JP2001242025A - ガス配管圧力測定装置 - Google Patents

ガス配管圧力測定装置

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JP2001242025A
JP2001242025A JP2000056588A JP2000056588A JP2001242025A JP 2001242025 A JP2001242025 A JP 2001242025A JP 2000056588 A JP2000056588 A JP 2000056588A JP 2000056588 A JP2000056588 A JP 2000056588A JP 2001242025 A JP2001242025 A JP 2001242025A
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pressure
gas
gas meter
pipe
signal
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JP2000056588A
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English (en)
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Kazumitsu Nukui
一光 温井
Hiroshi Nakae
浩史 中江
Minoru Seto
実 瀬戸
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスメーターの出側配管に設置されているに
もかかわらず、ガスメーターが稼動中でもガスメーター
入側の圧力が検出できる装置を提供する。 【解決手段】 ガスメーターの出側配管であるガス配管
1中には、静圧管2と動圧管3からなるピトー管が設け
られており、その差圧が差圧センサ4で測定される。ピ
トー管の前には前部整流格子7が、ピトー管の後には後
部整流格子8が設けられている。この差圧信号は、通信
制御装置5でディジタル信号に変えられ、電話回線やP
HSを介して集中制御室に伝送される。スナップ装置6
からの信号を受けた集中制御室のコンピュータは、受取
った差圧信号を校正曲線に当てはめて流量を算出し、こ
れからガスメーターでの圧損を計算する。そして、受取
った圧力信号にガスメーターでの圧損を加えてガスメー
ター入口の圧力を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガスの配管網
において、所定の圧力のガスを供給することを保証する
ために使用されるガス配管圧力測定装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】都市ガスの配管網においては、その配管
網につながる消費者への供給点において所定以上のガス
圧力を保証する必要がある。そのために、配管網の端末
に近い消費者をサンプリングして選定し、当該消費者に
供給されるガス圧を測定し、電話回線やPHS等を介し
て配管網の集中制御室にその情報を集め、ガス圧が規定
以下となった場合には、ガスの供給圧を上げたり、供給
配管を変更したりしている。また、このデータは、導管
網解析やロードサーベイデータとして使用される。各消
費者側でガス圧力を測定し、集中制御室への伝送する装
置をスナップ装置と称している。
【0003】以上のようなシステムにおいて、測定した
い圧力は、各消費者への供給点、すなわち、ガスメータ
ーの直前の圧力である。しかしながら、一般に、ガスメ
ーター前の配管には、このような圧力を取り出すのに適
当な場所が無い。よって、従来は、ガスメーターを通っ
た後の配管にガス圧力の取り出し口を設け、その場所で
の圧力を測定していた。
【0004】しかしながら、ガスが流れている場合、ガ
スメーターで生じる圧損のために、ガスメーター入側と
出側では圧力が異なってくる。前述のように、検知した
いのはガスメーター入側の圧力であるので、ガスが流れ
ている場合には、この方法では正確な測定ができない。
よって、従来は、ガスメーターが作動中であるかどう
か、すなわち、ガスが流れているかどうかの検出装置を
ガスメーターに取り付け、この情報を圧力の情報と共
に、集中制御室に伝送し、集中制御室では、ガスメータ
ーが作動しているときは検出された圧力を使用しないよ
うにしていた。
【0005】この様子を図3に示す。ガス入側配管11
からのガスはガスメーター12を通って出側配管13よ
り、各消費点に供給される。この出側配管13の圧力を
スナップ装置14内に設けた圧力センサ15で検出す
る。それと同時に、ガスメーター12内に設けられた作
動状態検出器(図示せず)よりの流量情報をスナップ装
置に入力する。これらの信号は、図示しない制御装置に
よりディジタル信号に変換され、電話回線やPHS回線
への信号に変えられて集中制御室に伝送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、圧力を検出できる時間が限られてしまうという
問題点がある。また、標準仕様で大量生産されているガ
スメーターに特殊のオプションである作動中検出器を付
ける必要があり、ガスメーターが高価になってしまうと
いう問題点がある。さらに、ガスメーターから信号を受
取る必要があるため、配線経路等を考えると、実質的に
ガスメーターの直近にしか取り付けられないという問題
点がある。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、ガスメーターの出側配管に設置され
ているにもかかわらず、ガスメーターが稼動中でもガス
メーター入側の圧力が検出でき、かつ、ガスメーターと
して標準のものを使用することができ、しかも、取り付
け場所の制約が無いガス配管圧力測定装置を提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、ガスメーターの出口側の配管に設置さ
れ、ガス配管の圧力を測定する装置であって、ガス圧力
検出器とガス流量検出器を有してなり、測定されたガス
圧力とガス流量とから、ガスメーター入側の圧力を間接
的に測定することを特徴とするガス配管圧力測定装置
(請求項1)である。
【0009】本手段においては、ガス流量検出器により
ガス流量を検出し、それにより、ガスメーター内での圧
損を推定する。そして、測定されたガス圧力にこの圧損
を加えることにより、ガスメーター入側での圧力を間接
的に測定する。本手段は、ガスメーターと信号の取り合
いが無いので、ガスメーターとして特殊なものを必要と
せず、かつ、ガスメーターの直近に取り付ける必要が無
い。また、ガスメーターでの圧損を補償しているので、
ガスが流れているときでもモニタリングが可能である。
【0010】なお、本手段は、測定したガス圧力とガス
流量からガスメーター入側の圧力を算出して集中監視室
に送るようなものばかりでなく、測定したガス圧力とガ
ス流量を共に集中監視室に送り、集中監視室内でこれら
の信号を演算してガスメーター入側の圧力を算出するよ
うなものをも含むものである。
【0011】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、ガス流量検出器としてピトー
管式流量検出器を使用していることを特徴とするもの
(請求項2)である。
【0012】本手段においては、ピトー管式流量検出器
を使用しているので、流量測定における圧損を最低限に
抑えることができる。また、ピトー管のうち静圧測定用
の管の圧力をそのままガス圧力の検出に使用できるの
で、構造が簡単になる。
【0013】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第2の手段であって、ピトー管の前後に、ガスの流
れを整流する整流格子を有することを特徴とするもの
(請求項3)である。
【0014】本手段においては、整流格子の働きにより
配管内の流れが均一化され、測定精度が向上すると共
に、同一流量の場合ピトー管に生じる差圧が大きくな
り、測定の分解能を上げることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の1
例であるガス配管圧力測定装置の概要を示す図である。
図1において、1はガス配管、2はピトー管の動圧管、
3はピトー管の静圧管、4は差圧センサ、5は通信制御
装置、6はスナップ装置、7は前部整流格子、8は後部
整流格子である。
【0016】ガスメーターの出側配管であるガス配管1
中には、動圧管2と静圧管3からなるピトー管が設けら
れており、その差圧が差圧センサ4で測定される。この
差圧信号は、通信制御装置5でディジタル信号に変えら
れ、電話回線やPHSを介して集中制御室に伝送され
る。
【0017】ピトー管の前には前部整流格子7が、ピト
ー管の後には後部整流格子8が設けられている。これら
は、管内の流速分布を一様にするためのもので、たとえ
ば、20A配管の場合2mmφの細管を束にしたものや、
一辺が5mmのハニカム格子等(共に長さは10mm程度)
が使用されるが、管内の流速分布を一様にする作用を有
していればどのような構造のものでもよい。
【0018】なお、ガス配管1内の流速分布が予め分か
っており変動しないと仮定してよい場合は、これら整流
格子は必要でなく、ピトー管のみで流速を測定すること
ができる。
【0019】スナップ装置6からの信号を受けた集中制
御室のコンピュータは、受取った差圧信号を校正曲線に
当てはめて流量を算出し、これからガスメーターでの圧
損を計算する。そして、受取った圧力信号にガスメータ
ーでの圧損を加えてガスメーター入口の圧力を求める。
このような手順を踏む代わりに、受取った差圧からガス
メーターでの圧損を直接計算するようにしてもよいこと
は言うまでも無く、このようなものも均等手段として本
発明の範囲に含まれるものである。
【0020】
【実施例】図2に本発明の1実施例における流量検出器
の特性を示す。図2において横軸はピトー管の差圧、縦
軸は容積式の流量計で測定したガス流量である。○印は
整流格子が無い場合、□印が整流格子がある場合であ
る。どちらも、回帰分析から求めた式に非常に良く一致
しており、分散値は0.998以上であった。特に、流量が6
000L/h以下で回帰分析値との一致度が高い。よって、本
発明におけるピトー管式流量計は、ガス圧補正用として
十分な精度を有することが分かる。
【0021】また、図2において、整流格子を用いた場
合の方が、用いない場合に比して同一流量における差圧
が大きい。よって、その分差圧センサの分解能によって
決まる測定分解能が向上するので、整流格子を用いた方
が好ましい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る発明においては、ガスメーターとして特殊な
ものを必要とせず、かつ、ガスメーターの直近に取り付
ける必要が無い。また、ガスメーターでの圧損を補償し
ているので、ガスが流れているときでもモニタリングが
可能である。
【0023】請求項2に係る発明においては、これに加
え、流量測定における圧損を最低限に抑えることができ
る。また、ピトー管のうち静圧測定用の管の圧力をその
ままガス圧力の検出に使用できるので、構造が簡単にな
る。
【0024】請求項3に係る発明においては、これらに
加え、測定精度が向上すると共に、同一流量の場合ピト
ー管に生じる差圧が大きくなり、測定の分解能を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例であるガス配管圧力
測定装置の概要を示す図である。
【図2】本発明の1実施例における流量検出器の特性を
示す図である。
【図3】従来のガス配管圧力測定装置の概要図である。
【符号の説明】
1…ガス配管 2…ピトー管の動圧管 3…ピトー管の静圧管 4…差圧センサ 5…通信制御装置 6…スナップ装置 7…前部整流格子 8…後部整流格子
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 3/22 G01F 15/06 15/06 G01L 19/06 Z G01L 19/06 F16L 55/00 D (72)発明者 瀬戸 実 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CC13 CE09 CF01 2F031 AE07 2F055 AA39 BB05 BB11 CC59 DD20 EE40 FF11 FF34 GG31 HH05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスメーターの出口側の配管に設置さ
    れ、ガス配管の圧力を測定する装置であって、ガス圧力
    検出器とガス流量検出器を有してなり、測定されたガス
    圧力とガス流量とから、ガスメーター入側の圧力を間接
    的に測定することを特徴とするガス配管圧力測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガス配管圧力測定装置
    であって、ガス流量検出器としてピトー管式流量検出器
    を使用していることを特徴とするガス配管圧力測定装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のガス配管圧力測定装置
    であって、ピトー管の前後に、ガスの流れを整流する整
    流格子を有することを特徴とするガス配管圧力測定装
    置。
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