JPH1110974A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JPH1110974A JPH1110974A JP16218297A JP16218297A JPH1110974A JP H1110974 A JPH1110974 A JP H1110974A JP 16218297 A JP16218297 A JP 16218297A JP 16218297 A JP16218297 A JP 16218297A JP H1110974 A JPH1110974 A JP H1110974A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- printing
- platen
- sheet
- guide
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/0045—Guides for printing material
- B41J11/005—Guides in the printing zone, e.g. guides for preventing contact of conveyed sheets with printhead
Landscapes
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 印字を行なうときに用紙に熱を与える印字部
を備えた記録装置において、用紙に熱が加えられても、
その用紙が、印字面側から印字ヘッド側へ浮き上がるこ
とを抑制して、良好な印字を確保できる記録装置を提供
すること。 【解決手段】 プラテン12の上流側であって、印字面
11における、用紙7が印字される印字領域内に、印字
ヘッド13側への用紙7の浮き上がりを防止するため
の、ガイド40を設けた。このガイド40により、印字
面11側から印字ヘッド13側への用紙7の浮き上がり
を、有効に防止できる。
を備えた記録装置において、用紙に熱が加えられても、
その用紙が、印字面側から印字ヘッド側へ浮き上がるこ
とを抑制して、良好な印字を確保できる記録装置を提供
すること。 【解決手段】 プラテン12の上流側であって、印字面
11における、用紙7が印字される印字領域内に、印字
ヘッド13側への用紙7の浮き上がりを防止するため
の、ガイド40を設けた。このガイド40により、印字
面11側から印字ヘッド13側への用紙7の浮き上がり
を、有効に防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置、詳しく
は、印字を行なうときに用紙に熱を与えるように構成さ
れている、たとえば、ホットメルトインクを用いるタイ
プのインクジェット記録装置に関する。
は、印字を行なうときに用紙に熱を与えるように構成さ
れている、たとえば、ホットメルトインクを用いるタイ
プのインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高品質印字が容易な記録装置
として、インクジェット方式の記録装置がよく知られて
いるところであり、なかでも、高速印字が可能で、印字
されたインクの耐候性がよいものとして、ホットメルト
インクを用いるタイプのインクジェット記録装置が知ら
れている。
として、インクジェット方式の記録装置がよく知られて
いるところであり、なかでも、高速印字が可能で、印字
されたインクの耐候性がよいものとして、ホットメルト
インクを用いるタイプのインクジェット記録装置が知ら
れている。
【0003】この種の、ホットメルトインクを用いるタ
イプのインクジェット記録装置は、インクとして、ホッ
トメルトインク、つまり、常温で固形化し加熱すること
により液化するインク、を用いるため、印字を行なうに
あたっては、ホットメルトインクを加熱溶融した後に印
字ヘッドから噴射させるとともに、印字される用紙にイ
ンクを良好に定着させるために、用紙を受ける印字面
を、ヒーターなどで加熱するようにしている。
イプのインクジェット記録装置は、インクとして、ホッ
トメルトインク、つまり、常温で固形化し加熱すること
により液化するインク、を用いるため、印字を行なうに
あたっては、ホットメルトインクを加熱溶融した後に印
字ヘッドから噴射させるとともに、印字される用紙にイ
ンクを良好に定着させるために、用紙を受ける印字面
を、ヒーターなどで加熱するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、印字するとき
に、印字面から用紙に熱を加えると、用紙の有する湿気
が蒸発することによって、用紙の端が印字面側から印字
ヘッド側へ浮き上がることがあり、浮き上がった用紙
は、インクを噴射するノズルが形成される印字ヘッドの
ヘッド面に接触して、用紙が汚れたり、あるいは、紙づ
まりが発生するという不具合を生じていた。
に、印字面から用紙に熱を加えると、用紙の有する湿気
が蒸発することによって、用紙の端が印字面側から印字
ヘッド側へ浮き上がることがあり、浮き上がった用紙
は、インクを噴射するノズルが形成される印字ヘッドの
ヘッド面に接触して、用紙が汚れたり、あるいは、紙づ
まりが発生するという不具合を生じていた。
【0005】そのため、従来では、印字面と印字ヘッド
との間の隙間を広くしたり、あるいは、印字面の加熱温
度を下げるなどしていたが、印字面と印字ヘッドとの間
の隙間を広くすると、画質が低下し、また、印字面の加
熱温度を下げると、インクの定着性が低下するという問
題があった。本発明の目的は、上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、用紙に熱が加えられて
も、その用紙が、印字面側から印字ヘッド側へ浮き上が
ることを抑制して、良好な印字を確保できる記録装置を
提供することにある。
との間の隙間を広くしたり、あるいは、印字面の加熱温
度を下げるなどしていたが、印字面と印字ヘッドとの間
の隙間を広くすると、画質が低下し、また、印字面の加
熱温度を下げると、インクの定着性が低下するという問
題があった。本発明の目的は、上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、用紙に熱が加えられて
も、その用紙が、印字面側から印字ヘッド側へ浮き上が
ることを抑制して、良好な印字を確保できる記録装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、印字を行なうときに用紙
に熱を与える印字部を備え、該印字部に、用紙を受ける
印字面をもつプラテンと、前記プラテンの前方に所定間
隔を隔てて配設され、用紙を印字するための印字ヘッド
とが設けられている、記録装置において、前記プラテン
の上流側であって、前記印字面における用紙が印字され
る印字領域内に、前記印字ヘッド側への用紙の浮き上が
りを防止するための、ガイドが設けられていることを特
徴としている。
め、請求項1に記載の発明は、印字を行なうときに用紙
に熱を与える印字部を備え、該印字部に、用紙を受ける
印字面をもつプラテンと、前記プラテンの前方に所定間
隔を隔てて配設され、用紙を印字するための印字ヘッド
とが設けられている、記録装置において、前記プラテン
の上流側であって、前記印字面における用紙が印字され
る印字領域内に、前記印字ヘッド側への用紙の浮き上が
りを防止するための、ガイドが設けられていることを特
徴としている。
【0007】このような構成によると、印字において、
印字面から用紙に熱を加えたときに、用紙の端が印字面
側から印字ヘッド側へ浮き上がろうとしても、プラテン
の上流側であって、印字領域内には、この浮き上がりを
防止するためのガイドが設けられているため、かかるガ
イドにより浮き上がりが抑制される。したがって、浮き
上がった用紙が、印字ヘッドのヘッド面に接触すること
はなく、用紙が汚れたり、あるいは、紙づまりを生じる
ということを防止できる。また、ガイドにより用紙の浮
き上がりを阻止すれば、印字面と印字ヘッドとの間の隙
間を広くしなくてもよいため、画質が低下することはな
く、また、印字面の加熱温度を下げなくてもよいため、
インクを良好な定着温度で定着させることができる。さ
らに、このガイドは、プラテンの上流側の、印字領域内
に設けられているため、印字しようとする用紙が、印字
領域の最大幅よりも、狭いサイズのものであっても、そ
の浮き上がりを有効に抑制することができる。
印字面から用紙に熱を加えたときに、用紙の端が印字面
側から印字ヘッド側へ浮き上がろうとしても、プラテン
の上流側であって、印字領域内には、この浮き上がりを
防止するためのガイドが設けられているため、かかるガ
イドにより浮き上がりが抑制される。したがって、浮き
上がった用紙が、印字ヘッドのヘッド面に接触すること
はなく、用紙が汚れたり、あるいは、紙づまりを生じる
ということを防止できる。また、ガイドにより用紙の浮
き上がりを阻止すれば、印字面と印字ヘッドとの間の隙
間を広くしなくてもよいため、画質が低下することはな
く、また、印字面の加熱温度を下げなくてもよいため、
インクを良好な定着温度で定着させることができる。さ
らに、このガイドは、プラテンの上流側の、印字領域内
に設けられているため、印字しようとする用紙が、印字
領域の最大幅よりも、狭いサイズのものであっても、そ
の浮き上がりを有効に抑制することができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記ガイドが、前記印字面によ
って受けられた用紙を、前記印字面側に押圧するための
押圧手段を備えていることを特徴としている。熱が加え
られ、印字面側から印字ヘッド側へ浮き上がろうとする
用紙は、押圧手段により、印字面側に押さえ込まれるの
で、浮き上がりが確実に阻止されて、良好な印字を確保
することができる。
に記載の発明において、前記ガイドが、前記印字面によ
って受けられた用紙を、前記印字面側に押圧するための
押圧手段を備えていることを特徴としている。熱が加え
られ、印字面側から印字ヘッド側へ浮き上がろうとする
用紙は、押圧手段により、印字面側に押さえ込まれるの
で、浮き上がりが確実に阻止されて、良好な印字を確保
することができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記ガイドが設けられ
る位置に、前記印字面によって受けられた用紙が、前記
印字面よりも後方へそることを許容し得る空間が存在し
ていることを特徴としている。かかる空間が存在するこ
とで、用紙は、印字面よりも後方側にそることができ
る。したがって、熱が加えられ、印字面側から印字ヘッ
ド側へ浮き上がろうとする用紙を、積極的に反対側に反
らすことができ、印字ヘッド側への浮き上がりを一層有
効に防止することができる。
または2に記載の発明において、前記ガイドが設けられ
る位置に、前記印字面によって受けられた用紙が、前記
印字面よりも後方へそることを許容し得る空間が存在し
ていることを特徴としている。かかる空間が存在するこ
とで、用紙は、印字面よりも後方側にそることができ
る。したがって、熱が加えられ、印字面側から印字ヘッ
ド側へ浮き上がろうとする用紙を、積極的に反対側に反
らすことができ、印字ヘッド側への浮き上がりを一層有
効に防止することができる。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、前記空間が、前記印字面に凹部
を形成することによって与えらていることを特徴として
いる。印字面に凹部を形成すれば、格別な構成を要せず
とも、簡易に空間を存在させることができる。したがっ
て、簡易な構成でもって、用紙の浮き上がりの、効果的
な防止を実現できる。
に記載の発明において、前記空間が、前記印字面に凹部
を形成することによって与えらていることを特徴として
いる。印字面に凹部を形成すれば、格別な構成を要せず
とも、簡易に空間を存在させることができる。したがっ
て、簡易な構成でもって、用紙の浮き上がりの、効果的
な防止を実現できる。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の発明において、前記ガイド
が、可撓性のフィルムにより構成されていることを特徴
としている。可撓性のフィルムにより構成すると、印字
される用紙の厚さが変わった場合でも、用紙の厚みの変
化に対応してフィルムが撓み、用紙を良好に押さえるこ
とができるので、用紙を損傷させることなく、確実に用
紙の浮き上がりを防止できる。また、フィルムにより構
成することで、ガイドを取付けるために多くの空間を要
せず、簡易な構成により設けることができる。
ないし4のいずれかに記載の発明において、前記ガイド
が、可撓性のフィルムにより構成されていることを特徴
としている。可撓性のフィルムにより構成すると、印字
される用紙の厚さが変わった場合でも、用紙の厚みの変
化に対応してフィルムが撓み、用紙を良好に押さえるこ
とができるので、用紙を損傷させることなく、確実に用
紙の浮き上がりを防止できる。また、フィルムにより構
成することで、ガイドを取付けるために多くの空間を要
せず、簡易な構成により設けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の記録装置を具体
化した一実施形態を示す側面の断面図である。図1に示
す記録装置は、ホットメルトインクを用いるタイプのイ
ンクジェット記録装置である。図1において、インクジ
ェット記録装置1は、下カバー2と上カバー3とでケー
シングが構成されており、上カバー3の後部上側には、
用紙を印字部8に供給するための給紙機構4が備えられ
ている。この給紙機構4は、異なるサイズの用紙を同時
にセットできるように、2つの給紙トレイ5および6を
もち、各給紙トレイ5および6には、多数の用紙7がそ
れぞれ積層状にセットされる。そして、2つの給紙トレ
イ5および6の下端部には、それぞれ搬送ローラ9およ
び10が配設されており、各給紙トレイ5および6にセ
ットされた用紙7は、搬送ローラ9および10により、
用紙7が印字される印字部8に順次供給される。印字部
8は、用紙7を受ける印字面11をもつプラテン12
と、プラテン12の前方において、所定間隔を隔てて対
向状に配設され、用紙に印字するための印字ヘッド13
とを備えている。
化した一実施形態を示す側面の断面図である。図1に示
す記録装置は、ホットメルトインクを用いるタイプのイ
ンクジェット記録装置である。図1において、インクジ
ェット記録装置1は、下カバー2と上カバー3とでケー
シングが構成されており、上カバー3の後部上側には、
用紙を印字部8に供給するための給紙機構4が備えられ
ている。この給紙機構4は、異なるサイズの用紙を同時
にセットできるように、2つの給紙トレイ5および6を
もち、各給紙トレイ5および6には、多数の用紙7がそ
れぞれ積層状にセットされる。そして、2つの給紙トレ
イ5および6の下端部には、それぞれ搬送ローラ9およ
び10が配設されており、各給紙トレイ5および6にセ
ットされた用紙7は、搬送ローラ9および10により、
用紙7が印字される印字部8に順次供給される。印字部
8は、用紙7を受ける印字面11をもつプラテン12
と、プラテン12の前方において、所定間隔を隔てて対
向状に配設され、用紙に印字するための印字ヘッド13
とを備えている。
【0013】この印字ヘッド13は、ホットメルトイン
クが収容されるタンクと、タンクに収容されたホットメ
ルトインクを加熱溶融するヒーターとを備えるヘッドユ
ニット14に取付けられており、ヒーターにより加熱溶
融され、液状となったホットメルトインクは、印字ヘッ
ド13のヘッド面に形成される多数のノズル(図示せ
ず。)から印字面11によって受けられた用紙7へ噴出
され、これにより、印字を行えるように構成している。
また、ヘッドユニット14は、キャリッジ15に取付け
られており、このキャリッジ15は、プラテン12の印
字面11に対して幅方向に延びるガイド部材16に、移
動可能に支持されている。そして、図示しない駆動機構
により、キャリッジ15をガイド部材16上で直線往復
移動させて、キャリッジ15とともに移動する印字ヘッ
ド13から、所定の印字タイミングにより、液状のホッ
トメルトインクを噴射することにより、1バンド分の印
字を行なうようにしている。
クが収容されるタンクと、タンクに収容されたホットメ
ルトインクを加熱溶融するヒーターとを備えるヘッドユ
ニット14に取付けられており、ヒーターにより加熱溶
融され、液状となったホットメルトインクは、印字ヘッ
ド13のヘッド面に形成される多数のノズル(図示せ
ず。)から印字面11によって受けられた用紙7へ噴出
され、これにより、印字を行えるように構成している。
また、ヘッドユニット14は、キャリッジ15に取付け
られており、このキャリッジ15は、プラテン12の印
字面11に対して幅方向に延びるガイド部材16に、移
動可能に支持されている。そして、図示しない駆動機構
により、キャリッジ15をガイド部材16上で直線往復
移動させて、キャリッジ15とともに移動する印字ヘッ
ド13から、所定の印字タイミングにより、液状のホッ
トメルトインクを噴射することにより、1バンド分の印
字を行なうようにしている。
【0014】また、搬送ローラ9および10により、印
字部8に供給される用紙7は、プラテン12の印字面1
1上に配設される給紙ローラ17と、プラテン12の下
流側に配設される排紙ローラ18とにより、用紙7を矢
印19で示す方向に送り、印字部8において印字が行な
われた後に、印字された用紙7を排出するようにしてい
る。また、排出された用紙7は、排紙ローラ18の下方
に配設される排紙トレイ20上で保持できるようにされ
ている。
字部8に供給される用紙7は、プラテン12の印字面1
1上に配設される給紙ローラ17と、プラテン12の下
流側に配設される排紙ローラ18とにより、用紙7を矢
印19で示す方向に送り、印字部8において印字が行な
われた後に、印字された用紙7を排出するようにしてい
る。また、排出された用紙7は、排紙ローラ18の下方
に配設される排紙トレイ20上で保持できるようにされ
ている。
【0015】図2は、印字部8におけるプラテン12の
要部上面図である。図3は、図2におけるB−B線断面
図である。これら図2および図3を用いて、印字部8を
詳述する。図2および図3において、プラテン12は、
その上流側から用紙7が進入されるプレプラテン21
と、プレプラテン21の下流側であって、用紙7を印字
するためのメインプラテン22と、メインプラテン22
より下流側であって、メインプラテン22で印字された
用紙7を冷却するための冷却プラテン23とを備えてい
る。プレプラテン21とメインプラテン22とは、連続
して一体に形成されており、また、冷却プラテン23
は、メインプラテン22とは、所定間隔を隔てた下流側
に別部材として配設されている。そして、これらプレプ
ラテン21、メインプラテン22および冷却プラテン2
3の上面は、用紙7を受ける印字面11とされている。
要部上面図である。図3は、図2におけるB−B線断面
図である。これら図2および図3を用いて、印字部8を
詳述する。図2および図3において、プラテン12は、
その上流側から用紙7が進入されるプレプラテン21
と、プレプラテン21の下流側であって、用紙7を印字
するためのメインプラテン22と、メインプラテン22
より下流側であって、メインプラテン22で印字された
用紙7を冷却するための冷却プラテン23とを備えてい
る。プレプラテン21とメインプラテン22とは、連続
して一体に形成されており、また、冷却プラテン23
は、メインプラテン22とは、所定間隔を隔てた下流側
に別部材として配設されている。そして、これらプレプ
ラテン21、メインプラテン22および冷却プラテン2
3の上面は、用紙7を受ける印字面11とされている。
【0016】また、プレプラテン21の下面には、用紙
7を予熱するためのプレヒーター24が設けられてお
り、また、メインプラテン22の下面には、用紙7を所
定の定着温度に加熱するためのメインヒーター25が設
けられている。また、給紙ローラ17は、プレプラテン
21とメインプラテン22との境において、印字面11
の幅方向に1列となるように、所定間隔を隔てて複数設
けられている。この給紙ローラ17は、印字面11を挟
んで上下に配設されており、下側の給紙ローラ17は、
ローラ軸(図示せず。)がプラテン12の下方に配置さ
れており、プラテン12に形成された開口部から、その
上部のみがプラテン12上から露出するように配置され
ている。そして、この給紙ローラ17の回転により、上
下に配設された給紙ローラ17に接触した用紙7を、メ
インプラテン22に送るようにしている。一方、冷却プ
ラテン23の下流側には、排紙ローラ18が、上下に配
設されており、下側の排紙ローラ18は、印字面11に
対して幅方向に延びるローラ軸26に取り付けられてい
る。そして、この排紙ローラ18の回転により、上下に
配設された排紙ローラ18に接触した用紙7を、排紙ト
レイ20上に排出するようにしている。
7を予熱するためのプレヒーター24が設けられてお
り、また、メインプラテン22の下面には、用紙7を所
定の定着温度に加熱するためのメインヒーター25が設
けられている。また、給紙ローラ17は、プレプラテン
21とメインプラテン22との境において、印字面11
の幅方向に1列となるように、所定間隔を隔てて複数設
けられている。この給紙ローラ17は、印字面11を挟
んで上下に配設されており、下側の給紙ローラ17は、
ローラ軸(図示せず。)がプラテン12の下方に配置さ
れており、プラテン12に形成された開口部から、その
上部のみがプラテン12上から露出するように配置され
ている。そして、この給紙ローラ17の回転により、上
下に配設された給紙ローラ17に接触した用紙7を、メ
インプラテン22に送るようにしている。一方、冷却プ
ラテン23の下流側には、排紙ローラ18が、上下に配
設されており、下側の排紙ローラ18は、印字面11に
対して幅方向に延びるローラ軸26に取り付けられてい
る。そして、この排紙ローラ18の回転により、上下に
配設された排紙ローラ18に接触した用紙7を、排紙ト
レイ20上に排出するようにしている。
【0017】そして、印字部8において、用紙7は、プ
リプラテン21上において、プリプラテン21の下面に
設けられたプレヒーター24により予熱されてから、給
紙ローラ17により、メインプラテン22の印字面11
上に送られ、印字面11上で、印字ヘッド13から噴射
される溶融されたホットメルトインクが吹きつけられる
とともに、メインプラテン22の下面に設けられたメイ
ンヒーター25により定着温度に加熱されて、インクが
定着されるのである。そして、印字された用紙7は、メ
インプラテン22の下流側に位置する冷却プラテン23
において冷却され、その後、排紙ローラ18により、排
紙トレイ20上に排出されるのである。
リプラテン21上において、プリプラテン21の下面に
設けられたプレヒーター24により予熱されてから、給
紙ローラ17により、メインプラテン22の印字面11
上に送られ、印字面11上で、印字ヘッド13から噴射
される溶融されたホットメルトインクが吹きつけられる
とともに、メインプラテン22の下面に設けられたメイ
ンヒーター25により定着温度に加熱されて、インクが
定着されるのである。そして、印字された用紙7は、メ
インプラテン22の下流側に位置する冷却プラテン23
において冷却され、その後、排紙ローラ18により、排
紙トレイ20上に排出されるのである。
【0018】このように構成された印字部8において、
本実施形態では、プラテン12の上流側であって、メイ
ンプラテン22の印字面11において、印字ヘッド13
の直線往復移動によって、用紙7が印字される印字領域
内に、印字ヘッド13側への用紙7の浮き上がりを防止
するための、ガイド40が設けられている。このガイド
40は、上流側において、印字面11の幅方向に設けら
れ、また、このガイド40は、可撓性のフィルム41、
具体的には、耐熱性のポリエステルフィルムにより構成
されている。
本実施形態では、プラテン12の上流側であって、メイ
ンプラテン22の印字面11において、印字ヘッド13
の直線往復移動によって、用紙7が印字される印字領域
内に、印字ヘッド13側への用紙7の浮き上がりを防止
するための、ガイド40が設けられている。このガイド
40は、上流側において、印字面11の幅方向に設けら
れ、また、このガイド40は、可撓性のフィルム41、
具体的には、耐熱性のポリエステルフィルムにより構成
されている。
【0019】図3に示すように、プレプラテン21の上
方には、プレヒーター24によりプレプラテン21上に
おいて用紙7を予熱するときに、用紙7をプレプラテン
21上に押しつけるための平板状のプレバッフル42
が、印字面11の幅方向にわたって設けられており、フ
ィルム41は、このプレバッフル42の上面に接着され
ている。そして、このフィルム41は、図2に示すよう
に、印字領域内であって、複数配設される給紙ローラ1
7の外側と、各給紙ローラ17の間とに突出する、複数
の矩形状の用紙押さえ部43をもち、この用紙押さえ部
43は、押圧手段として作用させるために、印字面11
側に用紙7を押圧するような弾性をもち、上下方向に撓
むことができるようされている。そして、この用紙押さ
え部43の先端で、プレプラテン21からメインプラテ
ン22に送られる用紙7を印字面11側に押圧するよう
にしている。なお、本実施形態では、印字領域の外側に
も、用紙押さえ部44を突出させて、用紙7の側端を印
字面11側に押圧するようにしている。
方には、プレヒーター24によりプレプラテン21上に
おいて用紙7を予熱するときに、用紙7をプレプラテン
21上に押しつけるための平板状のプレバッフル42
が、印字面11の幅方向にわたって設けられており、フ
ィルム41は、このプレバッフル42の上面に接着され
ている。そして、このフィルム41は、図2に示すよう
に、印字領域内であって、複数配設される給紙ローラ1
7の外側と、各給紙ローラ17の間とに突出する、複数
の矩形状の用紙押さえ部43をもち、この用紙押さえ部
43は、押圧手段として作用させるために、印字面11
側に用紙7を押圧するような弾性をもち、上下方向に撓
むことができるようされている。そして、この用紙押さ
え部43の先端で、プレプラテン21からメインプラテ
ン22に送られる用紙7を印字面11側に押圧するよう
にしている。なお、本実施形態では、印字領域の外側に
も、用紙押さえ部44を突出させて、用紙7の側端を印
字面11側に押圧するようにしている。
【0020】また、ガイド40が設けられる位置には、
印字面11によって受けられた用紙7が印字面11より
も後方へそることを許容し得る空間が、印字面11に凹
部45を形成することによって与えられている。具体的
には、図2に示すように、印字面11における、各用紙
押さえ部43に対向する位置に、凹部45がそれぞれ形
成されている。なお、印字領域の外側に突出する、用紙
押さえ部44に対向する位置には、凹部として、溝33
および34が形成されている。この溝33および34
は、印字面11の長さ方向において、メインプラテン2
2と冷却プラテン23とにわたって連続して形成されて
おり、また、冷却プラテン23の溝は、メインプラテン
23の溝よりも、より印字領域の内側から形成されてい
る。
印字面11によって受けられた用紙7が印字面11より
も後方へそることを許容し得る空間が、印字面11に凹
部45を形成することによって与えられている。具体的
には、図2に示すように、印字面11における、各用紙
押さえ部43に対向する位置に、凹部45がそれぞれ形
成されている。なお、印字領域の外側に突出する、用紙
押さえ部44に対向する位置には、凹部として、溝33
および34が形成されている。この溝33および34
は、印字面11の長さ方向において、メインプラテン2
2と冷却プラテン23とにわたって連続して形成されて
おり、また、冷却プラテン23の溝は、メインプラテン
23の溝よりも、より印字領域の内側から形成されてい
る。
【0021】次に、このように構成されるガイド40の
作用について説明する。メインプラテン22の印字面1
1上においては、用紙7は、印字面11側からホットメ
ルトインクを定着させるための熱が加えられ、用紙7の
端が印字面11側から印字ヘッド13側へ浮き上がろう
とする。しかし、プラテン12の上流側であって、印字
面11における印字領域内には、この浮き上がりを防止
するためのガイド40が設けられているため、かかるガ
イド40により用紙7の浮き上がりが抑制される。した
がって、浮き上がった用紙7が、印字ヘッド13のヘッ
ド面に接触することはなく、用紙7が汚れたり、あるい
は、用紙7による紙づまりを生じるということはない。
また、ガイド27により用紙7の浮き上がりを阻止すれ
ば、印字面11と印字ヘッド13との間の隙間を広くし
なくてもよいため、画質が低下することはなく、また、
印字面11の加熱温度を下げなくてもよいため、インク
を良好な定着温度で定着させることができる。とりわ
け、このガイド40は、プラテン12の上流側の、印字
領域内に設けられているため、印字しようとする用紙7
が、印字領域の最大幅よりも、狭いサイズのものであっ
ても、用紙7に確実に当接できるため、その浮き上がり
を有効に抑制することができる。
作用について説明する。メインプラテン22の印字面1
1上においては、用紙7は、印字面11側からホットメ
ルトインクを定着させるための熱が加えられ、用紙7の
端が印字面11側から印字ヘッド13側へ浮き上がろう
とする。しかし、プラテン12の上流側であって、印字
面11における印字領域内には、この浮き上がりを防止
するためのガイド40が設けられているため、かかるガ
イド40により用紙7の浮き上がりが抑制される。した
がって、浮き上がった用紙7が、印字ヘッド13のヘッ
ド面に接触することはなく、用紙7が汚れたり、あるい
は、用紙7による紙づまりを生じるということはない。
また、ガイド27により用紙7の浮き上がりを阻止すれ
ば、印字面11と印字ヘッド13との間の隙間を広くし
なくてもよいため、画質が低下することはなく、また、
印字面11の加熱温度を下げなくてもよいため、インク
を良好な定着温度で定着させることができる。とりわ
け、このガイド40は、プラテン12の上流側の、印字
領域内に設けられているため、印字しようとする用紙7
が、印字領域の最大幅よりも、狭いサイズのものであっ
ても、用紙7に確実に当接できるため、その浮き上がり
を有効に抑制することができる。
【0022】また、このガイド40は、印字面11によ
って受けられた用紙7を、印字面11側に押圧するため
の押圧手段として、用紙押さえ部43および44を備え
ているので、印字面11側から印字ヘッド13側へ浮き
上がろうとする用紙7を、印字面11側に押さえ込むこ
とができるので、浮き上がりを確実に阻止でき、また、
このフィルム41は、上下方向に撓むことができるた
め、プリプラテン21から送られてくる用紙7の厚さが
変わった場合でも、用紙7の厚みの変化に対応して用紙
押さえ部43および44が撓み、その撓んだ状態におい
て、用紙7を良好に押さえることができる。したがっ
て、用紙7を損傷させることなく、用紙7の浮き上がり
を抑制できる。さらに、ガイド40をフィルム41によ
り構成することで、ガイド40を取付けるために多くの
空間を要せず、簡易な構成により設けることができる。
って受けられた用紙7を、印字面11側に押圧するため
の押圧手段として、用紙押さえ部43および44を備え
ているので、印字面11側から印字ヘッド13側へ浮き
上がろうとする用紙7を、印字面11側に押さえ込むこ
とができるので、浮き上がりを確実に阻止でき、また、
このフィルム41は、上下方向に撓むことができるた
め、プリプラテン21から送られてくる用紙7の厚さが
変わった場合でも、用紙7の厚みの変化に対応して用紙
押さえ部43および44が撓み、その撓んだ状態におい
て、用紙7を良好に押さえることができる。したがっ
て、用紙7を損傷させることなく、用紙7の浮き上がり
を抑制できる。さらに、ガイド40をフィルム41によ
り構成することで、ガイド40を取付けるために多くの
空間を要せず、簡易な構成により設けることができる。
【0023】また、用紙押さえ部43および44により
押圧される用紙7は、凹部45側、つまり、印字面11
よりも後方側にそることができるので、この凹部45の
形成により、浮き上がろうとする用紙7を、積極的に反
対側に反らすことで、用紙7の浮き上がりを有効に防止
できる。また、印字領域の外側に突出する、用紙押さえ
部44に対向する溝33および34は、メインプラテン
22と冷却プラテン23とにわたって形成されているた
め、用紙7は、用紙7の両側において、長さ方向に連続
してそることができ、浮き上がりは効果的に阻止され
る。さらに、冷却プラテン23の溝は、メインプラテン
23の溝に対して、より印字領域の内側から形成されて
いるため、上流側の用紙押さえ部43および44から離
れた、用紙7が最も浮きやすい側端を、より積極的に反
対側に反らすことができ、用紙7の浮き上がりを、効果
的に防止することができる。
押圧される用紙7は、凹部45側、つまり、印字面11
よりも後方側にそることができるので、この凹部45の
形成により、浮き上がろうとする用紙7を、積極的に反
対側に反らすことで、用紙7の浮き上がりを有効に防止
できる。また、印字領域の外側に突出する、用紙押さえ
部44に対向する溝33および34は、メインプラテン
22と冷却プラテン23とにわたって形成されているた
め、用紙7は、用紙7の両側において、長さ方向に連続
してそることができ、浮き上がりは効果的に阻止され
る。さらに、冷却プラテン23の溝は、メインプラテン
23の溝に対して、より印字領域の内側から形成されて
いるため、上流側の用紙押さえ部43および44から離
れた、用紙7が最も浮きやすい側端を、より積極的に反
対側に反らすことができ、用紙7の浮き上がりを、効果
的に防止することができる。
【0024】なお、この凹部45は、印字面11に直接
形成しているので、格別な構成を要せずとも、簡易に空
間を形成して、浮き上がろうとする用紙7を、積極的に
反対側に反らすことができる。図4は、図1に対応す
る、他の実施形態を示すプラテンの要部上面図であり、
図5は、図4におけるA−A線断面図である。
形成しているので、格別な構成を要せずとも、簡易に空
間を形成して、浮き上がろうとする用紙7を、積極的に
反対側に反らすことができる。図4は、図1に対応す
る、他の実施形態を示すプラテンの要部上面図であり、
図5は、図4におけるA−A線断面図である。
【0025】図4および図5に示すように、印字領域の
外側に配置される用紙押さえ部44の代わりに、印字領
域の側方に、印字ヘッド13側への用紙7の浮き上がり
を防止するための、ガイド27を別途設けてもよい。こ
のガイド27は、印字領域の両側方であって、プラテン
12における、上流側および下流側のそれぞれの位置に
設けられており、また、このガイド27は、印字面11
によって受けられた用紙7を、印字面11側に押圧する
ための押圧手段として、上流側には押さえばね28が、
下流側にはころ29が、それぞれ設けられている。
外側に配置される用紙押さえ部44の代わりに、印字領
域の側方に、印字ヘッド13側への用紙7の浮き上がり
を防止するための、ガイド27を別途設けてもよい。こ
のガイド27は、印字領域の両側方であって、プラテン
12における、上流側および下流側のそれぞれの位置に
設けられており、また、このガイド27は、印字面11
によって受けられた用紙7を、印字面11側に押圧する
ための押圧手段として、上流側には押さえばね28が、
下流側にはころ29が、それぞれ設けられている。
【0026】上流側に設けられる押さえばね28は、平
板状の板ばねであり、印字部8を構成する部材(図示せ
ず。)に、その一端が固定され、他端の遊端部が、印字
面11上における印字領域の外側であって、給紙ローラ
17の軸線上に位置するように配設されている。そし
て、この押さえばね28は、印字面11側に用紙を押圧
するような弾性をもち、遊端部において上下方向に撓む
ことができる。また、遊端部には、凹状の当接部35を
形成して、印字面11側に用紙7を押さえ込めるように
している。
板状の板ばねであり、印字部8を構成する部材(図示せ
ず。)に、その一端が固定され、他端の遊端部が、印字
面11上における印字領域の外側であって、給紙ローラ
17の軸線上に位置するように配設されている。そし
て、この押さえばね28は、印字面11側に用紙を押圧
するような弾性をもち、遊端部において上下方向に撓む
ことができる。また、遊端部には、凹状の当接部35を
形成して、印字面11側に用紙7を押さえ込めるように
している。
【0027】また、下流側に設けられるころ29は、転
写しにくい材料で形成され、用紙押さえ31に回転可能
に支持されている。用紙押さえ31は、排紙ローラ18
を支持する部材(図示せず。)にその一端が固定される
板ばね30の遊端部に、固定されている。そして、板ば
ね30の遊端部は、上下方向に撓むことができるように
されている。また、ころ29は、排紙ローラ18のロー
ラ軸26の軸線上であって、印字領域の内側に配設され
ている。
写しにくい材料で形成され、用紙押さえ31に回転可能
に支持されている。用紙押さえ31は、排紙ローラ18
を支持する部材(図示せず。)にその一端が固定される
板ばね30の遊端部に、固定されている。そして、板ば
ね30の遊端部は、上下方向に撓むことができるように
されている。また、ころ29は、排紙ローラ18のロー
ラ軸26の軸線上であって、印字領域の内側に配設され
ている。
【0028】そして、このように、印字面11における
印字領域の側方にガイド27を設けることにより、用紙
7の側端部の浮き上がりが阻止され、前述したプラテン
12の上流側であって、印字領域内に設けられるガイド
40と相まって、用紙7の浮き上がりを確実に防止でき
る。すなわち、ガイド27は、印字面11における印字
領域の両側方に設けられているので、熱が加えられ、浮
き上がろうとする用紙7の端を、用紙7の幅方向の両側
から挟み込むことでき、さらに、このガイド27は、プ
ラテン12における、上流側および下流側のそれぞれの
位置に設けられているので、浮き上がろうとする用紙7
を、用紙7の長さ方向の両側からも挟み込むことがで
き、したがって、前述したプラテン12の上流側であっ
て、印字領域内に設けられるガイド40と、この印字領
域の側方に別途設けるガイド27とで、用紙7の浮き上
がりを確実に防止できる。
印字領域の側方にガイド27を設けることにより、用紙
7の側端部の浮き上がりが阻止され、前述したプラテン
12の上流側であって、印字領域内に設けられるガイド
40と相まって、用紙7の浮き上がりを確実に防止でき
る。すなわち、ガイド27は、印字面11における印字
領域の両側方に設けられているので、熱が加えられ、浮
き上がろうとする用紙7の端を、用紙7の幅方向の両側
から挟み込むことでき、さらに、このガイド27は、プ
ラテン12における、上流側および下流側のそれぞれの
位置に設けられているので、浮き上がろうとする用紙7
を、用紙7の長さ方向の両側からも挟み込むことがで
き、したがって、前述したプラテン12の上流側であっ
て、印字領域内に設けられるガイド40と、この印字領
域の側方に別途設けるガイド27とで、用紙7の浮き上
がりを確実に防止できる。
【0029】また、ガイド27は、印字面11によって
受けられた用紙7を、印字面11側に押圧するための押
圧手段として、上流側には押さえばね28が、下流側に
はころ29が、それぞれ設けられているため、浮き上が
ろうとする用紙7を、これら押圧手段により、印字面1
1側に押さえ込むことができる。しかも、プラテン12
の上流側には、押さえばね28が設けられており、この
押さえばね28は、その遊端部において上下方向に撓む
ことができるため、プリプラテン21から送られてくる
用紙7の厚さが変わった場合でも、用紙7の厚みの変化
に対応して押さえばね28が撓み、その撓んだ状態にお
いて、用紙7を良好に押さえることができる。したがっ
て、用紙7を損傷させることなく、上流側における、用
紙7の浮き上がりを確実に阻止できる。一方、プラテン
12の下流側のガイド27は、ころ29により構成され
ているため、印字された用紙7の上を回転可能に接触で
きるようにして、印字された用紙7に摩擦を与えること
なく、印字された用紙7を良好な印字状態のまま、印字
部8から排出させることができる。
受けられた用紙7を、印字面11側に押圧するための押
圧手段として、上流側には押さえばね28が、下流側に
はころ29が、それぞれ設けられているため、浮き上が
ろうとする用紙7を、これら押圧手段により、印字面1
1側に押さえ込むことができる。しかも、プラテン12
の上流側には、押さえばね28が設けられており、この
押さえばね28は、その遊端部において上下方向に撓む
ことができるため、プリプラテン21から送られてくる
用紙7の厚さが変わった場合でも、用紙7の厚みの変化
に対応して押さえばね28が撓み、その撓んだ状態にお
いて、用紙7を良好に押さえることができる。したがっ
て、用紙7を損傷させることなく、上流側における、用
紙7の浮き上がりを確実に阻止できる。一方、プラテン
12の下流側のガイド27は、ころ29により構成され
ているため、印字された用紙7の上を回転可能に接触で
きるようにして、印字された用紙7に摩擦を与えること
なく、印字された用紙7を良好な印字状態のまま、印字
部8から排出させることができる。
【0030】そして、このホットメルトインクを用いた
記録装置では、装置の構成上、給紙ローラ17と排紙ロ
ーラ18との間に、メインプラテン22と冷却プラテン
23とを配置させる必要があることから、プラテン12
の長さは、比較的長くなる。そのため、上流側であっ
て、印字領域の外側において、押さえばね28により用
紙7を押さえる一方で、下流側においても、印字領域の
外側で用紙7を押さえた場合には、用紙7の端の浮き上
がりを十分に阻止することができない。そこで、下流側
に配置されるころ29を、印刷領域の内側に位置させる
ことにより、用紙7の浮き上がりをより押さえ込めるよ
うにして、確実に用紙の浮き上がりを阻止するようにし
ている。また、この際、ころ29は、用紙7の上を回転
可能に接触し、しかも、転写しにくい材料で形成されて
いるため、印字状態は良好に保たれる。
記録装置では、装置の構成上、給紙ローラ17と排紙ロ
ーラ18との間に、メインプラテン22と冷却プラテン
23とを配置させる必要があることから、プラテン12
の長さは、比較的長くなる。そのため、上流側であっ
て、印字領域の外側において、押さえばね28により用
紙7を押さえる一方で、下流側においても、印字領域の
外側で用紙7を押さえた場合には、用紙7の端の浮き上
がりを十分に阻止することができない。そこで、下流側
に配置されるころ29を、印刷領域の内側に位置させる
ことにより、用紙7の浮き上がりをより押さえ込めるよ
うにして、確実に用紙の浮き上がりを阻止するようにし
ている。また、この際、ころ29は、用紙7の上を回転
可能に接触し、しかも、転写しにくい材料で形成されて
いるため、印字状態は良好に保たれる。
【0031】なお、本実施形態では、印字領域の側方に
別途形成されるガイド27として、プラテン12の上流
側に押さえばね28、下流側にころ29をそれぞれ設け
たが、用紙を浮き上がらせないためのガイドであれば、
たとえば、印字面の両側において、断面逆L字形状のガ
イド板を、印字面の長さ方向に沿って配置するようなも
のにしてもよい。
別途形成されるガイド27として、プラテン12の上流
側に押さえばね28、下流側にころ29をそれぞれ設け
たが、用紙を浮き上がらせないためのガイドであれば、
たとえば、印字面の両側において、断面逆L字形状のガ
イド板を、印字面の長さ方向に沿って配置するようなも
のにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、印字において、印字面から用紙に熱を加えたとき
に、用紙の端が印字面側から印字ヘッド側へ浮き上がろ
うとしても、プラテンの上流側であって、印字領域内に
は、この浮き上がりを防止するためのガイドが設けられ
ているため、かかるガイドにより浮き上がりが抑制され
る。したがって、浮き上がった用紙が、印字ヘッドのヘ
ッド面に接触することはなく、用紙が汚れたり、あるい
は、紙づまりを生じるということを防止できる。また、
ガイドにより用紙の浮き上がりを阻止すれば、印字面と
印字ヘッドとの間の隙間を広くしなくてもよいため、画
質が低下することはなく、また、印字面の加熱温度を下
げなくてもよいため、インクを良好な定着温度で定着さ
せることができる。さらに、このガイドは、プラテンの
上流側の、印字領域内に設けられているため、印字しよ
うとする用紙が、印字領域の最大幅よりも、狭いサイズ
のものであっても、その浮き上がりを有効に抑制するこ
とができる。
れば、印字において、印字面から用紙に熱を加えたとき
に、用紙の端が印字面側から印字ヘッド側へ浮き上がろ
うとしても、プラテンの上流側であって、印字領域内に
は、この浮き上がりを防止するためのガイドが設けられ
ているため、かかるガイドにより浮き上がりが抑制され
る。したがって、浮き上がった用紙が、印字ヘッドのヘ
ッド面に接触することはなく、用紙が汚れたり、あるい
は、紙づまりを生じるということを防止できる。また、
ガイドにより用紙の浮き上がりを阻止すれば、印字面と
印字ヘッドとの間の隙間を広くしなくてもよいため、画
質が低下することはなく、また、印字面の加熱温度を下
げなくてもよいため、インクを良好な定着温度で定着さ
せることができる。さらに、このガイドは、プラテンの
上流側の、印字領域内に設けられているため、印字しよ
うとする用紙が、印字領域の最大幅よりも、狭いサイズ
のものであっても、その浮き上がりを有効に抑制するこ
とができる。
【0033】また、請求項2に記載の発明によれば、熱
が加えられ、印字面側から印字ヘッド側へ浮き上がろう
とする用紙は、押圧手段により、印字面側に押さえ込ま
れるので、浮き上がりが確実に阻止されて、良好な印字
を確保することができる。また、請求項3に記載の発明
によれば、用紙が印字面よりも後方へそることを許容し
得る空間を存在させることで、熱が加えられ、印字面側
から印字ヘッド側へ浮き上がろうとする用紙を、積極的
に反対側に反らすことができ、印字ヘッド側への浮き上
がりを一層有効に防止することができる。
が加えられ、印字面側から印字ヘッド側へ浮き上がろう
とする用紙は、押圧手段により、印字面側に押さえ込ま
れるので、浮き上がりが確実に阻止されて、良好な印字
を確保することができる。また、請求項3に記載の発明
によれば、用紙が印字面よりも後方へそることを許容し
得る空間を存在させることで、熱が加えられ、印字面側
から印字ヘッド側へ浮き上がろうとする用紙を、積極的
に反対側に反らすことができ、印字ヘッド側への浮き上
がりを一層有効に防止することができる。
【0034】また、請求項4に記載の発明によれば、印
字面に凹部を形成することにより、格別な構成を要せず
とも、簡易に空間を存在させることができる。したがっ
て、簡易な構成でもって、用紙の浮き上がりの、効果的
な防止を実現できる。また、請求項5に記載の発明によ
れば、ガイドを、可撓性のフィルムにより構成すること
により、印字される用紙の厚さが変わった場合でも、用
紙の厚みの変化に対応してフィルムが撓み、用紙を良好
に押さえることができるので、用紙を損傷させることな
く、確実に用紙の浮き上がりを防止できる。また、フィ
ルムにより構成することで、ガイドを取付けるために多
くの空間を要せず、簡易な構成により設けることができ
る。
字面に凹部を形成することにより、格別な構成を要せず
とも、簡易に空間を存在させることができる。したがっ
て、簡易な構成でもって、用紙の浮き上がりの、効果的
な防止を実現できる。また、請求項5に記載の発明によ
れば、ガイドを、可撓性のフィルムにより構成すること
により、印字される用紙の厚さが変わった場合でも、用
紙の厚みの変化に対応してフィルムが撓み、用紙を良好
に押さえることができるので、用紙を損傷させることな
く、確実に用紙の浮き上がりを防止できる。また、フィ
ルムにより構成することで、ガイドを取付けるために多
くの空間を要せず、簡易な構成により設けることができ
る。
【図1】本発明の記録装置を具体化した一実施形態を示
す側面の断面図である。
す側面の断面図である。
【図2】印字部におけるプラテンの要部上面図である。
【図3】図2におけるB−B線断面図である。
【図4】図1に対応する、他の実施形態を示すプラテン
の要部上面図である。
の要部上面図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
1 インクジェット記録装置 7 用紙 8 印字部 11 印字面 12 プラテン 13 印字ヘッド 40 ガイド 41 フィルム 45 凹部
Claims (5)
- 【請求項1】 印字を行なうときに用紙に熱を与える印
字部を備え、該印字部に、用紙を受ける印字面をもつプ
ラテンと、前記プラテンの前方に所定間隔を隔てて配設
され、用紙を印字するための印字ヘッドとが設けられて
いる、記録装置において、 前記プラテンの上流側であって、前記印字面における用
紙が印字される印字領域内に、前記印字ヘッド側への用
紙の浮き上がりを防止するための、ガイドが設けられて
いることを特徴とする、記録装置。 - 【請求項2】 前記ガイドは、前記印字面によって受け
られた用紙を、前記印字面側に押圧するための押圧手段
を備えている、請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記ガイドが設けられる位置に、前記印
字面によって受けられた用紙が、前記印字面よりも後方
へそることを許容し得る空間が存在している、請求項1
または2に記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記空間は、前記印字面に凹部を形成す
ることによって与えらている、請求項3に記載の記録装
置。 - 【請求項5】 前記ガイドは、可撓性のフィルムにより
構成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の
記録装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16218297A JPH1110974A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 記録装置 |
US09/095,762 US6109806A (en) | 1997-06-19 | 1998-06-11 | Mechanism for preventing recording sheet from contacting print head in printing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16218297A JPH1110974A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1110974A true JPH1110974A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15749578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16218297A Pending JPH1110974A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1110974A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015535208A (ja) * | 2012-11-05 | 2015-12-10 | オセ−テクノロジーズ ビーブイ | インクジェット画像を形成するための方法 |
-
1997
- 1997-06-19 JP JP16218297A patent/JPH1110974A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015535208A (ja) * | 2012-11-05 | 2015-12-10 | オセ−テクノロジーズ ビーブイ | インクジェット画像を形成するための方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040615 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |