JP2002329726A - Tftアレイ基板及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

Tftアレイ基板及びこれを用いた液晶表示装置

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JP2002329726A
JP2002329726A JP2001130008A JP2001130008A JP2002329726A JP 2002329726 A JP2002329726 A JP 2002329726A JP 2001130008 A JP2001130008 A JP 2001130008A JP 2001130008 A JP2001130008 A JP 2001130008A JP 2002329726 A JP2002329726 A JP 2002329726A
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electrode
gate electrode
tft array
array substrate
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Takashi Hashiguchi
隆史 橋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真製版装置のアライメントずれに起因する
ショットムラや輝度ムラ、または点欠陥等の表示不良が
発生しないTFTアレイ基板を得る。 【解決手段】 TFTを構成する半導体層7は、ゲート
電極2端を越えて延びた領域を有し、この領域の半導体
層7端とゲート電極2端の距離すなわちゲート電極2か
らの半導体層7パターン延在量L1を3μm以上とす
る。これにより、写真製版装置のアライメントズレによ
りゲート電極2からの半導体層7パターン延在量L1に
ショット間で差が生じても、光によるTFTリーク電流
やパネル透過率はほぼ一定であるため、ショットムラや
輝度ムラ等の表示不良が発生しない。また、ドレイン電
極8を全て半導体層7上に設け、且つドレイン電極8端
が半導体層7端と重ならないようにすることで、段差部
によるドレイン電極8及び画素電極9のカバレージ不足
が緩和し、断線や点欠陥等の不良が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(以後TFTと記す)をスイッチング素子として搭載し
たアクティブマトリクス型のTFTアレイ基板及びこれ
を用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のTFTアレイ基板の構造について
図7を用いて説明する。図7(a)は従来のTFTアレ
イ基板の1画素を示す平面図、図7(b)はスイッチン
グ素子であるTFT部の平面図、図7(c)は図7
(b)中E−Eで示す部分の断面図である。図におい
て、1は透明絶縁性基板、2はTFTのゲート電極、3
は透明絶縁性基板1上に複数本形成されたゲート電極2
を有するゲート配線、4はソース電極、5はゲート電極
2を有するゲート配線3と交差する複数本のソース配
線、7はゲート電極2上にゲート絶縁膜6を介して設け
られた半導体層である。TFTは、ゲート電極2上に設
けられた半導体層7と、ソース電極4及びドレイン電極
8により構成されている。また、透明導電膜からなる画
素電極9は、層間絶縁膜10に設けられたコンタクトホ
ール11を介してドレイン電極8に接続されている。
【0003】以下に、TFTアレイ基板の製造方法を簡
単に説明する。まず、透明絶縁性基板1上にスパッタ法
等によりCr等からなる金属膜を堆積後、写真製版等に
よりパターニングし、ゲート電極2及びゲート電極2を
有するゲート配線3を形成する。次に、プラズマCVD
法等によりゲート絶縁膜6と半導体層7を堆積し、半導
体層7をパターニングした後、金属膜を成膜しドレイン
電極8、ソース電極4及びソース配線5を形成する。こ
れにより、TFTが形成される。次に、窒化シリコン等
よりなる層間絶縁膜10を成膜後、ITO等の透明導電
膜をスパッタ法等により成膜し、パターニング形成され
た画素電極9をコンタクトホール11を介してドレイン
電極8と接続する。これにより、液晶に電圧を印可する
複数の画素がマトリクス状に配置されているTFTアレ
イ基板が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置は、上記
のようなTFTアレイ基板と透明電極及びカラーフィル
タ等を有する対向電極基板の間に液晶を挟持し、この液
晶を電圧で制御することにより表示を行うものである
が、表示領域内において液晶への印加電圧にばらつきが
生じると、輝度ムラやショットムラ等の表示不良が発生
する。図8は、ゲート電圧12、ソース電圧13及び画
素電圧14の関係を簡易的に示した図である。TFTを
オンさせるのに十分な電圧がゲート電極2に印加されて
いる充電期間中に、ソース電極4に印加された液晶駆動
電圧が、ドレイン電極8、コンタクトホール11を介し
て画素電極9に伝達される。充電期間中、画素電圧14
はソース電圧13に到達しているが、充電期間から保持
期間ヘゲート電圧12がターンオフするとき、容量カッ
プリング等により画素電圧14が低下する。さらに、保
持期間中のTFTリーク電流によって画素電圧14が変
動する。TFTリーク電流と画素電圧14変動量の関係
は、簡易的に下式で表せられる。なお、下式において、
△Vpix :画素電圧変動量、t:保持時間、Ioff :保
持期間のTFTリーク電流、Cs :画素電極の補助容
量、Clc:液晶容量をそれぞれ示している。 △Vpix =△Qpix /(Clc+Cs ) △Qpix =∫Ioff ・dt △Vpix =(Ioff ×t )/(Clc+Cs )
【0005】TFTアレイ基板は、写真製版装置等を用
いて各パターンを形成しているが、各工程は複数のショ
ットから構成されているため、表示領域内にショットと
ショットのつなぎ目であるショット境界が存在する。こ
のため、ショット間で写真製版装置のアライメントズレ
が生じ、ゲート電極2からの半導体層7パターン延在量
L2がショット間で異なった場合、光が照射される半導
体層7の領域(面積)に差が生じる。半導体層7は、非
晶質Si や結晶質Si 等で形成されているため、半導体
層7に光が入射されるとキャリアが発生し電流パスを形
成する。これにより、ショット間で光によるTFTリー
ク電流量に差が生じていた。表示領域内でTFTリーク
電流に分布が発生すると、画素電圧すなわち液晶への印
加電圧にバラツキが生じるため、輝度ムラやショットム
ラ等の表示不良が発生するという問題があった。特に、
照射される光量が大きい高輝度な液晶表示装置において
は、TFTリーク電流値が増加するため、わずかなアラ
イメントズレに対してもショットムラが顕著に視認され
る。さらに、図7(b)に示す従来のTFT構造では、
ゲート電極2からの半導体層7パターン延在量L2が短
く、ゲート電極2端と半導体層7端が近いため、段差部
が急勾配であり、ドレイン電極8のカバレージ不足によ
る点欠陥等の不良が発生するという問題もあった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、写真製版装置のアライメントず
れに起因するショットムラや輝度ムラ、または点欠陥等
の表示不良が発生しないTFTアレイ基板及びこれを用
いた液晶表示装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるTFTア
レイ基板は、絶縁性基板上に複数本形成されたゲート電
極を備えたゲート配線と、ゲート配線と交差する複数本
のソース電極を備えたソース配線と、ゲート電極上にゲ
ート絶縁膜を介して設けられた半導体層とソース電極及
びドレイン電極よりなる薄膜トランジスタと、ドレイン
電極と電気的に接続された画素電極を備えたTFTアレ
イ基板において、半導体層は、ゲート電極端を越えて延
びた領域を有し、この領域の半導体層端とゲート電極端
の距離を3μm以上としたものである。また、半導体層
のゲート電極端を越えて延びた領域の上部は、ドレイン
電極または画素電極の少なくとも一方にほぼ覆われてい
るものである。また、ドレイン電極は、全て半導体層上
に設けられているものである。さらに、ドレイン電極端
は、半導体層端と重ならないように設けられているもの
である。
【0008】また、ドレイン電極は、全てゲート電極上
またはゲート電極を有するゲート配線上に設けられてい
るものである。また、薄膜トランジスタ上には層間絶縁
膜が設けられており、この層間絶縁膜は、ドレイン電極
と画素電極を接続するためのコンタクトホールを有する
ものである。また、ゲート電極端を越えて延びた領域の
半導体層端と、ゲート電極端の距離を5μm以上とした
ものである。さらに、ゲート電極を越えて延びた領域の
半導体層端と、ゲート電極端の距離を7μm以上とした
ものである。
【0009】また、本発明に係わる液晶表示装置は、上
記いずれかのTFTアレイ基板と、透明電極を有する対
向電極基板の間に液晶が配置されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下に、本発明の
実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は、
本発明の実施の形態1であるTFTアレイ基板のスイッ
チング素子であるTFTを示す平面図、図1(b)は図
1(a)中A−Aで示す部分の断面図である。図におい
て、1は透明絶縁性基板、3は透明絶縁性基板1上に複
数本形成されたゲート電極2を有するゲート配線で、本
実施の形態ではゲート電極2を有するゲート配線3の一
部をゲート電極2として用いている。また、5はゲート
電極2を有するゲート配線3と交差する複数本のソース
配線で、ソース電極4を備えている。7はゲート電極2
上にゲート絶縁膜6を介して設けられた半導体層で、こ
の半導体層7とソース電極4及びドレイン電極8により
TFTが構成されている。9はドレイン電極8と電気的
に接続された画素電極、10はTFT上に設けられた層
間絶縁膜であり、ドレイン電極8と画素電極9を接続す
るためのコンタクトホール11を有する。また、L1は
ゲート電極2からの半導体層7パターン延在量を示して
いる。本実施の形態では、TFTを構成する半導体層7
は、ゲート電極2端を越えて延びた領域を有し、この領
域の半導体層7端とゲート電極2端の距離すなわちゲー
ト電極2からの半導体層7パターン延在量L1を3μm
以上とした。なお、本実施の形態におけるTFTアレイ
基板は、透明電極及びカラーフィルタ等を有する対向電
極基板との間に液晶が配置され、アクティブ・マトリク
ス型液晶表示装置を構成するものである。
【0011】本実施の形態におけるTFTアレイ基板の
製造方法を簡単に説明する。まず、透明絶縁性基板1上
にスパッタ法等によりCr等からなる金属膜を堆積した
後、写真製版法等によりレジストを露光後パターニング
してゲート電極2及びゲート電極2を有するゲート配線
3を形成する。次に、プラズマCVD法等によりゲート
絶縁膜6、半導体層7を堆積後、半導体層7をパターニ
ングする。次にCr等からなる金属膜をスパッタ法等に
より堆積し、パターニングしてドレイン電極8、ソース
電極4及びソース配線5を形成する。続いて、シリコン
窒化膜等からなる層間絶縁膜10を成膜し、ドレイン電
極8上にコンタクトホール11を設ける。さらに、スパ
ッタ法等によりITO等を成膜、パターニングして画素
電極9を形成し、先のコンタクトホール11を介してド
レイン電極8と接続する。これにより、液晶に電圧を印
可する画素が形成され、本実施の形態におけるTFTア
レイ基板が完成する。
【0012】本実施の形態によるTFT構造は、図7に
示す従来のTFT構造に比べ、半導体層7がゲート電極
2端を越えて延びた領域が広く、L1>L2となってい
る。なお、この半導体層7のゲート電極2を越えて延び
た領域の上部は、ドレイン電極8にほぼ覆われている。
本実施の形態において、ゲート電極2からの半導体層7
パターン延在量L1を3μm以上とした理由について、
図5及び図6を用いて説明する。図5は、光によるTF
Tリーク電流とゲート電極2からの半導体層7パターン
延在量(L1)の関係を示している。TFTリーク電流
は、半導体層7パターン延在量に依存して増加傾向を示
しているが、3μmを越えたところからほぼ一定の値に
飽和している。また、図6は、パネル透過率とゲート電
極2からの半導体層7パターン延在量(L1)の関係を
示している。パネル透過率もTFTリーク電流と同様な
傾向を示しており、ゲート電極2からの半導体層7パタ
ーン延在量が3μmを越えたところからほぼ飽和してい
る。このことは、ゲ一ト電極2からの半導体層7パター
ン延在量L1を3μm以上に設計した場合、写真製版装
置のアライメントズレによりゲート電極2からの半導体
層7パターン延在量L1にショット間で差が生じても、
光によるTFTリーク電流やパネル透過率はほぼ一定で
あるため、ショットムラや輝度ムラ等の表示不良が視認
され難いことを示している。一方、図7に示す従来のT
FT構造では、ゲート電極2からの半導体層7パターン
延在量L2が3μm以下と短く、TFTリ一ク電流や透
過率が変動する領域内に設計されている。このため、ア
ライメントズレによりゲート電極2からの半導体層7パ
ターン延在量L2にショット間で差が生じると、光によ
るTFTリーク電流差に起因するショットムラや輝度ム
ラが視認され易い。
【0013】以上のように、本実施の形態によれば、ゲ
ート電極2からの半導体層7パターン延在量L1を3μ
m以上とすることにより、写真製版装置のアレイメント
ズレに起因するショットムラや輝度ムラ等の表示不良を
抑制することができる。さらに、ゲート電極2端と半導
体層7端の間に3μm以上の距離があることから、ドレ
イン電極8に対するカバレージが緩和され、輝点等の点
欠陥の多発を抑制できる効果がある。
【0014】実施の形態2.図2(a)は、本発明の実
施の形態2であるTFTアレイ基板のスイッチング素子
であるTFTを示す平面図、図2(b)は図2(a)中
B−Bで示す部分の断面図である。なお、図中、同一、
相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。上記実
施の形態1では、ゲート電極2端を越えて延びた半導体
層7による段差部により、カバレージ不足によるドレイ
ン電極8断線の可能性がある。そこで、本実施の形態で
は、ドレイン電極8に対して半導体層7による段差部を
設けないようにゲート電極2端を越えて延びた半導体層
7パターンをドレイン電極8端まで延ばした。すなわ
ち、ドレイン電極8は、全て半導体層7上に設けられて
いる。よって、半導体層7のゲート電極2と重ならない
領域の上部は、ドレイン電極8及び画素電極9にほぼ覆
われている。本実施の形態によれば、上記実施の形態1
と同様の効果に加え、ドレイン電極8のカバレージ不良
による断線や点欠陥等の表示不良が低減できる。また、
本実施の形態では、上記実施の形態1よりもゲート電極
2からの半導体層7パターン延在量L1が大きくなって
いることから、写真製版装置のアライメントズレによる
ショット間のTFTのリーク電流差がさらに低減でき、
ショットムラや輝度ムラ等の表示不良をさらに抑制する
ことができる。
【0015】実施の形態3.図3(a)は、本発明の実
施の形態3であるTFTアレイ基板のスイッチング素子
であるTFTを示す平面図、図3(b)は図3(a)中
C−Cで示す部分の断面図である。なお、図中、同一、
相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。上記実
施の形態2では、ゲート電極2端を越えて延びた半導体
層7端とドレイン電極8端が接しているため、半導体層
7及びドレイン電極8上に形成される画素電極9に対し
て大きな段差部を設けることになる。このため、画素電
極9のカバレージ不良を誘発し、パターン断線や充電不
良等の点欠陥不良を発生させる可能性がある。そこで、
本実施の形態では、ドレイン電極8を全て半導体層7上
に設け、且つドレイン電極8端が半導体層7端と重なら
ないようにした。なお、半導体層7のゲート電極2と重
ならない領域の上部は、ドレイン電極8または画素電極
9にほぼ覆われている。本実施の形態によれば、上記実
施の形態2と同様の効果に加え、半導体層7及びドレイ
ン電極8の段差部による画素電極9のカバレージ不良が
低減でき、パターン断線や充電不良等の点欠陥不良を抑
制することができる。
【0016】実施の形態4.図4(a)は、本発明の実
施の形態4であるTFTアレイ基板のスイッチング素子
であるTFTを示す平面図、図4(b)は図4(a)中
D−Dで示す部分の断面図である。なお、図中、同一、
相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。本実施
の形態では、ドレイン電極8は、全てゲート電極2上ま
たはゲート電極2を有するゲート配線3上に設けられて
おり、画素電極9とドレイン電極8を電気的に接続する
コンタクトホール11をゲート電極2上に形成してい
る。このため、上記実施の形態1から実施の形態3にお
けるTFTアレイ基板に比べ、開口率が向上する。ま
た、ゲート電極2やドレイン電極8による段差部は、半
導体層7端とゲート電極2端を遠ざけることにより緩和
されている。これにより、画素電極9のカバレージ不足
による表示不良が軽減される。本実施の形態によれば、
上記実施の形態1〜実施の形態3と同様の効果に加え、
開口率が向上する。
【0017】実施の形態5.上記実施の形態1におい
て、TFTを構成する半導体層7について、ゲート電極
2からの半導体層7パターン延在量L1を3μmで設計
した場合、製造装置のアライメント精度を考慮すると、
実際の半導体層7パターン延在量L1の仕上がりは3μ
m以下となる場合がある。このため、光によるTFTリ
ーク電流差に起因するショットムラや輝度ムラ等の表示
不良が発生する可能性がある。そこで、製造装置のアラ
イメント精度を考慮した設計では、ゲート電極2と重な
らない領域の半導体層7端とゲート電極2端の距離すな
わちゲート電極2からの半導体層7パターン延在量L1
を5μm以上とすることが望ましい。
【0018】また、TFTアレイ基板の生産数増加に従
い、基板サイズの大型化は必須であり、それに伴い基板
内における各層のサイドエッチ量分布が拡大する傾向に
ある。基板の大型化によりサイドエッチ量分布が拡大し
た場合、ゲート電極2からの半導体層7パターン延在量
L1を5μmと設計しても、光によるTFTリーク電流
差に起因するショットムラが発生する可能性がある。そ
こで、基板内の半導体層7のサイドエッチ量分布を考慮
した設計では、ゲート電極2と重ならない領域の半導体
層7端とゲート電極2端の距離すなわちゲート電極2か
らの半導体層7パターン延在量L1を7μm以上とする
ことが望ましい。
【0019】以上本発明を上記実施の形態1〜実施の形
態5に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態1
〜実施の形態5に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、
本発明の実施の形態ではTFT構造にチャンネルエッチ
型を用いているが、エッチストッパー型等でも同様の効
果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、薄膜ト
ランジスタを構成する半導体層がゲート電極端を越えて
延びた領域を有し、この領域の半導体層端とゲート電極
端の距離を3μm以上とすることにより、製造工程での
写真製版装置のアレイメントズレに起因するショット間
のTFTリーク電流分布の発生を抑制できる。よって、
本発明によるTFTアレイ基板を用いることにより、シ
ョットムラや輝度ムラ等の表示不良が発生しない表示特
性に優れた液晶表示装置を得ることが可能である。
【0021】また、ドレイン電極を全て半導体層上に設
け、さらにドレイン電極端が半導体層端と重ならないよ
うにすることで、段差部によるドレイン電極及び画素電
極のカバレージ不足を緩和させ、断線や点欠陥等の不良
が低減する効果がある。
【0022】さらに、ドレイン電極を全てゲート電極上
またはゲート電極を有するゲート配線上に設けることに
より、開口率の高い液晶表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1であるTFTアレイ基
板のスイッチング素子であるTFTを示す平面図及び断
面図である。
【図2】 本発明の実施の形態2であるTFTアレイ基
板のスイッチング素子であるTFTを示す平面図及び断
面図である。
【図3】 本発明の実施の形態3であるTFTアレイ基
板のスイッチング素子であるTFTを示す平面図及び断
面図である。
【図4】 本発明の実施の形態4であるTFTアレイ基
板のスイッチング素子であるTFTを示す平面図及び断
面図である。
【図5】 光によるTFTリーク電流とゲート電極から
の半導体層パターン延在量の関係を示す図である。
【図6】 パネル透過率とゲート電極からの半導体層パ
ターン延在量の関係を示す図である。
【図7】 従来のTFTアレイ基板の構造を示す平面図
及び断面図である。
【図8】 ゲート電圧、ソース電圧及び画素電圧の関係
を簡易的に示す図である。
【符号の説明】
1 透明絶縁性基板、2 ゲート電極、3 ゲート配
線、4 ソース電極、5 ソース配線、6 ゲート絶縁
膜、7 半導体層、8 ドレイン電極、9 画素電極、
10 層間絶縁膜、11 コンタクトホール、12 ゲ
ート電圧、13 ソース電圧、14 画素電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 616T Fターム(参考) 2H092 HA04 JA24 JA34 JA38 JA41 JA44 JA46 NA01 NA07 NA15 NA16 NA21 PA08 5C094 AA04 AA08 AA10 AA25 AA32 AA42 AA43 AA48 AA53 AA55 BA03 BA43 CA19 CA24 DA13 DB01 DB04 EA04 EA05 EA06 ED03 ED15 FA01 FA02 FB12 FB14 FB15 GB10 JA08 5F110 AA06 AA16 AA26 BB01 CC07 EE04 EE44 FF30 GG26 GG45 HK04 HK33 HL07 HL23 HM05 HM19 NN02 NN24 QQ01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に複数本形成されたゲート
    電極を有するゲート配線、上記ゲート配線と交差する複
    数本のソース電極を備えたソース配線、上記ゲート電極
    上にゲート絶縁膜を介して設けられた半導体層と上記ソ
    ース電極及びドレイン電極よりなる薄膜トランジスタ、
    上記ドレイン電極と電気的に接続された画素電極を備え
    たTFTアレイ基板において、上記半導体層は、上記ゲ
    ート電極端を越えて延びた領域を有し、この領域の半導
    体層端と上記ゲート電極端の距離を3μm以上としたこ
    とを特徴とするTFTアレイ基板。
  2. 【請求項2】 上記半導体層のゲート電極を越えて延び
    た領域の上部は、ドレイン電極または画素電極の少なく
    とも一方にほぼ覆われていることを特徴とする請求項1
    記載のTFTアレイ基板。
  3. 【請求項3】 上記ドレイン電極は、全て半導体層上に
    設けられていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のTFTアレイ基板。
  4. 【請求項4】 上記ドレイン電極端は、上記半導体層端
    と重ならないように設けられていることを特徴とする請
    求項3記載のTFTアレイ基板。
  5. 【請求項5】 上記ドレイン電極は、全てゲート電極上
    またはゲート電極を有するゲート配線上に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項
    に記載のTFTアレイ基板。
  6. 【請求項6】 上記薄膜トランジスタ上には層間絶縁膜
    が設けられており、この層間絶縁膜は、上記ドレイン電
    極と画素電極を接続するためのコンタクトホールを有す
    ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項
    に記載のTFTアレイ基板。
  7. 【請求項7】 上記ゲート電極端を越えて延びた領域の
    半導体層端と、上記ゲート電極端の距離を5μm以上と
    したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一
    項に記載のTFTアレイ基板。
  8. 【請求項8】 上記ゲート電極端を越えて延びた領域の
    半導体層端と、上記ゲート電極端の距離を7μm以上と
    したことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一
    項に記載のTFTアレイ基板。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記
    載のTFTアレイ基板と、透明電極を有する対向電極基
    板の間に液晶が配置されていることを特徴とする液晶表
    示装置。
JP2001130008A 2001-04-26 2001-04-26 Tftアレイ基板及びこれを用いた液晶表示装置 Pending JP2002329726A (ja)

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