JPH11108675A - 緊急通報装置 - Google Patents

緊急通報装置

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JPH11108675A
JPH11108675A JP27290097A JP27290097A JPH11108675A JP H11108675 A JPH11108675 A JP H11108675A JP 27290097 A JP27290097 A JP 27290097A JP 27290097 A JP27290097 A JP 27290097A JP H11108675 A JPH11108675 A JP H11108675A
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JP
Japan
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emergency
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signal
vehicle
frequency
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JP27290097A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Yamashita
下 和 弘 山
Kazuhiko Sekino
野 和 彦 関
Yasuyuki Aoki
木 康 幸 青
Masayuki Miyabe
部 晶 之 宮
Toshiji Kawashima
島 利 治 川
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急時に外部へ情報を伝える通信装置が正常
に動作しなくなった場合でも、緊急事態を確実に知らせ
るようにすることを技術的課題とする。 【解決手段】 GPSユニット5はアンテナANTgを
介して衛星からの情報により地図D/B9の情報を利用
して自位置を常に検出する。この時、通信装置8の状態
及び緊急信号を制御部2は監視し、緊急信号が制御部2
に入力された状態で通信装置8が異常である場合、自位
置情報と地図D/B9の情報を予め記憶されている基本
センテンスに組み合せ、音声合成部10にて音声合成信
号を作成して、それを変調器7によりAMまたはFM変
調をかけ送信アンテナANTtにより外部に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急通報を行う緊
急通報装置に関するものであり、特に、盗難信号、エア
バッグ作動信号、緊急スイッチ等の緊急信号が車両から
発せられた場合、センターや周囲にいる車両に緊急情報
を伝える緊急通報装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、車両盗難の緊急事態を知らせるも
のとして、車両キー以外のものでエンジンが始動された
場合、保安機関等の基地局に対して盗難が発生したこと
を自動通報する装置が知られ、この装置は特開平8−2
39011号公報に開示されている。
【0003】また、車両事故等が発生し、事故により運
転者の身動きがとれなくなった緊急事態発生時には、衝
突を検出すると共に自車の位置検出を行って自動車電話
により自動的に警察や救急機関に連絡がとれるようにし
た装置が、特開平9−163028号公報に開示され、
送信する現在位置の情報を基地局側に対して電話で通信
を用い、電話回線を用いて即座に通報するようにした装
置が、特開平8−239011号公報に開示されてい
る。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、緊急
事態発生時において車両盗難が発生した場合には、最近
では盗難者の手口が悪質化して自動通知するアンテナを
外すということが行われる。このように、盗難情報を外
部へと伝達するアンテナが外された場合には通信装置が
故障した状態と等価の状態となり、通信不能となってし
まう。
【0005】また、緊急事態発生時に外部への伝達手段
として携帯電話や自動車電話を用いる場合には中継局が
必要となってくる。中継局が近くにない場合には必要と
する場所に電波を伝えられなくなってしまい、外部に通
信できないものとなる。例えば、山道等で通行する車両
の数が極めて少ない場所で重大な事故を起こし、携帯電
話や自動車電話が事故により故障し、正常に動作しなく
なってしまった場合には、外部に通報できないものとな
ってしまう。
【0006】よって、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、緊急時に外部へ情報を伝える通信装
置が正常に動作しなくなった場合でも、緊急事態を確実
に知らせるようにすることを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた技術的手段は、通信手段の異常を検出し、緊
急時に通信手段の異常が発生した場合、緊急状態情報を
FMまたはAMの電波に変調する変調手段と、変調手段
の出力を外部に電波で送信する送信手段とを備えた。
【0008】上記の構成により、緊急時に通信手段の異
常が発生しても、変調手段と送信手段を備えているため
に、緊急状態情報をFMまたはAMの電波により外部に
伝えることが可能になる。
【0009】この場合、緊急状態検出手段はエアバッグ
作動信号、盗難検知信号、緊急スイッチ信号のいずれか
の信号に基づいて検出されるようにすれば、エアバッグ
作動信号によりエアバッグが作動したか、盗難検知信号
で盗難が発生したか、緊急スイッチ信号により運転者が
どんな救援を求めているかといった情報を基に、正確に
外部に伝えることが可能となる。
【0010】また、送信手段により送信された電波を受
信したとき、FMまたはAMの周波数を所定周波数に自
動的に切り換える周波数切換手段を備えれば、周囲にい
る車両は車両に設けられている通常のラジオ装置で、救
援を求める車両からの緊急情報の受信が可能となる。
【0011】更に、所定周波数は交通情報を知らせる周
波数とすれば、ラジオ放送の受信周波数に影響を与える
ことなく受信が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0013】図1に本発明の実施におけるシステム構成
を示す。
【0014】車両MVには図2に示される緊急通報装置
1が搭載されている。この装置1はセルラー電話ユニッ
ト(以下、電話ユニットと称す)8及び電話アンテナA
NTpにより中継局400、交換局300を介して通信
回線でサービスセンター(以下、センサーと称す)10
0とデータのやり取りを行うものである。また、送信ア
ンテナANTt及び受信アンテナANTrを介して、緊
急情報の送信/受信が可能となっている。
【0015】緊急通報装置1は、GPS衛星からの電波
をGPSアンテナANTgにより受信し、GPSユニッ
ト5により自車の位置を認識する。この場合、受信でき
る衛星の数が不足する場合またはGPS衛星からの電波
受信が不可の場合には、ジャイロセンサ12や車速セン
サ(図示せず)により推測航法を行い自車位置を算出す
る。
【0016】支援センター100には、図示しない地図
データべース、及び各種のデータベース(POIデータ
ベース、イエローページデータベース等)が備えられて
いる。また、センター100は緊急通報装置1が要求す
るデータ(例えば、目的値までの経路案内等)を通信回
線300,400を通じて要求元に送信する。この場
合、センター100の情報は外部の交通管制センターか
らの情報を基に更新され、常に最新の情報を元に経路探
索が行えるようになっている。また、センター100は
救急機関500や警察等の公共機関600に接続が可能
となっている。
【0017】(移動局)図2は緊急通報装置1の接続状
態を示しており、図3は緊急通報装置1の入出力の関係
を示している。緊急通報装置1の正面には表示ディスプ
レィ(LCD)と、電源スイッチSWpと入力スイッチ
SWeが設けられている。緊急通報装置1の電源スイッ
チSWpはこの装置1に電源を供給する。入力スイッチ
SWeは操作キーボードSW1により入力され、ディス
プレィLCDに表示されたデータまたはコマンドの読み
取りを指示するスイッチである。
【0018】更に、緊急通報装置1には操作キーボード
SW1、GPSアンテナANTg、自動車電話TEL、
自動車電話用の電話アンテナANTp及び緊急情報を発
する送信アンテナANTtが接続されている。
【0019】この装置1は図3に示されるように盗難検
知信号を入力し、車両の盗難検知、およびエアバッグ作
動信号を入力してエアバッグ作動の状態を外部通知でき
る。この盗難検知信号は図示しない盗難回路により車両
の盗難を検知し、その信号が制御部(CPU)2に入力
され、この盗難検知信号はイモビライザーシステムと称
されるように、予め登録された車両キー以外でエンジン
を始動しようとしてもエンジンの点火および燃料の噴射
を禁止するときの信号を用いる。
【0020】具体的には、車両キーをキーシリンダ(以
下、シリンダと称す)に差し込むと、電源が車両のEF
Iコンピュータからシリンダを介して車両キーへと供給
される。このとき、シリンダに設けられたコイルに電流
が流れ磁場が発生し、これを車両キーが受信すると車両
キーに予め設定されたIDコードが発信される。この信
号をシリンダに設けられたアンテナで受信し、登録され
た車両キーで操作されたか否かがわかるものである。そ
の以外の検知方法は、車両キー操作以外によるエンジン
の始動や、エンジン停止中の車内の物音あるいは衝撃的
振動等、車両が盗難に会うときの車両の物理的状態また
はその変化を検知するやり方があるが、いずれかの方法
で行っても良い。
【0021】盗難検知信号を検知したCPU2は、GP
Sユニット5により自車の現在位置を認識し、通信回線
を通じて支援センター100に送信する。支援センター
100は、その信号を受信すると警察または保安機関
(例えば、警備会社等)に通報が可能となっている。
【0022】緊急通報装置1に電源が投入されると、C
PU2はGPSアンテナANTg、GPSユニット5お
よび接続インターフェースである拡張シリアル入出力ポ
ート6を介して自車の現在位置(緯度、経度情報)を認
識する。この拡張シリアル入出力ポート6からはGPS
衛星の高度、方位、電波を発信した時刻、受信可能な衛
星数等の情報がCPU2に入力され、CPU2がGPS
ユニット5からの受信情報により自車の現在位置を認識
する処理ならび、ジャイロセンサ12および図示しない
車速センサの信号に基づいた、GPSユニット5による
補完処理が行われる。
【0023】CPU2は、電話アンテナANTp、セル
ラー電話ユニット8を介して通信回線と接続され、各種
情報を電話アンテナANTpにより送受信することがで
きる。拡張シリアル入出力ポート6は、データのシリア
ル入出力およびシリアル/パラレル変換の入出力を行
う。また、CPU2は音声合成ユニット10を備えてお
り、GPSユニット5からの自位置の情報に基づく地図
データベース(地図D/B)9の情報とROM4に予め
記憶されている基本センテンスとの組み合せにより音声
合成が行われる。その音声合成された信号がAMまたは
FMで変調する変調器7を介して送信アンテナANTt
により、外部(センター100または周囲の車両MV)
に送信される。
【0024】ROM4には、例えば一例を挙げると、エ
アバッグ作動時用では「こちらは、(*車両番号)の
(*車種)です。(*場所)で事故を起こしました。こ
の電波を受信された方は、警察まで御連絡下さい。」と
いうセンテンスが記憶されている。また、盗難検知用で
は、「こちらは、(*車両番号)の(*車種)です。こ
の車は現在盗難に遭い、(*場所)を(*方向)に走行
中です。この電波を受信された方は警察まで御連絡下さ
い。」というセンテンスが記憶され、更に緊急用では、
「こちらは、(*車両番号)の(*車種)です。現在、
(*場所)にいますが、(*電話の種類)が故障して連
絡をとることがでません。この電波を受信された方は、
警察まで御連絡下さい。」というセンテンスがグループ
毎に数パターン記憶されており、CPU2により必要に
応じて呼びだされる。
【0025】ここで、上記の(*名称)はパラメータで
あり、これはGPS衛星、ジャイロセンサ12等により
自位置を検出し、自位置の情報に基づいて地図D/B9
から呼び出されるもの(場所、方向等)、予め操作キー
ボードSW1により使用者が設定するもの(車種、車体
番号、使用している電話の種類等)の情報を基にワード
が入力される。基本センテンスのパラメータにワードが
入力され、音声合成部10により音声合成されてセンテ
ンスを伝える信号が作成される。
【0026】図4は緊急通報装置1の送信部1tの関係
を示した図であり、図5はその受信部1rの関係を示し
た図である。図4において送信部1tは送信装置(セル
ラー電話)8、GPSユニット5、地図D/B9、制御
部2、変調器7、音声合成部10を備え、制御部2には
緊急信号(エアバッグ作動検知信号、盗難検知信号、緊
急SWaの入力信号)が入力されている。GPSユニッ
ト5はアンテナANTgを介してGPS衛星、ジャイロ
センサ12等からの情報に基づいて地図D/B9の情報
を利用して自位置を検出する。この時、通信装置8の正
常動作が可能であるか否かの状態及び緊急信号が制御部
2に入力されたか否かを制御部2は常に監視しており、
緊急信号が制御部2に入力された状態で通信装置8が異
常である場合には、電話TELにより外部との連絡が不
能となるので、自位置情報に関する情報と予め記憶され
ている基本センテンスを組み合せ、音声合成部10にて
音声合成信号を作成する。その音声合成信号を変調器7
によりAMまたはFM変調をかけ、送信アンテナANT
tにより外部に送信する。
【0027】また、図5に示される緊急通報装置1の受
信部1rは、第1チューナー15、第2チューナー1
6、制御部2、アンプ17より構成されており、第1チ
ューナー15は通常のラジオ装置のチューナーであり、
これに第2チューナー16が付加されている。第1チュ
ーナー15の出力にはアンプ17が接続され、スピーカ
SPにつなり、AMまたはFMのラジオ放送が受信可能
となっている。ここでの処理は後述するが、通常のラジ
オ放送を聞いているときに、緊急情報を受信アンテナ
(通常のラジオアンテナ)ANTrから受信した場合に
は、受信周波数を特定の周波数に設定して緊急情報をス
ピーカーSPより受信できるようになっている。この特
定周波数はAMまたはFM帯にあれば、走行中の車両M
Vでも受信が可能となる。
【0028】次に、図6を参照して緊急通報装置1の処
理について説明する。
【0029】緊急通報装置1に車両キーをキーシリンダ
に挿入し、イグニッションスイッチがオンされると電源
が供給され、最初、ステップS101でイニシャルを行
う。イニシャルではROM4,RAM5チェックが行わ
れ、初期値の設定を行う。ステップS102では衛星か
ら送られてくる情報をGPSアンテナANTgで受信
し、受信した緯度/経度情報及びジャイロセンサ12か
ら得られた情報を基に地図D/B9で自位置を検出す
る。ステップS103では外部と通信を行う電話TEL
の動作チェックを行う。この動作チェックは電話TEL
がつながるセンターとの間で行われ、電話TELのスイ
ッチをオンした状態であれば、センターは常に自分が管
轄する地域の中でどれだけの電話TELが存在するかを
電波のやり取りにより記憶し、センターから所定コード
を送る。そこで、制御部2はセンターからのコード情報
を受けて、具体的には受信する電界の強度のチェックを
行い、センターと通信が可能かをチェックする。また、
電話TELからの送信波に対して反射波のインピーダン
スを比較し、盗難等により電話アンテナANTpが外れ
ていないかといった電話TELの異常をチェックする。
ここで、電話TELが正常な場合には正常フラグをセッ
トし、異常が認められた場合には異常フラグをセットす
る。
【0030】ステップS104では図8に示される緊急
状態判定を行う。つまり、ここでは緊急要求が出ている
かのチェックを行い、図8のステップS201で制御部
2に盗難信号が入力されているかが判定される。ここで
盗難信号が入力されていればステップS202で盗難信
号フラグFpをセットする。次のステップS203では
同じく制御部2にエアバッグ作動検知信号が入力されて
いるかが判定され、エアバッグ作動信号が入力されてい
ればステップS204でエアバッグ作動フラグFrをセ
ットする。その後、ステップS205では制御部2に緊
急SWaが押され、その信号が入力されているかが判定
される。ここで、緊急SWaの信号が入力されていれば
ステップS206で緊急SWフラグFaをセットする
が、制御部2にこれらの緊急要求信号が入力されていな
い場合には、Fp,Fr,Faフラグはセットされな
い。
【0031】その後、図6のメインルーチンに戻り、ス
テップS105ではステップS104でセットされた緊
急要求があるか否かが判定される。緊急要求とはエアバ
ッグ作動検知信号、盗難検知信号が入力されたか、また
は、緊急SWaが押されたかが判定され、これらの緊急
信号が入っていない状態ではステップS102に戻る。
しかし、ステップS105で緊急要求が出ていればステ
ップS106に進み、ステップS106で外部と通信を
行う電話TELが正常か否かが判定される。ここで、電
話TELが正常である場合にはステップS107に移る
が、異常である場合には図7に示すステップS114に
移る。
【0032】ステップS107では電話TELによりセ
ンター100と自動接続を行い、ステップS108では
センター100に登録した際にセンター100からもら
う自車のIDコードと自位置情報を、センター100に
電話TELでアンテナANTpを介してまず送信する。
ステップS109では自車の状態がどうなっているかの
状態判定がなされる。つまり、自車において事故が発生
しエアバッグ作動時にはステップS110に移り、セン
ター100に対してエアバッグ作動コードを送信する。
また、自車が盗難にあった場合にはステップS111に
進み、センター100に対して盗難検知コードを送信す
る。故障または事故により車両が動かなくなった場合に
緊急SWaが押された場合にはステップS112で緊急
SWコードを送信する。その後、ステップS113で後
述する受信処理を行い、上記のメインルーチンの処理は
所定時間毎に繰り返される。
【0033】ステップS106で電話TELが異常であ
るときに緊急事態が発生した場合には、ステップS11
4で自位置情報に関する情報を地図D/B9から抽出
し、ステップS115で状態判定がなされる。つまり、
自車において事故が発生しエアバッグ作動時にはステッ
プS116に移り、ステップS116では自位置情報と
エアバッグ作動時の基本センテンスを組み合わせ、「こ
ちらは、(*車両番号)の(*車種)です。(*場所)
で事故を起こしました。この電波を受信された方は救急
機関まで御連絡下さい。」というセンテンスに対し、予
め使用者により設定された車両番号、車種のパラメータ
と、自位置情報に関連する場所のパラメータに予め記憶
されたワードが入り、パラメータの場所に実際のワード
が入力されたセンテンスが完成する。
【0034】また、ステップS117では自位置情報と
盗難時の基本センテンスを組み合わせ、「こちらは、
(*車両番号)の(*車種)です。この車は現在盗難に
遭い、(*場所)を(*方向)に走行中です。この電波
を受信された方は警察まで御連絡下さい。」というセン
テンスに対して、車両番号、車種のパラメータと、自位
置情報に関連するパラメータに実際のワードが入り、パ
ラメータの場所に実際のワードが入力されたセンテンス
が完成する。
【0035】更に、ステップS118では自位置情報と
緊急SWaがオン時の基本センテンスを組み合わせ、
「こちらは、(*車両番号)の(*車種)です。現在、
(*場所)にいますが、(*電話の種類)が故障のため
連絡を取ることができません。この電波を受信された方
は警察まで御連絡下さい。」というセンテンスに対し
て、予め設定された車両番号、車種、電話の種類のパラ
メータと、自位置情報に関連するパラメータに実際のワ
ードが入り、パラメータの場所に実際のワードが入力さ
れたセンテンスが完成する。
【0036】その後、ステップS119において完成さ
れたセンテンスに対して、音声合成信号が作成され、ス
テップS120ではその信号にFMまたはAM変調さ
れ、ステップS121で変調されたセンテンス信号が送
信アンテナANTtにより電波で送信される。この場
合,送信アンテナANTtより出力される電波は、所定
範囲内に電波が届くような出力パワーで十分である。
【0037】一方、ステップS113の受信処理を図9
に示す。
【0038】図9においてステップS301で自位置か
ら受信可能な周波数(放送局)が記憶されているかが判
定され、メモリに記憶されていればステップS303に
移るが、記憶されていないときにはステップS302で
記憶を行う。ステップS301では受信できる周波数
(放送局)を第2チューナー16でサーチして、その周
波数を制御部2のメモリに記憶し、ここで、周波数記憶
を完了したフラグをセットする。このメモリへの記憶は
最初イグニッションをオンしたときに行われるものであ
る。最近では走行する車両MVから周囲の交通状況がわ
かるように交通情報を受信できる周波数が決まってお
り、高速道路やトンネル内といった特定の場所でその情
報が流され、その情報を受信できるようになっている。
通常、通行車両の少ない場所、例えば、山間部の山道等
では交通情報に関する周波数は受信されない。よって、
通常の場所では交通情報を受信する周波数はメモリに記
憶されない。次のステップS303では第2チューナー
16が記憶した周波数以外のAMまたはFMの電波を受
信したか否かが判定され、記憶した周波数以外の電波を
受信しない場合には待機状態となる。ここで、自車に近
いところを走行中の車両MVが通常のラジオ放送を受信
している場合、予め記憶した周波数以外の電波を受信し
た場合にはステップS304で制御部2により、第1チ
ューナー15のラジオ放送を聞いている周波数を第2チ
ューナー16で受信した周波数に変更し、ステップS3
05で受信された緊急音声をスピーカSPにより出力す
る。こうして、自車の近くを走行中の車両MVに対して
緊急情報を伝えることができ、その信号を受信した車両
MVは警察や緊急機関に連絡をとることができるので、
安全性が向上する。この場合、緊急情報を送信する周波
数を交通情報を伝える周波数に設定しておけば、ラジオ
放送の周波数が妨害されることがなく、悪影響を与えな
い。
【0039】次に、センター100の処理について図1
0を参照して説明する。ステップS401で緊急信号
(エアバッグ作動コード、盗難検知コード、緊急SWコ
ードのいずれか)を受信したかが判定され、緊急信号を
受信していない場合にはステップS408に移るが、緊
急信号を受信した場合にはステップS402でその信号
が盗難信号であるかが判定される。ここで、盗難信号で
ある場合にはステップS403で警察に連絡される。ま
た、盗難信号を受信していない場合にはステップS40
4で、今度は緊急SWaがオンされたかが判定され、緊
急SWaの信号を受信した場合には、ステップS405
で警察に連絡されるが、緊急SWaがオンされれいない
場合にはステップS406で、エアバッグ作動信号が受
信されたかが判定され、その信号を受信した場合にはス
テップS407で緊急機関へ連絡されるようになってい
る。その後、ステップS408でルート案内処理(自位
置から設定された目的地までの経路案内処理等)を行
う。
【0040】このように、各車両MVからの緊急時の要
求に対して、センター100は盗難、事故等の状況に応
じて警察や救急機関に適切な通報を行うことができるも
のとなる。
【0041】
【効果】本発明によれば、通信手段の異常を検出し、緊
急時に通信手段の異常が発生した場合、緊急状態情報を
FMまたはAMの電波に変調する変調手段と、変調手段
の出力を外部に電波で送信する送信手段とを備えたこと
により、緊急時に通信手段の異常が発生しても、変調手
段と送信手段を備えているために、緊急状態情報をFM
またはAMの電波により外部に伝えることができる。
【0042】この場合、緊急状態検出手段はエアバッグ
作動信号、盗難検知信号、緊急スイッチ信号のいずれか
の信号に基づいて検出されるようにすれば、エアバッグ
作動信号によりエアバッグが作動したか、盗難検知信号
で盗難が発生したか、緊急スイッチ信号により運転者が
救援を求めているかといった情報を基に、正確に外部に
伝えることができる。
【0043】また、送信手段により送信された電波を受
信したとき、FMまたはAMの周波数を所定周波数に自
動的に切り換える周波数切換手段を備えれば、周囲にい
る車両は車両に設けられている通常のラジオ装置で応援
を求める車両からの緊急情報の受信ができる。
【0044】更に、所定周波数は交通情報を知らせる周
波数とすれば、ラジオの受信周波数に影響を与えること
なく受信ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における緊急通報装置を
用いたシステム構成図である。
【図2】 本発明の一実施形態における緊急通報装置の
外観を示す斜視図である。
【図3】 本発明の一実施形態における緊急通報装置の
構成概要を示すブロック図である。
【図4】 本発明の一実施形態における緊急通報装置の
送信部のブロック図である。
【図5】 本発明の一実施形態における緊急通報装置の
受信部のブロック図である。
【図6】 本発明の一実施形態における緊急通報装置の
制御部の処理を示すフローチャートである。
【図7】 図6のメインルーチンの一部を示すフローチ
ャートである。
【図8】 図6の緊急状態判定の内容を示すフローチャ
ートである。
【図9】 図6の受信処理の内容を示すフローチャート
である。
【図10】 図1に示されるセンターの処理のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 緊急通報装置 2 制御部(緊急情報検出手段) 5 GPSユニット(自位置検出手段) 7 変調器(変調手段) 10 音声合成ユニット(音声合成手段) 15 第1チューナー 16 第2チューナー 100 センター ANTp 電話アンテナ(通信手段) ANTt 送信アンテナ(送信手段) ANTr 受信アンテナ ANTg GPSアンテナ MV 車両 SWa 緊急スイッチ TEL セルラー電話(通信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B60R 21/32 B60R 21/32 (72)発明者 宮 部 晶 之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 川 島 利 治 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自位置を検出する自位置検出手段と、緊
    急状態を検出する緊急状態検出手段と、予め定められた
    基本センテンスを記憶し緊急事態発生時には前記自位置
    検出手段からの位置情報と組み合せて音声合成する音声
    合成手段と、前記音声合成手段から得られた出力を外部
    に伝える通信手段とを備えた緊急通報装置において、 前記通信手段の異常を検出し、緊急時に前記通信手段の
    異常が発生した場合、緊急状態情報をFMまたはAMの
    電波に変調する変調手段と、該変調手段の出力を外部に
    電波で送信する送信手段とを備えたことを特徴とする緊
    急通報装置。
  2. 【請求項2】 前記緊急状態検出手段はエアバッグ作動
    信号、盗難検知信号、緊急スイッチ信号のいずれかの信
    号に基づいて検出される請求項1に記載の緊急通報装
    置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段により送信された電波を受
    信したとき、FMまたはAMの周波数を所定周波数に自
    動的に切り換える周波数切換手段を備えた請求項2に記
    載の緊急通報装置。
  4. 【請求項4】 前記所定周波数は交通情報を知らせる周
    波数である請求項3に記載の緊急通報装置。
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