JP3117844B2 - ガス漏れ検出方法 - Google Patents

ガス漏れ検出方法

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JP3117844B2 JP05173351A JP17335193A JP3117844B2 JP 3117844 B2 JP3117844 B2 JP 3117844B2 JP 05173351 A JP05173351 A JP 05173351A JP 17335193 A JP17335193 A JP 17335193A JP 3117844 B2 JP3117844 B2 JP 3117844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として都市ガスの屋
内配管及びガス器具に発生したガス漏れを検出するため
の方法に適用される。
【0002】
【従来の技術】都市ガスの需要家の場合、本管から引き
込んだ引き込み管(供内管)の先端にはガスメータが取
り付けられ、ガスメータと屋内のガス栓との間は屋内配
管で結ばれている。このような状況において、屋内配管
及びガス器具からのガス漏れを検出する手段として、次
の2つの方法が一般に実施されている。
【0003】a.ガスメータを通過するガスの流量が異
常に多い場合、すなわちガスメータが一定の流量以上を
検出したときにガス漏れありと判定してガスを遮断す
る。
【0004】b.ガス栓に接続されているガス器具の継
続使用安全時間をあらかじめ設定しておき、この継続使
用安全時間をオーバーした場合にガスを遮断する。
【0005】因に、表1は上記aに説明した異常ガス流
量検出時にガス漏れ(ガス噴出事故)ありと判定する場
合の基準の一例を示すもので、表2は、上記bに説明し
た継続使用安全時間を監視してガス漏れを判定する場合
の基準の一例を示すものである。
【0006】
【表1】
【0007】
【表2】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記公知
例においては、次のような欠点がある。
【0009】aについては、非常に微量な量が流れてい
る場合、これをガス漏れとして検出することができない
ため、ガスを遮断せずに流し続けてガス事故を招いてし
まうことがある。逆に高カロリーのガス量を使用するガ
ス器具を長時間使用しているときには、これをガス漏れ
と判断して遮断してしまうことがある。
【0010】bについては、ガス使用量に応じて継続使
用安全時間を変更することによって、よりガス漏れ事故
を未然に防ぐ判定をおこなうことはできるが、ガス使用
量の大きい器具ほど使用時間が短いというわけではない
ため誤作動を招く可能性が高い。
【0011】本発明の目的は、少量のガス漏れの場合で
も確実に検出することができると共に、検査区間が長い
場合でも正確にガス漏れを判定できるガス漏れ検出方法
を提案することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガス漏れ検
出方法は次のとおりである。
【0013】ガス漏れ検査区間の端末にガバナー付ガス
器具が取り付けられていて、このガス器具は使用状態に
ある場合のガス漏れ検出方法において、ガス漏れ検査区
間の上流部に供給ガス圧力変動装置を取り付けると共に
この供給ガス圧力変動装置の下流側にガス圧力測定装置
及び流量測定装置を取り付け、前記供給ガス圧力変動装
置により供給ガス圧力を能動的に変動させ、この時に発
生するガス漏れ検査区間内の圧力の変動及び流量の変動
をガス圧力測定装置及びガス流量測定装置により夫々測
定していて夫々の測定値の変動が終息された後に測定さ
れたガス流量と圧力との間に相関関係が認められた場合
ガス漏れありと判定することを特徴とするガス漏れ検
出方法。
【0014】
【作用】ガス流量の他に、ガス供給圧力の変動を検出す
る機構を持つガスメータで、ガス供給圧力を能動的に変
動させた場合、器具側にガス供給圧力の変動によるガス
流量の変化を補正する機構がなければ、ガス供給圧力の
変動が、そのままガス流量の変動を引き起こす。ガス漏
れの時がこの場合に相当する。したがって、ガス漏れが
発生しているときは、ガス供給圧力とガス流量の間には
相関関係がある。
【0015】一方、ガス給湯器、風呂釜等は器具内にガ
スガバナを内蔵しており、ガス供給圧力の変動をガスガ
バナが吸収するため、ガス供給圧力が変動しても、ガス
流量にその影響は現れない。したがって、ガス供給圧力
とガス流量は無相関となる。本発明は、ガス供給圧力と
ガス流量の間の相関関係に着目してガス漏れを検出する
ものである。
【0016】ところで、図3で計測されるように、ガス
供給圧力を例えばガバナ或いはバルブ等で能動的に変化
させた時、ガス漏れ検査区間が非常に短い場合には、ガ
ス供給圧力の変動に伴う一時的なガス配管内での行き来
は無視できる。従って、図4に示すように、ガバナの無
いガス器具では圧力変動の影響がそのまま流量(パルス
数で換算される)として現れるが、図5のようにガバナ
付ガス器具であれば、測定されるガス流量(パルス数で
換算される)は、圧力変動をガバナで吸収してしまう。
ところが、ガス漏れ検査区間が長い場合(配管総容量が
大きい場合)は、ガス供給圧力の変動に伴う一時的なガ
ス漏れ検査区間内での移動量は無視できなくなる。例え
ば、図6はガバナの無いガス器具が端末に取り付けられ
ている場合に測定されるパルス数で換算されるガス流量
であり、図7はガバナ付ガス器具の場合である。この図
6及び図7では、ガス圧力の変動に対応して、検査区間
が長いことに起因する配管内でのガスの移動があり、こ
れが流量変動として検出されてしまい、ガス漏れがある
場合の流量変動なのか否かの判断がつきにくくなる。し
たがって、ガス漏れがない場合の、単純な流量変動を取
り除くためには、流量の計測は、単純な流量変動が終息
した後の流量でなければならない。このためには、前記
のとおり、区間が短い場合にはそれ程問題ないが、長い
場合には問題があるので、この区間の長さを先ず推定
し、この推定値から単純な変動が終息するまでの時間を
計算し、この時間を経過した後の流量を計測してガス漏
れの判定基準に利用することが必要である。図6及び図
7における点線は、この時間経過後に計測される流量変
動を示すもので、流量の変動とこの差が良く判る。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の実施例を説明するためのも
のである。1はガスメータ(マイコンメータ)にして、
このガスメータ1内には、ガス圧力測定装置2及びガス
流量測定装置3、能動的に圧力変動可能な供給ガス圧力
変動装置10及びガス遮断弁4、圧力・流量演算回路5
−1、ガス漏れ判定回路5−2が組み込まれている。6
は供内管、7はヘッダー8とガバナ付ガス器具9を結ぶ
屋内配管にして、供内管6からガスメータ1内に入った
供給ガスは、このガスメータ1で計量されてからヘッダ
ー8→屋内配管7→ガス器具9と流れる。
【0018】上記実施例において、ガス器具9の何れか
が使用されている状態において、供給ガス圧力変動装置
10をステップ状に変動させたとき、圧力・流量演算回
路5−1は、圧力測定装置2及び流量測定装置3から入
力された変動圧力値及び流量値を計測し、この計測値の
変動量から配管内の総容量を推測し、この推測値からガ
ス流量測定装置3部分からガス器具9まで流れる時間を
計算し、この時間経過後の流量の変動を基準にしてガス
漏れを判定し、これをガス漏れ判定回路5−2に送信す
る。ガス漏れ判定回路5−2はこの信号を受信すると、
警報装置を駆動し、同時にガス遮断弁4を閉じる。図2
は、圧力・流量演算回路5−1の判定フローである。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように、ガバナ付ガス器
具使用中に、供給ガスに圧力変動を能動的に与え、この
時の圧力と流量の変動を測定すると共に配管容量の推定
と圧力変動に伴って実際に現れる流量変動までの時間を
計算し、ガス漏れ判定のための流量値は、この時間経過
後に計測されるものを基準にするようにした。この結
果、配管長に左右されない正確度の高いガス漏れ検査を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図。
【図2】判定フローの説明図。
【図3】検査区間内のガス圧力変動の説明図。
【図4】ガバナ無しガス器具の場合のパルス数で換算さ
れる流量変動の説明図。
【図5】ガバナ付ガス器具の場合のパルス数で換算され
る流量変動の説明図。
【図6】検査区間が長く、端末にガバナ無しガス器具が
取り付けられている場合のパルス数で換算されるガス流
量変動の説明図。
【図7】検査区間が長く、端末にガバナ付ガス器具が取
り付けられている場合のパルス数で換算されるガス流量
変動の説明図。
【符号の説明】
1 ガスメータ 2 ガス圧力測定装置 3 ガス流量測定装置 4 ガス遮断弁 5−1 圧力・流量の演算回路 5−2 ガス漏れ判定回路 6 供内管 7 屋内配管 8 ヘッダー 9 ガバナ付ガス器具 10 能動的供給ガス圧力変動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/00 - 3/40 G01F 1/00 G01F 3/22 G08B 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス漏れ検査区間の端末にガバナー付
    ス器具が取り付けられていて、このガス器具は使用状態
    にある場合のガス漏れ検出方法において、 ガス漏れ検査区間の上流部に供給ガス圧力変動装置を取
    り付けると共にこの供給ガス圧力変動装置の下流側に
    ス圧力測定装置及び流量測定装置を取り付け、 前記供給ガス圧力変動装置により供給ガス圧力を能動的
    に変動させ、この時に発生するガス漏れ検査区間内の圧
    力の変動及び流量の変動をガス圧力測定装置及びガス流
    量測定装置により夫々測定していて他の要因によると考
    えられる測定値の変動が終息した後に測定されたガス流
    量と圧力との間に相関関係が認められた場合にガス漏れ
    ありと判定することを特徴とするガス漏れ検出方法。
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