JP3452093B2 - 熱交換換気装置 - Google Patents

熱交換換気装置

Info

Publication number
JP3452093B2
JP3452093B2 JP23786394A JP23786394A JP3452093B2 JP 3452093 B2 JP3452093 B2 JP 3452093B2 JP 23786394 A JP23786394 A JP 23786394A JP 23786394 A JP23786394 A JP 23786394A JP 3452093 B2 JP3452093 B2 JP 3452093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchange
exchange element
casing
flow passage
storage chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23786394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08100938A (ja
Inventor
義孝 松木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP23786394A priority Critical patent/JP3452093B2/ja
Publication of JPH08100938A publication Critical patent/JPH08100938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3452093B2 publication Critical patent/JP3452093B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、熱交換換気装置に関し、より詳
細には、フィルタ材を有する熱交換エレメントをケーシ
ング内に収容している熱交換換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の熱交換換気装置として、
箱型のケーシングを設け、このケーシング内に、熱交換
エレメントと、給気用送風機と、排気用送風機とを収容
したものが広く知られている(例えば、実公昭61−1
0109号等参照)。上記ケーシング内には、室外の空
気を室内に供給するための給気経路と、室内の空気を室
外に排気するための排気経路とが形成されている。
【0003】上記熱交換エレメントは、多数の単位部材
を積層することにより、多角柱状に形成されている。そ
して、この熱交換エレメントには、ケーシング内の給気
経路と連通する給気側の流通路と、排気経路と連通する
排気側の流通路とが、それぞれ上記単位部材の積層方向
と直交する方向に区画されている。そして、各送風機を
運転することにより、室外の空気をケーシング内に導入
して、熱交換エレメントの一方の空気流通路を通過させ
た後、室内に供給するとともに、室内の空気をケーシン
グ内に導入して、熱交換エレメントの他方の空気流通路
を通過させた後、室外に排出するようにしている。そし
て、室内の空気と室外の空気とが熱交換エレメントを流
通する際に、両空気の熱交換が行なわれる。なお、熱交
換エレメントには、その空気流通路の開口を区画する面
にフィルタ材が着脱可能に取り付けられている。フィル
タ材は、熱交換エレメントが正規の姿勢にある場合にお
いて、その空気流通路の上流側に設けられており、当該
空気流通路を通過しようとする空気中の塵埃を除去する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成では、熱
交換エレメントの各フィルタ材は、熱交換エレメントの
取付け時において、当該空気流通路が連通するケーシン
グ内の経路の上流側に配設される必要がある。仮に装着
姿勢を誤って熱交換エレメントを装着した場合には、空
気中の塵埃が熱交換エレメントの空気流通路内部で滞留
することになるからである。
【0005】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、熱交換エレメントの装着ミスを防止することの
できる熱交換換気装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の構成は、単位部材を多数積
層することにより略多角柱状に形成され、室外の空気を
流通させる室外空気流通路および室内の空気を流通させ
る室内空気流通路を、当該単位部材の積層方向に対して
直交する方向に区画する熱交換エレメントと、上記熱交
換エレメントを内部に着脱可能に収容するエレメント収
容室およびエレメント収容室を室内に開放する開口を区
画し、上記熱交換エレメントの室外空気流通路を経由さ
せて室外の空気を室内に供給するための給気経路と、上
記熱交換エレメントの室内空気流通路を経由させて室内
の空気を室外に排出するための排気経路とを内部に区画
するケーシングと、熱交換エレメントに着脱可能に取り
付けられるフィルタ材およびフィルタ材を熱交換エレメ
ントに着脱可能に固定するための取付け用部材とを含
み、上記ケーシングの各経路に対して正規の姿勢にある
熱交換エレメントの、当該空気流通路の上流側に設けら
れるフィルタ部とを備えた熱交換換気装置において、上
記熱交換エレメントが正規の姿勢からずれた状態でケー
シング内に収容されるのを阻止する阻止手段を設け
記阻止手段は、エレメント収容室に配置されて、正規の
姿勢からずれている熱交換エレメントのフィルタ部に当
接する当接部材により構成されており、 上記熱交換エレ
メントおよびエレメント収容室は、上記熱交換エレメン
トが正規の姿勢からずれているとともにフィルタ部が当
接部材に対向していない場合に当該熱交換エレメントの
エレメント収容室への導入を規制する寸法に設定されて
いることを特徴とする熱交換換気装置である。
【0007】
【0008】
【0009】また、請求項記載の構成は 単位部材を
多数積層することにより略多角柱状に形成され、室外の
空気を流通させる室外空気流通路および室内の空気を流
通させる室内空気流通路を、当該単位部材の積層方向に
対して直交する方向に区画する熱交換エレメントと、
記熱交換エレメントを内部に着脱可能に収容するエレメ
ント収容室およびエレメント収容室を室内に開放する開
口を区画し、上記熱交換エレメントの室外空気流通路を
経由させて室外の空気を室内に供給するための給気経路
と、上記熱交換エレメントの室内空気流通路を経由させ
て室内の空気を室外に排出するための排気経路とを内部
に区画するケーシングと、 熱交換エレメントに着脱可能
に取り付けられるフィルタ材およびフィルタ材を熱交換
エレメントに着脱可能に固定するための取付け用部材と
を含み、上記ケーシングの各経路に対して正規の姿勢に
ある熱交換エレメントの、当該空気流通路の上流側に設
けられるフィルタ部とを備えた熱交換換気装置におい
て、 上記熱交換エレメントが正規の姿勢からずれた状態
でケーシング内に収容されるのを阻止する阻止手段を設
け、上記ケーシングは、エレメント収容室内に熱交換エ
レメントを止定する正規の止定位置と熱交換エレメント
をエレメント収容室に対して開放する開放位置とに変位
可能な止定部材をさらに含み、上記阻止手段は、エレメ
ント収容室に設けられ、正規の姿勢からずれている上記
熱交換エレメントに当接して、当該熱交換エレメントの
収容を、止定部材が正規の止定位置へ変位するのを規制
する位置に規制する当接部材であることを特徴とする熱
交換換気装置である
【0010】
【0011】
【作用】請求項1記載の構成では、作業者が誤った姿勢
で熱交換エレメントをケーシングのエレメント収容室に
収容しようとしても、阻止手段がこれを阻止することに
なる。従って、熱交換エレメントは、正規の姿勢での
み、エレメント収容室に収容されることになる。
【0012】また、熱交換エレメントに特別な加工を施
すことなく、装着ミスを規制することができる。また
止手段が、エレメント収容室に配置されて、正規の姿
勢からずれている熱交換エレメントのフィルタ部に当接
する当接部材により構成されている場合において、熱交
換エレメントが正規の姿勢からずれており、しかも、フ
ィルタ部が当接部材に対向していない際においても、熱
交換エレメントが誤った姿勢で装着されるのを確実に阻
止することができる。
【0013】また、請求項記載の構成では、エレメン
ト収容室内に熱交換エレメントを止定する正規の止定位
置と熱交換エレメントをエレメント収容室に対して開放
する開放位置とに変位可能な止定部材が、ケーシングに
設けられている場合に、正規の姿勢からずれた状態で熱
交換エレメントを作業者が装着しようとすると、阻止手
段が熱交換エレメントに当接し、止定部材が正規の止定
位置に変位できなくなる。
【0014】
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は、本発明の一実施例
における熱交換換気装置の要部を示す斜視図であり、図
2は、図1の熱交換換気装置の概略構成を示す斜視図で
あり、図3は、図1の熱交換換気装置の概略構成を示す
断面略図であり、図4は、図1の実施例における熱交換
換気装置の要部を示す断面図であり、図5は、図1の実
施例における蓋および位置決め部材の外観を示す斜視図
であり、図6は、図1の実施例における熱交換換気装置
の要部を示す斜視図である。
【0016】先ず、図2ないし図4を参照して、本実施
例に係る熱交換換気装置は、天井内に埋め込まれる箱型
のケーシング10を備えており、このケーシング10内
に、二種の空気を流通させる送風機20と、送風機20
によって送風される各空気の熱交換を行なう熱交換エレ
メント30とを内蔵している。上記ケーシング10は、
一の側壁12に室外空気を内部に導入するための室外空
気導入口OAと、室内の空気を室外に排出するための排
出口EAとを備えている。また、ケーシング10の下部
には、内部を室内に開放する開口10Aが区画されてお
り、この開口10Aには、化粧パネル11が取り付けら
れている。この化粧パネル11は、室外空気導入口OA
から導入された室外の空気を室内に供給する供給口SA
と、室内の空気を内部に導入して、排出口EAから排出
するための室内空気導入口RAとを区画している。そし
て、ケーシング10は、その内部に、室外空気導入口O
Aから導入された室外の空気を供給口SAに供給するた
めの給気経路SPと、室内空気導入口RAから導入され
た室内の空気を排出口EAから排出するための排気経路
EPとを内部に区画している。本実施例において、上記
室外空気導入口OAと排出口EAは、何れも同一の側壁
12に外付けされたダクト継手13によって区画されて
いる。
【0017】図3を参照して、上記各経路SP、EPを
区画するために、ケーシング10内には、それを図3の
左右に間仕切る仕切り板14が固定されており、図3に
おける右側に熱交換エレメント30を収容するためのエ
レメント収容室C1を区画するとともに、左側に送風機
20を収容するための送風機収容室C2を区画してい
る。仕切り板14には、両収容室C1、C2を連通する
ための一対の通気口14A、14Bが区画されており、
その一方が給気経路SPを、他方が排気経路EPをそれ
ぞれ区画している。
【0018】また、仕切り板14の下端には、化粧パネ
ル11に対向する蓋15が枢支されており、この蓋15
によって、排気経路EPの一部が区画されているととも
に、熱交換エレメント30を上記開口10Aに対し開放
可能に構成している。図2を参照して、上記送風機20
は、ファンケーシング21を備えており、このファンケ
ーシング21によって、上記ケーシング10の給気経路
SPおよび排気経路EPの各一部をそれぞれ区画してい
る。また、送風機20は、ファンケーシング21に装着
される一対の羽根車22と、羽根車22をファンケーシ
ング21に取り付けるための取付け板23とを備えてお
り、上記羽根車22によって各経路SP、EPを流れる
空気を圧送している。
【0019】ファンケーシング21は、周知のビーズ成
形法により成形された発泡樹脂成形体であり、各羽根車
22、22毎に設けられた一対の渦巻室(図示せず)を
備えており、この渦巻室にて加圧された空気を吹き出す
吹出口21Cがそれぞれ形成されている。本実施例にお
いて、各羽根車22、22は、その回転中心が、熱交換
換気装置への装着時において上下に沿っている(図3参
照)。また、具体的には図示していないが、上記ファン
ケーシング21には、ベルマウスが嵌め込まれ、このベ
ルマウスから空気が渦巻室内に導入されるようになって
いる。給気用のベルマウスと室外空気導入口OAとを連
通するために、ファンケーシング21には、切欠部21
Dが形成されており、排気用のベルマウスと室内空気導
入口RAとを連通するために、ファンケーシング21に
は、切欠21Eと段差(図示せず)が形成されている。
さらに、上記吹出口21Cは、ファンケーシング21の
側部に形成されている。
【0020】上記羽根車22(図3参照)は、取付け板
23に固定されたモータ24により駆動されるシロッコ
ファンであり、何れも取付け時において、モータ24の
上側に配設されている。本実施例において、各羽根車2
2は、ケーシング10内にて、上記積層方向Lと直交す
る水平方向に対向しており、僅かに排気側の羽根車22
が熱交換エレメント30に近接した状態で、概ね上記積
層方向Lに沿って連設されている。このレイアウトを採
用することにより、ケーシング10の平面における一方
の辺が極端に長くならず、コンパクト化を図ることがで
きる。
【0021】上記取付け板23は、ファンケーシング2
1の底面形状に沿う形状に形成されており、ファンケー
シング21の下面に図示しないビスで固定されている。
次に、図1ないし図3を参照して、上記熱交換エレメン
ト30は、エレメント本体31と、エレメント本体31
を保持するための保持フレーム32とを備えている。
【0022】上記エレメント本体31は、紙等の素材で
形成された単位部材を多数積層することにより、給気経
路SPと連通する給気側流通路と、排気経路EPと連通
する排気側流通路とを区画しており、両流通路を通過す
る空気の熱を交換するようにしている。本実施例におい
て、熱交換エレメント30は、上記単位部材の積層方向
Lが、送風機20の各羽根車22、22の連設方向に沿
う水平方向に沿って配置されている。そして、各流通路
は、上記積層方向Lと直交する方向に沿って形成されて
いる。本実施例においては、給気経路SPおよび排気経
路EPの各上流側に、対応する羽根車22、22が配設
され、熱交換エレメント30の各流通路は、これら羽根
車22、22の下流側に設定されている。従って、送風
機20の各羽根車22、22は、何れも、熱交換エレメ
ント30に対して吹出流を圧送する吹出型に構成されて
いる。
【0023】上記保持フレーム32は、互いに略対称形
に形成された一対の枠材でエレメント本体31を挟持す
ることにより、熱交換エレメント30の外郭を構成する
とともに、エレメント本体31を保持するものである。
次に、上記熱交換エレメント30には、フィルタ部33
が併設されている。本実施例におけるフィルタ部33
は、上記保持フレーム32に挟持されることにより、エ
レメント本体31の空気流路を通過しようとする空気の
塵埃を捕集するフィルタ材33Aと、フィルタ材33A
を、エレメント本体31に対して着脱可能に取付けるた
めの取付け用部材とを含む概念であり、いわば、「フィ
ルタに関する部材」の謂である。さらに、上記取付け用
部材は、保持フレーム32に一体形成され、保持フレー
ム32から僅かに端面稜線に沿って延びる二対の係止片
33B(図1に一個のみ図示)と、係止片33Bの各対
毎に着脱可能に係止することにより、フィルタ材33A
をエレメント本体31Aに止定する湾曲棒33Cとによ
り構成されている。そして、上記湾曲棒33Cの湾曲部
分を、対をなす係止片33Bの一方に装着した状態で、
湾曲棒33Cの各自由端(図示せず)を他方の係止片3
3Bに係脱することにより、フィルタ材33Aを着脱可
能に構成されている。
【0024】図3に示すように、上記熱交換エレメント
30は、各フィルタ部33、33が互いに上下に対向す
るように、45°傾斜した状態でケーシング10のエレ
メント収容室C1内に収容されている。さらに、上述し
たように、本実施例においては、送風機20の各羽根車
22、22が、何れも、熱交換エレメント30に対して
吹出流を圧送する吹出型に構成されていることから、各
フィルタ33、33は、上記仕切り板14の各通気口1
4A、14Bに臨んでいる。
【0025】熱交換エレメント30をケーシング10内
に装着するために、ケーシング10の一方の内側壁(ダ
クト継手13が取り付けられている側壁12の内壁面)
には、熱交換エレメント30の一端面と当接して、これ
を位置決めする位置決め部材41が固定されているとと
もに、他方の内側壁には、上記位置決め部材41に熱交
換エレメント30を弾性的に押し付ける図示しない付勢
機構が設けられている。
【0026】図1並びに図3および図4を参照して、上
記位置決め部材41は、熱交換エレメント30の端面に
当接する略逆ダイヤモンド型の仕切り部41Aと、仕切
り部41Aの下部から水平に屈曲して上記ケーシング1
0の内側壁に当接する底板部41Bと、底板部41Bの
端部から上方へ屈曲する立設部41Cと、上記底板部4
1Bの長手方向略中央部に立設されている間仕切り板4
1Dとを一体的に備えている。位置決め部材41をケー
シング10に固定する際は、図示しないL字形の取付け
金具の一片をケーシング10の内側壁に固定し、他片で
位置決め部材41の底板部41Bの下面を受け、ビスで
固定することにより行なわれる。これにより、位置決め
部材41は、ケーシング10内に一体的に固定される。
なお、具体的には図示していないが、本実施例において
は、位置決め部材41にシール材としてのスポンジが貼
着されている。このスポンジは、多孔質の樹脂で構成さ
れており、これによって、結露防止や断熱を図ってい
る。
【0027】上記仕切り部41Aの傾斜稜線410に
は、熱交換エレメント30の端面を受ける受け部41
1、412が形成されている。一方の受け部411は、
熱交換エレメント30の保持フレーム32に形成された
係止片33Bを有する稜部を受けるものであり、単に、
仕切り部41Aに対して直角に屈曲して延びているもの
である。これに対し、他方の受け部412は、図6によ
く示すように、保持フレーム32の、係止片33Bが形
成されていない稜部を受ける受け部412Aと、受け部
412Aに延設され、保持フレーム32の内側に入り込
む、当接部材としての当接部412Bとを一体に備えた
略コの字形断面に形成されている。このため、本実施例
においては、図6に示すように、正規の姿勢で熱交換エ
レメント30が挿入された場合には、受け部411(図
1参照)および受け部412がともに保持フレーム32
を図示の通り位置決めして、熱交換エレメント30がエ
レメント収容室C1に収容されるのを許容する。これに
対し、図1に示すように、熱交換エレメント30が誤っ
た姿勢で挿入された場合には、上記他方の受け部412
の当接部412Bが係止片33Bに当接することによ
り、熱交換エレメント30の位置決めが定まらなくな
る。従って、作業者は、熱交換エレメント30の挿入姿
勢の誤りに気がつき、これを矯正して、正規の姿勢に熱
交換エレメント30をエレメント収容室C1に装着する
ことができる。
【0028】図3に示すように、位置決め部材41の底
板部41Bの下面には、止定部材としての止具60が回
動可能に取り付けられており、この止具60によって、
熱交換エレメント30の下部を受けることにより、エレ
メント収容室C1内に収容された熱交換エレメント30
の落止めを図っている。図5を参照して、上記止具60
は、ビス61によって、位置決め部材41の底板部41
Bの下面に回動可能に支持される回動板62と、回動板
62の端面から垂下する把手63とを一体に備えた板金
製品である。そして、作業者が、上記把手63を把持し
て、ビス61回りに回動板62を回動することにより、
熱交換エレメント30を止定可能な正規の止定位置(図
5に示す位置)と、熱交換エレメント30を開放可能な
開放位置とに変位できるように構成されている。
【0029】さらに、上記蓋15は、熱交換エレメント
30の下側稜部に当接して、ケーシング10の内部を仕
切る基板部15Aを備えており、この基板部15Aの両
端には、上方に立設される一対の側壁部15Bとを一体
に備えている。そして、上記側壁部15Bの一方には、
位置決め部材41の底板部41Bの下面をシールするシ
ール板部15Cが延設されているとともに、他方の側壁
部15Bには、上記図示しない付勢機構の下面をシール
するシール板部15Dが延設されている。
【0030】底板部41Bの下面をシールする上記シー
ル板部15Cは、底板部41Bの底面形状に沿って形成
されているとともに、止具60が、正規の止定位置にあ
る場合にのみそれの挿通を許容する挿通孔15Eを備え
ている。このため、熱交換エレメント30のメンテナン
スを行なう作業者は、止具60を正規の止定位置に止定
しなければ、蓋15を閉じることができないようになっ
ている。
【0031】さらに、上記蓋15は、上記基板部15A
と各側板部15Bとの境界部分にヒンジ部15Fを備え
ており、このヒンジ部15Fを、仕切り板14(図3参
照)に取り付けられた樹脂製のピン(図示せず)によっ
て軸支することにより、開口10A(図3参照)にエレ
メント収容室C1を開閉可能に構成されている。なお、
具体的には図示していないが、蓋15の各側板部15B
は、室内から着脱可能なビスでケーシング10の側部に
固定されるようになっている。
【0032】なお、本実施例では、排気経路EPに室外
の空気が逆流するのを阻止するシャッター50が、ケー
シング10内に収容されており(図1参照)、図示しな
い取付け部材によって、ケーシング10の天板に取り付
けられている。次に、本実施例の作用について、説明す
る。以上の構成により、送風機20が運転されて、各モ
ータ24が作動し、羽根車22を回転させると、給気用
の羽根車22によって、室外の空気は、室外空気導入口
OAからケーシング10内に導入され、さらにケーシン
グ10内の空気経路SPを通過し、熱交換エレメント3
0の室外空気流通路を経由して、供給口SAから室内に
供給される。これとともに、室内の空気は、排気用の羽
根車22によって、室内空気導入口RAからケーシング
10内に導入され、熱交換エレメント30を通過した
後、排出口EAから室外に排出される。
【0033】図3を参照して、上述のような熱交換換気
装置において、熱交換エレメント30に取り付けられた
フィルタ部33のフィルタ材33Aをメンテナンスする
際には、先ず、室内から化粧パネル11を取外し、さら
に、蓋15を開くことにより、開口10Aを介してエレ
メント収容室C1を室内に開放すればよい。この状態
で、位置決め部材41の底板部41Bに取り付けられた
止具60を正規の止定位置から開放位置に変位させるこ
とにより、熱交換エレメント30の止定状態を解除し
て、熱交換エレメント30をエレメント収容室C1から
取り外すことができる。
【0034】次に、取り外された熱交換エレメント30
を装着する場合には、上記と逆の手順により、熱交換エ
レメント30をエレメント収容室C1内に収容し、止具
60で止定した後、蓋15を閉じて、化粧パネル11を
取り付ければよい。この熱交換エレメント30の収容過
程において、仮に作業者が誤って、フィルタ部33、3
3が、仕切り板14と反対側になった姿勢でエレメント
収容室C1内へ導入された場合には、図7および図8に
示すように、位置決め部材41の受け部412に延設さ
れた当接部412Bが、フィルタ部33の係止片33B
に当接することにより、熱交換エレメント30の位置決
めが定まらなくなる。また、この状態では、熱交換エレ
メント30が正規の位置よりも下方にずれていることか
ら、止具60も正規の止定位置に変位することができな
くなり、熱交換エレメント30を止定することができな
くなる。さらに、図7および図8に示すように、止具6
0が正規の止定位置に変位できない場合には、止具60
が蓋15に干渉することにより、蓋15も止められなく
なる。従って、作業者は、熱交換エレメント30の挿入
姿勢の誤りに気がつき、これを矯正して、正規の姿勢に
熱交換エレメント30をエレメント収容室C1に装着す
ることができる。
【0035】以上説明したように、本実施例の構成で
は、熱交換エレメント30が正規の姿勢でのみ、エレメ
ント収容室C1に収容されることになるので、装着姿勢
の誤りを確実に防止し、もって、装着ミスによる不具合
を確実に防止することができるという顕著な効果を奏す
る。特に、本実施例の構成では、エレメント収容室C1
に熱交換エレメント30が誤った姿勢で導入された場
合、阻止手段としての当接部412Bが熱交換エレメン
ト30に当接することによって、止具60が正規の止定
位置に変位できなくなったり、蓋15が閉じなくなった
りするので、作業者は、姿勢の誤りを認識することがで
き、誤った姿勢のまま、熱交換エレメント30がエレメ
ント収容室C1に装着されるのを防止することができる
という利点がある。しかも、既存の止具60または蓋1
5を利用して、作業者が熱交換エレメント30の装着ミ
スを認識できるので、部品点数が徒に増加することもな
く、廉価な構成で挿入ミスを防止できるという利点もあ
る。
【0036】上述した構成を採用した場合、フィルタ部
33、33が左右に対向した状態でエレメント収容室C
1に装着されようとしても、当接部412Bがフィルタ
部33に対向している限りは、装着ミスを規制すること
ができる。ところが、各フィルタ部33、33が、当接
部412Bと反対側で左右に対向している場合には、単
に当接部412Bを設けても、装着ミスを防止すること
ができなくなる。そこで、本実施例においては、図9に
示すように、フィルタ部33、33の対向方向に沿う対
角線D1の長さをそれと直交する対角線D2の長さより
も長く設定するとともに、開口10Aの開口幅L1を、
短い方の対角線D2に対応させている。
【0037】このように、本実施例では、熱交換エレメ
ント30およびエレメント収容室C1が、上記熱交換エ
レメント30が正規の姿勢からずれているとともに、フ
ィルタ部33が当接部412Bに対向していない場合
に、当該熱交換エレメント30のエレメント収容室C1
への導入を規制する寸法(対角線D1、D2、開口幅L
1)に設定されているので、図9に示すように、当接部
412Bが、エレメント収容室C1に配置されて、正規
の姿勢からずれている熱交換エレメント30のフィルタ
部33に当接する当接部412Bにより構成されている
場合において、熱交換エレメント30が正規の姿勢から
ずれており、しかも、フィルタ部33が当接部412B
に対向していない際においても、熱交換エレメント30
が誤った姿勢で装着されるのを確実に阻止することがで
きる。従って、エレメント収容室C1C1に当接部41
2Bを設けるだけで、阻止手段を構成することができる
ので、廉価な構造で所期の効果を奏することができると
いう利点がある。
【0038】上述した実施例は、本発明の好ましい具体
例を例示したものに過ぎず、本発明は上記実施例に限定
されない。例えば、阻止手段として、正規の姿勢での
み、熱交換エレメント30がエレメント収容室C1内に
導入できるように、熱交換エレメント30の保持フレー
ム32と開口10Aとに非対称な凹凸を形成してもよ
い。但し、本実施例のように、エレメント収容室C1内
に当接部412Bを設けた場合には、シール性等に悪影
響を及ぼすことがないばかりでなく、徒に部品点数を増
加させる必要もないという利点がある。
【0039】また、上述した実施例では、給排気一体型
のファンケーシング21を送風機20に採用しているの
で、取扱いが容易になっているのであるが、これに限ら
ず、給気用と排気用とにそれぞれ別部材で形成されたフ
ァンケーシングを送風機20に採用してもよい。また、
上述した実施例では、当接部412Bが、フィルタ部3
3の係止片33Bに当接するものであったが、当接部4
12Bは、フィルタ材33A自身に当接するものや、湾
曲棒33Cに当接するものであってもよい。
【0040】或いは、ケーシングが室内に露出する天井
吊り下げ型の熱交換換気装置に本発明を適用する等、本
発明の要旨を変更しない範囲内で種々の設計変更が可能
であることは云うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の構成では、熱交換エレメントが正規の姿勢での
み、エレメント収容室に収容されることになるので、装
着姿勢の誤りを確実に防止し、もって、装着ミスによる
不具合を確実に防止することができるという顕著な効果
を奏する。
【0042】また、エレメント収容室に当接部材を設け
るだけで、阻止手段を構成することができるので、廉価
な構造で所期の効果を奏することができるという利点が
ある。さらに、熱交換エレメントが正規の姿勢からずれ
ており、しかも、フィルタ部が当接部材に対向していな
い際においても、熱交換エレメントが誤った姿勢で装着
されるのを確実に阻止することができるという利点があ
る。
【0043】また、請求項記載の構成では、エレメン
ト収容室に熱交換エレメントが誤った姿勢で導入された
場合、阻止手段が熱交換エレメントに当接することによ
って、止定部材が正規の止定位置に変位できなくなった
り、蓋が閉じなくなったりするので、作業者は、姿勢の
誤りを認識することができ、誤った姿勢のまま、熱交換
エレメントがエレメント収容室に装着されるのを防止す
ることができるという利点がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における熱交換換気装置の要
部を示す斜視図である。
【図2】図1の熱交換換気装置の概略構成を示す斜視図
である。
【図3】図1の熱交換換気装置の概略構成を示す断面略
図である。
【図4】図1の実施例における熱交換換気装置の要部を
示す断面図である。
【図5】図1の実施例における蓋および位置決め部材の
外観を示す斜視図である。
【図6】図1の実施例における熱交換換気装置の要部を
示す斜視図である。
【図7】図1の実施例の作用を示す断面略図である。
【図8】図7に対応する要部を示す断面図である。
【図9】図1の実施例のさらなる作用を示す断面略図で
ある。
【符号の説明】
10 ケーシング 10A 開口 11 化粧パネル 30 熱交換エレメント 33 フィルタ部 33A フィルタ材 33B 係止片 33C 湾曲棒 41 位置決め部材 412B 当接部(阻止手段) C1 エレメント収容室 D1 対角線 D2 対角線 L 積層方向 L1 開口幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/08 - 7/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単位部材を多数積層することにより略多角
    柱状に形成され、室外の空気を流通させる室外空気流通
    路および室内の空気を流通させる室内空気流通路を、当
    該単位部材の積層方向(L) に対して直交する方向に区画
    する熱交換エレメント(30)と、 上記熱交換エレメント(30)を内部に着脱可能に収容する
    エレメント収容室(C1)およびエレメント収容室(C1)を室
    内に開放する開口(10A) を区画し、上記熱交換エレメン
    ト(30)の室外空気流通路を経由させて室外の空気を室内
    に供給するための給気経路(SP)と、上記熱交換エレメン
    ト(30)の室内空気流通路を経由させて室内の空気を室外
    に排出するための排気経路(EP)とを内部に区画するケー
    シング(10)と、 熱交換エレメント(30)に着脱可能に取り付けられるフィ
    ルタ材(33A) およびフィルタ材(33A) を熱交換エレメン
    ト(30)に着脱可能に固定するための取付け用部材(33B,3
    3C) とを含み、上記ケーシング(10)の各経路(SP,EP) に
    対して正規の姿勢にある熱交換エレメント(30)の、当該
    空気流通路の上流側に設けられるフィルタ部(33)とを備
    えた熱交換換気装置において、 上記熱交換エレメント(30)が正規の姿勢からずれた状態
    でケーシング(10)内に収容されるのを阻止する阻止手段
    (412B)を設け 上記阻止手段は、エレメント収容室(C1)に配置されて、
    正規の姿勢からずれている熱交換エレメント(30)のフィ
    ルタ部(33)に当接する当接部材(412B)により構成されて
    おり、 上記熱交換エレメント(30)およびエレメント収容室(C1)
    は、上記熱交換エレメント(30)が正規の姿勢からずれて
    いるとともにフィルタ部(33)が当接部材(412B)に対向し
    ていない場合に当該熱交換エレメント(30)のエレメント
    収容室(C1)への導入を規制する寸法に設定されている
    とを特徴とする熱交換換気装置。
  2. 【請求項2】単位部材を多数積層することにより略多角
    柱状に形成され、室外の空気を流通 させる室外空気流通
    路および室内の空気を流通させる室内空気流通路を、当
    該単位部材の積層方向(L) に対して直交する方向に区画
    する熱交換エレメント(30)と、 上記熱交換エレメント(30)を内部に着脱可能に収容する
    エレメント収容室(C1)およびエレメント収容室(C1)を室
    内に開放する開口(10A) を区画し、上記熱交換エレメン
    ト(30)の室外空気流通路を経由させて室外の空気を室内
    に供給するための給気経路(SP)と、上記熱交換エレメン
    ト(30)の室内空気流通路を経由させて室内の空気を室外
    に排出するための排気経路(EP)とを内部に区画するケー
    シング(10)と、 熱交換エレメント(30)に着脱可能に取り付けられるフィ
    ルタ材(33A) およびフィルタ材(33A) を熱交換エレメン
    ト(30)に着脱可能に固定するための取付け用部材(33B,3
    3C) とを含み、上記ケーシング(10)の各経路(SP,EP) に
    対して正規の姿勢にある熱交換エレメント(30)の、当該
    空気流通路の上流側に設けられるフィルタ部(33)とを備
    えた熱交換換気装置において、 上記熱交換エレメント(30)が正規の姿勢からずれた状態
    でケーシング(10)内に収容されるのを阻止する阻止手段
    (412B)を設け、 上記ケーシング(10)は、エレメント収容室(C1)内に熱交
    換エレメント(30)を止定する正規の止定位置と熱交換エ
    レメント(30)をエレメント収容室(C1)に対して開放する
    開放位置とに変位可能な止定部材(60)をさらに含み、 上記阻止手段は、エレメント収容室(C1)に設けられ、正
    規の姿勢からずれている上記熱交換エレメント(30)に当
    接して、当該熱交換エレメント(30)の収容を、止定部材
    (60)が正規の止定位置へ変位するのを規制する位置に規
    制する当接部材(412B)であることを特徴とする熱交換換
    気装置
JP23786394A 1994-09-30 1994-09-30 熱交換換気装置 Expired - Fee Related JP3452093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23786394A JP3452093B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 熱交換換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23786394A JP3452093B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 熱交換換気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08100938A JPH08100938A (ja) 1996-04-16
JP3452093B2 true JP3452093B2 (ja) 2003-09-29

Family

ID=17021540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23786394A Expired - Fee Related JP3452093B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 熱交換換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3452093B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100791922B1 (ko) * 2006-09-19 2008-01-04 삼성전자주식회사 환기장치
JP5975850B2 (ja) * 2012-11-01 2016-08-23 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
JP6222455B2 (ja) * 2012-12-28 2017-11-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機
JP6202045B2 (ja) * 2015-05-19 2017-09-27 三菱電機株式会社 全熱交換換気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08100938A (ja) 1996-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1019370A (ja) 天井カセット形空気調和機
JPH07332727A (ja) 熱交換換気装置
JP3452093B2 (ja) 熱交換換気装置
JP3173416B2 (ja) 熱交換換気装置
JP2004085003A (ja) 空気調和機の室内機
JPH09137984A (ja) 換気装置
JPH0454857B2 (ja)
JPH11108410A (ja) エアフィルタ、エアフィルタ付き熱交換器、及び空調換気装置。
JP7237160B2 (ja) 熱交換型換気装置
EP4060243A1 (en) Heat exchange type ventilation device
JP3452091B2 (ja) 熱交換換気装置
JP6948515B2 (ja) 熱交換形換気装置
KR100902154B1 (ko) 폐열회수형 환기장치
KR20060098293A (ko) 환기시스템
KR102541476B1 (ko) 전열교환기
JP2004263893A (ja) 空調装置
JP2000130814A (ja) 空気調和装置
JP2005164073A (ja) 空気調和装置
JPH0727410A (ja) 空気調和機の吹出口構造
KR101140705B1 (ko) 환기장치
KR20080111767A (ko) 조립구조를 개선한 폐열회수 환기장치
JP5076930B2 (ja) 送風装置
JP4271100B2 (ja) 吹出チャンバ装置およびこれを用いたビルトイン型空気調和機
JPH0960919A (ja) 空気調和装置のスイッチボックス配設構造
KR20210125306A (ko) 전열 교환기 및 이를 갖는 환기 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees