JPH11107604A - ドア錠装置 - Google Patents
ドア錠装置Info
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- JPH11107604A JPH11107604A JP29153597A JP29153597A JPH11107604A JP H11107604 A JPH11107604 A JP H11107604A JP 29153597 A JP29153597 A JP 29153597A JP 29153597 A JP29153597 A JP 29153597A JP H11107604 A JPH11107604 A JP H11107604A
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- JP
- Japan
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- lock
- door
- locking member
- cam
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 施錠部材の摺動動作を円滑かつ軽快にすると
共に、ロック構造を簡単な構造にして、確実に作動がで
きるようにしたドア錠技術の提供。 【解決手段】 押し操作ハンドル2は常時はドア1から
離れる方向に付勢され、引き操作ハンドル3は常時はド
アに向けて押される方向に付勢され、施錠部材4は先端
に形成された錠突起40が錠穴11に係脱するように摺
動可能に設けられ、錠突起には錠穴との係合面にローラ
44が設けられ、両操作ハンドルに連結されたカムシャ
フト24,34にはカム面25,35が形成され、この
カム面が当接する施錠部材のカム受け部43にローラ4
5が設けられ、操作ハンドルに設けられた両ロックシャ
フト27,37は軸方向移動は可能で、回転方向には固
定されるように連結され、このロックシャフトにロック
溝26,36に係脱可能なロック爪29が突設されてい
る。
共に、ロック構造を簡単な構造にして、確実に作動がで
きるようにしたドア錠技術の提供。 【解決手段】 押し操作ハンドル2は常時はドア1から
離れる方向に付勢され、引き操作ハンドル3は常時はド
アに向けて押される方向に付勢され、施錠部材4は先端
に形成された錠突起40が錠穴11に係脱するように摺
動可能に設けられ、錠突起には錠穴との係合面にローラ
44が設けられ、両操作ハンドルに連結されたカムシャ
フト24,34にはカム面25,35が形成され、この
カム面が当接する施錠部材のカム受け部43にローラ4
5が設けられ、操作ハンドルに設けられた両ロックシャ
フト27,37は軸方向移動は可能で、回転方向には固
定されるように連結され、このロックシャフトにロック
溝26,36に係脱可能なロック爪29が突設されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア開口部の内面
に形成された錠穴との間で施錠するようにしたドア錠装
置に関する。
に形成された錠穴との間で施錠するようにしたドア錠装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本出願人においてドア錠装置を提
案している(実公平5−19477号公報)。この従来
のドア錠装置は、押し操作ハンドル又は引き操作ハンド
ルの押し引き動作に伴い、カムシャフトのカム面に沿っ
て施錠部材のカム受け部が滑ることにより施錠部材が摺
動し、この施錠部材の先端に形成された錠突起がドアの
先端部から退入して錠穴から脱離するようになってい
た。この場合、錠突起の錠穴との係合面は面で形成さ
れ、又、カムシャフトのカム面が当接するカム受け部に
ついても面によって形成されていた。
案している(実公平5−19477号公報)。この従来
のドア錠装置は、押し操作ハンドル又は引き操作ハンド
ルの押し引き動作に伴い、カムシャフトのカム面に沿っ
て施錠部材のカム受け部が滑ることにより施錠部材が摺
動し、この施錠部材の先端に形成された錠突起がドアの
先端部から退入して錠穴から脱離するようになってい
た。この場合、錠突起の錠穴との係合面は面で形成さ
れ、又、カムシャフトのカム面が当接するカム受け部に
ついても面によって形成されていた。
【0003】又、施錠状態にロックするためのロック構
造については、カムシャフトに形成されたロック溝に摺
動ロック板を係脱させることにより、カムシャフトの移
動を固定又は解除して、施錠状態を固定又は解除するよ
うになっていた。
造については、カムシャフトに形成されたロック溝に摺
動ロック板を係脱させることにより、カムシャフトの移
動を固定又は解除して、施錠状態を固定又は解除するよ
うになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドア錠装置では、錠突起の錠穴との係合面が面で形成さ
れているため、錠突起の錠穴に対する係脱に際し、錠突
起の係合面が錠穴に対して面接触した状態で進退する。
このため、その面接触による抵抗で施錠部材の摺動が重
たくなる。
ドア錠装置では、錠突起の錠穴との係合面が面で形成さ
れているため、錠突起の錠穴に対する係脱に際し、錠突
起の係合面が錠穴に対して面接触した状態で進退する。
このため、その面接触による抵抗で施錠部材の摺動が重
たくなる。
【0005】又、カムシャフトのカム面が当接するカム
受け部についても面によって形成されているため、カム
面に沿って施錠部材のカム受け部が滑る際に面接触によ
る抵抗が生じる。このため、その面接触による抵抗で施
錠部材の摺動が重たくなる。
受け部についても面によって形成されているため、カム
面に沿って施錠部材のカム受け部が滑る際に面接触によ
る抵抗が生じる。このため、その面接触による抵抗で施
錠部材の摺動が重たくなる。
【0006】このように、従来では、錠突起の係合面、
それにカム受け部が面によって形成されているため、面
接触による抵抗を受けて施錠部材の摺動動作が円滑性か
つ軽快性に欠けるという問題を残していた。
それにカム受け部が面によって形成されているため、面
接触による抵抗を受けて施錠部材の摺動動作が円滑性か
つ軽快性に欠けるという問題を残していた。
【0007】又、従来のロック構造については、摺動ロ
ック板を用い、この摺動ロック板を摺動させて、これを
カムシャフトに形成されたロック溝に係脱させる構造で
あるため、この摺動ロック板を摺動させるためのスプリ
ングや摺動ロック板を復帰させるためのロック解除機構
等が必要になる。このため、構造が複雑になるし、作動
不良の原因にもなるという問題を残していた。
ック板を用い、この摺動ロック板を摺動させて、これを
カムシャフトに形成されたロック溝に係脱させる構造で
あるため、この摺動ロック板を摺動させるためのスプリ
ングや摺動ロック板を復帰させるためのロック解除機構
等が必要になる。このため、構造が複雑になるし、作動
不良の原因にもなるという問題を残していた。
【0008】本発明は、上述のような従来の問題を解決
するためになされたもので、施錠部材の摺動動作を円滑
かつ軽快にすると共に、ロック構造を簡単な構造にし
て、確実に作動ができるようにしたドア錠装置を提供す
ることを課題としている。
するためになされたもので、施錠部材の摺動動作を円滑
かつ軽快にすると共に、ロック構造を簡単な構造にし
て、確実に作動ができるようにしたドア錠装置を提供す
ることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のドア錠装置は、ドア開口部に一方向にのみ
開閉可能に取り付けられたドアの先端部に設けられ、ド
ア開口部の内面に形成された錠穴との間で施錠するよう
にしたドア錠装置であって、ドアの先端部両面に操作ハ
ンドルがドアの開閉方向に摺動可能に設けられ、一方の
押し操作ハンドルは圧縮スプリングにより常時はドアか
ら離れる方向に付勢され、他方の引き操作ハンドルは引
張スプリングにより常時はドアに向けて押される方向に
付勢され、ドアの先端部に施錠部材が設けられ、この施
錠部材は先端に形成された錠突起がドアの先端部から進
退して前記錠穴に係脱するように摺動可能に設けられる
と共に、常時は錠突起がドアの先端部から進出して前記
錠穴に係合するようにスプリングにより付勢され、前記
錠突起には錠穴との係合面にローラが設けられ、前記両
操作ハンドルにはそれぞれカムシャフトが連結され、こ
のカムシャフトには前記施錠部材に形成されたカム受け
部に当接すると共に、操作ハンドルの押し引き動作に伴
うカムシャフトの軸方向移動により施錠部材を摺動させ
るためのカム面が形成され、このカム面が当接する施錠
部材のカム受け部にローラが設けられ、又、前記両操作
ハンドルにはそれぞれロックシャフトが回転可能に設け
られ、両ロックシャフトは操作ハンドルの押し引き動作
に伴う軸方向移動は可能で、回転方向には固定されるよ
うに連結され、このロックシャフトのいずれか一方に前
記カムシャフトに形成されたロック溝に係脱可能なロッ
ク爪が突設されている構成とした。
に、本発明のドア錠装置は、ドア開口部に一方向にのみ
開閉可能に取り付けられたドアの先端部に設けられ、ド
ア開口部の内面に形成された錠穴との間で施錠するよう
にしたドア錠装置であって、ドアの先端部両面に操作ハ
ンドルがドアの開閉方向に摺動可能に設けられ、一方の
押し操作ハンドルは圧縮スプリングにより常時はドアか
ら離れる方向に付勢され、他方の引き操作ハンドルは引
張スプリングにより常時はドアに向けて押される方向に
付勢され、ドアの先端部に施錠部材が設けられ、この施
錠部材は先端に形成された錠突起がドアの先端部から進
退して前記錠穴に係脱するように摺動可能に設けられる
と共に、常時は錠突起がドアの先端部から進出して前記
錠穴に係合するようにスプリングにより付勢され、前記
錠突起には錠穴との係合面にローラが設けられ、前記両
操作ハンドルにはそれぞれカムシャフトが連結され、こ
のカムシャフトには前記施錠部材に形成されたカム受け
部に当接すると共に、操作ハンドルの押し引き動作に伴
うカムシャフトの軸方向移動により施錠部材を摺動させ
るためのカム面が形成され、このカム面が当接する施錠
部材のカム受け部にローラが設けられ、又、前記両操作
ハンドルにはそれぞれロックシャフトが回転可能に設け
られ、両ロックシャフトは操作ハンドルの押し引き動作
に伴う軸方向移動は可能で、回転方向には固定されるよ
うに連結され、このロックシャフトのいずれか一方に前
記カムシャフトに形成されたロック溝に係脱可能なロッ
ク爪が突設されている構成とした。
【0010】このドア錠装置では、錠突起の係合面にロ
ーラが設けられているため、錠突起の錠穴に対する係脱
に際し、錠突起の係合面が錠穴に対して転がり接触した
状態で進退する。このため、その転がり接触による抵抗
の軽減によって、施錠部材の摺動が軽くなる。
ーラが設けられているため、錠突起の錠穴に対する係脱
に際し、錠突起の係合面が錠穴に対して転がり接触した
状態で進退する。このため、その転がり接触による抵抗
の軽減によって、施錠部材の摺動が軽くなる。
【0011】又、カムシャフトのカム面が当接するカム
受け部についてもローラが設けられているため、カム面
に沿ってカム受け部が滑る際に転がり接触する。このた
め、その転がり接触による抵抗の軽減によって、施錠部
材の摺動が軽くなる。
受け部についてもローラが設けられているため、カム面
に沿ってカム受け部が滑る際に転がり接触する。このた
め、その転がり接触による抵抗の軽減によって、施錠部
材の摺動が軽くなる。
【0012】このように、錠突起の係合面、それにカム
受け部にローラが設けられているため、転がり接触によ
る抵抗の軽減によって施錠部材の摺動動作が円滑かつ軽
快になる。
受け部にローラが設けられているため、転がり接触によ
る抵抗の軽減によって施錠部材の摺動動作が円滑かつ軽
快になる。
【0013】又、ロック操作について、錠突起が錠穴に
係合した施錠状態で、押し操作ハンドルに設けられたロ
ックシャフト、あるいは引き操作ハンドルに設けられた
ロックシャフトを回転させると、このロックシャフトに
突設されているロック爪がカムシャフトに形成されたロ
ック溝に係合する。これにより、ロックシャフトの軸方
向移動が規制されて両操作ハンドルの押し引き動作も規
制され、施錠状態がロックされる。
係合した施錠状態で、押し操作ハンドルに設けられたロ
ックシャフト、あるいは引き操作ハンドルに設けられた
ロックシャフトを回転させると、このロックシャフトに
突設されているロック爪がカムシャフトに形成されたロ
ック溝に係合する。これにより、ロックシャフトの軸方
向移動が規制されて両操作ハンドルの押し引き動作も規
制され、施錠状態がロックされる。
【0014】尚、このロックを解除するには、ロックシ
ャフトを元の位置に回転させて、ロック爪のロック溝に
対する係合を解除すればよい。そして、この解除状態
で、押し操作ハンドルあるいは引き操作ハンドルを押し
引き動作すれば、カムシャフトのカム面に沿ってカム受
け部のローラが滑ることによる施錠部材の摺動によって
錠突起が退入し、錠突起の錠穴に対する係合が解除され
てドアを開放することができる。この場合、前記両ロッ
クシャフトは軸方向移動は可能で、回転方向には固定さ
れるように連結されているため、操作ハンドルの押し引
き動作に伴う両ロックシャフト間の伸縮を吸収すること
ができる。
ャフトを元の位置に回転させて、ロック爪のロック溝に
対する係合を解除すればよい。そして、この解除状態
で、押し操作ハンドルあるいは引き操作ハンドルを押し
引き動作すれば、カムシャフトのカム面に沿ってカム受
け部のローラが滑ることによる施錠部材の摺動によって
錠突起が退入し、錠突起の錠穴に対する係合が解除され
てドアを開放することができる。この場合、前記両ロッ
クシャフトは軸方向移動は可能で、回転方向には固定さ
れるように連結されているため、操作ハンドルの押し引
き動作に伴う両ロックシャフト間の伸縮を吸収すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明に係るドア錠装置の実施
の1形態を示す断面図、図2及び図3はその作動状態を
示す断面図である。
により説明する。図1は本発明に係るドア錠装置の実施
の1形態を示す断面図、図2及び図3はその作動状態を
示す断面図である。
【0016】このドア錠装置は、ドア開口部10に一方
向(室外側P)にのみ開閉可能に取り付けられたドア1
の先端部に設けられ、ドア開口部10の内面に形成され
た錠穴11との間で施錠するようになっている。
向(室外側P)にのみ開閉可能に取り付けられたドア1
の先端部に設けられ、ドア開口部10の内面に形成され
た錠穴11との間で施錠するようになっている。
【0017】前記ドア1の先端部には、室内側Qの面に
押し操作ハンドル2が設けられ、室外側Pの面に引き操
作ハンドル3が設けられている。前記押し操作ハンドル
2はドア1に固定された丸形筒20に環状溝21を嵌合
する状態でドア1の開閉方向に摺動可能に設けられると
共に、圧縮スプリング22により常時はドア1から離れ
る方向に付勢されている。他方の引き操作ハンドル3は
ドア1に固定された丸形筒30に環状溝31を嵌合する
状態でドア1の開閉方向に摺動可能に設けられると共
に、引張スプリング32により常時はドア1に向けて押
される方向に付勢されている。
押し操作ハンドル2が設けられ、室外側Pの面に引き操
作ハンドル3が設けられている。前記押し操作ハンドル
2はドア1に固定された丸形筒20に環状溝21を嵌合
する状態でドア1の開閉方向に摺動可能に設けられると
共に、圧縮スプリング22により常時はドア1から離れ
る方向に付勢されている。他方の引き操作ハンドル3は
ドア1に固定された丸形筒30に環状溝31を嵌合する
状態でドア1の開閉方向に摺動可能に設けられると共
に、引張スプリング32により常時はドア1に向けて押
される方向に付勢されている。
【0018】尚、前記押し操作ハンドル2にはストッパ
23が固定され、このストッパ23が図1のように丸形
筒20の段部面20aに当接する施錠位置と、図2のよ
うに丸形筒20の底面20bに当接する解錠位置との間
をストローク範囲として押し操作ハンドル2が摺動す
る。同様に引き操作ハンドル3にもストッパ33が固定
され、このストッパ33が図1のように丸形筒30の底
面30aに当接する施錠位置と、図3のように丸形筒3
0の段部面30bに当接する解錠位置との間をストロー
ク範囲として引き操作ハンドル3が摺動する。
23が固定され、このストッパ23が図1のように丸形
筒20の段部面20aに当接する施錠位置と、図2のよ
うに丸形筒20の底面20bに当接する解錠位置との間
をストローク範囲として押し操作ハンドル2が摺動す
る。同様に引き操作ハンドル3にもストッパ33が固定
され、このストッパ33が図1のように丸形筒30の底
面30aに当接する施錠位置と、図3のように丸形筒3
0の段部面30bに当接する解錠位置との間をストロー
ク範囲として引き操作ハンドル3が摺動する。
【0019】又、前記押し操作ハンドル2にはカムシャ
フト24が連結され、このカムシャフト24の一側縁に
傾斜状のカム面25が形成されると共に、他側縁にロッ
ク溝26が形成されている。他方、前記引き操作ハンド
ル3にもカムシャフト34が連結され、このカムシャフ
ト34の一側縁に傾斜状のカム面35が形成されると共
に、他側縁にロック溝36が形成されている。尚、前記
両カム面25,35及び両ロック溝26,36は、図1
のように押し操作ハンドル2及び引き操作ハンドル3が
それぞれ施錠位置にあるときに符合するように形成され
ている。
フト24が連結され、このカムシャフト24の一側縁に
傾斜状のカム面25が形成されると共に、他側縁にロッ
ク溝26が形成されている。他方、前記引き操作ハンド
ル3にもカムシャフト34が連結され、このカムシャフ
ト34の一側縁に傾斜状のカム面35が形成されると共
に、他側縁にロック溝36が形成されている。尚、前記
両カム面25,35及び両ロック溝26,36は、図1
のように押し操作ハンドル2及び引き操作ハンドル3が
それぞれ施錠位置にあるときに符合するように形成され
ている。
【0020】又、前記押し操作ハンドル2及び引きハン
ドル3には、それぞれ断面四角形のロックシャフト2
7,37が90度の回転範囲で回転可能に設けられてい
る。押し操作ハンドル2側のロックシャフト27は、基
端に操作摘み27aが固定されると共に、途中に円形軸
28が固定され、この円形軸28に前記したロック溝2
6,36に係脱可能な係止爪29が突設されている。他
方の引きハンドル3側のロックシャフト37は、基端に
ロック解除ボタン37a及び使用中と空きの文字が表示
された表示板37bが固定されると共に、先端に角穴継
手38が形成されている。そして、この角穴継手38に
前記押し操作ハンドル2側のロックシャフト27の先端
部を嵌合することにより、両ロックシャフト27,37
が、操作ハンドル2,3の押し引き動作に伴う軸方向移
動は可能で、回転方向には固定されるように連結されて
いる。尚、図中39は表示窓である。
ドル3には、それぞれ断面四角形のロックシャフト2
7,37が90度の回転範囲で回転可能に設けられてい
る。押し操作ハンドル2側のロックシャフト27は、基
端に操作摘み27aが固定されると共に、途中に円形軸
28が固定され、この円形軸28に前記したロック溝2
6,36に係脱可能な係止爪29が突設されている。他
方の引きハンドル3側のロックシャフト37は、基端に
ロック解除ボタン37a及び使用中と空きの文字が表示
された表示板37bが固定されると共に、先端に角穴継
手38が形成されている。そして、この角穴継手38に
前記押し操作ハンドル2側のロックシャフト27の先端
部を嵌合することにより、両ロックシャフト27,37
が、操作ハンドル2,3の押し引き動作に伴う軸方向移
動は可能で、回転方向には固定されるように連結されて
いる。尚、図中39は表示窓である。
【0021】ドア1の先端部には操作ハンドル2,3の
押し引き方向と直交する方向に施錠部材4が設けられて
いる。この施錠部材4は先端に形成された錠突起40が
ドア1の先端部から進退して前記錠穴11に係脱するよ
うに摺動可能に設けられると共に、常時は錠突起40が
ドア1の先端部から進出して前記錠穴11に係合するよ
うにスプリング41により付勢されている。尚、この施
錠部材4はホルダ5内に設けられ、このホルダ5に設け
た受け板50に施錠部材4のストッパ42が当接する位
置が錠突起40と錠穴11との係合位置となる。又、ホ
ルダ5には前記カムシャフト24,34のガイド穴51
が形成されると共に、前記ロックシャフト27の円形軸
28を軸支する軸穴52が形成されている。
押し引き方向と直交する方向に施錠部材4が設けられて
いる。この施錠部材4は先端に形成された錠突起40が
ドア1の先端部から進退して前記錠穴11に係脱するよ
うに摺動可能に設けられると共に、常時は錠突起40が
ドア1の先端部から進出して前記錠穴11に係合するよ
うにスプリング41により付勢されている。尚、この施
錠部材4はホルダ5内に設けられ、このホルダ5に設け
た受け板50に施錠部材4のストッパ42が当接する位
置が錠突起40と錠穴11との係合位置となる。又、ホ
ルダ5には前記カムシャフト24,34のガイド穴51
が形成されると共に、前記ロックシャフト27の円形軸
28を軸支する軸穴52が形成されている。
【0022】前記施錠部材4の基端部にはカム受け部4
3が形成され、このカム受け部43に前記カムシャフト
24,34のカム面25,35が当接している。従っ
て、操作ハンドル2,3の押し引き動作に伴うカムシャ
フト24,34の軸方向移動により、カム面25,35
に沿ってカム受け部43が滑ることにより施錠部材4が
スプリング41に抗して摺動し、錠突起40が退入して
錠突起40の錠穴11に対する係合が解除される。
3が形成され、このカム受け部43に前記カムシャフト
24,34のカム面25,35が当接している。従っ
て、操作ハンドル2,3の押し引き動作に伴うカムシャ
フト24,34の軸方向移動により、カム面25,35
に沿ってカム受け部43が滑ることにより施錠部材4が
スプリング41に抗して摺動し、錠突起40が退入して
錠突起40の錠穴11に対する係合が解除される。
【0023】そして、この施錠部材4において、前記錠
突起40には錠穴11との係合面40aにローラ44が
設けられ、又、カム受け部43にローラ45が設けられ
ている。
突起40には錠穴11との係合面40aにローラ44が
設けられ、又、カム受け部43にローラ45が設けられ
ている。
【0024】従って、室内側Qからドア1を開放するに
は、図2で示すように、押し操作ハンドル2を圧縮スプ
リング22に抗して押し込む。これに伴うカムシャフト
24の軸方向移動により、カム面25に沿ってカム受け
部43が滑るため施錠部材4がスプリング41に抗して
摺動する。この摺動により錠突起40が退入して錠突起
40の錠穴11に対する係合が解除されるため、ドア1
を開放することができる。
は、図2で示すように、押し操作ハンドル2を圧縮スプ
リング22に抗して押し込む。これに伴うカムシャフト
24の軸方向移動により、カム面25に沿ってカム受け
部43が滑るため施錠部材4がスプリング41に抗して
摺動する。この摺動により錠突起40が退入して錠突起
40の錠穴11に対する係合が解除されるため、ドア1
を開放することができる。
【0025】又、室外側Pからドア1を開放するには、
図3で示すように、引き操作ハンドル3を引張スプリン
グ32に抗して引き出す。これに伴うカムシャフト34
の軸方向移動により、カム面35に沿ってカム受け部4
3が滑るため施錠部材4がスプリング41に抗して摺動
する。この摺動により錠突起40が退入して錠突起40
の錠穴11に対する係合が解除されるため、ドア1を開
放することができる。
図3で示すように、引き操作ハンドル3を引張スプリン
グ32に抗して引き出す。これに伴うカムシャフト34
の軸方向移動により、カム面35に沿ってカム受け部4
3が滑るため施錠部材4がスプリング41に抗して摺動
する。この摺動により錠突起40が退入して錠突起40
の錠穴11に対する係合が解除されるため、ドア1を開
放することができる。
【0026】そして、この場合、錠突起40の係合面4
0aにローラ44が設けられているため、錠突起40の
錠穴11に対する係脱に際し、錠突起40の係合面40
aが錠穴11に対して転がり接触した状態で進退する。
このため、その転がり接触による抵抗の軽減によって、
施錠部材4の摺動が軽くなる。
0aにローラ44が設けられているため、錠突起40の
錠穴11に対する係脱に際し、錠突起40の係合面40
aが錠穴11に対して転がり接触した状態で進退する。
このため、その転がり接触による抵抗の軽減によって、
施錠部材4の摺動が軽くなる。
【0027】又、カムシャフト24,34のカム面2
5,35が当接するカム受け部43についてもローラ4
5が設けられているため、カム面25,35に沿ってカ
ム受け部43が滑る際に転がり接触する。このため、そ
の転がり接触による抵抗の軽減によって、施錠部材4の
摺動が軽くなる。
5,35が当接するカム受け部43についてもローラ4
5が設けられているため、カム面25,35に沿ってカ
ム受け部43が滑る際に転がり接触する。このため、そ
の転がり接触による抵抗の軽減によって、施錠部材4の
摺動が軽くなる。
【0028】このように、錠突起40の係合面40a、
それにカム受け部43にローラ44,45が設けられて
いるため、転がり接触による抵抗の軽減によって施錠部
材4の摺動動作が円滑かつ軽快になる。
それにカム受け部43にローラ44,45が設けられて
いるため、転がり接触による抵抗の軽減によって施錠部
材4の摺動動作が円滑かつ軽快になる。
【0029】又、ロック操作について、錠突起40が錠
穴11に係合した施錠状態で、押し操作ハンドル2に設
けられたロックシャフト27、あるいは引き操作ハンド
ル3に設けられたロックシャフト37を回転させると、
このロックシャフト27に突設されているロック爪29
がカムシャフト24,34に形成されたロック溝26,
36に係合する。これにより、カムシャフト24,34
の軸方向移動が規制されて両操作ハンドル2,3の押し
引き動作も規制され、施錠状態がロックされる。この場
合、表示窓39には表示板37bの使用中の文字が現わ
れている。
穴11に係合した施錠状態で、押し操作ハンドル2に設
けられたロックシャフト27、あるいは引き操作ハンド
ル3に設けられたロックシャフト37を回転させると、
このロックシャフト27に突設されているロック爪29
がカムシャフト24,34に形成されたロック溝26,
36に係合する。これにより、カムシャフト24,34
の軸方向移動が規制されて両操作ハンドル2,3の押し
引き動作も規制され、施錠状態がロックされる。この場
合、表示窓39には表示板37bの使用中の文字が現わ
れている。
【0030】そして、このロックを解除するには、ロッ
クシャフト27,37を元の位置に回転させて、ロック
爪29のロック溝26,36に対する係合を解除すれば
よい。この場合、表示窓39には表示板37bの空きの
文字が現われている。そして、この解除状態で、押し操
作ハンドル2あるいは引き操作ハンドル3を押し引き動
作すれば、ドア1を開放することができる。この場合、
押し操作ハンドル2側のロックシャフト27の先端部は
引き操作ハンドル3側のロックシャフト37の先端に形
成した角穴継手38に嵌合され、両ロックシャフト2
7,37は軸方向移動は可能で、回転方向には固定され
るように連結されているため、操作ハンドル2,3の押
し引き動作に伴う両ロックシャフト27,37間の伸縮
を吸収することができる。
クシャフト27,37を元の位置に回転させて、ロック
爪29のロック溝26,36に対する係合を解除すれば
よい。この場合、表示窓39には表示板37bの空きの
文字が現われている。そして、この解除状態で、押し操
作ハンドル2あるいは引き操作ハンドル3を押し引き動
作すれば、ドア1を開放することができる。この場合、
押し操作ハンドル2側のロックシャフト27の先端部は
引き操作ハンドル3側のロックシャフト37の先端に形
成した角穴継手38に嵌合され、両ロックシャフト2
7,37は軸方向移動は可能で、回転方向には固定され
るように連結されているため、操作ハンドル2,3の押
し引き動作に伴う両ロックシャフト27,37間の伸縮
を吸収することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のドア
錠装置にあっては、錠突起の係合面及びカム受け部にロ
ーラが設けられているため、転がり接触による抵抗の軽
減によって施錠部材の摺動動作を円滑かつ軽快にできる
という効果が得られる。
錠装置にあっては、錠突起の係合面及びカム受け部にロ
ーラが設けられているため、転がり接触による抵抗の軽
減によって施錠部材の摺動動作を円滑かつ軽快にできる
という効果が得られる。
【0032】又、ロック構造について、ロックシャフト
に突設されているロック爪を、ロックシャフトの回転に
よってカムシャフトに形成されたロック溝に係合又は解
除させるようにしている。従って、その構造を簡単にし
ながら、作動不良といったトラブルを解消し、確実にロ
ック操作を行うことができるという効果が得られる。
に突設されているロック爪を、ロックシャフトの回転に
よってカムシャフトに形成されたロック溝に係合又は解
除させるようにしている。従って、その構造を簡単にし
ながら、作動不良といったトラブルを解消し、確実にロ
ック操作を行うことができるという効果が得られる。
【図1】本発明に係るドア錠装置の実施の1形態を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】このドア錠装置の作動状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】このドア錠装置の作動状態を示す断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 ドア 10 ドア開口部 11 錠穴 2 押し操作ハンドル 22 圧縮スプリング 24 カムシャフト 25 カム面 26 ロック溝 27 ロックシャフト 29 ロック爪 3 引き操作ハンドル 32 圧縮スプリング 34 カムシャフト 35 カム面 36 ロック溝 37 ロックシャフト 4 施錠部材 40 錠突起 41 スプリング 43 カム受け部 44 ローラ 45 ローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 ドア開口部に一方向にのみ開閉可能に取
り付けられたドアの先端部に設けられ、ドア開口部の内
面に形成された錠穴との間で施錠するようにしたドア錠
装置であって、 ドアの先端部両面に操作ハンドルがドアの開閉方向に摺
動可能に設けられ、一方の押し操作ハンドルは圧縮スプ
リングにより常時はドアから離れる方向に付勢され、他
方の引き操作ハンドルは引張スプリングにより常時はド
アに向けて押される方向に付勢され、 ドアの先端部に施錠部材が設けられ、この施錠部材は先
端に形成された錠突起がドアの先端部から進退して前記
錠穴に係脱するように摺動可能に設けられると共に、常
時は錠突起がドアの先端部から進出して前記錠穴に係合
するようにスプリングにより付勢され、 前記錠突起には錠穴との係合面にローラが設けられ、 前記両操作ハンドルにはそれぞれカムシャフトが連結さ
れ、このカムシャフトには前記施錠部材に形成されたカ
ム受け部に当接すると共に、操作ハンドルの押し引き動
作に伴うカムシャフトの軸方向移動により施錠部材を摺
動させるためのカム面が形成され、 このカム面が当接する施錠部材のカム受け部にローラが
設けられ、 又、前記両操作ハンドルにはそれぞれロックシャフトが
回転可能に設けられ、両ロックシャフトは操作ハンドル
の押し引き動作に伴う軸方向移動は可能で、回転方向に
は固定されるように連結され、このロックシャフトのい
ずれか一方に前記カムシャフトに形成されたロック溝に
係脱可能なロック爪が突設されていることを特徴とした
ドア錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29153597A JPH11107604A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | ドア錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29153597A JPH11107604A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | ドア錠装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11107604A true JPH11107604A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17770169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29153597A Pending JPH11107604A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | ドア錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11107604A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010044787A (ko) * | 2001-03-24 | 2001-06-05 | 허훈 | 습동식 도어 개폐장치 |
KR20020081846A (ko) * | 2001-04-20 | 2002-10-30 | 주진 | 푸쉬풀 타입의 도어록 장치 |
WO2004076786A1 (en) * | 2003-02-25 | 2004-09-10 | Dl System Co. Ltd. | Door lock device |
KR101038328B1 (ko) | 2008-07-01 | 2011-06-01 | 주식회사 루트싸이언스 | 개방이 편리한 문 손잡이 구조 |
KR101186988B1 (ko) | 2010-07-14 | 2012-10-09 | 손인수 | 번호 교환 가능 다이알 자물쇠 |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP29153597A patent/JPH11107604A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010044787A (ko) * | 2001-03-24 | 2001-06-05 | 허훈 | 습동식 도어 개폐장치 |
KR20020081846A (ko) * | 2001-04-20 | 2002-10-30 | 주진 | 푸쉬풀 타입의 도어록 장치 |
WO2004076786A1 (en) * | 2003-02-25 | 2004-09-10 | Dl System Co. Ltd. | Door lock device |
CN100374676C (zh) * | 2003-02-25 | 2008-03-12 | Dlsystem株式会社 | 门锁装置 |
KR101038328B1 (ko) | 2008-07-01 | 2011-06-01 | 주식회사 루트싸이언스 | 개방이 편리한 문 손잡이 구조 |
KR101186988B1 (ko) | 2010-07-14 | 2012-10-09 | 손인수 | 번호 교환 가능 다이알 자물쇠 |
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