JPS63142065A - X―変態の微粒状で透明な金属不含のフタロシアニン及び該化合物を含有する顔料 - Google Patents

X―変態の微粒状で透明な金属不含のフタロシアニン及び該化合物を含有する顔料

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JPS63142065A
JPS63142065A JP62292255A JP29225587A JPS63142065A JP S63142065 A JPS63142065 A JP S63142065A JP 62292255 A JP62292255 A JP 62292255A JP 29225587 A JP29225587 A JP 29225587A JP S63142065 A JPS63142065 A JP S63142065A
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    • C09B67/0025Crystal modifications; Special X-ray patterns
    • C09B67/0026Crystal modifications; Special X-ray patterns of phthalocyanine pigments

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、χ−変態の金属不含フタロシアニンの新規な
顔料形及びこれを成分とする顔料に関する。
米国特許5357989号明細書にはχ−変態の金属不
含フタロシアニンが記載されている。
その製造はα−フタロシアニンの硫酸処理により行われ
る。反応生成物は硫酸を分離したのち、乾燥粉砕にかけ
られる。米国特許3594163号明細書にもX−変態
の金属不含フタロシアニンの製法が記載され、この場合
は普通の金属不含α−フタロシアニンに、少量の:(−
変態の金属不含フタロシアニンを混合し、この混合物を
不活性溶剤中で約25°Cの温度で攪拌し又は粉砕する
。これらの生成物は性質が不満足である。
本発明の課題は、ミロリプル−(C0I、ピグメント・
ブルー27 ; C,1,A77510 )に色彩上の
性質がなるべく近似し、しかもその応用技術上の欠点が
ない顔料形を開発することであった。
本発明は、75〜120 m2/j;lの比表面積を有
し、そしてフタロシアニン粒子の少なくとも80重量%
が0.12μm以下のストークス当量粒径な有すること
を特徴とする、X−変態の微粒状で透明な金属不含のフ
タロシアニンである。
本発明のX−フタロシアニンを製造するためには、まず
α−フタロシアニンを激しく乾燥粉砕して、α−変態と
X−変態から成る混合物にする。X−フタロシアニンの
含量は、混合物の全量に対し40〜75重量2%である
。次いでこの混合物を溶剤処理にかける。そのためには
α/X−フタロシアニン混合物を不活性溶剤中で、20
℃ないし溶剤の沸騰温度で約2〜6時間攪拌する。生成
したX−変態のフタロシアニンから溶剤を分離し、水洗
したのち乾燥する。
乾燥処理は好ましくは粉砕機、例えばボールミル、星型
ミル、回転管→又は振動ミルを用いて40〜80℃の温
度で行われる。粉砕体としては、摩滅及び破砕に抵抗性
の材料例えば鋼、酸化ジルコン又はめのうの球、円筒又
は円錐形粉砕体が用いられる。
溶剤処理のためには、例えばアルコール特にアルカノー
ル例えばメタノール、エタノール、プロパツール、イン
プロパツール、ブタノール、インブタノール、二級ブタ
ノール、三級ブタノール、ペンタノール又はヘキサノー
ル、ケトン例えばアセトン、メチルエチルケトン又はメ
チルイソブチルケトン、エーテル例えばメチル−三級ブ
チルエーテル、グリコールモノ−C,〜C4−アルキル
エーテル又はそのエステル例えばエチレングリコールモ
ツプチルエーテル、そのアセテート又はテトラヒドロフ
ラン、酸ニトリル例えばアセトニトリル又はこれら溶剤
の混合物が適する。特に好ましい溶剤はエタノール、プ
ロパツール、イソプロパツール、ブタノール、インブタ
ノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
、エチレングリコールモツプチルエーテル、そのアセテ
ート、テトラヒドロフラン又はこれらの混合物である。
β−フタロシアニンの生成を抑制するためには、不活性
有機溶剤による処理を追加の水の存在下で行うことが、
多くの場合に好ましく、その場合の水の景は、液体系に
対し20〜60重量%である。
溶剤処理を、追加の結晶化抑制剤及び助剤、例えばDE
−A−2516054又は同2415753又はピグメ
ント、ハンドブック3巻157頁以下(197!1年)
に記載のものを添加して行うことも有利である。そのほ
か本発明の微粒状で透明な金属不含X−フタロシアニン
K、それを後に溶剤含有結合剤系中で使用する場合に結
晶化することを防止するため、再結晶化抑制用添加物及
び助剤を添加することも有利である。
レントゲングラフ分析によれば、本発明の生成物はもっ
ばらX−変態構造を有することが認められる。しかしこ
れは極度に微細な状態では、X−変態構造を有する既知
のフタロシアニンとして存在する。
したがって新規なX−変態の微粒状の透明な金属不含フ
タロシアニンは、既知の対応する生成物と比較して明ら
かに高い比表面積を有する。
すなわち本発明のX−フタロシアニンは75〜120 
m22/gの比表面積を有するが、米国特許35941
63号の実施例1の生成物はそれが50?7L2/gで
あり、米国特許3357989号の実施例1の生成物は
それが6 m7flである。米国特許3594163号
の実施例1で得られるX−フタロシアニンは、粒子の8
0重量%が0.18μm又はそれ以下のストークス当量
粒径を有する。
比表面積の測定は、DIN 66131の窒素吸収法に
より行われる。結晶の平均粒径は、電子顕微鏡像から算
出される。しかし色彩上の性質において特に重要なこと
は、容積に関する粒径分布、すなわち結晶、結晶凝集体
、及びX−フタロシアニンの分散試料について円板遠心
分離(ファルペ・ラント・ラック86巻1977年88
6頁以下及び76巻1970年545頁以下参照)によ
り測定される凝結物である。このためには顔料6gを摩
砕ペース100S(ロウターケミカル製)の2/gと共
に、実験室用6本ロール装置(ビューラー社製)Kより
、5バールの圧搾圧で2回通過させ、場合によりさらに
15バールの圧搾圧で通過させて、グラインドメーター
(DIN53205 )による粒度が5 pm以下にな
るまで分散させる。次いで顔料30重量%を含有するイ
ンキを、アルペルトールKP 648 L(ヘーミツシ
エ・ヴエルケ・アルバート製)10部、ソルベノンI(
バスフ社製)65部及びクロロホルム25部からの樹脂
溶液を用いて、顔料濃度0.2重量%に希釈する。この
希釈された顔料分散5&をファルプ十うツケに記載され
ているように円板遠心分離し、これからストークス当量
粒径の容積に関する分布を定める。後記実施例1〜6の
すべてのX−フタロシアニンは、単形の対数分布(DI
N 66144 )を示し、これは中央粒径d、。、、
及び標準偏差Sにより特性れ、比表面積と共に後記表中
に示される。
本発明のフタロシアニンは顔料として特に有利に用いら
れる。例えばこれは顔料としてフェノに好適で、その場
合色調がミロリプル−に近似し、しかもその応用技術上
の欠点を有しない。
用分野は自動車塗装である。そこでは主として濃色の青
黒色単一塗装に用いられる。この使用目的のためにはそ
のすべての色彩性が満足すべきものである。なぜならば
それは濃暗色で特に帯緑青色の色調を有するからである
。その他の工業的使用上の性質においては、この顔料は
もちろん多数の欠点を有する。
ノンブロンズブルーという名でも呼ばれるにもかかわら
ず、ミロリプル−は比較的速やかにブロンズ化(暗色化
)する。そのほかこれは2に一フェスのポットライフが
短い。この顔料はアルカリならびに酸化剤及び還元剤に
対し安定性が低い。これは適用した24時間内に色調が
変わることが多く、常用のすなわち溶剤の多いフェス中
で耐候性が低く、そしてバインリッド系では耐候技術的
に使用できない。さらにこれは水を基礎とするフェノに
使用できない。なぜならばそこに用いられるラテックス
及び分散液が、ミロリプル−の存在下に凝固するからで
ある。
したがってミロリプル−の代わりに、できるだけそれと
同じ又は類似の色彩性において応用技術上優れているも
のを探究することも、既に試みられている。例えばα−
銅フタロシアニンの高度に透明な形態(c、 r、ピグ
メント・ブルー15:1及び15:2)を使用したこと
がある。
この顔料は被覆層に使用すると濃暗色の色調を有するが
、ミロリプル−と比較すると、散乱性がやや強い。した
がってこの塗装は望ましい帯緑青色でなく、帯赤青色の
色調を示す。このことはCuPc結晶の散乱性に因る(
11.ファテイペクーコングレス1972、エデイチオ
ニ・アリミヌム・ミラノ1972.551頁以下参照)
濃青色フェス中のミロリプル−を他のもので代替するこ
とは、いわゆるノンフロップブルーによっても可能であ
る。これは塩素含量の高い(5〜14重量%)α−銅フ
タロシアニンである。この高い塩素含量は、純色及び白
色希釈の場合に緑色への色調のずれを起こしやすい。こ
の顔料を使用した純色塗装では、α−銅フタロシアニン
の高度透明形と比較して、より濃色かつ暗色で赤味が少
ないが、ミロリプル−と比較するとなお希望しない赤味
が塗装に見られる。
なぜならばノンフロップブルーの再散乱性がミロリプル
−より高いからである。
被覆純色着色における高い再散乱性は高い反射塵に導く
。すなわち高透明性α−銅フタロシアニンならびにノン
フロップブルー(塩素含量13重量%)の純色着色の反
射値は、それぞれ2%(458nmで)及び2.15%
(474nmで)であって、ミロリブルー純色着色の反
射値0.1%(比較される波長範囲、黒色に近い)より
明らかに高いからである。
これに対し本発明の微粒状X−フタロシアニンは特に小
さい散乱能を有する。このX−変態の微粒状で透明な金
属不含フタロシアニンを使用した純色塗装は、実際上赤
味が全くない。すなわち本発明のX−フタロシアニンの
純色着色の反射値は0.55%(460nmで)で、ミ
ロリプル−のそれにきわめて近い。これに比して既知の
金属不含X−フタロシアニン(米国特許3357989
号例1及び5594163号例1)の純色着色は1.1
5%(46onmで)及び1.92%(470nmで)
で明らかに高い。
本発明のX−変態フタロシアニンのためのフェス結合剤
としては、例えば次のものが用いられる。空気乾燥系例
えば長鎖油状アルキド樹脂又はニトロワニス;短鎖又は
中鎖油状のアルキド樹脂、ポリエステル又はアクリレー
ト樹脂(熱硬化性及び熱可塑性のアクリレート樹脂)を
基礎とし、アミン樹脂例えば尿素樹脂又はメラミン樹脂
と組み合わせた焼付は系;2に一系例えばポリウレタン
又はエポキシ樹脂、ならびにこれら系の組み合わせ。そ
のほか−次分散液又は二次分散液を基礎とする水性結合
剤ならびにミクロゲルも用いられる。
本発明のX−フタロシアニンを少量の二酸化チタン(こ
れはミロリプル−の場合も実際に用いられる)と組み合
わせると、濃色の緑を帯びた青黒色塗装が得られ、これ
はミロリプルーを基礎とするものと実際上差異がない。
この組み合わせは、例えばその中ではミロリプル−が結
合剤を凝固させる水性フェノ中に分散させ、そして加工
することが可能である。2層塗装のための水で希釈可能
な塗料は、例えばEP−A−28886又は38127
に記載されている。
新規な微粒状で透明な金属不含X−フタロシアニンの使
用条件下の特性を検定するためには、噴射被覆した純色
塗装と黒色標準との色の差異を表色計により測定するこ
とができる。DIN6174による△E値が大きいほど
、供試顔料は中性黒色からより大きく離れている。既知
方法(米国特許3357989及び3594163)に
より製造された生成物は、本発明の顔料よりもより赤く
かつより薄い純色を有し、したがって肉眼評価と一致し
て明らかにより高いΔE値を有する。微粒状のα−銅フ
タロシアニンより著しく高いΔE値を有する。
前記のように本発明の金属不含フタロシアニンは純色に
おいてミロリプル−より若干高い散乱性を示すが、その
使用技術上の欠点は有しない。これは塗料の分野で、ミ
ロリプル−と工業的に充分に代替しうるものである。
そのほか本発明の顔料は印刷インキにも好適である。こ
れまで印刷インキの分野では、青(シアン)の範囲でβ
−銅フタロシアニンが液状、油状又はペースト状のイン
キとして優位を占めていた。この顔料は比較的安価で濃
色及び光堅牢であるにもかかわらず、若干の欠点が有っ
た。
第一は銅の存在である。この生成物は合成に由来するイ
オン性銅を含有し、水溶性で浄化装置内の微生物を殺す
おそれがある。β−銅フタロシアニンの他の欠点は、そ
れが暗色化しやすいこと及び種々の顔料化度における色
調の流動である。
これに対し本発明の顔料は重金属不含である。
そのほかこの顔料はβ−銅フタロシアニンよりも暗色化
することが少ない。最後に印刷中のその色調は実際上顔
料化の程度に左右されないが、β−銅フタロシアニンの
色合は顔料化の程度が高いほど、赤味をより強(帯びる
本発明の顔料が用いられる印刷インキとしては、例えば
溶剤としてドルオール又はベンジンを使用した挿画凹版
印刷用の凹版印刷インキ、ニトロセルロース、アクリレ
ート、マレイネート又はポリウレタン又はこれらの混合
物を基礎とする包装用印刷インキがあげられる。そのほ
かロールオフセット及びアークオフセットのための油性
ペースト状オフセット印刷インキもあげられる。
本発明の生成物は、熱可塑性又は熱硬化性の合成樹脂、
例えばHD−ポリエチレン、LD−ポリエチレン、ポリ
プロピレン、軟質又は硬質のpvc 、 ホIJスチロ
ール、スチロール、ブタジェン及びアクリルニトリルか
らの三元重合体(ABS)、ポリフェニレンオキシド又
はポリアミドのための顔料としても、好ましい様式にお
いて好適である。
下記実施例1〜6の顔料について測定した物理的データ
、すなわち比表面積SN2、中心粒径d50.3、粒子
の80重量%の通過合計のための標準偏差S及びdを、
まとめて第6表に示す。
例1 a)フタロシアニン含量が96重量%のβ形フタロシア
ニンを、まず米国特許3357980することにより、
α−変態の微結晶状フタロシアニンにした。α−フタロ
シアニンの収率は、使用したβ−変態の量に対し81.
5%である。
b)前記のα−フタロシアニン50Iを、鋼球(直径1
5N)を半分まで充填した840m1の鋼製容器に入れ
、約1.5園の振幅で25Hzで振動する実験室用振動
ミル上で、40℃の外筒温度で40時時間式磨砕した。
α−形及びX−形のフタロシアニンの混合物が、40:
60の重量比で得られた(収量48I)。
C)前記のα/X−変態混合物10gを、50Q ml
のガラス製三つロフラスコに入れた。このフラスコには
、約40容量%のガラス球(直径31)及び200gの
メチルエチルケトンが充填されている。全装入物を25
℃で毎分70回転で5時間攪拌した。次いで顔料懸濁液
を吸引濾過し、蒸留水で数回洗浄し、吸引濾過し、室温
で乾燥すると、顔料が929得られた。X線回折図(C
uKa照射による)によれば、得られた顔料粉末は、X
−形に代表的な2δ回折角(7,4,90,16,6,
17,25,22,1及び28.55)により、純粋な
X−変態のフタロシアニンと同定された。これは著しく
微粒の顔料であって、微粒度は92 m79の比表面積
により証明された。(DIN 6613jによる顔料粉
末のN2−吸着)。
例1において硫酸からの再溶解により得られたα−形の
フタロシアニン929に、例1b)Kより得られたα/
X−混合物8.!1l(X−フタロシアニン5重量%に
相当する)を添加し、例1c)と同様にメチルエチルケ
トン中で25℃で16時間処理した。X−変態のフタロ
シアニンが得られ(収量95.9)、その比表面積はわ
ずか50 m2/gであった。
例3 a)β−形のフタロシアニン各3200gを、パラ2O
U型振動ミル(クロツクナーー7ムボルト社製)の2個
の粉砕室に入れた。内容23Jの各粉砕管に、約2/6
まで鋼球(直径201111)を装填した。全装入物を
100 Orllm及び101111の振動幅の粉砕用
循環振動において、65℃の外筒温度で48時間処理し
た。排出された顔料(6,28kりはX線回折分析によ
り、α−形とX−形の混合物(重量比約so :so)
と証明され、β−形は検出されなかった。
b) 1000 mlの三つ口丸底フラスコに、メチル
形 エチルケトン600g及び前記のα/X−−合物30I
を装入した。この懸濁液を粉砕体なしで、例1に示す攪
拌条件下で沸騰温度(80℃)に加熱し、4時間還流加
熱した。今後顔料懸濁液を吸引濾過し、水でよく洗浄し
たのち乾燥すると、顔料粉末が得られた(収率90%)
。これはX線回折分析によると、純粋な金属不含フタロ
シアニンのX−形であり、比表面積は101m2/iで
、著しく微粒の顔料であった。
例4 例3 a)で粉砕により得られたα/X−変態混合物3
09を、b)と同様にして、ただしイソブタノール60
0gの中で108℃の浴温で処理した。単離後、91 
m”/17の比表面積を有する純粋なX−形のフタロシ
アニン顔料が得られた(収率92%)。
例5 例4と同様に操作し、ただしトリス−ジエチルアミノメ
チレン銅フタロシアニンとドデシルペンゾールスルホン
酸ノ塩(モAJtl:3)1゜5Iを、α/X−変態混
合物28.59と共にイソブタノールに加入した。常法
により単離したのち、顔料粉末が得られ(収率93.5
%)、これはX線回折分析によると純粋なX−形であり
、比表面積は93m2/、9であった。
例6 例3a)により得られたフタロシアニンのα/X−形混
合物60gを、インブタノール450g及び水150g
の混合物の中で89℃で6時間攪拌した。単離した粉末
顔料(収率92%)は、X線回折分析によるとX−変態
の金属不含フタロシアニンで、比表面積は99 m”/
lであった。
書籍印刷フェス(グラインディングペース100S)中
の粒子大きさ及び粉子分布1    92   0.0
7   0.25   0.092(st、a、T) 
50   0.13   0.35   0.183 
  101   0.07   0.23   0.0
94    91   0.07   0.23   
0.095    95   0.05   0.28
   0.076    99   0.06   0
.25   0.08IQ=0.80は通過合計80重
量%、すなわち粒子の80重量%がdと同じ又はそれ以
下のストークス当量粒径な有することを意味する。
例7 例5により得られたX−変態の純粋な微粒状金属不含フ
タロシアニン5gを、アルキド/メラミンフェス(キジ
ロール中の合成イソノナン酸、無水フタル酸及びトリメ
チロールプロパンからの短鎖油状アルキド樹脂、ならび
にキジロール/ブタノール中のブチル化メラミン/ホル
ムアルデヒド)95gと共に、粉砕体としてのガラス球
(直径約3m)100m7!を入れたねじ蓋つきの37
0m1の包装ガラス器に装入し、実験室用振と5機(レ
ッドデビル)上で1時間分散させた。得られた低活性フ
ェスを、キジロールで射出制度に希釈し、下塗りした鋼
板上に噴射し、15分間風乾したのち、160℃で30
分間焼付けた。高い光沢を有する濃い青黒色の塗装が得
られた。
例8 例6により得られたX−変態の純粋な微粒状金属不含フ
タロシアニン5I及びトリス−ジエチルアミノメチレン
銅フタロシアニン(再結晶化防止剤) 0.259を、
熱硬化性アクリレート樹脂(キジロール中35重量%)
95gと共に、ガラス球(直径3a)100m/!を入
れたレッドデビル上のガラス瓶中で分散させた。冷却後
、ブタノール/キジロール中の反応性メラミン/ホルム
アルデヒド樹脂20部を補充し、こうして製造された青
色焼付はフェスをキジロールで色の塗装が得られた。
例9 例5により製造された金属不含フタロシアニン15g、
キジロール/エチルクリコールアセテート(2:1)中
のヒドロキシル基含有アクリレート樹脂の゛5050重
量溶液62.5 g、ならびにメチルエチルケトン50
重量%、キジロール4oN量%及ヒエチレンクリコール
モノエチルエーテルアセテート10重量%からの溶剤混
合物37.5.9を、ガラス球(直径3配)125ml
を装入した37[1mJのガラス容器中で、レッドデビ
ル上で1時間分散させた。次いでさらにアクリレート樹
脂溶液74.59を添加した。
磨砕物に、メトキシプロビルアセテート/キジロール中
の脂肪族ジイソシアネートの75重量%溶液31.5 
、!9を添加し、前記溶剤混合物で射出粘度にしたのち
、このフェスを下塗りした鋼板上に噴射した。室温で1
5分間風乾したのち、80℃で硬化させると深青色の塗
装が得られ、これはミロリプル−による着色と比較する
と、色濃度及び色調においてごくわずか異なるだけであ
った。
例10 高圧法ポリエチレン500I、二酸化チタン5g、例5
の生成物0.5g及びトリメチレンジエチルアミノ銅フ
タロシアニンo、ols&を、ドラム混合機中で乾式混
合した。混合物を予備は200℃で、20℃の間隔で2
80℃まで上昇させた。射出前の各滞留時間は5分であ
った。
こうして帯緑青色の板が得られ、使用した顔料の熱安定
性は260℃であった(DIN6174の表色針による
評価:△F(3,200℃で製造された射出成形品と比
較)。
例11 例5により製造されたX−変態の金属不含フタロシアニ
ン12Iを、ドルオール中のフェノール変性コロホニウ
ム樹脂の溶液(固形物含量約35重量%、DIN 4−
ビーカーによる流出時間14秒)88Iと共に、鋼球3
00g(直径2〜3 m )を入れたポリエチレンフラ
スコに装置重量%に希釈し、得られた印刷インキをメツ
サーナイフを用いて硫酸紙上に塗布した。濃色の着色が
得られ、これはβ−銅フタロシアニンを用いた着色と比
較すると、約20%色が濃く、やや緑色で濁っていた。
例5の顔料と同様に分散させて着色したα−した。
例12 例1により製造されたX−変態の微粒状フタロシアニン
18Iを、コロホニウム変性フェノール樹脂68I、塗
料用亜麻仁油42g及び沸点が260〜290℃の鉱油
20.9からのアー%ニス82.9と共に、溶解器中で
まず10分間予備分散させ、次いで3本ロールにより仕
上げ分散させて(15バールで6回通過)、18重量%
のアークオフセット印刷インキが得られた。TiO2を
配合すると(1:20)、例1の本発明の顔料は、β−
銅フタロシアニンと比較して、やや緑色で濁った色調に
おいて、20%濃色であった。公知のα−変態の金属不
含フタロシアニンは、本発明の顔料より約100/、色
が薄く、そして明らかにより緑色の色調・であった。
フオグラ印刷(顔料濃度が各18%、15%、10%及
び5%の印刷インキを塗被紙上に種々の厚さで印刷する
)において本発明の顔料は、顔料濃度及び層厚にほとん
ど左右されない色調(DIN6174による△H=5、
色濃度評価B:1/3標準色濃度において−16ないし
+16)を示した。公知の前記α−変態の金属不含フタ
ロシアニ/の場合は色調の幅は前記の範囲でわずかに6
単位であり、β−銅フタロシアニンの場合は色調の移動
は16単位であった(ΔH=18)。
例16 例12と同様に操作し、ただし結合剤としてアルコール
可溶性ニトロセルロースの17.5重量%溶液(エタノ
ール/酢酸エステル3:1)を使用した。分散の終了後
、顔料の含量を6重量%となし、酢酸エステル/アルコ
ールを用いて2秒/DIN5−ビーカーのインキ粘度に
した。
これを用いて手刷り印刷機により、塗被紙(ネプヘンの
深さ:34.24及び16μm)の上に凹版印刷した。
良好な光沢を有する濃い青緑色ノ着色が得られ、これは
β−銅フタロシアニンによる着色と比較すると、表色針
による評価で10%濃色であり、かつやや緑色で濁って
いた。
例14 例4により製造されたフタロシアニン15gを、希アン
モニア/イソプロパツール(5:2)中のアクリレート
樹脂の14重量%溶液135gに、鋼球(直径2〜31
11) 300 iを入れた300m1のポリエチレン
ビーカーの中で、レッドデビルにより1時間分散させた
。低粘性の印刷インキが得られ、これは50℃で3日放
置しても、色調、色濃度及び粘性が実際上変化しなかっ
た。
この印刷インキをセルロース紙上に塗布すると、α−変
態の金属不含フタロシアニンによるものと比較して、明
らかにより赤くそして色の濃い着色が得られ、したがっ
て色調においてはβ−銅フタロシアニンと近似していた

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、75〜120m^2/gの比表面積を有し、そして
    フタロシアニン粒子の少なくとも80重量%が0.12
    μm以下のストークス当量粒径を有することを特徴とす
    る、X−変態の微粒状で透明な金属不含のフタロシアニ
    ン。 2、0.10μm以下のストークス当量粒径を有するこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の微粒状
    フタロシアニン。 3、0.095μm以下のストークス当量粒径を有する
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の微粒
    状フタロシアニン。 4、75〜120m^2/gの比表面積を有し、そして
    フタロシアニン粒子の少なくとも80重量%が0.12
    μm以下のストークス当量粒径を有するX−変態の微粒
    状で透明な金属不含のフタロシアニンを成分とする顔料
JP62292255A 1986-11-27 1987-11-20 X―変態の微粒状で透明な金属不含のフタロシアニン及び該化合物を含有する顔料 Expired - Lifetime JPH0832837B2 (ja)

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JPH0832837B2 (ja) 1996-03-29
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