JPH11109414A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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JPH11109414A
JPH11109414A JP27135797A JP27135797A JPH11109414A JP H11109414 A JPH11109414 A JP H11109414A JP 27135797 A JP27135797 A JP 27135797A JP 27135797 A JP27135797 A JP 27135797A JP H11109414 A JPH11109414 A JP H11109414A
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JP
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forming
row scanning
column signal
scanning lines
film
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JP27135797A
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Inventor
Toshifumi Yamaji
敏文 山路
Nobuhiko Oda
信彦 小田
Koji Suzuki
浩司 鈴木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブマトリクス方式の液晶表示装置の
画素表示電極の寄生容量を低減する。 【解決手段】 透明基板1上に行走査線2及び列信号線
12が互いに交差するように配置され、その交点に、ス
イッチング素子としての薄膜トランジスタが形成され
る。画素表示電極15'を形成する際、エッチングマス
クとなるレジストパターン27の端部を行走査線2また
は列信号線12に重なるように形成する。レジストパタ
ーン27と行走査線2または列信号線12とが重なる幅
d1は、エッチング処理の際に画素表示電極15'の側
壁がエッチングされて後退する幅d2よりも狭くなるよ
うに設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス方式の液晶表示装置の製造方法、特に、画素表示電
極の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス方式の液晶表示装
置は、複数の表示画素が基板上に行列配置され、各行毎
に行走査線が配置されると共に、各列毎に列信号線が配
置される。各表示画素は、液晶に印加する電界を制御す
る画素表示電極と、スイッチング素子として働く薄膜ト
ランジスタとを有している。そして、各薄膜トランジス
タが、各列信号線に与えられる映像信号を行走査線の選
択制御に応答して各画素表示電極に伝えるように構成さ
れる。
【0003】図7は、アクティブマトリクス方式の液晶
表示装置の薄膜トランジスタ部分を示す平面図であり、
図8は、図7のX−X線の断面図である。絶縁性の透明
基板1の表面に、タングステンやクロム等の高融点金属
からなる行走査線2が、一定の間隔で行方向に延在して
配置される。ゲート電極3は、行走査線2に連続し、後
述する列信号線12に隣接して配置される。このゲート
電極3の断面は、透明基板1側で幅を広くする台形状を
成している。行走査線2及びゲート電極3が配置された
透明基板1上には、窒化シリコン膜4を介して酸化シリ
コン膜5が積層される。窒化シリコン膜4は、透明基板
1に含まれる不純物が後述する活性領域に浸入するのを
阻止し、酸化シリコン膜5は、ゲート絶縁膜として働
く。酸化シリコン膜5上には、ゲート電極3を横断して
多結晶シリコン膜6が積層される。この多結晶シリコン
膜6が、薄膜トランジスタの活性領域となる。
【0004】多結晶シリコン膜6上には、酸化シリコン
等の絶縁材料からなるストッパ7が配置される。このス
トッパ7に被われた多結晶シリコン膜6がチャネル領域
6cとなり、その他の多結晶シリコン膜6がソース領域
6s及びドレイン領域6dとなる。ストッパ7が形成さ
れた多結晶シリコン膜6上には、酸化シリコン膜8及び
窒化シリコン膜9が積層される。この酸化シリコン膜8
及び窒化シリコン膜9は、ソース領域6s及びドレイン
領域6dを含む多結晶シリコン膜6を保護する層間絶縁
膜となる。
【0005】ソース領域6s及びドレイン領域6d上の
酸化シリコン膜8及び窒化シリコン膜9の所定箇所に
は、コンタクトホール10が形成される。このコンタク
トホール10部分に、ソース領域6s及びドレイン領域
6dに接続されるソース電極11s及びドレイン電極1
1dが配置される。ドレイン電極11dは、行走査線2
と交差する方向、即ち、列方向に延在して配置され、列
信号線12を構成する。ソース電極11s及びドレイン
電極11dが配置された窒化シリコン膜9上には、可視
光に対して透明なアクリル樹脂層13が積層される。こ
のアクリル樹脂層13は、ゲート電極3やストッパ7に
より生じる凹凸を埋めて表面を平坦化する。
【0006】ソース電極11s上のアクリル樹脂層13
には、コンタクトホール12が形成される。そして、こ
のコンタクトホール12を通してソース電極11sに接
続されるITO(酸化インジウムすず)等からなる画素
表示電極15が、アクリル樹脂層13上に広がり、それ
ぞれ端部が行走査線2及び列信号線12に重なるように
配置される。この画素表示電極15が、液晶表示装置の
画素表示電極を構成する。
【0007】以上の薄膜トランジスタは、表示電極と共
に透明基板1上に複数個が行列配置され、行走査線2に
印加される走査制御信号に応答して、列信号線12に供
給される映像情報を表示電極にそれぞれ印加する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】画素表示電極15を行
走査線2または列信号線12に重畳して配置した場合、
画素表示電極15と行走査線2または列信号線12との
間に容量が形成される。このため、画素表示電極15の
寄生容量が増大し、列信号線12に印加される映像情報
に対する電位変動の応答速度が劣化する。従って、映像
情報が高速で変化するとき、その変化に追従できず、表
示画面に残像が生じるおそれがある。
【0009】また、画素表示電極15を行走査線2及び
列信号線12から離して配置した場合、画素表示電極1
5と行走査線2または列信号線12との間に形成される
容量は小さくなるが、画素表示電極15で被われていな
い領域が広くなる。画素表示電極である画素表示電極1
5で被われていない領域は、液晶に印加する電界を制御
できないため、このような領域が広くなることは、表示
装置としての表示能力の低下を招く。
【0010】そこで本発明は、画素表示電極の寄生容量
を大きくすることなく、画素表示電極で被われない領域
を可能な限り狭くすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜トランジス
タの製造方法は、基板の一主面上に行方向に連続する複
数の行走査線を形成する工程と、前記複数の行走査線と
交差して列方向に連続する複数の列信号線を形成する工
程と、前記複数の行走査線にゲートが接続されて前記複
数の列信号線にドレインが接続される複数の薄膜トラン
ジスタを前記複数の行走査線と前記複数の列信号線との
各交点に形成する工程と、前記複数の薄膜トランジスタ
のドレインにそれぞれ接続される複数の画素表示電極を
形成する工程と、を有するものであって、前記複数の画
素表示電極を形成する工程は、前記複数の行走査線、前
記複数の列信号線及び前記複数の薄膜トランジスタを被
って一様に導電膜を形成する第1の工程と、前記複数の
行走査線及び前記複数の列信号線の各間隙を被うと共
に、前記複数の行走査線あるいは前記複数の列信号線の
少なくとも一方に重なるマスクパターンを形成する第2
の工程と、前記導電膜を前記マスクパターンに応じて等
方的にエッチングする第3の工程と、を含み、前記マス
クパターンと前記複数の行走査線あるいは前記複数の列
信号線との重畳部の幅が、前記第3の工程で前記導電膜
が前記マスクパターンに平行な方向にエッチングされる
幅よりも狭く形成されることを特徴としている。
【0012】本発明によれば、画素表示電極を形成する
ためのマスクパターンを行走査線または列信号線に重畳
させながらも、その重畳部分の幅をエッチングの際の側
壁のエッチング幅よりも狭くしたことで、画素表示電極
の完成時には、行走査線または列信号線との重畳部分が
なくなる。また、画素表示電極は、行走査線または列信
号線に重畳するマスクパターンに応じて形成されるもの
であり、重畳部分の幅とエッチングの際の側壁のエッチ
ング幅との差を小さくすることによって、画素表示電極
と行走査線または列信号線との間隙を最小とすることが
可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
を説明する平面図であり、図2は、そのX−X線の断面
図である。これらの図において、アクリル樹脂層13よ
りも下の部分の構造自体は、図7及び図8に示す構造と
同一である。透明基板1の表面に、複数の行走査線2が
配置され、この行走査線2に交差して複数の列信号線1
2が配置される。そして、行走査信号2と列信号線12
との各交点に、ゲートが行走査線2に接続されてドレイ
ンが列信号線12に接続された薄膜トランジスタが配置
される。この薄膜トランジスタは、行走査線22に連続
するゲート電極23、ゲート電極23上にゲート絶縁膜
を介して積層される多結晶シリコン膜6及び多結晶シリ
コン膜6を被う層間絶縁膜より構成される。この薄膜ト
ランジスタは、行走査線2及び列信号線12と共にアク
リル樹脂層13によって被われる。
【0014】本発明の特徴とするところは、アクリル樹
脂層13上に画素表示電極15'を形成する際、エッチ
ングマスクとなるレジストパターン27の端部を行走査
線2または列信号線12に重なるように形成することに
ある。このとき、レジストパターン27と行走査線2ま
たは列信号線12とが重なる幅d1は、エッチング処理
の際に画素表示電極15'の側壁がエッチングされて後
退する幅d2よりも狭くなるように設定している。即
ち、酸系のエッチング液によりITO膜をエッチングし
て画素表示電極15'を形成する場合、エッチングが等
方的に進むため、エッチングマスクとなるレジストパタ
ーン27よりも画素表示電極15'は小さく形成され
る。この画素表示電極15'とレジストパターン27と
の差の分だけレジストパターン27を行選択線2または
列信号線12に重なるように形成することで、画素表示
電極15'と行選択線2または列信号線12との重なり
をなくし、かつ、画素表示電極15'と行選択線2また
は列信号線12との間隙を最小にすることができる。
【0015】図3(a)〜(c)及び図4(d)〜
(f)は、本発明の液晶表示装置の製造方法を説明する
工程別の断面図である。これらの図においては、図2と
同一部分を示している。 (a)第1工程 絶縁性の透明基板1上に、クロムやモリブデン等の高融
点金属をスパッタ法により積層し、高融点金属膜21を
形成する。この高融点金属膜21上に、所定の形状を有
するレジスト層22を形成し、このレジスト層22をマ
スクとしてエッチングすることで、行走査線2と共にゲ
ート電極3を形成する。このエッチング処理では、テー
パーエッチングによって、ゲート電極3の両端部が透明
基板1側で広くなるようなテーパー形状に形成される。 (b)第2工程 透明基板1上に、プラズマCVD法により窒化シリコン
を積層し、連続して、酸化シリコンを積層する。これに
より、透明基板1からの不純物イオンの析出を阻止する
窒化シリコン膜4及びゲート絶縁膜となる酸化シリコン
膜5が形成される。そして、酸化シリコン膜5上に、同
じくプラズマCVD法によりシリコンを積層し、非晶質
のシリコン膜6'を形成する。そして、熱処理によって
シリコン膜25'中の水素を膜外へ排出して水素濃度を
1%以下にした後、そのシリコン膜6'にエキシマレー
ザーを照射し、非晶質状態のシリコンが融解するまで加
熱する。これにより、シリコンが結晶化し、多結晶シリ
コン膜6となる。 (c)第3工程 多結晶シリコン膜6上に酸化シリコンを積層し、酸化シ
リコン膜23を形成する。この酸化シリコン膜23上
に、ゲート電極3の形状に対応したレジストパターン2
4を形成し、このレジストパターン24をマスクとして
酸化シリコン膜23をエッチングすることにより、ゲー
ト電極3に重なるストッパ7を形成する。レジストパタ
ーン24の形成においては、酸化シリコン膜23を被っ
て形成したレジスト層を透明基板側からゲート電極3を
マスクとして露光することにより、マスクずれをなくす
ことができる。そして、ストッパ7が形成された多結晶
シリコン膜6に対し、形成すべきトランジスタのタイプ
に対応するP型あるいはN型のイオンを注入する。即
ち、Pチャネル型のトランジスタを形成する場合には、
ボロン等のP型イオンを注入し、Nチャネル型のトラン
ジスタを形成する場合には、リン等のN型イオンを注入
する。この注入により、ストッパ7で被われた領域を除
いて多結晶シリコン膜6にP型あるいはN型の導電性を
示す領域が形成される。これらの領域が、ストッパ7の
両側でソース領域6s及びドレイン領域6dとなる。 (d)第4工程 ソース領域6s及びドレイン領域6dが形成された多結
晶シリコン膜6にエキシマレーザーを照射し、シリコン
が融解しない程度に加熱する。これにより、ソース領域
6s及びドレイン領域6d内の不純物イオンが活性化さ
れる。そして、ストッパ7(ゲート電極3)の両側に所
定の幅だけ広がるレジストパターン25を形成し、この
レジストパターン25をマスクとして多結晶シリコン膜
6をエッチングし、トランジスタを分離独立させる。 (e)第5工程 多結晶シリコン膜6上にプラズマCVD法により酸化シ
リコンを積層し、連続して、窒化シリコンを積層する。
これにより、酸化シリコン膜8及び窒化シリコン膜9の
2層からなる層間絶縁膜が形成される。酸化シリコン膜
8及び窒化シリコン膜9を形成した後、窒素雰囲気中で
加熱し、窒化シリコン膜9内に含まれる水素を多結晶シ
リコン膜6へ導入する。これにより、多結晶シリコン膜
6内の結晶欠陥が水素で埋められる。水素による多結晶
シリコン膜6内の結晶欠陥の保障が完了した後には、ソ
ース領域6s及びドレイン領域6dに対応して、酸化シ
リコン膜8及び窒化シリコン膜9を貫通するコンタクト
ホール10を形成し、このコンタクトホール10部分
に、アルミニウム等の金属からなるソース電極11s及
びドレイン電極11dを形成する。このソース電極11
s及びドレイン電極11dの形成は、例えば、コンタク
トホール10が形成された窒化シリコン膜9上にスパッ
タリングしたアルミニウムをパターニングすることで形
成される。 (f)第6工程 ソース電極11s及びドレイン電極11dが形成された
窒化シリコン膜9上にアクリル樹脂溶液を塗布し、焼成
してアクリル樹脂層13を形成する。このアクリル樹脂
層13は、ストッパ7やソース電極11s、ドレイン電
極11dによる凹凸を埋めて表面を平坦化する。そし
て、ソース電極11s上にアクリル樹脂層13を貫通す
るコンタクトホール14を形成する。
【0016】コンタクトホール14部分を被うように、
アクリル樹脂層13上にスパッタ法によりITOを積層
し、ITO膜26形成する。このITO膜26は、例え
ば、約800Åの膜厚に形成される。そして、ITO膜
26上に行走査線2及び列信号線12(ドレイン電極1
1d)部分を除いた領域を被うレジストパターン27を
形成する。このレジストパターン27は、次のエッチン
グ処理の際に画素表示電極15'の側壁が後退する分よ
りも少ない幅だけ行走査線2及び列信号線12(ドレイ
ン電極11d)に重なって形成される。この画素表示電
極15'の形成においては、ITO膜26の膜厚が約8
00Åのとき、レジストパターン27に対して1μm程
度後退することが確認されており、レジストパターン2
7と行走査線2あるいは列信号線12との重なりの幅
は、最大で1μmとすればよい。
【0017】レジストパターン27をマスクとしてIT
O膜26をエッチングし、画素表示電極15'を形成す
る。この画素表示電極15'の形成においては、酸系の
エッチング液を用いたウェットエッチングにより、レジ
ストパターン27と行走査線2または列信号線12との
重畳部分よりも広い幅でITO膜26がアクリル樹脂層
13に平行な方向にエッチングされる。これにより、画
素表示電極15'は、行走査線2及び列信号線12に重
なることなく、かつ、行走査線2及び列信号線12との
間隙を広くすることなく形成される。
【0018】以上の第1乃至第6工程により、図2に示
す構造を有するボトムゲート型の薄膜トランジスタが形
成される。図5は、本発明の第2の実施形態を説明する
平面図であり、図6は、そのX−X線の断面図である。
これらの図においては、薄膜トランジスタをトップゲー
ト型とした場合を示している。
【0019】絶縁性の透明基板31の表面に、窒化シリ
コン膜32及び酸化シリコン膜33が積層される。窒化
シリコン膜32は、透明基板31に含まれるナトリウム
等の不純物イオンの析出を防止し、酸化シリコン膜33
は、活性領域となる多結晶シリコン膜34の積層を可能
にする。酸化シリコン膜33上の所定の領域に、薄膜ト
ランジスタの活性領域となる半導体膜としての多結晶シ
リコン膜34が積層される。
【0020】多結晶シリコン膜34が積層された酸化シ
リコン膜33上に、ゲート絶縁膜となる酸化シリコン膜
35が積層される。そして、酸化シリコン膜35上に、
タングステンやクロム等の高融点金属からなる行走査線
36が配置される。行走査線36は、多結晶シリコン膜
34に隣接して行方向に延在し、複数本が一定の間隔で
互いに平行に配置される。さらに、行走査線36に連続
し、多結晶シリコン膜34と交差してゲート電極37が
配置される。このゲート電極37に被われた多結晶シリ
コン膜34がチャネル領域34cとなり、その他の多結
晶シリコン膜34がソース領域34s及びドレイン領域
34dとなる。ゲート電極37が配置された酸化シリコ
ン膜35上に、酸化シリコン膜38及び窒化シリコン膜
39が積層される。この酸化シリコン膜38及び窒化シ
リコン膜39により、多結晶シリコン膜34を保護する
層間絶縁膜が形成される。層間絶縁膜には、多結晶シリ
コン膜34に達するコンタクトホール40が設けられ、
ソース領域34s及びドレイン領域34dに接続される
ソース電極41s及びドレイン電極41dが配置され
る。この内、ドレイン電極41dは、行走査線36と交
差する方向に延在し、列信号線42を構成する。
【0021】窒化シリコン膜39上に、ソース電極41
s及びドレイン電極41dを被って表面を平坦にするア
クリル樹脂層43が積層される。さらに、アクリル樹脂
層41にソース電極41sに達するコンタクトホール4
4が設けられ、ソース電極41sに接続される画素表示
電極45が、アクリル樹脂層43上に広がるように配置
される。画素表示電極45の形成においては、図1及び
図2の場合と同様に、端部が行走査線36または列信号
線42に重なるように形成されるレジストパターン51
をエッチングマスクとして形成される。このとき、レジ
ストパターン51と行走査線36または列信号線42と
が重なる幅d1は、エッチング処理の際に画素表示電極
45の側壁がエッチングされて後退する幅d2よりも狭
く設定される。従って、画素表示電極45と行選択線3
6または列信号線42との重なりをなくし、かつ、画素
表示電極45と行選択線36または列信号線42との間
隙を最小にすることができる。
【0022】尚、上述の実施形態においては、薄膜トラ
ンジスタを被う平坦化層をアクリル樹脂で形成した場合
を例示したが、平坦化層は、アクリル樹脂の他にも光学
的に透明で表面を平坦化する材料であれば採用すること
ができる。例えば、塗布ガラス(SOG:Spin On Glass)等
を採用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、画素表示電極と行走査
線あるいは列信号線との間に形成される容量を低減でき
ると共に、画素表示電極と行走査線あるいは列信号線と
の間隙を最小とすることができる。従って、画素表示電
極の寄生容量を低減して電極の電位変動の応答速度を向
上することができ、表示画面上に残像が表れるのを防止
することができる。同時に、画素表示電極で被われてい
ない領域が小さくなり、表示画面の画質の低下を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明する平面図であ
る。
【図2】図1のX−X線の断面図である。
【図3】薄膜トランジスタの製造方法の前半工程を説明
する工程別の断面図である。
【図4】薄膜トランジスタの製造方法の後半工程を説明
する工程別の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を説明する平面図であ
る。
【図6】図5のX−X線の断面図である。
【図7】従来の液晶表示装置の薄膜トランジスタ部分を
示す平面図である。
【図8】図7のX−X線の断面図である。
【符号の説明】
1、31 透明基板 2、36 行走査線 3、37 ゲート電極 4、9、32、39 窒化シリコン膜 5、8、33、35、38 酸化シリコン膜 6、34 多結晶シリコン膜 6c、34c チャネル領域 6s、34s ソース領域 6d、34d ドレイン領域 7 ストッパ 10、14、40、44 コンタクトホール 11s、41s ソース電極 11d、41d ドレイン電極 12、42 列信号線 13、43 アクリル樹脂層 15、45 画素表示電極 27、51 レジストパターン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の一主面上に行方向に連続する複数
    の行走査線を形成する工程と、前記複数の行走査線と交
    差して列方向に連続する複数の列信号線を形成する工程
    と、前記複数の行走査線にゲートが接続されて前記複数
    の列信号線にドレインが接続される複数の薄膜トランジ
    スタを前記複数の行走査線と前記複数の列信号線との各
    交点に形成する工程と、前記複数の薄膜トランジスタの
    ドレインにそれぞれ接続される複数の画素表示電極を形
    成する工程と、を有する液晶表示装置の製造方法におい
    て、前記画素表示電極を形成する工程は、前記複数の行
    走査線、前記複数の列信号線及び前記複数の薄膜トラン
    ジスタを被って一様に導電膜を形成する第1の工程と、
    前記複数の行走査線及び前記複数の列信号線の各間隙を
    被うと共に、前記複数の行走査線あるいは前記複数の列
    信号線の少なくとも一方に重なるマスクパターンを形成
    する第2の工程と、前記導電膜を前記マスクパターンに
    応じて等方的にエッチングする第3の工程と、を含み、
    前記マスクパターンと前記複数の行走査線あるいは前記
    複数の列信号線との重畳部の幅が、前記第3の工程で前
    記導電膜が前記マスクパターンに平行な方向にエッチン
    グされる幅よりも狭く形成されることを特徴とする液晶
    表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記薄膜トランジスタを形成する工程の
    第1の工程は、前記複数の行走査線、前記複数の列信号
    線及び前記複数の薄膜トランジスタを被って表面を平坦
    化する透明樹脂層を形成した後、この樹脂層上に導電膜
    を形成することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の薄膜トランジスタを形成する
    工程は、基板の一主面上に前記複数の行走査線に連続す
    る複数のゲート電極を形成する第1の工程と、前記基板
    上に前記ゲート電極を被ってゲート絶縁膜を積層し、こ
    のゲート絶縁膜上に半導体膜を積層する第2の工程と、
    前記半導体膜上に層間絶縁膜を積層する第3の工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記複数の薄膜トランジスタを形成する
    工程は、基板の一主面上に半導体膜を形成する第1の工
    程と、前記半導体膜上にゲート絶縁膜を積層し、このゲ
    ート絶縁膜上に前記複数の行走査線に連続する複数のゲ
    ート電極を形成する第2の工程と、前記ゲート絶縁膜上
    に前記ゲート電極を被って層間絶縁膜を積層する第3の
    工程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶
    表示装置の製造方法。
JP27135797A 1997-10-03 1997-10-03 液晶表示装置の製造方法 Pending JPH11109414A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100405142C (zh) * 2004-02-16 2008-07-23 精工爱普生株式会社 电光装置及电子设备
JP2012028793A (ja) * 1999-06-29 2012-02-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
US9660159B2 (en) 1999-06-22 2017-05-23 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Wiring material, semiconductor device provided with a wiring using the wiring material and method of manufacturing thereof

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