JPH11100541A - 印刷インキ用顔料ペーストの製造法 - Google Patents

印刷インキ用顔料ペーストの製造法

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JPH11100541A
JPH11100541A JP26160897A JP26160897A JPH11100541A JP H11100541 A JPH11100541 A JP H11100541A JP 26160897 A JP26160897 A JP 26160897A JP 26160897 A JP26160897 A JP 26160897A JP H11100541 A JPH11100541 A JP H11100541A
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printing ink
pigment
shear rate
zone
varnish
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JP26160897A
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English (en)
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Kazuo Igarashi
和夫 五十嵐
Norihisa Noguchi
典久 野口
Yoshiharu Otoshi
佳晴 大歳
Williamson Steven Sui
スティーブン スイ、ウィリアムソン
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレスケーキ又は粒状中間体を生成すること
なく、顔料の水性懸濁液(スラリー)をそのまま使用
し、着色効果に優れた印刷インキ及びインキ用顔料ペー
ストを得る工業的製造方法を提供する。 【解決手段】 顔料の水性懸濁液(スラリー)と、印刷
用ワニスとを、ずり速度に分布を有するずり速度帯域
に、同時且つ連続的に送入し、強いずり応力を受けさせ
ることによりフラッシングせしめることを特徴とする印
刷インキ用顔料ペーストの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔料の低粘度水性
懸濁液と印刷インキ用ワニスをそれぞれ同時且つ連続的
に、ずり速度帯域に挿入し、強いずり応力を受けさせる
ことによりフラッシングせしめ、粒状着色中間体を経由
せずに印刷インキ又はインキ用顔料ペーストを製造する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷インキ又は印刷インキ用顔料
ペーストを製造するには、顔料を印刷インキ用ワニス中
に充分分散することにより顔料の発色効果を高める必要
がある。顔料の分散法には乾燥顔料を印刷インキ用ワニ
ス中で練肉する方法と、顔料の水性懸濁液と印刷インキ
用ワニスとをフラッシングする方法がある。フラッシン
グの方法として、低粘度(スラリー)顔料水性懸濁液
と印刷インキ用ワニスとをフラッシングし、一旦粒状着
色中間体を生成してからその粒状中間体を更に加工し、
印刷用インキ又は印刷インキ用顔料ペーストの製造方法
(特開平5−69147)。そして、高濃度の顔料水
性懸濁液(プレスケーキ)と印刷インキ用ワニスとをフ
ラッシングし、一旦粒状着色中間体を生成せず、印刷用
インキ又は印刷インキ用顔料ペーストの製造方法(特開
昭63−43960)が報告されている。しかしなが
ら、低粘度(スラリー)顔料水性懸濁液と印刷インキ用
ワニスとを直接混合フラッシングし、一旦粒状着色中間
体を生成せずに印刷用インキ又は印刷インキ用顔料ペー
ストを製造する方法は知られていない。
【0003】特開平5−69147の方法では一旦粒状
着色中間体を生成するもので、連続的でない。又、連続
フラッシングの特開昭63−43960の方法では、請
求項に記載のずり速度を実現する機械の構造上、単位時
間内に処理できる水性懸濁液と印刷インキ用ワニスとの
総量が非常に限られており、水性懸濁液の顔料濃度が低
いと処理総量中の分離水が占める割合が多くなる。それ
につれて生成するフラッシュの生産効率が悪くなる。従
ってある程度以上の顔料含有量を有するフラッシュを効
率よく製造するには、使用する水性懸濁液がある程度以
下の水(即ちある程度以上の顔料濃度)を有するもの
(通称プレスケーキ)である必要がある。即ち水を多量
に含有する低顔料濃度水性懸濁液(通称スラリー)を原
料として扱うには、一旦一部脱水する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、プレ
スケーキ又は粒状中間体を生成することなく、スラリー
をそのまま使用し、着色効果に優れた印刷インキ又は印
刷インキ用ペーストの製法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、水を多量に含有する低顔料濃度スラリー中の顔料
を直接印刷インキ用ワニス中にフラッシング分散し、イ
ンキ用顔料ペーストを容易に且つ効率よく、従来に比べ
少ない工程で連続的に製造する方法を完成し、インキの
製造にかかる経費を大幅に節約可能とした。即ち本発明
は、顔料の水性懸濁液と印刷インキ用ワニスとを、ずり
速度に分布を有するずり速度帯域に、同時且つ連続的に
送入しフラッシングせしめることを特徴とする印刷イン
キ用顔料ペーストの製造方法に関する。
【0006】又、本発明は、前記した顔料濃度が10%
以下であり、前記したずり速度帯域のずり速度が100
〜100,000秒-1であり、ずり速度分布の最大値が
最小値の5倍以下であり、その最大値を有する帯域の容
積がその最小値を有する帯域の容積の3倍以下である印
刷インキ用顔料ペーストの製造方法に関する。
【0007】又、本発明は、前記したずり速度帯域が、
それぞれ任意の速度で同時に又は片方のみ回転する一対
の同軸回転体の、筒状の外部回転体の内側表面及び内部
回転体の外側表面とから構成される間隙である印刷イン
キ用顔料ペーストの製造方法であり、更に、顔料の水性
懸濁液と印刷インキ用ワニスとの挿入口近傍に於けるず
り速度の値が出口近傍に於けるずり速度の値の1.0〜
5倍である印刷インキ用顔料ペーストの製造方法に関す
る。
【0008】又、本発明は、前記したずり速度帯域内に
媒体が存在し、ずり速度帯域の壁又は媒体同士衝突し得
る構成を有する印刷インキ用顔料ペーストの製造方法に
関する。又更に本発明は、前記したずり速度帯域の温度
が0〜200℃である印刷インキ用顔料ペーストの製造
方法に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、スラリーと印刷インキ
用ワニスとを0℃から200℃の範囲に於いてそれぞれ
同時且つ連続的にずり速度帯域に挿入し、ずり速度帯域
に存在する水性懸濁液と印刷インキ用ワニスとに100
ないし100,000秒-1のずり速度を受けさせ混合
し、粒状着色中間体を経由せずフラッシングせしめ、印
刷インキ又は印刷インキ用ペーストを製造する方法であ
る。
【0010】本発明に於ける、ずり速度帯域は、それぞ
れ任意の速度で同時に又は片方のみ動く中が空洞となっ
ている外側のシリンダーまたはコーン状の回転体と、そ
の中に納まる攪拌を目的としたシリンダー又はコーン状
の回転体とからなる一対の同軸回転体からなっている。
通常、ビーズミルは凝集した顔料を分散させるための装
置であり、スラリーとワニスの混合には用いられること
はないが、挿入量、ずり速度等を適宜選択することで本
発明に好適に用いることが出来ることを見いだした。
又、好ましくはずり速度帯域内にそれら同士又はずり速
度帯域の壁と衝突する媒体を存在させることも出来る。
これらの媒体を効率よく移動させるために、回転体の内
側表面に任意の突起を有しても良い。一対の回転体の外
側となる回転体及びその中に納まるシリンダー又はコー
ン状の回転体は回転軸を中心とした半径分布を有するこ
とが出来る。ずり速度の分布は、顔料の水性懸濁液と印
刷インキ用ワニスの挿入口の方の値が出口の方の値に比
べ同じか又は大きいことがより好ましい。即ち、ずり速
度分布の最大値と最小値との比が1.0ないし5倍とな
ることが好ましい。
【0011】次に、生成したフラッシュと分離水を例え
ば機械的にデカンテーションにより、そして残りを必要
に応じ例えば減圧下の蒸発により取り除いた後、フラッ
シュは必要に応じ練肉機(例えばロールミル、ビーズミ
ル)で更に練肉して分散させる。そして製造工程の任意
の時点にてインキ用溶剤、ワニス、又はその他の添加物
を添加する事により所望の顔料含有量及び粘弾性値にす
る事ができる。
【0012】スラリーと印刷インキ用ワニスとをそれぞ
れ同時且つ連続的にずり速度帯域に挿入するには、例え
ばスクリューポンプ等を用いる事ができる。この際必要
に応じスラリー又は印刷インキ用ワニスを加熱又を冷却
する。
【0013】又、ずり速度帯域に存在する顔料スラリー
と印刷インキ用ワニスとに100ないし100,000
-1のずり速度を受けさせるには、例えばビーズミルを
使用することができる。この際、ずり速度が100秒ー1
に達しないとフラッシングが起きない。そしてフラッシ
ングの際、ずり速度帯域内にそれら同士又はずり速度帯
域の壁と衝突する媒体(例えばビーズ等)が存在すると
フラッシング効率が向上する。
【0014】印刷インキ用ワニスとしては例えばオフセ
ット印刷の場合は亜麻仁油、異性化亜麻仁油、キリ油、
脱水ヒマシ油、魚油、オイチシカ油の如き乾性油類及び
重合乾性油類;これらの乾性油類より形成されるウレタ
ン化油、マレイン化油、シクロペンタジエニル化油の如
き乾性油類;乾性油変性アルキッド樹脂、ウレタン化ア
ルキッド樹脂、アクリル変性アルキッド樹脂、フェノー
ル変性アルキッド樹脂等のアルキッド樹脂類;乾性油脂
肪酸変性エポキシエステル樹脂;ヨウ素価を呈する石油
樹脂やブタジエン等の共役二重結合を有する化合物より
誘導される炭化水素樹脂類等を挙げることが出来、これ
らは単独または2種類以上組み合わせて任意に使用でき
る。
【0015】又、印刷インキ用ワニスを印刷インキ用溶
剤で希釈し、粘度を調整してもよい。印刷インキ用溶剤
としては例えばオフセットインキの場合は軽油、灯油、
ターペン、ミネラルスピリツ等を挙げることが出来る。
本発明に於いてインキに適する溶剤であれば、それらの
種類に関係なく単独または2種類以上を組み合わせて任
意に使用できる。
【0016】顔料としては例えばオフセットインキの場
合はジスアゾ透明黄Y−12等を挙げることができる。
本発明に於いて印刷インキに適した顔料のスラリーであ
れば、それらの種類に関係なく単独または2種類以上を
組み合わせて任意に使用できる。
【0017】水中で製造してできたスラリーをそのまま
使用することは勿論、スラリーを得るには、例えばプレ
スケーキを水で所望の粘度となるまで希釈する等、公知
の方法により容易に得ることができる。
【0018】一般に、製造した印刷インキの着色力はフ
ラッシング条件に大きく依存する。従って、使用するス
ラリー又は印刷インキ用ワニスの種類及び量によりずり
速度、温度、及び滞留時間の組み合わせを考える必要が
あり、具体的には温度が高いワニスは粘度が低い
ワニス中溶剤分が多いずり速度が高い、ほどフラッシ
ングが促進される事が知られている。
【0019】印刷インキ用ワニス量対顔料の重量比は、
最終インキ製品中の配合重量比以上に使用すると後から
過剰な分を取り除く必要が生じるので、最終インキ製品
の配合比の範囲以下が望ましい。又、フラッシュ時の顔
料濃度が濃すぎたり薄すぎたりするとフラッシュが困難
になるので、配合比は等がずり速度帯域の形態に見合っ
た粘弾性値となる範囲内が望ましい。
【0020】前記ワニス対顔料の比は、一般には0.
5:1〜20:1(重量比)の範囲程度が好ましい。
【0021】本発明製造方法は粗製顔料から印刷インキ
及びインキ用顔料ペーストを製造する為の最もエネルギ
ー効率の良い方法であり、印刷インキ及びインキ用顔料
ペーストの製造の画期的な簡略化を可能とする。この方
法により製造したインキは顔料が極めて均一な粒度分布
を有し、着色力、光沢、及び流動性に優れる。
【0022】尚、この特許に記載した実施例及び比較例
は全て単品の顔料を使用したオフセットインキに関する
ものばかりである。しかし、例えばグラビアやスクリー
ン等その他の印刷方式用インキ又は2種以上の顔料を使
用したインキに関しても同様な方法にて製造できる。ま
た、印刷インキ調製時の練肉の際、その他の顔料、乾燥
剤、助剤等を使用することは勿論可能である。
【0023】
【実施例】以下、部及び実施例及び比較例により本発明
を更に詳しく説明する。実施例及び比較例中の%は重量
基準による。尚、実施例及び比較例の結果は表1、2に
まとめてある。
【0024】〔実施例1〕(ビーズ無使用) Y−12顔料(大日本インキ化学工業(株)製)含有量
3%の製造直後のままのスラリー100部(内顔料=3
部)とワニスBの27部とを同時にビーズ無充填のビー
ズミル(ビューラー社製コブラ251AA)に挿入し、
100℃でフラッシングせしめ分離水をデカンテーショ
ンにより除却した後、残りの水をニーダーを用いて80
℃に於いて真空脱気で蒸発により取り除いた後、更に軽
油D5部を添加し、幅900mmの平型3本ロール練肉
機で練肉して分散させた。尚、フラッシング中の挿入口
近傍及び出口近傍のずり速度は約2000秒-1である。
又、ワニスBはロジン変性フェノール樹脂(大日本イン
キ化学工業製)5部、亜麻仁油2部、及び軽油D(日本
石油製6号ソルベント)3部を攪拌しながら200℃で
1時間加熱したものを使用した。
【0025】〔実施例2〕(ビーズ使用) ミルに直径2mmのセラミック製のビーズを装填(充填
率80%)した以外は実施例1と同様の条件でフラッシ
ング及び続く真空脱気、3本ロール練肉機での練肉を実
施した。
【0026】〔実施例3〕(ビーズ使用) Y−12顔料(大日本インキ化学工業(株)製)含有量
3%の製造直後のままのスラリー100部(内顔料=3
部)とワニスBの27部とを同時に、直径2mmのセラ
ミック製のビーズを80%充填したビーズミル(ビュー
ラー社製CONWEX−K240)に挿入し、100℃
でフラッシングせしめ分離水をデカンテーションにより
除却した後、残りの水をニーダーを用いて80℃に於い
て真空脱気で蒸発により取り除いた後、更に軽油D5部
を添加し、幅900mmの平型3本ロール練肉機で練肉
して分散させた。尚、フラッシング中の挿入口近傍のず
り速度は約3700秒−1、出口近傍のずり速度は約2
500秒-1であり、ずり速度の最大値を有する帯域の容
積は最小値を有する帯域の容積の約2倍である。
【0027】〔比較例1〕(特開昭63−43960に
準じた製造法)(スラリー使用) Y−12顔料(大日本インキ化学工業(株)製)含有量
3%の製造直後のままのスラリー100部(内顔料=3
部)とワニスBの27部とを同時に2軸押出機(池貝鉄
工製PCM45−II−30−3V)に挿入し、100
℃でフラッシングせしめ分離水をデカンテーションによ
り除却した後、残りの水をニーダーを用いて80℃に於
いて真空脱気で蒸発により取り除いた後、更に軽油D5
部を添加し、幅900mmの平型3本ロール練肉機で練
肉して分散させた。
【0028】〔比較例2〕(特開昭63−43960に
準じた製造法)(プレスケーキ使用) Y−12顔料(大日本インキ化学工業(株)製)含有量
3%の製造直後のままのスラリーを脱水してなる顔料含
有量20%のプレスケーキ15部(内顔料=3部)を用
いる以外は、比較例1と同様の条件で2軸押出機に挿入
しフラッシング及び続く真空脱気、3本ロール練肉機で
の練肉を実施した。
【0029】〔比較例3〕(従来の製造法) Y−12粉体顔料(大日本インキ化学工業(株)製)3
部とワニスBの27部とをニーダーを用いて練肉した
後、更に軽油D5部を添加し、幅900mmの平型3本
ロール練肉機で練肉して分散させた。
【0030】〔比較例4〕(特開平5−69147に準
じた製造法) 顔料(大日本インキ化学工業(株)製)含有量3%の製
造直後のままのスラリー100部(内顔料=3部)とワ
ニスBの27部とを50℃に於いて湿潤状態で周速30
m・秒ー1で攪拌してフラッシングせしめ直径1mmの粒
状着色中間体を生成し、分離水をデカンテーションによ
り除却した後、残りの水をニーダーを用いて80℃に於
いて真空脱気で蒸発により取り除いた後、更に軽油D5
部を添加し、幅900mmの平型3本ロール練肉機で練
肉して分散させた。
【0031】実施例1〜3及び比較例2〜4で得られた
顔料ペーストの分散性を発色濃度で評価したところいず
れも同等の分散性を示したが比較例1で得られた顔料ペ
ーストはシェアー不足でフラッシングされず発色濃度が
不十分であった。ビーズミル、押出機の特性及び試験結
果を表1、2に示す。処理能力は顔料ペーストに換算し
て示した。実施例1〜3及び比較例1、2については、
2軸押出機の標準的価格(約1億円)及びビーズミルの
標準的価格(2000〜4000万円)を考慮し、単位
コスト当たり且つ単位時間当たりの処理能力(相対値)
を表1に示す。比較例3、4は工程が不連続であり、
又、条件設定が煩雑であり、処理能力の推定が困難であ
った。更に実施例1〜3についてパワー消費の比較を表
2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】プレスケーキ又は粒状中間体を生成する
ことなく、スラリーをそのまま使用し、印刷用ワニスと
同時にずり速度帯域に挿入し、強いずり応力を受けさせ
ることによりフラッシングせしめることにより、着色効
果に優れた印刷インキ及びインキ用顔料ペースト及びそ
の工業的製造方法を得ることが出来る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料の水性懸濁液と印刷インキ用ワニス
    とを、ずり速度に分布を有するずり速度帯域に、同時且
    つ連続的に送入しフラッシングせしめることを特徴とす
    る印刷インキ用顔料ペーストの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記した顔料濃度が10%以下であり、
    前記したずり速度帯域のずり速度が100〜100,0
    00秒-1であり、ずり速度分布の最大値が最小値の5倍
    以下であり、その最大値を有する帯域の容積がその最小
    値を有する帯域の容積の3倍以下である、請求項1に記
    載の印刷インキ用顔料ペーストの製造方法。
  3. 【請求項3】 ずり速度帯域が、それぞれ任意の速度で
    同時に又は片方のみ回転する一対の同軸回転体の、筒状
    の外部回転体の内側表面及び内部回転体の外側表面とか
    ら構成される間隙である請求項1又は2に記載の印刷イ
    ンキ用顔料ペーストの製造方法。
  4. 【請求項4】 ずり速度帯域が、それぞれ任意の速度で
    同時に又は片方のみ回転する一対の同軸回転体の、筒状
    の外部回転体の内側表面及び内部回転体の外側表面とか
    ら構成される間隙であり、顔料の水性懸濁液と印刷イン
    キ用ワニスとの挿入口近傍に於けるずり速度の値が出口
    近傍に於けるずり速度の値の1.0〜5倍である請求項
    1〜3のいずれかに記載の印刷インキ用顔料ペーストの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 ずり速度帯域内に媒体が存在し、ずり速
    度帯域の壁又は媒体同士衝突し得る構成を有する請求項
    1〜4のいずれかの記載の印刷インキ用顔料ペーストの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 ずり速度帯域の温度が0〜200℃であ
    る請求項1〜5のいずれかに記載の印刷インキ用顔料ペ
    ーストの製造方法。
JP26160897A 1997-09-26 1997-09-26 印刷インキ用顔料ペーストの製造法 Pending JPH11100541A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004065503A1 (ja) * 2001-08-01 2004-08-05 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. 加工顔料組成物の製造方法およびその製造方法により得られる加工顔料組成物
CN100448935C (zh) * 2003-01-23 2009-01-07 东洋油墨制造株式会社 加工颜料组合物的制造方法及由该制造方法获得的加工颜料组合物
JP2011213999A (ja) * 2010-03-18 2011-10-27 Sanyo Shikiso Kk 超易分散顔料分散体およびその製造方法

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