JPH11103779A - 野菜によるデザート菓子の製造方法 - Google Patents

野菜によるデザート菓子の製造方法

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JPH11103779A
JPH11103779A JP9275393A JP27539397A JPH11103779A JP H11103779 A JPH11103779 A JP H11103779A JP 9275393 A JP9275393 A JP 9275393A JP 27539397 A JP27539397 A JP 27539397A JP H11103779 A JPH11103779 A JP H11103779A
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JP
Japan
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juice
vegetables
vegetable
boiled
water
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JP9275393A
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English (en)
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Shoji Sakai
正二 酒井
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  • Confectionery (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜を素材とした場合でも、野菜臭さを無く
し、果物のごとくスウィートでかつ甘い、いままでにな
い独自の味の洋菓子風のものが得られる。 【解決手段】 茄子1等の野菜を果汁水で煮て、さら
に、チョコレートを主材としたペースト2でコーティン
グをした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茄子等の野菜によ
る菓子で、デザートとして最適な菓子の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】販売されている野菜を用いた菓子として
は、例えば乾燥させた茄子を水でもどして砂糖で(煮)
しめたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
菓子としての甘さを持たせることはできるが、茄子特有
の野菜臭さ等菓子にそぐわない味が残り、また、乾燥さ
せた状態が強いと野菜が有するみずみずしさが失われて
しまう。
【0004】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、野菜を素材とした場合でも、野菜臭さを無くし、果
物のごとくスウィートでかつ甘い、いままでにない独自
の味の洋菓子風のものが得られる野菜によるデザート菓
子の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、茄子等の野菜を果汁で煮て、さら
に、チョコレートを主材としたペーストでコーティング
をしたこと、第2に、果汁は、水、砂糖、ワインを加え
たもの、第3に、茄子等の野菜は、果汁で煮る前に水煮
し、一晩水に晒すこと、第4に、チョコレートを主材と
したペーストはゼラチンを混合すること、第5に、茄子
等の野菜をジュースとワインを混合した果汁で煮て、こ
の煮汁にゼラチンを混合したゼリー状コーティングをし
たことを要旨とするものである。
【0006】請求項1記載の本発明によれば、茄子等の
野菜はこれを果汁水で煮ることで、柔らかくなり、ま
た、野菜臭さやえぐさを無くすことができ、さらに、果
汁の味がしみて野菜ではなく果物のようなスウィートな
味となる。また、これに加えてチョコレートを主材とし
たペーストでコーティングすることで、より甘い菓子と
することができ、しかも、コーティングが水分が出るこ
とを押さえ、汁の滲みだすじくじくした感じを無くし、
菓子に相応しい硬さと歯ごたえを確保することができ、
見た目もよいものとなる。
【0007】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、果汁水として茄子等の野菜を煮るのに最適な
ものを作り出すことができるものであり、請求項3記載
の本発明によれば、前に水煮し、一晩水に晒すことで灰
汁を抜き、果汁水で煮る際により果汁の味を浸透させる
ことができる。
【0008】請求項4記載の本発明によれば、チョコレ
ートを主材としたペーストはこれにゼラチンを加えるこ
とで、ゼリーの有する寒天質でより水分のしみだしを押
さえることができる。
【0009】請求項5記載の本発明によれば、茄子等の
野菜をジュースとワインを混合した果汁で煮ることで、
柔らかくなり、また、野菜臭さやえぐさを無くすことが
でき、さらに、果汁の味がしみて野菜ではなく果物のよ
うなスウィートな味となる点は前記請求項1の場合と同
様である。
【0010】この場合、煮汁を主体としたゼリー状コー
ティングであるので、甘さが適宜控えられた大人の味の
ものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を詳細に
説明する。本発明の野菜によるデザート菓子の製造方法
は、一例として、野菜としては図1に示すような茄子1
を使用するものである。この茄子1は露地物が望まし
が、ハウス栽培のものでもよい。
【0012】製造工程として、まず、茄子1を水煮し
て、そのまま一夜水に晒す。このように水煮して水に晒
すことで茄子1の灰汁抜きを行なうことができる。
【0013】ただし、このように灰汁が取れた段階でも
抜けない味(エグイ味)があるので、灰汁が取れた時点
で、果汁で煮て下味をつける。
【0014】果汁としては、グレープジュースやオレン
ジジュース等の色々な果物のジュースに水、砂糖、ワイ
ンを加えたものであり、また、この煮る作業は2回ぐら
い繰り返して行なうのが望ましく、1回目の煮汁は捨て
る。
【0015】前記果汁は、1回目の場合は、グレープジ
ュースやオレンジジュース等のジュースに対して水が同
等であり、2回目の場合はジュース2に対して水が1の
程度とする。
【0016】また、これらグレープジュースやオレンジ
ジュース1,000 ccまたは2,000 ccに対して水1,000 ccの
割合とした場合の、砂糖やワインの割合は砂糖200 g、
ワイン1合である。そして、グレープジュースに加える
ワインは赤ワイン、オレンジジュースに加えるワインは
白ワインが好適である。ワインはポートワインがよい。
なお、砂糖の量はグレープジュースやオレンジジュース
がもともと有する糖分の割合により調整することはいう
までもない。
【0017】グレープジュースやオレンジジュースは粉
末のものを使用することもできる。
【0018】この果汁で煮るのは第2回目は1時間ほど
煮て、一夜寝かせる。寝かせるのは適宜乾燥させるため
である。場合によっては例えば110 °Cのオーブンで3
時間程度熱して強制的に乾燥させてもよい。かかる強制
乾燥させる手段としては熱風をかけることもできる。
【0019】前記一夜寝かせたものまたはその後適宜強
制乾燥させたものに対し、火入れをして、チョコレート
を主材としたペースト2でコーティングをする。
【0020】このチョコレートを主材としたペースト2
のチョコレートとしてはホワイトチョコレートがよく、
そのままでは白色のコーティングとなり、それでもよい
が、茄子の見た目の感じを保つために紫の色子(着色
材)で色を付けてもよい。
【0021】仕上げはカカオバターを使って固めるが、
カカオバターが予め配合されたホワイトチョコレートを
使用することもできる。
【0022】さらに、かかるチョコレートを主材とした
ペースト2の成分としては、種々考えられ、バナナペー
スト等の果物ペーストを混入することなどがあるが、一
例として下記のごときものとした。 ホワイトチョコレート 110g マンゴーペースト 50g 生クリーム 20g ゼラチン 10g シロップ 800cc
【0023】なお、ゼリーの混合は省略することもでき
るが、ゼラチンを入れることでゼリー状とし、より水分
の滲みだしを押さえることが可能となる。
【0024】この他に牛乳20gを加えてもよい。ま
た、バナナペースト等の果物ペーストは、ココナッツ、
ストロベリー、青リンゴ、洋梨、ピーチ、ブルベリー、
ラズベリー、パッションフルーツ、カシス、グミ、ザク
ロ等の果物ペーストから適宜選択し、また、複数種を組
み合わせることも可能である。木の実のペーストも利用
できる。
【0025】特に、果物ペーストや木の実のペーストを
ホワイトチョコレートに加えるのは、味だけでなく、色
を付ける役割もある。
【0026】第2実施形態として、まず、茄子1を水煮
して、そのまま一夜水に晒す点は前記第1実施形態と同
じであるが、茄子1等の野菜を煮る果汁は、ジュースと
ワインを混合したものとし、図2に示すように、この煮
汁にゼラチンを混合したゼリー状コーティング3を施し
た。
【0027】果汁は、オレンジジュースまたはグレープ
ジュース1,000 ccに対してポートワイン1,000 cc(オレ
ンジジュース、いわゆる柑橘系のジュースに対しては白
のポートワイン、グレープジュースに対しては赤のポー
トワイン)に砂糖200 gを加えたものである。
【0028】煮た後で、必要に応じて一晩寝かせ、煮汁
にゼラチンをまぜてゼリー状コーティング3を施すが、
その場合、煮汁8合に対してゼラチン10gの割合で混入
させるが、さらに、寒天2g、リキュール0.5 合を加え
るようにしてもよい。
【0029】冷蔵後はゼリー状コーティング3の中に茄
子1が埋め込まれたものが得られるので、適宜輪切りに
して、ゼリー状コーティング3を添えて盛りつける。
【0030】また、前記実施形態は野菜として茄子の場
合について述べたが、大根、冬瓜などの他の野菜を素材
として使用することもでき、果汁水で煮て、さらに、チ
ョコレートを主材としたペーストでコーティングするこ
とを基本とすれば、砂糖に黒砂糖を使用とすることや果
汁の果物ジュースをグレープジュースやオレンジジュー
ス以外のものを選択するなど種々のバリエーションは可
能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明の野菜によるデ
ザート菓子の製造方法は、野菜を素材とした場合でも、
野菜臭さを無くし、果物のごとくスウィートでかつ甘
い、いままでにない独自の味の洋菓子風のものが得られ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法による野菜によるデザート菓
子の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の製造方法による野菜によるデザート菓
子の他の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…茄子 2…チョコレート
を主材としたペースト 3…ゼリー状コーティング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茄子等の野菜を果汁で煮て、さらに、チ
    ョコレートを主材としたペーストでコーティングをした
    ことを特徴とする野菜によるデザート菓子の製造方法。
  2. 【請求項2】 果汁は、水、砂糖、ワインを加えたもの
    である請求項1記載の野菜によるデザート菓子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 茄子等の野菜は、果汁で煮る前に水煮
    し、一晩水に晒す請求項1記載の野菜によるデザート菓
    子の製造方法。
  4. 【請求項4】 チョコレートを主材としたペーストはゼ
    ラチンを混合する請求項1または請求項2記載の野菜に
    よるデザート菓子の製造方法。
  5. 【請求項5】 茄子等の野菜をジュースとワインを混合
    した果汁で煮て、この煮汁にゼラチンを混合したゼリー
    状コーティングをしたことを特徴とする野菜によるデザ
    ート菓子の製造方法。
JP9275393A 1997-10-08 1997-10-08 野菜によるデザート菓子の製造方法 Pending JPH11103779A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007023800A1 (ja) * 2005-08-22 2007-03-01 Yasuyuki Yamada 食品
JP2012039997A (ja) * 2010-07-22 2012-03-01 Kuwan:Kk 種子入りザクロジュースの製造方法、その製造方法を使用して成る種子入りザクロジュース及び前記種子入りザクロジュースを使用して成るザクロ果汁入りゼリー

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WO2007023800A1 (ja) * 2005-08-22 2007-03-01 Yasuyuki Yamada 食品
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JP2015211683A (ja) * 2010-07-22 2015-11-26 株式会社クワン 種子入りザクロジュースの製造方法、その製造方法から成る種子入りザクロジュース及び前記種子入りザクロジュースを使用して成るザクロ果汁入りゼリー

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