JPH11108727A - ガス遮断復帰方法、ガスセキュリティ装置および電子ガスメータ - Google Patents

ガス遮断復帰方法、ガスセキュリティ装置および電子ガスメータ

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JPH11108727A
JPH11108727A JP26862397A JP26862397A JPH11108727A JP H11108727 A JPH11108727 A JP H11108727A JP 26862397 A JP26862397 A JP 26862397A JP 26862397 A JP26862397 A JP 26862397A JP H11108727 A JPH11108727 A JP H11108727A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜式流量センサを用いる場合または超音波式
流量センサを用いる場合のいずれであっても、最適化さ
れた復帰安全確認時間に基づいて2次側ガス系統の復帰
判断の判断精度の最適化を図る。 【解決手段】 2次側ガス供給路13Bに流れるガスに
異常が検出され2次側ガス供給路13Bへのガス供給が
遮断された後のガス供給の復帰後にガスの供給異常が解
消されたか否かを評価するためのモニタリング期間であ
る復帰安全確認時間Tを求める場合に、ガス遮断弁26
より下流側の2次側ガス供給路13Bの配管形状に基づ
いて2次側ガス供給路13Bの配管容量の推定値して算
出される推定配管容量kと復帰安全確認時間Tとの相関
関係を予め求めておき、測定した推定配管容量kの実測
値を相関関係を参照して推定配管容量kの実測値に応じ
た復帰安全確認時間Tを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスの供給方法に
関し、特に、2次側ガス系統に供給されるガスの供給異
常を検出してガスの供給を遮断し、また2次側ガス系統
に供給されるガスの供給異常が解除されたことを検出し
てガスの供給を復帰するガス遮断復帰方法に関する。
【0002】また本発明は、セキュリティ装置に関し、
特に、2次側ガス系統に供給されるガスの供給異常を検
出してガスの供給を遮断し、また2次側ガス系統に供給
されるガスの供給異常が解除されたことを検出してガス
の供給を復帰するガスセキュリティ装置に関する。
【0003】また本発明は、ガスメータに関し、特に、
使用ガス量を計量し、2次側ガス系統に供給されるガス
の供給異常を検出してガスの供給を遮断し、また2次側
ガス系統に供給されるガスの供給異常が解除されたこと
を検出してガスの供給を復帰する電子ガスメータに関す
る。
【0004】
【従来の技術】従来この種のガス遮断復帰方法、この方
法を実行するガスセキュリティ装置、このようなガスセ
キュリティ装置を用いた電子ガスメータは、2次側ガス
系統に供給されるガスの供給異常を検出してガスの供給
を遮断し、また遮断弁を開栓してガスの供給を復帰させ
た後の復帰安全確認時間に2次側ガス系統に供給される
ガスの供給異常が解除されたことを検出してする復帰安
全確認漏洩遮断機能を有していた。
【0005】このような復帰安全確認漏洩遮断機能にお
いて、膜式流量センサが生成する流量パルスを用いてガ
ス供給流量を計測する場合、2次側ガス供給路に流れる
ガスに異常が検出され2次側ガス供給路へのガス供給が
遮断された後のガス供給の復帰後にガスの供給異常が解
消されたか否かを評価するためのモニタリング期間であ
る復帰安全確認時間は、通常一定値に固定されていた。
【0006】具体的には、前述の膜式流量センサを用い
る場合、復帰安全確認時間は1分間に固定されており、
2次側ガス供給路へのガス供給が遮断された後のガス供
給の復帰後の復帰安全確認時間内に膜式流量センサから
の流量パルスが検出された場合に、ガスの供給異常が解
消されていないと判断して2次側ガス供給路へのガス供
給を遮断していた。
【0007】ここで、2次側ガス供給路に接続された2
次側ガス系統のガスの供給異常が解消されたか否かは、
例えば、機械的構造の制限に起因して膜式流量センサが
0.7リットルのガス供給流量に対して1つの流量パル
ス(0.7リットル/パルス)を生成する場合、21リ
ットル/時間未満のガス供給流量が検出されていること
により行われていた。すなわち、この場合膜式流量セン
サからは1パルス/分(21/0.35=60秒で1パ
ルス)のパルスレートで流量パルスが生成されるので、
21リットル/時間未満のガス供給流量に対しては1分
間の復帰安全確認時間内には流量パルスが間出されない
ことになり、この状態を以て2次側ガス供給路に接続さ
れた2次側ガス系統のガスの供給異常が解消されたと判
定していた。
【0008】また前述の膜式流量センサを用いる場合、
2次側ガス供給路へのガス供給が遮断された後のガス供
給の復帰後の復帰安全確認時間内に2次側ガス供給路内
のガス圧が60±40mmH2Oまで低下した場合に、
ガスの供給異常が解消されていないと判断して2次側ガ
ス供給路へのガス供給を遮断してフェイルセーフ性を向
上させていた。
【0009】一方、前述の超音波式流量センサを用いる
場合、膜式流量センサのような機械的な検出方法に代え
て超音波の伝搬速度を用いたガス流量計測方法を用いる
ためガス供給流量の計測サンプリング時間間隔は数秒程
度(具体的には、2秒)であり、膜式流量センサに比べ
て瞬時にガス供給流量の計測ができ、その結果、復帰安
全確認時間も膜式流量センサに比べて数秒程度まで短く
することが可能であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】2次側ガス供給路に接
続された2次側ガス系統のガスの供給異常が解消された
か否かの復帰判断を2次側ガス供給路内のガス圧やガス
供給流量に基づく復帰安全確認時間によって判断する場
合、復帰安全確認時間が、2次側ガス供給路に接続され
た2次側ガス系統の配管長や配管径等に基づいて決定さ
れる配管容積や、2次側ガス系統を構成するガス機器の
燃焼量に応じて個別に最適化して正確な復帰判断を行う
必要がある。
【0011】しかしながら、このような従来のガス遮断
復帰方法、この方法を実行するガスセキュリティ装置、
このようなガスセキュリティ装置を用いた電子ガスメー
タでは、膜式流量センサを用いる場合または超音波式流
量センサを用いる場合のいずれであっても、復帰安全確
認時間が一定時間に固定されており、2次側ガス系統の
復帰判断の判断精度の最適化を図る場合、2次側ガス供
給路に接続された2次側ガス系統毎の配管長や配管径等
に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系統を
構成するガス機器の燃焼量に対応させた復帰安全確認時
間が工場出荷時に一定値に固定されてしまうという問題
点があった。
【0012】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、第1に、2次側ガス供給路
に流れるガスに異常が検出され2次側ガス供給路へのガ
ス供給が遮断された後のガス供給の復帰後にガスの供給
異常が解消されたか否かを評価するためのモニタリング
期間である復帰安全確認時間を求める場合に、ガス遮断
弁より下流側の2次側ガス供給路の配管形状に基づいて
2次側ガス供給路の配管容量の推定値して算出される推
定配管容量と復帰安全確認時間との相関関係を予め求め
ておき、測定した推定配管容量の実測値を相関関係を参
照して推定配管容量の実測値に応じた復帰安全確認時間
を求めるガス遮断復帰方法であって、ガス遮断弁より下
流側の2次側ガス供給路の配管形状に基づいて2次側ガ
ス供給路の配管容量の推定値して算出される推定配管容
量に対して2次側ガス供給路におけるガスの供給を復帰
し2次側ガス供給路に流れる配管内圧力をモニタリング
した際にガスの供給異常が解消されたか否かを評価する
ためのモニタリング期間である復帰安全確認時間の相関
関係を予め求める工程と、ガス供給路に設けられたガス
遮断弁を作動させガス供給路内のガスの供給を一時的に
遮断している間の2次側ガス供給路におけるガス圧力が
予め設定されているガス圧力定数の圧力差だけ低下する
までに要する時間である圧力緩和時間とそのときに2次
側ガス供給路に流れるガス供給流量と圧力緩和時間とを
演算して推定配管容量を求める工程と、推定配管容量及
び相関関係を参照して2次側ガス供給路に最適な復帰安
全確認時間を求める工程とを有する論理構成により、膜
式流量センサを用いる場合または超音波式流量センサを
用いる場合のいずれであっても、2次側ガス供給路に接
続された2次側ガス系統毎の配管長や配管径等に基づい
て決定される配管容積や、各2次側ガス系統を構成する
ガス機器の燃焼量に対応させた推定配管容量及び相関関
係を参照して2次側ガス供給路毎に最適な復帰安全確認
時間を個別に求め、このような最適化された復帰安全確
認時間に基づいて2次側ガス系統の復帰判断の判断精度
の最適化を図り、その結果、復帰安全確認時間の最適化
を図ることを課題としている。
【0013】第2に、2次側ガス供給路に流れるガスに
異常が検出され2次側ガス供給路へのガス供給が遮断さ
れた後のガス供給の復帰後にガスの供給異常が解消され
たか否かを評価するためのモニタリング期間である復帰
安全確認時間を求める場合に、ガス遮断弁より下流側の
2次側ガス供給路の配管形状に基づいて2次側ガス供給
路の配管容量の推定値して算出される推定配管容量と復
帰安全確認時間との相関関係を予め求めておく手段と、
測定した推定配管容量の実測値を相関関係に当てはめて
推定配管容量の実測値に応じた復帰安全確認時間を求め
る手段とを有するガスセキュリティ装置であって、ガス
遮断弁より下流側の2次側ガス供給路の配管形状に基づ
いて2次側ガス供給路の配管容量の推定値して算出され
る推定配管容量に対して2次側ガス供給路におけるガス
の供給を復帰し2次側ガス供給路に流れる配管内圧力を
モニタリングした際にガスの供給異常が解消されたか否
かを評価するためのモニタリング期間である復帰安全確
認時間の相関関係を予め保持するテーブルと、ガス供給
路に設けられたガス遮断弁を作動させガス供給路内のガ
スの供給を一時的に遮断している間の2次側ガス供給路
におけるガス圧力が予め設定されているガス圧力定数の
圧力差だけ低下するまでに要する時間である圧力緩和時
間とそのときに2次側ガス供給路に流れるガス供給流量
と圧力緩和時間とを演算して推定配管容量を求める配管
容量推定手段と、推定配管容量をテーブルに当てはめて
2次側ガス供給路に最適な復帰安全確認時間を求める復
帰安全確認時間算出手段とを有し、配管容量推定手段
が、圧力緩和時間の測定時に2次側ガス供給路に流れる
ガス供給流量と圧力緩和時間とを演算して推定配管容量
を求めるように構成され、復帰安全確認時間算出手段
が、第1手段で予め求めてある相関関係に配管容量推定
手段で求めた推定配管容量を当てはめて配管容量推定手
段で求めた圧力緩和時間に対応する復帰安全確認時間を
求めるように構成されることにより、膜式流量センサを
用いる場合または超音波式流量センサを用いる場合のい
ずれであっても、2次側ガス供給路に接続された2次側
ガス系統毎の配管長や配管径等に基づいて決定される配
管容積や、各2次側ガス系統を構成するガス機器の燃焼
量に対応させた推定配管容量をテーブルに当てはめて2
次側ガス供給路毎に最適な復帰安全確認時間を個別に求
め、このような最適化された復帰安全確認時間に基づい
て2次側ガス系統の復帰判断の判断精度の最適化を図
り、その結果、復帰安全確認時間の最適化を図ることを
課題としている。
【0014】第3に、使用ガス量を計量し、2次側ガス
系統に供給されるガスの供給異常を検出してガスの供給
を遮断し、また2次側ガス系統に供給されるガスの供給
異常が解除されたことを検出してガスの供給を復帰する
電子ガスメータにおいて、前述のガスセキュリティ装置
と、ガス供給路に接続され燃焼量の少ないガス機器を作
動させて燃焼動作を促す燃焼制御手段と、燃焼量の少な
いガス機器の燃焼時のガス供給流量を基準ガス供給流量
として求めると共に、そのときの2次側ガス供給路のガ
ス圧力を基準ガス圧力として求めるガス圧測定センサ
と、ガス供給路に設けられたガス遮断弁を作動させガス
供給路内のガスの供給を一時的に遮断するガス遮断弁と
を有し、燃焼制御手段が、2次側ガス供給路に流れるガ
ス供給流量を復帰安全確認時間だけモニタリングし、ガ
スの供給異常が解消されたか否かを評価するように構成
されていることにより、膜式流量センサを用いる場合ま
たは超音波式流量センサを用いる場合のいずれであって
も、2次側ガス供給路に接続された2次側ガス系統毎の
配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積や、各
2次側ガス系統を構成するガス機器の燃焼量に対応させ
た推定配管容量をテーブルに当てはめて2次側ガス供給
路毎に最適な復帰安全確認時間を個別に求め、このよう
な最適化された復帰安全確認時間に基づいて2次側ガス
系統の復帰判断の判断精度の最適化を図り、その結果、
復帰安全確認時間の最適化を図ることを課題としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成された請求項1に記載の発明は、2次側
ガス系統(13B,30,…,30)に供給されるガス
の供給異常を検出してガスの供給を遮断し、また2次側
ガス系統(13B,30,…,30)に供給されるガス
の供給異常が解除されたことを検出してガスの供給を復
帰するガス遮断復帰方法において、2次側ガス供給路1
3Bに流れるガスに異常が検出され2次側ガス供給路1
3Bへのガス供給が遮断された後のガス供給の復帰後に
ガスの供給異常が解消されたか否かを評価するためのモ
ニタリング期間である復帰安全確認時間Tを求める場合
に、ガス遮断弁26より下流側の2次側ガス供給路13
Bの配管形状に基づいて当該2次側ガス供給路13Bの
配管容量の推定値して算出される推定配管容量kと前記
復帰安全確認時間Tとの相関関係を予め求めておき、測
定した推定配管容量kの実測値を当該相関関係を参照し
て当該推定配管容量kの実測値に応じた前記復帰安全確
認時間Tを求める論理構成とした。
【0016】請求項1に記載の発明に依れば、膜式流量
センサを用いる場合または超音波式流量センサを用いる
場合のいずれであっても、2次側ガス供給路13Bに接
続された2次側ガス系統(13B,30,…,30)毎
の配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積や、
各2次側ガス系統(13B,30,…,30)を構成す
るガス機器30,…,30の燃焼量に対応させた推定配
管容量k及び相関関係を参照して2次側ガス供給路13
B毎に最適な復帰安全確認時間Tを個別に求めることが
できるようになり、このような最適化された復帰安全確
認時間Tに基づいて2次側ガス系統(13B,30,
…,30)の復帰判断の判断精度の最適化を図ることが
できるようになり、その結果、復帰安全確認時間Tの最
適化を図ることができるようになる。
【0017】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガス遮
断復帰方法において、ガス遮断弁26より下流側の前記
2次側ガス供給路13Bの配管形状に基づいて当該前記
2次側ガス供給路13Bの配管容量の推定値して算出さ
れる前記推定配管容量kに対して前記2次側ガス供給路
13Bにおけるガスの供給を復帰し当該前記2次側ガス
供給路13Bに流れる配管内圧力Pをモニタリングした
際にガスの供給異常が解消されたか否かを評価するため
のモニタリング期間である前記復帰安全確認時間Tの相
関関係を予め求める工程と、ガス供給路13に設けられ
た前記ガス遮断弁26を作動させ当該ガス供給路13内
のガスの供給を一時的に遮断している間の前記2次側ガ
ス供給路13Bにおけるガス圧力Pが予め設定されてい
るガス圧力P定数ΔPの圧力差だけ低下するまでに要す
る時間である圧力緩和時間ΔTとそのときに前記2次側
ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qとを演算して
前記推定配管容量kを求める工程と、当該前記推定配管
容量k及び前記相関関係を参照して前記2次側ガス供給
路13Bに最適な前記復帰安全確認時間Tを求める工程
とを有する論理構成とした。
【0018】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、膜式流量センサを用いる場合ま
たは超音波式流量センサを用いる場合のいずれであって
も、圧力緩和時間ΔTとそのときに2次側ガス供給路1
3Bに流れるガス供給流量Qとを演算して推定配管容量
kを求め、推定配管容量k及び相関関係を参照して2次
側ガス供給路13Bに最適な復帰安全確認時間Tを求め
ているので、2次側ガス供給路13Bに接続された2次
側ガス系統(13B,30,…,30)毎の配管長や配
管径等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス
系統(13B,30,…,30)を構成するガス機器3
0,…,30の燃焼量に対応させた推定配管容量k及び
相関関係を参照できるようになり、その結果、2次側ガ
ス供給路13B毎に最適な復帰安全確認時間Tを個別に
求めることができるようになる。すなわち、このような
最適化された復帰安全確認時間Tに基づいて2次側ガス
系統(13B,30,…,30)の復帰判断の判断精度
の最適化を図ることができるようになり、その結果、復
帰安全確認時間Tの最適化を図ることができるようにな
る。
【0019】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のガス遮
断復帰方法において、ガス供給路13に接続され燃焼量
の少ないガス機器30,…,30を作動させて燃焼動作
を促す第2工程を有する論理構成とした。
【0020】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、膜式流量センサを用いる場合ま
たは超音波式流量センサを用いる場合のいずれであって
も、ガス供給路13に接続され燃焼量の少ないガス機器
30,…,30を作動させた状態で圧力緩和時間ΔTを
求めているので、微少漏洩に起因するガス供給流量Qと
燃焼機器30,…,30の最低ガス供給流量Qを、2次
側ガス供給路13Bに接続された2次側ガス系統(13
B,30,…,30)毎の配管長や配管径等に基づいて
決定される配管容積や、各2次側ガス系統(13B,3
0,…,30)を構成するガス機器30,…,30の燃
焼量に対応させて判別できるようになる。更に、燃焼量
の少ないガス機器30,…,30に対応させて求めた圧
力緩和時間ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに
流れるガス供給流量Qとを演算して燃焼量の少ないガス
機器30,…,30に対応させた推定配管容量kを求
め、推定配管容量k及び燃焼量の少ないガス機器30,
…,30に対応させた相関関係を参照して燃焼量の少な
いガス機器30,…,30に対応させた2次側ガス供給
路13Bに最適な復帰安全確認時間Tを求めているの
で、2次側ガス供給路13Bに接続された2次側ガス系
統(13B,30,…,30)毎の配管長や配管径等に
基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系統(1
3B,30,…,30)を構成する燃焼量の少ないガス
機器30,…,30に対応させた推定配管容量k及び相
関関係を参照できるようになり、その結果、2次側ガス
供給路13B毎に燃焼量の少ないガス機器30,…,3
0に対応させた最適な復帰安全確認時間Tを個別に求め
ることができるようになる。すなわち、このような燃焼
量の少ないガス機器30,…,30に対応させて最適化
された復帰安全確認時間Tに基づいて2次側ガス系統
(13B,30,…,30)の復帰判断の判断精度の最
適化を図ることができるようになり、その結果、復帰安
全確認時間Tの最適化を図ることができるようになる。
【0021】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のガス遮
断復帰方法において、当該燃焼量の少ないガス機器3
0,…,30の燃焼時のガス供給流量Qを基準ガス供給
流量Q0として求めると共に、そのときの前記2次側ガ
ス供給路13Bのガス圧力Pを基準ガス圧力P0として
求める第3工程を有する論理構成とした。
【0022】請求項4に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、膜式流量センサを用いる場合ま
たは超音波式流量センサを用いる場合のいずれであって
も、ガス供給路13に接続され燃焼量の少ないガス機器
30,…,30を作動させた状態でそのときの2次側ガ
ス供給路13Bのガス圧力Pを基準ガス圧力P0として
求め、この基準ガス圧力P0を微少漏洩時のガス供給流
量Qに起因するガス圧力低下の判断基準として用い、こ
の基準ガス圧力P0から所定圧力だけガス圧力Pが低下
するまでの降下時間を圧力緩和時間ΔTとして求めてい
るので、微少漏洩に起因するガス供給流量Qと燃焼機器
30,…,30の最低ガス流量P0を、2次側ガス供給
路13Bに接続された2次側ガス系統(13B,30,
…,30)毎の配管長や配管径等に基づいて決定される
配管容積や、各2次側ガス系統(13B,30,…,3
0)を構成するガス機器30,…,30の燃焼量に対応
させて判別できるようになる。更に、燃焼量の少ないガ
ス機器30,…,30に対応させて求めた圧力緩和時間
ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに流れるガス
供給流量Qとを演算して燃焼量の少ないガス機器30,
…,30に対応させた推定配管容量kを求め、推定配管
容量k及び燃焼量の少ないガス機器30,…,30に対
応させた相関関係を参照して燃焼量の少ないガス機器3
0,…,30に対応させた2次側ガス供給路13Bに最
適な復帰安全確認時間Tを求めているので、2次側ガス
供給路13Bに接続された2次側ガス系統(13B,3
0,…,30)毎の配管長や配管径等に基づいて決定さ
れる配管容積や、各2次側ガス系統(13B,30,
…,30)を構成する燃焼量の少ないガス機器30,
…,30に対応させた推定配管容量k及び相関関係を参
照できるようになり、その結果、2次側ガス供給路13
B毎に微少漏洩に起因するガス供給流量Qと燃焼機器3
0,…,30の最低ガス流量P0に対応させたまたは燃
焼量の少ないガス機器30,…,30に対応させた最適
な復帰安全確認時間Tを個別に求めることができるよう
になる。すなわち、このような燃焼量の少ないガス機器
30,…,30または微少漏洩に起因するガス供給流量
Qに対応させて最適化された復帰安全確認時間Tに基づ
いて2次側ガス系統(13B,30,…,30)の復帰
判断の判断精度の最適化を図ることができるようにな
り、その結果、復帰安全確認時間Tの最適化を図ること
ができるようになる。
【0023】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のガス遮
断復帰方法において、ガス供給路13に設けられた前記
ガス遮断弁26を作動させ当該ガス供給路13内のガス
の供給を一時的に遮断する第4工程を有する論理構成と
した。
【0024】請求項5に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、膜式流量センサを用いる場合ま
たは超音波式流量センサを用いる場合のいずれであって
も、ガス供給路13に設けられた前記ガス遮断弁26を
作動させ当該ガス供給路13内のガスの供給を一時的に
遮断することによって、ガス供給路13に接続され燃焼
量の少ないガス機器30,…,30を作動させた状態で
そのときの2次側ガス供給路13Bのガス圧力Pを基準
ガス圧力P0として求めることができるようになる。こ
のようにして求めた基準ガス圧力P0を微少漏洩時のガ
ス供給流量Qに起因するガス圧力低下の判断基準として
用い、この基準ガス圧力P0から所定圧力だけガス圧力
Pが低下するまでの降下時間を圧力緩和時間ΔTとして
求めているので、微少漏洩に起因するガス供給流量Qと
燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0を、2次側
ガス供給路13Bに接続された2次側ガス系統(13
B,30,…,30)毎の配管長や配管径等に基づいて
決定される配管容積や、各2次側ガス系統(13B,3
0,…,30)を構成するガス機器30,…,30の燃
焼量に対応させて判別できるようになる。更に、燃焼量
の少ないガス機器30,…,30に対応させて求めた圧
力緩和時間ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに
流れるガス供給流量Qとを演算して燃焼量の少ないガス
機器30,…,30に対応させた推定配管容量kを求
め、推定配管容量k及び燃焼量の少ないガス機器30,
…,30に対応させた相関関係を参照して燃焼量の少な
いガス機器30,…,30に対応させた2次側ガス供給
路13Bに最適な復帰安全確認時間Tを求めているの
で、2次側ガス供給路13Bに接続された2次側ガス系
統(13B,30,…,30)毎の配管長や配管径等に
基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系統(1
3B,30,…,30)を構成する燃焼量の少ないガス
機器30,…,30に対応させた推定配管容量k及び相
関関係を参照できるようになり、その結果、2次側ガス
供給路13B毎に微少漏洩に起因するガス供給流量Qと
燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応させ
たまたは燃焼量の少ないガス機器30,…,30に対応
させた最適な復帰安全確認時間Tを個別に求めることが
できるようになる。すなわち、このような燃焼量の少な
いガス機器30,…,30または微少漏洩に起因するガ
ス供給流量Qに対応させて最適化された復帰安全確認時
間Tに基づいて2次側ガス系統(13B,30,…,3
0)の復帰判断の判断精度の最適化を図ることができる
ようになり、その結果、復帰安全確認時間Tの最適化を
図ることができるようになる。
【0025】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5のいずれ
か一項に記載のガス遮断復帰方法において、前記圧力緩
和時間ΔTの測定時に前記2次側ガス供給路13Bに流
れるガス供給流量Qとを演算して前記第4工程実行時の
前記推定配管容量kを求める第5工程を有する論理構成
とした。
【0026】請求項6に記載の発明に依れば、請求項2
乃至5のいずれか一項に記載の効果に加えて、膜式流量
センサを用いる場合または超音波式流量センサを用いる
場合のいずれであっても、ガス供給路13に設けられた
前記ガス遮断弁26を作動させ当該ガス供給路13内の
ガスの供給を一時的に遮断することによって、ガス供給
路13に接続され燃焼量の少ないガス機器30,…,3
0を作動させた状態でそのときの2次側ガス供給路13
Bのガス圧力Pを基準ガス圧力P0として求めることが
できるようになる。このようにして求めた基準ガス圧力
P0を微少漏洩時のガス供給流量Qに起因するガス圧力
低下の判断基準として用い、この基準ガス圧力P0から
所定圧力だけガス圧力Pが低下するまでの降下時間を圧
力緩和時間ΔTとして求め、更に、圧力緩和時間ΔTの
測定時に2次側ガス供給路13Bに流れるガス供給流量
Qと圧力緩和時間ΔTを演算して推定配管容量kを求め
ているので、微少漏洩に起因するガス供給流量Qと燃焼
機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応する推定
配管容量kを、2次側ガス供給路13Bに接続された2
次側ガス系統(13B,30,…,30)毎の配管長や
配管径等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガ
ス系統(13B,30,…,30)を構成するガス機器
30,…,30の燃焼量に対応させて判別できるように
なる。更に、燃焼量の少ないガス機器30,…,30に
対応させて求めた圧力緩和時間ΔTとそのときに2次側
ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qとを演算して
燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応する
推定配管容量kを求め、推定配管容量k及び燃焼機器3
0,…,30の最低ガス流量P0に対応された相関関係
を参照して燃焼量の少ないガス機器30,…,30に対
応させた2次側ガス供給路13Bに最適な復帰安全確認
時間Tを求めているので、2次側ガス供給路13Bに接
続された2次側ガス系統(13B,30,…,30)毎
の配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積や、
各2次側ガス系統(13B,30,…,30)を構成す
る燃焼量の少ないガス機器30,…,30に対応させて
燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応する
推定配管容量k及び相関関係を参照できるようになり、
その結果、2次側ガス供給路13B毎に微少漏洩に起因
するガス供給流量Qと燃焼機器30,…,30の最低ガ
ス流量P0に対応させたまたは燃焼量の少ないガス機器
30,…,30に対応させた最適な復帰安全確認時間T
を個別に求めることができるようになる。すなわち、こ
のような燃焼量の少ないガス機器30,…,30または
微少漏洩に起因するガス供給流量Qに対応させて最適化
された復帰安全確認時間Tに基づいて2次側ガス系統
(13B,30,…,30)の復帰判断の判断精度の最
適化を図ることができるようになり、その結果、復帰安
全確認時間Tの最適化を図ることができるようになる。
【0027】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のガス遮
断復帰方法において、前記第1工程で予め求めてある前
記相関関係に前記第5工程で求めた前記推定配管容量k
を当てはめて当該第5工程で求めた圧力緩和時間ΔTに
対応する前記復帰安全確認時間Tを求める第6工程を有
する論理構成とした。
【0028】請求項7に記載の発明に依れば、請求項6
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0029】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項8に記載の発明は、請求項2乃至7のいずれ
か一項に記載のガス遮断復帰方法において、前記2次側
ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qを前記復帰安
全確認時間Tだけモニタリングし、ガスの供給異常が解
消されたか否かを評価する第7工程とを有する論理構成
とした。
【0030】請求項8に記載の発明に依れば、請求項2
乃至7のいずれか一項に記載の効果に加えて、膜式流量
センサを用いる場合または超音波式流量センサを用いる
場合のいずれであっても、圧力緩和時間ΔTの測定時に
2次側ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qと圧力
緩和時間ΔTを演算して推定配管容量kを求めているの
で、微少漏洩に起因するガス供給流量Qと燃焼機器3
0,…,30の最低ガス流量P0に対応する推定配管容
量kを、2次側ガス供給路13Bに接続された2次側ガ
ス系統(13B,30,…,30)毎の配管長や配管径
等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系統
(13B,30,…,30)を構成するガス機器30,
…,30の燃焼量に対応させて判別でき、更に、燃焼量
の少ないガス機器30,…,30に対応させて求めた圧
力緩和時間ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに
流れるガス供給流量Qとを演算して燃焼機器30,…,
30の最低ガス流量P0に対応する推定配管容量kを求
め、推定配管容量k及び燃焼機器30,…,30の最低
ガス流量P0に対応された相関関係を参照して燃焼量の
少ないガス機器30,…,30に対応させた2次側ガス
供給路13Bに最適な復帰安全確認時間Tを求めてい
る。2次側ガス供給路13Bに接続された2次側ガス系
統(13B,30,…,30)毎の配管長や配管径等に
基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系統(1
3B,30,…,30)を構成する燃焼量の少ないガス
機器30,…,30に対応させて燃焼機器30,…,3
0の最低ガス流量P0に対応する推定配管容量k及び相
関関係を参照できるようになり、その結果、2次側ガス
供給路13B毎に微少漏洩に起因するガス供給流量Qと
燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応させ
たまたは燃焼量の少ないガス機器30,…,30に対応
させた最適な復帰安全確認時間Tを個別に求めることが
できるようになる。すなわち、2次側ガス供給路13B
に流れるガス供給流量Qを復帰安全確認時間Tに基づく
最適時間だけモニタリングし、ガスの供給異常が解消さ
れたか否かの評価の判断精度の最適化を図ることができ
るようになる。
【0031】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項9に記載の発明は、2次側ガス系統(13
B,30,…,30)に供給されるガスの供給異常を検
出してガスの供給を遮断し、また2次側ガス系統(13
B,30,…,30)に供給されるガスの供給異常が解
除されたことを検出してガスの供給を復帰するガスセキ
ュリティ装置10において、2次側ガス供給路13Bに
流れるガスに異常が検出され2次側ガス供給路13Bへ
のガス供給が遮断された後のガス供給の復帰後にガスの
供給異常が解消されたか否かを評価するためのモニタリ
ング期間である復帰安全確認時間Tを求める場合に、ガ
ス遮断弁26より下流側の2次側ガス供給路13Bの配
管形状に基づいて当該2次側ガス供給路13Bの配管容
量の推定値して算出される推定配管容量kと前記復帰安
全確認時間Tとの相関関係を予め求めておく手段と、測
定した推定配管容量kの実測値を当該相関関係に当ては
めて当該推定配管容量kの実測値に応じた前記復帰安全
確認時間Tを求める手段とを有するハードウェア構成と
した。
【0032】請求項9に記載の発明に依れば、膜式流量
センサを用いる場合または超音波式流量センサを用いる
場合のいずれであっても、2次側ガス供給路13Bに接
続された2次側ガス系統(13B,30,…,30)毎
の配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積や、
各2次側ガス系統(13B,30,…,30)を構成す
るガス機器30,…,30の燃焼量に対応させた推定配
管容量k及び相関関係を参照して2次側ガス供給路13
B毎に最適な復帰安全確認時間Tを個別に求めることが
できるようになり、このような最適化された復帰安全確
認時間Tに基づいて2次側ガス系統(13B,30,
…,30)の復帰判断の判断精度の最適化を図ることが
できるようになり、その結果、復帰安全確認時間Tの最
適化を図ることができるようになる。
【0033】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のガス
セキュリティ装置10において、ガス遮断弁26より下
流側の前記2次側ガス供給路13Bの配管形状に基づい
て当該前記2次側ガス供給路13Bの配管容量の推定値
して算出される前記推定配管容量kに対して前記2次側
ガス供給路13Bにおけるガスの供給を復帰し当該前記
2次側ガス供給路13Bに流れる配管内圧力Pをモニタ
リングした際にガスの供給異常が解消されたか否かを評
価するためのモニタリング期間である前記復帰安全確認
時間Tの相関関係を予め保持するテーブル11と、ガス
供給路13に設けられた前記ガス遮断弁26を作動させ
当該ガス供給路13内のガスの供給を一時的に遮断して
いる間の前記2次側ガス供給路13Bにおけるガス圧力
Pが予め設定されているガス圧力P定数ΔPの圧力差だ
け低下するまでに要する時間である圧力緩和時間ΔTと
そのときに前記2次側ガス供給路13Bに流れるガス供
給流量Qとを演算して前記推定配管容量kを求める配管
容量推定手段12と、当該前記推定配管容量kを前記テ
ーブル11に当てはめて前記2次側ガス供給路13Bに
最適な前記復帰安全確認時間Tを求める復帰安全確認時
間算出手段14とを有するハードウェア構成とした。
【0034】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果に加えて、膜式流量センサを用いる場合
または超音波式流量センサを用いる場合のいずれであっ
ても、配管容量推定手段12によって求められた圧力緩
和時間ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに流れ
るガス供給流量Qとを演算して推定配管容量kを配管容
量推定手段12を用いて求めることができるようにな
り、推定配管容量k及びテーブル11を参照して2次側
ガス供給路13Bに最適な復帰安全確認時間Tを復帰安
全確認時間算出手段14を用いて求めることができるよ
うになるので、2次側ガス供給路13Bに接続された2
次側ガス系統(13B,30,…,30)毎の配管長や
配管径等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガ
ス系統(13B,30,…,30)を構成するガス機器
30,…,30の燃焼量に対応させた推定配管容量k及
びテーブル11を参照できるようになり、その結果、2
次側ガス供給路13B毎に最適な復帰安全確認時間Tを
個別に求めることができるようになる。すなわち、この
ような最適化された復帰安全確認時間Tに基づいて2次
側ガス系統(13B,30,…,30)の復帰判断の判
断精度の最適化を図ることができるようになり、その結
果、復帰安全確認時間Tの最適化を図ることができるよ
うになる。
【0035】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のガ
スセキュリティ装置10において、前記配管容量推定手
段12が、前記圧力緩和時間ΔTの測定時に前記2次側
ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qとを演算して
前記推定配管容量kを求めるように構成されているハー
ドウェア構成とした。
【0036】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果に加えて、膜式流量センサを用いる場
合または超音波式流量センサを用いる場合のいずれであ
っても、ガス供給路13に設けられた前記ガス遮断弁2
6を作動させ当該ガス供給路13内のガスの供給を一時
的に遮断することによって、ガス供給路13に接続され
燃焼量の少ないガス機器30,…,30を作動させた状
態でそのときの2次側ガス供給路13Bのガス圧力Pを
基準ガス圧力P0として求めることができるようにな
る。このようにして求めた基準ガス圧力P0を微少漏洩
時のガス供給流量Qに起因するガス圧力低下の判断基準
として用い、この基準ガス圧力P0から所定圧力だけガ
ス圧力Pが低下するまでの降下時間を配管容量推定手段
12が圧力緩和時間ΔTとして求め、更に、配管容量推
定手段12によって求められた圧力緩和時間ΔTの測定
時に2次側ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qと
圧力緩和時間ΔTを配管容量推定手段12が演算して推
定配管容量kを求めているので、微少漏洩に起因するガ
ス供給流量Qと燃焼機器30,…,30の最低ガス流量
P0に対応する推定配管容量kを、2次側ガス供給路1
3Bに接続された2次側ガス系統(13B,30,…,
30)毎の配管長や配管径等に基づいて決定される配管
容積や、各2次側ガス系統(13B,30,…,30)
を構成するガス機器30,…,30の燃焼量に対応させ
て判別できるようになる。更に、燃焼量の少ないガス機
器30,…,30に対応させて求めた圧力緩和時間ΔT
とそのときに2次側ガス供給路13Bに流れるガス供給
流量Qとを配管容量推定手段12が演算して燃焼機器3
0,…,30の最低ガス流量P0に対応する推定配管容
量kを求め、推定配管容量k及び燃焼機器30,…,3
0の最低ガス流量P0に対応されたテーブル11を参照
して燃焼量の少ないガス機器30,…,30に対応させ
た2次側ガス供給路13Bに最適な復帰安全確認時間T
を復帰安全確認時間算出手段14が求めているので、2
次側ガス供給路13Bに接続された2次側ガス系統(1
3B,30,…,30)毎の配管長や配管径等に基づい
て決定される配管容積や、各2次側ガス系統(13B,
30,…,30)を構成する燃焼量の少ないガス機器3
0,…,30に対応させて燃焼機器30,…,30の最
低ガス流量P0に対応する推定配管容量k及びテーブル
11を参照できるようになり、その結果、2次側ガス供
給路13B毎に微少漏洩に起因するガス供給流量Qと燃
焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応させた
または燃焼量の少ないガス機器30,…,30に対応さ
せた最適な復帰安全確認時間Tを復帰安全確認時間算出
手段14が個別に求めることができるようになる。すな
わち、このような燃焼量の少ないガス機器30,…,3
0または微少漏洩に起因するガス供給流量Qに対応させ
て復帰安全確認時間算出手段14によって最適化された
復帰安全確認時間Tに基づいて2次側ガス系統(13
B,30,…,30)の復帰判断の判断精度の最適化を
図ることができるようになり、その結果、復帰安全確認
時間Tの最適化を図ることができるようになる。
【0037】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項12に記載の発明は、請求項10に記載のガ
スセキュリティ装置10において、前記復帰安全確認時
間算出手段14が、前記第1手段で予め求めてある前記
相関関係に前記配管容量推定手段12で求めた前記推定
配管容量kを当てはめて当該配管容量推定手段12で求
めた圧力緩和時間ΔTに対応する前記復帰安全確認時間
Tを求めるように構成されているハードウェア構成とし
た。
【0038】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0039】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項13に記載の発明は、使用ガス量を計量し、
2次側ガス系統(13B,30,…,30)に供給され
るガスの供給異常を検出してガスの供給を遮断し、また
2次側ガス系統(13B,30,…,30)に供給され
るガスの供給異常が解除されたことを検出してガスの供
給を復帰する請求項10乃至12のいずれか一項に記載
のガスセキュリティ装置10を用いた電子ガスメータ2
0において、前記ガスセキュリティ装置10と、ガス供
給路13に接続され燃焼量の少ないガス機器30,…,
30を作動させて燃焼動作を促す燃焼制御手段22と、
当該燃焼量の少ないガス機器30,…,30の燃焼時の
ガス供給流量Qを基準ガス供給流量Q0として求めると
共に、そのときの前記2次側ガス供給路13Bのガス圧
力Pを基準ガス圧力P0として求めるガス圧測定センサ
24と、ガス供給路13に設けられた前記ガス遮断弁2
6を作動させ当該ガス供給路13内のガスの供給を一時
的に遮断するガス遮断弁26とを有するハードウェア構
成とした。
【0040】請求項13に記載の発明に依れば、請求項
10乃至12のいずれか一項に記載の効果に加えて、膜
式流量センサまたは超音波式流量センサといったいずれ
のガス圧測定センサ24を用いる場合であっても、圧力
緩和時間ΔTの測定時にガス圧測定センサ24が検出し
た2次側ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qと配
管容量推定手段12によって求められた圧力緩和時間Δ
Tを配管容量推定手段12が演算して推定配管容量kを
求めているので、微少漏洩に起因するガス供給流量Qと
燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応する
推定配管容量kを、2次側ガス供給路13Bに接続され
た2次側ガス系統(13B,30,…,30)毎の配管
長や配管径等に基づいて決定される配管容積や、各2次
側ガス系統(13B,30,…,30)を構成するガス
機器30,…,30の燃焼量に対応させて判別でき、更
に、燃焼量の少ないガス機器30,…,30に対応させ
て配管容量推定手段12によって求めた圧力緩和時間Δ
Tとそのときにガス圧測定センサ24が検出した2次側
ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qとを配管容量
推定手段12が演算して燃焼機器30,…,30の最低
ガス流量P0に対応する推定配管容量kを求め、推定配
管容量k及び燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P
0に対応されたテーブル11を参照して燃焼量の少ない
ガス機器30,…,30に対応させた2次側ガス供給路
13Bに最適な復帰安全確認時間Tを復帰安全確認時間
算出手段14が求めている。2次側ガス供給路13Bに
接続された2次側ガス系統(13B,30,…,30)
毎の配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積
や、各2次側ガス系統(13B,30,…,30)を構
成する燃焼量の少ないガス機器30,…,30に対応さ
せて燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応
する推定配管容量k及びテーブル11を参照できるよう
になり、その結果、2次側ガス供給路13B毎に微少漏
洩に起因するガス供給流量Qと燃焼機器30,…,30
の最低ガス流量P0に対応させたまたは燃焼量の少ない
ガス機器30,…,30に対応させた最適な復帰安全確
認時間Tを復帰安全確認時間算出手段14が個別に求め
ることができるようになる。すなわち、ガス圧測定セン
サ24が検出した2次側ガス供給路13Bに流れるガス
供給流量Qを復帰安全確認時間Tに基づく最適時間だけ
モニタリングし、ガスの供給異常が解消されたか否かの
評価の判断精度の最適化を図ることができるようにな
る。
【0041】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の電
子ガスメータ20において、前記2次側ガス供給路13
Bに流れるガス供給流量Qを前記復帰安全確認時間Tだ
けモニタリングし、ガスの供給異常が解消されたか否か
を評価するセキュリティ制御手段27を有するハードウ
ェア構成とした。
【0042】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
13に記載の効果に加えて、膜式流量センサまたは超音
波式流量センサといったいずれのガス圧測定センサ24
を用いる場合であっても、ガス圧測定センサ24が検出
した2次側ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qを
復帰安全確認時間Tに基づく最適時間だけセキュリティ
制御手段27がモニタリングし、ガスの供給異常が解消
されたか否かの評価の判断精度の最適化を図ることがで
きるようになる。
【0043】
【発明の実施の形態】初めに、図面に基づき、本発明の
ガスセキュリティ装置の一実施形態を説明する。
【0044】図1は、本発明にかかるガス遮断復帰方法
を実行するためのガスセキュリティ装置10の一実施形
態を説明するための機能ブロック図である。図3は、遮
断弁復帰直後のガス配管内のガス圧力Pの低下の様子を
説明するためのグラフである。図4は、テスト遮断直後
のガス配管内のガス圧力低下を用いて実行される圧力緩
和時間ΔTの測定の様子を説明するためのグラフであ
る。図5は、図4で測定した圧力緩和時間ΔTとそのと
きのガス供給流量Qとを用いて算出した推定配管容量k
(=ΔT/Q)に対して予め設定される復帰安全確認時
間Tの関係を説明するためのグラフである。
【0045】図1に示すガスセキュリティ装置10は、
2次側ガス系統(13B,30,…,30)に供給され
るガスの供給異常を検出してガスの供給を遮断し、また
2次側ガス系統(13B,30,…,30)に供給され
るガスの供給異常が解除されたことを検出してガスの供
給を復帰する機能に加えて、2次側ガス供給路13Bに
流れるLPガスにガス微少漏れ等の異常が検出され2次
側ガス供給路13BへのLPガス供給が遮断された後の
ガス供給の復帰後(具体的には、図3に示す弁復帰実行
後)に、配管内圧力P(具体的には、図3に示すグラフ
g1,g2,g3)を観測し、LPガスのガス微少漏れや
ガス栓の閉め忘れ等に起因する供給異常が解消されたか
否かを評価するためのモニタリング期間である復帰安全
確認時間Tを求める場合に、ガス遮断弁26より下流側
(ガス使用者側)の2次側ガス供給路13Bの配管形状
(断面積や管長)に基づいて2次側ガス供給路13Bの
配管容量の推定値して算出される推定配管容量k(=Δ
T/Q)と復帰安全確認時間Tとの相関グラフ(具体的
には、図5に示すグラフg6)を予め求めておく機能
と、測定した推定配管容量k(=ΔT/Q)の実測値を
相関グラフ(具体的には、図5に示すグラフg6)に当
てはめて推定配管容量k(=ΔT/Q)の実測値に応じ
た復帰安全確認時間Tを求める機能とを有している。
【0046】この様な諸機能を実現するためにガスセキ
ュリティ装置10は、テーブル11と、配管容量推定手
段12と復帰安全確認時間算出手段14とを有するハー
ドウェア構成となっている。
【0047】テーブル(図5に示すグラフg6)11
は、ガス遮断弁26より下流側(ガス使用者側)の2次
側ガス供給路13Bの配管形状(断面積や管長)に基づ
いて、2次側ガス供給路13Bの配管容量の推定値して
算出される推定配管容量k(=ΔT/Q)に対して2次
側ガス供給路13Bにおけるガスの供給を復帰し、2次
側ガス供給路13Bに流れる配管内圧力P(具体的に
は、図4に示すg4やg5)をモニタリングした際にLP
ガスのガス微少漏れやガス栓の閉め忘れ等に起因する供
給異常が解消されたか否かを評価するためのモニタリン
グ期間である復帰安全確認時間Tの相関グラフ(具体的
には、図5に示すグラフg6)を予め保持する機能を有
し、具体的には、不揮発性半導体記憶装置(EEPRO
M)等に記録されたデータを用いている。
【0048】図1に示す配管容量推定手段12は、ガス
供給路13に設けられたガス遮断弁26を作動させガス
供給路13内のガスの供給を一時的に遮断している間
(具体的には、図4に示すテスト遮断実行期間)の2次
側ガス供給路13Bにおけるガス圧力Pが予め設定され
ているガス圧力P定数ΔPの圧力差P0−P1(図4)だ
け低下するまでに要する時間tである圧力緩和時間ΔT
と、そのときに2次側ガス供給路13Bに流れるガス供
給流量Qとを除算(圧力緩和時間ΔT/ガス供給流量
Q)して推定配管容量k(=ΔT/Q)を求める機能を
有し、具体的には、マイクロプロセッサーによって実現
している。
【0049】ここで配管容量推定手段12は、圧力緩和
時間ΔTの測定時に2次側ガス供給路13Bに流れるガ
ス供給流量Qとを除算(圧力緩和時間ΔT/ガス供給流
量Q)して推定配管容量k(=ΔT/Q)を求めること
ができる。
【0050】このような配管容量推定手段12を設ける
ことに依り、膜式流量センサを用いる場合または超音波
式流量センサを用いる場合のいずれであっても、ガス供
給路13に設けられたガス遮断弁26を作動させガス供
給路13内のガスの供給を一時的に遮断することによっ
て、ガス供給路13に接続され燃焼量の少ない給湯器等
のガス機器30,…,30を作動させた状態でそのとき
の2次側ガス供給路13Bのガス圧力Pを基準ガス圧力
P0として求めることができるようになる。このように
して求めた基準ガス圧力P0を微少漏洩時のガス供給流
量Qに起因するガス圧力低下の判断基準として用い、こ
の基準ガス圧力P0から所定圧力だけガス圧力Pが低下
するまでの降下時間を配管容量推定手段12が圧力緩和
時間ΔTとして求め、更に、配管容量推定手段12によ
って求められた圧力緩和時間ΔTの測定時に2次側ガス
供給路13Bに流れるガス供給流量Qと圧力緩和時間Δ
Tを配管容量推定手段12が除算(圧力緩和時間ΔT/
ガス供給流量Q)して推定配管容量k(=ΔT/Q)を
求めているので、微少漏洩に起因するガス供給流量Qと
燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応する
推定配管容量k(=ΔT/Q)を、2次側ガス供給路1
3Bに接続された2次側ガス系統(13B,30,…,
30)毎の配管長や配管径等に基づいて決定される配管
容積や、各2次側ガス系統(13B,30,…,30)
を構成する給湯器等のガス機器30,…,30の燃焼量
に対応させて判別できるようになる。更に、燃焼量の少
ない給湯器等のガス機器30,…,30の口火に使用に
対応させて求めた圧力緩和時間ΔTとそのときに2次側
ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qとを配管容量
推定手段12が除算(圧力緩和時間ΔT/ガス供給流量
Q)して燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に
対応する推定配管容量k(=ΔT/Q)を求め、推定配
管容量k(=ΔT/Q)及び燃焼機器30,…,30の
最低ガス流量P0に対応されたテーブル(図5に示すグ
ラフg6)11を参照して燃焼量の少ない給湯器等のガ
ス機器30,…,30の口火に使用に対応させた2次側
ガス供給路13Bに最適な復帰安全確認時間T(Tmin
≦T≦Tmax、図5参照)を復帰安全確認時間算出手段
14が求めているので、2次側ガス供給路13Bに接続
された2次側ガス系統(13B,30,…,30)毎の
配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積や、各
2次側ガス系統(13B,30,…,30)を構成する
燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,30の口
火に使用に対応させて燃焼機器30,…,30の最低ガ
ス流量P0に対応する推定配管容量k(=ΔT/Q)及
びテーブル(図5に示すグラフg6)11を参照できる
ようになり、その結果、2次側ガス供給路13B毎に微
少漏洩に起因するガス供給流量Qと燃焼機器30,…,
30の最低ガス流量P0に対応させたまたは燃焼量の少
ない給湯器等のガス機器30,…,30の口火に使用に
対応させた最適な復帰安全確認時間T(Tmin≦T≦Tm
ax、図5参照)を復帰安全確認時間算出手段14が個別
に求めることができるようになる。すなわち、このよう
な燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,30ま
たは微少漏洩に起因するガス供給流量Qに対応させて復
帰安全確認時間算出手段14によって最適化された復帰
安全確認時間Tに基づいて2次側ガス系統(13B,3
0,…,30)の復帰判断の判断精度の最適化を図るこ
とができるようになり、その結果、復帰安全確認時間T
を最適値にカスタマイズすることができるようになる。
【0051】また復帰安全確認時間算出手段14は、推
定配管容量k(=ΔT/Q)をテーブル(図5に示すグ
ラフg6)11に当てはめて2次側ガス供給路13Bに
最適な復帰安全確認時間T(Tmin≦T≦Tmax、図5参
照)を求める機能を有し、具体的には、前述のマイクロ
プロセッサーによって実現している。
【0052】ここで復帰安全確認時間算出手段14は、
第1手段で予め求めてある相関グラフ(具体的には、図
5に示すグラフg6)に配管容量推定手段12で求めた
推定配管容量k(=ΔT/Q)を当てはめて配管容量推
定手段12で求めた圧力緩和時間ΔTに対応する復帰安
全確認時間Tを求める機能を有している。
【0053】このようなハードウェア構成を備えたガス
セキュリティ装置10に依れば、膜式流量センサを用い
る場合または超音波式流量センサを用いる場合のいずれ
であっても、配管容量推定手段12によって求められた
圧力緩和時間ΔTとそのときに2次側ガス供給路13B
に流れるガス供給流量Qとを除算(圧力緩和時間ΔT/
ガス供給流量Q)して推定配管容量k(=ΔT/Q)を
配管容量推定手段12を用いて求めることができるよう
になり、推定配管容量k(=ΔT/Q)及びテーブル
(図5に示すグラフg6)11を参照して2次側ガス供
給路13Bに最適な復帰安全確認時間T(Tmin≦T≦
Tmax、図5参照)を復帰安全確認時間算出手段14を
用いて求めることができるようになるので、2次側ガス
供給路13Bに接続された2次側ガス系統(13B,3
0,…,30)毎の配管長や配管径等に基づいて決定さ
れる配管容積や、各2次側ガス系統(13B,30,
…,30)を構成する給湯器等のガス機器30,…,3
0の燃焼量(具体的には、図4に示すg4やg5)に対応
させた推定配管容量k(=ΔT/Q)及びテーブル(図
5に示すグラフg6)11を参照できるようになり、そ
の結果、2次側ガス供給路13B毎に最適な復帰安全確
認時間T(Tmin≦T≦Tmax、図5参照)を個別に求め
ることができるようになる。すなわち、このような最適
化された復帰安全確認時間Tに基づいて2次側ガス系統
(13B,30,…,30)の復帰判断の判断精度の最
適化を図ることができるようになり、その結果、復帰安
全確認時間Tを最適値にカスタマイズすることができる
ようになる。
【0054】次に、図面に基づき、本発明の電子ガスメ
ータの一実施形態を説明する。
【0055】図1は、本発明にかかるガス遮断復帰方法
を実行するための電子ガスメータ20の一実施形態を説
明するための機能ブロック図である。
【0056】図1に示す電子ガスメータ20は、LPガ
スを使用するユーザーの一般住宅、集合住宅、店舗等に
設けられ、使用ガス量を計量し、2次側ガス系統(13
B,30,…,30)に供給されるガスの供給異常を検
出してガスの供給を遮断し、また2次側ガス系統(13
B,30,…,30)に供給されるガスの供給異常が解
除されたことを検出してガスの供給を復帰する機能を実
行し、前述のガスセキュリティ装置10と燃焼制御手段
22とガス圧測定センサ24とガス遮断弁26とセキュ
リティ制御手段27とを有するハードウェア構成とし
た。
【0057】燃焼制御手段22は、ガス供給路13に接
続され燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,3
0を作動させて燃焼動作を促す機能を有し、具体的に
は、前述のマイクロプロセッサーを用いて実現してい
る。
【0058】ガス圧測定センサ24は、燃焼量の少ない
給湯器等のガス機器30,…,30の燃焼時のガス供給
流量Qを基準ガス供給流量Q0として求め、更に、その
ときの2次側ガス供給路13Bのガス圧力Pを基準ガス
圧力P0として求める機能を有し、具体的には、膜式流
量センサまたは超音波式流量センサを用いて実現してい
る。
【0059】具体的には、膜式流量センサを用いる場
合、0.7リットルのガス供給流量Qに対して1つの流
量パルス(0.7リットル/パルス)が生成され、21
リットル/時間未満のガス供給流量Qが検出されてい
る。すなわち、この場合膜式流量センサからは1パルス
/分(21/0.7=30秒で1パルス)のパルスレー
トで流量パルスが生成され、21リットル/時間未満の
ガス供給流量Qに対しては1分間の復帰安全確認時間T
内には流量パルスが間出されないことになる。
【0060】一方、前述の超音波式流量センサを用いる
場合、膜式流量センサのような機械的な検出方法に代え
て超音波の伝搬速度を用いたガス流量計測方法を用いる
ためガス供給流量Qの計測サンプリング時間間隔は数秒
程度(具体的には、2秒)であり、膜式流量センサに比
べて瞬時にガス供給流量Qの計測ができ、その結果、復
帰安全確認時間Tも膜式流量センサに比べて数秒程度ま
で短くすることが可能である。
【0061】ガス遮断弁26は、ガス供給路13に設け
られたガス遮断弁26を作動させガス供給路13内のガ
スの供給を一時的に遮断する機能を有している。
【0062】セキュリティ制御手段27は、2次側ガス
供給路13Bに流れるガス供給流量Q(具体的には、図
3に示すg1,g2,g3)を復帰安全確認時間Tだけモ
ニタリングし、LPガスのガス微少漏れやガス栓の閉め
忘れ等に起因する供給異常が解消されたか否かを評価す
る機能を有し、具体的には、膜式流量センサまたは超音
波式流量センサを用いて実現している。
【0063】このようなセキュリティ制御手段27に依
れば、膜式流量センサまたは超音波式流量センサといっ
たいずれのガス圧測定センサ24を用いる場合であって
も、ガス圧測定センサ24が検出した2次側ガス供給路
13Bに流れるガス供給流量Qを復帰安全確認時間Tに
基づく最適時間だけセキュリティ制御手段27がモニタ
リングし、LPガスのガス微少漏れやガス栓の閉め忘れ
等に起因する供給異常が解消されたか否かの評価の判断
精度の最適化を図ることができるようになる。
【0064】以上説明したように、電子ガスメータ20
に依れば、膜式流量センサまたは超音波式流量センサと
いったいずれのガス圧測定センサ24を用いる場合であ
っても、圧力緩和時間ΔTの測定時にガス圧測定センサ
24が検出した2次側ガス供給路13Bに流れるガス供
給流量Qと配管容量推定手段12によって求められた圧
力緩和時間ΔTを配管容量推定手段12が除算(圧力緩
和時間ΔT/ガス供給流量Q)して推定配管容量k(=
ΔT/Q)を求めているので、微少漏洩に起因するガス
供給流量Qと燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P
0に対応する推定配管容量k(=ΔT/Q)を、2次側
ガス供給路13Bに接続された2次側ガス系統(13
B,30,…,30)毎の配管長や配管径等に基づいて
決定される配管容積や、各2次側ガス系統(13B,3
0,…,30)を構成する給湯器等のガス機器30,
…,30の燃焼量に対応させて判別でき、更に、燃焼量
の少ない給湯器等のガス機器30,…,30の口火に使
用に対応させて配管容量推定手段12によって求めた圧
力緩和時間ΔTとそのときにガス圧測定センサ24が検
出した2次側ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Q
とを配管容量推定手段12が除算(圧力緩和時間ΔT/
ガス供給流量Q)して燃焼機器30,…,30の最低ガ
ス流量P0に対応する推定配管容量k(=ΔT/Q)を
求め、推定配管容量k(=ΔT/Q)及び燃焼機器3
0,…,30の最低ガス流量P0に対応されたテーブル
(図5に示すグラフg6)11を参照して燃焼量の少な
い給湯器等のガス機器30,…,30の口火に使用に対
応させた2次側ガス供給路13Bに最適な復帰安全確認
時間T(Tmin≦T≦Tmax、図5参照)を復帰安全確認
時間算出手段14が求めている。2次側ガス供給路13
Bに接続された2次側ガス系統(13B,30,…,3
0)毎の配管長や配管径等に基づいて決定される配管容
積や、各2次側ガス系統(13B,30,…,30)を
構成する燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,
30の口火に使用に対応させて燃焼機器30,…,30
の最低ガス流量P0に対応する推定配管容量k(=ΔT
/Q)及びテーブル(図5に示すグラフg6)11を参
照できるようになり、その結果、2次側ガス供給路13
B毎に微少漏洩に起因するガス供給流量Qと燃焼機器3
0,…,30の最低ガス流量P0に対応させたまたは燃
焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,30の口火
に使用に対応させた最適な復帰安全確認時間T(Tmin
≦T≦Tmax、図5参照)を復帰安全確認時間算出手段
14が個別に求めることができるようになる。すなわ
ち、ガス圧測定センサ24が検出した2次側ガス供給路
13Bに流れるガス供給流量Qを復帰安全確認時間Tに
基づく最適時間だけモニタリングし、LPガスのガス微
少漏れやガス栓の閉め忘れ等に起因する供給異常が解消
されたか否かの評価の判断精度の最適化を図ることがで
きるようになる。
【0065】次に、図面に基づき、発明のガス遮断復帰
方法の一実施形態を説明する。
【0066】図2は、図1の電子ガスメータ20で実行
されるガス遮断復帰方法の一実施形態を説明するための
フローチャートである。
【0067】図2に示すガス遮断復帰方法は、2次側ガ
ス系統(13B,30,…,30)に供給されるガスの
供給異常を検出してガスの供給を遮断し(ステップS
3)、また2次側ガス系統(13B,30,…,30)
に供給されるガスの供給異常が解除されたことを検出し
てガスの供給を復帰する工程を有し、具体的には、以下
に示す第1工程から第7工程を中心にして構成されて、
前述のマイクロプロセッサーで実行可能なプログラムコ
ードによって記述されている。
【0068】第1工程は、2次側ガス供給路13Bに流
れるLPガスにガス微少漏れ等の異常が検出され(学習
スタート)、2次側ガス供給路13BへのLPガス供給
が遮断された後(ステップS3)のガス供給の復帰後
(具体的には、図3に示す弁復帰実行後)に、LPガス
のガス微少漏れやガス栓の閉め忘れ等に起因する供給異
常が解消されたか否かを評価(ステップS7)するため
のモニタリング期間である復帰安全確認時間Tを求める
場合に(ステップS10)、ガス遮断弁26より下流側
(ガス使用者側)の2次側ガス供給路13Bの配管形状
(断面積や管長)に基づいて2次側ガス供給路13Bの
配管容量の推定値して算出される推定配管容量k(=Δ
T/Q)(ステップS9)と復帰安全確認時間Tとの相
関グラフ(具体的には、図5に示すグラフg6)を予め
求めておき、測定した推定配管容量k(=ΔT/Q)の
実測値(ステップS8,9)を相関グラフ(具体的に
は、図5に示すグラフg6)を参照し(ステップS1
0)、推定配管容量k(=ΔT/Q)の実測値に応じた
復帰安全確認時間Tを求める(ステップS11)ことが
でき、ガス遮断弁26より下流側(ガス使用者側)の2
次側ガス供給路13Bの配管形状(断面積や管長)に基
づいて2次側ガス供給路13Bの配管容量の推定値して
算出される推定配管容量k(=ΔT/Q)(ステップS
9)に対して2次側ガス供給路13Bにおけるガスの供
給を復帰し、2次側ガス供給路13Bに流れる配管内圧
力P(具体的には、図4に示すg4やg5)をモニタリン
グした際に(ステップS3〜S7)、LPガスのガス微
少漏れやガス栓の閉め忘れ等に起因する供給異常が解消
されたか否かを評価(ステップS7)するためのモニタ
リング期間である復帰安全確認時間Tの相関グラフ(具
体的には、図5に示すグラフg6)を予め求める工程で
ある。
【0069】第2工程は、ガス供給路13に接続された
燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,30の作
動(ステップS1)させて燃焼動作を促す工程である。
【0070】第2工程に依れば、膜式流量センサを用い
る場合または超音波式流量センサを用いる場合のいずれ
であっても、ガス供給路13に接続され燃焼量の少ない
給湯器等のガス機器30,…,30を作動させた状態で
圧力緩和時間ΔTを求めているので、微少漏洩に起因す
るガス供給流量Qと燃焼機器30,…,30の最低ガス
供給流量Qを、2次側ガス供給路13Bに接続された2
次側ガス系統(13B,30,…,30)毎の配管長や
配管径等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガ
ス系統(13B,30,…,30)を構成する給湯器等
のガス機器30,…,30の燃焼量に対応させて判別で
きるようになる。更に、燃焼量の少ない給湯器等のガス
機器30,…,30の口火に使用に対応させて求めた圧
力緩和時間ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに
流れるガス供給流量Qとを除算(圧力緩和時間ΔT/ガ
ス供給流量Q、ステップS9)して燃焼量の少ない給湯
器等のガス機器30,…,30の口火に使用に対応させ
た推定配管容量k(=ΔT/Q)を求め、推定配管容量
k(=ΔT/Q)及び燃焼量の少ない給湯器等のガス機
器30,…,30の口火に使用に対応させた相関グラフ
(具体的には、図5に示すグラフg6)を参照し(ステ
ップS10)、燃焼量の少ない給湯器等のガス機器3
0,…,30の口火に使用に対応させた2次側ガス供給
路13Bに最適な復帰安全確認時間T(Tmin≦T≦Tm
ax、図5参照)を求めているので、2次側ガス供給路1
3Bに接続された2次側ガス系統(13B,30,…,
30)毎の配管長や配管径等に基づいて決定される配管
容積や、各2次側ガス系統(13B,30,…,30)
を構成する燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,
…,30の口火に使用に対応させた推定配管容量k(=
ΔT/Q)及び相関グラフ(具体的には、図5に示すグ
ラフg6)を参照できるようになり、その結果、2次側
ガス供給路13B毎に燃焼量の少ない給湯器等のガス機
器30,…,30の口火に使用に対応させた最適な復帰
安全確認時間T(Tmin≦T≦Tmax、図5参照)を個別
に求めることができるようになる。すなわち、このよう
な燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,30の
口火に使用に対応させて最適化された復帰安全確認時間
Tに基づいて2次側ガス系統(13B,30,…,3
0)の復帰判断の判断精度の最適化を図ることができる
ようになり、その結果、復帰安全確認時間Tを最適値に
カスタマイズすることができるようになる。
【0071】第3工程は、燃焼量の少ない給湯器等のガ
ス機器30,…,30の燃焼時(ステップS1)のガス
供給流量Qを基準ガス供給流量Q0として求め(ステッ
プS2)、更に、そのときの2次側ガス供給路13Bの
ガス圧力Pを基準ガス圧力P0として求める(ステップ
S5)工程である。
【0072】第3工程に依れば、膜式流量センサを用い
る場合または超音波式流量センサを用いる場合のいずれ
であっても、ガス供給路13に接続され燃焼量の少ない
給湯器等のガス機器30,…,30を作動させた状態で
そのときの2次側ガス供給路13Bのガス圧力Pを基準
ガス圧力P0として求め、この基準ガス圧力P0を微少漏
洩時のガス供給流量Qに起因するガス圧力低下の判断基
準として用い、この基準ガス圧力P0から所定圧力だけ
ガス圧力Pが低下するまでの降下時間を圧力緩和時間Δ
Tとして求めているので、微少漏洩に起因するガス供給
流量Qと燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0
を、2次側ガス供給路13Bに接続された2次側ガス系
統(13B,30,…,30)毎の配管長や配管径等に
基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系統(1
3B,30,…,30)を構成する給湯器等のガス機器
30,…,30の燃焼量に対応させて判別できるように
なる。更に、燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,
…,30の口火に使用に対応させて求めた圧力緩和時間
ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに流れるガス
供給流量Qとを除算(圧力緩和時間ΔT/ガス供給流量
Q、ステップS9)して燃焼量の少ない給湯器等のガス
機器30,…,30の口火に使用に対応させた推定配管
容量k(=ΔT/Q)を求め、推定配管容量k(=ΔT
/Q)及び燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,
…,30の口火に使用に対応させた相関グラフ(具体的
には、図5に示すグラフg6)を参照し(ステップS1
0)、燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,3
0の口火に使用に対応させた2次側ガス供給路13Bに
最適な復帰安全確認時間T(Tmin≦T≦Tmax、図5参
照)を求めているので、2次側ガス供給路13Bに接続
された2次側ガス系統(13B,30,…,30)毎の
配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積や、各
2次側ガス系統(13B,30,…,30)を構成する
燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,30の口
火に使用に対応させた推定配管容量k(=ΔT/Q)及
び相関グラフ(具体的には、図5に示すグラフg6)を
参照できるようになり、その結果、2次側ガス供給路1
3B毎に微少漏洩に起因するガス供給流量Qと燃焼機器
30,…,30の最低ガス流量P0に対応させたまたは
燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,30の口
火に使用に対応させた最適な復帰安全確認時間T(Tmi
n≦T≦Tmax、図5参照)を個別に求めることができる
ようになる。すなわち、このような燃焼量の少ない給湯
器等のガス機器30,…,30または微少漏洩に起因す
るガス供給流量Qに対応させて最適化された復帰安全確
認時間Tに基づいて2次側ガス系統(13B,30,
…,30)の復帰判断の判断精度の最適化を図ることが
できるようになり、その結果、復帰安全確認時間Tを最
適値にカスタマイズすることができるようになる。
【0073】第4工程は、ガス供給路13に設けられた
ガス遮断弁26を作動させ(ステップS3)、ガス供給
路13内のガスの供給を一時的に遮断する(ステップS
3,4)工程である。
【0074】第4工程に依れば、膜式流量センサを用い
る場合または超音波式流量センサを用いる場合のいずれ
であっても、ガス供給路13に設けられたガス遮断弁2
6を作動させ(ステップS3)、ガス供給路13内のガ
スの供給を一時的に遮断する(ステップS3,4)こと
によって、ガス供給路13に接続され燃焼量の少ない給
湯器等のガス機器30,…,30を作動させた状態でそ
のときの2次側ガス供給路13Bのガス圧力Pを基準ガ
ス圧力P0として求める(ステップS5)ことができる
ようになる。このようにして求めた基準ガス圧力P0を
微少漏洩時のガス供給流量Qに起因するガス圧力低下の
判断基準として用い、この基準ガス圧力P0から所定圧
力だけガス圧力Pが低下するまでの降下時間を圧力緩和
時間ΔTとして求めているので、微少漏洩に起因するガ
ス供給流量Qと燃焼機器30,…,30の最低ガス流量
P0を、2次側ガス供給路13Bに接続された2次側ガ
ス系統(13B,30,…,30)毎の配管長や配管径
等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系統
(13B,30,…,30)を構成する給湯器等のガス
機器30,…,30の燃焼量に対応させて判別できるよ
うになる。更に、燃焼量の少ない給湯器等のガス機器3
0,…,30の口火に使用に対応させて求めた圧力緩和
時間ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに流れる
ガス供給流量Qとを除算(圧力緩和時間ΔT/ガス供給
流量Q、ステップS9)して燃焼量の少ない給湯器等の
ガス機器30,…,30の口火に使用に対応させた推定
配管容量k(=ΔT/Q)を求め、推定配管容量k(=
ΔT/Q)及び燃焼量の少ない給湯器等のガス機器3
0,…,30の口火に使用に対応させた相関グラフ(具
体的には、図5に示すグラフg6)を参照し(ステップ
S10)、燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,
…,30の口火に使用に対応させた2次側ガス供給路1
3Bに最適な復帰安全確認時間T(Tmin≦T≦Tmax、
図5参照)を求めているので、2次側ガス供給路13B
に接続された2次側ガス系統(13B,30,…,3
0)毎の配管長や配管径等に基づいて決定される配管容
積や、各2次側ガス系統(13B,30,…,30)を
構成する燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,
30の口火に使用に対応させた推定配管容量k(=ΔT
/Q)及び相関グラフ(具体的には、図5に示すグラフ
g6)を参照できるようになり、その結果、2次側ガス
供給路13B毎に微少漏洩に起因するガス供給流量Qと
燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応させ
たまたは燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,
30の口火に使用に対応させた最適な復帰安全確認時間
T(Tmin≦T≦Tmax、図5参照)を個別に求めること
ができるようになる。すなわち、このような燃焼量の少
ない給湯器等のガス機器30,…,30または微少漏洩
に起因するガス供給流量Qに対応させて最適化された復
帰安全確認時間Tに基づいて2次側ガス系統(13B,
30,…,30)の復帰判断の判断精度の最適化を図る
ことができるようになり、その結果、復帰安全確認時間
Tを最適値にカスタマイズすることができるようにな
る。
【0075】第5工程は、圧力緩和時間ΔTの測定時に
2次側ガス供給路13Bに流れるガス供給流量Qとを除
算(圧力緩和時間ΔT/ガス供給流量Q、ステップS
9)して第4工程実行時の推定配管容量k(=ΔT/
Q)を求める(ステップS3〜9)工程である。
【0076】第6工程は、ガス供給路13に設けられた
ガス遮断弁26を作動させ(ステップS3)、ガス供給
路13内のガスの供給を一時的に遮断している間(具体
的には、図4に示すテスト遮断実行期間)の2次側ガス
供給路13Bにおけるガス圧力Pが予め設定されている
ガス圧力P定数ΔPの圧力差P0−P1(図4、ステップ
S6)だけ低下するまでに要する時間tである圧力緩和
時間ΔT(ステップS8)とそのときに2次側ガス供給
路13Bに流れるガス供給流量Qとを除算(圧力緩和時
間ΔT/ガス供給流量Q、ステップS9)して推定配管
容量k(=ΔT/Q)を求める(ステップS3〜9)工
程と、推定配管容量k(=ΔT/Q)及び相関グラフ
(具体的には、図5に示すグラフg6)を参照し(ステ
ップS10)、2次側ガス供給路13Bに最適な復帰安
全確認時間T(Tmin≦T≦Tmax、図5参照)を求める
(ステップS11)工程である。
【0077】第5工程または第6工程に依れば、膜式流
量センサを用いる場合または超音波式流量センサを用い
る場合のいずれであっても、ガス供給路13に設けられ
たガス遮断弁26を作動させ(ステップS3)、ガス供
給路13内のガスの供給を一時的に遮断する(ステップ
S3,4)ことによって、ガス供給路13に接続され燃
焼量の少ない給湯器等のガス機器30,…,30を作動
させた状態でそのときの2次側ガス供給路13Bのガス
圧力Pを基準ガス圧力P0として求める(ステップS
5)ことができるようになる。このようにして求めた基
準ガス圧力P0を微少漏洩時のガス供給流量Qに起因す
るガス圧力低下の判断基準として用い、この基準ガス圧
力P0から所定圧力だけガス圧力Pが低下するまでの降
下時間を圧力緩和時間ΔTとして求め、更に、圧力緩和
時間ΔTの測定時に2次側ガス供給路13Bに流れるガ
ス供給流量Qと圧力緩和時間ΔTを除算(圧力緩和時間
ΔT/ガス供給流量Q、ステップS9)して推定配管容
量k(=ΔT/Q)を求めているので、微少漏洩に起因
するガス供給流量Qと燃焼機器30,…,30の最低ガ
ス流量P0に対応する推定配管容量k(=ΔT/Q)
を、2次側ガス供給路13Bに接続された2次側ガス系
統(13B,30,…,30)毎の配管長や配管径等に
基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系統(1
3B,30,…,30)を構成する給湯器等のガス機器
30,…,30の燃焼量に対応させて判別できるように
なる。更に、燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,
…,30の口火に使用に対応させて求めた圧力緩和時間
ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに流れるガス
供給流量Qとを除算(圧力緩和時間ΔT/ガス供給流量
Q、ステップS9)して燃焼機器30,…,30の最低
ガス流量P0に対応する推定配管容量k(=ΔT/Q)
を求め、推定配管容量k(=ΔT/Q)及び燃焼機器3
0,…,30の最低ガス流量P0に対応された相関グラ
フ(具体的には、図5に示すグラフg6)を参照し(ス
テップS10)、燃焼量の少ない給湯器等のガス機器3
0,…,30の口火に使用に対応させた2次側ガス供給
路13Bに最適な復帰安全確認時間T(Tmin≦T≦Tm
ax、図5参照)を求めているので、2次側ガス供給路1
3Bに接続された2次側ガス系統(13B,30,…,
30)毎の配管長や配管径等に基づいて決定される配管
容積や、各2次側ガス系統(13B,30,…,30)
を構成する燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,
…,30の口火に使用に対応させて燃焼機器30,…,
30の最低ガス流量P0に対応する推定配管容量k(=
ΔT/Q)及び相関グラフ(具体的には、図5に示すグ
ラフg6)を参照できるようになり、その結果、2次側
ガス供給路13B毎に微少漏洩に起因するガス供給流量
Qと燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応
させたまたは燃焼量の少ない給湯器等のガス機器30,
…,30の口火に使用に対応させた最適な復帰安全確認
時間T(Tmin≦T≦Tmax、図5参照)を個別に求める
ことができるようになる。すなわち、このような燃焼量
の少ない給湯器等のガス機器30,…,30または微少
漏洩に起因するガス供給流量Qに対応させて最適化され
た復帰安全確認時間Tに基づいて2次側ガス系統(13
B,30,…,30)の復帰判断の判断精度の最適化を
図ることができるようになり、その結果、復帰安全確認
時間Tを最適値にカスタマイズすることができるように
なる。
【0078】第7工程は、2次側ガス供給路13Bに流
れるガス供給流量Qに基づく配管内圧力P(具体的に
は、図3に示すg1,g2,g3)を復帰安全確認時間T
だけモニタリングし、LPガスのガス微少漏れやガス栓
の閉め忘れ等に起因する供給異常が解消されたか否かを
評価(ステップS7)し、配管内圧力Pが基準ガス圧力
P0からガス圧力定数ΔPだけ降下した場合に(ステッ
プS7のY)、ステップS8を実行する工程である。
【0079】第7工程に依れば、膜式流量センサを用い
る場合または超音波式流量センサを用いる場合のいずれ
であっても、圧力緩和時間ΔTの測定時に2次側ガス供
給路13Bに流れるガス供給流量Qと圧力緩和時間ΔT
を除算(圧力緩和時間ΔT/ガス供給流量Q、ステップ
S9)して推定配管容量k(=ΔT/Q)を求めている
ので、微少漏洩に起因するガス供給流量Qと燃焼機器3
0,…,30の最低ガス流量P0に対応する推定配管容
量k(=ΔT/Q)を、2次側ガス供給路13Bに接続
された2次側ガス系統(13B,30,…,30)毎の
配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積や、各
2次側ガス系統(13B,30,…,30)を構成する
給湯器等のガス機器30,…,30の燃焼量に対応させ
て判別でき、更に、燃焼量の少ない給湯器等のガス機器
30,…,30の口火に使用に対応させて求めた圧力緩
和時間ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに流れ
るガス供給流量Qとを除算(圧力緩和時間ΔT/ガス供
給流量Q、ステップS9)して燃焼機器30,…,30
の最低ガス流量P0に対応する推定配管容量k(=ΔT
/Q)を求め、推定配管容量k(=ΔT/Q)及び燃焼
機器30,…,30の最低ガス流量P0に対応された相
関グラフ(具体的には、図5に示すグラフg6)を参照
し(ステップS10)、燃焼量の少ない給湯器等のガス
機器30,…,30の口火に使用に対応させた2次側ガ
ス供給路13Bに最適な復帰安全確認時間T(Tmin≦
T≦Tmax、図5参照)を求めている。2次側ガス供給
路13Bに接続された2次側ガス系統(13B,30,
…,30)毎の配管長や配管径等に基づいて決定される
配管容積や、各2次側ガス系統(13B,30,…,3
0)を構成する燃焼量の少ない給湯器等のガス機器3
0,…,30の口火に使用に対応させて燃焼機器30,
…,30の最低ガス流量P0に対応する推定配管容量k
(=ΔT/Q)及び相関グラフ(具体的には、図5に示
すグラフg6)を参照できるようになり、その結果、2
次側ガス供給路13B毎に微少漏洩に起因するガス供給
流量Qと燃焼機器30,…,30の最低ガス流量P0に
対応させたまたは燃焼量の少ない給湯器等のガス機器3
0,…,30の口火に使用に対応させた最適な復帰安全
確認時間T(Tmin≦T≦Tmax、図5参照)を個別に求
めることができるようになる。すなわち、2次側ガス供
給路13Bに流れるガス供給流量Qに基づく配管内圧力
Pを復帰安全確認時間Tに基づく最適時間だけモニタリ
ングし、LPガスのガス微少漏れやガス栓の閉め忘れ等
に起因する供給異常が解消されたか否かの評価の判断精
度の最適化を図ることができるようになる。
【0080】以上説明したようにガス遮断復帰方法に依
れば、膜式流量センサを用いる場合または超音波式流量
センサを用いる場合のいずれであっても、圧力緩和時間
ΔTとそのときに2次側ガス供給路13Bに流れるガス
供給流量Qとを除算(圧力緩和時間ΔT/ガス供給流量
Q、ステップS9)して推定配管容量k(=ΔT/Q)
を求め、推定配管容量k(=ΔT/Q)及び相関グラフ
(具体的には、図5に示すグラフg6)を参照し(ステ
ップS10)、2次側ガス供給路13Bに最適な復帰安
全確認時間T(Tmin≦T≦Tmax、図5参照)を求めて
いるので、2次側ガス供給路13Bに接続された2次側
ガス系統(13B,30,…,30)毎の配管長や配管
径等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系
統(13B,30,…,30)を構成する給湯器等のガ
ス機器30,…,30の燃焼量(具体的には、図4に示
すg4やg5)に対応させた推定配管容量k(=ΔT/
Q)及び相関グラフ(具体的には、図5に示すグラフg
6)を参照できるようになり、その結果、2次側ガス供
給路13B毎に最適な復帰安全確認時間T(Tmin≦T
≦Tmax、図5参照)を個別に求めることができるよう
になる。すなわち、このような最適化された復帰安全確
認時間Tに基づいて2次側ガス系統(13B,30,
…,30)の復帰判断の判断精度の最適化を図ることが
できるようになり、その結果、復帰安全確認時間Tを最
適値にカスタマイズすることができるようになる。
【0081】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、膜式流
量センサを用いる場合または超音波式流量センサを用い
る場合のいずれであっても、2次側ガス供給路に接続さ
れた2次側ガス系統毎の配管長や配管径等に基づいて決
定される配管容積や、各2次側ガス系統を構成するガス
機器の燃焼量に対応させた推定配管容量及び相関関係を
参照して2次側ガス供給路毎に最適な復帰安全確認時間
を個別に求めることができるようになり、このような最
適化された復帰安全確認時間に基づいて2次側ガス系統
の復帰判断の判断精度の最適化を図ることができるよう
になり、その結果、復帰安全確認時間の最適化を図るこ
とができるようになる。
【0082】請求項2に記載の発明に依れば、膜式流量
センサを用いる場合または超音波式流量センサを用いる
場合のいずれであっても、圧力緩和時間とそのときに2
次側ガス供給路に流れるガス供給流量とを演算して推定
配管容量を求め、推定配管容量及び相関関係を参照して
2次側ガス供給路に最適な復帰安全確認時間を求めてい
るので、2次側ガス供給路に接続された2次側ガス系統
毎の配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積
や、各2次側ガス系統を構成するガス機器の燃焼量に対
応させた推定配管容量及び相関関係を参照できるように
なり、その結果、2次側ガス供給路毎に最適な復帰安全
確認時間を個別に求めることができるようになる。すな
わち、このような最適化された復帰安全確認時間に基づ
いて2次側ガス系統の復帰判断の判断精度の最適化を図
ることができるようになり、その結果、復帰安全確認時
間の最適化を図ることができるようになる。
【0083】請求項3または4に記載の発明に依れば、
膜式流量センサを用いる場合または超音波式流量センサ
を用いる場合のいずれであっても、ガス供給路に接続さ
れ燃焼量の少ないガス機器を作動させた状態で圧力緩和
時間を求めているので、微少漏洩に起因するガス供給流
量と燃焼機器の最低ガス流量を、2次側ガス供給路に接
続された2次側ガス系統毎の配管長や配管径等に基づい
て決定される配管容積や、各2次側ガス系統を構成する
ガス機器の燃焼量に対応させて判別できるようになる。
更に、燃焼量の少ないガス機器に対応させて求めた圧力
緩和時間とそのときに2次側ガス供給路に流れるガス供
給流量とを演算して燃焼量の少ないガス機器に対応させ
た推定配管容量を求め、推定配管容量及び燃焼量の少な
いガス機器に対応させた相関関係を参照して燃焼量の少
ないガス機器に対応させた2次側ガス供給路に最適な復
帰安全確認時間を求めているので、2次側ガス供給路に
接続された2次側ガス系統毎の配管長や配管径等に基づ
いて決定される配管容積や、各2次側ガス系統を構成す
る燃焼量の少ないガス機器に対応させた推定配管容量及
び相関関係を参照できるようになり、その結果、2次側
ガス供給路毎に燃焼量の少ないガス機器に対応させた最
適な復帰安全確認時間を個別に求めることができるよう
になる。すなわち、このような燃焼量の少ないガス機器
に対応させて最適化された復帰安全確認時間に基づいて
2次側ガス系統の復帰判断の判断精度の最適化を図るこ
とができるようになり、その結果、復帰安全確認時間の
最適化を図ることができるようになる。
【0084】請求項5乃至8に記載の発明に依れば、膜
式流量センサを用いる場合または超音波式流量センサを
用いる場合のいずれであっても、圧力緩和時間の測定時
に2次側ガス供給路に流れるガス供給流量と圧力緩和時
間を演算して推定配管容量を求めているので、微少漏洩
に起因するガス供給流量と燃焼機器の最低ガス流量に対
応する推定配管容量を、2次側ガス供給路に接続された
2次側ガス系統毎の配管長や配管径等に基づいて決定さ
れる配管容積や、各2次側ガス系統を構成するガス機器
の燃焼量に対応させて判別でき、更に、燃焼量の少ない
ガス機器に対応させて求めた圧力緩和時間とそのときに
2次側ガス供給路に流れるガス供給流量とを演算して燃
焼機器の最低ガス流量に対応する推定配管容量を求め、
推定配管容量及び燃焼機器の最低ガス流量に対応された
相関関係を参照して燃焼量の少ないガス機器に対応させ
た2次側ガス供給路に最適な復帰安全確認時間を求めて
いる。2次側ガス供給路に接続された2次側ガス系統毎
の配管長や配管径等に基づいて決定される配管容積や、
各2次側ガス系統を構成する燃焼量の少ないガス機器に
対応させて燃焼機器の最低ガス流量に対応する推定配管
容量及び相関関係を参照できるようになり、その結果、
2次側ガス供給路毎に微少漏洩に起因するガス供給流量
と燃焼機器の最低ガス流量に対応させたまたは燃焼量の
少ないガス機器に対応させた最適な復帰安全確認時間を
個別に求めることができるようになる。すなわち、2次
側ガス供給路に流れるガス供給流量を復帰安全確認時間
に基づく最適時間だけモニタリングし、ガスの供給異常
が解消されたか否かの評価の判断精度の最適化を図るこ
とができるようになる。
【0085】請求項9に記載の発明に依れば、膜式流量
センサを用いる場合または超音波式流量センサを用いる
場合のいずれであっても、2次側ガス供給路に接続され
た2次側ガス系統毎の配管長や配管径等に基づいて決定
される配管容積や、各2次側ガス系統を構成するガス機
器の燃焼量に対応させた推定配管容量及び相関関係を参
照して2次側ガス供給路毎に最適な復帰安全確認時間を
個別に求めることができるようになり、このような最適
化された復帰安全確認時間に基づいて2次側ガス系統の
復帰判断の判断精度の最適化を図ることができるように
なり、その結果、復帰安全確認時間の最適化を図ること
ができるようになる。
【0086】請求項10に記載の発明に依れば、膜式流
量センサを用いる場合または超音波式流量センサを用い
る場合のいずれであっても、配管容量推定手段によって
求められた圧力緩和時間とそのときに2次側ガス供給路
に流れるガス供給流量とを演算して推定配管容量を配管
容量推定手段を用いて求めることができるようになり、
推定配管容量及びテーブルを参照して2次側ガス供給路
に最適な復帰安全確認時間を復帰安全確認時間算出手段
を用いて求めることができるようになるので、2次側ガ
ス供給路に接続された2次側ガス系統毎の配管長や配管
径等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系
統を構成するガス機器の燃焼量に対応させた推定配管容
量及びテーブルを参照できるようになり、その結果、2
次側ガス供給路毎に最適な復帰安全確認時間を個別に求
めることができるようになる。すなわち、このような最
適化された復帰安全確認時間に基づいて2次側ガス系統
の復帰判断の判断精度の最適化を図ることができるよう
になり、その結果、復帰安全確認時間の最適化を図るこ
とができるようになる。
【0087】請求項11または12に記載の発明に依れ
ば、膜式流量センサを用いる場合または超音波式流量セ
ンサを用いる場合のいずれであっても、ガス供給路に設
けられた前記ガス遮断弁を作動させ当該ガス供給路内の
ガスの供給を一時的に遮断することによって、ガス供給
路に接続され燃焼量の少ないガス機器を作動させた状態
でそのときの2次側ガス供給路のガス圧力を基準ガス圧
力として求めることができるようになる。このようにし
て求めた基準ガス圧力を微少漏洩時のガス供給流量に起
因するガス圧力低下の判断基準として用い、この基準ガ
ス圧力から所定圧力だけガス圧力が低下するまでの降下
時間を配管容量推定手段が圧力緩和時間として求め、更
に、配管容量推定手段によって求められた圧力緩和時間
の測定時に2次側ガス供給路に流れるガス供給流量と圧
力緩和時間を配管容量推定手段が演算して推定配管容量
を求めているので、微少漏洩に起因するガス供給流量と
燃焼機器の最低ガス流量に対応する推定配管容量を、2
次側ガス供給路に接続された2次側ガス系統毎の配管長
や配管径等に基づいて決定される配管容積や、各2次側
ガス系統を構成するガス機器の燃焼量に対応させて判別
できるようになる。更に、燃焼量の少ないガス機器に対
応させて求めた圧力緩和時間とそのときに2次側ガス供
給路に流れるガス供給流量とを配管容量推定手段が演算
して燃焼機器の最低ガス流量に対応する推定配管容量を
求め、推定配管容量及び燃焼機器の最低ガス流量に対応
されたテーブルを参照して燃焼量の少ないガス機器に対
応させた2次側ガス供給路に最適な復帰安全確認時間を
復帰安全確認時間算出手段が求めているので、2次側ガ
ス供給路に接続された2次側ガス系統毎の配管長や配管
径等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガス系
統を構成する燃焼量の少ないガス機器に対応させて燃焼
機器の最低ガス流量に対応する推定配管容量及びテーブ
ルを参照できるようになり、その結果、2次側ガス供給
路毎に微少漏洩に起因するガス供給流量と燃焼機器の最
低ガス流量に対応させたまたは燃焼量の少ないガス機器
に対応させた最適な復帰安全確認時間を復帰安全確認時
間算出手段が個別に求めることができるようになる。す
なわち、このような燃焼量の少ないガス機器または微少
漏洩に起因するガス供給流量に対応させて復帰安全確認
時間算出手段によって最適化された復帰安全確認時間に
基づいて2次側ガス系統の復帰判断の判断精度の最適化
を図ることができるようになり、その結果、復帰安全確
認時間の最適化を図ることができるようになる。
【0088】請求項13または14に記載の発明に依れ
ば、膜式流量センサまたは超音波式流量センサといった
いずれのガス圧測定センサを用いる場合であっても、圧
力緩和時間の測定時にガス圧測定センサが検出した2次
側ガス供給路に流れるガス供給流量と配管容量推定手段
によって求められた圧力緩和時間を配管容量推定手段が
演算して推定配管容量を求めているので、微少漏洩に起
因するガス供給流量と燃焼機器の最低ガス流量に対応す
る推定配管容量を、2次側ガス供給路に接続された2次
側ガス系統毎の配管長や配管径等に基づいて決定される
配管容積や、各2次側ガス系統を構成するガス機器の燃
焼量に対応させて判別でき、更に、燃焼量の少ないガス
機器に対応させて配管容量推定手段によって求めた圧力
緩和時間とそのときにガス圧測定センサが検出した2次
側ガス供給路に流れるガス供給流量とを配管容量推定手
段が演算して燃焼機器の最低ガス流量に対応する推定配
管容量を求め、推定配管容量及び燃焼機器の最低ガス流
量に対応されたテーブルを参照して燃焼量の少ないガス
機器に対応させた2次側ガス供給路に最適な復帰安全確
認時間を復帰安全確認時間算出手段が求めている。2次
側ガス供給路に接続された2次側ガス系統毎の配管長や
配管径等に基づいて決定される配管容積や、各2次側ガ
ス系統を構成する燃焼量の少ないガス機器に対応させて
燃焼機器の最低ガス流量に対応する推定配管容量及びテ
ーブルを参照できるようになり、その結果、2次側ガス
供給路毎に微少漏洩に起因するガス供給流量と燃焼機器
の最低ガス流量に対応させたまたは燃焼量の少ないガス
機器に対応させた最適な復帰安全確認時間を復帰安全確
認時間算出手段が個別に求めることができるようにな
る。すなわち、ガス圧測定センサが検出した2次側ガス
供給路に流れるガス供給流量を復帰安全確認時間に基づ
く最適時間だけセキュリティ制御手段がモニタリング
し、ガスの供給異常が解消されたか否かの評価の判断精
度の最適化を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるガス遮断復帰方法を実行するた
めの電子ガスメータの一実施形態を説明するための機能
ブロック図である。
【図2】図1の電子ガスメータで実行されるガス遮断復
帰方法の一実施形態を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】遮断弁復帰直後のガス配管内のガス圧力の低下
の様子を説明するためのグラフである。
【図4】テスト遮断直後のガス配管内のガス圧力低下を
用いて実行される圧力緩和時間の測定の様子を説明する
ためのグラフである。
【図5】図4で測定した圧力緩和時間とそのときのガス
供給流量とを用いて算出した推定配管容量に対して予め
設定される復帰安全確認時間の関係を説明するためのグ
ラフである。
【符号の説明】
10…ガスセキュリティ装置 11…テーブル 12…配管容量推定手段(マイクロプロセッサー) 13…ガス供給路 13B…2次側ガス供給路 14…復帰安全確認時間算出手段(マイクロプロセッサ
ー) 20…電子ガスメータ 22…燃焼制御手段(マイクロプロセッサー) 24…ガス圧測定センサ 26…ガス遮断弁 27…セキュリティ制御手段(マイクロプロセッサー) 30,…,30…ガス機器 k…推定配管容量 P…ガス圧力 P0…基準ガス圧力 Q…ガス供給流量 Q0…基準ガス供給流量 T…復帰安全確認時間 ΔP…ガス圧力定数 ΔT…圧力緩和時間

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次側ガス系統に供給されるガスの供給
    異常を検出してガスの供給を遮断し、また2次側ガス系
    統に供給されるガスの供給異常が解除されたことを検出
    してガスの供給を復帰するガス遮断復帰方法において、 2次側ガス供給路に流れるガスに異常が検出され2次側
    ガス供給路へのガス供給が遮断された後のガス供給の復
    帰後にガスの供給異常が解消されたか否かを評価するた
    めのモニタリング期間である復帰安全確認時間を求める
    場合に、ガス遮断弁より下流側の2次側ガス供給路の配
    管形状に基づいて当該2次側ガス供給路の配管容量の推
    定値して算出される推定配管容量と前記復帰安全確認時
    間との相関関係を予め求めておき、測定した推定配管容
    量の実測値を当該相関関係を参照して当該推定配管容量
    の実測値に応じた前記復帰安全確認時間を求めることを
    特徴とするガス遮断復帰方法。
  2. 【請求項2】 ガス遮断弁より下流側の前記2次側ガス
    供給路の配管形状に基づいて当該前記2次側ガス供給路
    の配管容量の推定値して算出される前記推定配管容量に
    対して前記2次側ガス供給路におけるガスの供給を復帰
    し当該前記2次側ガス供給路に流れる配管内圧力をモニ
    タリングした際にガスの供給異常が解消されたか否かを
    評価するためのモニタリング期間である前記復帰安全確
    認時間の相関関係を予め求める工程と、 ガス供給路に設けられた前記ガス遮断弁を作動させ当該
    ガス供給路内のガスの供給を一時的に遮断している間の
    前記2次側ガス供給路におけるガス圧力が予め設定され
    ているガス圧力定数の圧力差だけ低下するまでに要する
    時間である圧力緩和時間とそのときに前記2次側ガス供
    給路に流れるガス供給流量とを演算して前記推定配管容
    量を求める工程と、 当該前記推定配管容量及び前記相関関係を参照して前記
    2次側ガス供給路に最適な前記復帰安全確認時間を求め
    る工程とを有することを特徴とする請求項1に記載のガ
    ス遮断復帰方法。
  3. 【請求項3】 ガス供給路に接続され燃焼量の少ないガ
    ス機器を作動させて燃焼動作を促す第2工程を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のガス遮断復帰方法。
  4. 【請求項4】 当該燃焼量の少ないガス機器の燃焼時の
    ガス供給流量を基準ガス供給流量として求めると共に、
    そのときの前記2次側ガス供給路のガス圧力を基準ガス
    圧力として求める第3工程を有することを特徴とする請
    求項3に記載のガス遮断復帰方法。
  5. 【請求項5】 ガス供給路に設けられた前記ガス遮断弁
    を作動させ当該ガス供給路内のガスの供給を一時的に遮
    断する第4工程を有することを特徴とする請求項3に記
    載のガス遮断復帰方法。
  6. 【請求項6】 前記圧力緩和時間の測定時に前記2次側
    ガス供給路に流れるガス供給流量と当該圧力緩和時間と
    を演算して前記第4工程実行時の前記推定配管容量を求
    める第5工程を有することを特徴とする請求項2乃至5
    のいずれか一項に記載のガス遮断復帰方法。
  7. 【請求項7】 前記第1工程で予め求めてある前記相関
    関係に前記第5工程で求めた前記推定配管容量を当ては
    めて当該第5工程で求めた圧力緩和時間に対応する前記
    復帰安全確認時間を求める第6工程を有することを特徴
    とする請求項6に記載のガス遮断復帰方法。
  8. 【請求項8】 前記2次側ガス供給路に流れるガス供給
    流量を前記復帰安全確認時間だけモニタリングし、ガス
    の供給異常が解消されたか否かを評価する第7工程とを
    有することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項
    に記載のガス遮断復帰方法。
  9. 【請求項9】 2次側ガス系統に供給されるガスの供給
    異常を検出してガスの供給を遮断し、また2次側ガス系
    統に供給されるガスの供給異常が解除されたことを検出
    してガスの供給を復帰するガスセキュリティ装置におい
    て、 2次側ガス供給路に流れるガスに異常が検出され2次側
    ガス供給路へのガス供給が遮断された後のガス供給の復
    帰後にガスの供給異常が解消されたか否かを評価するた
    めのモニタリング期間である復帰安全確認時間を求める
    場合に、ガス遮断弁より下流側の2次側ガス供給路の配
    管形状に基づいて当該2次側ガス供給路の配管容量の推
    定値して算出される推定配管容量と前記復帰安全確認時
    間との相関関係を予め求めておく手段と、測定した推定
    配管容量の実測値を当該相関関係に当てはめて当該推定
    配管容量の実測値に応じた前記復帰安全確認時間を求め
    る手段とを有することを特徴とするガスセキュリティ装
    置。
  10. 【請求項10】 ガス遮断弁より下流側の前記2次側ガ
    ス供給路の配管形状に基づいて当該前記2次側ガス供給
    路の配管容量の推定値して算出される前記推定配管容量
    に対して前記2次側ガス供給路におけるガスの供給を復
    帰し当該前記2次側ガス供給路に流れる配管内圧力をモ
    ニタリングした際にガスの供給異常が解消されたか否か
    を評価するためのモニタリング期間である前記復帰安全
    確認時間の相関関係を予め保持するテーブルと、 ガス供給路に設けられた前記ガス遮断弁を作動させ当該
    ガス供給路内のガスの供給を一時的に遮断している間の
    前記2次側ガス供給路におけるガス圧力が予め設定され
    ているガス圧力定数の圧力差だけ低下するまでに要する
    時間である圧力緩和時間とそのときに前記2次側ガス供
    給路に流れるガス供給流量とを演算して前記推定配管容
    量を求める配管容量推定手段と、 当該前記推定配管容量を前記テーブルに当てはめて前記
    2次側ガス供給路に最適な前記復帰安全確認時間を求め
    る復帰安全確認時間算出手段とを有することを特徴とす
    る請求項9に記載のガスセキュリティ装置。
  11. 【請求項11】 前記配管容量推定手段が、前記圧力緩
    和時間の測定時に前記2次側ガス供給路に流れるガス供
    給流量と当該圧力緩和時間とを演算して前記推定配管容
    量を求めるように構成されていることを特徴とする請求
    項10に記載のガスセキュリティ装置。
  12. 【請求項12】 前記復帰安全確認時間算出手段が、前
    記第1手段で予め求めてある前記相関関係に前記配管容
    量推定手段で求めた前記推定配管容量を当てはめて当該
    配管容量推定手段で求めた圧力緩和時間に対応する前記
    復帰安全確認時間を求めるように構成されていることを
    特徴とする請求項10に記載のガスセキュリティ装置。
  13. 【請求項13】 使用ガス量を計量し、2次側ガス系統
    に供給されるガスの供給異常を検出してガスの供給を遮
    断し、また2次側ガス系統に供給されるガスの供給異常
    が解除されたことを検出してガスの供給を復帰する電子
    ガスメータにおいて、 前記ガスセキュリティ装置と、 ガス供給路に接続され燃焼量の少ないガス機器を作動さ
    せて燃焼動作を促す燃焼制御手段と、 当該燃焼量の少ないガス機器の燃焼時のガス供給流量を
    基準ガス供給流量として求めると共に、そのときの前記
    2次側ガス供給路のガス圧力を基準ガス圧力として求め
    るガス圧測定センサと、 ガス供給路に設けられた前記ガス遮断弁を作動させ当該
    ガス供給路内のガスの供給を一時的に遮断するガス遮断
    弁とを有することを特徴とする請求項10乃至12のい
    ずれか一項に記載のガスセキュリティ装置を用いた電子
    ガスメータ。
  14. 【請求項14】 前記2次側ガス供給路に流れるガス供
    給流量を前記復帰安全確認時間だけモニタリングし、ガ
    スの供給異常が解消されたか否かを評価するセキュリテ
    ィ制御手段を有することを特徴とする請求項13に記載
    の電子ガスメータ。
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