JPH11110469A - バーコードスキャナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】バーコードを読み取った結果をブザーや画面等
を利用し、聴覚・視覚で判断する場合、周囲で機械など
を使用している場合などは、騒音によりブザー音が聞き
取れない。 【解決手段】上記目的は、バーコードを読み込んだ際
に、バーコード読み取り結果の正常・異常を判定し、そ
の判定した結果により、バーコードスキャナ本体を振動
させる振動器と前記振動器を制御するマイコン制御部に
より実現し、使用者が持ったバーコードスキャナから振
動を手に伝えることで触覚にて判断することにより実現
できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報の収集を目的
に開発された携帯可能なペン式，タッチ式，レーザ式の
バーコードの読み取り部を備えた装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】バーコードリーダを使用する端末として
は、特開平5−12480号公報により知られているが、従
来、バーコードを読み取った結果は画面やブザーなどに
出力し、読み取りの正常・異常を使用者に知らせてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】バーコードを読み取っ
た結果をブザーや画面等を利用し聴覚・視覚で判断する
場合、周囲で騒音の大きい機械などを使用している場所
では、騒音によりブザー音が消され、聞き取れなかった
り、周囲が暗い場所では表示した画面がはっきり見えな
いなど、周囲の環境によって読み取り結果を判断するの
に時間を必要とした。また、逆に静かな場所では、ブザ
ーの音が周囲の人に耳障りになるなどという問題があっ
た。

【０００４】本発明の目的は、前述の問題となる周囲が
暗かったり、騒音等に左右される環境下でも、バーコー
ドスキャナの読み取り結果が容易に判断できるバーコー
ドスキャナを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的は、バーコード
を読み込んだ際に、バーコード読み取り結果の正常・異
常を判断し、その判断した結果により、本体を振動させ
る振動器（例えば、電磁振動または機械振動などを利用
し、本体全体または本体の一部に設けた振動個所）と前
記振動器を制御するマイコン制御部により実現し、使用
者が持ったバーコードスキャナから振動を手に伝えるこ
とで触覚にて判断できることにより実現できる。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。図１は本発明の一実施例を示すブロック
図、図２は本発明の制御方法を示すフローチャートであ
る。

【０００７】このバーコードスキャナは、マイコン制御
部１，バーコード読み取り部２，バーコードデコード部
３，メモリー部４，キー入力部５，通信用インタフェー
ス部６，画面表示部７，電磁振動または機械振動で構成
される振動部８，電源回路部９，ＡＣアダプタ等の外部
電源部１０，交換可能な蓄電池１１によって構成され
る。

【０００８】メモリー部４はバーコードデータとマイコ
ン制御部を動作させるプログラムを格納する。マイコン
制御部１は格納されたプログラムによって動作を行い、
バーコード読み取り部２によって読み取ったバーイメー
ジデータはバーコードデコード部３によって、バーコー
ドデータに変換しメモリー部４に保存する。キー入力部
５は端末に各種の機能の設定や、数字などの入力を行
う。通信用インタフェース部６は端末とホストコンピュ
ータまたは、外部機器を接続してデータの授受を行う。
画面表示部７は文字やグラフイックなどを表示する液晶
や光発行素子などを使用して結果の表示を行う。

【０００９】振動部８は電磁石を利用した振動、また
は、機械式（例えば、小さいモータなど）で振動を出す
機構を利用して、バーコードスキャナの本体全体、また
は、本体を手で握る場所の一部に設けた振動個所を振動
させ、マイコン制御部１により制御される。９は本バー
コードスキャナを制御する回路に電源を供給する電源回
路部である。１１は本端末を動作させる蓄電池で交換可
能である乾電池や充電式バッテリーまたは、パック式の
充電式バッテリーを使用し、携帯可能なバーコードスキ
ャナにすることも可能である。

【００１０】また、１０の外部電源により本バーコード
スキャナは動作可能は勿論のこと、１１の充電式バッテ
リーを充電することも可能であり、外部電源について
は、直接の交流電源や、アダプタ式電源を接続して使用
しても良い。

【００１１】以上の構成は、バーコード読み取り部２や
バーコードデコード部３を内蔵した一体構造のバーコー
ドスキャナで説明したが、用途に応じてバーコード入力
部などを分離した構造でも使用者が手で握る場所を振動
させれば同じ動作ができる。

【００１２】次に、本発明の動作をフローチャートで説
明する。このバーコードスキャナの制御方法はマイコン
制御部１が、メモリー部４に格納されたプログラムによ
って動作することで実現される。

【００１３】以下、制御方法の手順を説明する。バーコ
ード読み取りを行う前に、正常・異常時の振動部８が振
動する振動パターンをそれぞれ１２でセットする。

【００１４】次に１３でバーコードをバーコード読み取
り部で読み込む。読み込んだバーコードデータを１４で
デコードし、その結果を１５で正常か異常かを判定す
る。１５の判定結果により、データが正常であれば１２
でセットしたＶ１の振動パターン１６を、また、データ
が異常であれば１２でセットしたＶ２の振動パターン１
７をマイコン制御部１で振動部８を制御し、バーコード
スキャナを振動させる。

【００１５】

【発明の効果】本発明によれば、使用者がバーコード読
み取りを行った際、バーコードスキャナを振動させるこ
とにより、周囲で騒音の大きい機械などを使用している
場所や、周囲が暗い場所、また、逆に静かな場所など、
周囲の環境下に左右されることなくバーコード読み取り
作業が容易にでき、環境変化による読み取り時間の短縮
や読み取り不良がなく、容易に読み取り結果の判定がで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例であるバーコードスキャナを
示すブロック図である。

【図２】本発明の制御方法を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１…マイコン制御部、２…バーコード読み取り部、３…
バーコードデコード部、４…メモリー部、５…キー入力
部、６…通信用インタフェース部、７…画面表示部、８
…振動器、９…電源回路部、１０…外部電源部、１１…
蓄電池。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】マイコン制御部，バーコード読み取り部，
   バーコードデコード部，メモリー部，画面表示部，キー
   入力部，通信用インタフェース，振動部を備えたバーコ
   ードスキャナにおいて、バーコードを読み取った際、バ
   ーコードデコード部の読み取り結果を、振動部を利用し
   てバーコードスキャナ本体を振動させ、読み取り結果の
   正常・異常を使用者に知らせることを特徴とするバーコ
   ードスキャナ。