JPH11110562A - パターン認識方法、装置および記録媒体 - Google Patents

パターン認識方法、装置および記録媒体

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JPH11110562A
JPH11110562A JP10004223A JP422398A JPH11110562A JP H11110562 A JPH11110562 A JP H11110562A JP 10004223 A JP10004223 A JP 10004223A JP 422398 A JP422398 A JP 422398A JP H11110562 A JPH11110562 A JP H11110562A
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rotation angle
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秀明 山形
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竜弥 倉永
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  • Image Analysis (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外形が円形である特定パターンの画像が、入
力画像中で回転して存在している場合でも、少ない計算
量で、かつ高精度に認識する。 【解決手段】 外形判定部2は、入力画像の複数の位置
からエッジが検出されたとき、外形が円形であるパター
ンが存在していると判定する。回転角度検出部3は、判
定されたパターンの画像の画素値とテーブルの対応する
値との積和を計算することによりツェルニケ・モーメン
トを求め、そのモーメントを基に回転角度を検出する。
パターン判定部4は、パターン画像の特徴量と検出され
た回転角度の近傍の辞書内の特徴量を用いて各円周毎に
距離を算出し、最小の距離を基に各円周の評価値を算出
し、その評価値を基に入力画像中に、外形が円形である
特定パターンの画像が存在していると認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外形が円形である
特定パターンの画像が、入力画像中で回転して存在して
いる場合でも高精度に認識することができるパターン認
識方法、装置および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像中に存在する特定形状の
パターンを認識するための種々の手法が提案され、また
実用化されている。一般に画像処理は、大量の画像デー
タをリアルタイムに処理することが要求されていること
から、ハードウェア構成が複雑にならざるを得ない。
【0003】また、処理対象画像が回転していたり、拡
大/縮小、移動などしている場合には、処理が一層複雑
となり、精度よく特定形状のパターンを検出、判定する
ことが難しくなる。
【0004】そこで、本出願人は先に、ツェルニケ・モ
ーメント(Zernike Moment)を用いて画
像中の任意の位置にある、任意の角度の、任意の変倍率
の特定マークを高精度に検出する方法を提案した(特願
平7−301250号)。
【0005】しかし、この方法は、例えば図25のパタ
ーンが図26に示すように画像中で回転している場合
に、その回転角度の検出を考慮したものではないため、
精度の点で不十分であった。
【0006】また、一方で、特定画像の回転角度を検出
する方法として、本出願人は先に、カラー画像および白
黒画像中から特定画像の回転角度を検出し、検出角度で
特定画像を回転させ、辞書と照合することにより特定画
像を認識する回転角度検出方法および画像認識方法を提
案した(特願平7−80223号)。
【0007】この画像認識方法で回転角度を検出するた
めに、画像領域の中心から複数の同心円を描き、それぞ
れの円周上のデータを一周分順番に並べることによって
特徴量データを作成する。そして、同様に作成された辞
書内の特徴量データと、画像領域の特徴量データとのマ
ッチングを行う。このマッチングは、辞書の特徴量デー
タのマッチング開始位置をずらしながら特徴量データの
各次元の距離の総和をとり、一番距離が小さいずらし位
置を基に回転角度を高精度に検出するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した方法
では、特徴量の次元数が多くなればなるほど、マッチン
グのための開始位置をずらす回数が多くなり、演算処理
量も多くなるという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、外形が円形である特定パ
ターンの画像が、入力画像中で回転して存在している場
合でも、少ない計算量で、かつ高精度に認識することが
できるパターン認識方法、装置および記録媒体を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、入力画像中に、外形が円
形である特定パターンの画像が存在しているか否かを認
識するパターン認識方法であって、前記入力画像の複数
の位置から画像の中心に向かってエッジの存在を調べ、
前記複数の位置からエッジが検出されたとき、前記入力
画像中に外形が円形であるパターンが存在していると判
定し、前記判定されたパターンの画像のツェルニケ・モ
ーメントを求め、該ツェルニケ・モーメントを基に前記
パターン画像の回転角度を検出し、前記パターン画像の
中心から複数の同心円上にある画像について、各円周に
ついて基点から順番に配列した特徴量を算出し、該円周
毎の特徴量と、該円周と同一半径である辞書内の各円周
について基点から順番に配列した特徴量との距離、およ
び基点から順次ずらした位置から配列された特徴量との
距離を算出するとき、前記検出された回転角度の近傍に
相当する、前記辞書内のずらした位置から配列された特
徴量を用いて前記各円周毎に距離を算出し、前記各円周
毎に算出された距離の内、最小の距離を基に前記各円周
の評価値を算出し、該評価値が所定の閾値以上である円
周の個数が所定の閾値以上あるとき、前記入力画像中
に、外形が円形である特定パターンの画像が存在してい
ると認識することを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明では、前記エッジの検
出は、前記入力画像を圧縮した画像について行うことを
特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明では、前記エッジの検
出は、前記各位置における白画素から黒画素への変化が
所定の変化パターンであるか否かを調べることにより行
うことを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明では、前記ツェルニケ
・モーメントの大きさが所定の範囲内にあるとき、前記
回転角度を算出することを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明では、前記ツェルニケ
・モーメントとして、次数、階数が異なる複数のツェル
ニケ・モーメントを求め、該複数のツェルニケ・モーメ
ントを基に前記パターン画像の複数の回転角度を算出
し、該複数の回転角度の内、最も評価値の高い回転角度
を、前記パターン画像の回転角度として選択して出力す
ることを特徴としている。
【0015】請求項6記載の発明では、前記複数のツェ
ルニケ・モーメントの大きさが、それぞれ所定の範囲内
にあるとき、前記複数の回転角度を算出することを特徴
としている。
【0016】請求項7記載の発明では、前記複数の回転
角度の差が所定の閾値を超えるとき、前記最も評価値の
高い回転角度を選択出力しないことを特徴としている。
【0017】請求項8記載の発明では、前記評価値はツ
ェルニケ・モーメントの大きさと階数を基に算出するこ
とを特徴としている。
【0018】請求項9記載の発明では、前記パターン画
像から特徴量を算出するとき、前記各円周の位置および
各円周上の位置を記録したテーブルを参照することを特
徴としている。
【0019】請求項10記載の発明では、前記各円周の
特徴量は、注目位置を含む周囲の黒画素数を所定の閾値
で2値化することにより算出することを特徴としてい
る。
【0020】請求項11記載の発明では、前記回転角度
の近傍に相当する、前記辞書内のずらした位置は、前記
円周の半径に応じて変えることを特徴としている。
【0021】請求項12記載の発明では、前記評価値が
所定の閾値以上である円周について、その半径が特定の
半径に一致するとき無効円周とし、前記円周の個数に算
入しないことを特徴としている。
【0022】請求項13記載の発明では、入力画像中
に、外形が円形である特定パターンの画像が存在してい
るか否かを認識するパターン認識装置であって、前記画
像を入力する手段と、該入力画像の複数の位置から画像
の中心に向かってエッジの存在を調べ、前記複数の位置
からエッジを検出する手段と、該エッジが検出されたと
き、前記入力画像中に外形が円形であるパターンが存在
していると判定する手段と、前記判定されたパターンの
画像のツェルニケ・モーメントを算出する手段と、該ツ
ェルニケ・モーメントを基に前記パターン画像の回転角
度を検出する手段と、前記パターン画像の中心から複数
の同心円上にある画像について、各円周について基点か
ら順番に配列した特徴量を算出する手段と、該円周毎の
特徴量と、該円周と同一半径である辞書内の各円周につ
いて基点から順番に配列した特徴量との距離、および基
点から順次ずらした位置から配列された特徴量との距離
を算出するとき、前記検出された回転角度の近傍に相当
する、前記辞書内のずらした位置から配列された特徴量
を用いて前記各円周毎に距離を算出する手段と、前記各
円周毎に算出された距離の内、最小の距離を基に前記各
円周の評価値を算出する手段と、該評価値が所定の閾値
以上である円周の個数が所定の閾値以上あるとき、前記
入力画像中に、外形が円形である特定パターンの画像が
存在していると認識出力する手段とを備えたことを特徴
としている。
【0023】請求項14記載の発明では、入力画像中
に、外形が円形である特定パターンの画像が存在してい
るか否かを認識する機能をコンピュータに実現させるた
めのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、前記画像を入力する機能と、該入力
画像の複数の位置から画像の中心に向かってエッジの存
在を調べ、前記複数の位置からエッジを検出する機能
と、該エッジが検出されたとき、前記入力画像中に外形
が円形であるパターンが存在していると判定する機能
と、前記判定されたパターンの画像のツェルニケ・モー
メントを算出する機能と、該ツェルニケ・モーメントを
基に前記パターン画像の回転角度を検出する機能と、前
記パターン画像の中心から複数の同心円上にある画像に
ついて、各円周について基点から順番に配列した特徴量
を算出する機能と、該円周毎の特徴量と、該円周と同一
半径である辞書内の各円周について基点から順番に配列
した特徴量との距離、および基点から順次ずらした位置
から配列された特徴量との距離を算出するとき、前記検
出された回転角度の近傍に相当する、前記辞書内のずら
した位置から配列された特徴量を用いて前記各円周毎に
距離を算出する機能と、前記各円周毎に算出された距離
の内、最小の距離を基に前記各円周の評価値を算出する
機能と、該評価値が所定の閾値以上である円周の個数が
所定の閾値以上あるとき、前記入力画像中に、外形が円
形である特定パターンの画像が存在していると認識出力
する機能をコンピュータに実現させるためのプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である
ことを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明の実施例1の構成を示す。
図において、1は認識すべき画像を取り込む画像入力
部、2は入力画像の外形が円形パターンであるか否かを
判定する外形判定部、3は外形が円形パターンであると
判定された画像について、その回転角度を検出する回転
角度検出部、4は検出された角度近辺の辞書内の特徴量
を用いて距離計算し、各円周を評価することにより特定
パターンの画像であるか否かを判定するパターン判定
部、5は認識結果を出力する画像出力部である。
【0025】まず、外形判定部について説明する。図2
は、外形判定部の構成を示す。図において、21は認識
対象画像を入力する画像入力部、22は入力画像を2値
化、変倍した認識処理画像を作成する認識処理画像作成
部、23は2値圧縮画像メモリ、24はメモリ23の画
像をさらに圧縮する圧縮画像作成部、25は圧縮画像メ
モリ、26はマスク内の圧縮画像からエッジを検出する
エッジ検出部、27はエッジ検出を基に円形パターンの
存否を判定する円形パターン判定部、28はメモリ3を
参照して円形パターンの座標を算出する座標算出部、2
9は判定結果などを出力する出力部である。
【0026】図3は、外形判定部の処理フローチャート
である。まず、スキャナなどの画像入力部21によって
処理対象となるカラー画像を入力する(ステップ10
1)。認識処理画像作成部22は、入力されたカラー画
像を2値化し(例えば、カラー画像信号の明度を求め、
その明度と所定の閾値とを比較することにより2値化す
る)、原画像の例えば1/4(200×200dpi)
に圧縮、変倍処理を行い、以降の認識処理で使用される
画像を作成して、2値圧縮画像メモリ23に格納する
(ステップ102)。
【0027】圧縮画像作成部24は、2値圧縮画像メモ
リ23内の2値圧縮画像をさらに圧縮した画像を作成
し、圧縮画像メモリ25に格納する(ステップ10
3)。ここでは4×4画素中に1画素でも黒画素があれ
ば対応する画素を黒画素とするOR圧縮を行う。この圧
縮により画像データ量は1/16(50×50dpi)
になり、処理対象の画像データ量が大幅に削減される。
この結果、メモリ資源が節約され、処理の高速化が可能
となる。
【0028】次いで、エッジ検出部26は、ステップ1
03で作成された圧縮画像上を、所定サイズのマスクを
走査させ、該マスク内の所定位置からマスクの中心に向
かってエッジを検出する(ステップ104)。
【0029】マスクサイズは以下の式により算出する。 マスクサイズ=(円形パターンの直径/圧縮率)+枠幅
+余裕 検出対象となる円形パターンの直径が、例えば15mm
であるとすると、1mm当たりの画素数を16とすると
240画素となる。そして、原画像に対する圧縮率は8
(1/64)、周囲に白画素が入る枠幅を1画素(両側
で2画素)、1画素の余裕をとるとすると、マスクサイ
ズは33画素となる。
【0030】エッジの検出位置は、円形パターンを想定
して決める。ここでは16個の位置を設定する。図4
は、33×33サイズのマスクと、16個のエッジ検出
位置を示す。16個の位置をマスクの中心からの方角で
表わすこととし、それぞれのマスク内の相対座標は図
5、6のX座標、Y座標の計算式により算出する。図
5、6では、33×33サイズのマスクと、35×35
サイズのマスクの2例について、16個のX座標、Y座
標を示す。
【0031】エッジ検出は、各検出位置の注目画素から
3画素の幅で検出を行い、白画素から黒画素に変化する
境界が2箇所以上あった場合に、その位置にエッジがあ
るものと判定する。図7は、南(下)方向にエッジを検
出するパターン例を示す。図の矢印は白から黒に変化す
るエッジを表わす。各検出位置のエッジ検出パターン
は、図5、6に示すように異なる。
【0032】マスクサイズは若干大きめに設定されてい
るので、エッジ検出は注目画素をマスクの内側に数画素
シフトすることによって行う。各検出位置によってシフ
ト数は異なるが、そのシフト中に上記したエッジ検出の
条件(3画素の幅中に、2画素以上でエッジが検出され
る)が満たされれば、その検出位置でエッジが検出され
たものとする。例えば、図4のエッジ検出位置(東)で
は、西方向に3画素シフトし、北では南方向に1画素シ
フトすることによってエッジを検出する。
【0033】そして、円形パターン判定部27は、16
個のエッジ検出位置でエッジが検出されたときに、画像
中に円形パターンがあるものと判定する(ステップ10
5、106)。全てのエッジ検出位置からエッジが検出
されないときには、圧縮画像の全ての画素を処理したか
を調べ(ステップ109)、処理が終了していないとき
は、マスクの位置を1画素ずらして(ステップ11
0)、ステップ104に進み、そのマスク内で前述した
と同様にしてエッジを検出する。マスクを移動させ、全
ての画素を処理しても、16個のエッジ検出位置でエッ
ジが検出されないときは、円形パターン判定部27は円
形パターンなしと判定する(ステップ111)。
【0034】次いで、座標算出部28は、認識処理画像
(2値圧縮画像メモリ23)上における円形パターンの
座標を得るために、圧縮画像25で算出された座標の補
正を行なう(ステップ107)。これは、マスクサイズ
が若干大きめに設定されていること、圧縮画像25がO
R圧縮されていることなどにより、単純に圧縮率を掛け
た座標では誤差が出るからである。
【0035】補正方法は、認識処理画像(2値圧縮画像
メモリ23)を参照し、圧縮画像25の東西南北の4つ
の位置でエッジ検出を行なった画素に相当する画素につ
いて、外側から内側に黒画素を検出し、初めて黒画素が
検出された座標を、認識処理画像上での外接矩形の座標
とする。つまり、円形パターンの外接矩形の始点Y座標
(北位置)、終点Y座標(南位置)、始点X座標(西位
置)、終点X座標(東位置)を求める。
【0036】具体的な例として、南の位置からの外接矩
形の終点Y座標を求める方法を説明する。南の位置で
は、図6に示すように、3画素幅で内側に3画素シフト
してエッジを検出している。ここでエッジが検出される
ということは、図8の斜線部の9画素に、必ず黒画素が
あることを意味する。
【0037】認識処理画像においては、この9画素に相
当する画素は、圧縮率が1/16であるから144画素
となる。図9に示すように、この144画素について、
外側(9画素で構成されるエッジ検出位置)から内側に
1ライン(12画素)ずつ黒画素を検出し、初めて1画
素でも黒画素が検出されたラインの座標を外接矩形の終
点Y座標とする。
【0038】上記したと同様の処理を西(東方向に最初
の黒画素を探索)、北(南方向に最初の黒画素を探
索)、東(西方向に最初の黒画素を探索)についても行
ない、それぞれの位置から外接矩形の始点X座標、始点
Y座標、終点X座標を算出する。ただし、西、北に関し
ては、シフト量が1のため、認識処理画像上での黒画素
検出の画素数は4行(列)、計48画素となる。
【0039】上記したようにして円形パターンの外接矩
形の始点X,Y座標、終点X,Y座標が求められる。そ
して、4点の座標位置から円形パターンの中心位置を求
め、判定された円形パターンの画像とその中心座標位置
を出力部29に出力して処理が終了する(ステップ10
8)。この円形パターンの画像とその中心座標位置は、
出力部29を介して回転角度検出部3に渡される。
【0040】次に回転角度検出部を説明する。回転角度
の検出のために、前述したツェルニケ・モーメント(Z
ernike Moment)を用いているので、ツェ
ルニケ・モーメントの概略をまず説明する。
【0041】このツェルニケ・モーメントは、論文(W
hoi−Yul Kim andPo Yuan,”A
Practicla Pattern Recogn
ition System for Translat
ion,Scale and Rotation In
variance,”Proc.CVPR’94,p
p.391−396,June 1994)に詳述され
ているように、次の式によって定義される。
【0042】
【数1】
【0043】
【数2】
【0044】
【数3】
【0045】上記式(1)ないし(3)において、nは
ツェルニケ・モーメントの次数、mは階数である。mの
絶対値はn以下でなければならず、かつ、nとmの絶対
値との差は偶数でなけれなならない。
【0046】上記式(1)のRnm(ρ)はラジアル多
項式と呼ばれ、階数、次数と中心からの距離より算出さ
れる値である。上記式(2)のRe(Anm)がツェルニケ
・モーメントの実数部であり、上記式(3)のIm
(Anm)がツェルニケ・モーメントの虚数部である。ツェ
ルニケ・モーメントの大きさ Re(Anm) 2+Im(Anm) 2 は、画像の回転に不変な値であるため、特定マークf
(x,y)の検出に利用することができる。この際、x,y
の値は特定マークの大きさに応じて正規化する必要があ
る。すなわち、特定マークの中心から一番遠い点までの
距離が1となるように、座標系を拡大/縮小して用い
る。
【0047】実際にツェルニケ・モーメントを算出する
ために、マーク候補領域が切り出される都度、上記式
(2)、(3)の演算を実行したのでは、多くの処理時
間を必要とするので、実用的でない。そこで、予め特定
マークの大きさに応じた、次の式(4)、(5)で計算
される値のテーブル(ラジアル多項式テーブル)を作成
しておく。
【0048】
【数4】
【0049】
【数5】
【0050】このラジアル多項式テーブルを利用すれ
ば、各画素値とラジアル多項式テーブルの値との積和を
とることでツェルニケ・モーメントを算出できる。つま
り、上記式(2)、(3)に代えて、次の式(6)、
(7)によりツェルニケ・モーメントが算出されること
になり、処理が高速化される。
【0051】
【数6】
【0052】
【数7】
【0053】図10は、回転角度検出部の構成を示す。
図において、31は図1の外形判定部2から、外形が円
形であるパターン画像が入力される画像バッファ部、3
2は円形パターンの画像とツェルニケ多項式テーブルと
の積和演算を行う積和演算部、33はツェルニケ多項式
テーブル、34はツェルニケ・モーメント(ZM)の大
きさを算出するツェルニケ・モーメント算出部、35は
算出されたツェルニケ・モーメント(ZM)の大きさを
判定するツェルニケ・モーメント判定部、36は円形パ
ターンの標準的なツェルニケ・モーメントなどを格納し
た辞書、37はツェルニケ・モーメントの大きさと階数
を基に評価値を算出する評価値算出部、38はツェルニ
ケ・モーメントから画像の回転角度を算出する回転角度
算出部、39は評価値が最も高い回転角度を選択する回
転角度選択部、40は回転角度の差を判定する角度差判
定部、41は選択部39で選択され、角度差の条件を満
たす回転角度を出力する回転角度出力部である。
【0054】図11は、回転角度検出部の処理フローチ
ャートである。画像バッファ部31には、外形判定部2
で判定された、外形が円形であるパターン(例えば、図
25、26)が格納される。また、その中心も外形判定
部2から与えられる(ステップ301)。
【0055】積和演算部32は、円形パターン画像の中
心座標と、ツェルニケ多項式テーブル33の中心との位
置合わせを行う(ステップ302)。位置合わせ後に、
円形パターン画像の各画素値と上記テーブルの対応する
値との積和計算を行い、ツェルニケ・モーメント(以
下、ZM)を算出する(ステップ303)。上記した例
では位置合わせとして中心を用いたが、重心を用いても
よい。
【0056】ここでは、円形パターン画像と、予め用意
された3種類のツェルニケ多項式テーブル(以下、ZP
T)3との積和計算を行う。図12、13、14は、Z
PTの例を示す。これらの図では、白画素が−63、黒
画素が63の値を示す(中間調のグレー(周辺の色の部
分)が0の値を示している)。また、円の中心がZPT
の中心座標(0,0)、X軸は右側に正、Y軸は上側に
正とする。
【0057】図12は、3次1階のZPTを示す。
(a)はその実数部であり、(b)はπ/2の回転関係
にある虚数部である。なお、階は、円周上の周期数を表
わし、1階は周期数が1(白から黒)であるので、以下
周期1のZPTという。
【0058】図13は、4次2階のZPT(周期数が
2、以下周期2のZPT)を示し、(a)はその実数部
であり、(b)はπ/4の回転関係にある虚数部であ
る。
【0059】図14は、6次4階のZPT(周期数が
4、以下周期4のZPT)を示し、(a)はその実数部
であり、(b)はπ/8の回転関係にある虚数部であ
る。
【0060】図15は、ZPT(ここでは、実数部用テ
ーブル)51と画像52の対応画素値とが掛け合わされ
ることにより、ZMの実数部53が得られる例を示す。
【0061】すなわち、入力画像は2値画像であるの
で、入力画像の黒画素に対応するZPTの画素値の総和
を算出する。上記したように、本実施例のZPTは、周
期1、2、4の3種類のテーブルで構成されているの
で、総和の処理は、 周期数1の実数部ZPT、周期数1の虚数部ZPT 周期数2の実数部ZPT、周期数2の虚数部ZPT 周期数4の実数部ZPT、周期数4の虚数部ZPT のそれぞれについて行い、全部で6個のZMが算出され
る(ステップ303、304)。なお、上記した例では
周期1、2、4を順番に処理したが、これらを並列に処
理することも可能である。また、周期数は上記したもの
に限定されず、他の周期数を用いてもよい。さらに、上
記した例は2値画像の例であるが、多値画像でも同様に
処理することができる。
【0062】以後、周期数1のZPTから求められた実
数部ZMをZmr1、周期数1のZPTから求められた
虚数部ZMをZmi1、周期数2のZPTから求められ
た実数部ZMをZmr2、周期数2のZPTから求めら
れた虚数部ZMをZmi2、周期数4のZPTから求め
られた実数部ZMをZmr4、周期数4のZPTから求
められた虚数部ZMをZmi4、と表わす。
【0063】ZM算出部34は、各周期について以下の
式で定義されるZMの大きさを算出する(ステップ30
5)。それぞれのZMの大きさは回転不変な値である。
【0064】周期数1のZPTから求められたZMの大
きさZmag1=〔Zmr1〕2+〔Zmi1〕2 周期数2のZPTから求められたZMの大きさZmag
2=〔Zmr2〕2+〔Zmi2〕2 周期数4のZPTから求められたZMの大きさZmag
4=〔Zmr4〕2+〔Zmi4〕2 次いで、ZM判定部35は、辞書36に登録されている
円形パターンのZMの大きさと照合することにより、Z
Mの大きさの妥当性を判定する。
【0065】すなわち、所定の閾値をTh1、Th2と
したとき、周期1のZmag1が Th2<Zmag1<Th1 であるか否かを調べ(ステップ306)、周期2につい
ても同様に、所定の閾値をTh3、Th4としたとき、
周期2のZmag2が Th4<Zmag2<Th3 であるか否かを調べ(ステップ307)、周期4につい
ても同様に、所定の閾値をTh5、Th6としたとき、
周期4のZmag4が Th6<Zmag4<Th5 であるか否かを調べ(ステップ308)、Zmag1、
Zmag2、Zmag4の全てが上記した条件を満たす
ときのみ、以降の処理を実行し、そうでないときは処理
を終了する。
【0066】次いで、評価値算出部37は、各周期の評
価値を算出する(ステップ309)。ここで、評価値
は、(ZMの大きさ)×周期数(階数)で表わす。例え
ば、周期1の評価値はZmag1×周期数(階数=1)
となる。
【0067】回転角度算出部38は、周期1の実数部Z
mr1(または虚数部Zmi1)から回転角度θ1を算
出し、周期2の実数部Zmr2(または虚数部Zmi
2)から回転角度θ2を算出し、周期4の実数部Zmr
4(または虚数部Zmi4)から回転角度θ4を算出す
る(ステップ310)。
【0068】以下に、各周期(階数)における回転角度
の算出について説明する。周期1(階数1)における回
転角度の算出;周期が1の場合には、入力画像から算出
されたツェルニケ・モーメントを基に0〜2πの間で一
意に回転角度が求められる(入力画像が円周方向に周期
性がある場合には、入力画像の周期数分の回転角度が求
まることになるが、回転角度算出後の処理においては何
れの回転角度を用いても、回転角度に基づいて画像を補
正した場合に同じ画像が得られる)。
【0069】精度良く回転角度を算出するために、周期
1の実数部Zmr1、または虚数部Zmi1の内、絶対
値の小さい方(回転角度の変化に対する、実数部Zmr
1の変化率、虚数部Zmi1の変化率の大きい方)を用
いて算出する。そして、回転角度を算出する際には、回
転角度とツェルニケ・モーメントの関係を用いる。
【0070】図16は、回転角度とツェルニケ・モーメ
ントの関係を示す図であり、(a)は3次1階、(b)
は4次2階、(c)は6次4階の場合の両者の関係を示
す。横軸の回転角度は1周(2π)を296に量子化し
たものであり、縦軸はツェルニケ・モーメントの実数部
である(図示しないツェルニケ・モーメントの虚数部
は、実数部に対してπ/2だけ位相がずれている)。こ
の図は、例えば360度を360等分し、辞書作成画像
を1度ずつ回転させたとき(1度、2度、3度...3
60度)のZMの実数部を計算した値を収集(テーブル
化)することによって得られる。従って、ある入力画像
とZPTとの積和から求められた実数部を用いてテーブ
ルを参照することにより、入力画像の回転角度が求めら
れる。
【0071】なお、回転角度の算出方法としては、この
他にtanφ=ZMの虚数部/ZMの実数部であるの
で、φ=arctan(ZMの虚数部/ZMの実数
部)、φ=arcsin(ZMの虚数部/ZMの大き
さ)などで求めてもよい。
【0072】具体的な手順を次に示す。 (1)入力画像からツェルニケ・モーメント(実数部Z
mr1、虚数部Zmi1)を算出する。 (2)実数部Zmr1、虚数部Zmi1の内、絶対値の
小さいツェルニケ・モーメントを選択する。 (3)選択されたツェルニケ・モーメントが、各回転角
度毎のツェルニケ・モーメントの内で最も値の近いデー
タを検出し、そのときの回転角度を入力画像の回転角度
とする。例えば(a)において、選択されたツェルニケ
・モーメントの実数部に最も近い値がRe1であると
き、回転角度はθ1となる。
【0073】周期2(階数2)における回転角度の算
出;周期が2の場合には、入力画像から算出されたツェ
ルニケ・モーメントを基に0〜2πの間で2つの回転角
度の候補が求まる。2つの内、1つは正しい回転角度で
あるが、もつ1つはツェルニケ・モーメントの周期性か
ら現われるもので、正しく画像の回転角度を表わしてい
るものではない。
【0074】従って、回転角度を算出する処理は、0〜
πの間で前述した周期1の場合と同様に行う。0〜πの
間で算出された回転角度と、それにπを加えた角度が周
期2における回転角度の候補となる。
【0075】入力画像が特定パターンであって誤差がな
い場合には、周期1で算出した回転角度と周期2で算出
した回転角度は等しくなる。ここでは誤差は小さい(π
/2未満)ものとして周期2で得られる2つの回転角度
の候補の内、周期1の回転角度に近い方を周期2の回転
角度とする。図16(b)の例では、θ1に近いθ2が
周期2における回転角度となる。
【0076】周期4(階数4)における回転角度の算
出;周期2の場合と同様にして、周期が4の場合には0
〜2πの間で4つの回転角度の候補が求まる。周期4で
は0〜π/2の間で前述した周期1の場合と同様にして
回転角度を求め、この回転角度およびこの回転角度にπ
/2、π、3π/2を加えた角度を4つの回転角度の候
補とする。
【0077】4つの回転角度の候補から回転角度を選択
する場合には、やはり誤差が相対的に小さいものとして
周期1あるいは周期2の回転角度を参照して周期4の回
転角度を求める。
【0078】参照する回転角度を(周期1の回転角度、
周期2の回転角度から1つに)定めるために、上記した
評価値を用いる。周期1に対する評価値が周期2に対す
る評価値よりも大きい場合には、周期4で得られる4つ
の回転角度の内、周期1の回転角度に最も近いものを周
期4の回転角度とする。同様に、周期2に対する評価値
が周期1に対する評価値よりも大きい場合には、周期2
の回転角度に最も近いものを周期4の回転角度とする。
このようにして算出された各周期1、2、4の回転角度
をθ1、θ2、θ4とする。
【0079】続いて、回転角度選択部39は、ステップ
309で算出された3個の評価値の内、最も大きな評価
値をとる回転角度を選択する(ステップ311)。
【0080】そして、角度差判定部40は、上記した回
転角度θ1とθ2との差をθaとし、θ2とθ4との差
をθbとし、θ1とθ4との差をθcとしたとき、 θa+2θb+2θc<Th(所定の閾値) を満たか否かを判定し(ステップ312)、上記条件を
満たすとき、回転角度出力部41はステップ311で選
択された回転角度を出力し(ステップ313)、そうで
ないとき処理を終了する。
【0081】図17は、パターン判定部の構成を示す。
図において、61は画像バッファ部、62は入力画像の
円周上の特徴量を算出する特徴量算出部、63は各円周
の位置を記録した円周テーブル、64は円周上の特徴量
位置を記録した順序テーブル、65は算出された特徴量
を格納する特徴量メモリ、66は辞書内の特徴とメモリ
内の特徴との距離を計算する距離計算部、67は特定パ
ターン画像の円周特徴量を登録した円周辞書、68は円
周の評価値などを基に入力画像が特定パターン画像であ
るか否かを判定する判定部である。
【0082】図18は、パターン判定部の処理フローチ
ャートである。画像バッファ部61には、外形判定部2
によって判定された、外形が円形であるパターン画像
(2値画像)が入力され、また、回転角度検出部3によ
って検出された、そのパターン画像の回転角度も取得さ
れている(ステップ401)。
【0083】特徴量算出部62は、2値画像であるパタ
ーン画像の特徴量を算出するために、パターン画像の中
心と円周テーブル63および順序テーブル64の中心の
位置を合わせる(ステップ402)。図19は、円周テ
ーブルの例を示す。このテーブルは、中心位置(×印)
から同心円上にある画素位置を記録したテーブルであ
り、ここで0から4の計5個の同心円上の画素位置が示
されている。そして、この円周番号が後述する特徴量メ
モリの行アドレスとなる。
【0084】図20は、順序テーブルの例を示す。この
テーブル64は、円周テーブル63の円周数と同じ数の
円周からなり、テーブル64の各円周は円周テーブル6
3の各円周に対応している。そして、各円周の画素位置
にある数値(0から15、0から31など)が、後述す
る特徴量メモリの列アドレスとなる。
【0085】上記した位置合わせを行った後、特徴量算
出部62は、円周テーブル63および順序テーブル64
を参照しながらパターン画像の特徴量を算出する。図2
1は、特徴量の算出例を説明する図である。パターン画
像の各画素を主走査方向および副走査方向に走査しなが
ら、各画素が特徴量を算出する画素であるか否かを調べ
る(ステップ403)。いま、注目画素まで処理が進ん
だとする。この注目画素の位置に対応する円周テーブル
63の位置を参照すると、円周番号5が記録されている
ので、特徴を算出すべき画素位置となる。
【0086】特徴量の算出は、特徴量算出画素とその8
近傍の画素(つまり、注目画素を中心とした3×3画
素)の計9画素の内、黒画素がいくつあるかを調べる。
さらに、処理の高速化と特徴量メモリのサイズを小さく
するために、この黒画素数を次のように1ビットのデー
タにする。つまり、黒画素数が0〜4画素の場合、特徴
量を0とし、黒画素数が5〜9画素の場合、特徴量を1
とする。
【0087】図21の例では、黒画素数が4個であるの
で、注目画素の特徴量は0となる。注目画素位置に対応
する各テーブルの同じ位置を参照すると、円周テーブル
63の位置は5、順序テーブル64の位置は10である
ので、これら円周テーブルの行アドレスと順序テーブル
の列アドレスで指定される特徴量メモリ65のアドレス
位置(5,10)に上記した特徴量0を書き込み、次の
画素位置に処理を移す(ステップ405)。注目画素の
右隣の画素は、円周テーブルに円周番号が記録されてお
らず、特徴を算出すべき画素位置でないので、画素位置
を次の位置に移し(ステップ404)、以下同様の処理
を全ての画素について行う(ステップ406)。
【0088】次いで、距離計算部66は、特徴量メモリ
65内に格納されたパターン画像の各円周の特徴量と、
円周辞書67の対応する円周の特徴量との差分の合計
(市街地距離)を算出する(ステップ407)。この円
周辞書67には、予め特定パターン画像から求めた円周
の特徴量が登録されている。
【0089】図22は、市街地距離の算出を説明する図
である。この図では、前掲した出願と同様に、ある円周
の辞書データ(特徴量)と、パターン画像のデータ(候
補データ)との差分を、辞書の距離計算開始画素を1つ
ずらしながら計算する。ずらし位置0は、辞書の距離計
算開始の位置であり、ずらし位置1は、辞書の開始位置
を1画素ずらした位置である。以下、同様であり、各ず
らした位置について距離計算を行い、最も小さい距離
を、その円周の距離とする。このような処理を全ての円
周について行う。
【0090】前述したように、上記した処理では計算量
が多くなることから、本実施例では、回転角度検出部3
によって検出されている回転角度の近辺でのみ距離計算
を行い、円周の全画素分ずらして計算する場合に比べ
て、計算量を大幅に減らしている。図22において、例
えば検出された回転角度が30度であるとき、30度に
相当する、ずらし位置が位置4であるとすると、ずらし
位置4を中心として、例えば、ずらし位置2、3、4、
5、6の計5個の距離計算を行って、その内の最小の距
離を、その円周の距離とする。
【0091】図23は、16個の円周における距離計算
画素数の一例を示す。例えば、円周番号7の円周では、
計算画素数は9個となる。つまり、ある回転角度が与え
られたとき、その角度に相当するずらし位置から、半時
計方向に4つのずらし位置における距離と、時計方向に
4つのずらし位置における距離、合計9個のずらし位置
の距離を計算することを表わしている。
【0092】本実施例では、上記したように距離計算し
ているので、回転角度の検出精度は±9度に収まり、従
来の距離計算の5%程度の計算量になった。
【0093】各円周(例えば16個の円周)について、
最小の距離が判定部68に与えられて、円周の評価値が
算出される(ステップ408)。すなわち、各円周から
算出された距離を基に、以下の式によって各円周の評価
値を算出する。
【0094】 円周評価値=(1−(距離/円周の画素数))×100 評価値が所定の閾値Th1以上であるか否かを判定し
(ステップ409)、所定の閾値に満たない円周を除く
(ステップ411)。次いで、評価値が所定の閾値以上
であると判定された円周(以下、評価円周という)につ
いて、無効円周であるか否かを調べる(ステップ41
0)。これは、それぞれのパターン画像について、統計
的にみて円周評価値が低い円周を無効円周とするもの
で、これにより正解画像の評価値を向上させることがで
きる。例えば、ある特定パターンの画像では、円周番号
13、14、15を無効円周とし、他の特定パターンの
画像では、円周番号10を無効円周とする。
【0095】続いて、 評価円周数−無効円周数=抽出円周数 全円周数(16個)−無効円周数=有効円周数 を算出し(ステップ412)、(抽出円周数/有効円周
数)が所定の閾値Th2以上であるか否かを判定し(ス
テップ413)、所定の閾値Th2以上のとき、外形が
円形である特定パターン画像であると判定し(ステップ
414)、そうでないとき特定パターン画像でないと判
定し(ステップ415)、その判定結果を画像出力部5
に出力する。
【0096】〈実施例2〉本発明は上記した実施例に限
定されず、ソフトウェアによっても実現することができ
る。本発明をソフトウェアによって実現する場合には、
図24に示すように、CPU、メモリ、表示装置、ハー
ドディスク、キーボード、CD−ROMドライブ、スキ
ャナなどからなるコンピュータシステムを用意し、CD
−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
は、本発明の外形判定、回転角度の検出、パターン判定
機能を実現するプログラムが記録されている。また、ス
キャナなどの画像入力手段から入力された画像は一時的
にハードディスクなどに格納される。そして、該プログ
ラムが起動されると、一時保存された画像データが読み
込まれて、入力画像中に、外形が円形である特定パター
ンの画像が存在しているか否かの認識処理を実行し、そ
の認識結果をディスプレイなどに出力する。
【0097】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、入力画像の複数の位置からエッジを検出することに
より外形が円形であるパターンの存在を判定してから、
該パターンの回転角度を検出し、検出された回転角度近
辺に相当する辞書内の特徴量とのみ距離計算を行ってい
るので、少ない計算量で、かつ高精度に画像中に存在す
る、外形が円形である特定パターンの画像を認識するこ
とができる。
【0098】また、次数、階数の異なる複数のツェルニ
ケ多項式テーブルを用いて、入力パターン画像のツェル
ニケ・モーメントを求め、該ツェルニケ・モーメントを
基に画像の回転角度を算出しているので、高速処理が可
能であり、精度よく回転角度を求めることができ、ま
た、評価値の高い回転角度であっても、回転角度差が所
定の条件を満たさないときは処理を打ち切っているの
で、より高精度に回転角度を検出することができる。
【0099】さらに、パターン画像から特徴量を算出す
る際に、周囲の画素情報を参照しながら特徴を圧縮して
いるので、メモリ容量が少なくて済み、高速処理が可能
となる。そして、評価値が所定の閾値以上である円周の
個数が所定の閾値以上あるとき、入力画像中に、外形が
円形である特定パターンの画像が存在していると認識す
ることに加えて、評価値を満たす円周であっても、特定
半径の円周を無効半径として除いているので、高精度に
特定パターン画像を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す。
【図2】外形判定部の構成を示す。
【図3】外形判定部の処理フローチャートを示す。
【図4】33×33サイズのマスクと、16個のエッジ
検出位置を示す。
【図5】33×33サイズのマスクと、35×35サイ
ズのマスクの2例について、8個のエッジ検出位置のX
座標、Y座標を示す。
【図6】33×33サイズのマスクと、35×35サイ
ズのマスクの2例について、残りの8個のエッジ検出位
置のX座標、Y座標を示す。
【図7】エッジ検出のパターン例を示す。
【図8】圧縮画像上でのエッジ検出画素を示す。
【図9】認識処理画像上で最初の黒画素の検出を説明す
る図である。
【図10】回転角度検出部の構成を示す。
【図11】回転角度検出部の処理フローチャートを示
す。
【図12】(a)、(b)は3次1階のZPTを示す。
【図13】(a)、(b)は4次2階のZPTを示す。
【図14】(a)、(b)は6次4階のZPTを示す。
【図15】ZPTと画像の対応画素値とが掛け合わされ
ることにより、ZMが得られる例を示す。
【図16】回転角度とツェルニケ・モーメントの関係を
示す図である。
【図17】パターン判定部の構成を示す。
【図18】パターン判定部の処理フローチャートを示
す。
【図19】円周テーブルの例を示す。
【図20】順序テーブルの例を示す。
【図21】特徴量の算出例を説明する図である。
【図22】市街地距離の算出を説明する図である。
【図23】16個の円周における距離計算画素数の一例
を示す。
【図24】本発明の実施例2の構成を示す。
【図25】外形が円形であるパターン例を示す。
【図26】図25のパターンが回転している例を示す。
【符号の説明】
1 画像入力部 2 外形判定部 3 回転角度検出部 4 パターン判定部 5 画像出力部 22 認識処理画像作成部 23 2値圧縮画像メモリ 24 圧縮画像作成部 25 圧縮画像メモリ 26 エッジ検出部 27 円形パターン判定部 28 座標算出部 29 出力部 31 画像バッファ部 32 積和演算部 33 ZPT 34 ZM演算部 35 ZM判定部 36 辞書 37 評価値算出部 38 回転角度算出部 39 回転角度選択部 40 角度差判定部 41 回転角度出力部 62 特徴量算出部 63 円周テーブル 64 順序テーブル 65 特徴量メモリ 66 距離計算部 67 円周辞書 68 判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 明彦 東京都中央区勝閧3丁目12番1号 リコー システム開発株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像中に、外形が円形である特定パ
    ターンの画像が存在しているか否かを認識するパターン
    認識方法であって、前記入力画像の複数の位置から画像
    の中心に向かってエッジの存在を調べ、前記複数の位置
    からエッジが検出されたとき、前記入力画像中に外形が
    円形であるパターンが存在していると判定し、前記判定
    されたパターンの画像のツェルニケ・モーメントを求
    め、該ツェルニケ・モーメントを基に前記パターン画像
    の回転角度を検出し、前記パターン画像の中心から複数
    の同心円上にある画像について、各円周について基点か
    ら順番に配列した特徴量を算出し、該円周毎の特徴量
    と、該円周と同一半径である辞書内の各円周について基
    点から順番に配列した特徴量との距離、および基点から
    順次ずらした位置から配列された特徴量との距離を算出
    するとき、前記検出された回転角度の近傍に相当する、
    前記辞書内のずらした位置から配列された特徴量を用い
    て前記各円周毎に距離を算出し、前記各円周毎に算出さ
    れた距離の内、最小の距離を基に前記各円周の評価値を
    算出し、該評価値が所定の閾値以上である円周の個数が
    所定の閾値以上あるとき、前記入力画像中に、外形が円
    形である特定パターンの画像が存在していると認識する
    ことを特徴とするパターン認識方法。
  2. 【請求項2】 前記エッジの検出は、前記入力画像を圧
    縮した画像について行うことを特徴とする請求項1記載
    のパターン認識方法。
  3. 【請求項3】 前記エッジの検出は、前記各位置におけ
    る白画素から黒画素への変化が所定の変化パターンであ
    るか否かを調べることにより行うことを特徴とする請求
    項1記載のパターン認識方法。
  4. 【請求項4】 前記ツェルニケ・モーメントの大きさが
    所定の範囲内にあるとき、前記回転角度を算出すること
    を特徴とする請求項1記載のパターン認識方法。
  5. 【請求項5】 前記ツェルニケ・モーメントとして、次
    数、階数が異なる複数のツェルニケ・モーメントを求
    め、該複数のツェルニケ・モーメントを基に前記パター
    ン画像の複数の回転角度を算出し、該複数の回転角度の
    内、最も評価値の高い回転角度を、前記パターン画像の
    回転角度として選択して出力することを特徴とする請求
    項1記載のパターン認識方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のツェルニケ・モーメントの大
    きさが、それぞれ所定の範囲内にあるとき、前記複数の
    回転角度を算出することを特徴とする請求項5記載のパ
    ターン認識方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の回転角度の差が所定の閾値を
    超えるとき、前記最も評価値の高い回転角度を選択出力
    しないことを特徴とする請求項5記載のパターン認識方
    法。
  8. 【請求項8】 前記評価値はツェルニケ・モーメントの
    大きさと階数を基に算出することを特徴とする請求項5
    記載のパターン認識方法。
  9. 【請求項9】 前記パターン画像から特徴量を算出する
    とき、前記各円周の位置および各円周上の位置を記録し
    たテーブルを参照することを特徴とする請求項1記載の
    パターン認識方法。
  10. 【請求項10】 前記各円周の特徴量は、注目位置を含
    む周囲の黒画素数を所定の閾値で2値化することにより
    算出することを特徴とする請求項1記載のパターン認識
    方法。
  11. 【請求項11】 前記回転角度の近傍に相当する、前記
    辞書内のずらした位置は、前記円周の半径に応じて変え
    ることを特徴とする請求項1記載のパターン認識方法。
  12. 【請求項12】 前記評価値が所定の閾値以上である円
    周について、その半径が特定の半径に一致するとき無効
    円周とし、前記円周の個数に算入しないことを特徴とす
    る請求項1記載のパターン認識方法。
  13. 【請求項13】 入力画像中に、外形が円形である特定
    パターンの画像が存在しているか否かを認識するパター
    ン認識装置であって、前記画像を入力する手段と、該入
    力画像の複数の位置から画像の中心に向かってエッジの
    存在を調べ、前記複数の位置からエッジを検出する手段
    と、該エッジが検出されたとき、前記入力画像中に外形
    が円形であるパターンが存在していると判定する手段
    と、前記判定されたパターンの画像のツェルニケ・モー
    メントを算出する手段と、該ツェルニケ・モーメントを
    基に前記パターン画像の回転角度を検出する手段と、前
    記パターン画像の中心から複数の同心円上にある画像に
    ついて、各円周について基点から順番に配列した特徴量
    を算出する手段と、該円周毎の特徴量と、該円周と同一
    半径である辞書内の各円周について基点から順番に配列
    した特徴量との距離、および基点から順次ずらした位置
    から配列された特徴量との距離を算出するとき、前記検
    出された回転角度の近傍に相当する、前記辞書内のずら
    した位置から配列された特徴量を用いて前記各円周毎に
    距離を算出する手段と、前記各円周毎に算出された距離
    の内、最小の距離を基に前記各円周の評価値を算出する
    手段と、該評価値が所定の閾値以上である円周の個数が
    所定の閾値以上あるとき、前記入力画像中に、外形が円
    形である特定パターンの画像が存在していると認識出力
    する手段とを備えたことを特徴とするパターン認識装
    置。
  14. 【請求項14】 入力画像中に、外形が円形である特定
    パターンの画像が存在しているか否かを認識する機能を
    コンピュータに実現させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記画
    像を入力する機能と、該入力画像の複数の位置から画像
    の中心に向かってエッジの存在を調べ、前記複数の位置
    からエッジを検出する機能と、該エッジが検出されたと
    き、前記入力画像中に外形が円形であるパターンが存在
    していると判定する機能と、前記判定されたパターンの
    画像のツェルニケ・モーメントを算出する機能と、該ツ
    ェルニケ・モーメントを基に前記パターン画像の回転角
    度を検出する機能と、前記パターン画像の中心から複数
    の同心円上にある画像について、各円周について基点か
    ら順番に配列した特徴量を算出する機能と、該円周毎の
    特徴量と、該円周と同一半径である辞書内の各円周につ
    いて基点から順番に配列した特徴量との距離、および基
    点から順次ずらした位置から配列された特徴量との距離
    を算出するとき、前記検出された回転角度の近傍に相当
    する、前記辞書内のずらした位置から配列された特徴量
    を用いて前記各円周毎に距離を算出する機能と、前記各
    円周毎に算出された距離の内、最小の距離を基に前記各
    円周の評価値を算出する機能と、該評価値が所定の閾値
    以上である円周の個数が所定の閾値以上あるとき、前記
    入力画像中に、外形が円形である特定パターンの画像が
    存在していると認識出力する機能をコンピュータに実現
    させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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