JPH0450381Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0450381Y2 JPH0450381Y2 JP17890387U JP17890387U JPH0450381Y2 JP H0450381 Y2 JPH0450381 Y2 JP H0450381Y2 JP 17890387 U JP17890387 U JP 17890387U JP 17890387 U JP17890387 U JP 17890387U JP H0450381 Y2 JPH0450381 Y2 JP H0450381Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- stopper
- window
- longitudinal direction
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 12
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 12
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 4
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 3
- 241001379910 Ephemera danica Species 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、火災等の緊急時に、消防隊等が外
部から窓を開けたり、排煙のために内部から速や
かに窓を開けることができるようにした、緊急時
の窓解錠装置に関するものである。
部から窓を開けたり、排煙のために内部から速や
かに窓を開けることができるようにした、緊急時
の窓解錠装置に関するものである。
大型で重量のある窓では、普通使用されている
レバー式のハンドルで窓を開閉するには操作が重
くなつて使い勝手が悪かつた。
レバー式のハンドルで窓を開閉するには操作が重
くなつて使い勝手が悪かつた。
特に第12図に示すように窓ガラス1の外周に
沿つて帯状のスライダー2を配設し、ハンドル3
を回転してスライダー2を長手方向に移動させて
施錠を解錠し、窓ガラス1を内倒し、内開きす
る、いわゆるドレーキツプ窓にあつてはこの傾向
が顕著であつた。
沿つて帯状のスライダー2を配設し、ハンドル3
を回転してスライダー2を長手方向に移動させて
施錠を解錠し、窓ガラス1を内倒し、内開きす
る、いわゆるドレーキツプ窓にあつてはこの傾向
が顕著であつた。
そこでレバー式のハンドルに替え、第13図に
示すようにスライダー2に固着したナツト4をウ
オーム軸5に螺合し、ウオーム軸5をクランク式
のハンドル6によつて回転し、ナツト4と共にス
ライダー2を長手方向に移動させて窓の施錠を解
錠し、ハンドル6の操作力が少なくてすむように
した、いわゆるボルト・ナツト型式のものが開発
されている。
示すようにスライダー2に固着したナツト4をウ
オーム軸5に螺合し、ウオーム軸5をクランク式
のハンドル6によつて回転し、ナツト4と共にス
ライダー2を長手方向に移動させて窓の施錠を解
錠し、ハンドル6の操作力が少なくてすむように
した、いわゆるボルト・ナツト型式のものが開発
されている。
ところが第12図に示したドレーキツプ窓にあ
つては、ハンドル3を180°回転すれば解錠できた
のに対し、第13図のボルト・ナツト型式のもの
にあつてはハンドル6の回転数が多くなり、火災
等の緊急時に窓を開けるのに時間がかかる欠点が
あつた。これを解決するためにスライダー2に緊
急時用のハンドルを別個に取付けて、緊急時には
このハンドルの操作でスライダー2を長手方向に
移動させようとしても、ウオーム軸5に直線方向
の力がかかるだけで、スライダー2を長手方向に
移動させることはできない。
つては、ハンドル3を180°回転すれば解錠できた
のに対し、第13図のボルト・ナツト型式のもの
にあつてはハンドル6の回転数が多くなり、火災
等の緊急時に窓を開けるのに時間がかかる欠点が
あつた。これを解決するためにスライダー2に緊
急時用のハンドルを別個に取付けて、緊急時には
このハンドルの操作でスライダー2を長手方向に
移動させようとしても、ウオーム軸5に直線方向
の力がかかるだけで、スライダー2を長手方向に
移動させることはできない。
この考案は、簡単な操作で速やかに窓をあける
ことができ、しかも消防隊等が窓の外からも操作
できるようにした緊急時の窓解錠装置を提供しよ
うとするものである。
ことができ、しかも消防隊等が窓の外からも操作
できるようにした緊急時の窓解錠装置を提供しよ
うとするものである。
この考案は、長手方向に移動して窓の施錠を解
錠する帯状のスライダーと、該スライダーの長手
方向に対し平行に設けられハンドルによつて回転
されるウオーム軸と、該ウオーム軸に螺合したリ
ーダーと、前記スライダーの長手方向に移動可能
に配設され前記リーダーに係合したキヤリヤー
と、前記スライダーを長手方向に移動させる推力
手段と、前記キヤリヤーに取付けられ常時は前記
スライダーに係合しているストツパーと、窓の内
外より操作され前記スライダーとストツパーとの
係合を離脱させるストツパー解放手段と、を備え
たことを特徴とする緊急時の窓解錠装置としたも
のである。
錠する帯状のスライダーと、該スライダーの長手
方向に対し平行に設けられハンドルによつて回転
されるウオーム軸と、該ウオーム軸に螺合したリ
ーダーと、前記スライダーの長手方向に移動可能
に配設され前記リーダーに係合したキヤリヤー
と、前記スライダーを長手方向に移動させる推力
手段と、前記キヤリヤーに取付けられ常時は前記
スライダーに係合しているストツパーと、窓の内
外より操作され前記スライダーとストツパーとの
係合を離脱させるストツパー解放手段と、を備え
たことを特徴とする緊急時の窓解錠装置としたも
のである。
通常の解錠時には、ハンドルによつてウオーム
軸を回転するとリーダーがウオーム軸に沿つて移
動し、リーダーと共にキヤリヤーがスライダーの
長手方向に移動し、ストツパーを介してスライダ
ーが長手方向に移動して窓の施錠を解錠する。
軸を回転するとリーダーがウオーム軸に沿つて移
動し、リーダーと共にキヤリヤーがスライダーの
長手方向に移動し、ストツパーを介してスライダ
ーが長手方向に移動して窓の施錠を解錠する。
緊急時に窓の内側あるいは外側からストツパー
解放手段を操作すると、スライダーとストツパー
との係合が離脱し、リーダー及びキヤリヤーが移
動しなくても、推力手段によつてスライダーは長
手方向に移動し、窓の施錠を直ちに解錠する。
解放手段を操作すると、スライダーとストツパー
との係合が離脱し、リーダー及びキヤリヤーが移
動しなくても、推力手段によつてスライダーは長
手方向に移動し、窓の施錠を直ちに解錠する。
次に、この考案の実施例を説明する。
第1図ないし第7図において2は従来から使用
されている帯状のスライダーであつて、窓枠7の
ガイドチヤンネル8に案内されて長手方向に移動
し、窓の施錠を解錠するものである。第1図に示
すように、窓枠7の室内側にはウオーム軸5がス
ライダー2の長手方向に対して平行に設けてあつ
て、室内側に設けてあるクランク式のハンドル6
によつてウオーム軸5を回転することができるよ
うになつている。
されている帯状のスライダーであつて、窓枠7の
ガイドチヤンネル8に案内されて長手方向に移動
し、窓の施錠を解錠するものである。第1図に示
すように、窓枠7の室内側にはウオーム軸5がス
ライダー2の長手方向に対して平行に設けてあつ
て、室内側に設けてあるクランク式のハンドル6
によつてウオーム軸5を回転することができるよ
うになつている。
ウオーム軸5にはリーダー9が螺合していて、
リーダー9は帯状のスライダー2と直角に交差す
る方向に延びており、第1図、第2図、第7図に
示すようにキヤリヤー10の係合孔11内に密に
係合している。キヤリヤー10は第7図で明らか
なように、窓枠7のガイドチヤンネル8に案内さ
れ、スライダー2の長手方向に沿つて移動するこ
とができるようになつている。前述した室内側に
設けてあるハンドル6によつてウオーム軸5を回
転すると、リーダー9はウオーム軸5に沿つて移
動し、リーダー9の移動に伴つてキヤリヤー10
はスライダー2の長手方向に沿つて移動すること
になる。
リーダー9は帯状のスライダー2と直角に交差す
る方向に延びており、第1図、第2図、第7図に
示すようにキヤリヤー10の係合孔11内に密に
係合している。キヤリヤー10は第7図で明らか
なように、窓枠7のガイドチヤンネル8に案内さ
れ、スライダー2の長手方向に沿つて移動するこ
とができるようになつている。前述した室内側に
設けてあるハンドル6によつてウオーム軸5を回
転すると、リーダー9はウオーム軸5に沿つて移
動し、リーダー9の移動に伴つてキヤリヤー10
はスライダー2の長手方向に沿つて移動すること
になる。
第1図ないし第3図において12はストツパー
であつて、頭部13と、頭部13の両側からスラ
イダー2に沿つて延びている2本の脚部14とを
有しており、脚部14の先端は軸15によつてキ
ヤリヤー10に枢着されている。ストツパー12
における頭部13のスライダー2側の面には、第
2図ないし第4図に示すように係合突起16が穿
設してあつて、この係合突起16はスライダー2
に穿設してある係合孔17に係合するようになつ
ている。ストツパー12における頭部13のスラ
イダー2側の面にはさらに第2図、第3図、第5
図に示すように鋼球18が出没可能に嵌めてあつ
て、鋼球18の背部には、切欠部19を有するプ
ツシユロツド20が位置している。プツシユロツ
ド20はスライダー2と直角に交差する方向に摺
動できるようにストツパー12の頭部13を貫通
していて、常時はプツシユロツド20の切欠部1
9が鋼球18の位置にあつて、鋼球18は第3
図、第5図に示すように、ストツパー12の頭部
13内に没入している。プツシユロツド20は窓
の外側または内側から指で押すことにより、スト
ツパー12の頭部13に対して摺動変位させるこ
とができるようになつている。窓の外側からプツ
シユロツド20を押す場合には、第4図、第5図
における上方から窓枠7と建物の窓開口部21と
の間の隙間から指を入れてプツシユロツド20を
第4図、第5図の下方に摺動変位させることにな
る。窓の内側からプツシユロツド20を押す場合
には、第1図、第4図、第5図に示す窓枠7の孔
22から指を入れて、プツシユロツド20を第4
図、第5図の上方に摺動変位させることになる。
プツシユロツド20を摺動変位させた場合の詳細
な作動については、後に説明する。
であつて、頭部13と、頭部13の両側からスラ
イダー2に沿つて延びている2本の脚部14とを
有しており、脚部14の先端は軸15によつてキ
ヤリヤー10に枢着されている。ストツパー12
における頭部13のスライダー2側の面には、第
2図ないし第4図に示すように係合突起16が穿
設してあつて、この係合突起16はスライダー2
に穿設してある係合孔17に係合するようになつ
ている。ストツパー12における頭部13のスラ
イダー2側の面にはさらに第2図、第3図、第5
図に示すように鋼球18が出没可能に嵌めてあつ
て、鋼球18の背部には、切欠部19を有するプ
ツシユロツド20が位置している。プツシユロツ
ド20はスライダー2と直角に交差する方向に摺
動できるようにストツパー12の頭部13を貫通
していて、常時はプツシユロツド20の切欠部1
9が鋼球18の位置にあつて、鋼球18は第3
図、第5図に示すように、ストツパー12の頭部
13内に没入している。プツシユロツド20は窓
の外側または内側から指で押すことにより、スト
ツパー12の頭部13に対して摺動変位させるこ
とができるようになつている。窓の外側からプツ
シユロツド20を押す場合には、第4図、第5図
における上方から窓枠7と建物の窓開口部21と
の間の隙間から指を入れてプツシユロツド20を
第4図、第5図の下方に摺動変位させることにな
る。窓の内側からプツシユロツド20を押す場合
には、第1図、第4図、第5図に示す窓枠7の孔
22から指を入れて、プツシユロツド20を第4
図、第5図の上方に摺動変位させることになる。
プツシユロツド20を摺動変位させた場合の詳細
な作動については、後に説明する。
第1図ないし第3図、第6図に示すように、キ
ヤリヤー10とストツパ12の頭部13との間
で、かつ、ストツパー12の2本の脚部14の間
には、ランナー23が設けてある。ランナー23
は第6図で明らかなように、窓枠7のガイドチヤ
ンネル8に案内されるようになつており、ランナ
ー23のスライダー2側の面には、第2図、第3
図、第6図に示すように係合突起24が穿設して
あつて、この係合突起24は、スライダー2に穿
設してある係合孔25と係合している。ランナー
23の内部は中空になつていて、スプリング26
が圧縮状態で内蔵されている。スプリング26は
キヤリヤー10を第3図の下方へ押し、ランナー
23を第3図の上方へ押すことになるが、キヤリ
ヤー10に係合しているリーダー9はウオーム軸
5(第1図参照)を回転した場合のみ移動するの
で、ウオーム軸5を回転しない限りキヤリヤー1
0は移動しないため、キヤリヤー10はスプリン
グ26で押されていても静止状態を保持すること
になる。またランナー23は、係合突起24、ス
ライダー2、係合突起16、ストツパー12の頭
部13及び脚部14、軸15、キヤリヤー10を
介して移動が阻止されているので、ランナー23
もスプリング26によつては移動されず、スライ
ダー2と共に静止状態を保持することになる。
ヤリヤー10とストツパ12の頭部13との間
で、かつ、ストツパー12の2本の脚部14の間
には、ランナー23が設けてある。ランナー23
は第6図で明らかなように、窓枠7のガイドチヤ
ンネル8に案内されるようになつており、ランナ
ー23のスライダー2側の面には、第2図、第3
図、第6図に示すように係合突起24が穿設して
あつて、この係合突起24は、スライダー2に穿
設してある係合孔25と係合している。ランナー
23の内部は中空になつていて、スプリング26
が圧縮状態で内蔵されている。スプリング26は
キヤリヤー10を第3図の下方へ押し、ランナー
23を第3図の上方へ押すことになるが、キヤリ
ヤー10に係合しているリーダー9はウオーム軸
5(第1図参照)を回転した場合のみ移動するの
で、ウオーム軸5を回転しない限りキヤリヤー1
0は移動しないため、キヤリヤー10はスプリン
グ26で押されていても静止状態を保持すること
になる。またランナー23は、係合突起24、ス
ライダー2、係合突起16、ストツパー12の頭
部13及び脚部14、軸15、キヤリヤー10を
介して移動が阻止されているので、ランナー23
もスプリング26によつては移動されず、スライ
ダー2と共に静止状態を保持することになる。
上述した第1図ないし第7図の装置において、
通常の解錠時にはハンドル6(第1図参照)によ
つてウオーム軸5を回転し、リーダー9を第1図
ないし第3図の上方に移動させると、キヤリヤー
10もリーダー9の移動に伴つて上方に移動す
る。キヤリヤー10が第1図ないし第3図の上方
に移動すると、ランナー23及び軸15を介して
ストツパー12が共に移動し、係合突起24,1
6、係合孔25,17を介してスライダー2は第
1図ないし第3図の上方に移動し、窓が内開きす
るように解錠する。またこれとは反対にウオーム
軸5を回転してリーダー9を第1図ないし第3図
の下方に移動させると、キヤリヤー10もリーダ
ー9の移動に伴つて軸15及びストツパー12と
共に下方に移動し、係合突起16、係合孔17を
介してスライダー2は第1図ないし第3図の下方
に移動する。このランナー23は、係合孔25、
係合突起24を介して、キヤリヤー10に当接し
ている第1図ないし第3図の状態のまま、スライ
ダー2と共に下方へ移動することになる。スライ
ダー2が第1図ないし第3図の下方に移動する
と、窓が内倒しするように解錠する。
通常の解錠時にはハンドル6(第1図参照)によ
つてウオーム軸5を回転し、リーダー9を第1図
ないし第3図の上方に移動させると、キヤリヤー
10もリーダー9の移動に伴つて上方に移動す
る。キヤリヤー10が第1図ないし第3図の上方
に移動すると、ランナー23及び軸15を介して
ストツパー12が共に移動し、係合突起24,1
6、係合孔25,17を介してスライダー2は第
1図ないし第3図の上方に移動し、窓が内開きす
るように解錠する。またこれとは反対にウオーム
軸5を回転してリーダー9を第1図ないし第3図
の下方に移動させると、キヤリヤー10もリーダ
ー9の移動に伴つて軸15及びストツパー12と
共に下方に移動し、係合突起16、係合孔17を
介してスライダー2は第1図ないし第3図の下方
に移動する。このランナー23は、係合孔25、
係合突起24を介して、キヤリヤー10に当接し
ている第1図ないし第3図の状態のまま、スライ
ダー2と共に下方へ移動することになる。スライ
ダー2が第1図ないし第3図の下方に移動する
と、窓が内倒しするように解錠する。
次に火災等の緊急時における窓の解錠操作につ
いて説明する。
いて説明する。
第8図は、排煙等のために窓枠7の内側の孔2
2から指を入れ、プツシユロツド20を押して摺
動変位させた状態を示しており、プツシユロツド
20の切欠部19は鋼球18から外れ、プツシユ
ロツド20の円形断面の部分が鋼球18に当接す
ることになる。このため鋼球18はストツパー1
2の頭部13からスライダー2の方に向つて突出
することになる。消防隊等が窓枠7の外側の窓枠
7と建物の窓開口部21との間の隙間から指を入
れ、プツシユロツド20を第8図の下方に摺動変
位させた場合にもプツシユロツド20の切欠部1
9は鋼球18から第8図の下方へ外れ、プツシユ
ロツド20の円形断面の部分が鋼球18に当接
し、上記と同様に鋼球18はストツパー12の頭
部13からスライダー2の方に向つて突出するこ
とになる。
2から指を入れ、プツシユロツド20を押して摺
動変位させた状態を示しており、プツシユロツド
20の切欠部19は鋼球18から外れ、プツシユ
ロツド20の円形断面の部分が鋼球18に当接す
ることになる。このため鋼球18はストツパー1
2の頭部13からスライダー2の方に向つて突出
することになる。消防隊等が窓枠7の外側の窓枠
7と建物の窓開口部21との間の隙間から指を入
れ、プツシユロツド20を第8図の下方に摺動変
位させた場合にもプツシユロツド20の切欠部1
9は鋼球18から第8図の下方へ外れ、プツシユ
ロツド20の円形断面の部分が鋼球18に当接
し、上記と同様に鋼球18はストツパー12の頭
部13からスライダー2の方に向つて突出するこ
とになる。
鋼球18がストツパー12の頭部13からスラ
イダー2の方に向つて突出すると、鋼球18はス
ライダー2を押してストツパー12の頭部13は
スライダー2から離れるようになり、第9図にお
いてストツパー12は軸15を中心に若干回動
し、係合突起16はスライダー2の係合孔17か
ら外れることになる。係合突起16が係合孔17
から外れるとスライダー2は移動可能な状態にな
り、スプリング26はランナー23を第9図に示
すように上方に変位させ、ランナー23の係合突
起24、係合孔25を介してスライダー2は第9
図の上方に向つて急速に移動するため、窓は直ち
に内開きするように解錠し、消防隊の消火活動や
排煙ができることになる。
イダー2の方に向つて突出すると、鋼球18はス
ライダー2を押してストツパー12の頭部13は
スライダー2から離れるようになり、第9図にお
いてストツパー12は軸15を中心に若干回動
し、係合突起16はスライダー2の係合孔17か
ら外れることになる。係合突起16が係合孔17
から外れるとスライダー2は移動可能な状態にな
り、スプリング26はランナー23を第9図に示
すように上方に変位させ、ランナー23の係合突
起24、係合孔25を介してスライダー2は第9
図の上方に向つて急速に移動するため、窓は直ち
に内開きするように解錠し、消防隊の消火活動や
排煙ができることになる。
上述の実施例においては、スプリング26がス
ライダー2を第3図、第9図の上方へ移動させる
推力手段になつており、通常はストツパー12の
係合突起16が係合孔17に係合してスライダー
2の移動を止めている。緊急時には切欠部19を
有するプツシユロツド20と鋼球18とがスライ
ダー2とストツパー12との係合を離脱させるス
トツパー解放手段となり、スライダー2をスプリ
ング26の推力によつて長手方向に移動させ、窓
を解錠することになる。
ライダー2を第3図、第9図の上方へ移動させる
推力手段になつており、通常はストツパー12の
係合突起16が係合孔17に係合してスライダー
2の移動を止めている。緊急時には切欠部19を
有するプツシユロツド20と鋼球18とがスライ
ダー2とストツパー12との係合を離脱させるス
トツパー解放手段となり、スライダー2をスプリ
ング26の推力によつて長手方向に移動させ、窓
を解錠することになる。
第10図、第11図にこの考案の他の実施例を
示すもので、スライダー2には長手方向に長い係
合長孔27が穿設されており、スライダー2の表
面側には、ストツパーピン28とスプリング封止
ピン29とが穿設されている。9はリーダーであ
つて、図示は省略するが第1図に示した実施例と
同様に、スライダー2の長手方向に対して平行に
設け、ハンドル6によつて回転されるウオーム軸
5に螺合しているものである。
示すもので、スライダー2には長手方向に長い係
合長孔27が穿設されており、スライダー2の表
面側には、ストツパーピン28とスプリング封止
ピン29とが穿設されている。9はリーダーであ
つて、図示は省略するが第1図に示した実施例と
同様に、スライダー2の長手方向に対して平行に
設け、ハンドル6によつて回転されるウオーム軸
5に螺合しているものである。
リーダー9はキヤリヤー10の係合孔11内に
密に係合しており、キヤリヤー10とスプリング
掛止ピン29との間には引張りスプリング30が
張設されていて、スプリング掛止ピン29をキヤ
リヤー10の方に引張るようにしている。キヤリ
ヤー10の背面側には係合突起31が突設してあ
つて、係合突起31はスライダー2の係合長孔2
7と係合しており、キヤリヤー10の上方延長部
分にはストツパー32がストツパー2に直立する
方向の軸33によつて枢着されている。ストツパ
ー32上部のスライダー2側の面には係合溝34
が設けてあつて、ストツパー32をキヤリヤー1
0と共に第10図、第11図の上方に引張り、引
張りスプリング30を伸長させた状態で、係合溝
34はスライダー2のストツパーピン28に係合
するようにされている。引張りスプリング30は
スプリング掛止ピン29を介してスライダー2を
上方へ引張ることになるが、キヤリヤー10及び
ストツパー32はリーダー9により上方への移動
が阻止されているので、スライダー2はストツパ
ーピン28、係合溝34を介して上方へ移動しな
いように保持されている。この状態のときキヤリ
ヤー10の係合突起31は、係合長孔27の上端
に位置している。
密に係合しており、キヤリヤー10とスプリング
掛止ピン29との間には引張りスプリング30が
張設されていて、スプリング掛止ピン29をキヤ
リヤー10の方に引張るようにしている。キヤリ
ヤー10の背面側には係合突起31が突設してあ
つて、係合突起31はスライダー2の係合長孔2
7と係合しており、キヤリヤー10の上方延長部
分にはストツパー32がストツパー2に直立する
方向の軸33によつて枢着されている。ストツパ
ー32上部のスライダー2側の面には係合溝34
が設けてあつて、ストツパー32をキヤリヤー1
0と共に第10図、第11図の上方に引張り、引
張りスプリング30を伸長させた状態で、係合溝
34はスライダー2のストツパーピン28に係合
するようにされている。引張りスプリング30は
スプリング掛止ピン29を介してスライダー2を
上方へ引張ることになるが、キヤリヤー10及び
ストツパー32はリーダー9により上方への移動
が阻止されているので、スライダー2はストツパ
ーピン28、係合溝34を介して上方へ移動しな
いように保持されている。この状態のときキヤリ
ヤー10の係合突起31は、係合長孔27の上端
に位置している。
ストツパー32の上端には、スライダー2と直
角に交差する方向のプツシユロツド35が一体に
形成されている。プツシユロツド35は窓の外側
または内側から指で押すことができるようになつ
ていて、プツシユロツド35を押すとストツパー
32は軸33を中心に回動し、係合溝34はスト
ツパーピン28から外れることになる。この場合
の詳細な作動については後に説明する。
角に交差する方向のプツシユロツド35が一体に
形成されている。プツシユロツド35は窓の外側
または内側から指で押すことができるようになつ
ていて、プツシユロツド35を押すとストツパー
32は軸33を中心に回動し、係合溝34はスト
ツパーピン28から外れることになる。この場合
の詳細な作動については後に説明する。
上述した第10図、第11図の装置において、
通常の作動時には図示しないハンドルによつてウ
オーム軸を回転すると、ウオーム軸に螺合してい
るリーダー9はスライダー2の長手方向に移動
し、これに伴つてキヤリヤー10及びストツパー
32もスライダー2の長手方向に移動することに
なり、ストツパー32の係合溝34、ストツパー
ピン28を介してスライダー2は長手方向に移動
して窓を解錠する。
通常の作動時には図示しないハンドルによつてウ
オーム軸を回転すると、ウオーム軸に螺合してい
るリーダー9はスライダー2の長手方向に移動
し、これに伴つてキヤリヤー10及びストツパー
32もスライダー2の長手方向に移動することに
なり、ストツパー32の係合溝34、ストツパー
ピン28を介してスライダー2は長手方向に移動
して窓を解錠する。
火災等の緊急時には、窓の外側または内側から
プツシユロツド35を押すと、ストツパー32は
軸33を中心に回動して係合溝34はストツパー
ピン28から外れることになる。係合溝34がス
トツパーピン28から外れるとスライダー2は移
動可能な状態になり、引張りスプリング30はス
プリング掛止ピン29を介してスライダー2を第
10図、第11図の上方に向つて、係合長孔27
の長さだけ急速に移動させることになる。スライ
ダー2が移動すると窓は直ちに内開きするように
解錠し、消防隊の消火活動や排煙ができることに
なる。
プツシユロツド35を押すと、ストツパー32は
軸33を中心に回動して係合溝34はストツパー
ピン28から外れることになる。係合溝34がス
トツパーピン28から外れるとスライダー2は移
動可能な状態になり、引張りスプリング30はス
プリング掛止ピン29を介してスライダー2を第
10図、第11図の上方に向つて、係合長孔27
の長さだけ急速に移動させることになる。スライ
ダー2が移動すると窓は直ちに内開きするように
解錠し、消防隊の消火活動や排煙ができることに
なる。
上述した第10図、第11図の実施例において
は、引張りスプリング30がスライダー2を上方
へ移動させる推力手段になつており、通常はスト
ツパー32の係合溝34がスライダー2のストツ
パーピン28に係合してスライダー2の移動を止
めている。緊急時にはプツシユロツド35がスラ
イダー2のストツパーピン28とストツパー32
との係合を離脱させるストツパー解放手段とな
り、スライダー2を引張りスプリング30の推力
によつて長手方向に移動させ、窓を解錠すること
になる。
は、引張りスプリング30がスライダー2を上方
へ移動させる推力手段になつており、通常はスト
ツパー32の係合溝34がスライダー2のストツ
パーピン28に係合してスライダー2の移動を止
めている。緊急時にはプツシユロツド35がスラ
イダー2のストツパーピン28とストツパー32
との係合を離脱させるストツパー解放手段とな
り、スライダー2を引張りスプリング30の推力
によつて長手方向に移動させ、窓を解錠すること
になる。
この考案は、緊急時にストツパー解放手段を操
作すると、スライダーは推力手段により長手方向
に急速に移動するので、ハンドルを回転しなくて
も窓が直ちに解錠され、緊急事態に対処すること
ができる。
作すると、スライダーは推力手段により長手方向
に急速に移動するので、ハンドルを回転しなくて
も窓が直ちに解錠され、緊急事態に対処すること
ができる。
第1図はこの考案の一実施例を切欠いて示した
斜視図、第2図は第1図の要部を切欠いて示した
斜視図、第3図は第2図の縦断面図、第4図、第
5図、第6図、第7図はそれぞれ第3図の−
線、−線、−線、−線における断面
図、第8図は第5図の異なる状態を示す断面図、
第9図は第3図の異なる状態を示す縦断面図、第
10図はこの考案の他の実施例を切欠いて示した
斜視図、第11図は第10図の縦断面図、第12
図は解錠装置を備えた窓を室内側から見た正面
図、第13図は従来の窓解錠装置を操作する部分
の断面図である。 1……窓ガラス、2……スライダー、3……ハ
ンドル、4……ナツト、5……ウオーム軸、6…
…ハンドル、7……窓枠、8……ガイドチヤンネ
ル、9……リーダー、10……キヤリヤー、11
……係合孔、12……ストツパー、13……頭
部、14……脚部、15……軸、16……係合突
起、17……係合孔、18……鋼球、19……切
欠部、20……プツシユロツド、21……窓開口
部、22……孔、23……ランナー、24……係
合突起、25……係合孔、26……スプリング、
27……係合長孔、28……ストツパーピン、2
9……スプリング掛止ピン、30……引張りスプ
リング、31……係合突起、32……ストツパ
ー、33……軸、34……係合溝、35……プツ
シユロツド。
斜視図、第2図は第1図の要部を切欠いて示した
斜視図、第3図は第2図の縦断面図、第4図、第
5図、第6図、第7図はそれぞれ第3図の−
線、−線、−線、−線における断面
図、第8図は第5図の異なる状態を示す断面図、
第9図は第3図の異なる状態を示す縦断面図、第
10図はこの考案の他の実施例を切欠いて示した
斜視図、第11図は第10図の縦断面図、第12
図は解錠装置を備えた窓を室内側から見た正面
図、第13図は従来の窓解錠装置を操作する部分
の断面図である。 1……窓ガラス、2……スライダー、3……ハ
ンドル、4……ナツト、5……ウオーム軸、6…
…ハンドル、7……窓枠、8……ガイドチヤンネ
ル、9……リーダー、10……キヤリヤー、11
……係合孔、12……ストツパー、13……頭
部、14……脚部、15……軸、16……係合突
起、17……係合孔、18……鋼球、19……切
欠部、20……プツシユロツド、21……窓開口
部、22……孔、23……ランナー、24……係
合突起、25……係合孔、26……スプリング、
27……係合長孔、28……ストツパーピン、2
9……スプリング掛止ピン、30……引張りスプ
リング、31……係合突起、32……ストツパ
ー、33……軸、34……係合溝、35……プツ
シユロツド。
Claims (1)
- 長手方向に移動して窓の施錠を解錠する帯状の
スライダーと、該スライダーの長手方向に対し平
行に設けられハンドルによつて回転されるウオー
ム軸と、該ウオーム軸に螺合したリーダーと、前
記スライダーの長手方向に移動可能に配設され前
記リーダーに係合したキヤリヤーと、前記スライ
ダーを長手方向に移動させる推力手段と、前記キ
ヤリヤーに取付けられ常時は前記スライダーに係
合しているストツパーと、窓の内外より操作され
前記スライダーとストツパーとの係合を離脱させ
るストツパー解放手段と、を備えたことを特徴と
する緊急時の窓解錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17890387U JPH0450381Y2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17890387U JPH0450381Y2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0183887U JPH0183887U (ja) | 1989-06-05 |
JPH0450381Y2 true JPH0450381Y2 (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=31470499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17890387U Expired JPH0450381Y2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450381Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-26 JP JP17890387U patent/JPH0450381Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0183887U (ja) | 1989-06-05 |
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