JPS6235050B2 - - Google Patents

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JPS6235050B2
JPS6235050B2 JP9115079A JP9115079A JPS6235050B2 JP S6235050 B2 JPS6235050 B2 JP S6235050B2 JP 9115079 A JP9115079 A JP 9115079A JP 9115079 A JP9115079 A JP 9115079A JP S6235050 B2 JPS6235050 B2 JP S6235050B2
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JP
Japan
Prior art keywords
leak
pressure
leakage
circuit
index
Prior art date
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Expired
Application number
JP9115079A
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English (en)
Other versions
JPS5618200A (en
Inventor
Toshio Fukuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP9115079A priority Critical patent/JPS5618200A/ja
Publication of JPS5618200A publication Critical patent/JPS5618200A/ja
Publication of JPS6235050B2 publication Critical patent/JPS6235050B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、各種パイプラインにおける液相流、
気相流、または気液二相流の漏洩の発生を検出す
る装置に関するものである。 例えば、石油パイプラインにおける漏洩は生産
性の低下を招くだけでなく、環境破壊をも招き、
特に海底パイプラインでは後者の影響が大であ
る。また、一般の各種パイプラインにおける漏洩
も同様の問題を有している。この場合、まず第1
段階として漏洩発生を早急に検知することが必要
であり、これが漏洩個所の発見の前提となる。 本発明は、このようなパイプラインにおける流
体の漏洩の発生を、簡単かつ容易に、しかも従来
の方式に比べて微少な漏洩の発生をオンライン的
に検出することが可能な検出装置を提供するもの
であり、特にパイプラインを流れる流体が液相
流、気相流、または気相二相流のいずれの場合に
おいても適用可能な検出装置を提供するものであ
る。 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。 第1図に示すように、圧力が不規則に変動する
パイプライン10において、任意の間隔を置いて
圧力・圧力勾配検出器11,12をそれぞれ設
け、これらの検出器取付位置及びの間の点B
において漏洩が発生している場合、定常状態にお
いては、 noPn* x1=noPn* +n* opP〓〓〓∂noP/∂
x・x noPn* x2=noPn* −n* opP〓〓〓∂noP/∂
x・(l− x) ………(1) である。ただし、P1及びP2は検出器取付位置及
びにおける圧力、Px1及びPx2は検出器取付位
置及びからそれぞれ見た漏洩点B(上流側検
出器取付位置から距離xの位置)での圧力で、
添字noは正常時を示している。また、lは両検
出器取付位置間のパイプ長、n*は圧力降下
指数(液体の場合n*=1、等温気体の場合n*
=2、気液二相流の場合1<n*<2)を示す。 上記(1)式は、次のようにして誘導されるもので
ある。即ち、第1図において、x=0である検出
器取付位置で圧力P1を測定し、x=lである検
出器取付位置で圧力P2を測定するものとする
と、n*=1(液体)の場合、位置間の圧力
降下が直線的に変化することは明らかであり、一
方、n*=2(等温気体)の場合は、放物線とな
る(古屋・ほか2名、流体工学、昭45、140、朝
倉書店、参照)。これにより、n*=1、2の場
合に(1)式が導かれる。 また、1≦n*≦2の場合は、実験結果(第2
図)で示すように、この両極端の間に位置してい
る。 このことから、圧力降下がpnで表されるとす
ることができ、これをx=0での圧力P1と圧力勾
配n*n−1 P′1のみで表現したのが、(1)式の上式
であり、一方、x=lでの圧力P2と圧力勾配n*
n−1 P′2のみで表現したのが、(1)式の下式であ
る。 ここで、漏洩がなければ、検出器取付位置間に
おける液体、等温気体の圧力は、圧力降下指数n
*=1、2に対応して、第1図の線C1及びC1′に
よつて示すように変化し、 (1)式の上式は、x=lで圧力がP2の値を示すと
共に、同下式は、x=0で圧力がP1の値を示す筈
であり、両式は一致しなければならない。即ち、
(1)式の上式にx=lを代入し、同下式にx=0を
代入して、それらを整理すると、 となるが、点Bにおいて漏洩がある場合には、線
C2及びC2′によつて示すように、それぞれの検出
器取付位置における圧力P1、P2及び圧力勾配
∂P/∂x、∂P/∂xが相違することになる。 第2図は、漏洩がない場合の圧力降下について
の実験結果を示すものである。 本発明の漏洩発生検出装置は、基本的には、上
記圧力で重みをつけた圧力勾配に差が生じたこと
を検出し、それによつて漏洩の発生を検出しよう
とするものであるが、上記圧力及び圧力勾配は、
実際上、パイプラインを流れる液体の乱れ及び計
測系のノイズ等によつて不規則に変動し、漏洩が
微少の場合には、その不規則な変動の中に漏洩に
起因する圧力及び圧力勾配の変化が埋もれ、単に
静的に平均をとる程度ではそれらの変化を検知す
ることができない。 そこで、本発明の漏洩発生検出装置は、パイプ
ラインの上流及び下流における圧力で重みづけさ
れた圧力勾配変動の差をデイジタルフイルタに通
じて漏洩発生検出指数LEAKの計算を行い、この
漏洩発生検出指数によつて、先に検出したデータ
と現時点のデータの統計的性質が等しか否かを確
め、これによつて漏洩の発生を動的に検知可能と
したものである。 即ち、不規則に変動する上流側及び下流側の圧
力{P }、{ }、上流側び下流側力勾配変動
【式】のそれぞれ n個のデータが与えられたとき、このデータか
ら、 を求め、{Pi}(i=1、2、……、n)に対し
て、 により表わされる自己回帰モデルに適合させる。
ここでek=N(0、σ )の白色雑音である。 耐して、後記(8)式で与えられる漏洩発生検出指
数LEAKの最小のモデルが最良近似の自己回帰モ
デルである。パイプラインの漏洩は、漏洩発生前
後を含めて全体として見れば非定常過程である
が、漏洩の発生前後は、それぞれ定常な時系列と
みなすことができる。この場合、前もつてn0個の
データに対して最適なm0次の自己回帰モデルが
得られているとし、次にn1個のデータを、 (i) 始めのn0個のデータと一緒にして(n0+n1
個のデータに対して新たなモデル(次の自
己回帰モデル)を適合させるか、 (ii) n1個のデータに別のモデルM1(m1次の自己
回帰モデル)を適度させるか、 をLEAKを用いて判定し、(ii)であれば(i)のデータ
と性格を異にすることになり、漏洩が発生してい
ることを示す。 第3図は、本発明に係る漏洩発生検出装置の基
本的構成を示すもので、この漏洩発生検出装置に
おいては、パイプライン10における上流側と下
流側に圧力・圧力勾配検出器11,12を付設
し、この検出器11,12によつて検出した圧力
及び圧力勾配の変動をアンプによつて増幅した
後、演算回路において上記(3)式に基づくPiを求
め、それをA/D変換器によつてデイジタル信号に
変換して、微小時間毎にサンプリングしたn個ず
つの信号Piがデータバツフア()()に順次
蓄えられるようにしている。このデータバツフア
()()から取出したn個ずつの信号Piは、
指数設定器において設定した圧力降下指数n*
共に、漏洩発生検出指数計算回路に加えることに
より、漏洩発生検出指数LEAKを計算するが、こ
の漏洩発生検出指数計算回路は、まず、上記n個
の信号Piを相関回路に加えることにより相関値
γ^kの計算を行い、次いで係数回路において係数
α^kを計算し、分散回路においてそれらの計算値
に基づいて分散σ^ を求め、さらに指数計算回路
において上記計算結果に基づいて漏洩発生検出指
数の計算を行うものである。 第4図は、上記相関回路の構成例を示すもの
で、この相関回路においては、相関値γ^kによつて計算するため、入力信号Piを順次遅延
回路においてm回まで遅延させ、乗算器において
その遅延回路出力に順次現時点の入力信号の乗算
を行い、加算器においてそれぞれの加算を行うと
共に、その加算結果に1/nを乗じて相関値γ^、γ
、……γ^nの計算を行うものである。 上記係数回路は、相関回路出力γ^kに基づき、
前記デイジタルフイルタの係数α^kを、 (但し、j=1、2、……、m) により計算するもので、一次方程式をα^kについ
て解く計算回路、或いは計算機のソフトウエアに
より簡単に求めることができる。 また、分散回路は、上記γ^k及びα^kに基づき、
分散σ^ を、 により計算するもので、第5図に示すようにα^
〜α^nの入力と、γ^〜γ^nの入力を互いに乗算す
る乗算器及びそれらの乗算結果を加算してσ^
求める加算器とにより構成することができる。 指数計算回路は、上述した回路等から得られる
n、σ^ 及びmの値に期づき、漏洩発生検出指数
LEAKを、 LEAK=nlnσ^ +2m ………(8) により計算するもので、第6図に示すようにlo
回路を経たσ^ に対して乗算器でnの乗算を行
い、次にその乗算器出力と、予め2×mの乗算を
行つた乗算器出力との加算を行うことにより、
LEAKを求めることができ、このLEAKはホール
ド回路にホールドさせると共に、次の計算のため
に帰還させる。 漏洩判定回路は、上述したところにより得られ
た漏洩発生検出指数LEAKに基づき、 DLEAK=(LEAK)−(LEAK) ……(9) により漏洩発生の有無の判定を行うもので、
(LEAK)及び(LEAK)は前記(i)及び(ii)の
場合に対応し、 (LEAK)=(n0+n1)lnσ^+2(+2) (LEAK)=n0lnσ^ +n1lnσ^ +2(m0+m1+4) ………(10) で与えられ、DLEAKαであれば正常であ
り、DLEAK<αであれば漏洩が発生したもの
として表示または警報させ、その中間では、判断
を保留してデータを再び取込む。ただし、α
αは予め与える閾値である。 第1表及び第2表は、パイプラインに気相流
(空気)を流した場合及び気液二相流(空気+
水)を流した場合についての実験結果を例示する
もので、それぞれ最下段におけるDLEAK/Nの
値が実際の漏洩に対応してマイナスの値を示し、
漏洩発生を的確に検出することができた。
【表】
【表】 以上に詳述したところから明らかなように、本
発明によればパイプラインにおける漏洩の発生を
容易に検出することができ、しかも従来の方式に
比べて微少な漏洩発生の検出が可能であり、それ
をオンライン的に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、第2図は圧力降
下についての実験結果を示す線図、第3図は本発
明についてのブロツク構成図、第4図ないし第6
図は第3図における相関回路、分散回路、指数計
算回路についての回路構成図である。 10……パイプライン、11,12……圧力・
圧力勾配検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パイプラインにおける上流側と下流側に圧
    力・圧力勾配検出器を付設し、この検出器に、そ
    れによつて検出された上流側及び下流側の圧力
    {P }、{P }及び圧力勾配【式】 (ただし、i=1、2、……、n)のn個のデー
    タに基づいて、 ただし、n*は圧力降下指数(液体の場合n*
    =1、等温気体の場合n*=2、気液二相流の場
    合1<n*<2)、添字noは正常時を示す。 の演算を行う演算回路を接続し、デイジタル信号
    に変換して微小時間毎にサンプリングしたn個ず
    つの信号Piに基づき、漏洩発生検出指数LEAK
    を、 LEAK=nloσ^ +2m ただし、σ^ :誤差分散 m:フイルターの次数 により求める漏洩発生検出指数計算回路を接続
    し、この計算回路に、上記漏洩発生検出指数
    LEAKに基づいて漏洩発生の有無を判定する漏洩
    判定回路を接続したことを特徴とするパイプライ
    ンの漏洩発生検出装置。
JP9115079A 1979-07-18 1979-07-18 System for detecting leakage in pipeline Granted JPS5618200A (en)

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JPS5618200A JPS5618200A (en) 1981-02-20
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