JPH11111196A - コンバーゼンスヨーク - Google Patents

コンバーゼンスヨーク

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Publication number
JPH11111196A
JPH11111196A JP26873497A JP26873497A JPH11111196A JP H11111196 A JPH11111196 A JP H11111196A JP 26873497 A JP26873497 A JP 26873497A JP 26873497 A JP26873497 A JP 26873497A JP H11111196 A JPH11111196 A JP H11111196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
convergence yoke
coil
correction
board
Prior art date
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Pending
Application number
JP26873497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuzawa
宏 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26873497A priority Critical patent/JPH11111196A/ja
Publication of JPH11111196A publication Critical patent/JPH11111196A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】絶縁不良を生じるおそれが少なく安全性および
組立作業性に優れ、製造効率を大幅に高めることが可能
なコンバーゼンスヨークを提供する。 【解決手段】環状のコア本体2の内面から突起3を中心
方向に延設した磁性体コア4と、上記突起3に嵌着され
た筒状のボビン5aと、補正コイル7から導出された配
線を所定配列で接続する配線基板6とを備え、前記ボビ
ン5aは巻回された複数の補正コイル7を区分する隔壁
9aと、この隔壁9a外周部に形成された配線溝14と
を有し、前記各補正コイル7から導出された配線10
a,10bが前記配線基板6の裏面に形成された配線層
を介さずに、配線基板6の表面側において連続した配線
10a,10bによって接続されるとともに、複数の補
正コイル7を接続する配線10a,10bを上記配線溝
内に配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー陰極線管等に
用いるコンバーゼンスヨークに係り、特に絶縁不良を生
じるおそれが少なく安全性および組立作業性に優れ、製
造効率を大幅に高めることが可能なコンバーゼンスヨー
クに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、蛍光体層20上の小
部分に電子銃21から発射された電子ビームを集束さ
せ、その集束位置や電子ビーム強度を変化させて入力し
た電気信号を光の画像情報として出力する陰極線管(C
RT)22がテレビジョン表示装置やコンピュータ表示
装置として幅広く利用されている。
【0003】これらの陰極線管22では、発生する画像
歪やミスコンバーゼンスを補正するために、一般にコン
バーゼンスヨーク1が陰極線管22のネック部23上に
装備されている。近年、大型カラーテレビジョンや高品
位テレビジョンの普及に伴って画面の大型化や高精細化
の技術的要求はさらに高まっており、デジタル技術を応
用して任意の補正電流をコイルに供給し、より高度な補
正が可能なコンバーゼンスヨークが重要視されている。
【0004】上記コンバーゼンスヨークの具体例として
は、例えば特開平3−81935号公報に開示された構
成のものが一般的であり、その概略構成を図4に示す。
図4に示すように、従来のコンバーゼンスヨーク1は、
環状のコア本体2の内面を基端とし、内周方向に等間隔
に複数の突起3を中心方向に延設した磁性体コア4と、
上記突起3に嵌着され、外周部に補正コイル7が巻回さ
れた筒状のボビン5と、上記各補正コイル7から導出さ
れた配線を所定配列で接続する配線基板6とを備えて構
成されている。
【0005】また、上記コンバーゼンスヨーク1に使用
されるボビン5は、図5に示すように、前記磁性体コア
4の突起3に嵌着するための挿通孔8を有しており、樹
脂などの絶縁性材料で角筒状に形成されている。さらに
軸方向に配設する水平コンバーゼンス用補正コイルや垂
直コンバーゼンス用補正コイルなどの複数の補正コイル
7を区分するための複数の隔壁9を備えている。
【0006】また、図6に示すように各補正コイル7か
ら導出された配線10の端部は、配線基板6に穿設され
た配線孔11に挿通され、配線基板6の裏面に形成され
た配線パターン12に半田13により接合されている。
【0007】上記従来のコンバーゼンスヨーク1におい
て、各突起3に嵌着されたボビン5に巻回装着された補
正コイル7に通電することにより、突起3に所定磁極の
磁界が発生する。この磁界の作用により磁性体コア4の
中心中空部を通る電子ビームがコンバーゼンスされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造のコンバ
ーゼンスヨークは、補正コイルを巻回した筒状のボビン
を各突起に嵌着した後に、各補正コイルから導出された
配線の端部を、配線基板に穿設した微細な配線孔に挿通
し、しかる後に各配線端部を配線基板裏面に形成された
配線パターンに半田付けして組み立てられていた。
【0009】しかしながら、従来のコンバーゼンスヨー
クの組立工程においては、配線の端部を配線基板に穿設
した配線孔に挿通して接続する煩雑な作業が必要とされ
ていたため、ヨークの組立作業に多大な手間と時間とが
必要であり、ヨークの製造原価が大幅に増大化する問題
点があった。
【0010】一方、上記配線孔への挿通を行わずに、配
線基板上の補正コイル間の空間において、多数の配線を
配設する構造を採用した場合には、補正コイル間を接続
する配線が錯綜して、使用時に配線が磁性体コアや他の
配線に接触したり摺接したりすることによって電気絶縁
不良等の問題が生じ易くなる。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、特に絶縁不良を生じるおそれが少なく
安全性および組立作業性に優れ、製造効率を大幅に高め
ることが可能なコンバーゼンスヨークを提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るコンバーゼンスヨークは、環状のコア本体
の内面を基端とし、内周方向に等間隔に複数の突起を中
心方向に延設した磁性体コアと、上記突起に嵌着され、
外周部に補正コイルが巻回された筒状のボビンと、上記
各補正コイルから導出された配線を所定配列で接続する
配線基板とを備えるコンバーゼンスヨークにおいて、前
記ボビンは巻回された複数の補正コイルを区分する隔壁
と、この隔壁外周部に形成された配線溝とを有し、前記
各補正コイルから導出された配線の少なくとも一部が前
記配線基板の裏面に形成された配線層を介さずに、配線
基板の表面側において連続した配線によって接続される
とともに、複数の補正コイルを接続する配線の少なくと
も一部を上記配線溝内に配設したことを特徴とする。
【0013】また、前記配線溝内には1本の配線のみを
配設することが好ましい。
【0014】ここで上記ボビンの隔壁外周部に形成され
た配線溝は、補正コイルから導出された配線を収容し位
置を固定するために形成される。配線溝の形状は配線を
収容できる限り特に限定されないが、凹状断面、V字状
断面、U字状断面を有する配線溝が好ましい。
【0015】本発明に係るコンバーゼンスヨークは、例
えば以下のような手順で製造される。すなわち鉄系軟磁
性材料粉末を加圧成形して複数の突起を有する磁性体コ
アを調製し、この磁性体コアの突起に、配線溝を形成し
た隔壁を有するボビンを嵌着し、各ボビンの所定隔壁間
に補正コイルを巻回し、所定の補正コイルから導出した
配線を切断することなく連続的に接続して所定の補正コ
イル間を電気的に接続して製造される。所定の補正コイ
ル間を接続する配線は、当該位置近傍の隔壁に形成され
た配線溝内に収容して固定する。この配線は配線溝内に
押圧して収容するのみでもよいが、別途にホットメルト
法により隔壁の配線溝を部分的に溶融後固化せしめて配
線を固定してもよい。
【0016】なお各補正コイルから導出される全ての配
線を上記のような配線構造で組み立ててもよいが、一部
の配線については従来構造通りに配線基板の裏面に形成
した配線層を介して接続してもよい。
【0017】上記構成に係るコンバーゼンスヨークによ
れば、補正コイルの配線作業の際に、補正コイルから導
出された配線端部を配線基板に穿設した微細な配線孔に
挿通する作業を大幅に削減することが可能となり、コン
バーゼンスヨークの組立作業効率を大幅に改善すること
ができる。
【0018】また、補正コイル間を接続する配線をボビ
ンの隔壁の外周部に形成された配線溝内に配設し固定し
ているため、配線が磁性体コアや他の配線と接触したり
摺接したりして電気絶縁不良を引き起こすおそれが少な
く、安全性が高いコンバーゼンスヨークを提供すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について添
付図面を参照して説明する。図1は本発明に係るコンバ
ーゼンスヨークの一実施例を示す平面図であり、図2は
実施例に用いたボビンの形状例を示す斜視図であり、図
3は実施例に係るヨークの配線構造例を示す部分斜視図
である。
【0020】すなわち本実施例に係るコンバーゼンスヨ
ーク1aは、環状のコア本体2の内面を基端とし、内周
方向に等間隔に複数の突起3を中心方向に延設した磁性
体コア4と、上記突起3に嵌着され、外周部に補正コイ
ル7が巻回された筒状のボビン5aと、上記各補正コイ
ル7から導出された配線10a,10bを所定配列で接
続する配線基板6とを備えるコンバーゼンスヨーク1a
において、前記ボビン5aは巻回された複数の補正コイ
ル7を区分する隔壁9aと、この隔壁9a外周部に形成
された配線溝14とを有し、前記各補正コイル7から導
出された配線10a,10bが前記配線基板6の裏面に
形成された配線層を介さずに、配線基板6の表面側にお
いて連続した配線10a,10bによって接続されると
ともに、複数の補正コイル7を接続する配線10a,1
0bを上記配線溝内に配設して構成される。
【0021】また、本実施例に係るヨーク1aに使用さ
れるボビン5aは図2に示すように、前記磁性体コア4
の突起に嵌着するための挿通孔8aを有しており、樹脂
などの絶縁性材料で角筒状に形成されている。さらに軸
方向に配設する水平コンバーゼンス用補正コイルや垂直
コンバーゼンス用補正コイルなどの複数の補正コイル7
を区分するための複数の隔壁9aを備えており、各隔壁
9aの上端側外周部には、補正コイル7から導出される
配線を収容するためのU字状断面を有する配線溝14が
それぞれ形成されている。
【0022】図3は、本実施例に係るヨークの配線構造
例を示し、磁性体コア4の内周に所定間隔をおいて形成
された各突起3a,3b,3cにボビン5aを嵌着し、
突起の1本おきに磁極を交互に配置するための2組の補
正コイル群を配線10a,10bで接続した例を示す部
分斜視図である。すなわち、一方の組の補正コイル7
a,7bは配線10bによって連続的に接続されてお
り、配線10bの中間部は、突起3bに嵌着されたボビ
ン5aの隔壁9aに形成された配線溝14内に配設され
ている。また他方の組の補正コイル7cから導出された
配線10aの両端は、それぞれ周方向に隣接する突起3
a,3cに嵌着されたボビン5a,5aの隔壁上端に形
成された配線溝14,14内にそれぞれ配設される。な
お、各配線溝14内には1本の配線のみが配設されてい
る。
【0023】上記実施例に係るコンバーゼンスヨーク1
aによれば、補正コイル7の配線作業の際に、補正コイ
ル7から導出された配線端部を、図4に示す従来例のよ
うに配線基板6に穿設した微細な配線孔11に挿通する
作業が省略できるため、コンバーゼンスヨーク1aの組
立作業効率を大幅に高めることができ、ヨークの製造原
価を大幅に削減することができた。
【0024】また、補正コイル7a,7b間を接続する
配線10bをボビン5aの隔壁9aの上端外周部に形成
された配線溝14内に配設し固定しているため、配線1
0bが磁性体コア4や他の配線10aと接触したり摺接
したりして電気絶縁不良を引き起こすおそれが少なく、
安全性が高いコンバーゼンスヨーク1aが得られた。
【0025】なお、各配線溝14内には1本の配線のみ
を配設した方が、複数本の配線を配設した場合と比較し
て、組立作業性がより良好であった。
【0026】また、上記配線構造を有する実施例に係る
コンバーゼンスヨーク1aと、図4に示す従来の配線構
造を有するコンバーゼンスヨーク1との補正感度を比較
評価したところ、有意差は現れず感度特性の劣化は観察
されなかった。
【0027】
【発明の効果】以上説明の通り、本発明に係るコンバー
ゼンスヨークによれば、補正コイルの配線作業の際に、
補正コイルから導出された配線端部を配線基板に穿設し
た微細な配線孔に挿通する作業を大幅に削減することが
可能となり、コンバーゼンスヨークの組立作業効率を大
幅に改善することができる。
【0028】また、補正コイル間を接続する配線をボビ
ンの隔壁の外周部に形成された配線溝内に配設し固定し
ているため、配線が磁性体コアや他の配線と接触したり
摺接したりして電気絶縁不良を引き起こすおそれが少な
く、安全性が高いコンバーゼンスヨークを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバーゼンスヨークの一実施例
を示す平面図。
【図2】本発明のコンバーゼンスヨークに使用されるボ
ビンの形状例を示す斜視図。
【図3】本発明のコンバーゼンスヨークの配線構造例を
示す部分斜視図。
【図4】従来のコンバーゼンスヨークの構造例を示す平
面図。
【図5】従来のコンバーゼンスヨークに使用されるボビ
ンの形状例を示す斜視図。
【図6】従来のコンバーゼンスヨークの配線構造例を示
す部分断面図。
【図7】陰極線管の構造例を示す断面図。
【符号の説明】
1,1a コンバーゼンスヨーク 2 コア本体 3,3a,3b,3c 突起 4 磁性体コア 5,5a ボビン 6 配線基板 7,7a,7b,7c 補正コイル 8,8a 挿通孔 9,9a 隔壁 10,10a,10b 配線 11 配線孔 12 配線パターン 13 半田 14 配線溝 20 蛍光体層 21 電子銃 22 陰極線管(CRT) 23 ネック部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のコア本体の内面を基端とし、内周
    方向に等間隔に複数の突起を中心方向に延設した磁性体
    コアと、上記突起に嵌着され、外周部に補正コイルが巻
    回された筒状のボビンと、上記各補正コイルから導出さ
    れた配線を所定配列で接続する配線基板とを備えるコン
    バーゼンスヨークにおいて、前記ボビンは巻回された複
    数の補正コイルを区分する隔壁と、この隔壁外周部に形
    成された配線溝とを有し、前記各補正コイルから導出さ
    れた配線の少なくとも一部が前記配線基板の裏面に形成
    された配線層を介さずに、配線基板の表面側において連
    続した配線によって接続されるとともに、複数の補正コ
    イルを接続する配線の少なくとも一部を上記配線溝内に
    配設したことを特徴とするコンバーゼンスヨーク。
  2. 【請求項2】 前記配線溝内には1本の配線のみを配設
    したことを特徴とする請求項1記載のコンバーゼンスヨ
    ーク。
JP26873497A 1997-10-01 1997-10-01 コンバーゼンスヨーク Pending JPH11111196A (ja)

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