JP5160388B2 - 判断装置及びその圧力値補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、判断装置及びその圧力値補正方法に関する。
従来、ガスメータを介してガス器具に燃料ガスを供給するガス供給システムが知られている。このガス供給システムでは、ガス供給容器の出口などに調圧弁が設置されている。調圧弁は、下流側の圧力を例えば2.9kPa程度の一定値に保つように機能している(例えば特許文献1参照)。
特開2001−188020号公報
ここで、本件出願人は、特願2008−86022の技術を発明している。この発明では、ガス圧力に基づいてガバナ付きガス器具が使用されたか、ガバナ無しガス器具が使用されたか、及び、ガス漏れが発生しているか否かを判断するようになっている。
ところが、特許文献1に記載のガス供給システムでは、日中や夜間の温度変化によってガス管内のガス圧力が上昇してしまう。すなわち、日中にガスを未使用状態で放置しているとガス管内の温度が上昇し、調圧弁からガス器具までのガス管内の圧力が上昇してしまう。圧力は、日中に約3℃温度が上昇することで1kPa程度上昇し、場合によってガス管内の圧力は4kPaに達する可能性もある。そして、ガス管内のガス圧力が上昇してしまうと、特願2008−86022の技術のようにガス圧力に基づいてガバナ付きガス器具が使用されたか否かなどを判断する場合に判断精度の低下を招いてしまう。なお、本明細書では特願2008−86022の一部技術を説明しているが、この説明は特願2008−86022の技術の公知性を認めるものではない。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ガス器具の使用判断やガス漏れ判断にあたり、判断精度の低下を防止することが可能な判断装置及びその圧力値補正方法を提供することにある。
本発明の判断装置は、検出された各時刻の圧力値に基づいてガス器具の使用及びガス漏れを判断する判断装置であって、検出された各時刻の圧力値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶された各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正開始点を定める開始点決定手段と、前記記憶手段により記憶された各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正終了点を定める終了点決定手段と、前記開始点決定手段により決定された補正開始点と前記終了点決定手段により決定された補正終了点とに基づいて、各時刻における補正基準値を生成する補正基準値生成手段と、前記記憶手段により記憶された各時刻における圧力値から、前記補正基準値生成手段により生成された同時刻における前記補正基準値を減じることで補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
この判断装置によれば、各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正開始点と補正終了点とを求め、これら補正開始点と補正終了点とに基づいて各時刻における補正基準値を求め、各時刻の圧力値から同時刻の補正基準値を減じることで補正する。ここで、ガス器具の使用やガス漏れが発生した場合、元圧から或る安定した圧力まで圧力値は低下する。配管内の圧力が上昇している場合とそうでない場合とでは、この低下成分に相異が生じる。そこで、上記補正開始点及び補正終了点を求めることにより、低下成分の始点と終点とを求めることとなる。そして、低下成分の始点と終点とから各時刻における補正基準値を求め、記憶された各時刻における圧力値から減じることで、配管内の圧力が上昇している場合とそうでない場合とで相異する低下成分をキャンセルすることとなる。これにより、補正後の各時刻における圧力値は、ガス管内の圧力が上昇している場合とそうでない場合とで似たものとすることができる。従って、ガス器具の使用判断やガス漏れ判断にあたり、低下成分の影響を受け難くなり、判断精度の低下を防止することができる。
また、本発明の判断装置において、開始点決定手段は、圧力変動の発生時の圧力値と、圧力変動の発生時の時刻とから、補正開始点を決定することが好ましい。
この判断装置によれば、圧力変動の発生時の圧力値と、圧力変動の発生時の時刻とから、補正開始点を決定するため、複雑な演算を行うことなく、補正開始点を決定することができる。
また、本発明の判断装置において、終了点決定手段は、圧力検出を開始してから予め定められた圧力検出時間が経過した時点付近の平均圧力値と、圧力検出時間が経過した時点の時刻とから、補正終了点を決定することが好ましい。
この判断装置によれば、圧力検出を開始してから予め定められた圧力検出時間が経過した時点付近の平均圧力値と、圧力検出時間が経過した時点の時刻とから、補正終了点を決定するため、平均値の演算さえ行えば、複雑な演算を行うことなく、補正終了点を決定することができる。
また、本発明の判断装置において、終了点決定手段は、検出された圧力の変化量が所定値以下となった時点付近の平均圧力値を示す終了点補正圧力値と、検出された圧力の値が、補正開始点以後最初に終了点補正圧力値に達した時刻、又は、検出された圧力の移動平均値が、補正開始点以後最初に終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点を決定することが好ましい。
この判断装置によれば、検出された圧力の変化量が所定値以下となった時点付近の平均圧力値を示す終了点補正圧力値と、検出された圧力の値が、補正開始点以後最初に終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点を決定する。又は、検出された圧力の移動平均値が、前記補正開始点以後最初に終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点を決定する。このため、圧力の変化量が所定値以下となる圧力変動がほぼ無くなった安定状態の圧力値を終了補正圧力値として求め、安定状態になった圧力値にいち早く達した時刻を求めることとなる。従って、圧力が低下して安定しつつある時点を補正終了点として決定することができる。
また、本発明の判断装置において、終了点決定手段は、検出された圧力の変化量が所定値以下となった時点付近の平均圧力値を示す終了点補正圧力値と、予め特定時刻を定めておき、検出された圧力の値が、特定時刻の最も近くで終了点補正圧力値に達した時刻、又は、検出された圧力の移動平均値が、特定時刻の最も近くで終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点を決定することが好ましい。
この判断装置によれば、検出された圧力の変化量が所定値以下となった時点付近の平均圧力値を示す終了点補正圧力値と、予め特定時刻を定めておき、検出された圧力の値が、前記特定時刻の最も近くで終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点を決定する。又は、検出された圧力の移動平均値が、前記特定時刻の最も近くで終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点を決定する。このため、圧力の変化量が所定値以下となる圧力変動がほぼ無くなった安定状態の圧力値を終了補正圧力値として求めることとなる。また、安定状態になった圧力値に達した時刻のうち予め定められた特定時刻に最も近い時刻を求めることとなり、低下成分がほぼ無くなると予測される時刻を特定時刻としておけば、圧力が低下して安定しつつある時点をいち早く補正終了点として決定することができる。
また、本発明の判断装置において、前記補正基準値生成手段は、前記記憶手段により記憶された圧力値とその圧力値が得られた時刻との相関を示すグラフ上において、前記開始点決定手段により決定された補正開始点と前記終了点決定手段により決定された補正終了点とを結ぶ直線上の値を各時刻における補正基準値として生成し、前記補正手段は、前記記憶手段により記憶された各時刻における圧力値から、同時刻における前記直線上の値を減じることで補正することが好ましい。
この判断装置によれば、補正開始点と補正終了点とを結ぶ直線上の値を各時刻における補正基準値として生成するため、圧力値とその圧力値が得られた時刻との相関を示すグラフ上において直線を求める演算を行うだけで、各時刻における補正基準値を求めることができ、比較的少ない演算量で補正を行うことができる。
また、本発明の判断装置において、前記補正基準値生成手段は、前記開始点決定手段により決定された補正開始点と前記終了点決定手段により決定された補正終了点との中間地点の時刻、及びこの時刻付近の平均圧力値とから中間点を求め、前記記憶手段により記憶された圧力値とその圧力値が得られた時刻との相関を示すグラフ上において、補正開始点、中間点及び補正終了点を結ぶ曲線上の値を各時刻における補正基準値として生成し、前記補正手段は、前記記憶手段により記憶された各時刻における圧力値から、同時刻における前記曲線上の値を減じることで補正することが好ましい。
この判断装置によれば、中間点を求め、補正開始点と補正終了点とに加えて中間点を結ぶ曲線上の値を各時刻における補正基準値として生成するため、圧力値とその圧力値が得られた時刻との相関を示すグラフ上において中間点及び曲線を求める演算を行うだけで、各時刻における補正基準値を求めることができ、しかも曲線によってより正確に低下成分を除去した補正を行うことができる。
また、本発明の判断装置において、補正基準値生成手段は、開始点決定手段により決定された補正開始点と終了点決定手段により決定された補正終了点との間で計測された全圧力値のデータから、補正開始点を通る近似式を求め、この近似式上の値を各時刻における補正基準値として生成し、補正手段は、記憶手段により記憶された各時刻における圧力値から、同時刻における近似式上の値を減じることで補正することが好ましい。
この判断装置によれば、近似式上の値を各時刻における補正基準値として生成し、各時刻における圧力値から、同時刻における近似式上の値を減じることで補正するため、近似式により一層適切な補正を行うことができる。特に、近似式は補正開始点を通るものの、補正終了点を通るとは限らないため、補正終了点の時刻について誤りがあったとしてもこのズレを修正することができる。
また、本発明の判断装置において、補正基準値生成手段は、補正開始点以前及び補正終了点以後の少なくとも一方についても補正基準値を求め、補正開始点以前の補正基準値を求める場合には、グラフ上において補正開始点における圧力値を維持する直線上の値を補正基準値として生成し、補正終了点以後の補正基準値を求める場合には、グラフ上において補正終了点における圧力値を維持する直線上の値を補正基準値として生成することが好ましい。
この判断装置によれば、補正開始点以前及び補正終了点以後の少なくとも一方についても補正基準値を求めるため、補正開始点と補正終了点との圧力値を補正するのみならず、補正開始点以前及び補正終了点以後についても一括的に補正することができ、判断精度の向上に寄与することができる。
また、本発明の圧力値補正方法は、検出された各時刻の圧力値に基づいてガス器具の使用及びガス漏れを判断する判断装置の圧力値補正方法であって、検出された各時刻の圧力値を記憶する記憶工程と、前記記憶工程において記憶された各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正開始点を定める開始点決定工程と、前記記憶工程において記憶された各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正終了点を定める終了点決定工程と、前記開始点決定工程において決定された補正開始点と前記終了点決定工程において決定された補正終了点とに基づいて、各時刻における補正基準値を生成する補正基準値生成工程と、前記記憶工程により記憶された各時刻における圧力値から、前記補正基準値生成工程により生成された同時刻における前記補正基準値を減じることで補正する補正工程と、を有することを特徴とする。
この圧力値補正方法によれば、各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正開始点と補正終了点とを求め、これら補正開始点と補正終了点とに基づいて各時刻における補正基準値を求め、各時刻の圧力値から同時刻の補正基準値を減じることで補正する。ここで、ガス器具の使用やガス漏れが発生した場合、元圧から或る安定した圧力まで圧力値は低下する。配管内の圧力が上昇している場合とそうでない場合とでは、この低下成分に相異が生じる。そこで、上記補正開始点及び補正終了点を求めることにより、低下成分の始点と終点とを求めることとなる。そして、低下成分の始点と終点とから各時刻における補正基準値を求め、記憶された各時刻における圧力値から減じることで、配管内の圧力が上昇している場合とそうでない場合とで相異する低下成分をキャンセルすることとなる。これにより、補正後の各時刻における圧力値は、ガス管内の圧力が上昇している場合とそうでない場合とで似たものとすることができる。従って、ガス器具の使用判断やガス漏れ判断にあたり、低下成分の影響を受け難くなり、判断精度の低下を防止することができる。
本発明によれば、ガス器具の使用判断やガス漏れ判断にあたり、判断精度の低下を防止することが可能な判断装置及びその圧力値補正方法を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る判断装置を含むガス供給システムの構成図である。ガス供給システム1は、ストーブ、ファンヒータ、給湯器及びガスコンロなどの各ガス器具10に燃料ガスを供給するものであって、複数のガス器具10と、ガス供給元の調整器20と、配管31,32と、ガスメータ(判断装置)40とを備えている。なお、図1に示す例では、ガスメータ40を判断装置の一例として挙げるが、判断装置はガスメータ40に限るものではない。
調整器20は上流からの燃料ガスを所定圧力に調整して第1配管31に流すものである。この調整器20は、例えば燃料ガスを2.9kPa程度の圧力に調整して第1配管31に流す構成となっている。第1配管31は、調整器20とガスメータ40とを接続するものである。第2配管32はガスメータ40とガス器具10とを接続する配管である。ガスメータ40は、燃料ガスの流量を測定して積算流量を表示するものである。このようなガス供給システム1では、ガスメータ40内に第1配管31及び第2配管32とつながる流路が形成されており、調整器20を通じて流れてきた燃料ガスは第1配管31からガスメータ40、及び第2配管32を通じてガス器具10に到達し、ガス器具10において燃焼されることとなる。
また、ガス器具10は、概略的に、遮断弁12、ガバナ13、及びバーナー14を備えている。遮断弁12は、ガス器具10に設けられた弁である。ガバナ13は、ガバナ内弁13aを有し、ガス器具10のバーナー14に供給するガスの圧力をガバナ内弁13aの開度によって調整するものである。圧力調整された燃料ガスはガバナ13の先端のノズル13bを通じてバーナー14に至り、燃焼することとなる。なお、ガス器具10は、全てがガバナ13を有しているわけでなく、ガスコンロなどのようにガバナ13を有さないものもある。
図2は、図1に示したガバナ13の一例を示す側方断面図である。なお、図2では、ガバナ13の一例を示すに過ぎず、ガバナ13の構成は図2に示すものに限られない。また、図2に示すガバナ13については図1に示したノズル13bを省略して図示する。
図2に示すようにガバナ13は、外壁13cとガバナキャップ13dとによって形成される内部空間の一部をガス流路として用いるものである。このようなガバナ13は、ガバナ内弁13aに加えて、内部空間に、ダイヤフラム13e、調整スプリング13f、及び調整ネジ13gを備えている。
ダイヤフラム13eは、ガバナ13の内部空間を仕切る膜状の部材である。このダイヤフラム13eには、一方側(流路側)にガバナ内弁13aが取り付けられている。また、ダイヤフラム13eの他方側(流路として機能しない側)に調整スプリング13fが取り付けられている。調整スプリング13fは、一端にダイヤフラム13eが取り付けられ、他端に調整ネジ13gが取り付けられている。調整ネジ13gは、ねじ切り溝が形成されたガバナ13の内壁に固定される構造となっており、ねじ切り溝との固定位置を変化させることで調整スプリング13fの圧縮率を変更可能となっている。また、調整ネジ13gは外部にむき出しとなっておらず、ガバナキャップ13dによって覆われた構造となっている。
また、ガバナ13の外壁13cには、ダイヤフラム13eの他方側に通じる空気孔13hが形成されている。このため、ダイヤフラム13eの他方側は空気圧となっている。さらに、図2に示す例においてガバナ内弁13aは半球形状となっており、上下動によって通過口13iの開口割合を制御可能となっている。
このようなガバナ13では、ガス入側のガス圧が高くなると、ダイヤフラム13eが上へ押し上げられ、同時にダイヤフラム13eに取り付けられているガバナ内弁13aも上に引き上げられる。これにより、通過口13iの開口割合が小さくなって、ガス流量が減少する。一方、ガス入側のガス圧が低くなると、ダイヤフラム13eが下がり、同時にダイヤフラム13eに取り付けられているガバナ内弁13aも下がる。これにより、通過口13iの開口割合が大きくなって、ガス流量が増大する。このように、ガバナ13は上流側の圧力の変動に対して下流側の流量を一定に保つことで、下流側の圧力を調整することとなる。
図3は、本発明の実施形態に係るガスメータ40の構成図である。同図に示すように、本実施形態に係るガスメータ40は、流量センサ41と、圧力センサ42と、マイコン47とを備えている。
流量センサ41は、ガスメータ40内の流路に設置され、流路内のガス流量を検出するためのものである。本実施形態に係るガスメータ40が超音波式のガスメータである場合、流量センサ41は、流路内に一定距離だけ離れて配置された例えば圧電式振動子からなる2つの音響トランスジューサによって構成される。また、本実施形態に係るガスメータ40がフローセンサなどの熱式センサを搭載したガスメータである場合、温度分布をつくり出すヒータと、その温度分布に応じた信号を発生させるサーモパイル等によって構成される。
圧力センサ42は、ガスメータ40内の流路内に存在するガスのガス圧を検出するためのものである。なお、圧力センサ42は、ガスメータ40内の流路に限らず、可能であればガスメータ40の外部に存在する第1配管31内や第2配管32内に設置されていてもよい。同様に、流量センサ41についても設置箇所については変更可能である。
なお、本実施形態では、図3において流量センサ41及び圧力センサ42からの信号が直接マイコン47に入力されているが、場合によっては増幅器等の他の要素が両者間に追加されていてもよい。
マイコン47は、ガスメータ40の全体を制御するものであり、流量の積算制御、表示制御、遮断弁の遮断制御等を行うものである。また、本実施形態においてマイコン47は、記憶部(記憶手段)47aと、判断部47bとを備えている。記憶部47aは、圧力センサ42を通じて検出された各時刻の圧力値を記憶するものである。記憶部47aに記憶される圧力値は、例えば最大で2秒程度のデータであり、約0.2〜5.0ミリ秒に1回の計測間隔で測定されたデータである。判断部47bは、記憶部47aに記憶された各時刻の圧力値に基づいて、ガス器具10の使用及びガス漏れを判断するものである。
ここで、判断部47bによるガス器具10の使用及びガス漏れの判断原理について説明する。図4は、ガバナ付きガス器具10の使用を開始したときの圧力変化の様子を示すグラフである。なお、図4において縦軸は、圧力変化量(kPa)を示し、横軸はガバナ付きガス器具10の使用を開始してからの経過時間(秒)を示している。
ガバナ付きガス器具10の使用が開始された場合、圧力は、図4に示す所定の振幅を示した後に、安定状態となる。具体的には、ガバナ付きガス器具10の使用開始直後に、一度「−0.1」kPa弱への圧力低下を示した後(符号a1参照)、約「0.05」kPaへの圧力上昇を示す(符号a2参照)。その後、圧力は約「−0.05」kPa強への圧力低下を示した後に(符号a3参照)、約「0.05」kPa弱への圧力上昇を示す(符号a4参照)。以後、徐々に振幅が小さくなりつつも圧力は振動を繰り返し、最終的には圧力変化がない安定状態となる。
このような圧力の振動が発生する理由は、ガバナ13内に調整スプリング13fが設けられているからである。すなわち、ガバナ付きガス器具10の使用が開始されると、調整スプリング13fが振動すると共に、ガバナ内弁13aについても振動し、通過口13iの開口割合についても小刻みに大きくなったり小さくなったりと変化するからである。
特に、ガバナ付きガス器具10の使用開始時においては、圧力振動の周波数や振幅に特徴が見られる。具体的には調整スプリング13fが小刻みに振動することから、圧力について細かな振動を示すこととなる。この結果、圧力波形は比較的高い周波数成分を多く含むこととなる。また、ガバナ付きガス器具10の使用開始時に調整スプリング13fの振動によって通過口13iが大きくなったり小さくなったりすることから、圧力波形は、大きな振幅を示す。
なお、圧力Pは、
Figure 0005160388

なる演算式で表すことができる。ここで、Cは振幅を示し、kは摩擦力(減衰定数)を示し、ωは復元力を示し、αは初期位置を示している。この式は多くの周波数f=ω/2πの振動の重ね合わせであることを示している。
図5は、ガバナ無しガス器具10の使用を開始したときの圧力変化の様子を示すグラフである。なお、図5において縦軸は、圧力変化量(kPa)を示し、横軸はガバナ無しガス器具10の使用を開始してからの経過時間(秒)を示している。
ガバナ無しガス器具10の使用が開始された場合、圧力は、図5に示す所定の振幅を示した後に、安定状態となる。具体的には、ガバナ付きガス器具10の使用開始直後に、一度「−0.1」kPa弱への圧力低下を示した後(符号b1参照)、約「0.01」kPaへの圧力上昇を示す(符号b2参照)。その後、圧力は約「−0.05」kPa強への圧力低下を示す(符号b3参照)。以後、圧力上昇が無い状態のまま、圧力は振動を繰り返す。そして、振幅が徐々に振幅が小さくなり、最終的には圧力変化がない安定状態となる。このような圧力の振動が発生する理由は、以下による。
図6は、ガバナ無しガス器具10での燃料ガスの供給の様子を示す概略図である。図6に示すように、ガバナ無しガス器具10が使用された場合、燃料ガスは第2配管32からノズルホルダ100を通じてバーナー14等に至る。ここで、ノズルホルダ100にある流速を持った気体が流入したときはその慣性力で急には流速が小さくならずに一端ガスが圧縮され圧力が上昇する。その後上昇した圧力により流入流速が小さく(場合によっては逆流)なって圧力が下がる。これを繰り返すことで圧縮膨張の振動が発生する。
以上のように、ガバナ付きガス器具10の使用時と、ガバナ無しガス器具10の使用時とでは、圧力は振動することとなる。しかしながら、図5に示す圧力波形を図4に示す圧力波形と比較すると、以下のような差異がある。
まず、ガバナ付きガス器具10の場合、調整スプリング13fのように細かく振動する物質を有しているのに対し、ガバナ無しガス器具10の場合、そのような物質を有していない。このため、図5に示す圧力波形は、図4に示す圧力波形と同様に振動を示しているものの、全体として振動周波数が図4に示す圧力波形よりも低くなる。
さらに、ガバナ付きガス器具10の場合、調整スプリング13fの振動によって振幅が大きくなっているが、ガバナ付きガス器具10の場合、調整スプリング13fが無く、ノズルホルダ100の圧縮性による振動が発生しているのみである。このため、図5に示す圧力波形は、図4に示す圧力波形よりも振幅が小さくなる。
このような特徴から、マイコン47の判断部47bは、ガバナ付きガス器具10の使用であるか、ガバナ無しガス器具10の使用であるか否かを判断できることとなる。
図7は、ガス漏れ時の圧力変化の様子を示すグラフである。なお、図7において縦軸は、圧力変化量(kPa)を示し、横軸はガス漏れが発生してからの経過時間(秒)を示している。
図7に示すように、ガス漏れが発生した場合、圧力は明確な振動を示すことなく緩やかに低下していくこととなる。このように、ガス漏れの場合、調整スプリング13fの振動、及び、ノズルホルダ100の圧縮性による振動の双方が発生しないため、圧力波形には明確な振動が見られない。
以上のように、ガバナ付きガス器具10の使用開始時と、ガバナ無しガス器具10の使用開始時と、ガス漏れ発生時とでは、圧力波形に特徴的な差異がある。マイコン47の判断部47bは、上記の特徴から、ガバナ付きガス器具10の使用であるか、ガバナ無しガス器具10の使用であるか、ガス漏れであるかを判断することができる。
しかしながら、日中にガスを未使用状態で放置していると配管31,32内の温度が上昇し、調整器20からガス器具10までの配管31,32内の圧力が上昇してしまう。圧力は、日中に約3℃温度が上昇することで1kPa程度上昇し、場合によって配管31,32内の圧力は4kPaに達する可能性もある。そして、配管31,32内のガス圧力が上昇してしまうと、図4〜図7を参照して説明したようにガス圧力に基づいてガバナ付きガス器具が使用されたか否かなどを判断する場合に、判断精度の低下を招いてしまう。
ここで、以下の説明においてガス器具使用前やガス漏れ発生前など圧力変動前の配管31,32内の圧力を元圧と称する。
図8は、元圧が上昇している場合と上昇していない場合とにおけるガス器具10の使用開始時の圧力波形を示すグラフである。元圧が上昇していない場合、ガス器具10の使用開始前の圧力値は、約2.95kPaとなっている。そして、ガス器具10が使用されると、圧力値は使用開始から所定の振動を示しながら1秒後には約2.8kPaとなる。一方、元圧が上昇していた場合、ガス器具10の使用開始前の圧力値は、約3.17kPaとなっている。そして、ガス器具10が使用されると、圧力値は使用開始から所定の振動を示しながら1秒後には約2.8kPaとなる。
このように、元圧が上昇している場合と上昇していない場合とでは、得られる圧力波形が相違してしまう。このような相違から、判断部47bは、ガバナ付きガス器具が使用されたか否かなどを判断する場合に、判断を誤ってしまう可能性がある。
そこで、本実施形態に係るガスメータ40では、圧力値を補正することとしている。再度、図3を参照する。図3に示すように、マイコン47は、圧力値を補正するための構成として、開始点決定部(開始点決定手段)47c、終了点決定部(終了点決定手段)47d、補正基準値生成部(補正基準値生成手段)47e、及び補正部(補正手段)47fを備えている。
ここで、本件出願人は、ガス器具10が使用された場合、圧力値が安定するまでの区間(例えば図8の時間「0」〜「0.2」程度までの区間)において、圧力波形がある一定速度で低下する低下成分と、ある特定成分とからなっている点を見出した。ある特定成分とは、ガス器具10の使用時には細かな振動成分となり、ガス漏れ発生時には明確に振動とは言えない成分となる。さらに、本件出願人は、元圧が上昇している場合と上昇していない場合とでは、低下成分が異なるが、特定成分には大きな差が見られない点を見出した。よって、本実施形態に係るガスメータ40では、開始点決定部47c、終了点決定部47d、補正基準値生成部47e、及び補正部47fの構成により、低下成分を除去して、特定成分を残すことにより、元圧が上昇した場合とそうでない場合とで同じような圧力波形を得て、判断精度が低下しないようにしている。
再度、図3を参照する。開始点決定部47cは、記憶部47aに記憶された各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正開始点(すなわち低下成分の始点)を定めるものである。また、終了点決定部47dは、記憶部47aに記憶された各時刻の圧力値のうち圧力変動の補正終了点(すなわち低下成分の終点)を定めるものである。
ここで、図9及び図10を参照して、補正開始点及び補正終了点の決定方法について説明する。図9及び図10は、図3に示した開始点決定部47c及び終了点決定部47dにより決定される補正開始点及び補正終了点を示すグラフであり、図9は元圧が上昇している場合を示し、図10は元圧が上昇していない場合を示している。
図9及び図10に示すように、開始点決定部47cは、圧力変化の発生時の圧力値(図9では3.17kPA、図10では2.95kPa)と、圧力変化の発生時の時刻(図9及び図10共に時間0)とから、補正開始点A1,A2を決定する。
具体的に開始点決定部47cは、圧力値が或る時間以内に所定量以上変化したときに、圧力変化が発生したと判断する。そして、例えば圧力変化発生前における所定時間分の圧力値の平均を算出して、圧力変化の発生時の圧力値(すなわち図9では3.17kPA、図10では2.95kPa)を決定する。また、開始点決定部47cは、圧力変化が発生したと判断した時点を圧力変化の発生時の時刻として決定したり、圧力変化が発生したと判断した時点から遡って圧力が低下し始めた時点を求め、この時点を圧力変化の発生時の時刻として決定したりする。なお、圧力変化の発生時の圧力値や圧力変化の発生時の時刻の決定方法は、上記に限らず他の方法であってもよい。
また、終了点決定部47dは、記憶部47aに記憶された圧力の変化量が所定値以下となった時点付近の平均圧力値(図9及び図10共に約2.82kPa)を終了点補正圧力値とし、この終了点補正圧力値と、検出された圧力の値が、補正開始点以後の最初に終了点補正圧力値に達した時刻(図9の時間0.21付近)又は、検出された圧力の移動平均値が、補正開始点以後の最初に終了点補正圧力値に達した時刻(図10の時間0.13付近)とから、補正終了点C1,C2を決定する。
詳細に説明する。まず、終了点決定部47dは、補正終了点C1,C2を決定するのに先だって、安定点B1,B2を求める。安定点B1,B2は、圧力変動が収まった点であって、具体的には或る時間内における圧力の変化量が所定値以下となった時刻(図9では約0.58秒、図10では約0.68秒)、及びその時刻を中心とする前後所定時間分の圧力値の平均値(図9及び図10共に約2.82kPa)とから、決定される。そして、この平均値は、そのまま終了点補正圧力値となる。すなわち、安定点B1,B2の圧力値が補正終了点C1,C2の圧力値となる。
さらに、終了点決定部47dは、安定点B1,B2から時間を遡っていくようにして、圧力値が補正開始点以後終了点補正圧力値(約2.82kPa)に最初に達した時刻を求める。図9に示す例において、この時刻とは、時間0.21付近である。このため、終了点決定部47dは、圧力値が約2.82kPaで、時間0.21である点を補正終了点C1として決定する。
また、図10に示すようにして、終了点決定部47dは、補正開始点以後、圧力の移動平均値が終了点補正圧力値(約2.82kPa)に最初に達した時刻を求める。図10に示す例において、この時刻とは、時間0.13付近である。このため、終了点決定部47dは、圧力値が約2.82kPaで、時間0.13である点を補正終了点C2として決定する。
再度図3を参照する。補正基準値生成部47eは、補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2とに基づいて、各時刻における補正基準値を生成するものである。補正部47fは、記憶部47aにより記憶された各時刻における圧力値から、補正基準値生成部47eにより生成された同時刻における補正基準値を減じることで補正するものである。
図9及び図10を参照する。具体的に補正基準値生成部47eは、図9及び図10に示すように、記憶部47aに記憶された圧力値と、その圧力値が得られた時刻との相関を示すグラフ上において、補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2とを結ぶ直線上の値を補正基準値として生成する。そして、補正部47fは、記憶部47aにより記憶された各時刻における圧力値から、直線上の値を減じることで補正する。
図11は、元圧が上昇している場合と上昇していない場合とにおける補正後の圧力値を示すグラフである。図11に示すように、各時刻における圧力値は、補正されて低下成分が除去されることにより、おおよそ似た波形となっている。すなわち、元圧が上昇していたとしても、上昇分はキャンセルされることとなり、補正後の波形はおおよそ似たものとなる。本実施形態において判断部47bは、図11に示すような補正後の圧力波形に基づいて、図4〜図7を参照して説明したような判断を行い、ガバナ付きガス器具10が使用されているか否か、ガナバ無しガス器具10が使用されているか否か、及び、ガス漏れが発生しているか否かを判断することとなる。
なお、上記において補正基準値生成部47eはグラフ上に直線を求めているが、この直線は補正開始点A1,A2から補正終了点C1,C2までを結ぶ線分に限らず、図9及び図10に示すように、補正開始点A1,A2以前及び補正終了点C1,C2以後について、補正基準値を求めておいてもよい。これにより、補正開始点A1,A2から補正終了点C1,C2まででなく、広範囲に亘って補正を行うことができるからである。
具体的に説明すると、補正基準値生成部47eは、補正開始点A1,A2以前の補正基準値を求める場合には、グラフ上において補正開始点A1,A2における圧力値を維持する直線上の値を補正基準値として生成し、補正終了点C1,C2以後の補正基準値を求める場合には、グラフ上において補正終了点C1,C2における圧力値を維持する直線上の値を補正基準値として生成することとなる。なお、図9及び図10に示す例では、補正開始点A1,A2以前及び補正終了点C1,C2以後の双方について補正基準値を求めているが、これに限らず、いずれか一方のみを求めるようにしてもよい。
また、上記した補正方法は一例に過ぎず、以下のようにしてもよい。例えば終了点決定部47dは、圧力検出を開始してから予め定められた圧力検出時間が経過した時点付近の平均圧力値と、圧力検出時間が経過した時点の時刻とから、補正終了点を決定するようにしてもよい。具体的に説明すると、まず、圧力検出時間が約0.2秒であると予め定められているとする。この場合、終了点決定部47dは、圧力検出を開始してから0.2秒経過した時点付近の平均圧力値を求める。そして、この平均圧力値と0.2秒の時点との条件を満たす補正終了点を決定する。
さらに、補正基準値生成部47eは、グラフ上において、補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2とを結ぶ直線上の値を補正基準値として生成する場合に限らず、補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2とを結ぶ曲線上の値を補正基準値として生成するようにしてもよい。この場合、補正基準値生成部47eは、まず、補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2との中間地点の時刻、及びこの時刻付近の平均圧力値とから中間点を求める。次いで、補正開始点A1,A2、中間点及び補正終了点C1,C2を結ぶ曲線(例えば2次曲線)を生成する。そして、補正基準値生成部47eは、補正開始点A1,A2、中間点及び補正終了点C1,C2を結ぶ曲線上の値を各時刻における補正基準値とする。これにより、補正部47fは、記憶された各時刻における圧力値から、同時刻における曲線上の値を減じることで補正することとなる。
次に、本実施形態に係るガスメータ40の圧力値補正方法をフローチャートを参照して説明する。図12は、本実施形態に係るガスメータ40の圧力値補正方法を示すフローチャートである。
図12に示すように、まずマイコン47の記憶部47aは、圧力センサ42を通じて検出された圧力値を記憶する(S10)。次いで、マイコン47は、計測終了か否かを判断する(S11)。計測終了でないと判断した場合(S11:NO)、記憶部47aは、圧力センサ42を通じて検出された圧力値を再び記憶する(S10)。
一方、計測終了と判断した場合(S11:YES)、開始点決定部47cは、図9及び図10を参照したようにして補正開始点A1,A2を決定する(S12)。その後、終了点決定部47dは、図9及び図10を参照したようにして補正終了点C1,C2を決定する(S13)。
次に、補正基準値生成部47eは、グラフ上において、補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2とを結ぶ直線上の値を補正基準値として生成する(S14)。なお、この処理において補正基準値生成部47eは、中間点を求めた後に曲線を求めて、曲線上の値を補正基準値として生成してもよい。
補正基準値の生成後、補正部47fは、各時刻における圧力値から、同時刻における補正基準値を減算する(S15)。その後、マイコン47は、減算処理された圧力値のデータに基づいて、ガス器具10の使用やガス漏れを判断する(S16)。その後、マイコン47は、ステップS16の処理においてガス漏れ無しと判断されたか否かを判断する(S17)。
ガス漏れ無しと判断されていた場合(S17:YES)、図12に示す処理は終了する。一方、ガス漏れ無しと判断されていなかった場合(S17:NO)、すなわち、ガス漏れがあったと判断されていた場合、マイコン47は、遮断弁を遮断すると共に、警報等を行う(S18)。その後、図12に示す処理は終了する。
図13は、図12に示したステップS16の詳細を示すフローチャートであり、ガス器具10の使用及びガス漏れ判断に関する処理を示している。図13に示すように、まず、マイコン47は、図12のステップS15において減算処理した圧力値の波形の周波数を分析すると共に(S30)、振幅を分析する(S31)。
その後、マイコン47は、ステップS30の分析結果に基づいて、波形内に判別値以上の周波数成分が規定値以上含まれるか否かを判断する(S32)。判別値以上の周波数成分が規定値以上含まれると判断した場合(S32:YES)、すなわち図4に示した圧力波形のようにある程度周波数が高い場合、マイコン47は、ガバナ付きガス器具10の使用であると判断する(S33)。そして、図13に示す処理は終了し、処理は図12のステップS17に移行する。
また、波形内に判別値以上の周波数成分が規定値以上含まれないと判断した場合(S32:NO)、マイコン47は、第1の山の振幅値(すなわち圧力が変化してから最初に振幅が正方向に大きくなったときの最大値、又は、全体を通して最も振幅が正方向に大きくなったときの値)が元圧(図4等の縦軸で「0」の圧力)に所定量を加えた値以上であるか否かを判断する(S34)。第1の山の振幅値が元圧に所定量を加えた値以上であると判断した場合(S34:YES)、マイコン47は、ガバナ付きガス器具10の使用であると判断する(S33)。そして、図13に示す処理は終了し、処理は図12のステップS17に移行する。
一方、第1の山の振幅値が元圧に所定量を加えた値以上でないと判断した場合(S34:NO)、マイコン47は、第1の山の振幅値が元圧とほぼ同等の値(具体的には元圧±規定の値)であるか否かを判断する(S35)。第1の山の振幅値が元圧とほぼ同等の値であると判断した場合(S35:YES)、マイコン47は、ガバナ無しガス器具10の使用であると判断する(S36)。そして、図13に示す処理は終了し、処理は図12のステップS17に移行する。
また、第1の山の振幅値が元圧とほぼ同等の値でないと判断した場合(S35:NO)、マイコン47は、第1の山の振幅値が元圧に所定量を減算した値以下であるか否かを判断する(S37)。第1の山の振幅値が元圧に所定量を減算した値以下であると判断した場合(S37:YES)、マイコン47は、流量センサ41からの信号に基づいて規定量以上の流量が検出されるか否かを判断する(S38)。
規定量以上の流量が検出されると判断した場合(S38:YES)、すなわち、ガス器具10の使用による周波数及び振幅の特徴が得られず、流路内のガス圧が低下し、しかも規定量以上の流量が検出された場合、マイコン47は、ガス漏れであると判断する(S39)。そして、図13に示す処理は終了し、処理は図12のステップS17に移行する。
ところで、第1の山の振幅値が元圧に所定量を減算した値以下でないと判断した場合(S37:NO)、及び、規定量以上の流量が検出されないと判断した場合(S38:NO)、マイコン47は、ガス器具10の使用及びガス漏れのいずれにも該当しないと判断する(S40)。そして、図13に示す処理は終了し、処理は図12のステップS17に移行する。
なお、ガス器具10の使用及びガス漏れについては、図13に示すものに限らず、例えば、他の方法によって判断されてもよい。例えば、マイコン47は、ステップS32又はステップS34において「YES」と判断した場合、ガバナ付きガス器具10の使用であると判断するが、これに限らず、ステップS32及びステップS34の双方において「YES」と判断した場合、ガバナ付きガス器具10の使用であると判断してもよい。
また、マイコン47は、圧力波形の減衰係数が予め定められた値以下である場合に、ガバナ付きガス器具10の使用であると判断してもよい。さらに、マイコン47は、第1の山の振幅値が、第1の谷の振幅値(すなわち圧力が変化してから最初に振幅が負方向に大きくなったときの最小値、又は、全体を通して最も振幅が負方向に大きくなったときの値)よりも小さい場合に、ガバナ付きガス器具10の使用であると判断してもよい。さらには、上記した内容を各種組み合わせて、ガバナ付きガス器具10の使用を判断してもよい。
このようにして、本実施形態に係るガスメータ40及びその圧力値補正方法によれば、各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2とを求め、これら補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2とに基づいて各時刻における補正基準値を求め、各時刻の圧力値から同時刻の補正基準値を減じることで補正する。ここで、ガス器具10の使用やガス漏れが発生した場合、元圧から或る安定した圧力まで圧力値は低下する。元圧が上昇している場合とそうでない場合とでは、この低下成分に相異が生じる。そこで、上記補正開始点A1,A2及び補正終了点C1,C2を求めることにより、低下成分の始点と終点とを求めることとなる。そして、低下成分の始点と終点とから各時刻における補正基準値を求め、記憶された各時刻における圧力値から減じることで、元圧が上昇している場合とそうでない場合とで相異する低下成分をキャンセルすることとなる。これにより、補正後の各時刻における圧力値は、ガス管内の圧力が上昇している場合とそうでない場合とで似たものとすることができる。従って、ガス器具10の使用判断やガス漏れ判断にあたり、低下成分の影響を受け難くなり、判断精度の低下を防止することができる。
また、圧力変動の発生時の圧力値と、圧力変動の発生時の時刻とから、補正開始点A1,A2を決定するため、複雑な演算を行うことなく、補正開始点A1,A2を決定することができる。特に、本実施形態では判断装置がガスメータ40に内蔵されているため、演算量を少なくすることにより電池の長寿命化に寄与することができる。
また、圧力検出を開始してから予め定められた圧力検出時間が経過した時点付近の平均圧力値と、圧力検出時間が経過した時点の時刻とから、補正終了点C1,C2を決定するため、平均値の演算さえ行えば、複雑な演算を行うことなく、補正終了点C1,C2を決定することができる。特に、本実施形態では判断装置がガスメータ40に内蔵されているため、演算量を少なくすることにより電池の長寿命化に寄与することができる。
また、検出された圧力の変化量が所定値以下となった時点付近の平均圧力値を示す終了点補正圧力値と、検出された圧力の値が、補正開始点以後最初に終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点C1,C2を決定する。又は、検出された圧力の移動平均値が、前記補正開始点以後最初に終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点C1,C2を決定する。このため、圧力の変化量が所定値以下となる圧力変動がほぼ無くなった安定状態の圧力値を終了補正圧力値として求め、安定状態になった圧力値にいち早く達した時刻を求めることとなる。従って、圧力が低下して安定しつつある時点を補正終了点C1,C2として決定することができる。
また、補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2とを結ぶ直線上の値を各時刻における補正基準値として生成するため、圧力値とその圧力値が得られた時刻との相関を示すグラフ上において直線を求める演算を行うだけで、各時刻における補正基準値を求めることができ、比較的少ない演算量で補正を行うことができる。
また、中間点を求め、補正開始点A1,A2と補正終了点C1,C2とに加えて中間点を結ぶ曲線上の値を各時刻における補正基準値として生成するため、圧力値とその圧力値が得られた時刻との相関を示すグラフ上において中間点及び曲線を求める演算を行うだけで、各時刻における補正基準値を求めることができ、しかも曲線によってより正確に低下成分を除去した補正を行うことができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、本実施形態において圧力値は1ミリ秒に1回の計測間隔となっていたが、これに限らず、常時圧力センサ42が駆動されて常時圧力が検出される状態、すなわち計測間隔が0.1ミリ秒となっていてもよい。
また、本実施形態において判断装置はガスメータ40の内部構成として存在しているが、これに限らず、判断装置をガスメータ40から取り出して構成してもよい。
また、本実施形態において補正終了点C1,C2は、補正開始点A1,A2に最も近いという条件のもとで決定されたが、これに限らず、補正開始点A1,A2に最も近いという条件を、予め特定時刻を定めておき、特定時刻に最も近いという条件に置き換えて補正終了点C1,C2を決定するようにしてもよい。図9及び図10に示すように、補正終了点C1,C2は、グラフ上において0.3秒移行の時間帯に位置することはほぼあり得ない。このため、特定時間を例えば0.2秒などに設定しておくことにより、より正確な補正終了点C1,C2を決定することができるからである。
具体的に説明すると、終了点決定部47dは、検出された圧力の変化量が所定値以下となった時点付近の平均圧力値を終了点補正圧力値とする。そして、終了点決定部47dは、検出された圧力の値が、特定時刻(例えば0.2秒)の最も近くで終了点補正圧力値に達した時刻と、終了点補正圧力値とから補正終了点を決定する。又は、終了点決定部47dは、検出された圧力の移動平均値が、特定時刻(例えば0.2秒)の最も近くで終了点補正圧力値に達した時刻と、終了点補正圧力値とから補正終了点を決定する。
このような動作を行うことにより、圧力の変化量が所定値以下となる圧力変動がほぼ無くなった安定状態の圧力値を終了補正圧力値として求めることとなる。また、安定状態になった圧力値に達した時刻のうち予め定められた特定時刻に最も近い時刻を求めることとなり、低下成分がほぼ無くなると予測される時刻を特定時刻としておけば、圧力が低下して安定しつつある時点をいち早く補正終了点C1,C2として決定することができる。
さらに、本実施形態において補正基準値生成部47eは、開始点決定部47cにより決定された補正開始点A1,A2と終了点決定部47dにより決定された補正終了点C1,C2との間で計測された全圧力値のデータから、補正開始点A1,A2を通る近似式を求め、この近似式上の値を各時刻における補正基準値として生成し、補正部47fは、記憶部47aにより記憶された各時刻における圧力値から、同時刻における近似式上の値を減じることで補正するようにしてもよい。このようにすることによって、近似式により一層適切な補正を行うことができるからである。特に、近似式は補正開始点A1,A2を通るものの、補正終了点C1,C2を通るとは限らないため、補正終了点C1,C2の時刻について誤りがあったとしてもこのズレを修正することができるからである。
ここで、近似式の算出方法の一例について説明する。図14は、近似式の算出方法の一例を示す概念図である。まず、開始点決定部47c及び終了点決定部47dは、上記と同様にして補正開始点A1及び補正終了点C1を求める。このとき、補正開始点A1の座標を(0,Ps)とし、補正終了点C1の座標を(t,Pe)とする。なお、Psはスタート時の圧力、すなわち元圧であり、Peは安定時の圧力である。また、tは、安定時圧力に達した最初の時刻とする。このような、補正開始点A1と補正終了点C1とが求められている場合において、補正基準値生成部47eは、P=Ps−(Ps−Pe)・{1−exp(−t/0.632・t)}なる減衰曲線の式を当てはめる。そして、補正部47fは、記憶部47aにより記憶された各時刻における圧力値から、同時刻における減衰曲線の式上の値Pを減じることで補正することとなる。
本発明の実施形態に係る判断装置を含むガス供給システムの構成図である。 図1に示したガバナの一例を示す側方断面図である。 本発明の実施形態に係るガスメータの構成図である。 ガバナ付きガス器具の使用を開始したときの圧力変化の様子を示すグラフである。 ガバナ無しガス器具の使用を開始したときの圧力変化の様子を示すグラフである。 ガバナ無しガス器具での燃料ガスの供給の様子を示す概略図である。 ガス漏れ時の圧力変化の様子を示すグラフである。 元圧が上昇している場合と上昇していない場合とにおけるガス器具の使用開始時の圧力波形を示すグラフである。 図3に示した開始点決定部及び終了点決定部により決定される補正開始点及び補正終了点を示すグラフであり、配管内の圧力が上昇している場合を示している。 図3に示した補正開始点決定部及び終了点決定部により決定される補正開始点及び補正終了点を示すグラフであり、元圧が上昇していない場合を示している。 元圧が上昇している場合と上昇していない場合とにおける補正後の圧力値を示すグラフである。 本実施形態に係るガスメータの圧力値補正方法を示すフローチャートである。 図12に示したステップS16の詳細を示すフローチャートであり、ガス器具の使用及びガス漏れ判断に関する処理を示している。 近似式の算出方法の一例を示す概念図である。
符号の説明
1…ガス供給システム
10…ガス器具
12…遮断弁
13…ガバナ
13a…ガバナ内弁
13b…ノズル
13c…外壁
13d…ガバナキャップ
13e…ダイヤフラム
13f…調整スプリング
13g…調整ネジ
13h…空気孔
14…バーナー
20…調整器
31…第1配管
32…第2配管
40…ガスメータ(判断装置)
41…流量センサ
42…圧力センサ
47…マイコン
47a…記憶部(記憶手段)
47b…判断部
47c…開始点決定部(開始点決定手段)
47d…終了点決定部(終了点決定手段)
47e…補正基準値生成部(補正基準値生成手段)
47f…補正部(補正手段)

Claims (10)

  1. 検出された各時刻の圧力値に基づいてガス器具の使用及びガス漏れを判断する判断装置であって、
    検出された各時刻の圧力値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正開始点を定める開始点決定手段と、
    前記記憶手段により記憶された各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正終了点を定める終了点決定手段と、
    前記開始点決定手段により決定された補正開始点と前記終了点決定手段により決定された補正終了点とに基づいて、各時刻における補正基準値を生成する補正基準値生成手段と、
    前記記憶手段により記憶された各時刻における圧力値から、前記補正基準値生成手段により生成された同時刻における前記補正基準値を減じることで補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする判断装置。
  2. 前記開始点決定手段は、圧力変動の発生時の圧力値と、圧力変動の発生時の時刻とから、補正開始点を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の判断装置。
  3. 前記終了点決定手段は、圧力検出を開始してから予め定められた圧力検出時間が経過した時点付近の平均圧力値と、前記圧力検出時間が経過した時点の時刻とから、補正終了点を決定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の判断装置。
  4. 前記終了点決定手段は、検出された圧力の変化量が所定値以下となった時点付近の平均圧力値を示す終了点補正圧力値と、検出された圧力の値が、前記補正開始点以後最初に終了点補正圧力値に達した時刻、又は、検出された圧力の移動平均値が、前記補正開始点以後最初に終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点を決定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の判断装置。
  5. 前記終了点決定手段は、検出された圧力の変化量が所定値以下となった時点付近の平均圧力値を示す終了点補正圧力値と、予め特定時刻を定めておき、検出された圧力の値が、前記特定時刻の最も近くで終了点補正圧力値に達した時刻、又は、検出された圧力の移動平均値が、前記特定時刻の最も近くで終了点補正圧力値に達した時刻とから、補正終了点を決定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の判断装置。
  6. 前記補正基準値生成手段は、前記記憶手段により記憶された圧力値とその圧力値が得られた時刻との相関を示すグラフ上において、前記開始点決定手段により決定された補正開始点と前記終了点決定手段により決定された補正終了点とを結ぶ直線上の値を各時刻における補正基準値として生成し、
    前記補正手段は、前記記憶手段により記憶された各時刻における圧力値から、同時刻における前記直線上の値を減じることで補正する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の判断装置。
  7. 前記補正基準値生成手段は、前記開始点決定手段により決定された補正開始点と前記終了点決定手段により決定された補正終了点との中間地点の時刻、及びこの時刻付近の平均圧力値とから中間点を求め、前記記憶手段により記憶された圧力値とその圧力値が得られた時刻との相関を示すグラフ上において、補正開始点、中間点及び補正終了点を結ぶ曲線上の値を各時刻における補正基準値として生成し、
    前記補正手段は、前記記憶手段により記憶された各時刻における圧力値から、同時刻における前記曲線上の値を減じることで補正する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の判断装置。
  8. 前記補正基準値生成手段は、前記開始点決定手段により決定された補正開始点と前記終了点決定手段により決定された補正終了点との間で計測された全圧力値のデータから、前記補正開始点を通る近似式を求め、この近似式上の値を各時刻における補正基準値として生成し、
    前記補正手段は、前記記憶手段により記憶された各時刻における圧力値から、同時刻における前記近似式上の値を減じることで補正する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の判断装置。
  9. 前記補正基準値生成手段は、前記補正開始点以前及び前記補正終了点以後の少なくとも一方についても補正基準値を求め、前記補正開始点以前の補正基準値を求める場合には、前記グラフ上において前記補正開始点における圧力値を維持する直線上の値を補正基準値として生成し、前記補正終了点以後の補正基準値を求める場合には、前記グラフ上において前記補正終了点における圧力値を維持する直線上の値を補正基準値として生成する
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の判断装置。
  10. 検出された各時刻の圧力値に基づいてガス器具の使用及びガス漏れを判断する判断装置の圧力値補正方法であって、
    検出された各時刻の圧力値を記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程において記憶された各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正開始点を定める開始点決定工程と、
    前記記憶工程において記憶された各時刻の圧力値のうち、圧力変動の補正終了点を定める終了点決定工程と、
    前記開始点決定工程において決定された補正開始点と前記終了点決定工程において決定された補正終了点とに基づいて、各時刻における補正基準値を生成する補正基準値生成工程と、
    前記記憶工程により記憶された各時刻における圧力値から、前記補正基準値生成工程により生成された同時刻における前記補正基準値を減じることで補正する補正工程と、
    を有することを特徴とする判断装置の圧力値補正方法。
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