JPH11109919A - Pwm駆動方法及び回路 - Google Patents

Pwm駆動方法及び回路

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Publication number
JPH11109919A
JPH11109919A JP26685197A JP26685197A JPH11109919A JP H11109919 A JPH11109919 A JP H11109919A JP 26685197 A JP26685197 A JP 26685197A JP 26685197 A JP26685197 A JP 26685197A JP H11109919 A JPH11109919 A JP H11109919A
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JP
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channel
signal
pwm
drive control
channels
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Application number
JP26685197A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Nakamura
剛志 中村
Yasushi Kita
靖 喜多
Tetsuo Tanabe
哲夫 田部
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Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通電流源の負担を軽減すると共に、駆動能
力を向上させる。 【解決手段】 CH1,CH2,…CHn(n:2以上の
自然数)の駆動制御信号PWM1,PWM2,…PWMn
を、JKフリップフロップFF1,FF2,…FFnにお
いて、アクティブ化信号F1,F2,…Fn及びインアク
ティブ化信号R1,R2,…Rnに基づき生成する。基準
となるチャネルについては基準信号発生部REF1から
の基準信号をアクティブ化信号として用い、他のチャネ
ルについては隣接するチャネルのインアクティブ化信号
をアクティブ化信号として用いる。各チャネルのインア
クティブ化信号R1,R2,…Rnは、カウンタCNT1
て計数した基準信号発生後の経過時間と、レジスタRE
1,REG2,…REGnに格納されている変調情報M1
とを、比較器COMP1,COMP2,…COMPnにて
比較することにより生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共通の電流源から
駆動電流の供給を受ける複数の駆動対象を、パルス幅変
調(Pulse Width Modulation:PWM)された駆動制御信号に
従い駆動するPWM駆動方法及び回路に関する。
【0002】
【従来の技術】R,G,Bの各原色毎に表示素子(例え
ばLED)を設け、これらを選択的に発光させると共に
各表示素子の発光時間を制御することにより、これらの
表示素子の発光色による混色を制御でき、様々な色の光
を作成することが可能になる。発光時間の制御手法とし
ては、例えば、PWM変調された駆動制御信号により各
表示素子への通電時間乃至通電デューティを制御する、
という方法がある。この方法を実施する際に、仮に各表
示素子への通電開始タイミングをある共通のタイミング
に揃えたのでは、全ての表示素子に一斉に電流が流れる
期間が生じてしまいうる。全ての表示素子に対して共通
の電流源からその駆動電流を供給するような回路構成下
では、全ての表示素子に一斉に電流が流れる期間が生じ
るのでは、電流源にとって負担になり、また省電力化や
電流源の小型化・低容量化に支障となる。
【0003】特開平1−200396号公報には、この
ような不具合を解消できる技術の一つが開示されてい
る。この公報では、ある駆動対象回路に通電できる期間
と他の駆動対象回路に通電できる期間とが重複しないよ
うに、通電可能期間を各駆動対象回路毎に設定してお
り、各駆動対象回路への通電期間はその駆動対象回路へ
の通電可能期間内で可変設定する。このようにすること
で、複数の駆動対象回路に同時に通電しているため共通
の電源に負担がかかるような状況は、生じなくなる。ま
た、各通電可能期間内で実際の通電期間を可変制御して
いるため、この公報に記載の技術をLEDによる混色発
生の制御に適用すれば、原理的には、通電時間乃至通電
デューティの制御による混色制御を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、LEDの混色制御等のように広い範囲でかつ精細な
時間分解能で通電時間乃至通電デューティを変化させる
必要がある用途には、上掲の公報に記載の技術は適して
いない。即ち、上掲の公報に記載の技術では予め定めら
れている通電可能期間内で実際の通電期間を可変設定し
ているため、ちらつき等を発生させないレベルの表示能
力を維持しながら(即ち全色の通電可能期間の合計長を
十分短い期間に抑えた設定の下で)、ある色について非
常に小さい即ち時間分解能に近い通電デューティ(即ち
通電期間/通電可能期間)を実現しようとすると、その
色については1個の通電期間が非常に短くなってしま
う。極端に短い通電時間については容易には実現できな
いから、上掲の公報に記載の技術では、時間分解能を精
細にすることが難しい。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、共通の電流源から
駆動電流の供給を受ける複数の駆動対象への通電を、P
WM変調された駆動制御信号に従い、且つ、駆動対象毎
に通電期間が重ならないよう制御することにより、電流
源の負担を抑えつつ、LEDによる混色の発生等を従来
より好適に実現することを、第1の目的とする。本発明
は、更に、通電時間の開始タイミングを協調的に可変制
御することにより、小さな通電デューティに制御しよう
とする際でも個々の通電期間の長さが従来ほどは短くな
らないようにすること、言い換えれば従来に比べ時間分
解能を精細にし表示能力を高め得るようにすることを、
第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る方法は、パルス幅変調された駆
動制御信号を複数チャネル分生成し、共通の電流源から
複数個の駆動対象それぞれへの駆動電流の供給期間を、
各駆動対象に対応するチャネルの駆動制御信号がアクテ
ィブに転じた時点(例えば立上り時点)で開始させ、イ
ンアクティブに転じた時点(例えば立下り時点)で終了
させるPWM駆動方法において、この複数チャネル分の
駆動制御信号を、それらのうち第1のチャネルに係る駆
動制御信号がインアクティブに転じたことをトリガとし
て第2のチャネルに係る駆動制御信号をアクティブに転
じせしめる、といった連鎖的動作により生成することを
特徴とする。
【0007】この方法においては、各駆動対象への通電
が、駆動対象毎に通電期間が重ならないよう制御されて
いるため、電流源の負担が小さい。また、PWM変調さ
れた駆動制御信号を発生させる手順として、あるチャネ
ルに係る駆動制御信号のインアクティブ化をトリガとし
て他のチャネルに係る駆動制御信号をアクティブ化す
る、というように、チャネル間でインアクティブ化タイ
ミングとアクティブ化タイミングとをリンクさせる協調
的且つ連鎖的な手順が用いられているため、小さな通電
デューティに制御しようとする際でも、個々の通電期間
(アクティブ化からインアクティブ化までの期間)の長
さが従来ほどは短くならないようにすることができ、従
って従来に比べ精細な時間分解能及び高い駆動能力(L
EDの混色制御の例で言えば表示能力)が得られる。更
に、第1のチャネルに係る駆動制御信号がインアクティ
ブに転じたことをトリガにして第2のチャネルに係る駆
動制御信号をアクティブにするため、チャネル毎にアク
ティブ用、インアクティブ用各々に個別のタイミング回
路を設ける必要がなく、回路を簡素化できる。
【0008】特に、上述の複数チャネル分の駆動制御信
号のうち少なくとも1チャネル分については、他のチャ
ネルに係る駆動制御信号がインアクティブに転じたこと
に代えて、所定周期の基準信号をトリガとして、アクテ
ィブに転じせしめるようにすれば、いずれの駆動対象に
も通電していないブランク期間を確保することができ
る。
【0009】また、本発明に係るPWM駆動回路は、そ
れぞれいずれかのチャネルに対応して設けられ、原則と
して隣接する特定のチャネルに係るインアクティブ化信
号を対応するチャネルに係るアクティブ化信号として選
択及び出力し、例外として対応するチャネルが基準チャ
ネルに設定されているときには所定周期にて発生させた
基準信号をアクティブ化信号として選択及び出力する複
数個のセレクタと、それぞれいずれかのチャネルに対応
して設けられ、変調情報によって与えられるタイミング
の到来を現在時刻との比較により検出し、この検出に応
じて、対応するチャネルに係るインアクティブ化信号を
発生させる比較器と、それぞれいずれかのチャネルに対
応して設けられ、対応するチャネルに係るアクティブ化
信号をトリガとしてアクティブとなり対応するチャネル
に係るインアクティブ化信号をトリガとしてインアクテ
ィブとなるよう駆動制御信号を生成及び出力する複数個
のフリップフロップと、を備えることを特徴とする。
【0010】この回路においても、上述の本発明に係る
方法と同様の作用効果が生じる。加えて、各チャネルが
互いに同様の構成を備えており、どのチャネルを基準チ
ャネルとするかを使用者が設定により変更できるため、
使用時の柔軟性の高い回路となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、以下の各実施形態で
は、信号の立上がりをアクティブ化、立下りをインアク
ティブ化と呼んでいるが、逆に、立下りをアクティブ
化、立上りをインアクティブ化とする回路にしてもよ
い。
【0012】図1に、本発明の第1実施形態に係るPW
M駆動回路の構成を示す。この図に示す回路が駆動対象
としているのは、n個(n:2以上の自然数)のLED
すなわちD1,D2,…Dnである。これらのLEDD1
2,…Dnは、それぞれ負荷ZLを介して共通の電流源
Iに接続されており、おのおのこの電流源Iから駆動電
流の供給を受ける。各LEDD1,D2,…Dnへの駆動
電流の供給を断続するための素子としては、トランジス
タQ1,Q2,…Qnが設けられている。本実施形態に係
るPWM駆動回路は、直接には、これらのトランジスタ
1,Q2,…Qnを駆動するための駆動制御信号PW
1,PWM2,…PWMnを発生させる回路である。
【0013】本実施形態に係るPWM駆動回路は、基準
信号発生部REF1、カウンタCNT1及びREF1系回
路U1を有している。基準信号発生部REF1は、所定の
周期Tを有する基準信号を発生させ、これをカウンタC
NT1やREF1系回路U1へと供給する。カウンタCN
1は、この基準信号が発生してからの経過時間を計数
し、その結果をREF1系回路U1に供給している。RE
1系回路U1は、第1のチャネルCH1にかかる回路、
第2のチャネルCH2にかかる回路、…及び第nのチャ
ネルCHnにかかる回路から構成されている。例えば第
1のチャネルCH1にかかる回路は、レジスタREG1
比較器COMP1、セレクタSEL1及びJKフリップフ
ロップFF1から構成されている。他のチャネルにかか
る回路も、各部材の符号の添字が異なるのみで、同様の
構成である。
【0014】REF1系回路U1を構成する要素のうち、
REG1,REG2,…REGnは、それぞれ、対応する
変調情報M1を格納している。例えば、第1のチャネル
CH1が基準チャネルに設定されているときには、レジ
スタREG1にはT1が、レジスタREG2にはT1+T2
が、…レジスタREGnにはΣTiが、それぞれ書き込ま
れている(ただしここでのΣはi=1〜nの総和)。こ
こでいうT1,T2,…Tnは、それぞれ、駆動制御信号
PWM1,PWM2,…PWMnがアクティブになってい
る期間すなわちLEDD1,D2,…Dnへの通電期間を
あらわしており、PWM変調に際しての変調幅である。
比較器COMP1,COMP2,…COMPnは、レジス
タREG1,REG2,…REGnのうち同一のチャネル
にかかるレジスタにより保持されている変調情報を、カ
ウンタCNT1によって計数された値すなわち基準信号
発生からの経過時間と比較し、両者が一致した場合に、
対応するチャネルにかかるインアクティブ化信号R1
2,…Rnを発生させ、JKフリップフロップFF1
FF2,…FFnのうち同一のチャネルにかかるフリップ
フロップのK端子に入力する。
【0015】さらに、このインアクティブ化信号R1
2,…Rnは、それぞれ、セレクタSEL1,SEL2
…SELnのうち隣接するチャネルにかかるセレクタに
も入力される。すなわち、比較器COMP1にて得られ
たインアクティブ化信号RnはセレクタSEL1に入力さ
れ、また比較器COMPnにて得られたインアクティブ
化信号R1はセレクタSEL2に入力され、というよう
に、順次隣接するチャネルにかかるセレクタへとインア
クティブ化信号が入力される。
【0016】セレクタSEL1,SEL2,…SEL
nは、隣接するチャネルから入力したインアクティブ化
信号Rn,R1,…Rn-1と、基準信号発生部REF1から
供給される基準信号とのうち、いずれか一方を選択し、
JKフリップフロップFF1,FF2,…FFnのうち同
一のチャネルに属するフリップフロップのJ端子へと、
アクティブ化信号F1,F2,…Fnとして供給する。J
KフリップフロップFF1,FF2,…FFnのQ端子か
らの出力は、そのJ端子に入力されるアクティブ化信号
1,F2,…Fnに応じて立ち上がり、そのK端子に入
力されるインアクティブ化信号R1,R2,…Rnに応じ
て立ち下がる。
【0017】この結果、各フリップフロップのQ端子出
力すなわち駆動制御信号PWM1,PWM2,…PWMn
は、対応するアクティブ化信号が発生してから次にイン
アクティブ化信号が発生するまでの間アクティブレベル
を保つ信号即ち変調幅T1,T2,…TnによりPWM変
調された信号となる。なお、セレクタSEL1,SE
2,…SELnのうち、基準チャネルとすべきチャネル
に属するセレクタ(以下の説明ではSEL1とする)に
は基準信号を選ぶ旨を、また他のセレクタには隣接チャ
ネルのインアクティブ化信号を選ぶ旨を、あらかじめ設
定してあるものとする。
【0018】図2に、本実施形態に係る回路の動作を、
タイミングチャートによって示す。この図に示すよう
に、本実施形態では、基準信号発生部REF1にて周期
Tにて基準信号を発生させている。上述のように基準信
号を選ぶ旨がセレクタSEL1に設定されているとき、
すなわち第1のチャネルCH1が基準チャネルとして使
用されているときには、基準信号が発生するとこの基準
信号がJKフリップフロップFF1にアクティブ化信号
1として入力されることになるため、JKフリップF
1のQ端子出力たる駆動制御信号PWM1が立ち上がる
(アクティブ化する)。更に、カウンタCNT1が計数
している基準信号発生後経過時間が、レジスタREG1
上に書き込まれている変調幅T1に至ると、比較器CO
MP1がインアクティブ化信号R1を発生させる。する
と、JKフリップフロップFF1のQ端子出力は立ち下
がる(インアクティブ化する)。このようにして、基準
信号発生からT1の間だけアクティブレベルを保つ駆動
制御信号PWM1、すなわち変調幅T1にてPWM変調さ
れた駆動制御信号PWM1が得られる。
【0019】更に、比較器COMP1にて生成されたイ
ンアクティブ化信号R1は、前述のごとくセレクタSE
2に入力されており、更にこのセレクタSEL2には隣
接チャネルにかかるインアクティブ化信号を選択する旨
が設定されている。従って、セレクタSEL2は、JK
フリップフロップFF2にアクティブ化信号F2として、
インアクティブ化信号R1を供給し、JKフリップフロ
ップFF2のQ出力は、駆動制御信号PWM1のインアク
ティブ化と実質的に同時に立ち上がる。この後、カウン
タCNT1による計数値がレジスタREG2上に書き込ま
れているT1+T2に達すると、比較器COMP2がイン
アクティブ化信号R2を発生させるため、JKフリップ
フロップFF2のQ出力はこの時点で立ち下がる。従っ
て、JKフリップフロップFF2のQ出力すなわち駆動
制御信号PWMには、駆動制御信号PWM1のインアク
ティブ化と実質的に同時にアクティブ化し、かつその後
時間T2が経過した時点でインアクティブ化する信号、
すなわち変調幅T2にてPWM変調された信号となる。
【0020】このような連鎖的かつ協調的な動作が各チ
ャネル毎に繰り返されていくと、いずれ、比較器COM
nがインアクティブ化信号Rnを発生させるタイミング
に至る。このタイミングにおいては、JKフリップフロ
ップFFnのQ出力たる駆動制御信号PWMnがインアク
ティブ化すると同時に、インアクティブ化信号Rnがセ
レクタSEL1に供給される。しかしながら、セレクタ
SEL1は前述のように基準信号を選択する旨設定され
ているため、このインアクティブ化信号Rnによってア
クティブ化信号F1が発生することはない。従って、本
実施形態の場合、駆動制御信号PWMnがインアクティ
ブ化してから駆動制御信号PWM1がアクティブ化する
までの間にいずれのLEDD1,D2,…Dnも発光して
いないブランク期間が発生することになる。
【0021】このように、本実施形態においては、レジ
スタREG1,REG2,…REGnに設定した変調情報
に従い各駆動制御信号PWM1,PWM2,…PWMn
アクティブな期間の長さを制御しているため、各LED
1,D2,…Dnの発光による混色の制御を好適に実現
することができる。更に、駆動制御信号PWM1,PW
2,…PWMnがアクティブとなっている期間が互いに
重複していないため、電流源Iの負担が軽くなる。更
に、あるチャネルにかかる駆動制御信号がインアクティ
ブ化するのと同時に隣接するチャネルにかかる駆動制御
信号をアクティブ化するという連鎖的な動作、言い換え
れば複数のチャネル相互の協調的な動作を実現している
ため、各駆動制御信号がアクティブ化するタイミングを
動的に可変設定することが可能になり、基準信号Tの1
周期を有効に活用することが可能になる。その結果、駆
動制御信号の変調幅の可変範囲が広がり、またその時間
分解能も向上させることが可能になり、表示能力を向上
する。加えて、いずれのチャネルを基準チャネルとする
かはセレクタSEL1,SEL2,…SELnへの設定に
より決めることができ、ハードウェア構成には依存して
いないため、この面でも使用性のよい回路となる。ま
た、各チャネル毎にアクティブ用及びインアクティブ用
のタイミング回路を設ける必要がなく、簡素な構成の回
路になる。
【0022】更に、上述のように、基準信号を用いてい
るため、ブランク期間を設けることができる。このブラ
ンク期間が十分に長ければ、このブランク期間の間に同
様の構成を有する他の回路を動作させることができる。
そのような変形を施した回路すなわち本発明の第2実施
形態に係るPWM駆動回路を、図3に示す。
【0023】この実施形態では、第1実施形態にて用い
ていた基準信号発生部REF1、カウンタCNT1及びR
EF1系回路U1とそれぞれ同様の構成を有する基準信号
発生部REF2に、カウンタCNT2及びREF2系回路
2が付加されている。図中、M2はREF2系回路U2
与えられる変調情報である。また、REF1系回路U1
て生成される駆動制御信号PWM1,PWM2,…PWM
nと、REF2系回路U2にて生成される駆動制御信号P
WMn+1,PWMn+2,…PWMn+mは、いずれも共通の
電流源Iに接続されているn+m個の駆動対象のうち対
応するものに供給される(m:2以上の自然数)。更
に、基準信号発生部REF1にて生成される基準信号と
基準信号発生部REF2にて生成される基準信号は、図
4に示されるようにタイミングが相違している。図4の
例では、REF1系回路U1においてnチャネル分の駆動
制御信号が生成し終わった後基準信号発生部REF1
ら次の基準信号が出力されるまでの間に、REF2系回
路U2がmチャネル分の駆動制御信号を発生させてい
る。このように、ブランク期間を利用することで、複数
系統の回路を並列的に動作させることが可能になる。
【0024】なお、以上の説明では、変調幅T1,T2
…Tnを基準チャネルを起点として加算した値である変
調情報(例えばCH1を起点として加算した変調情報
1,T1+T2,…ΣTi(但しここでのΣはi=1〜n
の総和))を予め準備しておき、各チャネルのレジスタ
REG1,REG2,…REGnに書き込むようにしてい
る。本発明は、このような構成に限られるものではな
く、例えば、基準チャネルを指定して変調幅T1,T2
…Tnを与えると上述の如き変調情報を発生させる加算
器群等を備える構成としてもよい。
【0025】また、例えば第1実施形態では、全チャネ
ルの合計変調幅ΣTiが基準信号の周期Tより短いため
いずれのチャネルもアクティブとなっていないブランク
期間が生じている。しかしながら、本発明の実施に際し
てこのようなブランク期間を発生させることは、必要で
はない。例えば、変調情報の設定次第ではこの種のブラ
ンク期間をなくすこともできる。また、図2の例で言え
ば、チャネルCHnのインアクティブ化がチャネルCH1
のアクティブ化より後となるような動作タイミングにし
てもよい。但し、そのようにした場合、複数のチャネル
に係る複数の駆動対象に同時に駆動電流が供給される期
間が発生するため、電流源Iの負担を減らし省電力化す
るという効果はやや薄れる。
【0026】また、上述の各実施形態では、複数のチャ
ネルのうちいずれかを予め指定しておき、基準信号発生
部REF1(及びREF2)にて生成した基準信号にて、
REF1系回路U1(及びREF2系回路U2)の動作タイ
ミングを規定していたが、本発明はこのような構成には
限定されない。例えば、図1及び図2に示した実施形態
を変形し、インアクティブ化信号Rnをアクティブ化信
号F1として用いるようにすれば、基準信号発生部RE
1なしでREF1系回路U1を自走させることができ、
従って基準信号発生部REF1、カウンタCNT1及びセ
レクタSEL1,SEL2,…SELnを廃止できる。但
し、この構成を採用したときには、インアクティブ化信
号R1,R2,…Rnを生成させる手段及び手順にも若干の
変形を施す必要がある。例えば、カウンタCNT1に代
えて各チャネル毎にカウンタを設けまた変調情報として
変調幅T1,T2,…Tnを与えるようにする。チャネル
CHiに設けたカウンタによる計数動作は、インアクテ
ィブ化信号Ri-1にて開始させ、このカウンタの計数値
を比較器COMPiにて変調幅Tiと比較することによ
り、インアクティブ化信号Riを生成する。なお、変調
幅Tiをかえると合計変調幅ΣTi もかわるため、全チ
ャネルをひと通り通電させるために必要な時間も変化し
てしまう。
【0027】そして、本発明の適用対象はLEDによる
混色発生を制御する回路に限定されるものではなく、複
数の表示ドットの時分割制御を始め、通電タイミングよ
りは通電期間が問題となるような用途乃至電流源の能力
が制約となるような用途には、本発明を好適に適用でき
る。そのような用途としては、他に、ディジタルメー
タ、ディスプレイ、モータ、ヒータ等がある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各駆動対象への通電を、駆動対象毎に通電期間が重なら
ないよう制御しているため、電流源の負担を抑えること
ができる。また、あるチャネルに係る駆動制御信号のイ
ンアクティブ化をトリガとして他のチャネルに係る駆動
制御信号をアクティブ化するという協調的且つ連鎖的な
手順を用いて、PWM変調された駆動制御信号を発生さ
せているため、従来に比べ精細な時間分解能及び高い駆
動能力を実現できる。特に、少なくとも1チャネル分に
ついては基準信号をトリガとしてアクティブ化するよう
にすれば、いずれの駆動対象にも通電されていないブラ
ンク期間を確保することができる。更に、対応するチャ
ネルが基準チャネルに設定されているときには所定周期
にて発生させた基準信号をアクティブ化信号として選択
及び出力するセレクタを各チャネルに設けることによ
り、各チャネルの回路の対称性を確保でき、どのチャネ
ルを基準チャネルとするかを使用者が設定により変更す
ることが可能になる。加えて、第1のチャネルに係る駆
動制御信号がインアクティブに転じたことをトリガにし
て第2のチャネルに係る駆動制御信号をアクティブにす
るため、チャネル毎にアクティブ用、インアクティブ用
各々に個別のタイミング回路を設ける必要がなく、回路
を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るPWM駆動回路
の構成を示す回路図である。
【図2】 この実施形態の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図3】 本発明の第2実施形態に係るPWM駆動回路
の構成を示す回路図である。
【図4】 この実施形態の動作を示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1,D2,…Dn LED(駆動対象)、I 共通の電
流源、Q1,Q2,…Qnトランジスタ、REF1,REF
2 基準信号発生部、CNT1,CNT2 カウンタ、
1,U2 REF1又はREF2系回路、CH1,CH2
…CHn チャネル、REG1,REG2,…REGn
ジスタ、COMP1,COMP2,…COMPn 比較
器、SEL1,SEL2,…SELn セレクタ、FF1
FF2,…FFn JKフリップフロップ、M1,M2
調情報、F1,F2,…Fn アクティブ化信号、R1,R
2,…Rn インアクティブ化信号、T1,T2,…Tn
変調幅、PWM1,PWM2,…PWMn 駆動制御信
号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜多 靖 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 田部 哲夫 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス幅変調された駆動制御信号を複数
    チャネル分生成し、共通の電流源から複数個の駆動対象
    それぞれへの駆動電流の供給期間を、各駆動対象に対応
    するチャネルの駆動制御信号がアクティブに転じた時点
    で開始させ、インアクティブに転じた時点で終了させる
    PWM駆動方法において、 上記複数チャネル分の駆動制御信号を、それらのうち第
    1のチャネルに係る駆動制御信号がインアクティブに転
    じたことをトリガとして第2のチャネルに係る駆動制御
    信号をアクティブに転じせしめる、といった連鎖的動作
    により生成することを特徴とするPWM駆動方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のPWM駆動方法におい
    て、 上記複数チャネル分の駆動制御信号のうち少なくとも1
    チャネル分については、他のチャネルに係る駆動制御信
    号がインアクティブに転じたことに代えて所定周期の基
    準信号をトリガとしてアクティブに転じせしめることを
    特徴とするPWM駆動方法。
  3. 【請求項3】 それぞれいずれかのチャネルに対応して
    設けられ、原則として隣接する特定のチャネルに係るイ
    ンアクティブ化信号を対応するチャネルに係るアクティ
    ブ化信号として選択及び出力し、例外として対応するチ
    ャネルが基準チャネルに設定されているときには所定周
    期にて発生させた基準信号をアクティブ化信号として選
    択及び出力する複数個のセレクタと、 それぞれいずれかのチャネルに対応して設けられ、変調
    情報によって与えられるタイミングの到来を現在時刻と
    の比較により検出し、この検出に応じて、対応するチャ
    ネルに係るインアクティブ化信号を発生させる比較器
    と、 それぞれいずれかのチャネルに対応して設けられ、対応
    するチャネルに係るアクティブ化信号をトリガとしてア
    クティブとなり対応するチャネルに係るインアクティブ
    化信号をトリガとしてインアクティブとなるよう駆動制
    御信号を生成及び出力する複数個のフリップフロップ
    と、 を備えることを特徴とするPWM駆動回路。
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