JP3382041B2 - 配管の劣化の推定方法 - Google Patents

配管の劣化の推定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス管等の配管の経年
劣化を推定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス管、水道管等の配管は長年
使用していると、配管内部が汚損されて一部つまったり
し、経年劣化が生じ、ガスや水の出が悪くなる。経年劣
化が生ずると、顧客からガス又は水の出が悪いという連
絡を受けて、配管を取り替えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は顧
客からの連絡に応じて配管を取り替えていたので、顧客
サービスに問題があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、顧客からの連絡に
よらず配管の劣化を推定できる方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、流体の流れる本管に配管を介して接続
され、圧力センサと流量センサとを有するメータを用い
て、前記配管の劣化を推定する方法であって、前記圧力
センサにより前記メータ付近の配管内の流体の圧力P1
を連続的に測定する工程と、測定された圧力P1 を時間
的にスムージングして本管の圧力P0 とする工程と、前
記圧力センサと前記流量センサとで前記メータ付近の配
管内の流体の圧力P1 と流量Qを測定する工程と、流量
係数αを α=(P0 −P1 )/Q2 により算出する工程と、前記流量係数αを長期間に渡り
算出し、流量係数αが増加した場合、前記配管が劣化し
たとみなす工程と、を具備することを特徴とする配管の
劣化の推定方法である。
【0006】
【作用】本発明では、圧力センサによりメータ付近の配
管内の流体の圧力P1 を連続的に測定し、測定された圧
力P1 を時間的にスムージングして本管の圧力P0
し、圧力センサと流量センサとでメータ付近の配管内の
流体の圧力P1 と流量Qを測定し、流量係数αを α=(P0 −P1 )/Q2 により算出し、流量係数αを長期間に渡り算出し、流量
係数αが増加した場合、配管が劣化したとみなす。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本管及び需要家を示す図である。
需要家3内にはガスマイコンメータ5、ガス器具7が設
置され、本管1とガスマイコンメータ5とは配管9aで
接続され、ガスマイコンメータ5とガス器具7とは配管
9bで接続される。
【0008】図2は、ガスマイコンメータ5の概略構成
図である。ガスマイコンメータ5はCPU11、メモリ
13、圧力センサ15、流量センサ17を有する。圧力
センサ15は配管9a内のガスの圧力P1 を測定する。
流量センサ17は配管9a内のガスの流量Qを測定す
る。
【0009】圧力P0 の変動が小さい場合、図3に示す
ように、圧力P1 を連続測定し、測定された圧力P1
時間的にスムージングして本管1の圧力P0 を推定す
る。
【0010】そして、需要家3においてガス器具7が使
用され、ガスマイコンメータ5からガス器具7にガスが
送られた場合、圧力センサ15及び流量センサ17で、
そのときの圧力P1 及び流量Qを測定し、次式により流
量係数αを算出する。
【0011】α=(P0 −P1 )/Q2 そして、αを長期間(たとえば5年〜30年)に渡り測
定し、αが増加した場合、配管9aに経年劣化が生じた
と判定する。
【0012】次に、圧力P0 の変動が大きい場合、図4
に示すように2つの需要家で測定された圧力P1
2 、流量Q1 、Q2 を用いて流量係数αを算出する。
【0013】図4において、21は本管、23、33は
需要家を示す。需要家23にはガスマイコンメータ2
5、ガス器具29が設置され、本管21とガスマイコン
メータ25は配管27aにより接続され、ガスマイコン
メータ25とガス器具29とは配管27bにより接続さ
れる。需要家33にはガスマイコンメータ35、ガス器
具39が設置され、本管21とガスマイコンメータ35
は配管37aにより接続され、ガスマイコンメータ35
とガス器具39とは配管37bにより接続される。 ガ
スマイコンメータ25、35は図2に示すような構成を
有する。したがって、ガスマイコンメータ25ではガス
マイコンメータ25内を流れるガスの圧力P1 、及び流
量Q1 が測定される。ガスマイコンメータ35ではガス
マイコンメータ35内を流れるガスの圧力P2 、及び流
量Q2 が測定される。
【0014】需要家33でガスが使用されていないと
き、すなわち流量Q2 =0のとき、本管21の圧力P0
を圧力P2 で近似する。
【0015】すなわち、P0 =P2 とする。したがっ
て、流量係数αは α=(P0 −P1 )/Q1 2 =(P2 −P1 )/Q1 2 となる。そして、αを長期間(たとえば5年〜30年)
に渡り測定し、αが増加した場合、配管27aに経年劣
化が生じたと判定する。
【0016】このように、本実施例では顧客からの連絡
無しに配管の劣化を推定することができる。なお、前述
した実施例ではガス菅について述べたが、本発明は水道
菅等の劣化を推定する場合にも用いることができる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、顧客からの連絡によらず配管の劣化を推定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本管1と需要家3を示す図
【図2】 ガスマイコンメータ5を示す図
【図3】 測定された圧力P1 と本管1の圧力P0 を示
す図
【図4】 P0 の変動が大きい場合に流量係数αを算出
する場合の説明図
【符号の説明】
1、21………本管 3、23、33………需要家 5、25、35………ガスマイコンメータ 7、29、39………ガス器具 9a、9b、27a、27b、37a、37b………配
管 11………CPU 13………メモリ 15………圧力センサ 17………流量センサ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れる本管に配管を介して接続さ
    れ、圧力センサと流量センサとを有するメータを用い
    て、前記配管の劣化を推定する方法であって、 前記圧力センサにより前記メータ付近の配管内の流体の
    圧力P1 を連続的に測定する工程と、 測定された圧力P1 を時間的にスムージングして本管の
    圧力P0 とする工程と、 前記圧力センサと前記流量セ
    ンサとで前記メータ付近の配管内の流体の圧力P1 と流
    量Qを測定する工程と、 流量係数αを α=(P0 −P1 )/Q2 により算出する工程と、 前記流量係数αを長期間に渡り算出し、流量係数αが増
    加した場合、前記配管が劣化したとみなす工程と、 を具備することを特徴とする配管の劣化の推定方法。
  2. 【請求項2】 流体の流れる本管に第1の配管を介して
    接続され、第1の圧力センサと第1の流量センサとを有
    する第1のメータと、前記本管に第2の配管を介して接
    続され、第2の圧力センサと第2の流量センサとを有す
    る第2のメータとを用いて、前記第1の配管の劣化を推
    定する方法であって、 前記第1の圧力センサ、前記第1の流量センサ、前記第
    2の圧力センサ、前記第2の流量センサで同時に測定を
    行い、 前記第1の圧力センサの測定値P1 前記第1の流量センサの測定値Q1 前記第2の圧力センサの測定値P2 前記第2の流量センサの測定値Q2 とし、 Q2 =0の場合、流量係数αを α=(P2 −P1 )/Q1 2 で算出する工程と、 前記流量係数αを長期間に渡り算出し、流量係数αが増
    加した場合、前記第1の配管が劣化したとみなす工程
    と、 を具備することを特徴とする配管の劣化の推定方法。
  3. 【請求項3】 前記流体はガスであることを特徴とする
    請求項1又は2のいずれかに記載された配管の劣化の推
    定方法。
  4. 【請求項4】 前記流体は水であることを特徴とする請
    求項1又は2のいずれかに記載された配管の劣化の推定
    方法。
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CA3037859A1 (en) * 2016-09-29 2018-04-05 Cywat Technologies Ltd. A system, platform and method for constant online water quality & safety monitoring of an entire fluid system using multi-sensor units with online cross checking data analysis on remote servers with ai software and algorithms

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