JPH111088A - 水性ボールペン用インキ追従体の製造方法 - Google Patents

水性ボールペン用インキ追従体の製造方法

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JPH111088A
JPH111088A JP9153528A JP15352897A JPH111088A JP H111088 A JPH111088 A JP H111088A JP 9153528 A JP9153528 A JP 9153528A JP 15352897 A JP15352897 A JP 15352897A JP H111088 A JPH111088 A JP H111088A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増粘剤の均一化が図り、インキへの追従性、
揮発防止性、見栄え等の向上を図る。 【解決手段】 水性ボールペンのインキ追従体におい
て、基油粘度を5Pa sec以上として微粒子増粘剤と混練
りし、その後基油粘度が5Pa sec設以下となるように調
整する。温度を下げて混練りしたり、基油中の低粘度部
分を後から添加する等のことによって行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインキ収容管内に直接収
容する水性ボールペン用インキの尾端部に使用するイン
キ追従体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 水性ボールペンのインキの粘度は、類
似の形態を持つ油性ボールペンの粘度が3Pa sec〜20
Pa secであるのに対し、50mPa sec〜3Pa secと低いた
め、ペンを上向き又は横向きに放置した場合にはインキ
が漏出してしまう。また、軽度な衝撃でもインキが飛散
し、手や服を汚してしまう恐れがあるため、これを防止
するべくインキ追従体が具備されている。
【0003】特開昭57−153070、特開昭57−
200472、特開昭61−57673、特開昭61−
145269、特開昭61−151289、特開昭61
−200187、特開昭61−268786、特開昭6
2−50379、特開昭62−148581、特開昭6
2−199492、特開昭63−6077、特開平02
−248487、特開平04−202281、特開平0
5−270192、特開平05−270193、特開平
06−200235、特開平06−220418、特開
平06−328890、特開平06−336584、特
開平07−61187、特開平07−242093、特
開平07−266780、特開平08−2171、特開
平08−142570などには、インキ収容管に直接イ
ンキを収容せしめる水性ボールペンにゲル状物もしくは
ゲル状物と固形物を併用するインキ追従体を具備する事
が開示されている。これらは、インキに追従しやすくす
る、落下時の衝撃に耐える、逆流防止効果を高める、見
栄えを良くするなど、多様な目的を主眼とした発明であ
る。
【0004】これらの共通点の一つは、横乃至上向きで
放置されても逆流しないように、難揮発性又は不揮発性
溶剤を何らかの増粘剤を用いて疑塑性を与ていることで
ある。もう一つの特徴としては、旧来の油性ボールペン
では潤滑剤などに用いる一般的なグリース(以下潤滑グ
リース)と同等の粘稠度を持つインキ追従体が用いられ
ることが多かったが、これと比較すると、前記各広報に
記載されたインキ追従体は、粘度、稠度とも極めて低い
ものが多いことが挙げられる。これはインキへの追従性
をよくするためである。ボールペンの筆記に要するイン
キ量はボール径によってまちまちだが、細字0.5mm〜太
字1.0mmの油性ボールペンでは100mあたり10〜
30mgであるのに対し、水性ボールペンは細字0.3mm
〜太字0.7mmで、100mあたり50〜300mgのイ
ンキ量を要する。水性ボールペンは5〜10倍以上のイ
ンキを消費するのでインキ追従体には厳しいインキ追従
性能が要求され、いきおい油性ボールペンのインキ追従
体に比べて、粘度、稠度の低いものが用いられてきたの
である。
【0005】一般に潤滑グリースでは粘稠度の低いもの
ほど安定性が悪く、放置しておくと油分が分離してくる
現象(離油)が起こりやすい。また、潤滑グリース中の
増粘剤成分が移動し易いと、疎の部分と密の部分が入り
交じり、均一な状態ではなくなり易い。また、粘稠度が
低いほど2本ロールミルや3本ロールミル、ニーダー、
プラネタリーミキサーなどの高粘度用の分散機では効率
よく分散できない。さらにビーズミル、サンドミル、ホ
モジナイザー、等の低粘度域が得意な分散機で調製出来
るほど低粘度でもない。分散機の効率が悪いと、経時的
な安定性が無くなるばかりでなく、ロット毎の粘稠度や
均一性も一定しない。水性ボールペン用のインキ追従体
も潤滑グリースと類似の材料を用いるものであるから、
同様の物理法則に基ずいた経時的挙動を示す。経時変化
によって離油が起こればインキ中の界面活性剤に影響し
て、界面活性剤のインキ中での効力を弱めたり、油滴と
してインキ流路を分断したりして筆記に悪影響を及ぼ
す。またインキ追従体中での増粘剤成分の均一性がなけ
れば追従する部分とインキ収容管内壁に粒状に付着する
物とが出来て、見栄えが悪いばかりで無く、内壁に付着
した分だけ量が減り、最後には揮発防止や漏洩防止など
の追従体として機能も無くなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は従来の
水性ボールペン用インキ追従体の欠点である製造ロット
毎、或いは経時的な品質の不安定を解消し、更に従来の
ものより追従性能の良いインキ追従体の製造方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を鋭意研究の結果、シリカ、アルミナ、酸化チタン、
樹脂類などの微粒子増粘剤を微視的にも極めて高度に均
一化させることを主眼に置くことによって、増粘剤の性
能をいつも最大限に発揮させると、経時的な安定性が増
し、更には製造ロット毎のばらつきをも軽減することを
見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】潤滑グリースと水性ボールペン用インキ追
従体は、使われる材料や調製法は良く似ているが、技術
思想としては明確な差異がある。潤滑グリースの場合、
潤滑目的でのみ使用される場合が多いので、付着させた
部分から油分が垂れ落ちないために構造粘性を強くし、
降伏値を持たせる。一方、水性ボールペン用インキ追従
体は後端以外に解放部のない容器中に位置し、更には自
身以外に摺動部のない環境下で用いられるものである
為、構造粘性や降伏値は小さくて良い。むしろインキに
追従していくために、構造粘性や降伏値は小さくなけれ
ばならないと言える。
【0009】一般に微粒子のシリカやアルミナ、酸化チ
タン等の無機増粘剤、無機或いは有機顔料や樹脂微粒子
など液中で構造粘性を得る微粒子粉体は、分散が良いほ
ど増粘効果が小さくなり、且つ降伏値も小さくなる。
【0010】インキ追従体を形成するゲル状物は耐落下
衝撃や、インキへの追従性、揮発防止性、見栄えなど様
々な要因で設計されるため、必ずしも効率よく分散でき
る粘度範囲で調製されていない。本発明者等の経験で
は、分散機にとって効率の良い粘度とは強い疑塑性を伴
うものより、ニュートン流体に近い部分での粘度を指す
ことが判っている。従って、溶剤量を予め控えて分散す
るのも効果がないわけではないが、基油の粘度を高く保
って分散する方が効率がよい。更に温度は高い方が表面
張力に代表される界面のエネルギーが活性で、増粘剤の
粉体や粒子が微視的視野でも濡れやすいと言えるが、分
散機の効率を上げることでも非常によい分散が得られ
る。本発明では分散機の効率にこだわり、必要なら温度
を下げて基油の粘度をあげたり、予め設計上混合される
べき低粘度溶剤を混入する工程を微粒子の分散後にする
など、分散機の効率が良い粘度範囲で徹底的に微分散す
る事を特徴とする。これは顔料を微分散した後に総合的
な性能を考慮して添加剤や希釈剤が加えられる、インク
や塗料などの調製法に近い思想である。
【0011】水性ボールペン用インキ追従体の基油とし
て用いられる溶剤はポリブテン、流動パラフィンやスピ
ンドル油等精製度の高い鉱油類、ジメチルポリシロキサ
ンやメチルフェニルポリシロキサンなどに代表されるシ
リコーンオイル類等が挙げられる。これらは水性インキ
に溶出することなく揮発減量も小さい。また一般的に水
性インキよりインク収容管に用いられるポリプロピレン
やポリエチレンなどの樹脂類との濡れが良く、インキの
消費量が視認しやすくなる利点も有する。
【0012】ポリブテンやシリコーンオイルには揮発性
の強いものもあるが、JIS C−2320に準じて9
8℃・5時間の揮発減量値を測り、この結果が概ね0.
2重量%以下のものであれば常温では2〜3年以上問題
はない。ポリブテンの揮発性は分子量と大きく相関す
る。前出の揮発減量値を満足させる目安を分子量で表す
と、平均分子量が概ね500以上のものが該当する。シ
リコーンオイルに関しては構造も重要な要素なので一概
に分子量だけでは判断できないので、前出の方法で実測
して目安とすると良いであろう。
【0013】本発明に用いる増粘剤として、アエロジル
R−972,R−974D,R−976D、RY−20
0(日本アエロジル(株)商品名)のような表面をメチル
化処理した微粒子シリカは好ましい材料である。これら
は単独でも併用しても構わないが、その総添加量はイン
キ追従体全量に対して1〜10重量%である。1%以下
でも疑塑性は付与できるが、増粘剤の量的な不足は明ら
かで、離油を防ぐことが出来ない。また、最も疑塑性を
付けにくいBET比表面積が50m2/cm程度の微粒子
シリカや酸化チタン、酸化アルミニウム、その他無機及
び有機の体質顔料等の粉体を用いて増粘しても、10%
を超えると、疑塑性や降伏値が強くなってインキへの追
従性が悪くなる。更に好ましい範囲に言及するなら、イ
ンキ追従体全量に対して2〜6重量%の範囲が適当であ
る。この添加量の範囲においては、離油を防止し、かつ
インキへの良好な追従性能を確保することが出来る。ア
エロジル#200、380、300、100、OX50
(日本アエロジル(株)商品名)、同じく同社の気相法で
作られた微粒子アルミナや微粒子酸化チタン或いはそれ
らの混合物などの親水性の増粘剤はHLBが4以下、な
るべくなら2以下の界面活性剤や、シランカップリング
剤、フルオロカーボン・メチルハイドロジェンシリコー
ンなどを添加すればインキへの干渉を押さえることが出
来る。シリコーンオイルを基油とする場合にはそれだけ
でもインキへの干渉を押さえることが出来ることが多
い。
【0014】本発明の水性ボールペン用インキ追従体の
追従性を向上するために界面活性剤などの添加剤を用い
るのも有効な手段である。ここで、界面活性剤の種別は
全く問わないが、インキ側のゲル状物では経時保存中に
インキへ溶出するものは好ましくなく、HLB値が4以
下の非イオン系界面活性剤が好ましい。さらに言えば一
般にフッ素系界面活性剤、シリコン系界面活性剤と呼ば
れているものが、基油の表面張力を著しく下げるため最
も好ましい。また、発明の主旨からも、増粘剤の分散安
定化、均一化や系の疎水化に効果のある前述のシランカ
ップリング剤、フルオロカーボン・メチルハイドロジェ
ンシリコーンなどを添加しても良い。添加剤は経時的な
安定性やインキへ悪影響などさえなければ積極的に用い
られるべきである。一般的に、これらの添加量は、効力
が発揮される最少の添加量である0.01%から最大で
も5重量%程度である。5重量%を超えて用いても性能
上問題とはならないが、添加効果としては全く無意味で
ある。更に望ましい範囲は0.1〜1重量%である。界
面活性剤は文字どおり界面に作用するもので、大過剰に
加えても効力が増すことはない。むしろ、如何に疎水性
の強い界面活性剤を用いるとも、インキ中にも親油基を
持った成分はあり、ペン全体の性能としては悪影響を及
ぼしかねないので、あまり多量に用いることは経時的な
安定性上好ましくはない。本発明者等の経験では、ポリ
エーテル変性シリコーンなど、基油にしたとしても優れ
た特性を持つ界面活性剤でも、1%を超えると性能的に
は変化が見られなかった。また、界面活性剤は分解など
によって経時的に効力が弱くなる場合がある。こういっ
た場合も想定すると、効果があるからと言って、最小限
度に押さえるのも問題である。経験上0.1%以上添加
した場合には経時的に界面活性剤の効力が失われたこと
はなかった。
【0015】本発明は製造方法に関する特許であるか
ら、実施例を持って詳細に説明するが、概念的には粘度
を高く保って、2本ロールミルや3本ロールミル、ニー
ダー、プラネタリーミキサーで分散したものを後から溶
剤などで希釈する、又は常温で丁度良く設定されている
配合物を、低温にして基油の粘度が高い状態をつくって
前出の分散機で微粒子を分散するものである。後から添
加するものは通常ただの溶剤であるが、こちらにも増粘
剤による疑塑性がついていても構わない。例えば鉱油の
ような低粘度の難揮発性溶剤に微粒子シリカや有機ベン
トナイトを加え、ビーズミルなどの高速・高剪断の分散
機で処理したものなどは単なる溶剤を加えるより良い結
果が得られる。添加剤は先に添加した方が系全体に均一
に分布させやすいので好ましいと言えるが、必要に応じ
て添加順序を変えることに何等問題はない。
【0016】本発明のインキ追従体の充填方法の一例を
示すと、インキ収容管にインキを充填し、ペン先を取り
付け、更にインキ追従体を充填する。しかる後、遠心分
離機で尾端方向からペン先方向に向けて強い遠心力をか
けるとインキとインキ追従体は間に空気などを挟むこと
なく見栄え良く充填される。
【0017】
【実施例】以下、実施例、比較例によって本発明を更に
説明する。試験3及び試験4に用いるボールペンの組立
には、国産遠心機(株)製H−103N型遠心分離機を用
い、ペンの尾端方向からペン先方向に遠心力がかかるよ
うに、毎分2800回転で10分間遠心力をかけ、内部
に混入した気泡を追い出した。
【0018】試験3及び試験4の水性ボールペン用イン
キを次に示すように調製した。 プリンテックス 25(カーホ゛ンフ゛ラック;デグサ社商品名) 7 重量部 PVP K−30 (ホ゜リヒ゛ニルヒ゜ロリト゛ン;GAF社製) 3.5 〃 グリセリン 10 〃 リシノール酸カリウム 0.5 〃 トリエタノールアミン 1 〃 1,2−ベンズイソチアゾリン3−オン 0.2 〃 ベンゾトリアゾール 0.2 〃 水 27.2 〃 以上をビーズミルで混練した後、カーボンブラックの粗
大粒子を取り除き プロピレングリコール 20 重量部 カ−ボポール 940(架橋型ホ゜リアクリル酸;B.F.ク゛ット゛リッチ社商品名) 0.4 〃 水 30 〃 を加えて、40sec-1の時の粘度が500mPa secとなる
水性ボールペン用インキを得た。
【0019】実施例1〜5及び比較例1〜5を各々同じ
材料ロットを使用して5回(ロット)ずつ調製した。ポ
リブテンのMW=は分子量。粘度は特にことわりがない
限り東機産業製E型粘度計(標準コーン使用)による2
5℃の実測値である。また、比較例6〜9は1ロットの
み試作し、実施例1の最初に出来たものと比較検討し
た。比較例6〜9はそれぞれ第1ロットのみの試作であ
るから、公平を期すために実施例1の第1ロットを代表
させたもので、恣意的な選択ではない。 試験1 粘度ばらつき 実施例1〜5及び比較例1〜5のインキ追従体の粘度を
測定した。粘度はE型粘度計のコーン角3度で1回転の
粘度を測り5つの内の最低値に対する最高値の割合を%
表示した。数値が小さいほど(100に近いほど)ばら
つきが小さいと言える。
【0020】試験2 経時安定性−1(離油試験) 実施例1〜5及び比較例1〜5の各5ロットをそれぞれ
1リットルのステンレスビーカーに、目立つような気泡
が混入しないように注意しながら擦り切り一杯取り、ピ
ンポン玉半分相当の穴をあけ、50℃の恒温槽に1週間
放置した。その結果しみ出してきた油の量で離油の程度
を判断した。評価は概ね1cc程度以下(1.5cc未満)
が○、概ね2〜3cc程度(1.5cc以上3.5cc未満)が
△、4cc程度(3.5cc以上)以上にあるようなら×と
した。これを○が0点、△3点、×が5点として、5ロ
ットの合計点を各々の実施例1〜5及び比較例1〜5の
点数とした。従って、点数が小さい程良い結果である。
一般的グリースにはJIS K2220−5.7で離油
度の試験方法が定められているが、前述の通り一般的グ
リースとインキ追従体はその使用目的も目標とする粘稠
度や粘弾性も根本的に異なるため、該試験法に準じた試
験ではインキ追従体は粘稠度を保ったまま漏出してしま
うので試験にならない。このため、本発明では経験的に
上記試験で代用した。
【0021】試験3 経時安定性−2(ペン体保存試
験) 実施例1〜5及び比較例1〜5の各5ロットで10本ず
つ、図1に示す水性ボールペンのホルダーを組み立て
た。内径4.0mmで半透明のポリプロピレンチューブを
インキ収容管10とし、所定のインキ20と各実施例1
〜5及び比較例1〜5のインキ追従体30を充填した。
ペン先部には、図1と同様の形態を持つ市販のボールペ
ン(UM−100;三菱鉛筆(株)商品名)のものと同じ
ボールペンチップを装着した。ボールペンチップホルダ
ー41の材質は快削ステンレス、ボール42は直径0.
5mmのタングステンカーバイトである。組上がったボー
ルペンのホルダーを組み込んだボールペン(図示せず)
のペン先部が上になるようにして50℃の恒温槽に1ヶ
月間放置した後、黙視にて油分がインク中に混入してい
る本数を数えて点数とした。点数は各ロット10本ずつ
で各例5ロットずつであるから、実施例1〜5及び比較
例1〜5はそれぞれ50サンプルであり、0点が最も良
く最低は50点である。 試験4 経時安定性−3(経時保存後筆記試験) 試験3で評価し終えたサンプルをそのまま4.5m/secの
速度で螺旋筆記した。インキ20がインキ収容管10の
内に1cm(約1.3g)以上残っているのに筆記できなく
なったものの本数を数えて点数とした。試験3同様、0
点が最も良く最低は50点である。 試験5 実施例1の5つの試作の内、最初に出来たもの
と、比較例6〜9を用いて試験3と同様のボールペンを
各10本組み立てた。インキ追従体は長さ(ボールペン
ペン先からインキ収容管尾端を結ぶ方向)で1.0cmと
なるように充填し、インキは長さで約9cm(約1g)を
充填した。このボールペンを4.5m/secの速度で連続5
00m螺旋筆記すると、約2/3のインキ(6cm=0.
67g)が消費された。この時点で螺旋筆記を終了し、
黙視にてインキ追従体の様子を観察した。筆記後のペン
で落下衝撃を観察した。インキ追従体の役割は揮発防止
の他に、落下などの外力からインキを保護することであ
り、インキの飛散が見られたものが悪いと評価し、落下
前と変わらないものほど良いとした。落下により、イン
キが飛散したものはインキが直接外気に触れることを意
味し、その後に放置した場合にはインキの乾燥は自明で
ある。
【0022】次に以上の実験で使用したインキ追従体の
実際例及び比較例について説明する。 実施例1 ポリブテン 100H (出光興産(株)商品名;MW=960;粘度19Pa sec) 47.4重量部 アエロジル R−976D (疎水性シリカ;日本アエロシ゛ル(株)商品名) 5 〃 エフトップ EF−801 (フッ素系界面活性剤;三菱マテリアル(株)商品名) 0.1 〃 以上の配合物を三本ロールミルで1回混練し、粘稠なゲ
ル状物1Aを得た。次いでプラネタリミキサー((株)ダ
ルトン製)に ゲル状物1A 52.5重量部 ダイアナプロセスオイルMC-S32(鉱油;出光興産(株)商品名) 47.5 〃 を秤量し、1時間攪拌して実施例1を得た。この比率で
基油としてのポリブテン100Hとダイアナプロセスオ
イルMC−S32とを混合したものの粘度は、25℃で
1Pa secである。 実施例2 ニッサンポリブテン 015N(日本油脂(株)商品名 ;MW=580;粘度2Pa sec;15℃粘度10Pa sec) 95 重量部 アエロジル R−974D (疎水性シリカ;日本アエロシ゛ル(株)商品名) 4 〃 KBM 504(シランカップリング剤;信越化学(株)商品名) 1 〃 タンク外側のジャンパーに15℃の水道水を十分に流し
ている、アジホモミキサー(特殊機化(株)製)で1時間
混練して実施例2を得た
【0023】 実施例3 ニッサンポリブテン 200SH (日本油脂(株)商品名;MW=2650;粘度420Pa sec) 48.4重量部 アエロジル R−972 (疎水性シリカ;日本アエロシ゛ル(株)商品名) 3 〃 SILWET FZ−2122 (シリコーン系界面活性剤;日本ユニカー(株)商品名) 0.1 〃 以上の配合物をプラネタリーミキサー(前出)で1時間
混練した後、KF54(メチルフェニルシリコーン油;信越
化学工業(株)商品名)48.5重量部を加え、更に1時間
混練して実施例3を得た。この比率で基油としてのニッ
サンポリブテン200SHとKF54とを混合したもの
の粘度は、25℃で4Pa secである。
【0024】 実施例4 KF96H(ジメチルシリコーン油 ;信越化学工業(株)商品名;粘度=10Pa sec) 36 重量部 アエロジル #200(微粒子シリカ;日本アエロシ゛ル(株)商品名) 3 〃 TSF484 (メチルハイドロジェンシリコーン;東芝シリコーン(株)商品名)1 重量部 を加え、3本ロールミルで2回混練してゲル状物4Aを
得た。外側のジャンパ温度を25℃にしたプラネタリミ
キサー(前出)に ゲル状物4A 40 重量部 ダイアナプロセスオイル MC−W90 60 〃 を秤量し、30分攪拌して実施例4を得た。この比率で
基油としてのKF96HとダイアナプロセスオイルMC
−W90とを混合したものの粘度は、25℃で1Pa sec
である。
【0025】 実施例5 ニッサンポリブテン 200SH 35.5重量部 アエロジル #200 4 〃 ジグリセリンジベヘニルエーテル 0.5 〃 以上の配合物を三本ロールミルで2回混練し、ゲル状物
5Aを得た。 ダイアナプロセスオイル MC−S32 58.5重量部 BENTON 34 (有機処理ベントナイト:ウイルバ−エリス社商品名) 1 〃 KBM 504 0.5 〃 エタノール 1 〃 以上を横型ビーズミル(ダイノ−ミル社製)でジルコニ
アビーズを用いて1時間攪拌した後、上面を解放したス
テンレスビーカーで60℃の条件下で3時間攪拌し、エ
タノールを揮発させ、ゲル状物5Bを得た。 ゲル状物5A 40 重量部 ゲル状物5B 60 〃 を秤量し、1時間攪拌して実施例2を得た この比率で基油としてのニッサンポリブテン200SH
とダイアナプロセスオイルMC−S32とを混合したも
のの粘度は、25℃で2Pa secである。
【0026】 比較例1 ポリブテン 100H 47.4重量部 ダイアナプロセスオイル MC−S32 47.5 〃 アエロジル R−976D 5 〃 エフトップ EF−801 0.1 〃 以上の配合物を三本ロールミルで1回混練したのち、プ
ラネタリミキサー((株)ダルトン製)移して、1時間攪
拌して比較例1を得た。比較例1に用いた比率で鉱油と
ポリブテンを混合したものは、25℃で1Pa secであっ
た。
【0027】 比較例2 ニッサンポリブテン 015N(粘度2Pa sec) 95 重量部 アエロジル R−974D 4 〃 KBM 504 1 〃 タンク外側のジャンパーに25℃の温水を十分に流して
いる、アジホモミキサー(特殊機化(株)製)で1時間混
練して比較例2を得た
【0028】 比較例3 ニッサンポリブテン 200SH 48.4重量部 KF54 48.5 〃 アエロジル R−972 3 〃 SILWET FZ−2122 0.1 〃 以上の配合物をプラネタリーミキサー(前出)で1時間
混練した後、を加え、更に1時間混練して比較例3を得
た。比較例3に用いた比率でポリブテンとシリコーン油
を混合したものは、25℃で4Pa secであった。
【0029】 比較例4 KF96H 36 重量部 ダイアナプロセスオイル MC−W90 60 〃 アエロジル #200 3 〃 TSF484 1 〃 を加え、3本ロールミルで2回混練して比較例4を得
た。比較例4に用いた比率で鉱油とシリコーン油を混合
したものは、25℃で1Pa secであった。
【0030】 比較例5 ニッサンポリブテン 200SH 35.5重量部 ダイアナプロセスオイル MC−S32 58.5 〃 BENTON 34 1 〃 エタノール 1 〃 アエロジル #200 4 〃 KBM 504 0.5 〃 ジグリセリンジベヘニルエーテル 0.5 〃 以上の配合物を三本ロールミルで2回混練して比較例5
を得た。比較例5に用いた比率で鉱油とポリブテンを混
合したものは、25℃で2Pa secであった。
【0031】 比較例6 ポリブテン 100H 63.3重量部 アエロジル R−976D 5 〃 エフトップ EF−801 0.1 〃 以上の配合物を三本ロールミルで1回混練し、粘稠なゲ
ル状物1Aを得た。次いでプラネタリミキサー(前出)
に ゲル状物1A 68.4重量部 ダイアナプロセスオイル MC−S32 31.6 〃 を秤量し、1時間攪拌して比較例6を得た。比較例6に
用いた比率で鉱油とポリブテンを混合したものは、25
℃で2.8Pa secであった。
【0032】 比較例7 ポリブテン 100H 71.2重量部 アエロジル R−976D 5 〃 エフトップ EF−801 0.1 〃 以上の配合物を三本ロールミルで1回混練し、粘稠なゲ
ル状物1Aを得た。次いでプラネタリミキサー(前出)
に ゲル状物1A 76.3重量部 ダイアナプロセスオイル MC−S32 23.7 〃 を秤量し、1時間攪拌して比較例7を得た。比較例7に
用いた比率で鉱油とポリブテンを混合したものは、25
℃で4.5Pa secであった。
【0033】 比較例8 ポリブテン 100H 75.9重量部 アエロジル R−976D 5 〃 エフトップ EF−801 0.1 〃 以上の配合物を三本ロールミルで1回混練し、粘稠なゲ
ル状物1Aを得た。次いでプラネタリミキサー(前出)
に ゲル状物1A 81.0重量部 ダイアナプロセスオイル MC−S32 19.0 〃 を秤量し、1時間攪拌して比較例8を得た。比較例8に
用いた比率で鉱油とポリブテンを混合したものは、25
℃で5.9Pa secであった。
【0034】 比較例9 ポリブテン 100H 79.1重量部 アエロジル R−976D 5 〃 エフトップ EF−801 0.1 〃 以上の配合物を三本ロールミルで1回混練し、粘稠なゲ
ル状物1Aを得た。次いでプラネタリミキサー(前出)
に ゲル状物1A 84.2重量部 ダイアナプロセスオイル MC−S32 15.8 〃 を秤量し、1時間攪拌して比較例9を得た。比較例9に
用いた比率で鉱油とポリブテンを混合したものは、25
℃で7.3Pa secであった。
【0035】 比較例10 ポリブテン 100H 79.1重量部 ダイアナプロセスオイル MC−S32 15.8 〃 アエロジル R−976D 5 〃 エフトップ EF−801 0.1 〃 以上の配合物を三本ロールミルで1回混練した後、プラ
ネタリミキサー(前出)で1時間攪拌して比較例10を
得た。
【表1】 実施例1と比較例1、実施例2と比較例2、実施例3と
比較例3、実施例4と比較例4、実施例5と比較例5
は、それぞれ同じ成分かつ同じ配合比で構成され、製造
方法のみが違うため、実施例1〜5及び比較例1〜5は
それぞれ同じ番号同士で対比させると本発明の製造方法
の優位性が良く判る。
【0036】試験5の結果を列記する。 実施例1(ロット1) インキ収容管のインキが無くなった部分には殆どインキ
追従した痕跡が見られず、インキ尾端にはインキ追従体
が1cmのまま残っていた。 比較例6 インキ追従体の通った後がわずかに認められるものの、
インキ尾端にはインキ追従体がほぼ全量(約1cm)残存
していた。 比較例7 インキ追従体の通過した痕跡があり、インキ尾端にはイ
ンキ追従体が5〜6mm程度残っていた。 比較例8 インキ追従体の通過した痕跡がはっきり認められ、イン
キ尾端に残ったインキ追従体の長さは2〜3mm程度であ
った。 比較例9 インキ収容管内壁には多量のインキ追従体が付着し、イ
ンキ尾端にはインキ追従体が全く残存していなかった。
試験5が終了した実施例1及び比較例6〜7を、高さ
1.5mから厚さ1cmの杉板の上に落下させたところ、
比較例8及び比較例9はインキがインキ収容管内に飛び
散ったが、他はインキ追従体がインキの飛散を防止して
いた。
【0037】比較例6〜9は実施例1と同じ製造方法で
同じ材料構成であるが配合比が異なる。実施例1及び比
較例6〜9を同列に評価することで基油の粘度が水性ボ
ールペン用インキ追従体の性能に与える影響を調べるこ
とが出来る。また、比較例9と比較例10は同じ成分か
つ同じ配合比で構成され、製造方法のみが違う。ただ
し、どちらも本発明の微粒子の分散条件である5Pa sec
以上で混練することを満足する。この2例を対比させる
ことで、一部の溶剤を後から加えるから分散が良くなる
のか、粘度が一定以上の高さに保たれていると分散が良
くなるのかが判る。
【0038】試験5の結果から、インキ追従体に用いる
基油の粘度は5Pa secあたりを境界として、それより大
きい場合は適正がないと判断される。また、比較例9と
比較例10は各々1ロットながらほぼ同等の粘性を示
し、試験2〜5に準じた試験でも全く同じ結果を得た。
参考にポリブテン、流動パラフィン、スピンドル油、ジ
メチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオ
イルを任意に組み合わせた試験でも本出願の実施例と同
様の傾向を示した。また、増粘剤に有機処理ベントナイ
ト(BENTON34;ウィルバエリス社商品名)を用
いた場合も、微粒子増粘剤より傾向が小さいものの、本
発明に準じた方法で調製した方が安定した品質が得られ
た。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の水性ボールペン用
インキ追従体の製造方法は、製造毎のばらつきが少な
く、経時的にも安定で、インキに対し悪影響も与えない
優れてたインキ追従体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって製造したインキ追従体を用いた
水性ボールペンのホルダーを示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 インキ収納管 20 インキ 30 インキ追従体 40 ペン先部 41 チップホルダー 42 ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌形 忠 神奈川県横浜市神奈川区入江二丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社研究開発センター内 (72)発明者 白石 克彦 神奈川県横浜市神奈川区入江二丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社研究開発センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性ボールペンのインキ追従体におい
    て、不揮発性もしくは難揮発性の有機溶剤からなる基油
    の25℃における粘度が設計上5Pa sec以下であるにも
    かかわらず、5Pa sec以上の粘度で微粒子増粘剤と混練
    し、その後、基油の粘度を25℃の温度下で5Pa sec以
    下に調整することを特徴としたインキ追従体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 ポリブテン、流動パラフィンやスピンド
    ル油に代表される精製度の高い鉱油類、難揮発性のシリ
    コーンオイル類の群より選ばれる1種類もしくは混合さ
    れた溶剤の温度を25℃以下に下げることによって、5
    Pa sec以上の粘度にして微粒子シリカと混練し、その後
    温度を25℃にすることで基油の粘度を5Pa sec以下に
    調整することを特徴としたインキ追従体の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリブテン、流動パラフィンやスピンド
    ル油に代表される精製度の高い鉱油類、難揮発性のシリ
    コーンオイル類の群より選ばれる少なくとも2種類以上
    の溶剤から構成され、混合後の粘度が25℃で5Pa sec
    以下になるインキ追従体の基油に於いて、5Pa sec以上
    の基油成分のみで微粒子シリカを混練し、その後低粘度
    の基油成分を添加することにより、基油の粘度を25℃
    の温度下で5Pa sec以下に調整することを特徴としたイ
    ンキ追従体の製造方法。
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