JPH11111803A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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JPH11111803A
JPH11111803A JP27287797A JP27287797A JPH11111803A JP H11111803 A JPH11111803 A JP H11111803A JP 27287797 A JP27287797 A JP 27287797A JP 27287797 A JP27287797 A JP 27287797A JP H11111803 A JPH11111803 A JP H11111803A
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substrate
transfer
processing
wafer
liquid
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Katsuhiko Miya
勝彦 宮
Jun Watanabe
純 渡辺
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送アームに基板を位置決め・支持するに際
して基板裏面に洗浄水、現像液や塗布液などの処理液が
付着するのを防止しながら基板搬送を行うことができる
基板搬送装置を提供する。 【解決手段】 基板支持部材60が撥水性あるいは親水
性材料で構成されている。撥水性材料で構成した場合、
搬送アーム30が処理部に移動した際に基板支持部材6
0の上面61に処理液が付着すると、その処理液は80
゜以上の接触角θを有する液滴状となる。このため、搬
送アーム30を移動させると、その移動に伴って処理液
の液滴Lが基板支持部材60から転がり落ちて、搬送ア
ーム30が次の移動位置まで移動してきた時点では基板
支持部材60に液滴Lは存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶ガラス基板等の基板を搬送する基板搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体装置や液晶表示装置を
製造するための装置のひとつとして、半導体ウエハや液
晶表示装置用ガラス基板などの基板上に薄膜を形成した
り、基板を洗浄する基板処理装置が提供されている。こ
の基板処理装置では、薄膜を形成する処理部や基板洗浄
を行う処理部などが設けられており、基板搬送装置によ
って被処理基板をこれらの処理部の間で搬送しながら、
各処理部で基板に処理液を供給して基板処理している。
【0003】ここで、基板搬送装置の一例としては、例
えば図6に示すように、基板の端縁を支持した状態で基
板を搬送するタイプ、いわるゆエッジホールド・タイプ
のものが従来より知られている。このエッジホールド・
タイプの基板搬送装置では、搬送アーム21の上面側に
複数の基板支持部材22が配設されており、搬送アーム
21が基板Sの直下位置まで移動した後、搬送アーム2
1が上昇して搬送アーム21の上方側から基板支持部材
22に基板Sを相対的に落とし込むように構成されてい
る。このようにして基板Sの基板支持部材22への落と
し込みを行うことで、基板Sが搬送アーム21に対する
所定位置に位置決めされるとともに、基板Sの端縁ES
が基板支持部材22によって支持される。そして、この
基板搬送装置では、上記のようにして基板支持部材22
で基板Sを支持した状態のまま、搬送アーム21を移動
させて基板Sを搬送している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板に処理
液を供給して基板処理する基板処理装置に上記した基板
搬送装置を適用する場合には、処理液が基板支持部材2
2に付着するのを避けることができない。特に、従来の
基板搬送装置では、基板支持部材22の材質に対して特
段の配慮がなされておらず、図7に示すように、基板支
持部材22の上面221に付着した液滴Lは70゜〜9
0゜の接触角で付着していた。
【0005】このように液滴Lが基板支持部材22の上
面221で盛り上がった状態のまま、搬送アーム21が
上記のように基板Sの直下位置に移動するに際して、基
板Sと基板支持部材22の上面221との間隔ΔH(図
7)が、基板支持部材22の厚みT1と、基板支持部材
22の上面221からの液滴Lの突出量T2との合計値
に比べて十分に大きい場合には特に問題とならないが、
逆の場合には液滴Lが基板Sの裏面に付着してしまい、
パーティクルの原因となってしまう。したがって、かか
る問題を解消するためには、間隔ΔHが厚み(T1+T
2)に比べて十分に大きくなるように装置設計を行えば
よいのだが、処理部によっては間隔ΔHを設定できない
ことがある。例えば、基板を高速回転させて基板表面に
薄膜を形成する処理部では、搬送アームとの間で基板を
受け渡しするために、基板を回転させる回転機構の本体
部と基板裏面との間に搬送アームを進入させる必要があ
り、間隔ΔHを大きくするためには回転機構の本体部と
基板裏面との間隔を大きくする必要がある。しかしなが
ら、この処理部では基板の高速回転処理が行われている
ために、回転機構の本体部と基板裏面との間を広く設定
することが困難であり、その結果、間隔ΔHが狭まり、
上記問題を解消することができない。
【0006】また、上記問題を解消する別のアプローチ
として、基板支持部材22の上下方向の厚みT1を減少
させることが考えられる。しかしながら、基板支持部材
22の側面部には,テーパ部222が設けられ、このテ
ーパ部222を利用して基板Sが搬送アーム21に対す
る所定位置に位置決めされるように構成しているので、
基板支持部材22を薄くすると、この位置決め機能が発
揮できなくなるため、基板支持部材22のスリム化によ
る上記問題解消にも一定の限界があり、現状では上記問
題を有効に解消するまでには至っていない。
【0007】この発明は、上記のような問題に鑑みてな
されたものであり、搬送アームに基板を位置決め・支持
するに際して基板裏面に洗浄水、現像液や塗布液などの
処理液が付着するのを防止しながら基板搬送を行うこと
ができる基板搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、基板を搬送する基板搬送装置に
おいて、基板の受け渡しを行うために移動自在な搬送ア
ームと、前記搬送アームに複数設けられ、少なくとも上
面が撥水性材料または親水性材料で構成され、かつ前記
搬送アームに対して基板の位置決めを行いつつ基板の端
縁を支持する基板支持部材と、を備えている。
【0009】請求項2および3の発明は、基板搬送装置
が処理液を基板に供給して所定の処理を行う処理部を含
む複数の処理部を有する基板処理装置において前記複数
の処理部の間で基板を搬送するように構成されており、
前記上面を、処理液に対する接触角が80゜以上となる
撥水性材料で構成したり(請求項2)、あるいは処理液
に対する接触角が10゜以下となる親水性材料で構成し
ている(請求項3)。
【0010】この発明では、基板支持部材のうち少なく
とも上面が撥水性または親水性材料で構成されている。
ここで、上面が撥水性材料で構成されている場合には、
基板支持部材の上面に処理液の液滴が形成されるが、そ
の液滴の接触角は比較的大きく、搬送アームの移動によ
って液滴が基板支持部材から転がり落ち、除去される。
一方、上面が親水性材料で構成されている場合には、搬
送アームの移動によっても基板支持部材の上面に処理液
が残るものの、その残存形態はその上面を覆うような形
状をとるため、基板支持部材の上面からの液滴の突出量
が少なくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる基板搬
送装置の一の実施形態が適用された基板処理装置の構成
を示す平面図である。この基板処理装置は、基板である
半導体ウエハ(以下、ウエハとする)1に薬液や洗浄水
などの処理液を供給して一連の処理を施す装置であり、
複数のウエハ1をそれぞれ収容することができる複数の
カセット2に対してウエハ1の搬入/搬出を行うインデ
クサ3と、インデクサ3から供給される未処理のウエハ
1に対して一連の処理を施し、処理後のウエハ1をイン
デクサ3に向けて搬出する処理部4とを備えている。
【0012】インデクサ3は、直線状に延びたインデク
サ搬送路5上を直線的に往復移動することができるイン
デクサロボット6と、インデクサ搬送路5に沿うように
複数のカセット2を載置することができるカセット載置
部7とを備えている。インデクサ搬送路5のカセット載
置部7とは反対側に、処理部4がインデクサ3に結合さ
れている。
【0013】この処理部4は、インデクサ搬送路5の中
間部付近からインデクサ搬送路5に直交する方向に直線
的に延びた主搬送路8上を直線的に往復移動することが
できる主搬送ロボット9を備えている。主搬送路8を挟
むように一対のユニット部11、12が配置されてい
る。これらのユニット部11、12はともに同一構成を
備えている。つまり、各ユニット部11、12では、ロ
ボット17、処理ユニット14、ロボット16、処理ユ
ニット13、ロボット15がこの順序でインデクサ3側
から主搬送路8に沿って配置されている。なお、これら
のロボット15〜17は処理ユニット13、14に対し
てウエハ1の搬入/搬出を行うためのロボットであり、
本発明にかかる基板搬送装置に相当するものであり、そ
の構成については後で詳述する。
【0014】インデクサロボット6および主搬送ロボッ
ト9は、ボールスクリューのような直線搬送機構を含む
図示しない駆動機構によってインデクサ搬送路5および
主搬送路8に沿う直線往復移動が可能なように構成され
ている。インデクサロボット6はカセット2内のウエハ
1を1枚ずつ取り出して保持するための機構を有してお
り、例えばウエハ1を保持するためのアームと、アーム
に設けられたウエハ保持機構と、アームを上下動させる
ための昇降機構とを備えている。ウエハ保持機構は、真
空吸着によってウエハ1の裏面を吸着するものであって
もよく、また、ウエハ1の端部を機械的に把持するもの
であってもよい。一方、主搬送ロボット9は、ウエハ1
の保持、インデクサロボット6との間のウエハ1の受け
渡し、および搬入部18、搬出部20との間のウエハ1
の受け渡しのための機構を有しており、例えばウエハ1
を保持するためのアームとアームを上下動させるための
昇降機構と、アームを水平面に沿って回動させるための
回動機構とを備えている。そして、インデクサロボット
6および主搬送ロボット9は、図示しないシステムコン
ピュータによる制御の下、所定のプログラムに従って動
作するようになっている。
【0015】なお、以下の説明では、便宜上、インデク
サ搬送路5に沿う方向を「Y方向」といい、主搬送路8
に沿う方向を「X方向」という。また、インデクサ搬送
路5に沿う方向であって、ユニット部12からユニット
部11に向かう方向を「+Y方向」といい、その逆方向
を「−Y方向」という。さらに、主搬送路8に沿ってイ
ンデクサ3から離反する方向を「+X方向」といい、主
搬送路8に沿ってインデクサ3に近接する方向を「−X
方向」と定義する。
【0016】ユニット部11、12は、上記したように
同じ一連の処理をウエハ1に施すことができるように構
成されており、インデクサ3から遠い側の処理ユニット
13はウエハ1に薬液を供給して薬液処理する薬液処理
部であり、インデクサ3に近い側の処理ユニット14が
薬液処理後のウエハ1に対して純水(洗浄水)を供給し
て洗浄処理する洗浄処理部となっている。このように薬
液処理部13をインデクサ3から遠い側に配置している
のは、薬液処理によって発生する薬液雰囲気がインデク
サ3に達しにくくするためである。
【0017】薬液処理部13の+X方向側に隣接して、
ウエハ1を主搬送ロボット9から受け取って薬液処理部
13に搬入するための搬入ロボット15を有する搬入部
18が設けられている。また、薬液処理部13と洗浄処
理部14との間には、薬液処理後のウエハ1を薬液処理
部13から受け取って洗浄処理部14に搬入するための
移送ロボット16を備えた移送部19が設けられてい
る。さらに、洗浄処理部14の−X方向側に隣接して、
洗浄後のウエハ1を洗浄処理部14から受け取って主搬
送ロボット9に受け渡すための搬出ロボット17を有す
る搬出部20が設けられている。
【0018】次に、本発明にかかる基板搬送装置に相当
するロボット15〜17の説明に先立って、上記のよう
に構成された基板処理装置の概略動作について、1枚の
ウエハに着目して説明する。
【0019】まず、インデクサロボット6は、カセット
載置部7に載置されている複数のカセット2のうちのい
ずれか1つの前まで移動し、そのカセット2からウエハ
1を1枚だけ搬出する。その後、搬出されたウエハ1を
保持した状態で主搬送ロボット9に受け渡す。ウエハ1
を受け取った主搬送ロボット9は、ウエハ1を保持した
状態でX方向に沿って搬入部18の前まで移動し、イン
デクサロボット6から受け渡されたウエハ1をユニット
部11、12の一方の搬入ロボット15に受け渡す。な
お、この基板処理装置では、ユニット部11、12への
ウエハ搬入を交互に行っている。
【0020】この搬入ロボット15は、受け渡されたウ
エハ1を薬液処理部13に搬入する。搬入されたウエハ
1は、薬液処理部13内のチャック機構により保持され
た状態で高速回転され、その表面に薬液が供給されて、
所定の薬液処理が行われる。
【0021】こうして薬液処理が完了すると、移送ロボ
ット16は薬液処理済のウエハ1を薬液処理部13から
洗浄処理部14に搬入する。そして、このウエハ1は洗
浄処理部14内のチャック機構により保持された状態で
高速回転され、その表面に純水が供給されて洗浄処理が
行われる。その後、搬出ロボット17は、洗浄処理済の
ウエハ1を洗浄処理部14から搬出する。
【0022】洗浄処理部14からウエハ1が搬出される
と、主搬送ロボット9は搬出部20の前まで移動し、ウ
エハ1を搬出ロボット17から受け取った後、主搬送路
8の−X方向側端部まで移動する。これと並行して、イ
ンデクサロボット6も主搬送路8の−X方向側端部まで
移動する。そして、インデクサロボット6は、主搬送ロ
ボット9からウエハ1を受け取った後、元々収納されて
いたカセット2に戻す。こうして、1枚のウエハ1に対
する一連の処理が完了する。
【0023】次に、この発明にかかる基板搬送装置の一
の実施形態である移送ロボット16の構成について図2
および図3を参照しつつ説明する。
【0024】この移送ロボット16は、移送部19の本
体側面191に固定配置されたものであり、搬送アーム
30と、モータ41からの駆動力を受けてスカラー方式
により搬送アーム21を+Xおよび−X方向に旋回・伸
縮移動させる旋回・伸縮駆動部40と、搬送アーム30
および旋回・伸縮駆動部40を一体的に上下動させる垂
直軸駆動部50とを備えている。
【0025】旋回・伸縮駆動部40は、図3に示すよう
に、駆動源であるモータ41と、鉛直方向に延び、モー
タの駆動力を受けて回転する回転軸42と、水平方向に
延びてその一方端が回転軸42の先端部に固着された水
平ベース部43とを備えている。また、回動軸44を介
して水平ベース部43の他方端に搬送アーム30が回動
自在に連結されている。このため、搬送アーム30を図
2の実線で示す待機位置に位置させた状態で、モータ4
1を所定方向に回転させると、その回転力を受けて水平
ベース部43が回動し、この回動動作に連動して搬送ア
ーム30が+X方向に尺取虫状に延びて搬送アーム30
が薬液処理部13に移動する。この状態で、今度はモー
タ41を逆回転させると、水平ベース部43が逆方向に
回動し、この回動動作に連動して搬送アーム30が−X
方向に収縮して元の待機位置(図2の実線位置)に戻
る。さらに、引き続き水平ベース部43を回動させる
と、搬送アーム30が−X方向に延びて洗浄処理部14
に移動する。なお、このように洗浄処理部14に伸張し
た搬送アーム30を元の待機位置に戻すためには、モー
タ41の回転方向を再度反転させればよい。
【0026】また、上記のように構成された旋回・伸縮
駆動部40は、図3に示すように、移送部19の本体側
面191に固着されたガイド部材192に沿って上下方
向に移動自在となっており、しかも、その下方端にシリ
ンダなどのアクチュエータからなる垂直軸駆動部50が
連結されている。したがって、この垂直軸駆動部50を
駆動することで搬送アーム30および旋回・伸縮駆動部
40が一体的に上下移動する。
【0027】このように搬送アーム30は+X、−X方
向および垂直方向に移動自在となっており、その外観形
状を上方より見ると、図2に示すように矢印形状となっ
ており、その矢印先端部に相当する端部31が旋回・伸
縮駆動部40の水平ベース部43に対して回動自在に連
結されている。そして、その他の3つの端部32〜34
のそれぞれに基板支持部材60が取り付けられている。
【0028】これらの基板支持部材60は、従来例と同
一形状を有しているものの、基板支持部材60全体をポ
リテトラフロロエチレンやパーフロロアルコキシポリマ
ーなどの撥水性材料で構成されている。この場合、搬送
アーム30が薬液処理部13あるいは洗浄処理部14に
移動した際に基板支持部材60の上面61に処理液(薬
液または純水)が付着すると、図4に示すように、その
処理液は約80゜以上の接触角θを有する液滴状とな
る。したがって、上記のようにして搬送アーム30を移
動させると、その移動に伴って処理液の液滴Lが基板支
持部材60から転がり落ちて、搬送アーム30が次の移
動位置まで移動してきた時点では基板支持部材60に液
滴Lは存在しない。
【0029】以上のように、この移送ロボット16によ
れば、基板支持部材60が撥水性材料で構成されている
ため、基板支持部材60に付着する処理液を効果的に転
がり落ちて、搬送アーム30がウエハ1を受け取る際に
ウエハ1の裏面に処理液が付着するのを効果的に防止す
ることができる。なお、移送ロボット16のみならず、
搬入ロボット15および搬出ロボット17も、移送ロボ
ット16とほぼ同様に構成されており、各ロボット1
5、17の搬送アーム30の上面に取り付けられている
基板支持部材60を撥水性材料で構成することで同様の
効果が得られる。
【0030】図5は、この発明にかかる基板搬送装置の
他の実施形態を示す部分拡大断面図である。この基板搬
送装置が先に説明した実施形態にかかる基板搬送装置と
相違する点は、基板支持部材60を構成する材料であ
る。すなわち、この基板搬送装置では、基板支持部材6
0全体を石英などの親水性材料で構成している。この場
合、搬送アーム30が薬液処理部13あるいは洗浄処理
部14に移動した際に基板支持部材60の上面61に処
理液(薬液または純水)が付着すると、同図に示すよう
に、その処理液の接触角は10゜以下となって、基板支
持部材60の上面を覆う。したがって、搬送アーム30
の移動によっても基板支持部材60の上面61に処理液
が残るものの、基板支持部材60の上面61からの液滴
Lの突出量は少なくなり、搬送アーム30にウエハ1を
支持するために搬送アーム30をウエハ1の直下位置に
移動させたとしても、その液滴Lがウエハ1の裏面に付
着するのを防止することができる。
【0031】以上、実施の形態に即してこの発明を説明
したが、この発明は上記実施の形態に限定されるもので
はない。例えば、上記実施形態では、すべての基板支持
部材60について全体あるいは上面61を撥水性材料で
構成するか、またはすべての基板支持部材60について
全体あるいは上面61を親水性材料で構成するようにし
ているが、基板支持部材60のうち一部について撥水性
材料を用いる一方、残りのものについて親水性材料を用
いるようにしてもよい。
【0032】さらに、上記実施形態では、3つの基板支
持部材60でウエハ1を位置決め・支持しているが、基
板支持部材60の配設数については「3つ」に限定され
るものではなく、「2つ」あるいは「4つ以上」設ける
ようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、搬送アームに
対して基板の位置決めを行いつつ基板の端縁を支持する
基板支持部材の少なくとも上面が撥水性材料、または親
水性材料で構成されているので、撥水性材料で構成され
ている場合には、搬送アームの移動等により基板支持部
材の上面に形成された処理液の液滴は基板支持部材から
転がり落ち、また、親水性材料で構成されている場合に
は、処理液が上面に残るものの処理液が上面を覆うよう
になり、その結果、基板の裏面に処理液が付着するのを
防止しながら搬送アームでの基板の搬送を行うことがで
きる。
【0034】請求項2の発明によれば、基板支持部材の
上面は、この上面の処理液に対する接触角が80゜以上
となる撥水性材料で構成されているので、処理液の液滴
が基板支持部材から確実に転がり落ち、その結果、さら
に確実に基板の裏面に処理液が付着するのを防止しなが
ら搬送アームでの基板の搬送を行うことができる。
【0035】請求項3の発明によれば、基板支持部材の
上面は、この上面の処理液に対する接触角が10゜以下
となる親水性材料で構成されているので、処理液が基板
支持部材の上面を確実に覆うようになり、その結果、さ
らに確実に基板の裏面に処理液が付着するのを防止しな
がら搬送アームでの基板の搬送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる基板搬送装置の一の実施形態
が適用された基板処理装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1の基板処理装置の部分拡大平面図である。
【図3】図1に適用された基板搬送装置(移送ロボッ
ト)の概略構成を示す図である。
【図4】図1に適用された基板搬送装置(移送ロボッ
ト)を構成する搬送アームの先端部の拡大断面図であ
る。
【図5】この発明にかかる基板搬送装置の他の実施形態
を示す部分拡大断面図である。
【図6】従来の基板搬送装置を示す図である。
【図7】図6の基板搬送装置を構成する搬送アームの先
端部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ウエハ(基板) 13…薬液処理部 14…洗浄処理部 15…搬入ロボット(基板搬送装置) 16…移送ロボット(基板搬送装置) 17…搬出ロボット(基板搬送装置) 30…搬送アーム 60…基板支持部材 61…上面 L…液滴 θ…接触角

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を搬送する基板搬送装置において、 基板の受け渡しを行うために移動自在な搬送アームと、 前記搬送アームに複数設けられ、少なくとも上面が撥水
    性材料または親水性材料で構成され、かつ前記搬送アー
    ムに対して基板の位置決めを行いつつ基板の端縁を支持
    する基板支持部材と、を備えたことを特徴とする基板搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板搬送装置は、処理液
    を基板に供給して所定の処理を行う処理部を含む複数の
    処理部を有する基板処理装置において前記複数の処理部
    の間で基板を搬送するものであり、しかも、 前記上面が、処理液に対する接触角が80゜以上となる
    撥水性材料で構成された基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板搬送装置は、処理液
    を基板に供給して所定の処理を行う処理部を含む複数の
    処理部を有する基板処理装置において前記複数の処理部
    の間で基板を搬送するものであり、しかも、 前記上面が、処理液に対する接触角が10゜以下となる
    親水性材料で構成された請求項1記載の基板搬送装置。
JP27287797A 1997-10-06 1997-10-06 基板搬送装置 Withdrawn JPH11111803A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505272A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 ラム リサーチ コーポレーション 基板処理メニスカスによって残される入口マークおよび/または出口マークを低減させるためのキャリア
JP2011159736A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Sanki Engineering Kk 薄板材料の吸着装置
KR101453115B1 (ko) * 2006-09-29 2014-10-27 램 리써치 코포레이션 기판-프로세싱 메니스커스에 의해 남겨진 입구 마크 및 출구 마크의 감소

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010505272A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 ラム リサーチ コーポレーション 基板処理メニスカスによって残される入口マークおよび/または出口マークを低減させるためのキャリア
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