JPH11105804A - 注出用口栓 - Google Patents

注出用口栓

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JPH11105804A
JPH11105804A JP8188398A JP8188398A JPH11105804A JP H11105804 A JPH11105804 A JP H11105804A JP 8188398 A JP8188398 A JP 8188398A JP 8188398 A JP8188398 A JP 8188398A JP H11105804 A JPH11105804 A JP H11105804A
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JP
Japan
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spout
tube
opening
top plate
peripheral surface
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Application number
JP8188398A
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English (en)
Inventor
Tadasuke Kojima
忠祐 小嶋
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8188398A priority Critical patent/JPH11105804A/ja
Publication of JPH11105804A publication Critical patent/JPH11105804A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/52Details
    • B65D75/58Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
    • B65D75/5861Spouts
    • B65D75/5872Non-integral spouts
    • B65D75/5877Non-integral spouts connected to a planar surface of the package wall

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】流通や保管過程での密封性が良好であり、使用
時に開封し易く、また、チューブ付コックが使用し易い
注出用口栓を提供する。 【解決手段】袋状容器20に熱融着して突設し、周壁の外
周面に係合部をもち、周壁の内側に薄肉脆弱線で開口予
定部を中央部に形成した封鎖板をもつ密封型スパウト10
0 に、容器開封時に、周壁の内周面に密封型スパウトと
の係合部をもち、天板の中央に貫設する注出筒をもち、
注出筒の天板上方の外周面に摺動係止リングを設け、天
板下方の注出筒の下端に注出孔をもつ開封尖頭部を設
け、天板上方の注出筒に、チューブ取付筒の下方内周面
に注出筒との摺動係止溝をもち、上方外周面にチューブ
取付リングをもつチューブ取付部材300 を摺動可能に装
着し、チューブ取付部材のチューブ取付筒に、チューブ
係止部材500 でチューブ付コック400 を締着したキャッ
プ200 を、係合させて装着して開封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、果汁、乳製品、清
涼飲料などに使用されるアセプティック充填システムな
どの袋状容器に取り付ける注出用口栓に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アセプティック充填システムに使
用される単独又はバッグ・イン・ボックスの外箱に収容
される四方シールの袋状容器(20)には、図6(a)
に示すように、充填用口栓(30)とディスペンサー装
置に装着するチューブ付の注出用口栓(600)とを取
り付けたものがある。そして、この注出用口栓(60
0)は、例えば図6(b)に示すように、片側の先端を
シールしたディスペンサー装置装着用チューブ(62
0)を、袋状容器(20)に取り付けたスパウト(61
0)(注出口具)の係止リング(612)を外周に形成
した口部(611)に装着し、チューブ係止部材(63
0)でチューブを外側から締着したものであった。な
お、袋状容器は、単層、多層又は多重のプラスチックフ
ィルムからなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の袋状容器に取り付けられる注出用口栓は、片側の
先端をシールしたチューブをスパウトの口部にチューブ
係止部材で外側から締着したものであり、内容物を充填
した袋状容器が、流通や保管過程で注出用口栓に係わる
液漏れ事故などが発生することがあった。また、使用時
の使用し易さを改善するため、チューブ付コックが自由
な方向へ向く又は所定の方向へ向く注出用口栓の開発が
要望されていた。
【0004】本発明は、上述の従来の問題を解決したも
のであり、流通や保管過程での密封性が良好であり、使
用時に開封し易く、また、チューブ付コックが使用し易
い注出用口栓を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
図2に示すように、袋状容器(20)に熱融着して突設
し、周壁(110)の外周面に係合部(111)をも
ち、周壁(110)の内側に薄肉脆弱線(122)で開
口予定部(121)を中央部に形成した封鎖板(12
0)をもつ密封型スパウト(100)に、容器開封時
に、図3(b)又は(c)に示すように、周壁(21
0)の内周面に前記密封型スパウト(100)との係合
部(211)をもち、天板(220)の中央に貫設する
注出筒(230)をもち、この注出筒の天板(220)
上方の外周面に摺動係止リング(231)を設け、天板
(220)下方の前記注出筒(230)の下端に注出孔
(233)をもつ開封尖頭部(232)を設け、天板
(220)上方の前記注出筒(230)に、チューブ取
付筒(310)の下方内周面に前記注出筒(230)と
の摺動係止溝(312)をもち、上方外周面にチューブ
取付リング(311)をもつチューブ取付部材(30
0)を摺動可能に装着し、このチューブ取付部材の前記
チューブ取付筒(310)に、図3(b)及び(a)に
示すように、チューブ係止部材(500)でチューブ付
コック(400)を締着した開封用キャップ(200)
を、図2に示すように、係合させて装着して開封するこ
とを特徴とする図1に示す注出用口栓(10)である。
【0006】本発明の第2の発明は、容器を開封する前
の前記密封型スパウトに、図4(a)に示す引き出し把
手付ダストキャップ(900)を装着したことを特徴と
する第1の発明に記載の注出用口栓である。
【0007】本発明の第3の発明は、図4(c)に示す
ように、袋状容器(20)に熱融着して突設し、周壁
(710)の上端部に嵌合部(711)をもち、周壁の
対応する外周にそれぞれ等間隔の複数の回転防止用縦リ
ブ(712)を設けた開封型スパウト(700)に、図
4(b)に示す周壁(810)の外周面に螺合部(81
1)をもち、下端に位置決め突起(801)を設け、内
周面に前記開封型スパウトとの回転防止用縦リブ(81
3)を等間隔で全周に設け、天板(820)の中央に垂
設する内筒(830)をもち、この内筒の下端部内側に
閉鎖板(840)を薄肉脆弱線(841)を介して設
け、前記周壁と前記天板と前記内筒とから形成される上
端部内側に前記開封型スパウトとの嵌合部(812)を
設けた密封用スパウト(800)を装着して密封し、容
器開封時に、図5(b)に示すように、周壁(210)
の外周面の下端に位置決め突起(201)を設け、内周
面に前記開封型スパウトとの螺合部(213)を設け、
天板(220)の中央に貫設する注出筒(240)をも
ち、この注出筒の天板上方の外周面にチューブ取付リン
グ(241)を設けて図5(a)に示すチューブ係止部
材(500)でチューブ付コック(400)を締着し、
天板下方の前記注出筒の内周面に等間隔の複数の回転防
止用縦リブ(242)を設け、下端内側に掛止部(24
3)を設けて、図5(c)及び(d)に示す上端面に等
間隔の複数の回転防止用縦リブ(251)をもち、外周
面に掛止部(252)をもち、下端に一個の開封刃(2
53)をもつ開封筒部材(250)を掛止した開封用キ
ャップ(200)を、図4(b)に示す前記密封用スパ
ウト(800)に螺合させて装着して開封することを特
徴とする注出用口栓である。
【0008】そして、本発明の第4の発明は、容器を開
封する前の前記密封用スパウトに、図4(a)に示す引
き出し把手付ダストキャップ(900)を装着したこと
を特徴とする第3の発明に記載の注出用口栓である。
【0009】
【作用】本発明の注出用口栓は、袋状容器に周壁の内側
が薄肉脆弱線で開口予定部を中央部に形成した封鎖板で
封止された密封型スパウトを熱融着して突設している
か、または、袋状容器に熱融着して突設した開封型スパ
ウトを、天板の中央に垂設する内筒の下端部内側を薄肉
脆弱線を介して閉鎖板で封止した密封用スパウトを装着
して密封しているため、密封性が良好であり、流通や保
管過程での注出用口栓に係わる内容物の液漏れがない。
【0010】また、使用時に、袋状容器に突設する密封
型スパウトにチューブ付コックを取り付けた開封用キャ
ップを装着すると、スパウトの封鎖板の薄肉脆弱線で形
成された開口予定部が、開封キャップの内側の注出孔を
もつ開封尖頭部で突き破られるか、または、袋状容器に
突設する開封型スパウトに装着して密封している密封用
スパウトにチューブ付コックを取り付けた開封用キャッ
プを螺合して装着すると、密封用スパウトの内筒の下端
部内側に封鎖板を保持していた薄肉脆弱線が、開封用キ
ャップの内側に掛止され回転防止用リブで固定された開
封筒部材の開封刃によって破断され、スパウトにキャッ
プを装着すると同時に容器が開封するため、使用時の開
封がし易い。
【0011】また、本発明の注出用口栓は、開封用キャ
ップにチューブ取付部材を摺動可能に装着されているた
め、図1に示すように、チューブ取付部材(300)に
チューブ係止部材(500)で締着されたチューブ付コ
ック(400)を、任意の方向(矢印で示す)に向ける
ことができるか、または、袋状容器に突設する開封型ス
パウトに、密封用スパウトを周壁の外周面の下端に設け
られた位置決め突起により位置決めして挿着すると、開
封型スパウトの周壁の外周面に設けられた回転防止用縦
リブと密封用スパウトを周壁の内周面に設けられた回転
防止用縦リブとが嵌合し、固定する開封型スパウトに対
して密封用スパウトが位置決めされ、この密封用スパウ
トに螺合する開封用キャップは、周壁の外周面の下端に
設ける位置決め突起を、密封用スパウトの位置決め突起
に当接することににより位置決めされて、チューブ付コ
ックが所定の方向に向き、使用時のチューブ付コックが
使用し易い。
【0012】そして、容器を開封する前の密封型スパウ
ト又は開封型スパウトに封止する密封用スパウトに引き
出し把手付ダストキャップを装着すると、流通及び保管
時のスパウトへの塵埃の付着を避けることができ、ま
た、使用時に外箱から袋状容器の口部を引き出し把手に
よって引き出し易い。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態の注出
用口栓について、図を用いて詳細に説明する。図1は、
充填用口栓と本発明の一実施形態の注出用口栓を取り付
けた袋状容器の斜視図であり、図2は、袋状容器に取り
付けられた密封型スパウトに、チューブ付コックを締着
したチューブ取付部材を装着したキャップを係合させて
装着しようとしている状態を示す斜視図であり、図3
(a)は、チューブ付コックを締着したチューブ取付部
材を装着したキャップの斜視図であり、図3(b)は、
キャップに装着したチューブ取付部材にチューブ付コッ
クを取り付けようしている状態を示す斜視図であり、図
3(c)は、チューブ取付部材を装着したキャップの部
分断面図である。
【0014】本実施形態の注出用口栓(10)は、図1
に示すように、密封型スパウト(100)、開封用キャ
ップ(200)、チューブ取付部材(300)、チュー
ブ付コック(400)及びチューブ係止部材(500)
とから構成される。
【0015】密封型スパウト(100)は、図2に示す
ように、袋状容器(20)に熱融着して突設し、その突
出する周壁(110)の外周面にキャップ(200)と
の例えば螺合又は咬合による係合部(111)を設け、
周壁の内側に薄肉脆弱線(122)で開口予定部(12
1)を中央部に形成する封鎖板(120)を設けるもの
である。
【0016】開封用キャップ(200)の構造は、図3
(c)に示すように、周壁(210)の内周面に密封型
スパウト(100)との例えば螺合又は咬合による係合
部(211)をもち、天板(220)の中央に貫設する
注出筒(230)をもち、この注出筒の天板上方の外周
面にチューブ取付部材(300)との摺動係止リング
(231)を設け、天板下方の注出筒の下端に注出孔
(233)をもつ開封尖頭部(232)を設けるもので
ある。また、天板(220)の内面に液漏れを防止する
ため、例えばインナーリング(221)やコンタクトリ
ング(222)などを設けることが好ましい。
【0017】チューブ取付部材(300)の構造は、図
3(c)に示すように、上方に突設するチューブ取付筒
(310)を備え、このチューブ取付筒の下方内周面
に、キャップ(200)との摺動係止溝(312)を設
け、上方外周面にチューブ取付リング(311)を設け
るものであり、このチューブ取付筒にチューブ付コック
(400)をチューブ係止部材(500)で締着するも
のである。
【0018】そして、上述の構成部材の組み込みは、図
2に示すように、袋状容器(20)に密封型スパウト
(100)を周壁(110)を突出させて熱融着し、こ
の袋状容器(20)に図1に示す別途取り付けられた充
填用口栓から内容物を充填し、内容物を使用するため容
器を開封するときに、図2に示すように、チューブ付コ
ック(400)をチューブ係止部材(500)で取り付
けたチューブ取付部材(300)を摺動可能に装着した
キャップ(200)を、密封型スパウト(100)に係
合(図では、螺合)させて装着し、キャップの開封尖頭
部で密封型スパウトの封鎖板の開口予定部を突き破って
開口して容器を開封するものである。
【0019】次に、本発明の他の一実施形態の注出用口
栓について、図を用いて詳細に説明する。図4(a)
は、引き出し取手付キャップの構造を示す説明図であ
り、図4(b)は、密封用スパウトの構造を示す説明図
であり、図4(c)は、袋状容器に取り付けられた開封
型スパウトの構造を示す説明図であり、図5(b)は、
開封用キャップの構造を示す説明図であり、(c)は、
開封筒部材の側面図で、(d)は、その正面図である。
また、図4(a)は、引き出し取手付キャップの一実施
形態の構造を示す説明図である。
【0020】本実施形態の注出用口栓は、開封型スパウ
ト、密封用スパウト、開封用キャップ、開封筒部材、チ
ューブ付コック及びチューブ係止部材からなり、必要に
応じて、引き出し把手付キャップとから構成される。
【0021】開封型スパウト(700)の構造は、図4
(c)に示すように、周壁(710)の上端部に密封用
スパウトとの嵌合部(711)をもち、周壁の対応する
外周にそれぞれ等間隔の通常5対の複数の回転防止用縦
リブ(712)を設け、周壁の下端には、通常、袋状容
器(20)に熱融着するためのフランジ(720)を設
けるものである。
【0022】密封用スパウト(800)の構造は、図4
(b)に示すように、周壁(810)の外周面に開封用
キャップ及び引き出し把手付キャップとの螺合部(81
1)をもち、下端に位置決め突起(801)を設け、内
周面に開封型スパウトとの回転防止用縦リブ(813)
を等間隔で全周に設け、天板(820)の中央に垂設す
る内筒(830)をもち、この内筒の下端部内側に閉鎖
板(840)を薄肉脆弱線(841)を介して設け、周
壁と天板と内筒とから形成される上端部内側に開封型ス
パウトとの嵌合部(812)を設けるものである。
【0023】開封用キャップ(200)の構造は、図5
(b)に示すように、周壁(210)の外周面の下端に
位置決め突起(201)を設け、内周面に開封型スパウ
トとの螺合部(213)を設け、天板(220)の中央
に貫設する注出筒(240)をもち、この注出筒の天板
上方の外周面にチューブ取付リング(241)を設け、
天板下方の注出筒の内周面に等間隔の通常4個の複数の
回転防止用縦リブ(242)を設け、下端内側に開封筒
部材との掛止部(243)を設けるものである。また、
天板(220)の内面に液漏れを防止するため、例えば
コンタクトリング(222)を設けることが好ましい。
【0024】開封筒部材(250)の構造は、図5
(c)及び(d)に示すように、上端面に等間隔の通常
4個の複数の開封用キャップとの回転防止用縦リブ(2
51)を設け、外周面に開封用キャップとの掛止部(2
52)を設け、下端に一個の開封刃(253)を垂設す
るものである。なお、必要に応じては、注出残量を少な
くするために、掛止部の下方に注出用の切欠きを設けて
もよい。
【0025】そして、上述の構成部材の組み込みは、開
封型スパウトに密封用スパウトを挿着し、この密封用ス
パウト付開封型スパウトを、袋状容器に下方のフランジ
を熱融着して突設し、この袋状容器に内容物を別途取り
付けられた充填用口栓から充填し、内容物を使用するた
めに容器を開封するときに、天板上方の注出筒のチュー
ブ取付リングにチューブ係止部材でチューブ付コックを
締着し、天板下方の注出筒の下端内側の掛止部に開封筒
部材を掛止した開封用キャップを、密封用スパウトに螺
合して装着し、開封筒部材の開封刃で、密封用スパウト
の内筒の下端部内側に封鎖板を保持していた薄肉脆弱線
を破断して、容器を開封するものである。
【0026】なお、密封型スパウト又は密封用スパウト
は、薄肉脆弱線を形成するため、専用グレードの低密度
ポリエチレンなどを用いて射出成形により作製するもの
であり、開封筒部材は、剛性をもつポリプロピレンなど
を用いて射出成形により作製し、その他の構成部材は、
ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レンなどから使用目的に応じて選出して射出成形により
作製するものである。また、密封型フランジで封止した
袋状容器とチューブ付コックをチューブ取付部材で取り
付けた開封用キャップは、それぞれ別個に、γ線殺菌な
どにより殺菌し、また、内容物は、アセプティック充填
システムにより充填するものである。
【0027】また、容器を開封する前の密封型スパウト
又は開封型スパウトに装着する密封用スパウトに装着す
る引き出し把手付ダストキャップ(900)は、例えば
図4(a)に示すように、キャップ本体(910)の周
壁に先端に把手孔(921)をもつ任意の長さの引き出
し把手(920)を接続したものである。
【0028】
【発明の効果】本発明の注出用口栓においては、袋状容
器に取り付けられた密封型スパウトは、周壁の内側が薄
肉脆弱線で開口予定部を中央部に形成した封鎖板で封止
されており、または、袋状容器に取り付けられた開封型
スパウトは、天板の中央に垂設する内筒の下端部内側を
薄肉脆弱線を介して閉鎖板で封止した密封用スパウトが
しっかりと装着しており、流通や保管過程での注出用口
栓に係わる内容物の液漏れに対する危惧がない。
【0029】また、本発明の注出用口栓は、容器を開封
するときに、袋状容器に突設する密封型スパウトにチュ
ーブ付コックを取り付けた開封用キャップを装着する
と、スパウトの封鎖板の薄肉脆弱線で形成された開口予
定部が、開封キャップの内側の注出孔をもつ開封尖頭部
で突き破られるか、または、袋状容器に突設する開封型
スパウトに装着する密封用スパウトにチューブ付コック
を取り付けた開封用キャップを螺合して装着すると、密
封用スパウトの内筒の下端部内側に封鎖板を保持してい
た薄肉脆弱線が、開封用キャップの内側に掛止され開封
筒部材の開封刃によって破断され、スパウトにキャップ
を装着すると同時に容器が開封し、しかもチューブ付コ
ックが任意の方向に回転可能か、所定方向へ向いている
ため、使用し易い注出用口栓である。
【0030】また、引き出し把手付ダストキャップを、
密封型スパウト又は開封型スパウトを封止する密封用ス
パウトに装着すると、流通及び保管時のスパウトへの塵
埃の付着を避けることができ、また、使用時に外箱から
袋状容器の口部を引き出し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】充填用口栓と本発明の一実施形態の注出用口栓
を取り付けた袋状容器の斜視図である。
【図2】袋状容器に取り付けられた密封型スパウトに、
チューブ付コックを締着したチューブ取付部材を装着し
たキャップを係合させて装着しようとしている状態を示
す斜視図である。
【図3】(a)は、チューブ付コックを締着したチュー
ブ取付部材を装着したキャップの斜視図であり、(b)
は、キャップに装着したチューブ取付部材にチューブ付
コックを取り付けようしている状態を示す斜視図であ
り、(c)は、チューブ取付部材を装着したキャップの
部分断面図である。
【図4】(a)は、本発明に係わる引き出し取手付キャ
ップの一実施形態の構造を示す説明図であり、(b)
は、本発明の他の一実施形態の注出用口栓の密封用スパ
ウトの構造を示す説明図であり、(c)は、袋状容器に
取り付けられた開封型スパウトの構造を示す説明図であ
る。
【図5】(a)は、チューブ付コックのチューブにチュ
ーブ係止部材を挿着した状態を示す説明図であり、
(b)は、本発明の他の一実施形態の注出用口栓の開封
用キャップの構造を示す説明図であり、(c)は、開封
筒部材の側面図であり、(d)は、その正面図である。
【図6】(a)は、従来の袋状容器の一例の形態を示す
平面図であり、(b)は、その注出用口栓の断面図であ
る。
【符号の説明】
10,600……注出用口栓 20……袋状容器 30……充填用口栓 100……密封型スパウト 110,210,710,810……周壁 111,211……係合部 120,840……封鎖板 121……開封予定部 122,841……薄肉脆弱線 200……開封用キャップ 201,801……位置決め突起 213,811……螺合部 220,820……天板 221……インナーリング 222……コンタクトリング 230,240……注出筒 231……摺動係止リング 232……開封尖頭部 233……注出孔 241,311……チューブ取付リング 242,251,712,813……回転防止用縦リブ 243,252……掛止部 250……開封筒部材 253……開封刃 300……チューブ取付部材 310……チューブ取付筒 312……摺動係止溝 400……チューブ付コック 500,630……チューブ係止部材 610……スパウト 611……口部 612……係止リング 620……チューブ 700……開封型スパウト 711,812……嵌合部 720……フランジ 800……密封用スパウト 830……内筒 900……引き出し把手付キャップ 910……キャップ本体 920……引き出し把手 921……把手孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋状容器に熱融着して突設し、周壁の外周
    面に係合部をもち、周壁の内側に薄肉脆弱線で開口予定
    部を中央部に形成した封鎖板をもつ密封型スパウトに、
    容器開封時に、周壁の内周面に前記密封型スパウトとの
    係合部をもち、天板の中央に貫設する注出筒をもち、こ
    の注出筒の天板上方の外周面に摺動係止リングを設け、
    天板下方の前記注出筒の下端に注出孔をもつ開封尖頭部
    を設け、天板上方の前記注出筒に、チューブ取付筒の下
    方内周面に前記注出筒との摺動係止溝をもち、上方外周
    面にチューブ取付リングをもつチューブ取付部材を摺動
    可能に装着し、このチューブ取付部材の前記チューブ取
    付筒にチューブ係止部材でチューブ付コックを締着した
    開封用キャップを、係合させて装着して開封することを
    特徴とする注出用口栓。
  2. 【請求項2】容器を開封する前の前記密封型スパウト
    に、引き出し把手付ダストキャップを装着したことを特
    徴とする請求項1記載の注出用口栓。
  3. 【請求項3】袋状容器に熱融着して突設し、周壁の上端
    部に嵌合部をもち、周壁の対応する外周にそれぞれ等間
    隔の複数の回転防止用縦リブを設けた開封型スパウト
    に、周壁の外周面に螺合部をもち、下端に位置決め突起
    を設け、内周面に前記開封型スパウトとの回転防止用縦
    リブを等間隔で全周に設け、天板の中央に垂設する内筒
    をもち、この内筒の下端部内側に閉鎖板を薄肉脆弱線を
    介して設け、前記周壁と前記天板と前記内筒とから形成
    される上端部内側に前記開封型スパウトとの嵌合部を設
    けた密封用スパウトを装着して密封し、容器開封時に、
    周壁の外周面の下端に位置決め突起を設け、内周面に前
    記開封型スパウトとの螺合部を設け、天板の中央に貫設
    する注出筒をもち、この注出筒の天板上方の外周面にチ
    ューブ取付リングを設けてチューブ係止部材でチューブ
    付コックを締着し、天板下方の前記注出筒の内周面に等
    間隔の複数の回転防止用縦リブを設け、下端内側に掛止
    部を設けて、上端面に等間隔の複数の回転防止用縦リブ
    をもち、外周面に掛止部をもち、下端に一個の開封刃を
    もつ開封筒部材を掛止した開封用キャップを、前記密封
    用スパウトに螺合させて装着して開封することを特徴と
    する注出用口栓。
  4. 【請求項4】容器を開封する前の前記密封用スパウト
    に、引き出し把手付ダストキャップを装着したことを特
    徴とする請求項3記載の注出用口栓。
JP8188398A 1997-08-07 1998-03-27 注出用口栓 Pending JPH11105804A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021054484A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 シーバイエス株式会社 薬液収容容器、薬液供給部材、薬液供給装置およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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