JPH11105768A - 電動自転車用のフレーム - Google Patents

電動自転車用のフレーム

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JPH11105768A
JPH11105768A JP27078197A JP27078197A JPH11105768A JP H11105768 A JPH11105768 A JP H11105768A JP 27078197 A JP27078197 A JP 27078197A JP 27078197 A JP27078197 A JP 27078197A JP H11105768 A JPH11105768 A JP H11105768A
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JP
Japan
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tube
seat
auxiliary power
power unit
frame
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JP27078197A
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Hisayoshi Takahashi
久義 高橋
Hiroyuki Sonobe
浩之 園部
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助動力装置の強度に頼らず簡潔な構造で十
分な強度と剛性を有する電動自転車用のフレームを提供
する。 【解決手段】 アッパーチューブとロアーチューブとを
一本に纏めたモノチューブ形のメインチューブ73、シ
ートチューブ75及びチエンステー76のそれぞれの一
端を、強度、剛性が大きく補助動力装置の上部を囲む下
向きのU字状の部材であるセンターブラケット74で曲
げモーメントに対して剛に連結するとともに、このセン
ターブラケット74はほぼ一様のチャンネル形とし、力
の集中するメインチューブ73及びシートチューブ75
との接合部はそれぞれのチューブ73、75に左右から
接する補強板79、80を溶接して伝達する力を分散さ
せて強度と剛性を増強するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電動自転車用のフレ
ームに関し、特に運転者がペダルを踏んで生ずる人力ト
ルクと、バッテリ付補助動力装置によって発生する補助
トルクとの合力によって走行する電動自転車の車体フレ
ームとして有用なものである。 【0002】 【従来の技術】電動モータの動力で人力を補助して走行
を容易にした補助動力アシスト式自転車(以下電動自転
車と呼ぶ)の従来技術を特開平8−175463号公報
に開示された技術を例に採り図5〜図7に基づき説明す
る。 【0003】図5はこの電動自転車の左側面図、図6は
図5のII矢視の部分平面図、図7(a)は図5の IIIA
部の拡大図、図7(b)は図7(a)の IIIB部におけ
る拡大縦断面図である。 【0004】この電動自転車1は、パラレルチューブ型
の車体フレーム2を備えており、この車体フレーム2の
中央下部に補助動力装置3が搭載されている。 【0005】車体フレーム2は、その前頭部にヘッドパ
イプ4が位置し、このヘッドパイプ4からアッパーチュ
ーブ5とロアーチューブ6が平行して後斜め下方に延び
ている。アッパーチューブ5の中間部とロアーチューブ
6の後端部付近は補強材7により連結され、アッパーチ
ューブ5の後端部は急角度に設けられたシートチューブ
8の下端部にシートラグ9を介して接合されている。 【0006】シートラグ9からは左右一対のジョイント
チューブ11が下方に向かって延びており、このジョイ
ントチューブ11の下端部は左右に開かれ、車幅方向に
延びているパイプ状のチェンラグ12が固着されてお
り、チェンラグ12からは左右一対のチェンステー13
が後方に向かって延びている。 【0007】一方、シートチューブ8の上端部付近から
は左右一対のシートステー14が後斜め下方に延びてお
り、これらのシートステー14の下端部がリヤエンド1
5を介して前記チェンステー13の後端部に接合されて
いる。 【0008】ロアーチューブ6の後端部とチェンラグ1
2の下部には、それぞれ前部ブラケット16と後部ブラ
ケット17が固着されており、これら前後部ブラケット
16,17に補助動力装置3がボルト18で固定され
る。このため、ロアーチューブ6の後端部は補助動力装
置3を介してチェンラグ12に連結され、補助動力装置
3が車体フレーム2の構造部材を兼ねている。 【0009】車体フレーム2のヘッドパイプ4にはフロ
ントフォーク19が回動自在に軸支され、このフロント
フォーク19の下端部に前輪20が支持される。フロン
トフォーク19の上部にはハンドルポスト21を介して
ハンドルバー22が固定され、さらにフロントフォーク
19には前輪20を覆うフロントフェンダ23と、前輪
制動用のフロントブレーキ24、そして荷物積載用のバ
スケット25等が回動一体に設けられている。 【0010】また、車体フレーム2の後端部に位置する
リヤエンド15には後輪26が軸支され、この後輪26
を覆うリヤフェンダ27がチエンステー13とシートス
テー14及びリヤエンド15に固定され、後輪制動用の
リヤブレーキ28がシートステー14に設けられてい
る。なお、リヤエンド15には駐車時に車体を立てるた
めのスタンド装置29も設けられている。 【0011】シートチューブ8には上方からシートポス
ト31が差し込まれて固定され、このシートポスト31
の上端部にサドル32が取り付けられる。一方、補助動
力装置3には車幅方向に延びるクランク軸33が軸支さ
れており、このクランク軸33の両端部にクランク34
L及びクランク34Rが固定され、両クランク34L,
34Rの先端部にそれぞれペダル35が設けられてい
る。 【0012】また、クランク軸33には補助動力装置3
の右側に位置するドライブスプロケット36が軸装され
ており、このドライブスプロケット36と、後輪26に
設けられたドリブンスプロケット37との間にチェン3
8が巻装されている。 【0013】クランク軸33は、サドル32に着座した
乗員が足でペダル35を踏むことによって矢印で示す正
転方向に回転駆動され、ドライブスプロケット36はク
ランク軸33と同方向に回転し、この回転がチェン38
によってドリブンスプロケット37に伝達され、後輪2
6が駆動されるようになっている。 【0014】車体フレーム2のアッパーチューブ5とロ
アーチューブ6との間には、補助動力装置3に内蔵され
た電動モータ45を作動させるためのバッテリパッケー
ジ40が固定されている。このバッテリパッケージ40
は、例えば15個のバッテリ41と図示しない充電器と
が合成樹脂製のバッテリケース42中に封入された構成
となっている。 【0015】特に図7に詳細に示すように、補助動力装
置3の上部には電動モータ45の出力を制御する制御装
置43が取付けられている。この制御装置43は、補助
動力装置3のケーシング44の上部に配置され、かつ車
体フレーム2の構成部材であるアッパーチューブ5、ロ
アーチューブ6、シートラグ9、ジョイントチューブ1
1等の間に配置されている。 【0016】ケーシング44は例えばアルミ合金製であ
り、このケーシング44の内部には、前方に電動モータ
45が、後方に動力合成手段としての差動装置46が、
それぞれ内蔵されている。なお、クランク軸33は差動
装置46と同軸的に軸支されている。 【0017】特に図6に詳細に示すように、電動モータ
45のピニオンギヤ48と差動装置46との間には減速
ギヤ列49が設けられている。電動モータ45はバッテ
リパッケージ40の電力により起動し、その回転力が減
速ギヤ列49により減速されて差動装置46に入力され
る。 【0018】一方、人力、即ちクランク軸33の回転力
も差動装置46に入力され、差動装置46によって入力
と電動モータ45の回転力(補助動力)とが合成され、
この合力がドライブスプロケット36から出力されて駆
動輪である後輪26に伝達される。 【0019】制御装置43は図7(a)及び図7(b)
に示すように、ケーシング44の上部に設けられた制御
装置収納部51に収納されており、この制御装置収納部
51は、ケーシング44の上部に一体に設けられた収納
基部52と、この収納基部52に固定される合成樹脂製
の収納カバー53とを備えて構成される。この制御装置
43は例えばCPUユニット43aや可変抵抗器43b
などの電装部品から構成されていて、電動自転車1の走
行時には発熱するが、この制御装置43が取り付けられ
ている収納基部52が厚みのあるアルミ合金製であり、
アルミ合金は熱伝導性に優れているため、収納基部52
自体が制御装置43の放熱体となって発生する熱をケー
シング44側に発散させるようになっている。 【0020】次に、補助動力装置を装備しない普通の自
転車の車体フレームを図8に基づいて説明しておく。な
お、図5〜図7の各部品に機能的に対応する部品には同
一の番号を付す。 【0021】従来の普通の自転車の車体フレームは、図
8の(a)に示すヘッドパイプ4、アッパーチューブ
5、ロアーチューブ6、チェンステー13及びシートス
テー14が5角形を作るダイアモンド型、(b)に示す
アッパーチューブ5とロアーチューブ6が平行なパラレ
ルチューブ型、(c)に示すアッパーチューブ5とロア
ーチューブ6が一本となったモノチューブ型、(d)に
示すアッパーチューブ5とロアーチューブ6及びチエン
ステー13とシートステー14とが一直線に並んでシー
トチューブ8とクロスした十字型等があり、十字型以外
はシートチューブ8より前方は四角形のラーメン構造で
シートチューブ8より後方が三角形のトラス構造になっ
ている。また、前後輪軸、ハンドル、クランクハブ(ク
ランク軸支持部)、サドルの関係位置は長い経験から適
宜の範囲に限定されており、車体フレームの各部材はこ
れらの各点を繋ぐように構成されているが、チェンステ
ー13は構造上の理由から殆どがクランクハブと後車軸
を結ぶ方向に設けられている。 【0022】 【発明が解決しようとする課題】補助動力装置をクラン
ク軸と一体のユニットとする場合は、補助動力装置を持
たない普通自転車のクランクハブ近傍が補助動力装置に
よって占められるので、車体フレームのこの部分の構造
が必然的に変化する。 【0023】図5〜図7に示す従来技術では、シートチ
ューブ8の下端部のシートラグ9から左右一対のジョイ
ントチューブ11を下方に向けて延設し、このジョイン
トチューブ11の先端に設けたチェンラグ12と後方の
リヤエンド15をチェンステー13で連結し、チェンス
テー13がクランク軸33と後輪26を結ぶ線上に乗る
ように構成されており、補助動力装置3はロアーチュー
ブ6の後端に設けられたブラケット16とチェンラグ1
2に設けられたブラケット17に取付けられていて、車
体フレーム2の構成部材の一部を兼ねている。このため
取付部近傍の車体フレーム2の構造が複雑になる。ま
た、ジョイントチューブ11が追加されるためにシート
チューブ8より後方のトラス構造がラーメン構造となっ
て不静定となるため、シートステー14にかかる曲げモ
ーメントは補助動力装置3のケーシング44の強度の助
けを期待する構造となり、補助動力装置3を取外した状
態では剛性が不足するという問題がある。 【0024】本発明は、上記従来技術に鑑み、補助動力
装置の強度に頼らず簡潔な構造で十分な強度と剛性を有
する電動自転車用のフレームを提供することを目的とす
る。 【0025】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、次の点を特徴とする。 【0026】1) バッテリと該バッテリによって作動
する補助動力装置を備え、運転者がペダルを踏んで生ず
る人力トルクと、前記補助動力装置によって発生する補
助トルクとの合力によって走行する電動自転車のフレー
ムであって、フロントフォークを回転自在に支持するヘ
ッドパイプに一端が固着されて斜め下方に延び、下端で
僅かに上側に屈曲するメインチューブと、上端でシート
ポストを支持するシートチューブと、該シートチューブ
の上部に一端を固着して斜め下方に延びるフォーク状の
シートステーと、リヤエンドを介して一端を前記シート
ステーの他端と連結するとともにほぼ水平に前方に延び
るフォーク状のチェンステーと、前記メインチューブ、
シートチューブ及びチエンステーのそれぞれの他端と剛
に連結し、断面がチャンネル形及び側面が下向きのU字
状で、前記補助動力装置をボルトを介して支持する強
度、剛性の大きいセンターブラケットとを有すること。 【0027】2) 上記1)に記載する電動自転車用の
フレームにおいて、 センターブラケットとメインチュ
ーブ及びシートチューブとのそれぞれの結合部を左右対
の板で溶接補強したこと。 【0028】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0029】図1は本発明の実施の形態に係るフレーム
を有する電動自転車70の全体の構成を示す左側面図
で、71が本形態に係る電動自転車用のフレーム、90
がフレーム71の中央下部に装着された補助動力装置、
91がナットと螺合して補助動力装置90を固着する取
付けボルト、92がバッテリパッケージ、93が化粧カ
バーである。その他の部品は図5〜図7に示す従来技術
に係る電動自転車1とほぼ同様であるため、図5〜図7
の各部品と機能的に対応する部品には図5〜図7と同様
の符号を付し重複する説明は省略する。 【0030】図1に示すように、本形態を適用する電動
自転車70は、運転者の乗降性を良くする為にモノチュ
ーブ型のフレーム71を用い、更に補助動力装置90用
のバッテリパッケージ92を立ててシートチューブ75
に添わせて装着する方式を採っている。 【0031】図2は本形態に係る電動自転車用のフレー
ム71の左側面図、図3は図2の後半部のC矢視図、図
4は図2の中央部の斜視図である。 【0032】これらの図において、72はヘッドパイ
プ、73はメインチューブ、74はセンターブラケッ
ト、75はシートチューブ、76はチェンステー、77
はシートステー、78はリヤエンドである。ヘッドパイ
プ72にはフロントフォーク19が回動自在に軸支さ
れ、フロントフォーク19の上部にはハンドル22の下
部に一体に固着されたハンドルポスト21が取付けら
れ、シートチューブ75の上部にはシートポスト31が
取付けられ、また、フロントフォーク19の下端及びリ
ヤエンド78には前輪20及び後輪26がそれぞれ回転
自在に取付けられる。 【0033】運転者が跨ぎ易いように、メインチューブ
73はヘッドパイプ72から強い傾斜角で斜め後方に下
がって延び、下端部を屈曲させて角度を弱めてクランク
軸33の方向に向く形状をしており、メインチューブ7
3とシートチューブ75の下側の間隔が広くなってお
り、チェンステー76は一般の自転車と同様にクランク
軸33の方向に向けられている。 【0034】センターブラケット74はこれらのメイン
チューブ73、シートチューブ75及びチエンステー7
6を連結し、補助動力装置90を装着するための、やや
厚目の鉄板でできた断面がチャンネル形の強度及び剛性
の大きい構造メンバーで、補助動力装置90の上部を下
向きにU字状(図2及び図4参照)に囲む側面形を有
し、外側が鈍角で交わる4つの平面(側面形では直線)
部をもつチャンネル部74a,74b,74c及び74
d(図2及び図4参照)より形成されている。 【0035】チャンネル部74aとチャンネル部74c
のウエップ(上壁)部74e(図4参照)には接合用の
ラグ(スリーブ)部74f及び74gが面に直角に打出
されていてそれぞれメインチューブ73及びシートチュ
ーブ75の下端部が挿入されて溶接固定されている。ま
た、チャンネル部74dのフランジ(両側壁)部(図4
参照)にはチェンステー76が両側に溶接固定されてお
り、チャンネル部74bのウエップ部74eには重量軽
減孔74i(図4参照)が設けられている。 【0036】チャンネル部74a、チャンネル部74b
及びチャンネル部74dのそれぞれのフランジ部には補
助動力装置90を取付けるための3対の取付ボルト孔
(左右壁通し孔)74jが設けられており、後側のチャ
ンネル部74dのボルト孔74jはチェンステー76を
通してあけられている。補助動力装置90はその取付ブ
ラケット部(図示せず)をセンターブラケット74のチ
ャンネル部74a〜74dの内側に嵌められてナットと
螺合する取付けボルト(図1参照)によって固着され
る。 【0037】左右2枚の補強板(ガセット)79は、メ
インチューブ73とセンターブラケット74を繋いで溶
接された部材で、センターブラケット74のラグ部74
fと干渉を避ける逃げ孔79aと化粧カバー93(図1
参照)の取付用のラグ部79bを備えている。左右2枚
(図4では右側のみ図示)の補強板80は、シートチュ
ーブ75とセンターブラケット74を繋いで溶接固定さ
れた部材で、センターブラケット74のラグ部74gと
干渉を避ける切欠部80a及び化粧カバー93取付用の
ラグ部80bを備えている。補強板81はチェンステー
76の下側とセンターブラケット74を繋いで溶接固定
された部材である。 【0038】バッテリブラケット82は、チャンネル部
74cの上面に溶接固定されたバッテリパッケージ92
の下部を受けてこれを動かないように支承する断面がチ
ャンネル形の部材で、ウエップ部にはセンターブラケッ
ト74のウエップ部74eと共に水抜き孔82a(図4
参照)が設けられている。 【0039】ラッチピン83はシートチューブ75の上
部に溶接固定された部材で、バッテリパッケージ92の
上部のラッチ(図示せず)と係合してバッテリパッケー
ジ92を固定する。 【0040】上述の如き本形態における電動自転車用の
フレーム71は、中央下部にセンターブラケット74と
して側面形が補助動力装置90の上半部を囲む下向きの
U字状で、断面が下側に開くチャンネル形をした強度剛
性の大きい構造メンバーを設け、このセンターブラケッ
ト74を介して前側にメインチューブ73、上側にシー
トチューブ75及び後側にチエンステー76と剛に連結
し、曲げモーメントが大きくなるメインチューブ73及
びシートチューブ75とセンターブラケット74との接
合部は両側から補強板(ガセット)79、80を溶接し
て補強した構造となっているので、フレーム71側では
補助動力装置90に制約されない配置が可能で、メイン
チューブ73とシートチューブ75の下部の間隔を広
げ、補助動力装置90の強度を期待せずにチエンステー
76を一般の自転車と同様にクランク軸33に向けて配
置することができる。また、補助動力装置90側ではフ
レーム71の配置に制約されずに十分なスペースを容易
に確保でき、断面をチャンネル形として補助動力装置9
0を上から挟んで容易に着脱ができると共に、曲げモー
メントの大きくなる局所のみ補強して重量の増加を押さ
えた簡潔な構造となっている。 【0041】また、本形態に係るフレーム71は運転者
の乗降性を良くする為に補助動力装置用のバッテリパッ
ケージ92を立ててシートチューブ75に添わせて装着
する方式のフレームであって、このバッテリパッケージ
92の搭載に適した形状で、補助動力装置90の取付け
に必要なスペースを確保したものとなっている。なお、
このフレーム71を用いた電動自転車70の走行時の態
様は図5〜図7に示す従来技術に係る電動自転車1の場
合と全く同様である。 【0042】 【発明の効果】以上実施の形態とともに詳細に説明した
通り、〔請求項1〕に記載する発明によれば、メインチ
ューブ、シートチューブ及びチエンステーを、側面が補
助動力装置の上部を囲む下向きのU字状をしたセンター
ブラケットで連結し、補助動力装置をこのセンターブラ
ケットの凹部に取付ボルトを介して装着する構造とした
ので、フレーム側と補助動力装置側とが互いに相手の強
度を期待しない簡潔な構造の車体フレームとすることが
でき、デザインの自由度が大きい。 【0043】また、〔請求項2〕に記載する発明によれ
ば、センターブラケットはほぼ同一断面のチャンネルを
用い、力が集中するメインチューブ及びシートチューブ
との接合部のみチューブに接する左右2枚の鉄板を溶接
して補強するので、構造重量の増加を軽減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係るフレームを適用した
電動自転車を示す左側面図である。 【図2】本発明の実施の形態に係る電動自転車用のフレ
ームを示す左側面図である。 【図3】図2のC矢視図である。 【図4】図2の中央部の斜視図である。 【図5】従来技術に係る電動自転車の左側面図である。 【図6】図5のII矢視による部分平面図である。 【図7】図5の部分拡大図で、(a)は図5の IIIA部
の拡大図、(B)は(a)の IIIB部の拡大縦断面図で
ある。 【図8】従来技術に係る電動ではない普通の自転車の車
体フレームを概念的に示す説明図である。 【符号の説明】 70 電動自転車 71 フレーム 73 メインチューブ 74 センターブラケット 75 シートチューブ 76 チェンステー 77 シートステー 78 リヤエンド 79,80 補強板 90 補助動力装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 バッテリと該バッテリによって作動する
    補助動力装置を備え、運転者がペダルを踏んで生ずる人
    力トルクと、前記補助動力装置によって発生する補助ト
    ルクとの合力によって走行する電動自転車のフレームで
    あって、 フロントフォークを回転自在に支持するヘッドパイプに
    一端が固着されて斜め下方に延び、下端で僅かに上側に
    屈曲するメインチューブと、 上端でシートポストを支持するシートチューブと、 該シートチューブの上部に一端を固着して斜め下方に延
    びるフォーク状のシートステーと、 リヤエンドを介して一端を前記シートステーの他端と連
    結するとともにほぼ水平に前方に延びるフォーク状のチ
    ェンステーと、 前記メインチューブ、シートチューブ及びチエンステー
    のそれぞれの他端と剛に連結し、断面がチャンネル形及
    び側面が下向きのU字状で、前記補助動力装置をボルト
    を介して支持する強度、剛性の大きいセンターブラケッ
    トとを有することを特徴とする電動自転車用のフレー
    ム。 【請求項2】 〔請求項1〕に記載する電動自転車用の
    フレームにおいて、 センターブラケットとメインチューブ及びシートチュー
    ブとのそれぞれの結合部を左右対の板で溶接補強したこ
    とを特徴とする電動自転車用のフレーム。
JP27078197A 1997-10-03 1997-10-03 電動自転車用のフレーム Withdrawn JPH11105768A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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