JPH11108410A - エアフィルタ、エアフィルタ付き熱交換器、及び空調換気装置。 - Google Patents

エアフィルタ、エアフィルタ付き熱交換器、及び空調換気装置。

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JPH11108410A
JPH11108410A JP26948097A JP26948097A JPH11108410A JP H11108410 A JPH11108410 A JP H11108410A JP 26948097 A JP26948097 A JP 26948097A JP 26948097 A JP26948097 A JP 26948097A JP H11108410 A JPH11108410 A JP H11108410A
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JP
Japan
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filter
air
heat exchanger
frame
filter frame
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JP26948097A
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English (en)
Inventor
Junichi Takahashi
淳一 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調換気扇の給気に単一または複数の空気清
浄用フィルタエレメントを固定できるフィルタ枠を装着
した場合、フィルタ枠の構造が複雑になったり熱交換器
への取付が難しくなってしまう。 【解決手段】 単一または複数の空気清浄フィルタエレ
メント119を並列に並べてフィルタ枠127に固定す
る場合に、フィルタ枠127にヒンジ付のフィルタカバ
ーを設けることで、容易にフィルタエレメント119を
固定できる構造としている。また、熱交換器101にフ
ィルタ枠127を固定する際、爪部132をスライドさ
せることで、位置決めし、固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアフィルタ、
エアフィルタ付き熱交換器、ならびにこのエアフィルタ
を用いた空調換気装置に関するものであり、さらに詳し
くは、空気清浄用フィルタエレメントのフィルタ枠への
取付構造を改善したエアフィルタ、ならびにエアフィル
タの熱交換器への取り付け構造の改善に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の空調換気扇としては、例えば実公
平5−14104号公報に開示されたものがある。図9
〜図11は、この従来の換気扇を示す図である。図9は
換気扇の平面図、図10は換気扇の側面図であり、図1
1は図10の熱交換器収容部を拡大して示す側面図であ
る。これらの図において、1は熱交換器、2は熱交換器
1の隣接する2辺の空気吸入面に配設された空気清浄用
フィルタ、3は熱交換器1を保持するホルダー、4は熱
交換器1、フィルタ2およびホルダー3を収容した外
箱、5は外箱前面板、6は外箱前面板5に設けたメンテ
ナンス用開口部を塞ぐための着脱可能なカバーであり、
上記開口部は熱交換器1及びフィルタ2の出し入れが可
能なように構成されている。7はフィルタ2を支持する
フィルタガイド、8は外箱4に設けた仕切板、9はホル
ダー3を固定するためのホルダーストッパー、10は送
風用の電動機および羽根車を有する送風機、11及び1
2は熱交換する空気の流れを示す。
【0003】次に、この従来の空調換気扇の操作につい
て説明する。熱交換器1およびフィルタ2のメンテナン
スのためにカバー6を開き、外箱4にフィルタガイド7
を介して固定されたホルダー3に対して、熱交換器1を
スライドさせて外箱7外に取出す。またフィルタガイド
7に対し、フィルタ2をスライドさせて外箱4外に取出
す。これと逆の操作で、熱交換器1をホルダー3に保持
させ、フィルタ2をフィルタガイド7に支持させて外箱
4内に収容する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の空調換気扇は以
上のように構成されているので、空気清浄用フィルタの
フィルタエレメントを収納し固定するフィルタ枠を装着
する場合、フィルタ枠の構造が複雑になったり、熱交換
器への取付けが難しくなってしまう等の問題点があっ
た。
【0005】また、フィルタ枠がヒンジ構造でないた
め、空気清浄フィルタの複数のフィルタエレメント(フ
ィルタ素子)を固定する際の固定が複雑で部品点数も多
かった。また、フィルタ枠の風路開口部にメッシュフィ
ルタが付加されていないため、空気清浄フィルタのフィ
ルタエレメントの表面が保護されず、空気清浄フィルタ
が破損した場合破片が飛散した。
【0006】また、フィルタ枠に空気清浄フィルタのフ
ィルタエレメントを位置決めするためのピンがないた
め、フィルタ枠内で複数のフィルタエレメントが移動、
干渉して、破壊することがあった。また、フィルタ枠に
ピンがないため、メッシュフィルタを付加しようとして
も、その位置決めができなかった。また、熱交換器への
フィルタ枠の固定が難しく、フィルタ枠が脱落しやす
く、特にフィルタが縦方向に取付られた場合にはフィル
タ枠が自重で脱落しやすかった。
【0007】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、フィルタ枠に収納する空気清浄用
のフィルタエレメントの収納・着脱を容易にし、かつそ
の位置決めを容易にし、その固定を確実にしたエアフィ
ルタを提供しようとするものである。
【0008】また、空気清浄用のフィルタエレメントを
保護することができるエアフィルタを提供しようとする
ものである。さらに、エアフィルタの熱交換器への固定
を、容易かつ確実にしたエアフィルタ付き熱交換器及び
これを用いた空調換気装置を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のエアフィルタ
は、空気清浄用のフィルタエレメント(あるいはフィル
タ素子)を1個以上収納するフィルタ枠と、このフィル
タ枠の一辺においてヒンジ結合したフィルタカバーとを
備え、上記フィルタ枠と上記フィルタカバーとの間に1
個以上のフィルタエレメントを挟持するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0010】また、この発明のエアフィルタは、上記空
気清浄用のフィルタエレメントの両側にメッシュフィル
タを配置するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】また、この発明のエアフィルタは、上記フ
ィルタ枠の内側に、空気清浄用のフィルタエレメントの
位置決めをする複数個のピンを設けたことを特徴とする
ものである。
【0012】また、この発明のエアフィルタは、上記フ
ィルタカバーの内側に、上記メッシュフィルタの位置決
めをする複数個のピンを設けたことを特徴とするもので
ある。
【0013】次に、この発明のエアフィルタ付き熱交換
器は、給排気間で熱交換する熱交換器と、この熱交換器
の給気通風路に配置された上記いずれかに記載のエアフ
ィルタとを備えたことを特徴とするものである。。
【0014】さらに、この発明の空調換気装置は、外箱
と、この外箱の中に収納された給気用送風機及び排気用
送風機と、これらの送風機の下流側で給排気間の熱交換
をする熱交換器と、この熱交換器の給気通風路に配置さ
れた上記いずれかに記載のエアフィルタとを備えたこと
を特徴とするものである。
【0015】また、この発明の空調換気装置は、上記フ
ィルタ枠に外方に突出した爪部を設けるとともに、上記
熱交換器にフックを設け、上記フィルタの爪部を上記熱
交換器のフックに掛止したことを特徴とするものであ
る。
【0016】また、この発明の空調換気装置は、上記爪
部の先端に突起部または屈曲部を設け、上記フックに係
合した上記爪部が回動により脱落しないようにしたこと
を特徴とするものである。
【0017】また、この発明の空調換気装置は、上記フ
ィルタ枠に自重方向に当接する係止部を設けるととも
に、上記熱交換器に外方に突出するフックを設け、上記
フィルタ枠の係止部を自重により上記熱交換器のフック
に係止するようにしたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、この発明の
実施の形態について説明する。なお、図中同一の符号は
同一または相当部分を示す。 実施の形態1.図1〜図7は、この発明の実施の形態1
によるエアフィルタ及びエアフィルタ付き熱交換器なら
びに空調換気装置の構造を説明するための図である。先
ず、図1は壁面に取り付けられた空調換気装置(以下適
宜、空調換気扇又は単に換気扇という)を上からみた水
平断面図である。
【0019】図1において、この換気扇は本体として前
ケーシング105と後ケーシング104により構成さ
れ、前ケーシングには給気出口113と排気入口114
が設けられ、後ケーシングには給気入口115と排気出
口116が設けられている。そして、本体内にそれぞれ
室内と室外を結ぶ、給気入口115から給気出口113
を通る給気通風路と、排気入口114から排気出口11
6を通る排気通風路を形成している。
【0020】給気通風路と排気通風路は熱交換器101
で交差し、両通風路の熱交換が行われる。上記排気及び
給気通風路の入口側114,115にそれぞれ排気送風
機120、給気送風機122が配置され、これらの送風
機120,122の下流側に風路を形成する箱形の排気
チャンバー117により挟み込む形で保持された熱交換
器101が設けられている。
【0021】給気通風路は、熱交換器101の下流(吹
き出し側)に給気に含まれる埃を取る四角い板状の除塵
フィルタ118と、二酸化窒素や臭気を吸収する空気清
浄用のエアフィルタ102を設けている。このエアフィ
ルタ102は、フィルタ枠127にフィルタエレメント
119を収納して構成している。熱交換器101の上流
(吸い込み側)に除塵フィルタ118と空気清浄用のエ
アフィルタ102を設けてもよい。この空気清浄エアフ
ィルタ102のフィルタエレメント119は焼成方法に
て製作されたハニカム状の活性炭フィルタで形成されて
いる。
【0022】除塵フィルタ118は熱交換側に配置さ
れ、空気清浄エアフィルタ102はその反対側に配置さ
れ、熱交換器101に固定されている。排気風路に設け
られた排気送風機120は、排気用羽根120aと排気
羽根ケーシング121により構成され、給気風路に設け
られた給気送風機122は、給気用羽根122aと給気
用羽根ケーシング123により構成されている。排気用
羽根120aと給気用羽根122aは送風用電動機12
5の軸に連結されており、この送風用電動機125は送
風機取付板124にネジにより固定されている。本体を
構成する前ケーシング105と後ケーシング104は、
後ケーシング104が本体取付板126にネジ等で固定
されることにより壁に設置される。
【0023】次に、図示の排気aと給気bによって運転
時の風の流れを説明する。排気aは排気通風路入口11
4から排気用羽根120aに吸引されて入り、熱交換器
101を通り熱交換されて排気出口116より排気され
る。給気bは給気入口115から給気用羽根122aに
吸引されて入り、熱交換器101を通り熱交換され、除
塵フィルタ118で挨、花粉等を除去され、空気清浄用
のエアフィルタ119を透過して二酸化窒素や臭気など
有害なガスを吸収され、人体に有害な物質が取り除か
れ、清浄度の高いきれいな空気として、給気出口113
より室内へ給気され室内環境を良くする。
【0024】次に、図2は、この実施の形態によるエア
フィルタ102の構造を示す斜視図である。図2を参照
してエアフィルタ102の構造について説明する。ま
ず、エアフィルタ102のフィルタ枠127は、中央に
給気bが通過する開口を有するフィルタフレーム130
の内側に、空気清浄用のフィルタエレメント119とメ
ッシュフィルタ135を装着するフィルタ装着部130
aを形成している。
【0025】フィルタ枠127のフィルタ装着部130
aには、図面で見る上方に開けられたフィルタカバー1
28が付属しており、フィルタカバー128はヒンジ1
36で回転可能な状態でフィルタ枠127に接続されて
いる。
【0026】フィルタ枠127のフィルタ装着部130
aには、複数のフィルタエレメント119を装着したと
きに位置決めをするピン129が複数個形成されてい
る。また、このピン129は、同時にメッシュフィルタ
135の位置決めを行う。
【0027】フィルタカバー128の周辺端部には爪1
38が6ヵ所形成されて、空気清浄用のフィルタエレメ
ント119を装着して閉じたとき、フィルタフレーム1
30の停止穴130bに引掛けられて固定される。又、
フィルタカバー128を閉じたとき、フィルタエレメン
ト119と並行となる面には、フィルタエレメント11
9を位置決めして同時にメッシュフィルタ135を保持
するピン139が設けられている。
【0028】フィルタ装着部130aのピン129およ
び、フィルタカバー128のピン139の先端は、鋭利
に形成され、メッシュフィルタ135の目にくい込み固
定する。フィルタ枠127、フィルタフレーム130、
フィルタカバー128等は合成樹脂による一体成形で作
る。
【0029】次に、このエアフィルタ102において、
メッシュフィルタ135と空気清浄用のフィルタエレメ
ント119の装着の仕方を説明する。フィルタ枠127
に先ずメッシュフィルタ135を挿入し、複数の空気清
浄用のフィルタエレメント119をフィルタ装着部13
0aのピン129の間に挿入する。次にもう一枚のメッ
シュフィルタ135を乗せ回転可能なヒンジ136で接
続されたピン139の付いているフィルタカバー128
を閉め、フィルタカバー128の6ヵ所の爪138をフ
ィルタフレーム130の停止穴130bに入れて固定す
る。このとき、メッシュフィルタ135及び空気清浄用
のフィルタエレメント119は、ピン139により、位
置決めされ固定される。
【0030】図3は、フィルタ枠127を内側からみて
拡大して示した平面図である。メッシュフィルタ135
が全面に配置され、その目にピン129が入っている状
態を示している。メッシュフィルタ135は弾性に富ん
でいるため、フィルタ枠127に挿入する際ずれる可能
性がある。よってピン129のくい込みにより保持して
いる。
【0031】また、図4は、フィルタ枠127に空気清
浄用のフィルタエレメント119を複数個装着した状態
を示している。フィルタ枠127に、基準寸法に対して
のばらつきの大きな空気清浄のフィルタエレメント11
9を挿入する揚合においても、ピン129により各々の
フィルタエレメント119が適正な位置に配され、相互
に干渉しない。この上にさらに、メッシュフィルタ13
5を挿入し、フィルタカバー128を閉めることによ
り、エアフィルタ102が出来上がる。
【0032】また、図5は、フィルタカバー128を閉
めた状態でのエアフィルタ102の断面を示す図であ
る。図5に示すように、フィルタ枠127の内側で空気
清浄用のフィルタエレメント119をフィルタカバー1
28により、前後から挟持する。なお、メッシュフィル
タ135の厚さによる弾性で、フィルタエレメント11
9の破損を防止するようにすることができる。
【0033】上記のように構成された空調換気装置のエ
アフィルタ102においては、フィルタ枠127にヒン
ジにより回動するフィルタカバー128を設けたことに
より、単数または複数の空気清浄用のフィルタエレメン
ト119の挿入、組立が容易になる。また、フィルタ枠
127とフィルタカバー128とをヒンジ構造としたこ
とにより部品点数を削減でき容易に組立できる効果があ
る。
【0034】また、フィルタ枠127の風路開口部にお
いて、空気清浄用のフィルタエレメント119にメッシ
ュフィルタ135を組み合わせたことにより、フィルタ
エレメント119の表面が保護でき、フィルタエレメン
ト119が破損した場合でも破片が飛散するのを防止で
きる効果がある。
【0035】また、フィルタ枠127に位置決めピン1
29を設けたことによりフィルタエレメント119の移
動干渉を防ぎ、その損傷を防止する効果がある。また、
フィルタカバー128に位置決めピン139を設けたこ
とにより、メッシュフィルタ135の位置決めができる
効果がある。
【0036】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2による空調換気装置のエアフィルタの取り付け構
造、あるいはエアフィルタ付き熱交換器の構造を示す図
である。図6において、エアフィルタ102は、図示の
ようににフィルタ枠127とフィルタカバー128との
間に、両側のメッシュフィルタ135と中央の気清浄用
のフィルタエレメント119とが収納されている。そし
て、フィルタ枠127の両サイドに、爪部132が突出
するように設けられている。また、爪部132の先端に
は、突起部132aが設けられている。
【0037】一方、熱交換器101の熱交換器枠131
には、フック131aが形成されている。そして、図示
のように、フィルタ枠127の爪部132が熱交換器1
01のフック131aに係合するようにして固定されて
いる。
【0038】従来、フィルタ枠と熱交換器の固定が難し
く、フィルタ枠が脱落しやすく、特に縦方向に取付られ
た場合にはフィルタ枠が自重で脱落しやすかった。しか
し、以上説明したこの実施の形態によれば、フィルタ枠
に爪部(取付足)を設け、熱交換器にフックを設けて、
フィルタ枠の爪部を熱交換器のフックに掛止するように
したので、エアフィルタと熱交換器の固定を容易、確実
に行うことができる。
【0039】実施の形態3.図7は、この発明の実施の
形態3による空調換気装置のエアフィルタの取り付け構
造、あるいはエアフィルタ付き熱交換器の構造を示す図
である。図7(a)はエアフィルタと熱交換器の係止状
態を説明するための部分拡大図、図7(b)は熱交換
器、図7(c)はエアフィルタを示している。
【0040】図7(a)〜(c)に示すように、エアフ
ィルタ102のフィルタ枠127の両サイドには、棒状
の爪部132が突出するように設けられている。また、
爪部132の先端には、突起部132a(ボス)が設け
られている。一方、熱交換器101の熱交換器枠131
には、J字状に曲がりをつけたフック131aが形成さ
れている。
【0041】そして、図示のように、フィルタ枠127
の爪部132が熱交換器101のフック131aに係合
するようにして固定されている。このように、熱交換器
枠131のフック131aの形状に曲がりを付加し、フ
ィルタ枠127の爪部132にボス132aを付加する
ことで回転による脱着ができる。
【0042】以上説明したこの実施の形態によれば、フ
ィルタ枠に爪部(取付足)を設け、熱交換器にフックを
設けて、フィルタ枠の爪部を熱交換器のフックに係止
し、爪部とフックの嵌合部を回転によって脱着できるよ
うにしたので、エアフィルタと熱交換器の固定を容易、
確実に行うことができる。
【0043】実施の形態4.図8は、この発明の実施の
形態4による空調換気装置のエアフィルタの取り付け構
造、あるいはエアフィルタ付き熱交換器の構造を示す図
である。この実施の形態では、エアフィルタが縦長方向
に吊るように固定される場合を示している。
【0044】この場合、図8に示すように、エアフィル
タ102のフィルタ枠127の外周部に切り欠きにより
当接部132bが設けられている。一方、熱交換器10
1の熱交換器枠131には、L字状上向きのフック13
1aが形成されている。
【0045】そして、図示のように、フィルタ枠127
の当接部132bが熱交換器101のフック131aに
係合するようにして固定されている。このように、縦方
向にフィルタ枠127を熱交換器枠131に固定する場
合、フィルタ枠127の自重方向に当接部132bを設
け、熱交換器枠131のフック131aに引掛け固定さ
れる。フィルタ自身の自重により固定され、同時に位置
決めがなされる。
【0046】従来、フィルタ枠と熱交換器の固定が難し
く、特にフィルタ枠が縦方向に取付られた場合にはフィ
ルタ枠の自重で脱落しやすかった。しかし、以上説明し
たこの実施の形態によれば、フィルタ枠に自重方向に取
付く当接部を設け、熱交換器にフックを設けて、縦取付
の際にフィルタ枠の脱落を防止したので、エアフィルタ
と熱交換器の固定を容易、確実に行うことができる。
【0047】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、以下に示すような効果を奏する。先ず、この発明
によれば、空気清浄用のエアフィルタにおいて、フィル
タエレメントを挿入、固定するフィルタ枠をヒンジ構造
としたことにより、空気清浄用のフィルタエレメントの
挿入、組立が容易になる。また、部品点数を削減でき容
易に組立できる効果がある。
【0048】また、フィルタ枠の風路開口部にメッシュ
フィルタを組み合わせたことにより、空気清浄用のフィ
ルタエレメントの表面が保護でき、空気清浄用のフィル
タエレメントが破損した場合でも破片が飛散するのを防
止できる効果がある。
【0049】また、フィルタ枠に位置決めピンを設けた
ことにより空気清浄用のフィルタエレメントの移動干渉
を防ぎ、フィルタエレメントの損傷を防止する効果があ
る。
【0050】また、フィルタ枠に位置決めピンを設けた
ことにより、メッシュフィルタの位置決めができる効果
がある。
【0051】また、この発明によれば、上記のような空
気清浄用のエアフィルタを熱交換器の給気通風路に組み
合わせて構成するので、フィルタエレメントの挿入、固
定が容易な熱交換器が得られる。
【0052】また、この発明によれば、給排気用送風機
と、熱交換器と、この熱交換器の給気通風路に配置され
た上記のようなエアフィルタとを組み合わせて構成する
ので、フィルタエレメントの挿入、固定が容易な空調換
気装置が得られる。
【0053】また、エアフィルタのフィルタ枠に外方に
突出した爪部を設け、これを熱交換器のフックに係止し
て固定するので、エアフィルタを容易かつ確実に固定す
ることができる。
【0054】また、爪部の先端に突起部または屈曲部を
設け、これを熱交換器のフックに係合させ、爪部が回動
により脱落しないようにしたので、エアフィルタを容易
かつ確実に固定することができる。
【0055】また、フィルタ枠に自重方向に当接する係
止部を自重により熱交換器のフックに係止するようにし
たので、エアフィルタを容易かつ確実に固定することが
できる。また、エアフィルタの縦取付の際にもフィルタ
枠の脱落を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による空調換気装置の
平面断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるエアフィルタの
分解斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるエアフィルタの
フィルタ枠を示す平面図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるエアフィルタの
フィルタカバーを開けた状態の斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態1によるエアフィルタの
断面図である。
【図6】この発明の実施の形態2による空調換気装置の
エアフィルタ取付状態を示す部分破断視図である。
【図7】この発明の実施の形態3による空調換気装置の
エアフィルタ取付状態を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態4によるを空調換気装置
のエアフィルタ取付状態を示す斜視図である。
【図9】従来の空調換気扇の構成を示す平面図である。
【図10】従来の空調換気扇の構成を示す側面図であ
る。
【図11】従来の空調換気扇の構成を示す熱交換器の拡
大図である。
【符号の説明】
101 熱交換器、102 エアフィルタ、104 後
ケーシング、105前ケーシング、113 給気出口、
114 排気入口、115 給気入口、116 排気出
口、117 排気チャンバー、118 除塵フィルタ、
119 フィルタエレメント、120 排気送風機、1
20a 排気用羽根、121 排気羽根ケーシング、1
22 給気送風機、122a 給気用羽根、123 給
気用羽根ケーシング、124 送風機取付板、125
送風用電動機、126 本体取付板、127 フィルタ
枠、128 フィルタカバー、129 ピン、130フ
ィルタフレーム、130a フィルタ装着部、130b
停止穴、131 熱交換器枠、131a フック、1
32 爪部、132a 突起部、135 メッシュフィ
ルタ、136 ヒンジ、138 爪、139 ピン、a
排気、b 給気。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気清浄用のフィルタエレメントを1個
    以上収容するフィルタ枠と、このフィルタ枠の一辺にお
    いてヒンジ結合したフィルタカバーとを備え、上記フィ
    ルタ枠と上記フィルタカバーとの間に1個以上のフィル
    タエレメントを挟持するようにしたことを特徴とするエ
    アフィルタ。
  2. 【請求項2】 上記空気清浄用のフィルタエレメントの
    両側にメッシュフィルタを配置するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  3. 【請求項3】 上記フィルタ枠の内側に、空気清浄用の
    フィルタエレメントの位置決めをする複数個のピンを設
    けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアフィ
    ルタ。
  4. 【請求項4】 上記フィルタカバーの内側に、上記メッ
    シュフィルタの位置決めをする複数個のピンを設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアフ
    ィルタ。
  5. 【請求項5】 給排気間で熱交換する熱交換器と、この
    熱交換器の給気通風路に配置された請求項1〜4のいず
    れかに記載のエアフィルタとを備えたことを特徴とする
    エアフィルタ付き熱交換器。
  6. 【請求項6】 外箱と、この外箱の中に収納された給気
    用送風機及び排気用送風機と、これらの送風機の下流側
    で給排気間の熱交換をする熱交換器と、この熱交換器の
    給気通風路に配置された請求項1〜4のいずれかに記載
    のエアフィルタとを備えたことを特徴とする空調換気装
    置。
  7. 【請求項7】 上記エアフィルタのフィルタ枠に外方に
    突出した爪部を設けるとともに、上記熱交換器にフック
    を設け、上記フィルタの爪部を上記熱交換器のフックに
    係止したことを特徴とする請求項6に記載の空調換気装
    置。
  8. 【請求項8】 上記爪部の先端に突起部または屈曲部を
    設け、上記フックに係合した上記爪部が回動により脱落
    しないようにしたことを特徴とする請求項7に記載の空
    調換気装置。
  9. 【請求項9】 上記フィルタ枠に自重方向に当接する係
    止部を設けるとともに、上記熱交換器に外方に突出する
    フックを設け、上記フィルタ枠の係止部を自重により上
    記熱交換器のフックに係止するようにしたことを特徴と
    する請求項6に記載の空調換気装置。
JP26948097A 1997-10-02 1997-10-02 エアフィルタ、エアフィルタ付き熱交換器、及び空調換気装置。 Pending JPH11108410A (ja)

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