JPH1099395A - マッサージ機 - Google Patents
マッサージ機Info
- Publication number
- JPH1099395A JPH1099395A JP25838796A JP25838796A JPH1099395A JP H1099395 A JPH1099395 A JP H1099395A JP 25838796 A JP25838796 A JP 25838796A JP 25838796 A JP25838796 A JP 25838796A JP H1099395 A JPH1099395 A JP H1099395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- massage
- rolling
- elevating
- shaft
- kneading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Massaging Devices (AREA)
Abstract
を停止して、揉み又は叩きマッサージを所定回数行な
い、ローリング範囲全体に亘って、均一なマッサージを
行なうことのできるマッサージ機を提供する。 【解決手段】 被施療者の背中が当る椅子、ベッド等の
背当り部に配備された一対の施療指と、該施療指を背当
り部の長手方向に沿って昇降移動させて、被施療者の首
筋から腰の全体又は一部にローリングマッサージを施す
昇降手段と、施療指を揉み又は叩き駆動して、揉み又は
叩きマッサージを施す往復手段とを具えたマッサージ機
において、昇降手段及び往復手段に電気的に接続された
制御手段を具え、該制御手段は、ローリングマッサージ
中に、昇降手段による昇降動作を一旦停止させて、往復
手段による揉み又は叩きマッサージを複数回行ない、そ
の後、昇降手段による昇降動作を再開させるものであ
る。
Description
療指の動作に関するものであり、具体的には、均一なロ
ーリングマッサージを行なうことのできるマッサージ機
に関するものである。
サージを施す椅子型やベッド型のマッサージ機が知られ
ている。この種装置では、被施療者の背中が当る背当り
部の内部に一対の施療指を具えており、該施療指を横方
向に往復移動させるモータにより接近離間運動させて、
患部の挟み揉みを行なったり、施療指を背当り部の長手
方向に往復移動させるモータにより昇降運動させて、患
部のローリングマッサージを行なっている。
おいて、施療指を揉み又は叩き動作させながら、ローリ
ングさせる「ローリング揉み/叩きマッサージ」を行な
う場合、施療指の昇降方向の上端と下端となる首筋と腰
部分は、その中間となる背中部分に比べて揉み、叩きマ
ッサージが少ない不都合があった。具体的には、ローリ
ングの上端、中間、下端で、揉み動作を各1回ずつ行な
うようにした場合、ローリング1往復の間に、上端と下
端は揉み動作が1回しか行なわれないのに対し、中間は
2回の揉み動作が行なわれるため、ローリング方向の切
替え位置となる上下端では、マッサージは少なくなる。
被施療者が、特に重点的にマッサージを所望する部位
は、肩、腰であることが多い。しかるに、従来のマッサ
ージ機では、これら部位がローリング方向の切替位置に
一致することが多いため、ローリングを行ないながら、
これら部位に十分なマッサージを施すことができなかっ
た。従って、ローリングマッサージでは、効果的なマッ
サージを行なうことができないから、肩、腰に重点的な
マッサージを行なうには、ローリングを行なわずに、定
位置で揉み、叩きマッサージを行なう必要があった。し
かし、局所的なマッサージでは、変化に乏しく、飽きや
すいという欠点があった。
に、ローリング動作を停止して、揉み又は叩きマッサー
ジを所定回数行ない、ローリング範囲全体に亘って、均
一なマッサージを行なうことのできるマッサージ機を提
供することである。
に、本発明のマッサージ機は、被施療者の背中が当る椅
子、ベッド等の背当り部に配備された一対の施療指と、
該施療指を背当り部の長手方向に沿って昇降移動させ
て、被施療者の首筋から腰の全体又は一部にローリング
マッサージを施す昇降手段と、施療指を揉み又は叩き駆
動して、揉み又は叩きマッサージを施す往復手段とを具
えたマッサージ機において、昇降手段及び往復手段に電
気的に接続された制御手段を具え、該制御手段は、ロー
リングマッサージ中に、昇降手段による昇降動作を一旦
停止させて、往復手段による揉み又は叩きマッサージを
複数回行ない、その後、昇降手段による昇降動作を再開
させるものである。制御手段による昇降手段の昇降動作
の一旦停止位置は、ローリング方向の切替位置に一致さ
せることが望ましい。
グ動作を一旦停止させ、その状態で、複数回の揉み又は
叩き動作を行なう。所定回数の揉み、叩き動作を行なっ
た後、ローリング動作を再開する。ローリング動作中
は、揉み、叩き動作を同時に行なってもよいし、ローリ
ング動作が一旦停止しているときにのみ、揉み、叩き動
作を行なうようにしてもよい。従来のローリングマッサ
ージでは、特に、ローリング範囲の上下両端、つまりロ
ーリング方向の切替位置でのマッサージが不足するが、
ローリング方向の切替位置でローリング動作を一旦停止
して、複数回の揉み又は叩きマッサージを行なえば、こ
の部分でのマッサージ不足を補うことができ、ローリン
グ範囲全体に亘って、均一なマッサージを行なうことが
できる。また、ローリング方向の切替位置だけでなく、
ローリング移行路中で、施療指の昇降を一旦止めて、そ
の部分で複数回の揉み、叩きマッサージを行なうと、ロ
ーリング移行路途中にも十分なマッサージを施すことが
できる。また、マッサージ動作を変化に富んだものとす
ることができるから、被施療者がマッサージに飽きるこ
とがない。
節可能とし、制御手段は、昇降手段による昇降動作一旦
停止状態での往復手段の揉み又は叩きマッサージ回数
を、往復手段の駆動速度が遅い場合には多くし、駆動速
度が速い場合には少なくしてもよい。施療指の駆動速度
が遅いときには、患部へのマッサージの施療力が小さい
ため、揉み、叩きの回数を多くすることにより、効果的
なマッサージを施すことができる。また、施療指の駆動
速度が速いときには、患部へのマッサージの施療力も大
きくなるから、同じ場所での揉み、叩き回数を少なくし
ても、十分なマッサージを得ることができる。このよう
に、施療指の駆動速度に応じて、昇降動作一旦停止状態
における揉み、叩きマッサージ回数を異ならしめること
により、さらに効果の高いマッサージを行なうことがで
きる。
0)に適用した例について説明する。しかしながら、本発
明は、椅子型に限定されることなく、例えば、ベッド型
のマッサージ機、更には介護用ベッドなどにも適用する
ことができる。なお、実施例中、図1の椅子(12)に被施
療者が腰掛けた際に、腹側を前、背側を後、また、右手
側を右、左手側を左とする。
施療者の腰掛ける座部(13)と、該座部(13)の後端から上
向きに形成された背当り部(14)、座部(13)の左右両側に
上向きに形成された肘掛け部(15)とから構成される。座
部(13)、背当り部(14)、肘掛け部(15)は、夫々内部に金
属製のパイプ、フレーム又はプレート等を連結して形成
され、外周は、当て布(16)やクッション(17)にて包囲さ
れる。
に、上部及び下部に夫々上フレーム(20)と下フレーム(2
1)を具え、上下のフレーム(20)(21)は、両端を上下方向
に平行に伸びる一対のガイドレール(22)(22)にて連結さ
れる。ガイドレール(22)(22)の上端は、上フレーム(20)
を越えて上方へ伸び、先端に被施療者の頭部が当る頭当
て部(26)を具える頭当てフレーム(27)にて連結されてい
る。ガイドレール(22)(22)の下部は、座部(13)を形成す
るフレームに枢支される。また、下フレーム(21)は、公
知のリクライニング機構(24)に連結され、背当り部(14)
は、座部(13)に対して揺動可能となっている。ガイドレ
ール(22)(22)は、断面形状がコ字状であって、溝が対向
するように配置され、該ガイドレール(22)(22)に沿って
マッサージユニット(28)が昇降可能に取り付けられてい
る。さらに、上下フレーム(20)(21)には、ガイドレール
(22)(22)と平行にネジ軸(30)が枢支される。図2に示す
ように、ネジ軸(30)の下端にはプーリ(31)が嵌められ、
下フレーム(21)に配備された昇降モータ(32)のプーリ(3
3)とベルト(34)を介して連繋され、昇降モータ(32)の駆
動により、ネジ軸(30)が正回転又は逆回転を行なう。ネ
ジ軸(30)は、上フレーム(20)を貫通し、上端にはネジ軸
(30)の回転数を測定するエンコーダ(35)が配備される。
エンコーダ(35)は、後述の制御回路に接続される。
うに、ガイドレール(22)(22)の溝に嵌まるローラ(40)(4
0)(40)(40)が上下に夫々枢支された一対のサイドプレー
ト(41)(41)と、サイドプレート(41)(41)の上下端を夫々
連結する上支持杆(43)と下支持杆(44)を具える。下支持
杆(44)には、前記ネジ軸(30)に噛合するネジ孔が開設さ
れた昇降用部材(45)を具え、昇降モータ(32)の駆動によ
りネジ軸(30)を回転させると、ネジ推力によってマッサ
ージユニット(28)がガイドレール(22)(22)に沿って昇降
動作を行なう。マッサージユニット(28)の昇降方向の移
動限界は、図2に示すように、一方のガイドレール(22)
の上下に夫々設けられたリミットスイッチ(47)(48)によ
って検出される。リミットスイッチ(47)(48)は、マッサ
ージユニット(28)が上または下方向の移動限界に到達し
たときに、上支持杆(43)または下支持杆(44)と当って、
マッサージユニット(28)の上昇または降下が限界に達し
ていることを検知し、制御回路(37)に送信する。
ボックス(50)が配備される。ギアボックス(50)には、左
右方向に貫通して低速回転する揉み軸(51)と、揉み軸(5
1)よりも下方でギアボックス(50)を左右方向に貫通して
速い速度で回転する叩き軸(52)とを具える。また、ギア
ボックス(50)の底面からは、これら2本の軸(51)(52)を
駆動するマッサージ軸(53)が突出している。マッサージ
軸(53)の下端にはプーリ(54)が嵌められ、該プーリ(54)
は下支持杆(44)に取り付けられたマッサージモータ(55)
のプーリ(56)とベルト(57)を介して連繋され、マッサー
ジモータ(55)の回転により、マッサージ軸(53)は正回転
又は逆回転を行なう。ギアボックス(50)の内部構造につ
いては説明を省略するが、その動作は、マッサージ軸(5
3)を正回転させたときには、揉み軸(51)のみを図3の矢
印A方向に低速で回転させて、叩き軸(52)はクラッチが
外れて回転させず、他方、マッサージ軸(53)を逆回転さ
せたときには、揉み軸(51)はクラッチが外れて回転せず
に、叩き軸(52)のみが図3の矢印B方向に速い速度で回
転する公知のものである。マッサージ軸(53)に設けられ
たプーリ(54)にはエンコーダ(図示せず)を具え、マッサ
ージ軸(53)の回転数が検出される。エンコーダは、後述
する制御回路(37)に電気的に接続される。
位置する軸であって、ギアボックス(50)から突出した軸
の両端(51a)が同方向に屈曲している。図5に示すよう
に、揉み軸(51)の一端には端部の屈曲方向と同じ側に、
マグネット(60)を内部に具える突片(61)が形成される。
また、ギアボックス(50)の壁面には、マグネット(60)の
回転移行路に対向して、3つのリードスイッチ(63)(64)
(65)を具える基板(66)が配備される。該リードスイッチ
は、揉み軸の上、後ろ及び下に各1つずつ設けられる。
これらリードスイッチ(63)(64)(65)は、制御回路(37)に
電気的に接続される。上部のリードスイッチ(63)がマグ
ネット(60)を検出したときには、後述する揉み玉(70)(7
0)どうしの間隔が最も離れており、下部のリードスイッ
チ(65)がマグネット(60)を検出したときには、対向する
揉み玉どうしの間隔が最も接近した状態にある。また、
揉み軸(51)は、図3の矢印A方向に回転するため、後部
のリードスイッチ(64)がマグネット(60)を検出したとき
には、揉み玉が離間した状態から接近状態に移行してお
り、且つ対向する揉み玉どうしの間隔が接近と離間の中
間であることを意味する。
位置する軸であって、ギアボックス(50)から突出した軸
の両端(52a)は、図3に示すとおり、叩き軸(52)の軸心
から夫々距離Hだけ偏心している。端部の偏心方向は、
互いに対称、即ち180°ずれている。
に、ギアボックス(50)の左右に配備される。施療指(71)
は、くの字型に略中央が屈曲した板状のアーム(72)の両
端に夫々内向きに取り付けられた一対の揉み玉(70)であ
る。アーム(72)は、屈曲した部分で板状のレバー(73)に
枢支される。レバー(73)の基端は、揉み軸(51)の端部に
回転自由に枢支される。揉み軸(51)の端部(51a)は、前
述のとおり屈曲しているため、レバー(73)は揉み軸(51)
に対して傾いた状態で取り付けられ、揉み軸(51)が回転
すると、レバー(73)は端部(51a)の傾きのため左右に振
れる。レバー(73)の下端には、球関節(74)を介して連結
杆(75)が取り付けられ、該連結杆(75)は、叩き軸(52)の
端部に設けられた偏心部材(76)に枢支して連結されてい
る。
ーム(72)の揺動角度を規制するピン(77)(78)が、夫々上
下に突設されている。また、アーム(72)は、下側のピン
(78)よりも下方位置にて、レバー(73)とバネ(79)で連結
されている。該バネ(79)は、アーム(72)の下部を常にレ
バー方向に付勢している。従って、無負荷の状態では、
バネ(79)の付勢力により、下側のピン(78)はレバー(73)
に当接している。マッサージを開始し、被施療者に揉み
玉(70)が押し当てられると、バネ(79)の付勢力に抗し
て、揉み玉(70)はレバー(73)に対する揺動範囲内で、揺
動可能となっている。
示せず)からの指令により行なわれる。操作部は、マッ
サージユニット(28)の高さを「上、下」に調節する昇降
ボタン、揉み動作を開始する揉みボタン、叩き動作を開
始する叩きボタン、揉み玉どうしの間隔を「広、中、
狭」の何れかに調節する幅調節ボタン、揉み動作、叩き
動作の速度を「速、中、遅」の何れかに調節する速度調
節ボタン、後述する動作1を開始する動作1ボタン、リ
クライニング機構を操作するリクライニングボタン、各
動作を停止させる停止ボタンなどを具える。被施療者
が、ボタンを押して、操作部に入力された命令信号は、
制御回路(37)に送信される。
回路について説明する。図6は、マイコンを主体として
構成された制御回路(37)を示している。制御回路(37)
は、マッサージ機(10)の適所に配備される。マイコン(8
0)には、マッサージモータ(55)の駆動を制御するマッサ
ージモータ駆動回路(82)、マッサージ軸(53)のプーリ(5
4)に配備されたエンコーダ(58)の出力値と、揉み軸(51)
の回転角度を検出するリードスイッチ(63)(64)(65)から
の出力値を受信するマッサージ検出回路(83)が接続され
る。マッサージモータ駆動回路(82)は、PWM回路(図
示せず)を具え、パルス幅変調を行なって、マッサージ
モータ(55)へ供給される駆動平均電圧を調整し、マッサ
ージモータ(55)の回転数を制御できる。マッサージ検出
回路(83)は、エンコーダパルスの検知により、マッサー
ジモータ(55)が所定の回転数で回転しているかを測定
し、所定回転数から外れている場合には、マッサージモ
ータ駆動回路(82)により供給電圧の調整を行なう。ま
た、リードスイッチ(63)(64)(65)からの出力値を受信
し、対向する揉み玉(70)(70)どうしの間隔を判定する。
を制御する昇降モータ駆動回路(84)と、ネジ軸(30)の回
転数を検出するエンコーダ(35)の出力値及び、マッサー
ジユニット(28)の上下限を検出する上下リミットスイッ
チ(47)(48)からの出力値を受信する昇降位置検出回路(8
5)が接続される。上リミットスイッチ(47)がマッサージ
ユニット(28)を検知した状態からのネジ軸(30)の回転数
は、エンコーダパルスの積算値として昇降位置検出回路
(85)にて積算され、マッサージユニット(28)の現在位置
が測定される。なお、マッサージユニット(28)の現在位
置は、下リミットスイッチ(48)、又は上下のリミットス
イッチ(47)(48)の両方を基準として測定することもでき
る。
の操作信号を受信する操作部I/F回路(87)が接続され
る。マイコン(80)は前述のとおり、多数の操作ボタンを
具えており、これら各ボタンからの命令信号は、操作部
I/F回路(87)を介してマイコン(80)に伝達され、各種
制御が行なわれる。
グ機構(24)を制御し、背当り部(14)の揺動を行なうリク
ライニング制御回路(89)が配備されている。なお、リク
ライニング制御回路(89)は、公知であるため説明を省略
する。
る。なお、本発明のマッサージ動作は、後述する動作1
である。マッサージ機(10)に電源を入れると、マッサー
ジユニット(28)の初期位置の確認が行なわれる。これ
は、マッサージユニット(28)の移動量を、ネジ軸(30)に
設けられたエンコーダ(35)のパルス数の積算または減算
によって判定するためである。本発明では、マッサージ
ユニット(28)の初期位置をマッサージユニット(28)と上
部リミットスイッチ(47)が当る上部移動限界位置として
いる。従って、マッサージユニット(28)は、上部リミッ
トスイッチ(47)に検知されるまで上方へ移動する。上部
リミットスイッチ(47)がマッサージユニット(28)を検知
すると、ネジ軸(30)のエンコーダパルスの積算値はリセ
ットされる。この状態から、マッサージ機(10)の各動作
を行なうことができる。
者が昇降ボタンの「上、下」の何れかを押すと、命令信
号は、制御回路(37)に送られ、操作部I/F回路(87)を
介して、マイコン(80)に入力され、昇降モータ駆動回路
(84)にUP信号またはDOWN信号として出力される。該信号
を受けて、昇降モータ(32)は、所定の方向に回転する。
昇降モータ(32)によるネジ軸(30)の回転数は、マッサー
ジユニット(28)が降下動作を行なっているときには、エ
ンコーダパルスの数が積算値としてカウントされ、ま
た、マッサージユニット(28)が上昇動作を行なっている
ときには、エンコーダパルスの数が積算値から減算され
る。このエンコーダパルスの積算値から、マッサージユ
ニット(28)の現在位置を判定することができる。マッサ
ージユニット(28)は、上下の何れかのリミットスイッチ
(47)(48)に検知されるまで、上昇または降下動作を行な
い、任意の位置で停止できる。
と、命令信号が同様に制御回路(37)に送られ、操作部I
/F回路(87)を介して、マイコン(80)に入力され、マッ
サージモータ駆動回路(82)にMSG信号として出力され
る。マッサージモータ駆動回路(82)は、MSG信号を受信
すると、マッサージ軸(53)が正回転するようにマッサー
ジモータ(55)を回転させて、揉み軸(51)のみを図3の矢
印A方向に回転駆動させる。レバー(73)は、揉み軸(51)
の回転中心に対して傾いて枢支されているから、揉み軸
(51)を回転させると、揉み玉(70)は、図3の矢印Cで示
すように、対向する揉み玉(70)(70)どうしが接近離間す
る左右方向にほぼ平行な往復運動を行ない、被施療者に
揉みマッサージが施される。このときレバー(73)の下端
は、球関節(74)、連結杆(75)を介して偏心部材(76)へ回
転自由に枢支しているから、レバー(73)の傾き運動には
支障はない。揉み軸(51)が回転すると、ギアボックス(5
0)に設けられたリードスイッチ(63)(64)(65)が、マグネ
ット(60)を順に検知する。各リードスイッチがマグネッ
ト(60)を検知すると、検知信号は夫々マッサージ検出回
路(83)に送信される。上部のリードスイッチ(63)がマグ
ネット(60)を検出すると、揉み玉(70)(70)どうしの間隔
が最も広い状態にあることを示す信号(WIDE信号)がマッ
サージ検出回路(83)に送信され、後部のリードスイッチ
(64)がマグネット(60)を検出すると、揉み玉(70)(70)ど
うしの間隔が中間であることを示す信号(MIDDLE信号)、
下部のリードスイッチ(65)がマグネット(60)を検出する
と、揉み玉(70)(70)どうしの間隔が最も狭い状態にある
ことを示す信号(NARROW信号)が順次マッサージ検出回路
(83)に送信される。
しの間隔を変える、つまり幅調節のみ行なうこともでき
る。この場合、操作部の幅調節ボタンを押して、揉み玉
間隔「広、中、狭」の何れかを選択すると、マッサージ
モータ駆動回路(82)にMSG信号が送信されて、マッサー
ジモータ(55)が揉み軸(51)のみを回転させる。揉み軸(5
1)の回転により、揉み玉(70)(70)間隔は変わって、揉み
玉間隔を示す信号が順にリードスイッチ(63)(64)(65)か
ら検出される。被施療者が選定した揉み玉間隔を示す所
定の信号(WIDE信号、MIDDLE信号、NARROW信号の何れか)
が検出されると、マッサージモータ駆動回路(82)は、マ
ッサージモータ(55)の駆動を停止させ、揉み玉(70)(70)
の移動を止める。これにより、揉み玉間隔は、被施療者
の所望の間隔となる。この状態で、マッサージユニット
(28)を昇降させるとローリングマッサージを行なうこと
ができ、叩き動作を行なうと、被施療者の所望する揉み
玉間隔で、叩きマッサージを行なうことができる。
と命令信号が制御回路(37)に送られ、操作部I/F回路
(87)を介して、マイコン(80)に入力され、マッサージモ
ータ駆動回路(82)にTAP信号として出力される。
マッサージモータ駆動回路(82)は、TAP信号を受信する
と、マッサージ軸(53)が逆回転するようにマッサージモ
ータ(55)を駆動し、叩き軸(52)のみを図3の矢印B方向
に回転駆動させる。偏心部材(76)は、叩き軸(52)の回転
中心に対して偏心して枢支され、且つレバー(73)の基端
は回転しない揉み軸(51)に枢支されているから、叩き軸
(52)を回転させると、揉み玉(70)(70)は、図4の矢印D
で示すように、ほぼ上下方向の往復運動を行ない、被施
療者に叩きマッサージを施す。なお、マッサージ軸(53)
が1回転すると、叩き軸(52)も1回転して1回の叩き動
作が行なわれる。つまり、マッサージ軸(53)のプーリ(5
4)に配備されたエンコーダ(58)からのエンコーダパルス
数と、叩き回数は一致するよう設定されている。
ージモータ(55)の回転速度を変えて、揉み玉の動作速度
の調節を行なうこともできる。動作速度の調節は、操作
部の速度調節ボタンを押して、速度「速、中、遅」の何
れかを選択すると、マッサージモータ駆動回路(82)のP
WM回路(図示せず)によりマッサージモータ(55)への駆
動平均電圧を調節して印加することにより行なわれる。
マッサージモータ(55)の回転速度を、所望速度に調節す
ると、該モータ(55)により動作する揉み玉(70)(70)の速
度が変化する。揉み玉(70)(70)が所望速度に調節されて
いるか否かは、マッサージ軸(53)のプーリ(54)に配備さ
れたエンコーダ(58)からのエンコーダのパルス間隔を測
定することにより判定できる。
動作について、タイミングチャート図7、フローチャー
ト図8に沿って説明する。なお、以下ではローリング叩
きマッサージ、即ち、マッサージユニットを昇降させな
がら、揉み玉で叩き動作を行なうマッサージについて説
明するが、マッサージモータの回転方向を逆転させ、叩
き動作を揉み動作に変えることによって、ローリング揉
みマッサージも同様に行なうこともできる。
リング移行路の両端での叩き回数を増やしたマッサージ
動作について説明する。なお、マッサージユニット(28)
の上昇、降下中の施療指の叩き回数を夫々X、ローリン
グ移行路の両端での叩き回数をYとする。
さ位置まで移動させた後、操作部の動作1ボタンを押し
て(ステップ1)、動作1の命令信号を制御回路(37)に送
信する。マイコン(80)は、該命令信号を受けると、マッ
サージモータ駆動回路(82)にTAP信号(図7参照)を送信
し、マッサージモータ(55)を駆動して、揉み玉(70)(70)
を叩き駆動させる(ステップ2)。なお、この状態では、
マッサージユニット(28)の昇降は停止している。
を、マッサージ検出回路(83)にてカウントし、該パルス
数が所定値Y(図7参照)に達して、叩き動作が所定回数
Y行なわれたことが検知されると(ステップ3)、昇降モ
ータ駆動回路(85)にDOWN信号を発信して(図7の)、昇
降モータ(32)を駆動して、マッサージユニット(28)を降
下させる(ステップ4)。叩き動作とマッサージユニット
の降下によるローリング動作とを同時に行なうことによ
り、ローリング叩きマッサージが施される。
サージ検出回路(83)は、マッサージ軸(53)のエンコーダ
パルス数をカウントし、該パルス数が所定値Xに到達す
ると(ステップ5)、昇降モータ駆動回路(85)によるDOWN
信号の発信を停止させて(ステップ6、図7の)、昇降
モータ(32)の駆動を止める。上記マッサージユニットの
降下動作中に、X回の叩き動作が行なわれ、マッサージ
ユニット(28)は、ローリング移行路の下限位置に到達す
る。
路下限位置にて、マッサージ軸(53)のエンコーダパルス
数が所定値Yとなるまで、叩き動作は繰り返される。エ
ンコーダパルス数が所定値Yに達すると(ステップ7)、
昇降モータ駆動回路(85)にUP信号を発信して(図7の
)、マッサージユニット(28)を上昇させる(ステップ
8)。マッサージユニット(28)の上昇動作と叩き動作と
が同時に行なわれることにより、上昇方向のローリング
叩きマッサージが施される。
サージ検出回路(83)は、同様にマッサージ軸(53)のエン
コーダパルス数をカウントし、該パルス数が所定値Xに
到達すると(ステップ9、図7の)、昇降モータ駆動回
路(85)によるUP信号の発信を停止させ(ステップ10)、
昇降モータ(32)の駆動を止める。このマッサージユニッ
トの上昇動作中に、X回の叩き動作が行なわれて、マッ
サージユニット(28)は、ローリング移行路の上限位置に
到達する。
路上限位置に到達すると、ステップ3に戻る。このサイ
クルは、停止ボタンが押されるか、タイマー等による停
止命令が送信されるまで繰り返し行なわれる。
り、ローリング移行路の上限、下限位置にて、多くの叩
きを行なうことができるから、従来のローリング叩きマ
ッサージでマッサージが不足する部分にも十分にマッサ
ージが施される。
サージユニット(28)のローリング範囲を叩き回数Xによ
り決定したが、マッサージユニット(28)を昇降させるネ
ジ軸(30)のエンコーダ(35)のパルス数によりローリング
範囲を決定してもよい。また、ローリング範囲をガイド
レール(22)の全長として、上下のリミットスイッチ(47)
(48)がマッサージユニット(28)を検出するまで、叩き動
作を行ないながらの昇降動作を続け、何れかのリミット
スイッチ(47)(48)にマッサージユニット(28)が検出され
ると、昇降を止めて、Y回の叩き動作を行なうようにす
ることもできる。
リング降下又は上昇移行途中で、ローリング動作を一旦
停止させて、その位置で叩き動作を行ない、所定回数叩
き動作が行なった後に、前記ローリング降下又は上昇動
作を継続して行なうものである。図9に示すように、ロ
ーリング上限位置にてY回の叩き動作を行なった後、動
作1と同様にDOWN信号を送信して、マッサージユニット
を降下させ、降下中にX回の叩き動作が行なわれると、
DOWN信号の送信を停止し、マッサージユニットの降下動
作を止めて、その位置にてY回の叩き動作を行なう。Y
回の叩き動作が行なわれた後、再度DOWN信号を送信して
叩き動作を行ないながら、マッサージユニットを降下さ
せる。この降下、停止を所定回数繰り返して、マッサー
ジユニットをローリング下限位置に到達させる。マッサ
ージユニットがローリング下限位置に到達すると、下限
位置にてY回の叩き動作を行ない、その後、降下時と同
様に上昇、停止を繰り返して、ローリング叩きマッサー
ジを行なう。本実施例によれば、ローリング上限と下限
位置だけでなく、ローリング移行路の途中でも十分なマ
ッサージを行なうことができるため、さらに効果の高い
マッサージを行なうことができる。本実施例において、
上昇又は降下中のマッサージユニットの停止時での叩き
回数よりも、ローリング方向の切替位置での揉み又は叩
き回数を多くすると、ローリング範囲全体に亘って、よ
り均一なマッサージを行なうことができる。本実施例
も、叩き動作だけでなく、揉み動作に実施することがで
きる。
は、マッサージモータ(55)による揉み玉の叩き速度によ
って、自由に設定できるようにすることが望ましい。こ
れは、被施療者によって、マッサージ強さ、マッサージ
を所望するローリング範囲の長さ等がことなるためであ
る。例えば、マッサージモータ(55)の回転駆動速度が
「低」の場合、揉み玉の叩き速度は遅くなるから、被施
療者に施される叩きは弱いものとなる。従って、マッサ
ージユニット停止時の叩き回数Yを増やして、マッサー
ジ強さの不足を回数で補うと、効果的なマッサージを施
すことができる。また、叩き回数Xを調節すると、マッ
サージユニットのローリング範囲の長さを調整すること
ができ、被施療者に応じたローリング範囲でマッサージ
を施すことができ、効果的である。
正面図である。
断面図である。
断面図である。
ト図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 被施療者の背中が当る椅子、ベッド等の
背当り部に配備された一対の施療指と、該施療指を背当
り部の長手方向に沿って昇降移動させて、被施療者の首
筋から腰の全体又は一部にローリングマッサージを施す
昇降手段と、施療指を揉み又は叩き駆動して、揉み又は
叩きマッサージを施す往復手段とを具えたマッサージ機
において、 昇降手段及び往復手段に電気的に接続された制御手段を
具え、該制御手段は、ローリングマッサージ中に、昇降
手段による昇降動作を一旦停止させて、往復手段による
揉み又は叩きマッサージを複数回行ない、その後、昇降
手段による昇降動作を再開させることを特徴とするマッ
サージ機。 - 【請求項2】 往復手段は、施療指の駆動速度を調節可
能であって、制御手段は、昇降手段による昇降動作一旦
停止状態での往復手段の揉み又は叩きマッサージ回数
を、往復手段の駆動速度が遅い場合には多くし、駆動速
度が速い場合には少なくすることを特徴とする請求項1
に記載のマッサージ機。 - 【請求項3】 制御手段による昇降手段の昇降動作の一
旦停止位置は、ローリング方向の切替位置であることを
特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマッサージ
機。 - 【請求項4】 往復手段による施療指の揉み又は叩き駆
動は、昇降手段による昇降動作中も行なわれることを特
徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のマッサ
ージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25838796A JP3813259B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25838796A JP3813259B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | マッサージ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1099395A true JPH1099395A (ja) | 1998-04-21 |
JP3813259B2 JP3813259B2 (ja) | 2006-08-23 |
Family
ID=17319542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25838796A Expired - Fee Related JP3813259B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3813259B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109620681A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-16 | 上海荣泰健康科技股份有限公司 | 按摩椅肩部位置检测方法、系统及按摩椅 |
CN112006903A (zh) * | 2020-09-08 | 2020-12-01 | 上海荣泰健康科技股份有限公司 | 按摩椅肩部位置检测与校正方法、装置、设备、按摩椅 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25838796A patent/JP3813259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109620681A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-16 | 上海荣泰健康科技股份有限公司 | 按摩椅肩部位置检测方法、系统及按摩椅 |
CN112006903A (zh) * | 2020-09-08 | 2020-12-01 | 上海荣泰健康科技股份有限公司 | 按摩椅肩部位置检测与校正方法、装置、设备、按摩椅 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3813259B2 (ja) | 2006-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100256438B1 (ko) | 마사지기 | |
JP3588129B2 (ja) | マッサージ機 | |
JPH10127397A (ja) | 椅子の電動リクライニング機構 | |
JP3133397B2 (ja) | マッサージ機 | |
JPH1099392A (ja) | マッサージ機 | |
JPH1099395A (ja) | マッサージ機 | |
JP3857775B2 (ja) | マッサージ機 | |
JPH10127719A (ja) | マッサージ機 | |
JP3667896B2 (ja) | マッサージ機 | |
JPH1099394A (ja) | マッサージ機 | |
JPH10286294A (ja) | マッサージ機 | |
JPH10286295A (ja) | マッサージ機 | |
JP4636749B2 (ja) | 椅子型マッサージ機 | |
KR100355573B1 (ko) | 마사지기 | |
JP2003144504A (ja) | マッサージ機 | |
JP4404293B2 (ja) | 施療機 | |
JPH1099396A (ja) | マッサージ機 | |
JPH10295754A (ja) | マッサージ機 | |
JP2003102800A (ja) | マッサージ機 | |
JP3519974B2 (ja) | マッサージ機 | |
JPH09299423A (ja) | マッサージ機の施療指 | |
JP2010148647A (ja) | 椅子型マッサージ機 | |
JP5210937B2 (ja) | 椅子式マッサージ機 | |
JPH0214057B2 (ja) | ||
JP4908701B2 (ja) | 椅子型マッサージ機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060516 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |