JPH11101907A - カラーフィルタおよびカラーフィルタ製造管理システム - Google Patents

カラーフィルタおよびカラーフィルタ製造管理システム

Info

Publication number
JPH11101907A
JPH11101907A JP27978297A JP27978297A JPH11101907A JP H11101907 A JPH11101907 A JP H11101907A JP 27978297 A JP27978297 A JP 27978297A JP 27978297 A JP27978297 A JP 27978297A JP H11101907 A JPH11101907 A JP H11101907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color filter
substrate
identification code
manufacturing
black matrix
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27978297A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Honda
知久 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP27978297A priority Critical patent/JPH11101907A/ja
Publication of JPH11101907A publication Critical patent/JPH11101907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造履歴の追跡が個々に可能なカラーフィル
タと、このようなカラーフィルタの製造が可能な製造管
理システムを提供する。 【解決手段】 少なくともブラックマトリックスの形成
工程、複数色からなる着色層の形成工程および検査工程
を備え、ブラックマトリックスの形成工程および/また
は着色層の形成工程においてカラーフィルタ毎の固有の
識別コードを基板の非画素領域に形成して該識別コード
を中央管理装置に登録し、各工程におけるカラーフィル
タ個々の製造履歴を前記識別コードに対応させて前記中
央管理装置に記憶させることにより、カラーフィルタの
製造管理システムとし、このように製造されたカラーフ
ィルタは、基板上の画素領域に所定のパターンで形成さ
れたブラックマトリックスと複数色からなる着色層とを
備え、かつ、基板上の非画素領域の所定箇所に固有の識
別コードを備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーフィルタとそ
の製造管理システムに係り、特に液晶ディスプレイに使
用するためのカラーフィルタと、このようなカラーフィ
ルタの製造管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD)において
は、近年のカラー化の要請に対応するために、アクティ
ブマトリックス方式および単純マトリックス方式のいず
れの方式においてもカラーフィルタが用いられている。
例えば、薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティ
ブマトリックス方式の液晶ディスプレイでは、カラーフ
ィルタは赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の着色
パターンを備え、R,G,Bのそれぞれの画素に対応す
る電極をON、OFFさせることで液晶がシャッタとし
て作動し、R,G,Bのそれぞれの画素を光が透過して
カラー表示が行われる。そして、色混合は2色以上の画
素に対応する液晶シャッタを開いて混色し別の色に見せ
る加色混合の原理により網膜上で視覚的に行われる。
【0003】上記のカラーフィルタの製造では、ブラッ
クマトリックス(遮光層)の形成工程、R,G,Bの着
色パターンからなる着色層の形成工程、保護膜の形成工
程、透明導電膜の形成工程、および、数種類の検査から
なる検査工程がある。したがって、各ガラス基板がどの
工程を流れているか、また、検査結果がどうであるかを
カラーフィルタ毎に把握することが困難であった。
【0004】このような問題を解決するために、例え
ば、ガラス基板を25枚収納できる基板搬送カセットを
使用し、各基板搬送カセット毎にバーコード等で固有の
識別コードを設け、特定の識別コードを有する基板搬送
カセットの何枚目のガラス基板ということで、個々のガ
ラス基板の製造履歴を把握して管理が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造管理では、製造の各工程中でガラス基板の割れ、条
件出しのための抜き取り等があった場合、基板搬送カセ
ット内でのガラス基板の収納順序にズレが生じてしま
い、ガラス基板と製造履歴とを1対1で対応させること
が不可能になるという問題があった。
【0006】また、従来の製造管理では、個々のカラー
フィルタの製造履歴、例えば、着色層の厚み、光透過率
等を後日追跡したい場合であっても不可能である。した
がって、突発的な異常が発生した場合に液晶ディスプレ
イの品質安定化に応えられないという問題があった。
【0007】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、製造履歴の追跡が個々に可能なカラー
フィルタと、このようなカラーフィルタの製造が可能な
製造管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のカラーフィルタは、基板と、該基板
上の画素領域に所定のパターンで形成されたブラックマ
トリックスと複数色からなる着色層とを備え、かつ、前
記ブラックマトリックスおよび/または前記着色層の形
成とともに形成された固有の識別コードを前記基板上の
非画素領域の所定箇所に備えるような構成とした。
【0009】本発明のカラーフィルタ製造管理システム
は、ブラックマトリックスの形成工程、複数色からなる
着色層の形成工程および検査工程を少なくとも備え、ブ
ラックマトリックスの形成工程および/または着色層の
形成工程において基板の非画素領域にカラーフィルタ毎
の固有の識別コードを形成して該識別コードを中央管理
装置に登録し、各工程におけるカラーフィルタ個々の製
造履歴を前記識別コードに対応させて前記中央管理装置
に記憶させるような構成とした。
【0010】また、本発明のカラーフィルタ製造管理シ
ステムは、前記基板が多面付でカラーフィルタを製造す
るための基板であり、同一基板上の各カラーフィルタに
対して基板の非画素領域に前記識別コードを形成するよ
うな構成とした。
【0011】また、本発明のカラーフィルタ製造管理シ
ステムは、前記着色層形成工程と前記検査工程との間
に、保護膜形成工程および透明導電膜形成工程を有する
ような構成とした。
【0012】さらに、本発明のカラーフィルタ製造管理
システムは、前記検査工程の後に、前記中央管理装置か
ら識別コードで呼び出したカラーフィルタの製造履歴に
基づく品質判定結果を、対応するカラーフィルタの非画
素領域の基板上にマークするマーキング工程を有するよ
うな構成とした。
【0013】このような本発明では、各カラーフィルタ
に固有の識別コードが付与され、この識別コード毎にカ
ラーフィルタの製造履歴が中央管理装置に記憶されてい
るので、特定のカラーフィルタについて、その製造工程
中に識別コードで中央管理装置から製造履歴を随時呼び
出すことができるとともに、完成品としてのカラーフィ
ルタにおいて、後日、その製造履歴を識別コードを用い
て追跡することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最良の実施形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明のカラーフィルタの一実施形
態を示す平面図である。図1において、本発明のカラー
フィルタ1は、基板2の画素領域3(図中に斜線で示さ
れる領域)上にブラックマトリックス、着色層、保護膜
および透明導電膜を備え、基板2の非画素領域4に識別
コード5を備えている。
【0016】上記のカラーフィルタ1を構成する基板2
としては、従来公知のカラーフィルタに使用されている
基板が使用可能であり、例えば、石英ガラス、パイレッ
クスガラス、合成石英板等の可撓性のないリジット材、
あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性
を有するフレキシブル材を用いることができる。この中
で特にコーニング社製7059ガラスは、熱膨脹率の小
さい素材であり寸法安定性および高温加熱処理における
作業性に優れ、また、ガラス中にアルカリ成分を含まな
い無アルカリガラスであるため、アクティブマトリック
ス方式によるLCD用のカラーフィルタに適している。
【0017】カラーフィルタ1の画素領域3に形成され
ている着色層は、通常、赤色パターン、緑色パターンお
よび青色パターンがモザイク型、トライアングル型、ス
トライプ型、4画素配置型等の所望のパターンで配列さ
れたものである。この着色層は、所望の着色材を含有し
た感光性樹脂を使用した顔料分散法により形成すること
ができ、さらに、印刷法、電着法、無電解メッキ法等の
公知の方法により形成することができる。
【0018】また、カラーフィルタ1を構成するブラッ
クマトリックスは、従来公知のカラーフィルタにおける
ブラックマトリックスと同様に形成することができ、ス
パッタリング法、真空蒸着法等によりクロム等の金属薄
膜を形成し、この薄膜をパターニングして形成したも
の、カーボン微粒子等の遮光性粒子を含有させた感光性
樹脂層を形成し、この感光性樹脂層をパターニングして
形成したもの等、いずれであってもよい。このブラック
マトリックスは各着色パターンからなる表示画素の間お
よび着色層の形成領域の外側に設けられている。
【0019】また、カラーフィルタ1を構成する保護膜
は、カラーフィルタ1の表面平滑化、信頼性の向上、液
晶層への汚染防止等を目的とするものであり、アクリル
系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、メラミン
系樹脂等の透明樹脂、あるいは、二酸化ケイ素等の透明
無機化合物等を用いて形成することができる。保護膜の
厚みは0.5〜50μm程度が好ましい。
【0020】また、カラーフィルタ1を構成する透明導
電膜としては、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)
膜を用いることができる。ITO膜は蒸着法、スパッタ
リング法等の公知の方法により形成することでき、厚さ
は200〜2000Å程度が好ましい。
【0021】識別コード5は、カラーフィルタ1に固有
のものであり、識別コード5と特定のカラーフィルタ1
との間に1対1の対応が確立されていればよく、コード
内容には特に制限はなく、例えば、製造年月日を示す数
字と当該製造日における製造順番を示す数字等からなる
ものとすることができる。このような識別コード5とし
ては、従来公知の縦型(1次元)バーコード、2次元バ
ーコード(例えば、ベリコードやカルラコード等)等の
なかから適宜選択することができる。図2は2次元バー
コードからなる識別コード5の一例を示す平面図であ
る。図2に示されるように、2次元バーコードからなる
識別コード5は、L字型のガイドセル5aと、正方形の
ドットが所定間隔で配列したガイドセル5´a,5´a
とで囲まれたデータ領域5bをもち、このデータ領域5
bにおける正方形のドットの有無で0か1かを表すもの
である。このような2次元バーコードは、縦型(1次
元)バーコードに比べて情報量が多く、同じ情報量であ
れば、より小さな面積ですむという利点がある。
【0022】このような識別コード5は、図示例のよう
にカラーフィルタ1の非画素領域4の所定箇所に1個設
けられたものでもよく、また、非画素領域4の所定箇所
に複数設けられたものでもよい。そして、識別コード5
は、ブラックマトリックスの形成段階で作成されたも
の、および/または、着色層の形成段階で作成されたも
のである。これにより、識別コード5の形成に要する工
数の増加は、識別コード用の露光操作のみとなり、従来
のカラーフィルタの製造工程をそのまま使用することが
できる。
【0023】次に、本発明のカラーフィルタ製造管理シ
ステムの一実施形態について説明する。
【0024】図3は本発明のカラーフィルタ製造管理シ
ステムの一例を示す工程フローチャートである。図3に
おいて、カラーフィルタ製造管理システムはブラックマ
トリックス形成工程11、着色層形成工程12、保護膜
形成工程13、透明導電膜形成工程14、検査工程15
およびマーキング工程16を備え、これらの各工程に接
続した中央管理装置20を備えている。本実施形態で
は、着色層形成工程12は、赤色着色パターン(R)の
形成工程12R、緑色着色パターン(G)の形成工程1
2G、青色着色パターン(B)の形成工程12Bとから
なり、また、検査工程15は、ブラックマトリックスや
着色層における穴あき、ごみ付着等を検査する外観検査
工程15A、着色層のムラ等を検査する目視検査工程1
5Bとを有している。また、中央管理装置20は、例え
ば、ネットワークサーバー等で構成することができる。
【0025】本実施形態では、まず、カラーフィルタ用
の基板がブラックマトリックス形成工程11に送られ、
ブラックマトリックスが形成されるとともに、基板の非
画素領域に識別コードが形成される。図4は4面付でカ
ラーフィルタの製造を行う基板の例を示す平面図であ
る。図4において、基板2はA,B,C,Dの4面付で
あり、各面毎に画素領域3A,3B,3C,3D(図中
に斜線で示される領域)と、その周囲に非画素領域4
A,4B,4C,4Dが画定されている。以下、この4
面付の基板2におけるカラーフィルタの製造を例に説明
する。
【0026】上記の基板2は、ブラックマトリックス形
成工程11において各画素領域3A,3B,3C,3D
にブラックマトリックスが形成され、非画素領域4A,
4B,4C,4Dの所定箇所には識別コード5A,5
B,5C,5Dが形成される。識別コードの形成は、例
えば、面付毎に、かつ、基板毎に設定した固有のコード
内容に対応したパターンをレーザー描画して感光性レジ
ストの露光を行い、そのあと、金属薄膜をエッチングし
て2次元バーコードを形成するような方法により行うこ
とができる。
【0027】このようにブラックマトリックス形成工程
11で基板2に形成された識別コード5A,5B,5
C,5Dは、中央管理装置20に登録され、これによ
り、基板2上に4面付で形成される各カラーフィルタに
1対1で対応する固有の識別コードが付与されたことに
なる。また、この識別コードの登録と同時に、ブラック
マトリックス形成工程を通過した時間、ブラックマトリ
ックスの厚み等の設定条件等の必要な製造履歴を各識別
コードに対応させて中央管理装置20に記憶させること
ができる。
【0028】次に、4面付の基板2は着色層形成工程1
2に送られ、各画素領域3A,3B,3C,3DにR、
G、Bの各着色パターンからなる着色層が形成される。
この着色層形成工程12の各着色パターン形成工程12
R,12G,12Bにおいても、工程を基板が通過した
時間、着色層の厚み、光透過率の設定条件等の必要な製
造履歴を各識別コード5A,5B,5C,5Dに対応さ
せて中央管理装置20に記憶させることができる。尚、
必要に応じて、このカラーフィルタ形成工程12R,1
2G,12Bのいずれかにおいて、非画素領域4A,4
B,4C,4Dの所定箇所に更に第2の識別コードを形
成してもよい。
【0029】次いで、4面付の基板2は保護膜形成工程
13、透明導電膜形成工程14に順次送られ、各画素領
域3A,3B,3C,3Dに保護膜と透明導電膜が所定
の形状で形成される。この保護膜形成工程13、透明導
電膜形成工程14においても、基板が各工程を通過した
時間、保護膜や透明導電膜の厚み、加熱条件等の必要な
製造履歴を各識別コード5A,5B,5C,5D(上記
の第2の識別コードが形成されている場合は、この第2
の識別コードも含む)に対応させて中央管理装置20に
記憶させることができる。
【0030】上述のように、各画素領域3A,3B,3
C,3Dにブラックマトリックス、着色層、保護膜、透
明導電膜が形成されてカラーフィルタが4面付で作製さ
れた基板2は、その後、検査工程15に送られ、外観検
査工程15Aおよび目視検査工程15Bにおいて所定の
検査がなされる。この検査工程15における検査結果
は、製造履歴として基板2の各カラーフィルタ毎に識別
コードに対応させて中央管理装置20に記憶させること
ができる。
【0031】次に、カラーフィルタが4面付で作製され
た基板2は、マーキング工程16に送られる。このマー
キング工程16では、識別コード5A,5B,5C,5
Dにより、4面付の各カラーフィルタの製造履歴を呼び
出し、検査結果に基づいた品質判定結果を基板2の各面
付の非画素領域4A,4B,4C,4Dにマークする。
【0032】本発明のカラーフィルタ製造管理システム
では、4面付の基板2が、例えば、基板を25枚収納で
きる基板搬送カセットを使用して各工程間を搬送され、
ブラックマトリックス形成工程11からマーキング工程
16において、他の基板の割れ、条件出しのための抜き
取り等により基板搬送カセット内での基板の収納順序に
ズレが生じた場合でも、上述のように個々のカラーフィ
ルタに対応した固有の識別コードにより各カラーフィル
タの製造履歴が中央管理装置20に記憶されているた
め、個々のカラーフィルタの製造履歴を把握して製造管
理を行うことができる。
【0033】上述のようなカラーフィルタの製造管理シ
ステムにより4面付の状態で製造されたカラーフィルタ
は、図5に示されるように基板2を切断して個々のカラ
ーフィルタ1A,1B,1C,1Dとされる。そして、
検査工程15の結果に基づき、再検査、廃棄等の処理が
行われる。このように製造された各カラーフィルタ1
A,1B,1C,1Dは、その非画素領域4A,4B,
4C,4Dに識別コード5A,5B,5C,5Dを備え
るものであり、後日、特定のカラーフィルタについて製
造履歴を追跡する必要が生じた場合、カラーフィルタに
付与されている識別コードにより中央管理装置20から
対応した製造履歴のデータを呼び出すことが可能とな
る。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば少
なくともブラックマトリックスの形成工程、複数色から
なる着色層の形成工程および検査工程を備え、ブラック
マトリックスの形成工程および/または着色層の形成工
程においてカラーフィルタ毎の固有の識別コードを基板
の非画素領域に形成して該識別コードを中央管理装置に
登録し、各工程におけるカラーフィルタ個々の製造履歴
を前記識別コードに対応させて前記中央管理装置に記憶
させるようなカラーフィルタ製造管理システムであるた
め、特定のカラーフィルタがどの工程を流れているか、
また、検査結果がどうであるかを把握することができ、
さらに、製造工程中に識別コードで中央管理装置から製
造履歴を随時呼び出すことができるので、前工程までの
履歴に基づいた対応を後工程でとることができ、また、
中央管理装置から識別コードで呼び出したカラーフィル
タの製造履歴に基づく品質判定結果を、対応するカラー
フィルタの非画素領域の基板上にマークすることにより
完成品としてのカラーフィルタの取り扱い判断が容易と
なり、このような製造管理システムで製造された本発明
のカラーフィルタは、基板上の画素領域に所定のパター
ンで形成されたブラックマトリックスと複数色からなる
着色層とを備え、かつ、基板上の非画素領域の所定箇所
に固有の識別コードを備えるので、識別コードを用いて
中央管理装置から製造履歴を呼び出すことができ、後
日、特定のカラーフィルタについて、その製造履歴を追
跡することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの一実施形態を示す平
面図である。
【図2】本発明のカラーフィルタに設けられる識別コー
ドの一例である2次元バーコードを示す図である。
【図3】本発明のカラーフィルタ製造管理システムの一
例を示す工程フローチャートである。
【図4】4面付でカラーフィルタの製造を行う基板の例
を示す平面図である。
【図5】図4に示された4面付の基板を用いて作製した
個々のカラーフィルタを示す平面図である。
【符号の説明】
1…カラーフィルタ 2…基板 3(3A,3B,3C,3D)…画素領域 4(4A,4B,4C,4D)…非画素領域 5(5A,5B,5C,5D)…識別コード 11…ブラックマトリックス形成工程 12…着色層形成工程 13…保護膜形成工程 14…透明導電膜形成工程 15…検査工程 16…マーキング工程

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上の画素領域に所定のパ
    ターンで形成されたブラックマトリックスと複数色から
    なる着色層とを備え、かつ、前記ブラックマトリックス
    および/または前記着色層の形成とともに形成された固
    有の識別コードを前記基板上の非画素領域の所定箇所に
    備えることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 【請求項2】 ブラックマトリックスの形成工程、複数
    色からなる着色層の形成工程および検査工程を少なくと
    も備え、ブラックマトリックスの形成工程および/また
    は着色層の形成工程において基板の非画素領域にカラー
    フィルタ毎の固有の識別コードを形成して該識別コード
    を中央管理装置に登録し、各工程におけるカラーフィル
    タ個々の製造履歴を前記識別コードに対応させて前記中
    央管理装置に記憶させるようにしたことを特徴とするカ
    ラーフィルタ製造管理システム。
  3. 【請求項3】 前記基板は多面付でカラーフィルタを製
    造するための基板であり、同一基板上の各カラーフィル
    タに対して基板の非画素領域に前記識別コードを形成す
    ることを特徴とする請求項2に記載のカラーフィルタ製
    造管理システム。
  4. 【請求項4】 前記着色層形成工程と前記検査工程との
    間に、保護膜形成工程および透明導電膜形成工程を有す
    ることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカ
    ラーフィルタ製造管理システム。
  5. 【請求項5】 前記検査工程の後に、前記中央管理装置
    から識別コードで呼び出したカラーフィルタの製造履歴
    に基づく品質判定結果を、対応するカラーフィルタの非
    画素領域の基板上にマークするマーキング工程を有する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記
    載のカラーフィルタ製造管理システム。
JP27978297A 1997-09-26 1997-09-26 カラーフィルタおよびカラーフィルタ製造管理システム Pending JPH11101907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27978297A JPH11101907A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 カラーフィルタおよびカラーフィルタ製造管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27978297A JPH11101907A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 カラーフィルタおよびカラーフィルタ製造管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11101907A true JPH11101907A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17615851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27978297A Pending JPH11101907A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 カラーフィルタおよびカラーフィルタ製造管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11101907A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1231647A1 (en) * 2001-02-08 2002-08-14 STMicroelectronics Limited Reference data coding in solid state image sensors
JP2006221016A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ製造管理システム
JP2008134336A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタの欠陥検査方法及び検査装置
JP2009122570A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ基板の製造工程管理システム
JP2009150967A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ基板の製造システム
JP2011059938A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Tani Electronics Corp 履歴情報カラーコードおよびその作成方法、復元方法、履歴情報管理の方法、並びに履歴情報カラーコードの入力方法および入力システム
US7918780B2 (en) 2002-04-03 2011-04-05 The Procter & Gamble Company Apparatus for measuring acute stress

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1231647A1 (en) * 2001-02-08 2002-08-14 STMicroelectronics Limited Reference data coding in solid state image sensors
US6812058B2 (en) 2001-02-08 2004-11-02 Stmicroelectronics Ltd. Reference data coding in solid state image sensors
US7918780B2 (en) 2002-04-03 2011-04-05 The Procter & Gamble Company Apparatus for measuring acute stress
JP2006221016A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ製造管理システム
JP2008134336A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタの欠陥検査方法及び検査装置
JP2009122570A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ基板の製造工程管理システム
JP2009150967A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ基板の製造システム
JP2011059938A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Tani Electronics Corp 履歴情報カラーコードおよびその作成方法、復元方法、履歴情報管理の方法、並びに履歴情報カラーコードの入力方法および入力システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6734931B2 (en) Color filter substrate having identification mark formed in the black matrix
US20080136993A1 (en) Method of Forming a Cell Identification, Display Substrate and Display Device Having the Same
TW200506420A (en) Electro-optical device, electronic apparatus, and method for manufacturing electro-optical device
US5463484A (en) Method for manufacturing laminated U V-sensitive color filters for liquid crystal displays
US5684553A (en) Method for manufacturing color filter and multiple color liquid crystal display devices
JPH11101907A (ja) カラーフィルタおよびカラーフィルタ製造管理システム
US7470491B2 (en) Method of fabricating color filter panel using back exposure and structure of color filter panel
IL143340A (en) Color filters for flat panel views
US7438947B2 (en) Color filter process
JP2001324716A (ja) 液晶表示装置用カラーフィルタ及びその製造方法並びにカラー液晶表示装置
US6893782B2 (en) Method of fabricating color filter substrate for liquid crystal display device
JP5428120B2 (ja) カラーフィルタ製造管理システム
JP2002311226A (ja) カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、及び液晶素子
US20070120929A1 (en) Ink Jet Process
JP2007140117A (ja) 露光方法及び露光装置
JPH11119204A (ja) カラーフィルタ付き基板
US6743555B2 (en) Exposure mask for liquid crystal display device and exposure method thereof
JP2004219733A (ja) 多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法
JP3714946B2 (ja) アライメントマーク付きカラーフィルター
JP2000284110A (ja) 液晶用カラーフィルター、その製造方法及び液晶表示装置
JP4422414B2 (ja) パターン形成体の製造方法
JPH0850203A (ja) アライメントマーク付きカラーフィルター
KR100471390B1 (ko) 컬러필터 제조방법
JPH0850202A (ja) アライメントマーク付きカラーフィルター
JPH0659113A (ja) カラーフィルタの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080108