JPH11105607A - 車両用シートのアームレスト - Google Patents

車両用シートのアームレスト

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JPH11105607A
JPH11105607A JP9270878A JP27087897A JPH11105607A JP H11105607 A JPH11105607 A JP H11105607A JP 9270878 A JP9270878 A JP 9270878A JP 27087897 A JP27087897 A JP 27087897A JP H11105607 A JPH11105607 A JP H11105607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armrest
sleeve
side piece
arm rest
locked
Prior art date
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Pending
Application number
JP9270878A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Hara
弘造 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seat Co Ltd
Original Assignee
Toyo Seat Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seat Co Ltd filed Critical Toyo Seat Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アームレストを袖とは別体の構成とし且つ該
アームレストを袖に対して容易に脱着し得るようにする
ことで、アームレストが汚れた場合における交換を容易
として経済性を高めるようにした車両用シートのアーム
レストを提供する。 【解決手段】 アームレスト5を薄板状形態とするとと
もに、その裏面側に適宜離間して複数の位置決めピン2
1〜23と、相互に脱着可能に接合した接合部材14の
係止側片14a,15a又は被係止側片14b,15b
を備える。袖4の上部に、位置決めピンのそれぞれが挿
入される複数の位置決め穴11〜13を設ける。アーム
レスト側の係止側片又は被係止側片と袖側の被係止側片
又は係止側片とを接合させることで、アームレストを袖
に対して所定位置に位置決めされた状態で脱着自在に取
り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートのア
ームレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用シート、特に列車用シ
ートにおいては、乗客が着座するシートクッションの側
方に立壁状に立ち上がる袖を設置し、この袖の上部をそ
のままアームレストとして利用し、この袖の上部に乗客
が肘を預けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
袖の上部をそのままアームレストとして利用した場合、
該アームレスト部分は乗客が肘を預けることで次第に汚
れを生じるが、上記袖をそのままアームレストとして利
用している関係上、アームレスト部分が汚れた場合には
袖の表面を構成するトリム全体の張り替えが必要とな
り、非常に不経済であった。
【0004】そこで本発明は、アームレストを袖とは別
体の構成とし且つ該アームレストを袖に対して容易に脱
着し得るようにすることで、アームレストが汚れた場合
における交換を容易として経済性を高めるようにした車
両用シートのアームレストを提供することを目的として
なされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明ではかかる課題を
解決するための具体的手段として次のような構成を採用
している。
【0006】即ち、シートクッションの側方に立壁状に
配置された袖の上部に取り付けられる車両用シートのア
ームレストにおいて、上記アームレストが、薄板状形態
を有するとともに、その裏面側には適宜離間して複数の
位置決めピンと、係止側片と被係止側片とからなり相互
に脱着可能に接合される接合部材の該係止側片又は被係
止側片が備えられる一方、上記袖の上部には、上記アー
ムレストに設けられた上記複数の位置決めピンのそれぞ
れが嵌挿される複数の位置決め穴と、上記接合部材の上
記被係止側片又は係止側片が備えられ、上記アームレス
トの上記複数の位置決めピンを上記袖側の上記複数の位
置決め穴にそれぞれ嵌挿せしめるとともに上記アームレ
スト側の上記係止側片又は被係止側片と上記袖側の上記
被係止側片又は係止側片とを接合させることで上記アー
ムレストが上記袖に対して所定位置に位置決めされた状
態で脱着自在に取り付けられることを特徴としている。
【0007】
【発明の効果】本発明の車両用シートのアームレストに
よれば、上記アームレストの上記複数の位置決めピンを
上記袖側の上記複数の位置決め穴にそれぞれ嵌挿せしめ
ることで該アームレストの上記袖に対する取り付け上の
位置決めがなされ、さらに上記アームレスト側の上記係
止側片又は被係止側片と上記袖側の上記被係止側片又は
係止側片とを接合させることで上記アームレストが上記
袖に対して脱着自在に取り付けられるので、上記アーム
レストが長期の使用により汚れが生じ、この汚れたアー
ムレストを袖から取り外して新しいアームレストを袖に
取り付ける場合、汚れたアームレストの取り外しは該ア
ームレストが上記接合部材により脱着可能に接合されて
いるので容易にこれを取り外すことができ、また新しい
アームレストの取り付けに際しては該アームレスト側の
位置決めピンを上記袖側の位置決め穴に嵌挿せしめるこ
とで該アームレストの袖に対する位置決めが容易且つ確
実に行われ、この結果、汚れたアームレストの取り外し
から新しいアームレストの取り付けまでのアームレスト
交換作業が簡単に行える。
【0008】また、この汚れたアームレストは、その表
面を構成するトリムを張り替えてこれを再生するが、こ
の場合、該アームレストが袖とは別体構成とされ且つそ
の形態が該袖の上部のみを覆うことのできる薄板状形態
とされていることから、例えば袖の上部をそのままアー
ムレストとして使用する従来構造の如くアームレストの
再生に袖全体のトリムの張り替えを必要とする場合に比
して、トリムの張り替え量が極めて少なく、それだけ経
済的である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる車両用シー
トのアームレストを添付図面に示す好適な実施形態に基
づいて具体的に説明する。
【0010】図1には、本発明にかかるアームレストを
備えた車両用シートとして、列車用のシート1を示して
いる。このシート1は、シートクッション2と、該シー
トクッション2の後端部側において立ち上がるシートバ
ック3と、上記シートクッション2の左右両側において
それぞれ立て壁状に立ち上がる左右一対の袖4,4とを
備えて構成され、脚台7を介して列車床面に固定され
る。
【0011】そして、この実施形態においては、従来の
ように上記袖4,4の上部をそのままアームレストとし
て使用する構成とはせず、本発明を適用して上記袖4,
4の上部にそれぞれ次述する専用のアームレスト5,5
を取り付けるようにしている。以下、図2及び図3を参
照して、上記アームレスト5とこれが取り付けられる上
記袖4の具体的構造を説明する。
【0012】上記袖4は、図2及び図3に示すように、
矩形状に屈曲形成された袖フレーム44の外周部をトリ
ム45により覆ってなる袖本体41と、該袖本体41の
外側面に取り付けられた外側カバー42と内側面に取り
付けられた内側カバー43とを備えて構成される。
【0013】上記袖本体41は、略水平に延びる上面4
aと該上面4aの前部に連続して前方に向かって下降傾
斜する傾斜面4bと該傾斜面4bの下端に連続して上下
方向に延びる前面4cとを備えている。そして、この袖
本体41においては、上記上面4aから前面4cにかけ
ての部分をアームレスト取り付け面とし、ここに後述の
アームレスト5を取り付けるようにしている。このアー
ムレスト5の取付のために、上記上面4a〜前面4cに
は次のような構成が採用されている。
【0014】即ち、上記上面4aにおいては、そのシー
ト後方側端部に第1位置決め穴11を形成するととも
に、該第1位置決め穴11よりシート前方寄りのほぼ全
域には、脱着自在に接合される接合部材14の一方の構
成要素であるテープ状形態をもつ係止側片14aが貼着
固定されている。また、上記傾斜面4bにおいては、そ
の略中央部に第2位置決め穴12を形成している。さら
に、上記前面4cにおいては、その下端寄り位置に第3
位置決め穴13を形成するとともに、該第3位置決め穴
13よりも上方側のほぼ全域には、脱着自在に接合され
る接合部材15の一方の構成要素であるテープ状形態を
もつ係止側片15aが貼着固定されている。
【0015】一方、上記アームレスト5は、上記袖本体
41の上記上面4a〜前面4cの形状に沿う如く屈曲形
成された薄板状形態を有し、上記袖本体41の上記上面
4a、傾斜面4b及び前面4cのそれぞれに対応する第
1面5aと第2面5bと第3面5cとを備えている。そ
して、このアームレスト5は、屈曲形成されたアームレ
ストフレーム51の上面側に配置されたパッド52をト
リム53により覆って構成され、該パッド52側の面を
肘受面として利用するようになっている。
【0016】このアームレスト5は、上記袖4における
上記袖本体41の上記上面4a〜前面4cの部分に脱着
自在に取り付けられるものであって、そのために次のよ
うな特有の構成を備えている。
【0017】即ち、上記第1面5aの裏面の外端寄り部
位には上記袖本体41側の上記第1位置決め穴11に嵌
挿される第1位置決めピン21が突設されるとともに、
該第1位置決めピン21よりも第2面5b寄りのほぼ全
域には上記接合部材14の他方の構成部材である被係止
側片14bが貼着固定されている。また、上記第2面5
bの裏面の略中央部には、上記袖本体41側の上記第2
位置決め穴12に嵌挿される第2位置決めピン22が突
設されている。さらに上記第3面5cにおいては、その
下端寄り位置に上記袖本体41側の上記第3位置決め穴
13に嵌挿される第3位置決めピン23が突設されると
ともに、該第3位置決めピン23よりも上方側のほぼ全
域には上記接合部材15の他方の構成要素であるテープ
状形態をもつ被係止側片15bが貼着固定されている。
【0018】尚、上記アームレスト5の上記第1面5a
には、灰皿6(図1参照)を取り付けるための灰皿用プ
レート55と灰皿用開口56とが設けられている。
【0019】このように構成された上記アームレスト5
は、図3に示すように、上記袖4の袖本体41の上部、
即ち、上記上面4a〜前面4cに着脱自在に取り付けら
れてアームレストとして機能するものである。
【0020】即ち、上記アームレスト5を上記袖4の袖
本体41側に取り付ける場合には、先ず該アームレスト
5を上記袖本体41の上側から当てがい、上記各位置決
めピン21〜23を上記袖本体41側の上記各位置決め
穴11〜13に嵌挿する。この各位置決めピン21〜2
3の上記各位置決め穴11〜13への嵌挿により、上記
アームレスト5の上記袖本体41に対する位置決めが容
易に且つ正確に行われる。さらに、上記アームレスト5
を上記袖本体41側に押し付けることで、該アームレス
ト5側の上記接合部材14,15の各係止側片14a,
15aが、上記袖本体41側の各接合部材14,15の
各被係止側片14b,15bと接合され、これら各接合
部材14,15の接合力により上記アームレスト5は上
記袖本体41に対して確実に固定保持される。
【0021】一方、シート1の長期の使用に伴って上記
アームレスト5の表面が次第に汚れてくると、この汚れ
たアームレスト5を新しいアームレスト5と交換するこ
とが必要となる。この交換作業に際しては、作業者が上
記アームレスト5を上記袖本体41から引き離す方向に
力を加えることで、上記各接合部材14,15の接合が
離脱し、該アームレスト5は容易に上記袖本体41側か
ら取り外される。しかる後、新しいアームレスト5を上
記袖本体41側に取り付けることになる(この場合の作
業手順は上述の作業と同様であるので説明を省略す
る)。
【0022】また、汚れが生じたことで上記袖本体41
側から取り外されたアームレスト5は、これを再生して
再利用に供されるが、このアームレスト5の再生は汚れ
たトリム53の張り替えのみで十分である。従って、従
来のように袖の上部をそのままアームレストとして利用
していたためにアームレストの再生に際して上記袖全体
のトリムの張り替えを必要とする場合に比して、張り替
え量が格段に少なく、それだけ材料費及び張り替え作業
工数が低減され、その経済性が高められることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアームレストが備えられた車両
用シートの全体斜視図である。
【図2】図1に示したシートの袖とアームレストの斜視
図である。
【図3】袖へのアームレストの装着状態を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1はシート、2はシートクッション、3はシートバッ
ク、4は袖、5はアームレスト、6は灰皿、7は脚台、
11〜13は位置決め穴、14及び15は接合部材、2
1〜23は位置決めピンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの側方に立壁状に配置
    された袖の上部に取り付けられる車両用シートのアーム
    レストであって、 上記アームレストは、薄板状形態を有するとともに、そ
    の裏面側には適宜離間して複数の位置決めピンと、係止
    側片と被係止側片とからなり相互に脱着可能に接合され
    る接合部材の該係止側片又は被係止側片が備えられる一
    方、 上記袖の上部には、上記アームレストに設けられた上記
    複数の位置決めピンのそれぞれが嵌挿される複数の位置
    決め穴と、上記接合部材の上記被係止側片又は係止側片
    が備えられ、 上記アームレストの上記複数の位置決めピンを上記袖側
    の上記複数の位置決め穴にそれぞれ嵌挿せしめるととも
    に上記アームレスト側の上記係止側片又は被係止側片と
    上記袖側の上記被係止側片又は係止側片とを接合させる
    ことで上記アームレストが上記袖に対して所定位置に位
    置決めされた状態で脱着自在に取り付けられることを特
    徴とする車両用シートのアームレスト。
JP9270878A 1997-10-03 1997-10-03 車両用シートのアームレスト Pending JPH11105607A (ja)

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