JPH1099385A - ワンタッチ・ワンピース脱着型吊りシート - Google Patents
ワンタッチ・ワンピース脱着型吊りシートInfo
- Publication number
- JPH1099385A JPH1099385A JP8292243A JP29224396A JPH1099385A JP H1099385 A JPH1099385 A JP H1099385A JP 8292243 A JP8292243 A JP 8292243A JP 29224396 A JP29224396 A JP 29224396A JP H1099385 A JPH1099385 A JP H1099385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- hanging
- person
- suspension
- nursed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 介護者が被介護者を容易に乗り降りさせるこ
とができ、被介護者を乗せたまま入浴及び排泄が可能
で、衛生的にもすぐれ、さらに、被介護者の大腿下部か
ら臀部に圧迫や痛みを減じさせる吊りシート。 【解決手段】 可撓性を有するメッシュ状の抗菌加工し
た織物材料で構成する。シート下部は開閉可能で、シー
ト下部に緩衝性・弾力性を有する材料を使用する。
とができ、被介護者を乗せたまま入浴及び排泄が可能
で、衛生的にもすぐれ、さらに、被介護者の大腿下部か
ら臀部に圧迫や痛みを減じさせる吊りシート。 【解決手段】 可撓性を有するメッシュ状の抗菌加工し
た織物材料で構成する。シート下部は開閉可能で、シー
ト下部に緩衝性・弾力性を有する材料を使用する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、体の不自由な人・
病人・老人その他介護を必要とする人（以下「被介護
者」という）の移動に用いられる吊り下げ式リフト（以
下「リフト」という）に使用される吊りシート及びその
形状に関するものである。
病人・老人その他介護を必要とする人（以下「被介護
者」という）の移動に用いられる吊り下げ式リフト（以
下「リフト」という）に使用される吊りシート及びその
形状に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】介護者が被介護者を移動させるためには
（例えば、ベッドから車いすへの移動）多大な労力を必
要とする。そこで、より労力の少なくて済むようさまざ
まな吊りシートが考案されてきた。確かに、従来から存
する一般的なワンピース型吊りシート（図８）は、体型
になじむ形状で乗車時における被介護者の安定を得るこ
とができた。しかし、これらの吊りシートは被介護者を
リフトに吊り下げた使用状態に重点が置かれており、被
介護者が介護者を乗せる時の労力のことについてはそれ
ほど考慮されてはいなかった。そして一般的なワンピー
ス型吊りシートでは、被介護者を吊り下げたまま入浴及
び排泄をすることが困難なものが多かった（図８）。そ
のうえ従来のワンピース型吊りシートでは、被介護者を
リフトに吊り下げた使用状態において、体重の重みによ
り、局所的圧迫及びそれに伴う痛みを受ける箇所に特別
な加工がなされていなかったために、その部分の毛細血
管を切断するという事態を引き起こしていた。加えて、
衛生面での配慮が不十分であった。そのうえさらに、図
９のように、吊り下げる部分が４点以上のものも存し、
吊りシートをリフトに掛けることが複雑であった。
（例えば、ベッドから車いすへの移動）多大な労力を必
要とする。そこで、より労力の少なくて済むようさまざ
まな吊りシートが考案されてきた。確かに、従来から存
する一般的なワンピース型吊りシート（図８）は、体型
になじむ形状で乗車時における被介護者の安定を得るこ
とができた。しかし、これらの吊りシートは被介護者を
リフトに吊り下げた使用状態に重点が置かれており、被
介護者が介護者を乗せる時の労力のことについてはそれ
ほど考慮されてはいなかった。そして一般的なワンピー
ス型吊りシートでは、被介護者を吊り下げたまま入浴及
び排泄をすることが困難なものが多かった（図８）。そ
のうえ従来のワンピース型吊りシートでは、被介護者を
リフトに吊り下げた使用状態において、体重の重みによ
り、局所的圧迫及びそれに伴う痛みを受ける箇所に特別
な加工がなされていなかったために、その部分の毛細血
管を切断するという事態を引き起こしていた。加えて、
衛生面での配慮が不十分であった。そのうえさらに、図
９のように、吊り下げる部分が４点以上のものも存し、
吊りシートをリフトに掛けることが複雑であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明によって介護者
が被介護者を吊りシートに容易に乗せることができ、入
浴及び排泄時の使用が可能で、衛生上すぐれ、被介護者
の身体にかかる局所的圧迫及びそれに伴う痛みを減じて
被介護者に快適感を与える、リフト用の吊りシートを提
供することを目的としている。
が被介護者を吊りシートに容易に乗せることができ、入
浴及び排泄時の使用が可能で、衛生上すぐれ、被介護者
の身体にかかる局所的圧迫及びそれに伴う痛みを減じて
被介護者に快適感を与える、リフト用の吊りシートを提
供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、体型になじむように仕立てられた可撓性を有す
る、メッシュ状であってかつ抗菌加工されているナイロ
ン等の材料よりなる吊りシートに２本の吊り下げベルト
（図１の１）を取り付け、図１のように２点で吊り、図
３の７のようにシートの下部に開口部を設け、バックル
（図１の４）によって開閉自在にした。そして、図１の
５のようにシート下部に緩衝性・弾力性を有するウレタ
ンを入れた。この材料は、交換可能である。そして、交
換が容易にできるように、図５の８のようにマジックテ
ープによってウレタンを入れる袋（図５の１０）の開口
部（図５の９）を閉じた。
めに、体型になじむように仕立てられた可撓性を有す
る、メッシュ状であってかつ抗菌加工されているナイロ
ン等の材料よりなる吊りシートに２本の吊り下げベルト
（図１の１）を取り付け、図１のように２点で吊り、図
３の７のようにシートの下部に開口部を設け、バックル
（図１の４）によって開閉自在にした。そして、図１の
５のようにシート下部に緩衝性・弾力性を有するウレタ
ンを入れた。この材料は、交換可能である。そして、交
換が容易にできるように、図５の８のようにマジックテ
ープによってウレタンを入れる袋（図５の１０）の開口
部（図５の９）を閉じた。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１のようにリフトの吊り下げ部
（図１の６）に吊り下げベルトを掛ける。介護者は被介
護者を図７のようにベッド等の上に起こし、被介護者の
臀部の下に、図７の７のように開口部を開けた吊りシー
トを滑り込ませる。そして介護者は、図７の４のバック
ルを合わせて留める。そうすると、自然と臀部の下にシ
ートが滑り込むため、リフトを引き上げるだけで装着完
了となる。そして、そのリフトで車いすや便座等に移動
させる。被介護者から吊りシートをはずす時には上記と
逆にする。即ち、被介護者をベッド等にリフトで移動さ
せ、図７の４のバックルをはずし、図７の７のように開
口部を大きく開き、シートを被介護者の臀部の下から抜
き取る。また、図６のように被介護者を乗せた時には、
図６の５のように緩衝性弾力性を有するウレタンが入っ
ているため、被介護者はその大腿下部を圧迫されず、そ
れらに伴う痛みも減じられ、毛細血管が切断されること
がほぼなくなる。さらに、入浴する際には、図６のよう
にリフトに吊り下げたまま浴槽に降ろすことにより入浴
が容易にできる。それはシートがナイロン等の材料でメ
ッシュ状に加工されているからである。そのうえ、排泄
をする際には、図４のようにバックルを留めた状態で図
４の７の開口部を大きく開けることによって、吊りシー
ト装着状態での排泄が可能である。加えて吊りシートに
抗菌加工が施されているため、衛生上すぐれている。
（図１の６）に吊り下げベルトを掛ける。介護者は被介
護者を図７のようにベッド等の上に起こし、被介護者の
臀部の下に、図７の７のように開口部を開けた吊りシー
トを滑り込ませる。そして介護者は、図７の４のバック
ルを合わせて留める。そうすると、自然と臀部の下にシ
ートが滑り込むため、リフトを引き上げるだけで装着完
了となる。そして、そのリフトで車いすや便座等に移動
させる。被介護者から吊りシートをはずす時には上記と
逆にする。即ち、被介護者をベッド等にリフトで移動さ
せ、図７の４のバックルをはずし、図７の７のように開
口部を大きく開き、シートを被介護者の臀部の下から抜
き取る。また、図６のように被介護者を乗せた時には、
図６の５のように緩衝性弾力性を有するウレタンが入っ
ているため、被介護者はその大腿下部を圧迫されず、そ
れらに伴う痛みも減じられ、毛細血管が切断されること
がほぼなくなる。さらに、入浴する際には、図６のよう
にリフトに吊り下げたまま浴槽に降ろすことにより入浴
が容易にできる。それはシートがナイロン等の材料でメ
ッシュ状に加工されているからである。そのうえ、排泄
をする際には、図４のようにバックルを留めた状態で図
４の７の開口部を大きく開けることによって、吊りシー
ト装着状態での排泄が可能である。加えて吊りシートに
抗菌加工が施されているため、衛生上すぐれている。
【０００７】
【発明の効果】本発明の効果は、下記の４つである。 （１）吊りシートの下部がバックルによって開閉するこ
とによって、被介護者への装着・脱着が容易にできる。
これにより、介護者の負担を少なくすることができる。 （２）吊りシート下部の開口部がバックルのみで留めら
れていることにより図４のように開口部を大きく開ける
ことができ、被介護者を吊りシートに乗せたまま排泄を
させることができる。これにより、急時の排泄の場面に
も対応できる。 （３）吊りシートがナイロン等のメッシュ状であって、
かつ抗菌加工されている材料で構成されているため、吊
りシートを装着したまま被介護者を入浴させることがで
きる。これにより、介護者の負担を少なくすることがで
きる。 （４）緩衝性・弾力性を有するウレタンを図５のように
シート下部に入れることにより、図６のように被介護者
を吊り下げた状態において、被介護者の大腿下部に圧迫
及びそれに伴う痛みが減少し、毛細血管が切断されるこ
とがほぼなくなる。
とによって、被介護者への装着・脱着が容易にできる。
これにより、介護者の負担を少なくすることができる。 （２）吊りシート下部の開口部がバックルのみで留めら
れていることにより図４のように開口部を大きく開ける
ことができ、被介護者を吊りシートに乗せたまま排泄を
させることができる。これにより、急時の排泄の場面に
も対応できる。 （３）吊りシートがナイロン等のメッシュ状であって、
かつ抗菌加工されている材料で構成されているため、吊
りシートを装着したまま被介護者を入浴させることがで
きる。これにより、介護者の負担を少なくすることがで
きる。 （４）緩衝性・弾力性を有するウレタンを図５のように
シート下部に入れることにより、図６のように被介護者
を吊り下げた状態において、被介護者の大腿下部に圧迫
及びそれに伴う痛みが減少し、毛細血管が切断されるこ
とがほぼなくなる。
【図１】リフトに吊るした時の本発明吊りシートの一例
の正面図である。
の正面図である。
【図２】リフトに吊るした時の図１の左側面図である。
【図３】吊りシート下部を開いた状態での図１の正面図
である。
である。
【図４】吊りシート下部のバックルを留めた状態での図
１の底面図である。
１の底面図である。
【図５】吊りシート下部の、ウレタンを入れる袋の開口
部を開けた使用状態での図１の正面図である。
部を開けた使用状態での図１の正面図である。
【図６】被介護者を吊り下げた状態での図１の左側面図
である。
である。
【図７】被介護者の臀部に吊りシート下部の開口部を当
てた状態での図１の斜視図である。
てた状態での図１の斜視図である。
【図８】従来から存する一般的なワンピース型吊りシー
トである。
トである。
【図９】従来から存する一般的な４点吊りのシートであ
る。
る。
１、２ 吊り下げベルト ３ シート ４ バックル ５ ウレタン ６ リフトの吊り下げ部 ７ 開口部 ８ マジックテープ ９ ウレタンを入れる袋の開口部 １０ ウレタンを入れる袋
Claims (4)
- 【請求項１】 可撓性の織物材料よりなる介護用の吊り
シートであってかつこの吊りシートの下部が開閉するこ
とを特徴とするワンタッチ・ワンピース脱着型吊りシー
ト。 - 【請求項２】 この吊りシートの下部に緩衝性・弾力性
を有する材料を使用した請求項１記載のワンタッチ・ワ
ンピース脱着型吊りシート - 【請求項３】 この吊りシートは、そのシートがメッシ
ュ状であってかつ抗菌加工されている材料からなる請求
項１記載のワンタッチ・ワンピース脱着型吊りシート。 - 【請求項４】 この吊りシートは、２本の吊り下げベル
トを有し、その両方のベルトの両端がシートに接続され
一体となり、その２本のベルトを１か所ずつの吊り下げ
部に掛けることによって吊り下げる、２点吊りの請求項
１記載のワンタッチ・ワンピース脱着型吊りシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8292243A JPH1099385A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ワンタッチ・ワンピース脱着型吊りシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8292243A JPH1099385A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ワンタッチ・ワンピース脱着型吊りシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1099385A true JPH1099385A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17779320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8292243A Pending JPH1099385A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ワンタッチ・ワンピース脱着型吊りシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1099385A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015156189A1 (ja) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | 株式会社安川電機 | スリングシート |
| WO2022045289A1 (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | 株式会社竹虎 | 介護用スリングシート |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP8292243A patent/JPH1099385A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015156189A1 (ja) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | 株式会社安川電機 | スリングシート |
| JP2015202121A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-16 | 株式会社安川電機 | スリングシート |
| WO2022045289A1 (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | 株式会社竹虎 | 介護用スリングシート |
| WO2022044244A1 (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | 株式会社竹虎 | 介護用スリングシート |
| EP4205718A4 (en) * | 2020-08-28 | 2024-02-21 | Taketora Co., Ltd. | CANVAS-HARNESS FOR NURSING CARE |
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