JPH11102672A - 電池ケースの製造方法及び電池 - Google Patents
電池ケースの製造方法及び電池Info
- Publication number
- JPH11102672A JPH11102672A JP9259871A JP25987197A JPH11102672A JP H11102672 A JPH11102672 A JP H11102672A JP 9259871 A JP9259871 A JP 9259871A JP 25987197 A JP25987197 A JP 25987197A JP H11102672 A JPH11102672 A JP H11102672A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery case
- battery
- gasket
- plate thickness
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
池を提供する。 【解決手段】 逆ハット形状体16の開口部を押込み加
工により、元の金属板材15の板厚の20〜80%とす
ると共に、この薄肉部13の直下に求心方向に突出する
ガスケット支持膨出部14を形成して、電池ケース2を
製造する。
Description
ン型のリチウム電池等の電池に用いられる電池ケースを
製造する方法に関するものである。
公報に開示される従来のボタン型リチウム電池を示して
いる。図4において、1は封口板、2aは電池ケース、
3はガスケット、4は正極、5は負極、6はセパレー
タ、7は逆ハット形状の内部ケースであり、内部に電解
液が充填されている。
4、負極5、セパレータ6、電解液からなる発電要素、
及び内部ケース7を内蔵させた後、電池ケース2aの開
口部8に封口板1を、両者間にガスケット3を介在させ
た状態で、前記開口部8を求心方向にカシメ加工するこ
とにより固定することにより得られる。このカシメ加工
によって、ガスケット3は前記開口部8と内部ケース7
の鍔部9との間に圧縮固定され、前記封口板1の周縁部
10がガスケット3によって挾圧保持されることにより
封口状態とされる。
ス7の側周壁下部に流通孔12が設けられていて、内部
ケース7の外周と電池ケース2aの内周との間の空間1
1に、電解液を導き、前記空間11を電解液溜まりとし
ている。
は、内部ケース7の鍔部9によってカシメ時の力を受止
めているが、これに対する剛性、強度を十分にとること
が困難であるため、封口時におけるガスケット3の圧縮
量を十分にとれず、又圧縮量のバラツキが大きなものと
なってしまう。このため、電池の熱衝撃試験において、
耐漏液特性が大幅に低下した電池が生産されてしまうと
いう問題がある。
流通孔12を通じてのみ電解液が電解液溜まり用の空間
11に流入して溜められるように構成されているが、電
解液が前記空間11に導かれるために必要な時間が長
く、電池の生産性を大幅に低下させている。又この時間
を短縮すると、前記空間11に流入すべき電解液の一部
が封口時に漏れ出てしまうという問題がある。
決するため、電池ケース内に発電要素を内蔵させた後、
電池ケースの開口部に封口板を、両者間にガスケットを
介在させた状態で、前記開口部を求心方向にカシメ加工
することにより固定してなる電池に用いられる電池ケー
スの製造方法において、絞り加工により金属板材から逆
ハット形状体を得、次いで押込み加工により逆ハット形
状体の開口部の押込み加工される部分の板厚を金属板材
の板厚の20〜80%とすると共に、この板厚が減小す
る部分の直下部分に求心方向に突出するガスケット支持
膨出部を形成し、次いでトリミング加工により逆ハット
形状体の鍔部を切断整形して、電池ケースを得ることを
特徴とする。
ット支持膨出部を電池ケースに一体形成でき、このガス
ケット支持膨出部はカシメ時の力を十分に受止めうる剛
性、強度を有している。従って、封口時のガスケット3
の圧縮量を十分にとることができると共にバラツキの少
ないものとなすことができ、耐漏液特性の良好な電池を
提供することができる。そして押込み加工において、ハ
ット形状体の開口部の押込み加工される部分の板厚を金
属板材の板厚の20〜80%とすることにより、上記剛
性、強度を有するガスケット支持膨出部を形成すること
が可能である。
相当するものを有さないので、電池ケース内全体に電解
液が速やかに充填されることになる。従って電解液充填
性能が向上し、電池の生産性を向上させることができ
る。
いて、金属板材の板厚を0.20〜0.50mmとする
と好適であり、又金属板材が鉄、ステンレス、アルミニ
ウム、或いはこれらを主材料として構成される金属のい
ずれかからなるものであると好適である。
ースを用いて電池を構成することにより、封口部の耐漏
液特性が優れ、電解液充填性能が優れた電池を提供する
ことができる。
7.7mmのボタン型リチウム電池を示す。図1におい
て、1はステンレス製の負極端子を兼ねる封口板、2は
後述する製造方法で製作されたステンレス製の正極端子
を兼ねる電池ケース、3はポリプロピレンからなるガス
ケット、4はカーボンとフッ化カーボンの混合物からな
る正極、5はリチウムからなる負極であって、前記封口
板1の内面に圧着されたものであり、6はポリプロピレ
ン等からなるセパレータ、12は正極リングである。
セパレータ6、正極リング12及び電解液からなる発電
要素を図1に示すように内蔵させた後、電池ケース2の
開口部8に封口板1を、両者間にガスケット3を介在さ
せた状態で、前記開口部8を求心方向にカシメ加工する
ことにより固定して、上記電池を構成している。本発明
の電池ケース2は、図3に示すように、押込み加工によ
り、前記開口部8に薄肉部13及びその直下にガスケッ
ト支持膨出部14が形成されているので、このガスケッ
ト支持膨出部14でカシメ時の力を受止めることができ
る。前記カシメ加工によって、ガスケット3は前記開口
部8とガスケット支持膨出部14との間に圧縮固定さ
れ、前記封口板1の周縁部10がガスケット3によって
挾圧保持されることになり、電池の封口がなされる。
ス2の製造方法について説明する。
0mmのSUS444の金属板材15を用いる(図2の
(a))。この金属板材15から絞り加工により逆ハッ
ト形状体16を得る(図2の(b))。この逆ハット形
状体16の円筒部外径は24.5mm、高さ7.7mm
である。次いで押込み加工(一般にインデント加工と称
されている。)により、逆ハット形状体16の開口部の
押込み加工される部分(薄肉部)13の板厚tが0.2
5mmとなるようにし、同時にこの薄肉部13の直下に
求心方向に突出するガスケット支持膨出部14を形成す
る。このガスケット支持膨出部14は図2の(c)に示
すように、上面17が平坦な断面三角形状に形成され、
薄肉部13の内面から求心方向に突出する突出量Pが約
0.7mmのものとなった。前記上面17がガスケット
3を支持する支持座となる。次いで、トリミング加工に
おいて、逆ハット形状体16の鍔部18を、プレス打抜
きにより切断整形し(図2の(d))図2の(e)に示
す電池ケース2を得ている。図2の(e)に示すもの
は、前記鍔部18の一部18aが残されているが、これ
に限らず鍔部18が全く存在しないように電池ケース2
を整形してもよい。
法で得られた電池ケース2と、ガスケット3と、封口板
1との関係を示している(図3は発電要素の図示を省略
している。)。封口板1の周縁部10は下方に折曲げら
れると共にU字状に折積ねられている。ガスケット3は
前記ガスケット支持膨出部14の支持座17上に載置さ
れ、その断面形状が略U形であり、この略U形の内部空
間内に封口板1の周縁部10が収容されている。このよ
うな状態で、電池ケース2の開口部8を求心方向にカシ
メ加工することにより、図1に示す電池が得られる。
4、図5で示す従来例の電池Aとの耐漏液特性を比較す
るための熱衝撃試験を行った。なお、電池Aの電池ケー
スは板厚が0.25mm、内部ケースは板厚が0.25
mmで、これらはSUS444で形成されたものであ
る。
/60℃の熱衝撃試験を行った結果を(表1)に示す。
る電池Bは、1000サイクル熱衝撃を繰り返した場合
でも全数漏液がなく、従来例の電池Aではこのサイクル
で全数漏液していることに鑑み、耐漏液特性が格段に向
上していることが判明した。
重量を測定した。この結果を(表2)に示す。
る電池Bは、封口時に全く漏液せず、電池Aに比較し
て、電解液充填性が格段に良好になっていることが判明
した。
して、板厚Tが0.40mmのSUS444(ステンレ
ス)板を用いたが、板厚Tが0.20mm〜0.50m
mの鉄、ステンレス、アルミニウム、或いはこれらを主
材料として構成される金属のいずれかからなる金属板材
を用いると好適である。
部13の板厚tが金属板材15の板厚Tの63%(=1
00×0.25/0.40%)となっているが、前記板
厚tを前記板厚Tの20%〜80%の範囲に設定するこ
とが可能である。t/Tが20%未満になると、電池ケ
ース2の強度剛性に不足が生じ、t/Tが80%を越え
ると、ガスケット支持膨出部14の突出量Pが不足し、
ガスケット3を安定して受止めることが困難になる。
として円筒形のもので示したが、その他の形状、具体的
には、長円形(小判形)、角形、楕円形の形状のもので
あれば同様の効果が得られるものである。
縮を十分に行うことができ、かつガスケットの圧縮量の
バラツキが少ない耐漏液特性の良好な電池を提供するこ
とができる。
させ、電池の生産性を向上させることができる。
(a)〜(e)に順に示す工程図。
面図。
視図。
Claims (4)
- 【請求項1】 電池ケース内に発電要素を内蔵させた
後、電池ケースの開口部に封口板を、両者間にガスケッ
トを介在させた状態で、前記開口部を求心方向にカシメ
加工することにより固定してなる電池に用いられる電池
ケースの製造方法において、絞り加工により金属板材か
ら逆ハット形状体を得、次いで押込み加工により逆ハッ
ト形状体の開口部の押込み加工される部分の板厚を金属
板材の板厚の20〜80%とすると共に、この板厚が減
小する部分の直下部分に求心方向に突出するガスケット
支持膨出部を形成し、次いでトリミング加工により逆ハ
ット形状体の鍔部を切断整形して、電池ケースを得るこ
とを特徴とする電池ケースの製造方法。 - 【請求項2】 金属板材は板厚0.20〜0.50mm
のものである請求項1記載の電池ケースの製造方法。 - 【請求項3】 金属板材が鉄、ステンレス、アルミニウ
ム、或いはこれらを主材料として構成される金属のいず
れかからなるものである請求項1又は2記載の電池ケー
スの製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載され
る電池ケースの製造方法により得られた電池ケースを用
いてなることを特徴とする電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25987197A JP3760427B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 電池ケースの製造方法及び電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25987197A JP3760427B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 電池ケースの製造方法及び電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11102672A true JPH11102672A (ja) | 1999-04-13 |
JP3760427B2 JP3760427B2 (ja) | 2006-03-29 |
Family
ID=17340119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25987197A Expired - Lifetime JP3760427B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 電池ケースの製造方法及び電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3760427B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002008729A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-11 | Toshiba Battery Co Ltd | 扁平形非水電解質二次電池 |
KR100946622B1 (ko) | 2009-09-01 | 2010-03-09 | 서희봉 | 인젝터필터의 워크링 제조방법 |
CN110931659A (zh) * | 2019-10-12 | 2020-03-27 | 松栢投资有限公司 | 一种用于生产具有外壳盘的纽扣电池的方法及纽扣电池 |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP25987197A patent/JP3760427B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002008729A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-11 | Toshiba Battery Co Ltd | 扁平形非水電解質二次電池 |
KR100946622B1 (ko) | 2009-09-01 | 2010-03-09 | 서희봉 | 인젝터필터의 워크링 제조방법 |
CN110931659A (zh) * | 2019-10-12 | 2020-03-27 | 松栢投资有限公司 | 一种用于生产具有外壳盘的纽扣电池的方法及纽扣电池 |
CN110931659B (zh) * | 2019-10-12 | 2022-04-26 | 松栢投资有限公司 | 一种用于生产具有外壳盘的纽扣电池的方法及纽扣电池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3760427B2 (ja) | 2006-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6232015B1 (en) | Prismatic storage battery or cell with rigid compressive container | |
JPS597184B2 (ja) | ガス減極電気化学電池およびその製造方法 | |
USRE31413E (en) | Gas depolarized electrochemical cells and method of assembly | |
US6368745B1 (en) | Battery construction having cover assembly | |
JP5159076B2 (ja) | 円筒型蓄電池およびその製造方法 | |
JP3749127B2 (ja) | 密閉形電池と密閉形電池の製造方法 | |
JP3580213B2 (ja) | 円筒形電池用封口板 | |
JP3760427B2 (ja) | 電池ケースの製造方法及び電池 | |
JPH1083800A (ja) | 電池缶とこの缶を用いた乾電池の製造方法 | |
JP2001307686A (ja) | 電池缶及びその製造方法と電池 | |
JP3744788B2 (ja) | 密閉電池とその製造方法 | |
JPH10255733A (ja) | 小型電池 | |
JPH07183024A (ja) | 角型密閉電池 | |
JPH08287896A (ja) | 角形密閉式蓄電池 | |
JP3596954B2 (ja) | 角形電池の製造方法 | |
JPH0340373A (ja) | ボタン形リチウム電池 | |
JPS61233963A (ja) | 円筒形電池の製造方法 | |
JP3605451B2 (ja) | 角形電池の製造方法 | |
JPH02207449A (ja) | 扁平形電池の製造方法 | |
JP3996973B2 (ja) | 筒形リチウム電池およびその製造方法 | |
CN108604650A (zh) | 蓄电元件的制造方法以及蓄电元件 | |
JP3642298B2 (ja) | 円筒形空気電池 | |
JPH062215Y2 (ja) | ボビン形リチウム電池 | |
JP3449663B2 (ja) | 電 池 | |
JP3625608B2 (ja) | 密閉電池の封口方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040608 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120 Year of fee payment: 7 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |