JPH10339921A - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

放射線画像情報読取装置

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JPH10339921A
JPH10339921A JP9150948A JP15094897A JPH10339921A JP H10339921 A JPH10339921 A JP H10339921A JP 9150948 A JP9150948 A JP 9150948A JP 15094897 A JP15094897 A JP 15094897A JP H10339921 A JPH10339921 A JP H10339921A
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signal
time
radiation image
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JP9150948A
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Hiroaki Yasuda
裕昭 安田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置中の異常を検出してエラー信号を発する
エラー検出手段を備えた放射線画像情報読取装置におい
て、エラー信号の発生時刻を認識し、もって、故障の発
生原因の特定を容易ならしめる。 【解決手段】 当該装置の異常をその種類毎に検出する
エラー検出手段10を構成するエラー検出回路ER1〜ER5
の出力(E1〜E5)を、時刻認識手段20を構成するラッチ
回路LT1〜LT5に入力する。始点検出信号S1の立ち上が
りに同期してラッチ回路LT1〜LT5の出力をLレベルに
初期化する。ラッチ回路LT1〜LT5がエラー信号E1〜E5
がLからHに遷移したことを認識したら、ラッチ出力L1
〜L5をHに保持する。時間監視手段24が、始点検出信号
S1の立ち上がりからラッチ回路LT1〜LT5の出力(L1〜
L5)がHとなるまでに経過した時間をクロック信号CKの
パルスの数をカウントすることにより求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線画像情報読
取装置の故障診断機能の改良に関し、より詳細には、故
障発生原因の特定をより高性能に行うことが可能な放射
線画像情報読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性
蛍光体シートに励起光を照射し、この蓄積性蛍光体シー
トに蓄積記録された前記放射線画像情報に応じて輝尽発
光する輝尽発光光を検出してこの放射線画像情報を読み
取る画像読取装置の一種である放射線画像情報読取装置
が知られている(特開昭62−18536等)。
【0003】このような放射線画像情報読取装置には光
ビ―ム走査装置が備えられており、蓄積性蛍光体シート
からの画像の読取りに際しては、光源から発せられた光
ビ―ム(レーザ光)が、光偏向器によって偏向されて、
一定速度で偏向方向に略垂直な方向に搬送される(副走
査される)前記シートを主走査することで該シートの全
面をレーザー光が走査し得るようになっている。また、
当該装置においては、画像読み取りの基準タイミングと
して、例えば、前記シートの副走査方向の先端部の検出
を行い得られた基準信号(始点検出信号)と、前記シー
ト上の光ビ―ムの主走査方向の同一ライン上における被
走査体の側方に光検出器を配設し、走査用光ビ―ムがこ
の光検出器を横切るたびに走査用光ビ―ムを検出して得
られた(主走査)同期信号とを使用して高精度な走査を
行い、高画質の読取画像を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の放射
線画像情報読取装置においては、上記主走査、副走査、
先端部の検出等が正常に作動しているかの診断(即ち当
該装置の故障診断)を目的として、装置中の各種の作動
状態の異常を検出してエラー信号を発生するエラー検出
手段を備え、例えば、放射線画像を読み取る前後に異常
(エラー)の有無を検出することが行われていた。例え
ば、光偏向器の偏向走査(主走査)、シートの搬送(副
走査)、光ビ―ムの発光、フォトマルの高圧電圧等の当
該装置自体の異常(エラー)の有無や、さらには、読み
取られた画像のエラーからシートのキズの有無を検出す
る等の各種エラー内容の認識を行うことで故障診断を行
っていた。 しかしながら、上記故障診断においては、
エラーの有無のみがエラー内容の情報であり、それぞれ
のエラーの発生するタイミングを情報として含んでいな
いため、当該装置に故障が発生した場合に故障の原因を
正確に特定することが困難な場合があった。
【0005】例えば、主走査のエラーが発生したときに
結果として得られる読取画像の症状と、主走査のエラー
が発生したときに結果として得られる読取画像の症状と
は、読取画像を表示装置に表示させた場合いずれも異常
な画像として観察されるものの、非常に似通った画像と
なることが多い。このため、主走査のエラーと副走査の
エラーとが共に存在すると認識したときには、主走査ま
たは副走査のいずれのエラーが原因で異常な読取画像と
なっているものなのかを峻別することが困難である。特
に、高画質の読取画像を得る放射線画像情報読取装置に
おいては、故障個所を正確に特定し適正な措置を講じる
べく、より高性能の故障診断機能が求められている。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、故障発生原因をより高性能に特定することが可
能な放射線画像情報読取装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる放射線画
像読取装置は、装置中の異常を検出してエラー信号を発
生するエラー検出手段を備えた放射線画像情報読取装置
であって、前記エラー信号の発生時刻を特定する時刻認
識手段を備えることを特徴とするものである。
【0008】上記放射線画像読取装置においては、どの
ような種類の異常であるかを峻別し得るものであるこ
と、即ち、前記エラー検出手段が、前記装置中の異常の
種類毎にエラー信号を発生するものであり、前記時刻認
識手段が、前記種類毎にエラー信号の発生時刻を特定す
るものであることが望ましい。
【0009】また、本発明にかかる上記放射線画像読取
装置においては、前記時刻認識手段が、基準タイミング
を表す基準信号の発生時刻と前記エラー信号の発生時刻
との時間差を求めるものであることが望ましく、前記基
準タイミングが、放射線画像の読み取りにおける副走査
の始点であれば一層好ましい。
【0010】また、本発明にかかる上記放射線画像読取
装置においては、前記時刻認識手段が、前記エラー検出
手段の出力信号を保持する信号保持手段と、前記基準信
号の発生時刻から所定時間毎に前記信号保持手段の出力
信号を監視することにより前記時間差を求める時間監視
手段とを備えるものであることが望ましく、さらに、前
記時間差を求めた後直ちに前記信号保持手段の出力信号
を初期状態に戻す初期化手段を備えたものであれば一層
良好となる。
【0011】なお、上記において「異常」または「エラ
ー」とあるのは、当該装置中の所定の部所において動作
不良を生じたこと(いわゆる機械的故障と言われるも
の)だけを意味するものではなく、当該装置により読み
出された画像が正常なものとして得られないことをも含
むもので、例えば、放射線画像を記録した蓄積性蛍光体
シート上のキズ等により読取画像中にノイズが観察され
る場合なども含む意味である。
【0012】また、上記において「エラー信号」とある
のは、時間監視手段が上記「異常」が発生した時刻を特
定するために必要とする信号であって、上記「異常」が
発生したことを時間監視手段に知らしめる信号であれば
どのようなものであってもよく、例えば、デジタル的に
異常の有無により信号の電圧レベルを変化させるもや、
デジタルコードを変化させるようなものであってもよ
い。
【0013】また、上記において「発生時刻」とあるの
は、発生した絶対的な時分を意味するものではなく、当
該装置における相対的な時刻、即ち、当該装置に設定さ
れた所定の時刻を基準とした発生時刻を意味し、「発生
時刻を特定」とあるのは、前記相対的な時刻を特定する
ことを意味し、例えば、「前記所定の時刻を基準に何分
何秒遅れたときに発生」したこと、すなわち、前記所定
の時刻と発生時刻との時間差が特定され得るものであれ
ば足りる。
【0014】また、上記において「副走査の始点」とあ
るのは、放射線画像の読み取りにおいて、副走査方向の
シートの先端が読取位置に達したことを表す点を意味
し、読取画像をCRT等の画像表示手段に可視画像とし
て表示させたときのいわゆる垂直同期の基準となるもの
である。
【0015】また、上記において「出力信号を保持す
る」とあるのは、出力信号が「異常」が発生したという
状態から正常状態に復帰した場合においても、「異常」
が発生していた状態を所定時間保持することを意味し、
例えば、いわゆるラッチといわれる動作を行うものが代
表的なものである。
【0016】
【発明の効果】本発明にかかる放射線画像情報読取装置
によれば、当該装置に発生した異常の種類だけでなく、
そのエラーの発生した時刻(上述のように絶対的な時刻
を意味するものでない。)をも特定し得るように構成し
たので、例えば、読取画像のエラーのみに基づいて故障
診断を行う場合においても、特定されたエラー発生時刻
と予め知られている装置中の各部の作動時刻とを加味し
て、画像読み取り中に発生したエラーの発生原因を峻別
することができるようになる。例えば、読取画像中に存
在するノイズが主走査系のエラーにより発生したもの
か、あるいは副走査系のエラーにより発生したものかを
峻別できるようになる。また、エラーの種類毎にエラー
の発生した時刻を特定するように構成すれば、数種類の
エラーが1回の読取中に発生した場合においても、該数
種類のエラーを峻別しつつ該エラーの発生した時刻を特
定することが容易となり、数種類のエラーが1回の読取
中に発生するという複雑な故障が生じた場合にも容易に
対応しうる故障診断機能を提供することが可能となる。
このように本発明にかかる放射線画像情報読取装置によ
れば、従来の故障診断機能より異常(エラー)の発生原
因をより正確に特定することができるようになる。
【0017】また、エラーの発生した時刻を特定するに
際して、基準信号(例えば、始点検出信号)の発生時刻
とエラーの発生した時刻との時間差を求めるようにすれ
ば、容易にエラーの発生した時刻を特定することができ
るようになる。
【0018】また、前記時間差を求めるに際して、ラッ
チ等の信号保持手段を備えれば、瞬間的に発生するエラ
ーに対しても確実にその発生を捉えることができ、ま
た、タイマーカウンタ等で所定時間毎にこの信号保持手
段の出力を監視するようにすれば、容易に時間差を求め
ることができるようになる。さらに、エラーを認識した
ら直ちにこの信号保持手段の出力を初期化し次のエラー
の発生を認識し得るようにすれば、エラーが次々と発生
してもこれらを繰り返し捉えることができ、略全てのエ
ラーの発生を捉えることができるようになる。
【0019】また、上記各種効果を達成するための構成
も簡易であり、しかも、特に特殊な装置を必要とするこ
ともなく安価に実現することができるから、実用上、工
業上の価値は大きい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態である放射線画像情報読取装置のブロック図であ
る。この放射線画像情報読取装置は、エラー検出回路ER
1〜ER5からなるエラー検出手段10、ラッチ回路LT1〜
LT5および時間監視手段24とからなる時刻認識手段20並
びに初期化手段30とからなる。エラー検出回路ER1〜ER
5の出力はそれぞれラッチ回路LT1〜LT5に接続され、
ラッチ回路LT1〜LT5の出力は時間監視手段24に接続さ
れている。また、時間監視手段24には始点検出信号S1が
入力されていると共に、司令信号S3を初期化手段30に出
力している。初期化手段30の出力はラッチ回路LT1〜LT
5の各リセット端子と接続され同じリセット信号S2が入
力されている。
【0021】以下、信号タイミング図(図3)を参照し
つつ、上記構成の放射線画像情報読取装置の動作につい
て説明する。なお、エラー信号E1〜E5が、図3に示すよ
うなタイミングで発生しているものとする。
【0022】当該装置の起動と共に始点検出信号S1が時
間監視手段24に入力される。本発明にかかる故障診断機
能を作動させるために、最初にラッチ回路LT1〜LT5の
出力を初期状態(ローレベル(以下単に「L」と記述す
る。))にする。本例においては、時間監視手段24が指
令信号S3を発し、初期化手段30から始点検出信号S1の立
ち上がりに同期してリセット信号S2が発せられる。ラッ
チ回路LT1〜LT5は、リセット信号S2がハイレベル(以
下単に「H」と記述する。)のときは入力信号の状態に
拘わらずラッチ回路LT1〜LT5の各出力をLにする。
【0023】エラー検出回路ER1〜ER5は、それぞれが
当該装置中の異常の種類に応じて個別に各異常の状態を
検出してエラー信号E1〜E5を発生するものである。ここ
では仮に以下のようになっているものとする。エラー検
出回路ER1は図示しない光偏向器の偏向走査(主走査)
の異常を検出するもの、エラー検出回路ER2は図示しな
いシートの搬送系(副走査)の異常を検出するもの、エ
ラー検出回路ER3は図示しないレーザ光源から発せられ
る光ビ―ムの異常を検出するもの、エラー検出回路ER4
は図示しないフォトマルの高圧電圧の異常を検出するも
の、エラー検出回路ER5は図示しないシート上のキズ
(シートの異常)の有無を読み取られた画像(実際には
画像信号)の異常から認識するものであり、それぞれ異
常があったと認識したときにはエラー信号E1〜E5をLか
らHにする。
【0024】ラッチ回路LT1〜LT5は立ち上がりエッジ検
出形のラッチ回路であり、エラー信号E1〜E5がLからH
に遷移したときにそれぞれの出力(ラッチ信号)L1〜L5
をLからHにし、リセット信号S2が入力されるまでの間
このHの状態を保持する。これにより、例えば、エラー
信号E1におけるT2,T8 で発生するエラーのように、瞬間
的に発生する微小幅のエラーに対しても確実にその発生
を捉え、エラーの発生したことを後段の時間差監視手段
24に知らしめることができるようになる。
【0025】時間監視手段24は、ラッチ信号L1〜L5がH
になった時刻を始点検出信号S1からの時間差でもって検
出するものである。より詳細には、時間監視手段24は図
示しないタイマーカウント回路を備えており、始点検出
信号S1からのラッチ信号L1〜L5がHになるまでの時間差
をクロック信号CKのパルスの数を立ち上がりエッジ毎に
カウントすることで求めている。始点検出信号S1からの
ラッチ信号L1〜L5がHになるまでの時間差が求まれば、
始点検出信号S1の発生時刻が特定されている限りエラー
信号E1〜E5の発生時刻を特定することができる。また、
絶対的な時刻が特定されていない場合においても、通常
は読み取られた画像は始点検出信号を基準に可視画像と
して表示装置等に表示されているから、表示された画像
上のどの位置のところでエラー信号E1〜E5が発生したも
のであるのかを認識することができる。また、放射線画
像情報読取装置の故障診断機能としては、このように表
示された画像上のどの位置でエラー信号E1〜E5が発生し
たものであるのかを認識できれば、故障原因の峻別をす
るに十分である。
【0026】図3においては、エラー信号E1はT2,T4,T
6,T8 で発生し、エラー信号E2はT3,T5 で発生し、エラ
ー信号E5はT7で発生している。一方、エラー信号E3およ
びE4はエラーが発生していない。T2で発生したエラー信
号E1によりラッチ回路LT1の出力がHになり、このHの
状態をリセット信号S2が入力されるまで保持する。した
がって、その後T4,T6,T8で発生したエラー信号E1によっ
てはラッチ回路LT1の出力は影響を受けない。同様に、
T3で発生したエラー信号E2によりラッチ回路LT2の出力
がHになり、T7で発生したエラー信号E5によりラッチ回
路LT5の出力がHになり、このHの状態をリセット信号
S2が入力されるまで保持する。
【0027】時間監視手段24はクロック信号CKのN2(こ
こではN2は3である)のところでラッチ信号L1がHにな
ったことを認識する(図3のN2における矢印を参照)。
クロック信号CKの1サイクルをT0とすると、始点検出信
号S1からラッチ信号L1がHになったことを認識するまで
に経過した時間はT0*N2 で表すことができる。エラー信
号E2およびE5についても同様にして、始点検出信号S1か
らラッチ信号L2およびL5がHになったことを認識するま
でに経過した時間はT0*N3,T0*N7 で表すことができる。
【0028】このようにして、エラー信号E1〜E5の発生
がどの時点であったのかを始点検出信号S1からの時間差
でもって求めることができる。なお、リセット信号S2を
ラッチ回路LT1〜LT5に入力すれば、また改めて始点検出
信号S1からのエラーの発生を認識させることができ、こ
のため通常は、初期化手段30は、時間監視手段24から始
点検出信号S1に同期して指令信号S3を受けリセット信号
S2を始点検出信号S1毎に発生するように構成することが
好ましい。
【0029】なお、エラーの発生を認識するのはクロッ
ク信号CKの立ち上がりエッジ毎であるから、基本的に各
クロック信号CKの立ち上がりエッジ間に発生するエラー
は同一の時点で発生したものと認識することとなる。即
ち認識の分解能がT0ということである。この認識の分解
能を向上させるにはクロック信号CKの周波数を上げれば
よいことは容易に推測されるであろう。
【0030】これにより、従来の故障診断機能では発生
したエラーの種類のみが認識できるだけに留まっていた
ものが、本発明によれば、それぞれのエラーの発生時刻
をもエラーの種類毎に認識することができるようにな
り、もって故障診断においてその原因をより正確に特定
することができるようになる。
【0031】次に本発明の第2の実施の形態にかかる放
射線画像情報読取装置について説明する。上記第1の実
施の形態にかかる放射線画像情報読取装置の故障診断機
能の説明は、エラー信号E1〜E5のそれぞれ最初のエラー
の発生(エラー信号がLからHに遷移)をもってラッチ
回路LT1〜LT5の出力をHにし、次の始点検出信号S1まで
はHの状態を保持するものである。このため、最初のエ
ラーの発生時刻しか認識することができない。
【0032】図4は第2の実施の形態にかかる放射線画
像情報読取装置の信号タイミング図を示したものであ
る。装置の構成は、上記第1の実施の形態にかかるもの
と同様であるが、初期化手段の動作が第1の実施の形態
と異なる。
【0033】この第2の実施の形態にかかる故障診断機
能は、エラーの発生の認識を最初のエラーの発生に制限
されない方式であり、エラーを認識したらすぐに初期化
手段S2からリセット信号をS2を発し、ラッチ回路LT1〜L
T5を初期状態すなわち出力信号L1〜L5をLにする。これ
により、次々にエラーが発生する場合においても、最初
のエラーの発生だけでなく、エラーの発生毎にエラーの
発生時刻を認識することができるようになる。例えば、
図4においては、エラー信号E1はクロック信号CKのN4,N
6,N8のところでも、エラー信号E2はクロック信号CKのN5
のところでもエラーの発生を認識することができるよう
になる。このように、最初のエラーの発生だけでなく、
エラーの発生毎にエラーの発生時点を認識するようにす
れば、故障診断において、エラーの発生原因をより特定
しやすくなる。なお、初期化手段30は時間監視手段24か
ら指令を受けてエラーの認識をした後直ちにリセット信
号S2を発するものであり、第1の実施の形態にかかるも
のと同様のものを使用することができる。
【0034】なお、エラー信号E1におけるT4やT6で発生
するエラーのように、クロック幅T0より広いエラー信号
が発生した場合、上記説明による立ち上がりエッジ検出
形のラッチ回路を使用した場合には、その幅を認識する
ことができない。しかしながら、ラッチ回路LT1〜LT5
をレベル検出形のラッチ回路に変更することにより、ラ
ッチ回路の出力が一旦リセットされても、入力がH、即
ちエラーが発生しているときには再度ラッチ出力をHに
することができる。これにより、クロック幅T0より広い
エラー信号が発生した場合には、クロック幅T0を単位と
してその長さをも認識することができるようになる。
【0035】次に本発明の第3の実施の形態にかかる放
射線画像情報読取装置について説明する。図2は本発明
の第3の実施の形態である放射線画像情報読取装置のブ
ロック図である。この第3の実施の形態にかかる放射線
画像情報読取装置の構成は、初期化手段31が動作が上記
第1並びに第2の実施の形態にかかるものと異なり、ま
た、ラッチ回路LT1〜LT5にはそれぞれ異なるリセット信
号S2(図面上a〜eと記載する。)が入力されている。こ
の第3の実施の形態にかかる故障診断機能は、ラッチ回
路LT1〜LT5の初期化の方法が異なる点を除いて、基本的
には上述の第2の実施の形態と同様である。なお、この
図2において、図1中の要素と同等の要素には同番号を
付し、それらについての説明は特に必要のない限り省略
する。
【0036】図5は第3の実施の形態にかかる放射線画
像情報読取装置の信号タイミング図を示したものであ
る。この図5においては、エラー信号E2とエラー信号E3
とのエラーの発生が全く同一の時点で認識されるような
タイミングで、それぞれのエラー信号が発生している。
このような場合、仮に第2の実施の形態にかかる構成の
場合のように、エラーの発生を認識した後直ちにラッチ
回路LT1〜LT5を同一のリセット信号S2で初期化するもの
とすると、ラッチ回路LT1〜LT5並びに時間監視手段24の
特性のバラツキにより、最も最初にエラーを認識したラ
ッチ回路の出力にあわせて初期化され、残りのラッチ回
路の出力がHであったことを時間監視手段24が認識し得
ない場合が生じうる。即ち、いずれか一つのエラーの発
生しか認識しない場合が生じうる。
【0037】第3の実施に形態にかかる放射線画像情報
読取装置においては、かかる問題を解消するために、ラ
ッチ回路LT1〜LT5にはそれぞれ個別にリセット信号S2
(図面上は、この個別のリセット信号を単にa〜eとして
示す。)が入力されるようになっている。即ち、初期化
手段30は、ラッチ信号L1がHであることを認識したらラ
ッチ回路LT1のみを初期化し、ラッチ信号L2がHである
ことを認識したらラッチ回路LT2のみを初期化し、ラッ
チ信号L3がHであることを認識したらラッチ回路LT3の
みを初期化し、ラッチ信号L4がHであることを認識した
らラッチ回路LT4のみを初期化し、ラッチ信号L5がHで
あることを認識したらラッチ回路LT5のみを初期化す
る。これにより、例えばエラー信号E2とエラー信号E3と
のエラーの発生が全く同一の時点で認識されるようなタ
イミングで、それぞれのエラー信号が発生した場合にお
いても、確実にそれぞれのエラーの発生を認識すること
ができ、それぞれのエラーの発生時点を明確に峻別で
き、もって故障診断においてその原因をより正確に特定
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の放射線画像情報読取装置の一実
施の形態を表す回路ブロック図
【図2】本発明の第3の放射線画像情報読取装置の一実
施の形態を表す回路ブロック図
【図3】本発明の第1の放射線画像情報読取装置の動作
を説明する信号タイミング図
【図4】本発明の第2の放射線画像情報読取装置の動作
を説明する信号タイミング図
【図5】本発明の第3の放射線画像情報読取装置の動作
を説明する信号タイミング図
【符号の説明】
10 エラー検出手段 20 時刻認識手段 22 信号保持手段 24 時間監視手段 30,31 初期化手段 CK クロック信号 S1 始点検出信号(副走査の始点を表す信号) S2 リセット信号 E1〜E5 エラー検出手段の出力信号(エラー信号) L1〜L5 信号保持手段の出力信号(ラッチ信号) ER1〜ER5 エラー検出回路 LT1〜LT5 ラッチ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置中の異常を検出してエラー信号を発
    生するエラー検出手段を備えた放射線画像情報読取装置
    において、 前記エラー信号の発生時刻を特定する時刻認識手段を備
    えることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
  2. 【請求項2】 前記エラー検出手段が、前記装置中の異
    常の種類毎にエラー信号を発生するものであり、 前記時刻認識手段が、前記種類毎にエラー信号の発生時
    刻を特定するものであることを特徴とする請求項1記載
    の放射線画像情報読取装置。
  3. 【請求項3】 前記時刻認識手段が、基準タイミングを
    表す基準信号の発生時刻と前記エラー信号の発生時刻と
    の時間差を求めるものであることを特徴とする請求項1
    または2記載の放射線画像情報読取装置。
  4. 【請求項4】 前記基準タイミングが、放射線画像の読
    み取りにおける副走査の始点であることを特徴とする請
    求項3記載の放射線画像情報読取装置。
  5. 【請求項5】 前記時刻認識手段が、前記エラー検出手
    段の出力信号を保持する信号保持手段と、 前記基準信号の発生時刻から所定時間毎に前記信号保持
    手段の出力信号を監視することにより前記時間差を求め
    る時間監視手段とを備えるものであることを特徴とする
    請求項3または4記載の放射線画像情報読取装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記時間差を求めた後直ちに前
    記信号保持手段の出力信号を初期状態に戻す初期化手段
    を備えたものであることを特徴とする請求項5記載の放
    射線画像情報読取装置。
JP9150948A 1997-06-09 1997-06-09 放射線画像情報読取装置 Withdrawn JPH10339921A (ja)

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JP9150948A JPH10339921A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 放射線画像情報読取装置

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JP9150948A JPH10339921A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 放射線画像情報読取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018121325A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 キヤノン株式会社 固体撮像装置、撮像システム及び移動体
US11652983B2 (en) 2017-01-25 2023-05-16 Canon Kabushiki Kaisha Solid-state imaging device, imaging system, and movable object

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