JPH11101112A - Ohcエンジン - Google Patents

Ohcエンジン

Info

Publication number
JPH11101112A
JPH11101112A JP26381097A JP26381097A JPH11101112A JP H11101112 A JPH11101112 A JP H11101112A JP 26381097 A JP26381097 A JP 26381097A JP 26381097 A JP26381097 A JP 26381097A JP H11101112 A JPH11101112 A JP H11101112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
cylinder bore
lubricating oil
chamber
partition wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26381097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3804215B2 (ja
Inventor
Shoichi Oi
正一 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP26381097A priority Critical patent/JP3804215B2/ja
Publication of JPH11101112A publication Critical patent/JPH11101112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3804215B2 publication Critical patent/JP3804215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダボアのチェーンハウジング室側の冷
却能力を向上させ、シリンダボアの周方向の温度分布を
均一にすることができるOHCエンジンを得ること。 【解決手段】 OHCエンジン10のシリンダブロック
20において、シリンダボア30と動弁駆動力伝達手段
収容室40との間を仕切る仕切壁部41の動力伝達手段
収容室側面45上に、動弁室内に供給された潤滑オイル
が流下するオイル流下部46を設けた。これにより、潤
滑オイルがオイル流下部46を流下する過程において、
潤滑オイルに仕切壁部41の熱を吸収させ、仕切壁部4
1を積極的に冷却させ、仕切壁部41の放熱を促進させ
る。その結果、シリンダボア30のチェーンハウジング
室40側の冷却能力の向上を図ることができ、シリンダ
ボア30の周方向の温度分布を均一にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OHCエンジンに
関し、シリンダボアと、シリンダボアの側方に設けられ
エンジン回転力をシリンダボア上部の動弁室内の動弁開
閉機構に伝達する動力伝達手段が収容される動力伝達手
段収容室と、を有するシリンダブロックを備えたOHC
エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの冷却方法として
は、冷却水をエンジン内にて強制的に循環させることに
よって冷却する水冷式と、冷却用フィンをエンジン本体
より複数突出するように設けてより大きな表面積でもっ
て外気に触れさせることにより冷却する空冷式とに分類
することができる。
【0003】水冷式エンジンは、ウォータージャケット
の大きさ及び位置を適切な位置に設定することによっ
て、熱の発生量が大きい箇所を積極的に冷却することが
できるが、ウォータージャケットをエンジンブロック内
に設けなければならないために、構造が複雑となりエン
ジンを製造するための工程数が多く、又、ラジエターや
ラジエターポンプ等の付帯機器を必要とすることからコ
スト高を招来していた。
【0004】これに比して、空冷式エンジンは、エンジ
ン本体の構造が簡単で製造工程数が少なく、冷却用の付
帯機器も必要としないことから、コスト低減を図ること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シリンダヘッ
ドに動弁室を有するオーバーヘッドカム(OHC)型エ
ンジンの場合は、シリンダヘッドの動弁室内に設けられ
た動弁開閉機構のカム軸を回転動作させるために、カム
軸とシリンダブロックの下方に位置するクランク軸とを
タイミングチェーン等によって連結して、クランク軸の
回転力をカム軸に伝達しなければならない。
【0006】したがって、タイミングチェーンを収容す
るためのチェーンハウジング室をシリンダボアの側方位
置に設ける必要があり、この結果、シリンダボアとシリ
ンダブロックの外壁部との間にはチェーンハウジング室
が介在することとなる。
【0007】これにより、空冷式のエンジンの場合、シ
リンダボアのチェーンハウジング室側近傍位置には冷却
フィンを設けることができず、シリンダボアのチェーン
ハウジング室側の冷却能力が不足がちとなる。この結
果、シリンダボアの周辺領域において、チェーンハウジ
ング室側が局所的に高温となり、シリンダボアの周方向
における温度分布が不均一となるという状態が生じてい
た。
【0008】このような周方向における温度分布の不均
一は、シリンダブロックが熱膨張した際にシリンダボア
の均等な膨張変形を阻害し、不均一な変形を増進させ、
ピストンとのクリアランスに微妙な影響を与え、最悪の
場合にはエンジン出力の低下や、潤滑オイルの消費が増
大する等の問題を誘発するおそれがあった。
【0009】本発明は、上述した不具合を解決すべくな
されたものであり、その目的は、シリンダボアのチェー
ンハウジング室側の冷却能力を向上させ、シリンダボア
の周方向の温度分布を均一にすることができるOHCエ
ンジンを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載のOHCエンジンは、シ
リンダボアと動弁駆動力伝達手段収容室との間を仕切る
仕切壁部の動力伝達手段収容室側面上に、動弁室内に供
給された潤滑オイルが流下するオイル流下部を設けた。
【0011】これにより、潤滑オイルがオイル流下部を
流下する過程において、潤滑オイルに仕切壁部の熱を吸
収させ、仕切壁部を積極的に冷却させ、仕切壁部の放熱
を促進させる。その結果、シリンダボアのチェーンハウ
ジング室側の冷却能力の向上を図ることができ、シリン
ダボアの周方向の温度分布を均一にすることができる。
【0012】請求項2に記載のOHCエンジンは、前記
オイル流下部に、所定高さ突出しかつ潤滑オイルの流下
方向に所定長さ延在する冷却フィンを設けた。これによ
り、オイル流下部の表面積をより拡張させ、潤滑オイル
が流下部を流下する際に、より多くの熱を吸収させ、仕
切壁部の放熱を促進させる。したがって、シリンダボア
のチェーンハウジング側の冷却能力の向上をより図るこ
とができ、シリンダボアの周方向の温度分布を均一にす
ることができる。
【0013】請求項3に記載のOHCエンジンは、前記
冷却フィンを潤滑オイルの流下方向と交差する方向に亘
って所定間隔毎に複数設けた。これにより、オイル流下
部を各冷却フィンによって複数に分割し、各冷却フィン
の間に潤滑オイルを流下させる。そして、オイル流下部
を広範囲に亘って流下させ、仕切壁部の放熱を促進させ
る。したがって、シリンダボアのチェーンハウジング側
の冷却能力の向上をさらに図り、シリンダボアの周方向
の温度分布を均一にすることができる。
【0014】請求項4又は5に記載のOHCエンジン
は、前記シリンダブロックの仕切壁部におけるシリンダ
ボアと動力伝達手段収容室との中間位置に、シリンダブ
ロックを貫通する走行風通過穴を穿設した。これによ
り、OHCエンジンを搭載した車両等が所定速度で走行
した際に生じる走行風を走行風通過穴内に導入、通過さ
せて、走行風により仕切壁部を冷却する。したがって、
シリンダボアのチェーンハウジング側の冷却能力の向上
を図ることができ、シリンダボアの周方向の温度分布を
均一にすることができる。
【0015】請求項6に記載のOHCエンジンは、前記
走行風通過穴に、所定高さ突出しかつ前記貫通する方向
に延伸する冷却フィンを複数設けた。これにより、走行
風通過穴の外表面を冷却フィンによって拡張し、走行風
をより多く接触させ、仕切壁部の放熱を更に促進させ
る。したがって、シリンダボアのチェーンハウジング側
の冷却能力の向上をより図ることができ、シリンダボア
の周方向の温度分布を均一にすることができる。
【0016】請求項7に記載のOHCエンジンは、前記
走行風通過穴をシリンダボアと同軸方向に所定間隔毎に
複数個設けた。これにより、走行風通過穴をシリンダボ
アの軸方向に亘って通過させ、仕切壁部全体を冷却させ
る。また、複数個設けたことにより個々の外表面をそれ
ぞれ拡張し、走行風をより多く接触させ、仕切壁部の放
熱を更に促進させる。したがって、シリンダボアのチェ
ーンハウジング側の冷却能力の向上をより図ることがで
き、シリンダボアの周方向の温度分布を均一にすること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形
態におけるOHCエンジンの使用状態の一例を示す概略
説明図である。本実施の形態において、OHCエンジン
10は空冷式単気筒型のエンジンであり、図1に示した
ように、いわゆる4輪バギー車の原動機として用いられ
ている。そして、車両1の前輪2と後輪3との間にて若
干前傾倒した状態で搭載されている。
【0018】OHCエンジン10は、シリンダブロック
20とその上方に載置されるシリンダヘッド11と、下
方に配置されるクランクケース12とにより構成されて
いる。シリンダヘッド11は、動弁の開閉動作機構を備
えた動弁室(図示せず)を有しており、クランクケース
12は車両1の左右方向に伸長するクランク軸を回転可
能に支承したクランク室(図示せず)を備えている。
【0019】また、OHCエンジン10内には、エンジ
ン内部の摺動及び冷却を行うために、潤滑オイルが循環
する潤滑オイル流路が設けられており、潤滑オイル流路
は、シリンダヘッドの動弁室からクランク室12へと流
下する経路を備えている。
【0020】尚、本明細書中において、車両1及び車両
1に搭載された状態のOHCエンジン10を車両前方か
ら見た場合の右側をOHCエンジン10の「右側」、左
側をOHCエンジン10の「左側」という。
【0021】図2は、本実施の形態におけるシリンダブ
ロック20の上面説明図、図3は、図2のA−A線断面
により示した正面説明図である。シリンダブロック20
は、アルミニウム合金材料により形成され、図2に示し
たように、そのほぼ中心を所定径で貫通するシリンダ部
30と、シリンダ部30の左側側方にシリンダ部30と
同軸方向に設けられたチェーンハウジング室40とを備
えている。
【0022】また、シリンダブロック20の外壁面21
には、外壁面から外方へ所定高さ突出しかつ相互に所定
間隔を有するように複数の空冷用冷却フィン22が設け
られている。シリンダブロック20の前方外壁面21
a、及び後方外壁面21bに設けられた空冷用冷却フィ
ン22a、22bは、上下方向に延在し、シリンダブロ
ック20の左側外壁面21c、及び右側外壁面21dに
設けられた空冷用冷却フィン22c、22dは、シリン
ダブロック20の前後方向に延在するように設けられて
いる。
【0023】シリンダ部30は、図3に示したように、
シリンダブロック20に穿設された貫通孔内にシリンダ
ライナ31を圧入することによって形成されている。シ
リンダライナ31は、耐摩耗性に優れた鋳鉄製材料によ
って構成され、内方にピストンを往復動可能に嵌挿でき
るシリンダボアを有した略円筒形状に形成されている。
【0024】チェーンハウジング室40は、シリンダ部
30の左側側方位置に設けられており、上部はシリンダ
ヘッド11(図1参照)の動弁室と、下部はクランクケ
ース12(図1参照)のクランク室と連通され、クラン
ク室内のクランク軸と動弁室内のカム軸とを連結する駆
動力伝達手段であるタイミングチェーン(いずれも図示
せず)が収容される室内空間を形成している。
【0025】チェーンハウジング室40とシリンダ部3
0との間には、両者間を仕切る仕切壁部41が形成され
ている。仕切壁部41のチェーンハウジング室40の側
面、すなわちチェーンハウジング室40のシリンダ部3
0側の側面(以下、単に「シリンダ部側側壁面」とい
う)45は、潤滑オイル流路によって動弁室から流下し
てきた潤滑オイルがその面上に沿って流下するオイル流
下部46を備えている。
【0026】すなわち、オイル流下部46は、潤滑オイ
ルが動弁室からクランク室へ流下する潤滑オイル流路の
一部を構成しており、動弁室から流下した潤滑オイル
は、チェーンハウジング室40の仕切壁部41の上方位
置に流出する。
【0027】オイル流下部46は、上半部分42がシリ
ンダ部30側に凹陥するように形成され、下半部分43
が上半部分42よりもシリンダ部30と離間した位置に
位置するように配置されており、オイル流下部46の縦
断面形状は、図3に示したように、略クランク形状を形
成している。
【0028】上半部分42には、所定高さ突出しかつ潤
滑オイルが流下する方向(以下、単に「流下方向」とい
う)に所定長さ延在する油冷用冷却フィン44が前後方
向に亘って所定間隔毎に複数対峙して設けられている。
この油冷用冷却フィン44によって、上半部分42はそ
の表面積をより大きく拡大している。
【0029】また、下半部分43とシリンダ部30との
中間位置には、シリンダブロック20を前後方向に貫通
する走行風通過穴50が複数列設されている。
【0030】そして、図2に示したように、走行風通過
穴50のチェーンハウジング室40側の側壁面52は前
後方向にほぼ直線的に形成され、シリンダ部30側の側
壁面53は、シリンダ部30の周囲を包囲するように断
面略円弧形状に形成されている。
【0031】次に、上記構成を有するシリンダブロック
20のチェーンハウジング室40側の冷却方法について
以下に説明する。本実施の形態におけるシリンダブロッ
ク20の冷却は、車両1が走行した際に生ずる走行風を
用いたものと、動弁室を潤滑した後にエンジン下方へ流
下する潤滑オイルを用いたものとの2つを併用してい
る。
【0032】まず最初に、走行風を用いたシリンダブロ
ック20の冷却について説明する。例えば、車両1が所
定以上の速度で走行した場合、シリンダブロック20の
前方外壁面21aは走行により生じた走行風を受ける。
そして、この走行風は、シリンダブロック20を前後方
向に貫通した走行風通過穴50を通り抜け、その際に、
仕切壁部41を冷却する。また、走行風通過穴50は複
数設けられていることから拡大された外表面によって、
その放熱効果を更に向上させることができる。
【0033】そして、側壁面53が断面略円弧形状をな
していることから、走行風をシリンダ部30の外周面領
域全体に受けることができ、シリンダ部30を均一に冷
却することができる。
【0034】更に、シリンダ部30側の側壁面53は、
シリンダブロック20の中心へ移行するにしたがってチ
ェーンハウジング室40側の側壁面54と漸次近接する
形状をなすことから、より多くの走行風を走行風通過穴
50内に導入することができ、また、走行風通過穴50
内における走行風の流速を速めることができる。
【0035】したがって、シリンダ部30のチェーンハ
ウジング室40側の冷却能力を向上させることができ、
シリンダ部30の他の部分と同等に冷却することができ
ることから、シリンダ部30の周方向の温度分布を均一
化することができる。
【0036】次に、潤滑オイルによるシリンダブロック
20の冷却について説明する。本実施の形態では、シリ
ンダブロック20の上面にシリンダヘッド11を固定す
るためのボルト穴25が穿設されているために、上半部
分42にシリンダブロック20の前後方向に貫通する貫
通孔を設けることができない。そこで、上半部分42の
冷却は、エンジン内を循環する潤滑オイルを用いて行
う。
【0037】潤滑オイル流路によって動弁室から仕切壁
部41の上方位置に流出した潤滑オイルは、オイル流下
部46に沿って下方へ流下し(図3中、矢印B)、その
際に、上半部分42の熱を吸収しながら流下する。
【0038】これにより、仕切壁部41を冷却してその
放熱を促進させることができ、上述の走行風を用いた冷
却作用と相まってシリンダ部30のチェーンハウジング
室40側の冷却能力を向上することができる。
【0039】したがって、シリンダ部30のチェーンハ
ウジング室40側の冷却が不十分なことに起因するシリ
ンダブロック20の局所的な高温状態を防止することが
できる。すなわち、シリンダブロック20のチェーンハ
ウジング室40側も他の部分と同様に冷却することがで
き、シリンダ部30の周方向における温度分布を均一化
することができる。
【0040】これにより、シリンダ部30は、高温状態
においても円周方向に均一に熱膨張することができ、シ
リンダ部30の局所的な変形を抑制することができ、こ
れに起因した出力低下やオイル消費増大等の不具合を防
止することができる。
【0041】尚、本発明は、上述の本実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨内にて種々の変更が
可能である。例えば、上述の実施の形態において、走行
風通過穴50をシリンダ部30と同軸方向に複数設けた
が、これに限定されるものではなく、シリンダ部30と
同軸方向に長穴状の開口形状を有するように設け、これ
に突出した複数の冷却フィンを設けた場合でも複数の走
行風通過穴50と同様の作用効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るOH
Cエンジンによれば、潤滑オイルがオイル流下部を流下
する過程において、潤滑オイルに仕切壁部の熱を吸収さ
せ、仕切壁部を積極的に冷却させ、仕切壁部の放熱を促
進させることができる。また、OHCエンジンを搭載し
た車両等が所定速度で走行した際に生じる走行風を用い
て仕切壁部を冷却することができる。
【0043】この結果、シリンダボアのチェーンハウジ
ング側の冷却能力の向上を図ることができ、シリンダボ
アの周方向の温度分布を均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるOHCエンジンの使用状
態の一例を示す概略説明図である。
【図2】本実施の形態におけるシリンダブロックの上面
説明図である。
【図3】図2のA−A線断面により示した正面説明図で
ある。
【符号の説明】
10 OHCエンジン 20 シリンダブロック 22 空冷用冷却フィン 30 シリンダ部(シリンダボア) 40 動力伝達手段収容室 41 仕切壁部 44 油冷用冷却フィン 45 シリンダ部側側壁面(動力伝達手段収容室側面) 46 オイル流下部 50 走行風通過穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボアと、前記シリンダボアの側
    方に設けられエンジン回転力を前記シリンダボア上部の
    動弁室内の動弁開閉機構に伝達する動力伝達手段が収容
    される動力伝達手段収容室と、を有するシリンダブロッ
    クと、 少なくとも前記動弁室を通過するように構成された潤滑
    オイル流路と、を備えるOHCエンジンにおいて、 前記シリンダボアと前記動弁駆動力伝達手段収容室との
    間を仕切る仕切壁部の前記動力伝達手段収容室側面上に
    は、前記動弁室内に供給された潤滑オイルが流下するオ
    イル流下部が設けられていることを特徴とするOHCエ
    ンジン。
  2. 【請求項2】 前記オイル流下部には、 所定高さ突出しかつ前記潤滑オイルの流下方向に所定長
    さ延在する冷却フィンが設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のOHCエンジン。
  3. 【請求項3】 前記冷却フィンは、 前記潤滑オイルの流下方向と交差する方向に亘って所定
    間隔毎に複数設けられたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載のOHCエンジン。
  4. 【請求項4】 前記シリンダブロックの前記仕切壁部に
    おける前記シリンダボアと前記動力伝達手段収容室との
    中間位置には、前記シリンダブロックを貫通する走行風
    通過穴が穿設されていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のOHCエンジン。
  5. 【請求項5】 シリンダボアと、前記シリンダボアの側
    方に設けられエンジン回転力を前記シリンダボア上部の
    動弁室内の動弁開閉機構に伝達する動力伝達手段が収容
    される動力伝達手段収容室と、を有するシリンダブロッ
    クを備えるOHCエンジンにおいて、 前記シリンダブロックの前記シリンダボアと前記動力伝
    達手段収容室との中間位置には、前記シリンダブロック
    を貫通する走行風通過穴が穿設されていることを特徴と
    するOHCエンジン。
  6. 【請求項6】 前記走行風通過穴には、所定高さ突出し
    かつ前記貫通する方向に延伸する冷却フィンが複数設け
    られていることを特徴とする請求項4又は5に記載のO
    HCエンジン。
  7. 【請求項7】 前記走行風通過穴は、前記シリンダボア
    と同軸方向に所定間隔毎に複数個設けられていることを
    特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のOHCエン
    ジン。
JP26381097A 1997-09-29 1997-09-29 Ohcエンジン Expired - Fee Related JP3804215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26381097A JP3804215B2 (ja) 1997-09-29 1997-09-29 Ohcエンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26381097A JP3804215B2 (ja) 1997-09-29 1997-09-29 Ohcエンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11101112A true JPH11101112A (ja) 1999-04-13
JP3804215B2 JP3804215B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=17394563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26381097A Expired - Fee Related JP3804215B2 (ja) 1997-09-29 1997-09-29 Ohcエンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3804215B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270442A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd シリンダブロック及びシリンダブロックを備えるエンジン
JP2009299651A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fuji Heavy Ind Ltd エンジンのシリンダ冷却構造
WO2016136036A1 (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 ヤマハ発動機株式会社 空冷エンジン、空冷エンジン用シリンダボディ部材及び空冷エンジン搭載車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270442A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd シリンダブロック及びシリンダブロックを備えるエンジン
JP2009299651A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fuji Heavy Ind Ltd エンジンのシリンダ冷却構造
WO2016136036A1 (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 ヤマハ発動機株式会社 空冷エンジン、空冷エンジン用シリンダボディ部材及び空冷エンジン搭載車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP3804215B2 (ja) 2006-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005315118A (ja) シリンダブロックの冷却構造
JPS5960022A (ja) 自動二輪車用エンジンにおける冷却装置
JPH0754090B2 (ja) 自動二輪車用エンジンのシリンダヘッド冷却構造
JPH11101112A (ja) Ohcエンジン
JPS6170123A (ja) シリンダヘツド冷却構造
JPS6170125A (ja) エンジンのシリンダヘツド冷却構造
JPH1054296A (ja) 4サイクルエンジンの冷却装置
JPH11294254A (ja) 内燃機関の冷却装置
US5261357A (en) Lightweight engine block cooling system
KR0152763B1 (ko) 엔진 실린더용 냉각시스템
JPH1077902A (ja) 内燃機関のシリンダブロック
JPH1181954A (ja) シリンダヘッド
JPH0639078Y2 (ja) 内燃機関のシリンダヘッドの冷却水通路構造
KR200170947Y1 (ko) 수냉식 엔진 오일 냉각장치
JP2626972B2 (ja) 頭上弁式強制空冷エンジンの部分液冷装置
JP5091754B2 (ja) シリンダブロック及びシリンダブロックを備えるエンジン
JPS5896121A (ja) 自動二輪車用水冷内燃機関
JPH03172523A (ja) フライホイール・オイルクーラー
JP2957978B2 (ja) 空冷式多気筒4サイクルエンジン
JPS6111483Y2 (ja)
JPH11101113A (ja) シリンダヘッド
SU1255723A2 (ru) Двухтактный карбюраторный двигатель жидкостного охлаждени
JPH0547755Y2 (ja)
KR0139139Y1 (ko) 자동차용 엔진의 실린더 블록
KR200153161Y1 (ko) 엔진의 캠샤프트 베어링캡 냉각장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050525

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050602

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060501

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees