JPH11110818A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPH11110818A
JPH11110818A JP9282524A JP28252497A JPH11110818A JP H11110818 A JPH11110818 A JP H11110818A JP 9282524 A JP9282524 A JP 9282524A JP 28252497 A JP28252497 A JP 28252497A JP H11110818 A JPH11110818 A JP H11110818A
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JP
Japan
Prior art keywords
inner peripheral
recording
annular groove
recording layer
innermost
Prior art date
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Pending
Application number
JP9282524A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Takishita
俊彦 滝下
Shinichi Hanzawa
伸一 半澤
Shigenori Murakami
重則 村上
Atsushi Kondo
淳 近藤
Ayumi Mimori
歩美 三森
Shige Kusama
樹 草間
Makoto Matsukawa
真 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Video Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Video Corp
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Video Corp, Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Video Corp
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Priority to US09/140,545 priority patent/US6169721B1/en
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録層表面の平坦性及び記録層の膜厚の均一
性を向上させ、記録再生特性を向上させた光記録媒体に
関する。 【解決手段】 中心孔の周囲に設けられ内周環状溝が形
成された内周非記録領域と内周非記録領域より外側にグ
ルーブが形成された記録領域とを有する射出成形により
得られた合成樹脂製基板と、合成樹脂製基板上にスピン
コート法により内周環状溝より外側に塗布形成された色
素記録層とを有する光記録媒体であって、内周環状溝を
記録領域の最内周端に比して中心孔に近い位置に設けて
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録層表面の平坦
性及び記録層の膜厚の均一性を向上させ、記録再生特性
を向上させた光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の光記録媒体の合成樹脂製
基板の多くは、PC(ポリカーボネート)やPMMA
(ポリメチルメタアクリレート)等を素材として射出成
形装置により成形されている。この射出成形装置に用い
られる成形金型の内部空間には、所定のグルーブが凹凸
状に担持された円盤状のスタンパが設けられ、スタンパ
の内周縁部は内周スタンパ押え金具で固定され、外周縁
部は外周規定リングで固定されている。成形金型の中央
の開口部から加熱された溶融状態の被成形材が注入され
ると、スタンパの面上を含む内部空間全体に渡って被成
形材が充填され、被成形材が冷却することで透明な合成
樹脂製基板が成形される。
【0003】このようにして成形された合成樹脂製基板
は、中央に半径が例えば約7.5mmの所定の中心孔が
設けられると共に、スタンパに形成されていた凹凸状の
グルーブが所定の位置に転写された円盤状の合成樹脂製
基板が得られる。また、合成樹脂製基板は、上述したよ
うにスタンパの内周縁部を固定するために内周スタンパ
押え金具を用いるので、内周スタンパ押え金具の凸部が
成形金型の内部空間に突出し、上記以外に、内周スタン
パ押え金具の凸部に相当する位置に凹状の内周環状溝が
形成されるのが一般的である。
【0004】この内周環状溝の外径は、半径が約20m
mの位置に設けられ、規定の記録領域の最内周半径(約
22.5mm)よりも内側に位置しているので、光記録
媒体としての性能に影響を与えるものではない。上記の
工程により得られた合成樹脂製基板は、例えば色素系塗
布型記録層の場合、スピンコート法等の塗布法を用いる
工程を経ることで記録層を形成して光記録媒体としてい
る。
【0005】このスピンコート法は、図示せぬスピンコ
ーティング装置の回転テーブル上に載置された合成樹脂
製基板の面上に記録層となる塗布剤を滴下し、その後、
回転テーブルを高速回転させ、遠心力で塗布剤を合成樹
脂製基板の外側に拡散することにより所定の膜厚の記録
層を形成する方式である。具体的には、図3に示すよう
に合成樹脂製基板10をスピンコーティング装置の回転
テーブル上でゆっくり回転させ、合成樹脂製基板10の
記録領域11の最内周端16と内周環状溝12の間の領
域13の中間付近に色素記録層等の記録層となる塗布剤
14を滴下する。塗布剤14が塗布領域13の円周に渡
って塗布されたら、次いで回転テーブルを高速回転させ
ることにより、合成樹脂製基板10上の塗布剤14が塗
布領域13から外側に向かって徐々に広がり、合成樹脂
製基板10の記録領域11が塗布剤14で覆われること
になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、塗布剤14
は内周環状溝12と記録領域11の最内周端16との間
の領域13に滴下され、その後外側に向かって広がって
いくが、内周環状溝12が記録領域11の最内周端16
に近い位置に設けられているので、膜厚が不均一になり
やすい記録層の内周縁部が記録領域11の最内周端16
近傍に位置することになる。
【0007】このような記録層の均一性の悪化は、光記
録媒体として情報の書き込みや読み取りの際に、誤りを
生じ易いという問題を引き起こす。本発明は、上記の問
題点に鑑みなされたものであり、その目的は、記録層表
面の平坦性及び記録層膜厚の均一性を向上させ、記録再
生特性を向上させた光記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
中心孔の周囲に設けられ内周環状溝が形成された内周非
記録領域と内周非記録領域より外側にグルーブが形成さ
れた記録領域とを有する射出成形により得られた合成樹
脂製基板と、合成樹脂製基板上にスピンコート法により
内周環状溝より外側に塗布形成された色素記録層とを有
する光記録媒体であって、内周環状溝を記録領域の最内
周端に比して中心孔に近い位置に設けて構成する。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
記録媒体において、内周環状溝より外側でかつ記録領域
の最内周端に隣接する内周非記録領域にダミーグルーブ
またはダミーピット列を設けて構成する。
【0010】
【作用】本発明の光記録媒体によれば、内周環状溝を記
録領域の最内周端に比して中心孔に近い位置に設けるこ
とにより、内周環状溝と記録領域の最内周端との間の間
隔が広くなるので、膜厚が不均一となりやすい色素記録
層の内周縁部を内周環状溝と記録領域の最内周端との間
の領域に配置することができ、グルーブが形成された記
録領域では均一な膜厚とすることができる。また、内周
環状溝より外側でかつ記録領域の最内周端に隣接する内
周非記録領域にダミーグルーブまたはダミーピット列を
設けることにより、非記録領域と記録領域の境界近傍で
のグルーブの有無による色素記録層の不均一さへの影響
を低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施形態を図
を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の第1の
実施形態による光記録媒体の概略部分断面図を示す。こ
の光記録媒体は、透光性の合成樹脂基板10の内周環状
溝12より外側の記録領域11を含む領域に色素記録層
20が塗布形成され、この色素記録層20上に反射層2
1、保護層22がこの順に積層形成されている。合成樹
脂基板10は、厚さ1.2mm、直径12又は8cmの
ディスク形状をしており、透光性の合成樹脂を射出成形
することにより得られたものである。透光性の合成樹脂
としては、ポリカーボネート、ポリメタクリレート、ポ
リオレフィン等の樹脂が用いられる。
【0012】射出成形により得られた合成樹脂基板10
は、その一面に、半径r1が約7.5mmの中心孔17
の周囲に設けられた内周非記録領域18と内周非記録領
域18より外側に設けられた記録領域11とを有する。
内周非記録領域18は、射出成形時スタンパ内周押え部
材の環状凸部の転写により形成され最外周の半径r2が
約11mmの内周環状溝12を有し、記録領域11は、
最内周の半径r3が約22.5mmで螺旋状又は同心円
状に転写されたグルーブを有する。このように、本実施
形態で用いられる合成樹脂基板10は、内周環状溝12
が形成される位置が記録領域11の最内周端16に比し
て中心孔17の方に近い位置に設けられている。よっ
て、内周環状溝12と記録領域11の最内周端16との
間の領域13が従来に比して十分広くなっている。
【0013】色素記録層20は、シアニン色素、フタロ
シアニン色素、アゾ色素等の有機色素を適当な溶媒に溶
解させた溶液をスピンコート法により塗布することによ
り形成される。具体的には、溶液を内周環状溝12と記
録領域11の最内周端16との間の領域13の内周環状
溝12側に近い付近に円周状に滴下した後、基板を高速
で所定時間回転させて溶液を外周側に広げることにより
記録領域11上に色素記録層20が塗布形成される。こ
のように色素記録層20をスピンコート法により塗布形
成する際、内周環状溝12と記録領域11の最内周端1
6との間の領域13が従来に比して十分広くなっている
ので、膜厚が不均一になりやすい色素記録層20の内周
縁部を内周環状溝12と記録領域11の最内周端16と
の間の領域13に位置させることができ、記録領域11
上の色素記録層20を均一にすることができる。
【0014】反射層21は、金、銀、アルミニウム又は
それらの合金をスパッタリング法により成膜することに
より形成される。保護層22は、紫外線硬化樹脂をスピ
ンコート法により塗布形成した後、紫外線を照射して硬
化させることにより形成される。
【0015】図2は、本発明の第2の実施形態による光
記録媒体の概略部分断面図を示す。本実施形態による光
記録媒体において、図1に示される第1の実施形態によ
る光記録媒体との構造上の相違点は、合成樹脂基板10
の内周環状溝12より外側でかつ記録領域11の最内周
端16に近接する内周非記録領域18にダミーグルーブ
又はダミーピット列19を設けた点である。この構成に
より、内周非記録領域18と記録領域11との境界近傍
での合成樹脂基板20の表面状態の変化が少なくなるの
で、スピンコート法により塗布形成する際、内周非記録
領域18と記録領域11との境界近傍での色素記録層2
0の不均一さを解消することができる。
【0016】上述の実施形態では、光記録媒体として単
板ディスクを例示したが、合成樹脂基板10の厚さを
0.3〜0.6mm、好ましくはほぼ0.6mmとして
合成樹脂基板10の内周環状溝12より外側の記録領域
11を含む領域に色素記録層20、反射層21、保護層
22がこの順に積層形成したディスクを一対用意し保護
層を対向させて接着剤層により貼り合せて貼り合せ型の
光記録媒体としても良い。この場合、接着剤層として
は、紫外線を照射してから硬化するまでに時間がかか
る、すなわち遅効性のカチオン重合系の紫外線硬化樹脂
を主成分とする紫外線硬化型接着剤を用いるのが望まし
い。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比較して内周環
状溝を中心孔側に近い位置に形成したことで内周環状溝
と記録領域の最内周端との間隔が広く形成されるので、
記録層の不均一さが生じやすい内周縁部を内周環状溝と
記録領域の最内周端との間の領域に位置させることがで
き、記録層表面の平坦性及び記録層膜厚の均一性が向上
し、記録再生特性が向上した光記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による光記録媒体の一
部断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態による光記録媒体の一
部断面図。
【図3】従来の光記録媒体の部分断面図。
【符号の説明】
10・・合成樹脂製基板 11・・記録領域 12・・内周環状溝 14・・塗布剤 15・・グルーブ 16・・最内周端 17・・中心孔 18・・内周非記録領域 19・・ダミーグルーブ又はダミーピット列 20・・色素記録層 21・・反射層 22・・保護層
フロントページの続き (72)発明者 村上 重則 山梨県中巨摩郡田富町西花輪2680番地 パ イオニアビデオ株式会社内 (72)発明者 近藤 淳 山梨県中巨摩郡田富町西花輪2680番地 パ イオニアビデオ株式会社内 (72)発明者 三森 歩美 山梨県中巨摩郡田富町西花輪2680番地 パ イオニアビデオ株式会社内 (72)発明者 草間 樹 山梨県中巨摩郡田富町西花輪2680番地 パ イオニアビデオ株式会社内 (72)発明者 松川 真 山梨県中巨摩郡田富町西花輪2680番地 パ イオニアビデオ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心孔の周囲に設けられ内周環状溝が形
    成された内周非記録領域と前記内周非記録領域より外側
    にグルーブが形成された記録領域とを有する射出成形に
    より得られた合成樹脂製基板と、前記合成樹脂製基板上
    にスピンコート法により前記内周環状溝より外側に塗布
    形成された色素記録層とを有する光記録媒体であって、 前記内周環状溝を前記記録領域の最内周端に比して前記
    中心孔に近い位置に設けたことを特徴とする光記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記内周環状溝より外側でかつ前記記録
    領域の最内周端に隣接する前記内周非記録領域にダミー
    グルーブまたはダミーピット列を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の光記録媒体。
JP9282524A 1997-08-27 1997-09-30 光記録媒体 Pending JPH11110818A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9282524A JPH11110818A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 光記録媒体
US09/140,545 US6169721B1 (en) 1997-08-27 1998-08-26 Two-disc laminated optical recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9282524A JPH11110818A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 光記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11110818A true JPH11110818A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17653586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9282524A Pending JPH11110818A (ja) 1997-08-27 1997-09-30 光記録媒体

Country Status (1)

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JP (1) JPH11110818A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100438700B1 (ko) * 2001-08-14 2004-07-05 삼성전자주식회사 투과층 형성방법, 장치 및 디스크 기판

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100438700B1 (ko) * 2001-08-14 2004-07-05 삼성전자주식회사 투과층 형성방법, 장치 및 디스크 기판
US7147893B2 (en) 2001-08-14 2006-12-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of and apparatus for forming transparent layer on disc substrate, and disc therefrom

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031224