JPH11101480A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH11101480A
JPH11101480A JP26533097A JP26533097A JPH11101480A JP H11101480 A JPH11101480 A JP H11101480A JP 26533097 A JP26533097 A JP 26533097A JP 26533097 A JP26533097 A JP 26533097A JP H11101480 A JPH11101480 A JP H11101480A
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damper
blower
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Hidemi Ogawa
秀水 小川
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Fuji Kogyo KK
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Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部屋の空気の状態が異常となった時に自動的
にその部屋内を換気できるようにする。 【解決手段】 送風機12を有する換気扇10に複数の
換気用ダクト42を接続し、この換気用ダクト42を部
屋に連通して部屋内を換気できるようにする。前記部屋
内の空気の状態を検知するセンサー73と換気用ダンパ
ー45とコントローラを設け、換気用ダンパー45を開
とすると共に、送風機12を短時間駆動して部屋の空気
の状態を判断し、異常の時には正常となるまで送風機1
2を駆動し続けることで、部屋内を自動的に換気できる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の天井裏等に
取付けられて複数の部屋の空気を屋外に排出する換気装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】高気密化された住宅においては部屋を換
気することが要求されている。例えば、喫煙等により一
時的に空気が汚染された場合、湿気がこもった場合、臭
気が発生している場合、さらに家具やその他建物から発
生するホルムアルデヒドなど人体に有害なガス等が室内
に充満している場合には部屋の空気を屋外に排出して換
気することが要求されている。
【0003】前述の部屋の換気を行なうには各部屋毎に
換気扇を取付ければ良いが、それでは複数の換気扇が必
要で大変高価となるし、各換気扇の出口をダクトで屋外
に連通するので、そのダクトの配設作業が大変面倒であ
る。
【0004】このことを解消するために、1台の換気扇
に複数の吸込用ダクトを接続し、その各吸込用ダクトを
各部屋にそれぞれ接続して1台の換気扇で複数の部屋の
空気を屋外に排出できるようにした換気装置が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる換気装置の換気
扇を運転・停止するには、各部屋毎にスイッチを設けた
り、各部屋に空気の異常を検出するセンサーを設け、そ
のセンサーが空気の異常を検出したら換気扇を運転した
りすることが考えられる。
【0006】しかしながら、前述のようにして換気扇を
運転すると各部屋の空気が屋外に排出されるので、その
換気扇は各部屋の空気を屋外に排出できる程度の大きな
送風能力を有するものとなり、大変高価な換気扇が必要
となる。つまり、換気を必要としない部屋の空気も屋外
に排出されるので、それだけ換気扇の送風能力が大きく
なる。
【0007】また、スイッチを設けた場合には人がスイ
ッチをON,OFF操作して換気扇を運転・停止するの
で、操作が面倒であるし、操作忘れ等によって換気扇が
運転し続けることがある。
【0008】また、センサーを設けた場合には換気扇を
自動的に運転・停止できるが、空気の異常の原因として
は、燃焼により発生する一酸化炭素、二酸化炭素、家具
や建物から発生するホルムアルデヒドなどの有害ガス、
湿気、温度、煙草の煙り等であり、それらの異常の原因
を検出する各種のセンサーを部屋に取付けている。
【0009】前述の各種センサーで空気の異常を正確か
つ敏速に検出するには検出対象となる空気の異常の特
性、例えば空気よりも軽い、重い等に見合った位置に取
付ける必要があり、そのセンサーの取付けが大変面倒で
ある。
【0010】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした換気装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の部
屋の空気を屋外に排出する送風機12を備えた換気扇1
0と、前記換気扇10の各部屋内の空気吸込み経路をそ
れぞれ開閉する換気用ダンパー45と、前記各空気吸込
み経路に設けられて各部屋内の空気の状態をそれぞれ検
知するセンサー73と、前記送風機12、換気用ダンパ
ー45を動作制御するコントローラ75を備え、前記コ
ントローラ75は、設定時間毎に換気用ダクト45を開
とし、送風機12を運転して各センサー73の検知信号
で各部屋の空気の状態の正常・異常を判定し、正常の場
合には送風機を停止し、異常の場合には送風機12を駆
動し続けると共に、異常である部屋の空気吸込み経路の
換気用ダンパー45以外を閉とするようにしたことを特
徴とする換気装置である。
【0012】第2の発明は、フード体15と、このフー
ド体15内の空気を屋外に排出すると共に、複数の部屋
の空気を屋外に排出する送風機12を備えた換気扇10
と、前記換気扇10のフード体15内の空気吸込み経路
を開閉するレンジフード用ダンパー30と、前記換気扇
10の各部屋内の空気吸込み経路をそれぞれ開閉する換
気用ダンパー45と、前記各空気吸込み経路に設けられ
て各部屋内の空気の状態をそれぞれ検知するセンサー7
3と、前記送風機12、レンジフード用ダンパー30、
換気用ダンパー45を動作制御するコントローラ75を
備え、前記コントローラ75は、レンジフード運転信号
によってレンジフード用ダンパー30を開、換気用ダン
パー45を閉とすると共に、送風機12を駆動するレン
ジフード運転機能と、自動換気運転機能を有し、前記自
動換気運転機能を、設定時間毎にレンジフード用ダクト
30を閉、換気用ダクト45を開とし、送風機12を運
転して各センサー73の検知信号で各部屋の空気の状態
の正常・異常を判定し、正常の場合には送風機を停止
し、異常の場合には送風機12を駆動し続けると共に、
異常である部屋の空気吸込み経路の換気用ダンパー45
以外を閉とするようにしたことを特徴とする換気装置で
ある。
【0013】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、各センサー73とコントローラ75を換気扇10の
近くに設置した換気装置である。
【0014】第4の発明は、第1又は第2の発明におい
て、各センサー73を換気用ダンパー45に設置した換
気装置である。
【0015】
【作 用】第1の発明によれば、設定時間毎に換気用
ダンパー45を開、送風機12を運転し各部屋の空気を
屋外に排出し、それによって各部屋内の空気をセンサー
73に通風して各部屋内の空気の状態の異常・正常を自
動的に判定する動作(サンプリング動作)を行ない、異
常の時にはその部屋内の空気を正常に復帰するまで屋外
に排出するので、各部屋内の空気が異常となると自動的
に換気でき、人が換気操作をする必要がない。
【0016】また、サンプリング動作で異常と判定した
部屋内の空気のみを屋外に排出し、他の部屋の空気は屋
外に排出しないので、送風能力の小さな換気扇10を用
いることができる。
【0017】また、各部屋内の空気吸込み経路にセンサ
ー73が設けてあるから、サンプリング動作時に部屋の
空気がセンサー73に通風(つまり、吹きつけられる)
するので、種々の異常となる原因に基づく空気の異常を
正確かつ敏速に検出でき、センサー73を異常となる原
因に見合う位置に注意深く取付ける必要がなく、そのセ
ンサー73の取付けが容易である。
【0018】第2の発明によれば、換気扇10でフード
体15内の空気、各部屋の空気を屋外に排出できるか
ら、1台の換気扇で調理時に発生した油煙等を屋外に排
出するレンジフード機能と各部屋を換気する機能を有す
る換気装置となる。
【0019】また、フード体15内の空気を屋外に排出
する時には換気用ダンパー45が閉じているから、送風
機12の送風能力の全てをフード体15内の空気の屋外
排出に利用できるので、調理時に発生した油煙等を効率
良く排出できる。
【0020】また、部屋内の空気を換気する時にはレン
ジフード内ダクト30が閉となってフード体15内の空
気を吸い込みしないから、送風機12の送風能力の全て
を部屋内の空気の屋外排出に利用できるので、部屋内を
効率良く短時間に換気できる。
【0021】第3の発明によれば、センサー73とコン
トローラ75の距離が短かく、両者を接続する配線が短
かいから、電化製品から発生するノイズ、TV、無線等
による電波による障害を受け難く、コントローラ75が
誤動作しないので、各部屋の空気の状態を正確に判断で
きるし、配線工事を短時間に行なうことができる。
【0022】第4の発明によれば、センサー73はあら
かじめ換気用ダンパー45に設置されているから、換気
装置の取付現場では換気用ダンパー45を取付けるだけ
で良く、施工性が優れたものとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に示すように、はり等の天井
構造物1に天井パネル2を間隔を置いて取付けて天井3
としてあり、その天井裏4、例えば天井構造物1に換気
扇10が取付けてある。
【0024】前記換気扇10は箱状の本体11内に送風
機12を取付けたもので、その主吸込口13にレンジフ
ード用ダクト14が接続し、このレンジフード用ダクト
14は天井パネル2の開口部2aから台所内に突出し、
そのレンジフード用ダクト14の下部にフード体15が
取付けてある。これにより、レンジフード用ダクト1
4、主吸込口13がフード体15内の空気を吸い込みす
る空気の吸込み経路を形成する。このフード体15は図
示しない調理器具の上方に位置している。
【0025】前記換気扇10の主吐出口16に排気用ダ
クト17が接続用筒体18を介して接続している。これ
によって、換気扇10、レンジフード用ダクト14、フ
ード体15、排気用ダクト17でレンジフードを構成し
ている。前記換気扇10は各部屋の空気を屋外に排出す
る換気扇を兼用としてある。
【0026】次に換気扇10をレンジフード用と各部屋
の換気兼用とするための各部材の具体構造を説明する。
換気扇10の本体11は図1と図2に示すように、下面
を開口した正方形の箱体20と、下面を開口した正方形
の箱状のチャンバーボックス本体21の開口縁にチャン
バーボックス板22を取付けた正方形の中空のチャンバ
ーボックス23を備え、チャンバーボックス23を箱体
20の下部に嵌合して取付け、上部室24と下部室25
を有している。
【0027】前記チャンバーボックス本体21の上面板
21aの平面中央部には円形の開口部26が形成され、
その上面板21aの一側寄りに矩形状の流入口27が形
成してある。この流入口27で上部室24と下部室25
が連通している。前記箱体20の上面には取付金具28
が取付けてある。
【0028】前記チャンバーボックス板22には主吸込
口13が形成してあり、その主吸込口13にレンジフー
ド用ダクト14が接続してある。前記チャンバーボック
ス板22には主吸込口13を開閉するレンジフード用ダ
ンパー30が取付けてある。このレンジフード用ダンパ
ー30はダンパー用電動モータ31で回転駆動される回
転軸32に弁33を取付けたものである。
【0029】前記送風機12はケーシング34内にファ
ン35を設け、そのファン35を送風機用電動モータ3
6で回転駆動するものである。前記ケーシング34は吸
込口37と吐出口38を有している。このケーシング3
4がチャンバーボックス本体21の上面板21aに取付
けられ、その吸込口37が開口部26と連通し、吐出口
38は主吐出口16と連通する。
【0030】前記箱体20の各側面板20aにおける上
部寄りに矩形状のハーフカット部39がそれぞれ形成し
てあり、いずれか1つのハーフカット部39を打ち抜く
ことで主吐出口16とし、他のハーフカット部39を打
ち抜くことで吸込口40とする。この各吸込口40は前
記上部室24にそれぞれ開口し、各吸込口40には接続
用筒体41を介して換気用ダクト42が接続される。こ
の換気用ダクト42には電動モータ43で弁44を回転
して開閉する換気用ダンパー45が取付けてある。な
お、主吐出口16はあらかじめ形成しても良い。前記換
気用ダクト42は図3に示すように、浴室60、便所6
1、脱衣場62、台所63、複数の居室64の各換気口
65に接続し、この各換気口65と各換気用ダクト42
と吸込口40で部屋を送風機12の吸込口37に連通す
る空気吸込み経路を形成している。
【0031】前述の構造であるから、各換気用ダンパー
45を閉じてレンジフード用ダンパー30を全開として
送風機12を駆動すると、送風機12の吸込口37、開
口部26、下部室25、主吸込口13、レンジフード用
ダクト14を経てフード体15内の空気を吸込み、その
吸込んだ空気は送風機12の吐出口38、主吐出口1
6、排気用ダクト17を経て屋外に排出される。
【0032】これによって、調理時に発生した油煙等を
フード体15で捕集して屋外に排出できる。
【0033】また、送風機12の空気吸い込み力は下部
室25、流入口27、上部室24、換気用ダクト接続口
40に作用するが、換気用ダクト42は換気用ダンパー
45で全閉されているから各部屋から空気を吸い込むこ
とがない。これによって、送風機12の全風量がレンジ
フード用として利用されるので、送風機12の送風能力
を大きくせずに調理時に発生した油煙等を確実に屋外に
排出できる。
【0034】レンジフード用ダンパー30を全閉し、換
気用ダンパー45を全開として送風機12を駆動する
と、送風機12の吸込口37、開口部26、下部室2
5、流入口27、上部室25、吸込口40、換気用ダク
ト42、換気口65を経て各部屋の空気を吸い込んで、
送風機12の吐出口38、主吐出口16、排気ダクト1
7から屋外に排出される。
【0035】これによって、各部屋内の空気を屋外に排
出して各部屋を換気できる。
【0036】また、レンジフード用ダンパー30が全閉
しているからフード体15から空気を吸い込むことがな
く、送風機12の全風量が部屋の換気に利用される。
【0037】これによって、送風機12を最大風量とし
た場合に1つの部屋の必要換気風量が少ないことによっ
て、多くの部屋を換気できる。
【0038】次に換気扇10の運転制御装置について説
明する。図1に示すように、フード体15に操作部70
が取付けてあり、この操作部70は運転釦71、停止釦
72等を備えている。前記本体11の各吸込口40の近
くにセンサー73がそれぞれ設けてある。このセンサー
73は、煙センサー、湿度センサー、温度センサー、臭
気センサー、ホルムアルデヒド、二酸化炭素、一酸化窒
素、二酸化硫黄等の汚染物質センサー等を組み合せたも
ので、煙、湿度、温度臭気、汚染物質等を検知する。前
記各部屋には図3に示すように換気釦74がそれぞれ設
置してある。
【0039】前記運転釦71、停止釦72、各センサー
73、換気釦74はコントローラ75に信号を送り、そ
のコントローラ75は送られた信号等に基づいてダンパ
ー用電動モータ31、送風機用電動モータ36、電動モ
ータ43を駆動する。前記コントローラ75はフード体
15又は本体11に設置されている。
【0040】次に作動を説明する。 (レンジフードの運転)運転釦71を操作するとコント
ローラ75に運転信号を送られ、コントローラ75はダ
ンパー用電動モータ31を駆動してレンジフード用ダン
パー30を開とすると共に、送風機用電動モータ36を
駆動して前述のように調理時に発生した油煙等を屋外に
排出する。この時、各換気用ダンパー45は閉じてい
る。
【0041】(レンジフードの停止)停止釦72を操作
するとコントローラ75に停止信号が送られ、コントロ
ーラ75はダンパー用電動モータ31を駆動してレンジ
フード用ダンパー30を閉とし、送風機用電動モータ3
6を停止する。
【0042】(各部屋の異常検知)レンジフードが停止
している時にコントローラ75は設定時間間隔で送風機
用電動モータ36を短時間駆動すると共に、各電動モー
タ43を駆動して各換気用ダンパー45を開とする。こ
の時、レンジフード用ダンパー30は閉である。
【0043】これにより、各部屋の空気が送風機12で
屋外に排出されると共に、各部屋の空気の状態がセンサ
ー73で検知されコントローラ74は検知信号に基づい
て各部屋の空気の正常、異常を判断する。
【0044】このように、各部屋内の空気を換気口65
から吸込み、その吸込んだ空気をセンサー73に通風
(つまり、吹きつけて)して各部屋の空気の状態を検出
するので、部屋内に発生した特性の異なる種々の異常の
原因が換気口65から吸込みされてセンサー73で確実
に検知される。したがって、各部屋の空気の異常を正確
かつ敏速に検知できる。
【0045】(正常の場合)各部屋の空気の状態が正
常、例えば煙りがなく、湿度が基準値以下で、臭気がな
く、汚染物質が基準値以下の場合にはコントローラ75
が各部屋の換気を不必要として判断し、送風機用電動モ
ータ36を停止すると共に、各電動モータ43を駆動し
て各換気用ダンパー45を閉じる。
【0046】(異常の場合)空気の状態が異常である場
合には、その異常であった部屋に接続した換気用ダクト
42以外の換気用ダクト42の電動モータ43を駆動し
て換気用ダンパー45を閉じ、送風機用電動モータ36
を駆動し続け、空気の状態が異常である部屋の空気を屋
外に排出して換気し、その部屋の空気の状態が正常に復
帰したら送風機用電動モータ36を停止すると共に、開
であった換気用ダンパー45を閉じる。
【0047】以上の動作を要約すると、レンジフード停
止時には設定時間間隔で自動換気運転モードとなり、各
部屋の空気の状態を検知して正常、異常を判断し、異常
と判断した部屋を正常となるまで換気する。
【0048】(手動による換気)部屋に設置した換気釦
74をON操作するとコントローラ75は操作した部屋
に接続した換気用ダクト42の換気用ダンパー45の電
動モータ43を駆動して開とすると共に、送風機用電動
モータ36を駆動し、その部屋を換気する。換気釦74
をOFF操作すると送風機用電動モータ36を停止する
と共に、電動モータ43を駆動して換気用ダンパー45
を閉とする。この動作は前述の自動換気運転モードより
も優先する。
【0049】前述の手動による換気動作は前述の自動換
気運転モードに優先する。つまり、自動換気運転モード
中に換気釦74をON操作すると自動換気運転モードは
キャンセルされて前述の換気動作を行なう。
【0050】このようであるから、喫煙等で一時的に部
屋の空気が煙で汚染された場合に、その部屋を直ちに換
気することができる。
【0051】また、各センサー73が装置本体11の各
吸込口40の近くに設置してあるから、そのセンサー7
3とコントローラ75との距離が著しく短かく、センサ
ー73とコントローラ75を接続する配線が短かいの
で、センサー73で検知した信号が正確にコントローラ
75に送られ信頼性が向上する(前述の配線が長いと一
般家庭で使用される電化製品から発生するノイズ、T
V、無線等による電波による障害を受け易く、誤検知に
よる誤動作を起こし易い。)し、配線工事を短時間に行
なうことができる。
【0052】前記センサー73は図2に仮想線で示すよ
うに換気用ダンパー45に設置し、センサー内蔵の換気
用ダンパー45としても良い。このようにすれば、レン
ジフード設置現場においてセンサーの取付け作業が不要
であり、換気用ダンパー45を取付けるだけでセンサー
73を取付けできるから、施工性が非常に優れたものと
なる。
【0053】また、前述の実施の形態では換気用ダクト
42が複数に分岐して複数の部屋に連通しているから、
各部屋の空気の状態を単独で検知できないと共に、換気
できないので、図5に示すように分岐した単位換気ダク
ト42a毎に、前述のセンサー内蔵の換気用ダンパー4
5を設けて各部屋の空気の状態を単独でそれぞれ検知し
て単独で検知できるし、単独で換気できるようにしても
良い。
【0054】以上の実施の形態では換気扇10をレンジ
フードと各部屋の換気の兼用としたが、この換気扇10
を各部屋の換気専用としても良い。例えば、図1,図2
において本体11が主吸込口13を有しない形状とす
る。
【0055】換気扇10が各部屋の換気専用であれば、
設定時間間隔で自動換気運転モードとし、各部屋の空気
の状態を検知して正常・異常を判断し、異常と判断した
部屋を正常となるまで換気すれば良い。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、設定時間
毎に換気用ダンパー45を開、送風機12を運転し各部
屋の空気を屋外に排出し、それによって各部屋内の空気
をセンサー73に通風して各部屋内の空気の状態の異常
・正常を自動的に判定する動作(サンプリング動作)を
行ない、異常の時にはその部屋内の空気を正常に復帰す
るまで屋外に排出するので、各部屋内の空気が異常とな
ると自動的に換気でき、人が換気操作をする必要がな
い。
【0057】また、サンプリング動作で異常と判定した
部屋内の空気のみを屋外に排出し、他の部屋の空気は屋
外に排出しないので、送風能力の小さな換気扇10を用
いることができる。
【0058】また、各部屋内の空気吸込み経路にセンサ
ー73が設けてあるから、サンプリング動作時に部屋の
空気がセンサー73に通風(つまり、吹きつけられる)
するので、種々の異常となる原因に基づく空気の異常を
正確かつ敏速に検出でき、センサー73を異常となる原
因に見合う位置に注意深く取付ける必要がなく、そのセ
ンサー73の取付けが容易である。
【0059】請求項2に係る発明によれば、換気扇10
でフード体15内の空気、各部屋の空気を屋外に排出で
きるから、1台の換気扇で調理時に発生した油煙等を屋
外に排出するレンジフード機能と各部屋を換気する機能
を有する換気装置となる。
【0060】また、フード体15内の空気を屋外に排出
する時には換気用ダンパー45が閉じているから、送風
機12の送風能力の全てをフード体15内の空気の屋外
排出に利用できるので、調理時に発生した油煙等を効率
良く排出できる。
【0061】また、部屋内の空気を換気する時にはレン
ジフード用ダクト30が閉となってフード体15内の空
気を吸い込みしないから、送風機12の送風能力の全て
を部屋内の空気の屋外排出に利用できるので、部屋内を
効率良く短時間に換気できる。
【0062】請求項3に係る発明によれば、センサー7
3とコントローラ75の距離が短かく、両者を接続する
配線が短かいから、電化製品から発生するノイズ、T
V、無線等による電波による障害を受け難く、コントロ
ーラ75が誤動作しないので、各部屋の空気の状態を正
確に判断できるし、配線工事を短時間に行なうことがで
きる。
【0063】請求項4に係る発明によれば、センサー7
3はあらかじめ換気用ダンパー45に設置されているか
ら、換気装置の取付現場では換気用ダンパー45を取付
けるだけで良く、施工性が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すレンジフードの全体
正面図である。
【図2】排気装置の分解斜視図である。
【図3】換気用ダクトの配設を示す平面図である。
【図4】制御回路図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す換気用ダクト
の配設の平面図である。
【符号の説明】
2…天井パネル、2a…開口部、4…天井裏、10…換
気扇、11…装置本体、12…送風機、13…主吸込
口、14…レンジフード用ダクト、15…フード体、1
6…主吐出口、17…排気用ダクト、20…箱体、23
…チャンバーボックス、30…レンジフード用ダンパ
ー、31…ダンパー用電動モータ、36…送風機用電動
モータ、39…ハーフカット部、42…換気用ダクト、
43…電動モータ、45…換気用ダンパー、60…浴
室、61…便所、62…脱衣場、63…台所、64…居
室、71…運転釦、72…停止釦、73…センサー、7
5…コントローラ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部屋の空気を屋外に排出する送風
    機12を備えた換気扇10と、 前記換気扇10の各部屋内の空気吸込み経路をそれぞれ
    開閉する換気用ダンパー45と、前記各空気吸込み経路
    に設けられて各部屋内の空気の状態をそれぞれ検知する
    センサー73と、前記送風機12、換気用ダンパー45
    を動作制御するコントローラ75を備え、 前記コントローラ75は、設定時間毎に換気用ダクト4
    5を開とし、送風機12を運転して各センサー73の検
    知信号で各部屋の空気の状態の正常・異常を判定し、正
    常の場合には送風機を停止し、異常の場合には送風機1
    2を駆動し続けると共に、異常である部屋の空気吸込み
    経路の換気用ダンパー45以外を閉とするようにしたこ
    とを特徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】 フード体15と、このフード体15内の
    空気を屋外に排出すると共に、複数の部屋の空気を屋外
    に排出する送風機12を備えた換気扇10と、前記換気
    扇10のフード体15内の空気吸込み経路を開閉するレ
    ンジフード用ダンパー30と、前記換気扇10の各部屋
    内の空気吸込み経路をそれぞれ開閉する換気用ダンパー
    45と、前記各空気吸込み経路に設けられて各部屋内の
    空気の状態をそれぞれ検知するセンサー73と、前記送
    風機12、レンジフード用ダンパー30、換気用ダンパ
    ー45を動作制御するコントローラ75を備え、 前記コントローラ75は、レンジフード運転信号によっ
    てレンジフード用ダンパー30を開、換気用ダンパー4
    5を閉とすると共に、送風機12を駆動するレンジフー
    ド運転機能と、自動換気運転機能を有し、 前記自動換気運転機能を、設定時間毎にレンジフード用
    ダクト30を閉、換気用ダクト45を開とし、送風機1
    2を運転して各センサー73の検知信号で各部屋の空気
    の状態の正常・異常を判定し、正常の場合には送風機1
    2を停止し、異常の場合には送風機12を駆動し続ける
    と共に、異常である部屋の空気吸込み経路の換気用ダン
    パー45以外を閉とするようにしたことを特徴とする換
    気装置。
  3. 【請求項3】 前記各センサー73とコントローラ75
    を換気扇10の近くに設置した請求項1又は2記載の換
    気装置。
  4. 【請求項4】 前記各センサー73を換気用ダンパー4
    5に設置した請求項1又は2記載の換気装置。
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