JP2005045501A - 故障車両位置報知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の故障を自動的に検知して運転者に故障個所を通報すると共に、車両の現在位置を検索してサービス拠点に通報し、またサービス拠点から最寄の修理拠点の位置情報を取得し、迅速な修理を可能とした故障車両位置報知システムを提供する。
【解決手段】故障車両位置報知システムは、車両、GPS衛星とロードサービス会社を備えて構成される。そして車両は、車両の各タイヤの空気圧を検知する圧力信号送信部と、この圧力信号送信部からの無線信号を受信するキーレスエントリアンテナと、このアンテナからの信号を復調するキーレスエントリ受信機と、この信号に基づいて所定部分の状態が正常か異常かを判別する制御部と、車両の位置情報をGPS衛星から取得するGPSモジュールと、このGPSモジュールにより取得した車両の位置情報を表示するカーナビゲーションモニタと、このモニタに表示された位置情報を無線により連絡する無線機とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】故障車両位置報知システムは、車両、GPS衛星とロードサービス会社を備えて構成される。そして車両は、車両の各タイヤの空気圧を検知する圧力信号送信部と、この圧力信号送信部からの無線信号を受信するキーレスエントリアンテナと、このアンテナからの信号を復調するキーレスエントリ受信機と、この信号に基づいて所定部分の状態が正常か異常かを判別する制御部と、車両の位置情報をGPS衛星から取得するGPSモジュールと、このGPSモジュールにより取得した車両の位置情報を表示するカーナビゲーションモニタと、このモニタに表示された位置情報を無線により連絡する無線機とを備えている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、故障車両位置報知システムに関し、さらに詳しくは、車両故障を検知した場合に、当該車両の位置情報をGPSにより検索してサービス拠点に連絡する故障車両位置報知システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高速道路の普及と一般道路の整備に伴い車両等の行動範囲が大幅に拡大している。しかし、その普及に故障車両のサービス体制が追いつかなくなっているのも事実である。そのため車両が走行途中で故障した場合、その故障に対して迅速に対応する体制が必ずしも整っているわけではないため、何処にいても同じサービスを受けられるとは限らない。例えば、市街地での故障は付近に修理工場やガソリンスタンドが存在する確率が高いので遅滞なく修理が受けられることが多いが、山間地や辺鄙な場所での故障は、故障車両の現在位置の確認と、どこに連絡すればいいかが不明なため運転者にとっては大きな不安となっている。尚、現在位置の確認については、車両のカーナビゲーションの普及により大きく進歩したが、このような事態が発生した場合に、カーナビゲーションと一体となって自動的にサービス拠点に故障車両の現在位置を通報するシステムは現在存在しない。
これに関連する従来技術として特開2002−362318公報には、車両のタイヤ空気圧力センサによって検出される空気圧力が、所定以上の減少変化があったときで、且つ予め定めた距離を超えて移動したときに盗難として検知し、盗難発生を通報すると共に、GPS(Global Positioning System)により位置を確認して追跡する技術が開示されている。
また、特開平5−126666号公報には、自動車のタイヤ内圧の正常/異常の判別を、走行時において確認することのできるタイヤ空気圧検出装置について開示されている。これによると、自動車の駆動部のタイヤ・ホイール内に埋込まれたセンサによりタイヤの空気圧力を測定して無線により送信し、空気圧が異常値を示したことを音声により運転者に報知するものである。
【特許文献1】特開2002−362318公報
【特許文献2】特開平5−126666号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1は、タイヤの空気圧を検出することと、GPSにより車両の位置を検出することが開示されているが、タイヤの空気圧は車両がクレーン等で吊り上げられことにより、空気圧が減少することを検出するためであり、タイヤの異常を検出する目的ではない。またGPSは盗難車として検知するために車両の移動距離を測定したり、盗難車と認められた後に当該車両を追跡するためのものである。即ち、本特許文献は本発明とはその目的を全く異にするものである。
また特許文献2は、タイヤの異常を検出することは本発明の目的と同様であるが、異常が発生したことを音声により運転者に通報するのみで、その後の対応について何も言及していない。そのため運転者は修理のために修理拠点を探さなければならず、従来の課題を解決したとはいえない。
以上を総合すると、従来技術では車両の現在位置を検出する手段とタイヤの異常を自動的に検知する手段がありながら、それらを統合して一つのシステムとして構築されていないといえる。
本発明は、かかる課題に鑑み、車両の故障を自動的に検知して運転者に故障個所を通報すると共に、当該車両の現在位置を検索してサービス拠点に通報することにより、サービス拠点から最寄の修理拠点の位置情報を取得し、運転者の不安を払拭して迅速な修理を可能とした故障車両位置報知システムを提供することを目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、車両の異常状態を検知して当該車両の位置情報を通報する故障車両位置報知システムであって、前記車両の所定部分の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段による信号に基づいて前記所定部分の状態が正常か異常かを判別する状態判別手段と、前記車両の位置情報をGPS衛星から取得するGPS受信機と、前記GPS衛星から取得した位置情報を表示する表示手段と、該表示手段に表示された位置情報を無線により連絡する無線手段とを備え、前記状態判別手段が前記車両の所定部分の状態を異常として判別した場合、前記GPS受信機は当該車両の現在位置を前記GPS衛星から取得し、該現在位置を前記無線手段によりサービス拠点に連絡することにより、該サービス拠点より修理拠点の情報を取得することを特徴とする。
本発明の特徴は、車両に搭載されたGPSを有効に利用するところにある。GPSは車両のナビゲーション用に通常は使用される。また車両等(特に自動車)の状態は適宜運転席のダッシュボード上に表示される。例えば、エンジンの回転数、冷却水の温度、車両の速度、オイルの状態及びGPSによる現在位置である。またタイヤの空気圧は車両が停車中にチエックは可能であるが、走行中の空気圧の異常を検知することはあまり実施されていないが重要である。このような車両の異常状態を常時検知して、異常が発生した場合運転者に通報すると共に、車両に搭載されたGPSにより現在の車両位置を無線機を使用してサービス拠点に通報する。サービス拠点はその情報から当該車両に最も近い修理工場若しくはガソリンスタンドの情報を車両に送信し、当該車両はその情報に基づいてGPSにより場所を検索して表示する。このとき車両の移動が不可能な場合は、GPSにより修理工場の電話番号が表示されるので、そこに連絡してレッカー移動してもらう。
かかる発明によれば、車両の故障が発生した場合、自動的にその状態を検知してGPSによる位置情報と共に、サービス拠点に通報し、それによりサービス拠点から修理拠点の情報を取得するので、事故を未然に防ぐと共に、運転者の不安を払拭して故障の修理を迅速に行なうことができる。
【0005】
請求項2は、前記サービス拠点が前記車両の現在位置情報を受信した場合、前記サービス拠点は前記車両の現在位置に最も近い修理拠点の情報を前記無線手段に送信し、前記表示手段に前記修理拠点の位置を表示することを特徴とする。
サービス拠点には各所から修理の依頼が入る。そしてサービス拠点はそこが管轄する周辺の修理拠点の情報は全て把握しているので、依頼の修理車両の位置が分れば即座に最寄の修理拠点を連絡することができる。本発明はGPSにより正確な位置情報が通報されているので、その点有利である。そして修理車両がサービス拠点から最寄の修理拠点の情報を取得すると、修理車両のGPSによりその場所の正確な位置情報を検索してナビゲーションモニタに表示する。
かかる発明によれば、サービス拠点から修理車両に最も近い修理拠点の情報を取得できるので、その情報からGPSにより正確な位置情報を得ることができる。
請求項3は、前記表示手段に車両に異常が生じたことを伝える文字情報を表示したことを特徴とする。
請求項4は、前記表示手段にて前記修理拠点までの道のりをナビゲートすることを特徴とする。
請求項5は、前記状態検知手段はタイヤ圧力を検知する圧力センサと該圧力センサの信号を変調して無線信号として送信するセンサ無線機とを有する圧力信号送信部と、該圧力信号送信部からの無線信号を受信するキーレスエントリアンテナと、該キーレスエントリアンテナにより受信した無線信号を復調するキーレスエントリ受信機とを備え、前記センサ無線機の変調方式及び周波数が、前記車両のキーレスエントリの変調方式及び周波数と同一であることを特徴とする。
キーレスエントリとは、リモートコントロールキーのドアロックまたはアンロックスイッチを押すと、ロックまたはアンロックコマンドとキー固有のIDが送信され、車両側のキーレスエントリ受信機で受信して登録IDと一致すればドアのロックまたはアンロックを行なうとともに、その作動完了を報知するためにブザーを鳴らしたり、ハザードランプを点滅させるものである。本発明の最も大きな特徴は、各タイヤに装備された圧力信号送信部からの無線信号の変調方式及び周波数を、車両のキーレスエントリの変調方式及び周波数と同一にすることにより、専用の無線装置を必要としないのでシステムの低価格化が可能となる。
かかる発明によれば、各タイヤに装備された圧力信号送信部からの無線信号の変調方式及び周波数を、車両のキーレスエントリの変調方式及び周波数と同一にするので、圧力信号送信部からの無線信号を受信する専用の無線装置を必要としないのでシステムの低価格化が可能となる。
【0006】
請求項6は、前記圧力信号送信部は車両の各タイヤの所定の位置に備えられ、各タイヤ毎に識別可能なコード番号を有することを特徴とする。
基本的に車両には4本以上のタイヤが存在するので、圧力信号送信部を各タイヤに夫々装備することが必要である。そしてどのタイヤが異常かを判断するためには、夫々のタイヤの圧力信号送信部に個別のコード番号を付し、タイヤの位置を識別するものである。
かかる発明によれば、夫々のタイヤの圧力信号送信部に個別のコード番号を付すので、異常が発生したタイヤの位置を即座に識別することができる。
請求項7は、前記キーレスエントリ受信機の信号により前記各圧力信号送信部の何れか1つの異常値を検知した場合、前記GPS受信機により当該車両の現在位置を前記GPS衛星から取得し、該現在位置を前記表示手段に表示すると共に、該現在位置情報を前記無線手段により最寄のサービス拠点に連絡して修理拠点の情報を取得することを特徴とする。
車両の各タイヤに備えられた圧力信号送信部からは常時タイヤの圧力状態が送信されている。その状態で複数のタイヤの内少なくとも1本のタイヤが異常の場合でも車両は危険な状態になるので、運転者に報知する必要がある。つまり、複数のタイヤのOR信号を検知して異常とするものである。従って、この場合は異常なタイヤの位置までは判断できない。
かかる発明によれば、複数のタイヤのOR信号を検知して異常とするので、簡単な判断基準で確実にタイヤの異常を検出することができる。
請求項8は、前記キーレスエントリ受信機の信号により前記各圧力信号送信部の何れか1つの異常値を検知した場合、前記GPS受信機により当該車両の現在位置を前記GPS衛星から取得し、該現在位置と異常値を示した圧力信号送信部のコード番号に対応するタイヤ位置を前記表示手段に表示すると共に、該現在位置情報を前記無線手段により最寄のサービス拠点に連絡して修理拠点の情報を取得することを特徴とする。
本発明は異常信号は複数のタイヤのOR信号として出力するが、その後、各タイヤ毎に異常か否かをチエックして異常なタイヤのコード番号を記憶する。そして、表示部に車両の位置情報と共に、異常タイヤの位置情報も表示する。これにより、運転者は修理拠点に連絡する時に、更に詳しい情報を提供することができる。
かかる発明によれば、表示部に車両の位置情報と共に、異常タイヤの位置情報も表示するので、更に詳しい情報を修理拠点に提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係る故障車両位置報知システムの構成を表すブロック図である。この故障車両位置報知システム100は、大きく分けて車両50と、GPS衛星4と、サービス拠点12を備えて構成される。そして車両50は、車両50の所定部分(例えば、タイヤ、エンジン等)の状態を検知する状態検知手段1と、この状態検知手段1による信号に基づいて所定部分の状態が正常か異常かを判別する状態判別手段2aを有するCPU2と制御用のプログラムを記憶するROM8とデータを記憶するワークメモリとしての役割を担うRAM9を備えた制御部7と、車両50の位置情報をGPS衛星4から取得するGPS受信機3と、このGPS受信機3により取得した車両50の位置情報を表示する表示手段5と、この表示手段5に表示された位置情報を無線により連絡する無線機6とを備え、GPS受信機3と無線機6にはアンテナ10、11がそれぞれ備えられている。また、表示手段5はカーナビゲーション用に既に車両50に備えられているカーナビゲーションモニタを使用しても良い。また、図ではGPS衛星4が1つ記載されているが、公知の通り車両位置をGPS衛星により検索する場合は、複数のGPS衛星からの電波の位相差により検索するので実際には複数存在する。それらの制御はGPS受信機3が行うものとする。また、サービス拠点12には車両50と無線の交信を行うためにアンテナ13が備えられ、この例では修理拠点(自動車修理工場及びガソリンスタンド等)をA14、B15、C16の3箇所を管轄するものとする。
【0008】
次に本実施形態の故障車両位置報知システム100の概略動作について、図1を参照して説明する。図示しない運転者が車両50に搭乗してエンジンスイッチをONにすると、CPU2がROM8に格納されたプログラムに従って動作する。その時点から状態検知手段1から車両50の各部の状態が入力される。そして状態判別手段2aが車両50の所定部分の状態を異常として判別すると、車両に異常が起きたことを前記表示手段5に文字表示して運転者に知らせる。このとき表示と共にアラーム音を鳴らしたり、音声合成によるメッセージにより知らせても良い。また、修理拠点を検索中である旨の文字表示又は音声メッセージを流すのも良いであろう。このとき、制御部7はGPS受信機3に対して車両50の現在位置をGPS衛星4から取得するように制御する。そしてその情報をRAM9に記憶して、その現在位置を表示手段5に表示すると共に、無線機6により所定のサービス拠点12に車両の現在位置と異常の内容を連絡する。サービス拠点12はその情報を受信すると当該異常への修理対応が可能であり且つ車両50に最も近い修理拠点を検索して、例えば修理拠点A14の位置情報を無線機6に送信する。車両50は修理拠点A14の位置情報をカーナビゲーションに入力して、修理拠点A14の位置を表示手段5に表示すると共に、表示した位置に最寄の修理拠点があることを文字表示する。その情報から運転者はカーナビゲーションの誘導に従って直接修理拠点A14に迅速に移動することができる。このとき運転者が電話若しくは無線機6を介して修理拠点A14に修理のために立ち寄るとの連絡をしても構わない。いずれにしても、車両50の現在位置はGPS受信機3により確認されているので、車両の到着時刻が予め推測できることにより修理拠点A14では事前に十分な準備ができるため、迅速な修理が可能となり運転者の不安を払拭することができる。尚、本実施形態では車両50が停車中、走行中の如何に関わらず制御が可能である。
【0009】
図2は本発明の故障車両位置報知システムの1実施例の構成を示すブロック図である。本実施例では状態検知手段としてタイヤの圧力異常を検知する圧力信号送信部21を使用し、表示手段にカーナビゲーションモニタ29を使用し、GPS受信機には全ての機能が一体となったGPSモジュール25を使用することとする。この実施例における故障車両位置報知システム200は、大きく分けて車両60と、GPS衛星28と、ロードサービス会社33を備えて構成される。そして車両60は、車両50の各タイヤの空気圧を検知するために各タイヤのホイール20に装備された圧力信号送信部21(詳細は後述する)と、この圧力信号送信部21からの無線信号を受信するキーレスエントリアンテナ22と、このキーレスエントリアンテナ22からの信号を復調するキーレスエントリ受信機24と、この信号に基づいて所定部分の状態が正常か異常かを判別するCPUと制御用のプログラムを記憶するROMとデータを記憶するワークメモリとしての役割を担うRAMを備えた制御部26と、車両60の位置情報をGPS衛星28から取得するGPSモジュール25と、このGPSモジュール25により取得した車両60の位置情報を表示するカーナビゲーションモニタ29と、このカーナビゲーションモニタ29に表示された位置情報を無線により連絡する無線機30とを備え、GPSモジュール25と無線機30にはアンテナ27、31がそれぞれ備えられている。また、図ではGPS衛星28が1つ記載されているが、公知の通り車両位置をGPS衛星により検索する場合は、複数のGPS衛星からの電波の位相差により検索するので実際には複数存在する。それらの制御はGPSモジュール25が行うものとする。また、ロードサービス会社33には車両60と無線の交信を行うためにアンテナ32と無線機(図示しない)とが備えられ、この例では修理工場34及びガソリンスタンド35を管轄するものとする。
【0010】
図3は圧力信号送信部21の内部構成の一例を示す図である。この圧力信号送信部21は、タイヤのバルブ等に取り付けタイヤ内圧の変化を検出する圧力センサ21aと、外部ノイズの影響を除去する入力フィルタ21bと、信号をキーレスエントリと同様の方式で変調する変調回路21cと、変調された信号を増幅する電力増幅回路21dと、送信アンテナ21eとを備えて構成される。尚、この圧力信号送信部21は特開平5−126666号公報に開示されている構成であり、この構成である必要はなく他の構成でも構わない。本発明の特徴は変調回路21cの変調方式を車両60のキーレスエントリと同様の方式にした点である。これにより、専用の無線装置が不必要となり、システムの低価格化に貢献することができる。
【0011】
次に本実施例の故障車両位置報知システム200の動作について、図4、図5を参照して説明する。図4は全てのタイヤからの圧力信号のORにより検出するフローチャートであり、図5は検出方法は同様であるが、どのタイヤが異常かを判断するフローチャートである。
まず図4から説明する。図示しない運転者が車両60に搭乗してエンジンスイッチをONにすると(S1)、制御部26のCPUがROMに格納されたプログラムに従って動作する。その時点から圧力信号送信部21から車両60の各タイヤの状態が送信される。そしてその信号はキーレスエントリアンテナ22により受信され、キーレスエントリ受信機24が復調する(S2)。そして制御部26が車両6の何れか1つの圧力信号送信部21からの信号を異常として判別すると(S4)、タイヤに異常が起きたことをカーナビゲーションモニタ29に文字表示して運転者に知らせる。このとき表示と共にアラーム音を鳴らしたり、音声合成によるメッセージにより知らせても良い。また、修理拠点を検索中である旨の文字表示又は音声メッセージを流すのも良いであろう。このとき制御部26はGPSモジュール25に対して車両60の現在位置をGPS衛星28から取得するように制御する(S5)。そして検索が完了すると(S6)その情報をRAMに記憶して、その現在位置をカーナビゲーションモニタ29に表示すると共に(S7)、無線機30により所定のロードサービス会社33に車両の現在位置と異常の内容を連絡する(S8)。ロードサービス会社33はその情報を受信すると当該異常への修理対応が可能であり且つ車両60に最も近い修理工場を検索して、例えば修理工場34の位置情報を無線機30に送信する。車両60が修理工場34の位置情報を受信すると(S9)、車両60は修理工場34の位置情報をカーナビゲーションに入力して(S10)、検索が完了すると(S11)、修理工場34の位置をカーナビゲーションモニタ29に表示すると共に、表示した位置に最寄の修理工場34があることを文字表示する(S12)。その情報から運転者はカーナビゲーションの誘導に従って直接修理工場34に迅速に移動することができる。このとき運転者が電話若しくは無線機30を介して修理工場34に修理のために立ち寄るとの連絡をしても構わない。いずれにしても、車両60の現在位置はGPSモジュール25により確認されているので、車両の到着時刻が予め推測できることにより修理工場24では事前に十分な準備ができるため、迅速な修理が可能となり運転者の不安を払拭することができる。尚、本実施形態では車両60が停車中、走行中の如何に関わらず制御が可能である。
【0012】
次に図5を説明する。図示しない運転者が車両60に搭乗してエンジンスイッチをONにすると(S21)、制御部26のCPUがROMに格納されたプログラムに従って動作する。その時点から圧力信号送信部21から車両60の各タイヤの状態が送信される。そしてその信号はキーレスエントリアンテナ22により受信され、キーレスエントリ受信機24が復調する(S22)。そして制御部26が車両6の何れか1つの圧力信号送信部21からの信号を異常として判別すると(S23)、制御部26はまず第1タイヤがOKかをチェックし(S24)OKであればステップS26にスキップし、NGであれば第1タイヤの番号をRAMに記憶する(S25)以下同様に第4タイヤまでチェックしてその結果をRAMに記憶していく。そして全てのチェックが終了すると、タイヤに異常が起きたことをカーナビゲーションモニタ29に文字表示して運転者に知らせる。このとき表示と共にアラーム音を鳴らしたり、音声合成によるメッセージにより知らせても良い。また、修理拠点を検索中である旨の文字表示又は音声メッセージを流すのも良いであろう。このときGPSモジュール25に対して車両60の現在位置をGPS衛星28から取得するように制御する(S32)。そして検索が完了すると(S33)その情報をRAMに記憶して、その現在位置とタイヤ位置をカーナビゲーションモニタ29に表示すると共に(S34、無線機30により所定のロードサービス会社33に車両の現在位置と異常の内容を連絡する(S35)。ロードサービス会社33はその情報を受信すると当該異常への修理対応が可能であり且つ車両60に最も近い修理工場を検索して、例えば修理工場34の位置情報を無線機30に送信する。車両60が修理工場34の位置情報を受信すると(S36)、車両60は修理工場34の位置情報をカーナビゲーションに入力して(S37)、検索が完了すると(S38)、修理工場34の位置をカーナビゲーションモニタ29に表示すると共に、表示した位置に最寄の修理工場34があることを文字表示する(S39)。その情報から運転者はカーナビゲーションの誘導に従って直接修理工場34に迅速に移動することができる。このとき運転者が電話若しくは無線機30を介して修理工場34に修理のために立ち寄るとの連絡をしても構わない。いずれにしても、車両60の現在位置はGPSモジュール25により確認されているので、車両の到着時刻が予め推測できることにより修理工場34では事前に十分な準備ができるため、迅速な修理が可能となり運転者の不安を払拭することができる。尚、本実施形態では車両60が停車中、走行中の如何に関わらず制御が可能である。
尚、本実施例では、車両60とロードサービス会社33との間を専用の無線機を用いて情報を伝達しているが、携帯電話やPHSを用いた公衆回線を利用したものでもよく、これにより更なるコスト低下が可能となる。
【0013】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、車両の故障が発生した場合、自動的にその状態を検知してGPSによる位置情報と共に、サービス拠点に通報し、それによりサービス拠点から修理拠点の情報を取得するので、事故を未然に防ぐと共に、運転者の不安を払拭して故障の修理を迅速に行なうことができる。
また請求項2では、サービス拠点から修理車両に最も近い修理拠点の情報を取得できるので、その情報からGPSにより正確な位置情報を得ることができる。
また請求項3では、各タイヤに装備された圧力信号送信部からの無線信号の変調方式及び周波数を、車両のキーレスエントリの変調方式及び周波数と同一にするので、圧力信号送信部からの無線信号を受信する専用の無線装置を必要としないのでシステムの低価格化が可能となる。
また請求項4では、夫々のタイヤの圧力信号送信部に個別のコード番号を付すので、異常が発生したタイヤの位置を即座に識別することができる。
また請求項5では、複数のタイヤのOR信号を検知して異常とするので、簡単な判断基準で確実にタイヤの異常を検出することができる。
また請求項6では、表示部に車両の位置情報と共に、異常タイヤの位置情報も表示するので、更に詳しい情報を修理拠点に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る故障車両位置報知システムの構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の故障車両位置報知システムの1実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の圧力信号送信部21の内部構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の故障車両位置報知システム200の動作について、全てのタイヤからの圧力信号のORにより検出するフローチャートである。
【図5】本発明の故障車両位置報知システム200の動作について、全てのタイヤからの圧力信号のORにより検出してどのタイヤが異常かを判断するフローチャートである。
【符号の説明】
20 タイヤホイール、21 圧力信号送信部、22 キーレスエントリアンテナ、24 キーレスエントリ受信機、25 GPSモジュール、26 制御部、27 GPSアンテナ、28 GPS衛星、29 カーナビゲーションモニタ、30 無線機、31、32 アンテナ、33 ロードサービス会社、34 修理工場、35 ガソリンスタンド
【発明の属する技術分野】
本発明は、故障車両位置報知システムに関し、さらに詳しくは、車両故障を検知した場合に、当該車両の位置情報をGPSにより検索してサービス拠点に連絡する故障車両位置報知システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高速道路の普及と一般道路の整備に伴い車両等の行動範囲が大幅に拡大している。しかし、その普及に故障車両のサービス体制が追いつかなくなっているのも事実である。そのため車両が走行途中で故障した場合、その故障に対して迅速に対応する体制が必ずしも整っているわけではないため、何処にいても同じサービスを受けられるとは限らない。例えば、市街地での故障は付近に修理工場やガソリンスタンドが存在する確率が高いので遅滞なく修理が受けられることが多いが、山間地や辺鄙な場所での故障は、故障車両の現在位置の確認と、どこに連絡すればいいかが不明なため運転者にとっては大きな不安となっている。尚、現在位置の確認については、車両のカーナビゲーションの普及により大きく進歩したが、このような事態が発生した場合に、カーナビゲーションと一体となって自動的にサービス拠点に故障車両の現在位置を通報するシステムは現在存在しない。
これに関連する従来技術として特開2002−362318公報には、車両のタイヤ空気圧力センサによって検出される空気圧力が、所定以上の減少変化があったときで、且つ予め定めた距離を超えて移動したときに盗難として検知し、盗難発生を通報すると共に、GPS(Global Positioning System)により位置を確認して追跡する技術が開示されている。
また、特開平5−126666号公報には、自動車のタイヤ内圧の正常/異常の判別を、走行時において確認することのできるタイヤ空気圧検出装置について開示されている。これによると、自動車の駆動部のタイヤ・ホイール内に埋込まれたセンサによりタイヤの空気圧力を測定して無線により送信し、空気圧が異常値を示したことを音声により運転者に報知するものである。
【特許文献1】特開2002−362318公報
【特許文献2】特開平5−126666号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1は、タイヤの空気圧を検出することと、GPSにより車両の位置を検出することが開示されているが、タイヤの空気圧は車両がクレーン等で吊り上げられことにより、空気圧が減少することを検出するためであり、タイヤの異常を検出する目的ではない。またGPSは盗難車として検知するために車両の移動距離を測定したり、盗難車と認められた後に当該車両を追跡するためのものである。即ち、本特許文献は本発明とはその目的を全く異にするものである。
また特許文献2は、タイヤの異常を検出することは本発明の目的と同様であるが、異常が発生したことを音声により運転者に通報するのみで、その後の対応について何も言及していない。そのため運転者は修理のために修理拠点を探さなければならず、従来の課題を解決したとはいえない。
以上を総合すると、従来技術では車両の現在位置を検出する手段とタイヤの異常を自動的に検知する手段がありながら、それらを統合して一つのシステムとして構築されていないといえる。
本発明は、かかる課題に鑑み、車両の故障を自動的に検知して運転者に故障個所を通報すると共に、当該車両の現在位置を検索してサービス拠点に通報することにより、サービス拠点から最寄の修理拠点の位置情報を取得し、運転者の不安を払拭して迅速な修理を可能とした故障車両位置報知システムを提供することを目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、車両の異常状態を検知して当該車両の位置情報を通報する故障車両位置報知システムであって、前記車両の所定部分の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段による信号に基づいて前記所定部分の状態が正常か異常かを判別する状態判別手段と、前記車両の位置情報をGPS衛星から取得するGPS受信機と、前記GPS衛星から取得した位置情報を表示する表示手段と、該表示手段に表示された位置情報を無線により連絡する無線手段とを備え、前記状態判別手段が前記車両の所定部分の状態を異常として判別した場合、前記GPS受信機は当該車両の現在位置を前記GPS衛星から取得し、該現在位置を前記無線手段によりサービス拠点に連絡することにより、該サービス拠点より修理拠点の情報を取得することを特徴とする。
本発明の特徴は、車両に搭載されたGPSを有効に利用するところにある。GPSは車両のナビゲーション用に通常は使用される。また車両等(特に自動車)の状態は適宜運転席のダッシュボード上に表示される。例えば、エンジンの回転数、冷却水の温度、車両の速度、オイルの状態及びGPSによる現在位置である。またタイヤの空気圧は車両が停車中にチエックは可能であるが、走行中の空気圧の異常を検知することはあまり実施されていないが重要である。このような車両の異常状態を常時検知して、異常が発生した場合運転者に通報すると共に、車両に搭載されたGPSにより現在の車両位置を無線機を使用してサービス拠点に通報する。サービス拠点はその情報から当該車両に最も近い修理工場若しくはガソリンスタンドの情報を車両に送信し、当該車両はその情報に基づいてGPSにより場所を検索して表示する。このとき車両の移動が不可能な場合は、GPSにより修理工場の電話番号が表示されるので、そこに連絡してレッカー移動してもらう。
かかる発明によれば、車両の故障が発生した場合、自動的にその状態を検知してGPSによる位置情報と共に、サービス拠点に通報し、それによりサービス拠点から修理拠点の情報を取得するので、事故を未然に防ぐと共に、運転者の不安を払拭して故障の修理を迅速に行なうことができる。
【0005】
請求項2は、前記サービス拠点が前記車両の現在位置情報を受信した場合、前記サービス拠点は前記車両の現在位置に最も近い修理拠点の情報を前記無線手段に送信し、前記表示手段に前記修理拠点の位置を表示することを特徴とする。
サービス拠点には各所から修理の依頼が入る。そしてサービス拠点はそこが管轄する周辺の修理拠点の情報は全て把握しているので、依頼の修理車両の位置が分れば即座に最寄の修理拠点を連絡することができる。本発明はGPSにより正確な位置情報が通報されているので、その点有利である。そして修理車両がサービス拠点から最寄の修理拠点の情報を取得すると、修理車両のGPSによりその場所の正確な位置情報を検索してナビゲーションモニタに表示する。
かかる発明によれば、サービス拠点から修理車両に最も近い修理拠点の情報を取得できるので、その情報からGPSにより正確な位置情報を得ることができる。
請求項3は、前記表示手段に車両に異常が生じたことを伝える文字情報を表示したことを特徴とする。
請求項4は、前記表示手段にて前記修理拠点までの道のりをナビゲートすることを特徴とする。
請求項5は、前記状態検知手段はタイヤ圧力を検知する圧力センサと該圧力センサの信号を変調して無線信号として送信するセンサ無線機とを有する圧力信号送信部と、該圧力信号送信部からの無線信号を受信するキーレスエントリアンテナと、該キーレスエントリアンテナにより受信した無線信号を復調するキーレスエントリ受信機とを備え、前記センサ無線機の変調方式及び周波数が、前記車両のキーレスエントリの変調方式及び周波数と同一であることを特徴とする。
キーレスエントリとは、リモートコントロールキーのドアロックまたはアンロックスイッチを押すと、ロックまたはアンロックコマンドとキー固有のIDが送信され、車両側のキーレスエントリ受信機で受信して登録IDと一致すればドアのロックまたはアンロックを行なうとともに、その作動完了を報知するためにブザーを鳴らしたり、ハザードランプを点滅させるものである。本発明の最も大きな特徴は、各タイヤに装備された圧力信号送信部からの無線信号の変調方式及び周波数を、車両のキーレスエントリの変調方式及び周波数と同一にすることにより、専用の無線装置を必要としないのでシステムの低価格化が可能となる。
かかる発明によれば、各タイヤに装備された圧力信号送信部からの無線信号の変調方式及び周波数を、車両のキーレスエントリの変調方式及び周波数と同一にするので、圧力信号送信部からの無線信号を受信する専用の無線装置を必要としないのでシステムの低価格化が可能となる。
【0006】
請求項6は、前記圧力信号送信部は車両の各タイヤの所定の位置に備えられ、各タイヤ毎に識別可能なコード番号を有することを特徴とする。
基本的に車両には4本以上のタイヤが存在するので、圧力信号送信部を各タイヤに夫々装備することが必要である。そしてどのタイヤが異常かを判断するためには、夫々のタイヤの圧力信号送信部に個別のコード番号を付し、タイヤの位置を識別するものである。
かかる発明によれば、夫々のタイヤの圧力信号送信部に個別のコード番号を付すので、異常が発生したタイヤの位置を即座に識別することができる。
請求項7は、前記キーレスエントリ受信機の信号により前記各圧力信号送信部の何れか1つの異常値を検知した場合、前記GPS受信機により当該車両の現在位置を前記GPS衛星から取得し、該現在位置を前記表示手段に表示すると共に、該現在位置情報を前記無線手段により最寄のサービス拠点に連絡して修理拠点の情報を取得することを特徴とする。
車両の各タイヤに備えられた圧力信号送信部からは常時タイヤの圧力状態が送信されている。その状態で複数のタイヤの内少なくとも1本のタイヤが異常の場合でも車両は危険な状態になるので、運転者に報知する必要がある。つまり、複数のタイヤのOR信号を検知して異常とするものである。従って、この場合は異常なタイヤの位置までは判断できない。
かかる発明によれば、複数のタイヤのOR信号を検知して異常とするので、簡単な判断基準で確実にタイヤの異常を検出することができる。
請求項8は、前記キーレスエントリ受信機の信号により前記各圧力信号送信部の何れか1つの異常値を検知した場合、前記GPS受信機により当該車両の現在位置を前記GPS衛星から取得し、該現在位置と異常値を示した圧力信号送信部のコード番号に対応するタイヤ位置を前記表示手段に表示すると共に、該現在位置情報を前記無線手段により最寄のサービス拠点に連絡して修理拠点の情報を取得することを特徴とする。
本発明は異常信号は複数のタイヤのOR信号として出力するが、その後、各タイヤ毎に異常か否かをチエックして異常なタイヤのコード番号を記憶する。そして、表示部に車両の位置情報と共に、異常タイヤの位置情報も表示する。これにより、運転者は修理拠点に連絡する時に、更に詳しい情報を提供することができる。
かかる発明によれば、表示部に車両の位置情報と共に、異常タイヤの位置情報も表示するので、更に詳しい情報を修理拠点に提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係る故障車両位置報知システムの構成を表すブロック図である。この故障車両位置報知システム100は、大きく分けて車両50と、GPS衛星4と、サービス拠点12を備えて構成される。そして車両50は、車両50の所定部分(例えば、タイヤ、エンジン等)の状態を検知する状態検知手段1と、この状態検知手段1による信号に基づいて所定部分の状態が正常か異常かを判別する状態判別手段2aを有するCPU2と制御用のプログラムを記憶するROM8とデータを記憶するワークメモリとしての役割を担うRAM9を備えた制御部7と、車両50の位置情報をGPS衛星4から取得するGPS受信機3と、このGPS受信機3により取得した車両50の位置情報を表示する表示手段5と、この表示手段5に表示された位置情報を無線により連絡する無線機6とを備え、GPS受信機3と無線機6にはアンテナ10、11がそれぞれ備えられている。また、表示手段5はカーナビゲーション用に既に車両50に備えられているカーナビゲーションモニタを使用しても良い。また、図ではGPS衛星4が1つ記載されているが、公知の通り車両位置をGPS衛星により検索する場合は、複数のGPS衛星からの電波の位相差により検索するので実際には複数存在する。それらの制御はGPS受信機3が行うものとする。また、サービス拠点12には車両50と無線の交信を行うためにアンテナ13が備えられ、この例では修理拠点(自動車修理工場及びガソリンスタンド等)をA14、B15、C16の3箇所を管轄するものとする。
【0008】
次に本実施形態の故障車両位置報知システム100の概略動作について、図1を参照して説明する。図示しない運転者が車両50に搭乗してエンジンスイッチをONにすると、CPU2がROM8に格納されたプログラムに従って動作する。その時点から状態検知手段1から車両50の各部の状態が入力される。そして状態判別手段2aが車両50の所定部分の状態を異常として判別すると、車両に異常が起きたことを前記表示手段5に文字表示して運転者に知らせる。このとき表示と共にアラーム音を鳴らしたり、音声合成によるメッセージにより知らせても良い。また、修理拠点を検索中である旨の文字表示又は音声メッセージを流すのも良いであろう。このとき、制御部7はGPS受信機3に対して車両50の現在位置をGPS衛星4から取得するように制御する。そしてその情報をRAM9に記憶して、その現在位置を表示手段5に表示すると共に、無線機6により所定のサービス拠点12に車両の現在位置と異常の内容を連絡する。サービス拠点12はその情報を受信すると当該異常への修理対応が可能であり且つ車両50に最も近い修理拠点を検索して、例えば修理拠点A14の位置情報を無線機6に送信する。車両50は修理拠点A14の位置情報をカーナビゲーションに入力して、修理拠点A14の位置を表示手段5に表示すると共に、表示した位置に最寄の修理拠点があることを文字表示する。その情報から運転者はカーナビゲーションの誘導に従って直接修理拠点A14に迅速に移動することができる。このとき運転者が電話若しくは無線機6を介して修理拠点A14に修理のために立ち寄るとの連絡をしても構わない。いずれにしても、車両50の現在位置はGPS受信機3により確認されているので、車両の到着時刻が予め推測できることにより修理拠点A14では事前に十分な準備ができるため、迅速な修理が可能となり運転者の不安を払拭することができる。尚、本実施形態では車両50が停車中、走行中の如何に関わらず制御が可能である。
【0009】
図2は本発明の故障車両位置報知システムの1実施例の構成を示すブロック図である。本実施例では状態検知手段としてタイヤの圧力異常を検知する圧力信号送信部21を使用し、表示手段にカーナビゲーションモニタ29を使用し、GPS受信機には全ての機能が一体となったGPSモジュール25を使用することとする。この実施例における故障車両位置報知システム200は、大きく分けて車両60と、GPS衛星28と、ロードサービス会社33を備えて構成される。そして車両60は、車両50の各タイヤの空気圧を検知するために各タイヤのホイール20に装備された圧力信号送信部21(詳細は後述する)と、この圧力信号送信部21からの無線信号を受信するキーレスエントリアンテナ22と、このキーレスエントリアンテナ22からの信号を復調するキーレスエントリ受信機24と、この信号に基づいて所定部分の状態が正常か異常かを判別するCPUと制御用のプログラムを記憶するROMとデータを記憶するワークメモリとしての役割を担うRAMを備えた制御部26と、車両60の位置情報をGPS衛星28から取得するGPSモジュール25と、このGPSモジュール25により取得した車両60の位置情報を表示するカーナビゲーションモニタ29と、このカーナビゲーションモニタ29に表示された位置情報を無線により連絡する無線機30とを備え、GPSモジュール25と無線機30にはアンテナ27、31がそれぞれ備えられている。また、図ではGPS衛星28が1つ記載されているが、公知の通り車両位置をGPS衛星により検索する場合は、複数のGPS衛星からの電波の位相差により検索するので実際には複数存在する。それらの制御はGPSモジュール25が行うものとする。また、ロードサービス会社33には車両60と無線の交信を行うためにアンテナ32と無線機(図示しない)とが備えられ、この例では修理工場34及びガソリンスタンド35を管轄するものとする。
【0010】
図3は圧力信号送信部21の内部構成の一例を示す図である。この圧力信号送信部21は、タイヤのバルブ等に取り付けタイヤ内圧の変化を検出する圧力センサ21aと、外部ノイズの影響を除去する入力フィルタ21bと、信号をキーレスエントリと同様の方式で変調する変調回路21cと、変調された信号を増幅する電力増幅回路21dと、送信アンテナ21eとを備えて構成される。尚、この圧力信号送信部21は特開平5−126666号公報に開示されている構成であり、この構成である必要はなく他の構成でも構わない。本発明の特徴は変調回路21cの変調方式を車両60のキーレスエントリと同様の方式にした点である。これにより、専用の無線装置が不必要となり、システムの低価格化に貢献することができる。
【0011】
次に本実施例の故障車両位置報知システム200の動作について、図4、図5を参照して説明する。図4は全てのタイヤからの圧力信号のORにより検出するフローチャートであり、図5は検出方法は同様であるが、どのタイヤが異常かを判断するフローチャートである。
まず図4から説明する。図示しない運転者が車両60に搭乗してエンジンスイッチをONにすると(S1)、制御部26のCPUがROMに格納されたプログラムに従って動作する。その時点から圧力信号送信部21から車両60の各タイヤの状態が送信される。そしてその信号はキーレスエントリアンテナ22により受信され、キーレスエントリ受信機24が復調する(S2)。そして制御部26が車両6の何れか1つの圧力信号送信部21からの信号を異常として判別すると(S4)、タイヤに異常が起きたことをカーナビゲーションモニタ29に文字表示して運転者に知らせる。このとき表示と共にアラーム音を鳴らしたり、音声合成によるメッセージにより知らせても良い。また、修理拠点を検索中である旨の文字表示又は音声メッセージを流すのも良いであろう。このとき制御部26はGPSモジュール25に対して車両60の現在位置をGPS衛星28から取得するように制御する(S5)。そして検索が完了すると(S6)その情報をRAMに記憶して、その現在位置をカーナビゲーションモニタ29に表示すると共に(S7)、無線機30により所定のロードサービス会社33に車両の現在位置と異常の内容を連絡する(S8)。ロードサービス会社33はその情報を受信すると当該異常への修理対応が可能であり且つ車両60に最も近い修理工場を検索して、例えば修理工場34の位置情報を無線機30に送信する。車両60が修理工場34の位置情報を受信すると(S9)、車両60は修理工場34の位置情報をカーナビゲーションに入力して(S10)、検索が完了すると(S11)、修理工場34の位置をカーナビゲーションモニタ29に表示すると共に、表示した位置に最寄の修理工場34があることを文字表示する(S12)。その情報から運転者はカーナビゲーションの誘導に従って直接修理工場34に迅速に移動することができる。このとき運転者が電話若しくは無線機30を介して修理工場34に修理のために立ち寄るとの連絡をしても構わない。いずれにしても、車両60の現在位置はGPSモジュール25により確認されているので、車両の到着時刻が予め推測できることにより修理工場24では事前に十分な準備ができるため、迅速な修理が可能となり運転者の不安を払拭することができる。尚、本実施形態では車両60が停車中、走行中の如何に関わらず制御が可能である。
【0012】
次に図5を説明する。図示しない運転者が車両60に搭乗してエンジンスイッチをONにすると(S21)、制御部26のCPUがROMに格納されたプログラムに従って動作する。その時点から圧力信号送信部21から車両60の各タイヤの状態が送信される。そしてその信号はキーレスエントリアンテナ22により受信され、キーレスエントリ受信機24が復調する(S22)。そして制御部26が車両6の何れか1つの圧力信号送信部21からの信号を異常として判別すると(S23)、制御部26はまず第1タイヤがOKかをチェックし(S24)OKであればステップS26にスキップし、NGであれば第1タイヤの番号をRAMに記憶する(S25)以下同様に第4タイヤまでチェックしてその結果をRAMに記憶していく。そして全てのチェックが終了すると、タイヤに異常が起きたことをカーナビゲーションモニタ29に文字表示して運転者に知らせる。このとき表示と共にアラーム音を鳴らしたり、音声合成によるメッセージにより知らせても良い。また、修理拠点を検索中である旨の文字表示又は音声メッセージを流すのも良いであろう。このときGPSモジュール25に対して車両60の現在位置をGPS衛星28から取得するように制御する(S32)。そして検索が完了すると(S33)その情報をRAMに記憶して、その現在位置とタイヤ位置をカーナビゲーションモニタ29に表示すると共に(S34、無線機30により所定のロードサービス会社33に車両の現在位置と異常の内容を連絡する(S35)。ロードサービス会社33はその情報を受信すると当該異常への修理対応が可能であり且つ車両60に最も近い修理工場を検索して、例えば修理工場34の位置情報を無線機30に送信する。車両60が修理工場34の位置情報を受信すると(S36)、車両60は修理工場34の位置情報をカーナビゲーションに入力して(S37)、検索が完了すると(S38)、修理工場34の位置をカーナビゲーションモニタ29に表示すると共に、表示した位置に最寄の修理工場34があることを文字表示する(S39)。その情報から運転者はカーナビゲーションの誘導に従って直接修理工場34に迅速に移動することができる。このとき運転者が電話若しくは無線機30を介して修理工場34に修理のために立ち寄るとの連絡をしても構わない。いずれにしても、車両60の現在位置はGPSモジュール25により確認されているので、車両の到着時刻が予め推測できることにより修理工場34では事前に十分な準備ができるため、迅速な修理が可能となり運転者の不安を払拭することができる。尚、本実施形態では車両60が停車中、走行中の如何に関わらず制御が可能である。
尚、本実施例では、車両60とロードサービス会社33との間を専用の無線機を用いて情報を伝達しているが、携帯電話やPHSを用いた公衆回線を利用したものでもよく、これにより更なるコスト低下が可能となる。
【0013】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、車両の故障が発生した場合、自動的にその状態を検知してGPSによる位置情報と共に、サービス拠点に通報し、それによりサービス拠点から修理拠点の情報を取得するので、事故を未然に防ぐと共に、運転者の不安を払拭して故障の修理を迅速に行なうことができる。
また請求項2では、サービス拠点から修理車両に最も近い修理拠点の情報を取得できるので、その情報からGPSにより正確な位置情報を得ることができる。
また請求項3では、各タイヤに装備された圧力信号送信部からの無線信号の変調方式及び周波数を、車両のキーレスエントリの変調方式及び周波数と同一にするので、圧力信号送信部からの無線信号を受信する専用の無線装置を必要としないのでシステムの低価格化が可能となる。
また請求項4では、夫々のタイヤの圧力信号送信部に個別のコード番号を付すので、異常が発生したタイヤの位置を即座に識別することができる。
また請求項5では、複数のタイヤのOR信号を検知して異常とするので、簡単な判断基準で確実にタイヤの異常を検出することができる。
また請求項6では、表示部に車両の位置情報と共に、異常タイヤの位置情報も表示するので、更に詳しい情報を修理拠点に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る故障車両位置報知システムの構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の故障車両位置報知システムの1実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の圧力信号送信部21の内部構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の故障車両位置報知システム200の動作について、全てのタイヤからの圧力信号のORにより検出するフローチャートである。
【図5】本発明の故障車両位置報知システム200の動作について、全てのタイヤからの圧力信号のORにより検出してどのタイヤが異常かを判断するフローチャートである。
【符号の説明】
20 タイヤホイール、21 圧力信号送信部、22 キーレスエントリアンテナ、24 キーレスエントリ受信機、25 GPSモジュール、26 制御部、27 GPSアンテナ、28 GPS衛星、29 カーナビゲーションモニタ、30 無線機、31、32 アンテナ、33 ロードサービス会社、34 修理工場、35 ガソリンスタンド
Claims (8)
- 車両の異常状態を検知して当該車両の位置情報を通報する故障車両位置報知システムであって、
前記車両の所定部分の状態を検知する状態検知手段と、該状態検知手段による信号に基づいて前記所定部分の状態が正常か異常かを判別する状態判別手段と、前記車両の位置情報をGPS衛星から取得するGPS受信機と、前記GPS衛星から取得した位置情報を表示する表示手段と、該表示手段に表示された位置情報を無線により連絡する無線手段とを備え、
前記状態判別手段が前記車両の所定部分の状態を異常として判別した場合、前記GPS受信機は当該車両の現在位置を前記GPS衛星から取得し、該現在位置を前記無線手段によりサービス拠点に連絡することにより、該サービス拠点より修理拠点の情報を取得することを特徴とする故障車両位置報知システム。 - 前記サービス拠点が前記車両の現在位置情報を受信した場合、前記サービス拠点は前記車両の現在位置に最も近い修理拠点の情報を前記無線手段に送信し、前記表示手段に前記修理拠点の位置を表示することを特徴とする請求項1に記載の故障車両位置報知システム。
- 前記表示手段に車両に異常が生じたことを伝える文字情報を表示したことを特徴とする請求項1又は2に記載の故障車両位置報知システム。
- 前記表示手段にて前記修理拠点までの道のりをナビゲートすることを特徴とする請求項2に記載の故障車両位置報知システム。
- 前記状態検知手段はタイヤ圧力を検知する圧力センサと該圧力センサの信号を変調して無線信号として送信するセンサ無線機とを有する圧力信号送信部と、該圧力信号送信部からの無線信号を受信するキーレスエントリアンテナと、該キーレスエントリアンテナにより受信した無線信号を復調するキーレスエントリ受信機とを備え、
前記センサ無線機の変調方式及び周波数が、前記車両のキーレスエントリの変調方式及び周波数と同一であることを特徴とする請求項1に記載の故障車両位置報知システム。 - 前記圧力信号送信部は車両の各タイヤの所定の位置に備えられ、各タイヤ毎に識別可能なコード番号を有することを特徴とする請求項5に記載の故障車両位置報知システム。
- 前記キーレスエントリ受信機の信号により前記各圧力信号送信部の何れか1つの異常値を検知した場合、前記GPS受信機により当該車両の現在位置を前記GPS衛星から取得し、該現在位置を前記表示手段に表示すると共に、該現在位置情報を前記無線手段により最寄のサービス拠点に連絡して修理拠点の情報を取得することを特徴とする請求項5又は6に記載の故障車両位置報知システム。
- 前記キーレスエントリ受信機の信号により前記各圧力信号送信部の何れか1つの異常値を検知した場合、前記GPS受信機により当該車両の現在位置を前記GPS衛星から取得し、該現在位置と異常値を示した圧力信号送信部のコード番号に対応するタイヤ位置を前記表示手段に表示すると共に、該現在位置情報を前記無線手段により最寄のサービス拠点に連絡して修理拠点の情報を取得することを特徴とする請求項5又は6に記載の故障車両位置報知システム。
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