発明は、光センサ
11を移動させることにより、この光センサ11でカセ
ットCを走査する構成の基板検知装置にも適用すること
ができる。この他にも、本発明は、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の基板
検知装置によれば、受光手段の受光出力に基づいて基板
Wの収容状態を検知する場合、複数の基板収容スロット
のすべてに基板Wを収容した場合は、基板Wが存在する
部分と存在しない部分との両方で基板有りとの検知結果
が得られ、複数の基板収容スロットに1つおきに基板を
収容した場合は、基板Wが存在する部分では、基板有り
との検知結果が得られ、基板Wが存在しない部分では、
基板無しとの検知結果が得られるような感度で検知する
ようにしたので、良好な検知感度を確保したまま、光の
廻り込みによる誤動作を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要部の構成を説明する
ための信号波形図である。
【図2】本発明の一実施の形態の全体的な構成を示す側
面図である。
【図3】本発明の一実施の形態の基板検知動作を説明す
るための側面図である。
【図4】従来の基板検知装置の検知感度の設定方法を説
明するための信号波形図である。
【図5】光の廻り込みによる受光量の変化を説明するた
めの側面図である。
【図6】本発明の一実施の形態の検知感度の設定方法を
説明するための信号波形図である。
【図7】本発明の一実施の形態の検知感度の設定方法を
説明するための信号波形図である。
【符号の説明】
11…光センサ、12…反射板、13…カセット移載
機、14…基板検知部、111…投光部、112…受光
部、131…カセット載置台、132…駆動軸。C…カ
セット、W…基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板収納スロットを有し、各基板
    収容スロットに1つの基板を収容するようにして複数の
    基板を平行に収容可能な基板収容体における前記基板の
    収容状態を検知する基板検知装置において、 前記基板収容体に対してこの基板収容体に収容されてい
    る基板にほぼ平行な光を投射する投光手段と、 この投光手段により投光され、前記基板収容体を通過し
    てきた光を反射する反射手段と、 前記投光手段により投射され、前記反射手段により反射
    された光を受ける受光手段と、 前記投光手段と前記受光手段とによって前記基板収容体
    が前記基板の配列方向に走査されるようにする走査手段
    と、 前記複数の基板収容スロットのすべてに前記基板を収容
    した場合は、前記基板が存在する部分と存在しない部分
    との両方で基板有りとの検知結果が得られ、前記複数の
    基板収容スロットに1つおきに前記基板を収容した場合
    は、前記基板が存在する部分では基板有りとの検知結果
    が得られ、前記基板が存在しない部分では基板無しとの
    検知結果が得られるような検知感度で、前記受光手段の
    受光出力に基づいて前記基板の収容状態を検知する基板
    検知手段とを備えたことを特徴とする基板検知装置。
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