JPH1110161A - 電気透析法 - Google Patents

電気透析法

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JPH1110161A
JPH1110161A JP9185821A JP18582197A JPH1110161A JP H1110161 A JPH1110161 A JP H1110161A JP 9185821 A JP9185821 A JP 9185821A JP 18582197 A JP18582197 A JP 18582197A JP H1110161 A JPH1110161 A JP H1110161A
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JP
Japan
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liquid
voltage
electrodialysis
treated
tank
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Pending
Application number
JP9185821A
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English (en)
Inventor
Makoto Tada
誠 多田
Shigeki Tomita
茂樹 富田
Heihachiro Oda
平八郎 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/124Water desalination

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透析効率の高い電気透析法の提供。 【解決手段】 この電気透析法は、対向する陽電極と陰
電極の間に透析膜を配置して電気透析を行う際に、電源
装置13から電極間に間欠的な繰り返し電圧を印加する
ことが特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は対向する陽電極と陰
電極の間に透析膜を配置して電気透析を行う方法の改良
に関し、特に透析効率を高めることのできる電気透析法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、海水の淡水化処理や溶解電離
しイオン化した塩類の濃縮,脱塩する目的の溶液処理な
どに電気透析法が広く採用されている。一般に採用され
ている電気透析法では、透析槽内に陽イオン交換膜と陰
イオン交換膜を所定間隔で交互に多数配置することによ
り透析膜のスタックを構成し、その透析膜を挟むように
して陽電極と陰電極を配置した電気透析装置が使用され
る。そして陽イオン交換膜と陰イオン交換膜の間に被処
理液を流して電極間に直流電圧を印加することにより、
電解質である被処理液は陽イオンと陰イオンに解離さ
れ、陽,陰イオン別に選択的に電気泳動して交換膜を通
過し除去される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気透析法は種
々の技術改良を積み重ねた結果、その透析効率はかなり
高いレベルまで達している。しかし一般にいえることで
あるが、電気透析においては価格の高いイオン交換膜を
透析膜として多数使用する必要があり、そのため透析装
置の設備コスト、透析膜に対する初期投資コストなどが
大きくなり、イオン交換膜の消耗費等のランニングコス
トも大きいという問題があった。そこで本発明は、透析
効率を上昇させることにより透析膜の使用枚数を少なく
し、透析装置のコンパクト化を図ることのできる新しい
電気透析法を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、対向する陽電極と陰電極の間に透析膜を配
置して電気透析を行う方法であって、前記両電極に間欠
的な繰り返し電圧を印加することを特徴とするものであ
る。本発明の電気透析法によれば、電極間に電圧を印加
する場合に、従来のように連続する一定の直流電圧を印
加する場合に比べ、電気透析効率が高くなり電気透析時
間を短縮することが出来ることが確認された。そして電
解液の濃度が低い場合に、この効果はより大きくなる。
したがって本発明の電気透析法によると、透析装置が従
来と同じ処理容量であれば、より少ない透析膜数で足り
る。また本発明の電気透析法では、連続する一定の直流
電圧を印加する場合に比べてより高い電圧を印加するこ
とが可能である。なお、上記のような効果が得られる詳
細な理由は明らかでないが、間欠的な繰り返し電圧を印
加するとイオンの電気泳動力と方向性が高められるため
ではないかと推定される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の電気透析法を実施
するために好適な模式的なプロセスフロー図である。図
において、1は透析装置、2は被処理液を収容する被処
理液槽、3は濃縮液を収容する濃縮液槽、4は電極液を
収容する電極液槽、5,6,7はポンプ、8は+電極、
9は−電極、Cは陽イオン交換膜、Aは陰イオン交換
膜、10は濃縮室、11は希釈室、12は電極室、13
は電源装置、14は調整弁、15は脱塩液、a,b,
c,d,e,f,gおよびhは配管である。
【0006】陰イオン交換膜Aとしては、例えば4級ア
ンモニウム塩を1.5〜3.0(meq/g乾燥樹脂)
含むスチレン/ジビニルベンゼン共重合体系の膜が使用
され、陽イオン交換膜Cとしては、例えばイオン交換基
としてスルホン酸基を1.5〜3.0(meq/g乾燥
樹脂)含むスチレン/ジビニルベンゼン共重合体系の膜
が使用できる。また通常+電極8はチタン板に白金メッ
キしたもの、−電極9はステンレス板がそれぞれ使用で
きる。濃縮液は被処理液の性状により適宜選択され、例
えばアンモニア性窒素の脱窒素処理をする場合には、水
(初期)などを使用することができる。
【0007】電源装置13は、3相または単相交流電圧
をサイリスタ等により整流して直流電圧に変換する整流
部と、その直流電圧を例えばパルス電圧のような間欠的
な繰り返し電圧に変換する変換部を備えている。なお、
これら整流部や変換部はこの分野で周知であるので、そ
の詳細な説明は省略する。図2はオン期間S1 とオフ期
間S2 を有する間欠的な繰り返し電圧の例であって、
(a)は方形波状の繰り返し電圧、(b)は鋸歯状波の
繰り返し電圧、(c)は正弦波を半波整流した繰り返し
電圧、(d)は三角波状の繰り返し電圧である。これら
のオン期間S1 とオフ期間S2 の比率は任意に設定され
るが、例えば5/1〜1/5程度の範囲とすることがで
きる。また繰り返し周波数は、例えば2〜1000ヘル
ツ程度とすることができる。なお図2における縦軸Vは
電圧、横軸tは時間である。
【0008】海水や溶解性塩類を含有する溶液等の被処
理液は配管aより被処理液槽2に供給され、そこからポ
ンプ5および配管bにより透析装置1の希釈室11に導
入される。そして分離すべき成分がイオンとして電気泳
動して膜を通過し、残った液は配管cから取り出される
と共に、一部は調整弁14および配管dを経て被処理液
槽2に戻される。濃縮槽3の濃縮液はポンプ6および配
管eにより透析装置1の濃縮室10に導入され、濃縮さ
れて排出される液は配管fを経て濃縮槽3に戻される。
なお図示しないが、濃縮槽3における濃度を所定範囲に
維持するため、濃縮槽3の濃縮液の一部を交換する手段
を設けることが好ましい。
【0009】電極液槽4の電極液は、ポンプ7および配
管gにより透析装置1の電極室12に導入され、配管h
を経て電極液槽4に戻される。なお、電極液は被処理液
にほとんど影響されず連続使用される。なお上記により
処理された脱塩液15は、次の工程でイオン交換樹脂に
よる吸着脱塩(脱イオン化)を経てさらに浄化し高品質
の純水とすることもできる。その場合においては、前段
の電気透析工程でより脱塩効率を高めることによって、
後段のイオン交換樹脂量を軽減しその消耗量を低くする
ことができる。
【0010】
【実施例】次に図1のプロセスフロー図に示された装置
と同様に構成した実験用装置を使用し、アンモニア性窒
素を含有する排水の脱窒素処理をした例を示す。なお、
使用した装置は図1のプロセスフロー図における配管c
を省略し、希釈室11で希釈された液を全量被処理液槽
2に循環し、該被処理液槽2の電導度を電導度計で連続
測定した。濃縮液は初期に水(水道水)を使用して、そ
れを循環使用した。被処理液はアンモニア性窒素の濃度
が50ppm,150ppm,250ppm,500p
pmの4種類の硫酸アンモニウム溶液を用意し、それぞ
れについて試験した。なお、電極液には3%硫酸ナトリ
ウム溶液を使用した。透析装置として、陽イオン交換膜
と陰イオン交換膜を10対並べてスタック構成した有効
膜面積400cm2 の市販カートリッジを使用した。
【0011】電極間には、比較例として9Vの連続した
直流電圧、実施例として図2(a)に示すような方形波
状の間欠的な繰り返し電圧を印加した。なお、実施例で
用いた間欠的に繰り返す電圧は18V(オン)ー0V
(オフ)でS1 とS2 が等しく、その繰り返し周波数が
2HZ 〜1000HZ の範囲で多数行い、上記被処理液
での効果性を把握した。図3〜図5は、一例してアンモ
ニア性窒素の濃度をそれぞれ500ppm,250pp
m,50ppmとしたときの時間経過に対する電導度の
変化を示すもので、直線は9Vの一定の直流電圧を印加
した場合(比較例)、一点鎖線は5HZの間欠的な繰り
返し電圧を印加した場合(実施例)、点線は100HZ
又は50HZ の間欠的な繰り返し電圧を印加した場合
(実施例)である。
【0012】これらの結果から明らかなように、本発明
の方法は従来の一定の直流電圧を印加した場合に比べ、
同一時間経過における電導度の値から計算すると、30
%程度まで処理時間が短縮されることが分かる。したが
って、従来と同一処理容量であれば透析膜の枚数をほぼ
30%低減することが可能である。なお図3〜図5を比
較すると、電解液の濃度が低い場合ほど、本発明の効果
は大きいことが分かる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の電気透析法によれ
ば、従来のように電極間に連続する一定の直流電圧を印
加する場合に比べて電気透析効率が高くなり、電気透析
時間を短縮することができる。そして電解液の濃度が低
い場合に、この効果はより大きくなる。したがって本発
明の電気透析法によれば、従来と同じ処理容量を処理す
る場合には、より少ない透析膜数で透析装置を構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気透析法を実施するために好適な模
式的なプロセスフロー図。
【図2】本発明の電気透析法に使用される間欠的な繰り
返し電圧の波形例。
【図3】実施例における電導率の時間変化曲線。
【図4】実施例における電導率の時間変化曲線。
【図5】実施例における電導率の時間変化曲線。
【符号の説明】
1 透析装置 2 被処理液槽 3 濃縮液槽 4 電極液槽 5 ポンプ 6 ポンプ 7 ポンプ 8 +電極 9 −電極 10 濃縮室 11 希釈室 12 電極室 13 電源装置 14 調整弁 15 脱塩液 A 陰イオン交換膜 C 陽イオン交換膜 a〜h 配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する陽電極と陰電極の間に透析膜を
    配置して電気透析を行う方法において、前記両電極に間
    欠的な繰り返し電圧を印加することを特徴とする電気透
    析法。
JP9185821A 1997-06-26 1997-06-26 電気透析法 Pending JPH1110161A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2002984C2 (en) * 2009-06-08 2010-12-09 Stichting Wetsus Ct Excellence Sustainable Water Technology Method and device for membrane cleaning in electro-membrane processes.
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JP2014079724A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Kurita Water Ind Ltd アミン液の再生方法および装置

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